オーストリアの名所

 

こちらは最新から遡り100の「オーストリアの名所」が掲載されています。

 

過去の記事はこちらからどうぞ

 

Augarten(アウガルテン)

ウィーンは森の都とも言われ、ヨーロッパの街の中で街の広さに対して緑の比率が最も高い街です。

ウィーンを歩かれたらここは緑が多い街だな・・・ということがおわかりになると思います。

中心のリンク道路沿いだけでも5つも公園があり、それ以外にも多くの公園や庭園、街路樹地帯など、そしてその豊かな緑をもっと外側から囲んでいるウィーンの森があります。

ウィーンの街中の緑の多くはウィーン市の管轄ですが、それだけではなく国が管理している公園も多くあります。

国が管理している場合はBundesugarten(ブンデスガルテン)と言われ、公園ではなく"庭園"と言った方がいいでしょう。

皆さんが観光で行かれる多くの公園が実はBundesgartenだったのです。

 

オーストリアのBundesgartenには、ウィーンのシェーンブルン宮殿、ベルヴェデーレ宮殿、王宮庭園、国民庭園、アウガルテンの5つがあり、その他にインスブルックの王宮庭園、アンブラス城の庭園があります。

ウィーンに来られた方はたいてい5つのうち、アウガルテン以外の4つは訪れるでしょう。

今日は観光の皆さんがあまり行かないアウガルテンについて少しまとめておこうと思います。

 


 

Augarten(アウガルテン)はウィーン中心部ドナウ運河沿いのSchwedenplatzから北へ徒歩1.4kmの所にあり、ウィーンで残る最古のバロック庭園です。

ここはもともと宮廷の狩猟場所であり、ハプスブルグ家のマティアス皇帝が1614年にその一角に小さな狩猟の館を建てさせました。

この地域は人工的な手が入れられていなかった自然のAulandschaftでした。

Aulandschaftは日本語では河畔林(かはんりん)とか河辺林(かわべりん)とも呼ばれます。

1650年、皇帝フェルディナント3世の時代に、小さなオランダ式庭園を造らせて、同時に狩猟の館が拡張されます。

1660年代に皇帝レオポルド1世がここを入手し、1677年にKaiserliche Favorita名付けられた小さな宮殿に改築させました。

1683年オスマントルコの2回目のウィーン包囲の時にこの辺りは破壊され、壁の部分だけが残ったということです。

その後1705年に皇帝ヨーゼフ1世が宮殿を、1708年には庭園部分を修復させてました。

この時に作られた建物にヨーロッパで2番目に古く、当時ウィーン宮廷磁器工房として1718年に設立された現在有名な"Augarten"の工房があります。

 

その後1712年マリア・テレジアの父である皇帝カール6世がシェーンブルン宮殿の庭園を現在の形にした パリ生まれの造園技能士Jean Trehet(1654~1740)に依頼し、現在見られるようなフランス式庭園に変えさせました。

1775年、ヨーゼフ2世皇帝によってプラター公園同様、一般市民にここが解放されました。

その時の記念プレートがアウガルテンのメインの入口である左上の写真に今でも見られます。

当時はレストラン、ダンスホール、ビリヤード場なども作られました。

 

1830年2月28日~3月1日に水害のため、1.75mもの水位となりました。

リンク道路が完成した後のドナウ河川工事により、この地域は水害とは無縁になりました。

 

 第2次世界大戦の終わり頃、ここにはウィーン中心部を守るためのFlakturm (Fliegerabwehrkanonenturm) と言われる高射塔が6基作られますが、そのうちの2基がこのアウガルテンに今でも見られます。

 

現在ではのびのびした素敵な庭園として地元では親しまれています。

 

 


中に入ると広々としていて、天気のいい時にはたくさんの地元の人が散策していたり、くつろいでいる姿が見られます。

Bundesgartenということ、フランス式庭園ということもあり、規模は小さいですがシェーンブルン宮殿の庭園を思い起こさせる場所もあります。
左上の写真はアウガルテン磁器工房やカフェレストランが入っている建物です。
ここでは1782年5月26日、モーツァルトの下で最初の"Morgenkonzerte" が開かれました。
右上の写真は前述したFlagturmのひとつが見えています。
写真には見られませんがこのアウガルテンは1948年よりウィーン少年合唱団が寄宿生活をしていることでも知られています。
時間がある方はここまでちょっと足を延ばしてみませんか?

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オーストリア最大の遊園地 "Familypark"

オーストリアは昔からヨーロッパの他の国と比べると、文化的水準が高い国で、その首都ウィーンにはかつての帝国の都・・・神聖ローマ帝国の皇帝の居城が長らく存在していました。

宮廷の中心であったウィーンには様々な物が集まり、多くの分野が発展していきました。

ウィーンはヨーロッパ文化が凝縮した街となったわけです。

そんなウィーンの街にも当然、現在の人々の暮らしが存在し、昔と今が交差しています。

 

さて、今日はオーストリアの郊外にある地元で有名な遊園地を話題にしましょう。

 

遊園地と言うと、ウィーンでは真っ先にプラター公園を思い浮かべます。

ここは今風のスリルある乗り物から、射撃のような懐かしいものまで、ある程度楽しめる遊園地となっています。

観光で遊園地を楽しむことはほとんどありませんが、映画「第三の男」で登場する有名な大観覧車がここにあるので、大観覧車を乗りに来ることは年間を通してよくあります。

このプラター公園よりももっと大きな遊園地がFamilyparkです。

 

Familyparkはウィーン中心部より車で65km程走ったBurgenland州のSankt Margarethenにあります。

ここはオーストリア最大の遊園地で、広さ145.000 m²もあり、1968年に"Märchenwald"(メルヒェンの森)という名前でオープンしています。

2015年には現在のFamilyparkに名前が変わりました。

今年は2018年ですから、このFamilyparkは50周年記念ということになります。

右はFamilyparkの案内図ですが、Yの字のように左と右に広がっていて、下には駐車場があります。

入口は1箇所しかありません。

 

園内はERLEBNISBURG(体験のお城)MÄRCHENWALD(メルヘンの森)BAUERNHOF(農家)ABENTEUERINSEL(冒険の島)とディズニーランドのように4つの世界に分かれています。

 


 

左上は入口で、同時に入場券を販売する窓口があります。

そこを抜けると右側に見える空間に出て、ここから奥に広がっています。

どこにでもある遊園地のような作りかもしれませんが、もともとここはヨーロッパの街にあるので、園内も自然とヨーロッパに実際にいることを実感できる演出となっています。

街並みに遊園地が溶け込んでいます。

東京ディズニーランドのように、日本の街並みとは全く違う世界に来た・・・というような印象は少ないという意味です。

 


 

小さい子供から大人まで楽しめます。

家族連れが圧倒的に多いですが、老若男女のカップルも多く見られました。

右はメルヘンの森で赤ずきんの話しですね。

ここには子供の頃に読んだ物語が多く演出されています。

乗り物で遊ぶだけでなく、展示物も多くあります。

 


 

左はGeisterschloss・・・いわゆるお化け屋敷です。

小さい子供にとってはスリルある演出となっています。

 


 

左は"冒険の島"にある水の世界で、ここでは水着を着た子供達が多く遊んでいます。

大きなプールこそはありませんが、水遊びを楽しむことができます。

この日は今年8月7日で、日中33℃と暑い日でした。

奥に長い滑り台がありますが、これはTempelrutscheというウォータースライダーです。

これは子供達は水着を着て楽しんでいましたが、大人は服を着たままでも楽しめ、かなりのスピードが出て、最後は水の中に着地しますが、ほとんど濡れないです。

これは結構楽しめます。

 

右上はGötterblitzというジェットコースターです。

神の稲妻みたいな訳でしょうか。

 

ここの開園時間は2018年度3月24日~11月4日まで、入園料は1日券大人、子供3歳以上共に24ユーロとなっています。

その他にもいくつかの割引があるので、以下ホームページを御覧下さい。

 

https://www.familypark.at/freizeitpark/

 

1日楽しむにはちょうどいい遊園地です。

 

 

 

 

 

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国立公園 Donau-Auen schloss ORTH

オーストリアは84.000km²と北海道よりちょっと広いぐらいの小さな国ですが、この国がヨーロッパに与えた、残した歴史的、文化的影響というのは計り知れないものがあります。

ウィーンを含めた9つの州、それぞれ個性があり、そしてアルプスが大きく国内に横たわっているという豊かな地形の特徴があります。

氷河から形成された美しい湖やアルプスを流れる非常に水質のいい川、無数の谷が存在し、そこに美しい街が点在しています。

 

ウィーンを流れる川と言えば真っ先にドナウ河を思い浮かべます。

今日はドナウ川沿いの国立公園Donau-Auen schloss ORTHをちょっと紹介します。

 

オーストリアには6つの国立公園が存在し、Nationalpark Donau-Auenはそのひとつです。

名前から想像できるようにドナウ河沿いをウィーンLobauからスロヴァキア一帯にかけて細長く広がる9.300haの地域で、14の地方自治体があり、838種類の植物、109種類の鳥類、63種類の魚、231の動物が生育しています。

その国立公園の中央あたりにOrth am der Donauという街があり、そこにSchloss Orth(Orth 城)があり、国立公園のインフォセンターや自然公園的に散策できるようになっています。

 


 

こちらがSchloss Orthです。

このお城はWasserburgとして、1201年に古文書で登場しています。

15世紀にはハプスブルグ家の皇帝フリードリッヒ3世がNiederösterreichの諸侯達と、ラディスラウスのことについて議論した場所でもあります。

1529年のオスマントルコによって壊された後、ルネッサンス様式で再建され、17世紀終わりにはバロック様式に改築されました。

1824年にはハプスブルグ家がここを買い取り、ルドルフ皇太子のお気に入りの狩猟の館としても使われました。

その時に後期歴史主義に改築され、現在の姿となっています。

 

左上の写真はここの入口で、右は中庭空間です。

 

 

城の中にはビジターセンターになっていて、国立公園に関する様々な資料やショップがあり、定期的にガイドツアーが行われています。

私もこのガイドツアーに参加しました。

そこから城を出て、中庭を経由するとSchlossinselという城の庭園を散策できるようになっています。

上の写真はその見取り図で、ドナウ川に注がれる2本の川の間に島があり、自然に関する色々な展示があります。

 


 

Schlossinselは自然領域で、多くの植物が植えられ、池もありとてものんびりしています。

うちは例によってここでおにぎりを食べました。

 


 

この一角には左上の写真に見られるEuropäische Sumpfschildkröteというヨーロッパヌマガメ(Emys orbicularis)が多くいます。

見づらいですが、木の上にいる黒っぽいものがヌマガメです。

身長15cm~18cm、体重1kg、寿命60年ぐらいで、ウィーンより東側のDonau-Auenに生息しています。

 


 

左の写真は池から何か突き出していますが、実はこの池の中に入れるようになっていて、池の中の様子を観察できます。

ちょっとした地下構造となっていて、右上に見られるように水族館のようにガラス張りになっています。

蛍雑魚、カマスなどの多くの淡水魚が泳いでいます。

 

この国立公園に来ると、ドナウ河の本当の自然に触れることができ、かつての帝国の都ウィーンの街を流れるドナウ河のイメージとはかなり違います。

 

いつかここで紹介しますが、こここから3km程行った所にドナウ河が流れていて、ドナウ河沿いを散策することができます。

Schloss Orthは国立オペラ座から車で35km弱走った所にあります。

 

 

 

 

 

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水の世界のハイキングコースMYRAFÄLLE (2018年)

もう何回も書いていますが、今年は4月の終わりぐらいから夏が突然やって来たようで、春が短かったような気がします。

日中の気温が27℃~30℃弱の日が多く、雨も少なく大地はかなり乾燥していて、農作物にも悪影響がでています。

今年に限っては日中の気温が初めて30℃を超えたのは6月5日ですが、その後7月下旬までは何回か30℃を超えましたが、そこまで暑さは感じませんでした。

しかし、7月27日からは30℃以上の日が毎日2週間以上も続き、本当の夏の暑さがやって来ました。

午前中はまだ何とかなりますが、午後特に15:00以降は一番日差しが強くなり、観光もきついです。

 

先日Hochstrahlbrunnenで涼むことをお勧めしましたが、今日話題にする郊外にあるここも暑い時のお勧めの場所です。

 

 


 

ここはうちのお気に入りの場所のひとつでもある水の世界のハイキングコース"MYRAFÄLLE"(ミラフェレ)です。

MYRAFÄLLEはウィーンの中心部から車で70km弱南へ1時間ぐらい走った所のNiederösterreich一角Muggendorfにあり、Myrabachという川沿いにある滝を上がって行くハイキングコースです。

 

この地域は、紀元前2000年頃から人類が住み始めています。

500年に渡ってここの水力が利用され、水車小屋や製材所が多く存在していました。

ここの入口の岩には銘板がはめ込まれていて、皇帝フランツII/I世とその皇后のマリア・テレジアがここを訪れたことが記されています。(あの女帝マリア・テレジアではありません)

 

1885年にÖsterreichischer Touristenklubによって、19の橋と8つの階段が設置されてオープンしています。

     


 

MyrabachはMyraluckeという洞窟が水源で、MyraluckeはNiederösterreichの標高1342mのUnterbergにあり、Gutensteinerアルペンと呼ばれてる地域にあります。

水源から8kmしか離れていない所に貯水池があり、そこから勢いよく水が落ちて行きます。

自然が形成した岩肌に水がぶつかり、豊かな水の音がこだまする14の滝があります。

Myrabachの高低差は520mです。現在橋の数は26個あり、滝全体の長さは600m程で、高低差は70mです。

滝の上に前述した貯水池があります。

 


 

いかがですか?

この画像を見てるだけでも少しは涼しくなりませんか?

音が聞こえないのが残念ですが、豊かな水の音が暑さを吹き飛ばします。

この日は7月30日で、ウィーンは34℃と暑い日でしたが、ここは快適そのものでした。

 


 

水もとても澄んでいて、至る所に魚が見られます。

靴を脱いで、水の中に入っている人も多くいます。

 

さて、ここはMyrabach沿いの滝を楽しむコースと、60mの絶壁のHaussteinという遠くからでも目立つ岩が突き出した所にある素晴らしい展望台にアクセスするコースと主に2つありますが、実際には

 

2つのコースは繋がっています。

滝を上って、貯水池経由でHaussteinを楽しんでも2時間もあれば戻ってきますが、でもここは景色も素晴らしいですからのんびり行くべきです。

右上の写真に見られるような草原にも出会えます。

うちはここでよくおにぎりを食べます。

 

Haussteinからの眺めがとても素晴らしく、オーストリアアルプスNiederösterreichの最高峰であるSchneeberg(シュネーベルク)が見られます。

Haussteinの標高は664mです。

 

 

 

 

こちらはHaussteinからの眺めです。

 

 

こちらはHaussteinからSchneebergが見られる有名なアングルです。

  

このMyrafälleは自然保護地域に指定されているため、入場料がかかりますが、大人は5ユーロです。

5月~10月の金、土、日、祝日は朝7:00~23:00までと長くオープンしています。

 

しかも夜はライトアップされますから、また幻想的ですね。

     

ウィーンからは車がないとちょっと行きづらいですが、しかし、ウィーン周辺のハイキングでは物足りない方に絶対にお勧めのスポットです。

 

 

 

 

 

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スペイン乗馬学校の白馬達を近くで見よう

ウィーンでの伝統のひとつにSpanische Hofreitschule (スペイン乗馬学校)があります。

白馬のエリート達が優雅に伝統的で高度な古典馬術を披露してくれるわけですが、日本でもかなり知られていて、2015年に無形文化遺産にも登録されました。

一般観光で彼らのパフォーマンスを見ることはほとんどありませんが、旧市街を歩いているときなどは彼らの住まいを頻繁に通りますので、私もよく話題にしています。

エリート白馬達はウィーンの王宮に住まいがあり、彼らのその住まいはウィーンで重要な美しいルネッサンス建築でもあります。

スペイン乗馬学校の白馬達をしっかり見られるのは一般的に朝の練習、パフォーマンス、ガイドツアーです。

それ以外では、王宮の住まいを通る時にちょっと遠くに眺められます。

 

彼らの住まいの道一つ挟んで隣接しているやはり王宮一角にバロック様式の立派な乗馬ホールがあり、そこで朝の練習やパフォーマンスが行われます。

その際に彼らは騎手や係に誘導されて乗馬ホールに入りますが、その時に近くで見ることができます。

 

 

 


 

上の2枚の写真は白馬達が住まいから乗馬ホールにまさに移動している最中です。

道ひとつ挟んで住まいと乗馬ホールがあるわけですが、建物は繋がっていて、どちらからも行き来でいる短いトンネルのような構造になっています。

この時カメラを構えて待っている人もよく見られます。

 


<Lipizzaner(リピツァーナー)について>

 

 

Spanische Hofreitschule(スペイン乗馬学校)は皇帝マクシミリアン2世の時代である1565年からということになっていますので、2015年が450周年記念ということになります。

スペイン乗馬学校ではLipizzaner(リピツァーナー)が活躍しています。

よくリピッツァナーと書かれていますが、こちらのドイツ語発音からするとリピツァーナーの方が相応しいと思います。

Lipizzanerは馬の種類です。

 

現在のスロヴェニア一角の"Lipica"で、これをイタリア語でLipizzaと言いますが、ここで1580年、スペインの流れを汲むカルスト種の飼育が始まりました。

後にここから生まれた種類を"Lippizaner"と呼ぶようになります。

スペイン乗馬学校のスペインはここから来ています。

 

18世紀初頭におそらくスペイン産の馬の質が落ちて来たので、色々な地域からの馬がここに呼ばれ、(もっぱら南イタリア、アラビア半島、デンマークから)質を高める努力が続けられてきました。

19世紀終わりから20世紀初頭にかけて、アラブ種がトレンドとなり、1770 年~ 1925年まで 42のアラブ種が確認されています。

 

15世紀終わりから16世紀初頭のルネッサンス時期に古典馬術がヨーロッパ貴族層、宮廷に普及しました。

華やかな式典などにも古典乗馬は重要な役割を担っていました。

ルネッサンス時期は"古典に学ぶ"ということは重要でしたので、それをベースにしながらさらに改良などを加えて発展させていきました。

中世の頃は馬上試合などもよく宮廷で行われ、騎士達は剣や槍を持ちながら馬に乗ってぶつかり合いました。

片手では馬を操るわけですから、乗りやすい馬で、従順な馬が好まれたのは容易に想像できます。

そのような馬は"戦闘"にも活躍しましたから、それに合わせての動き方などが重要視されたことも理解できます。

16世紀末から18世紀半ばにかけてこのLipizzanerは世界最高の軍馬のひとつとも見なされていました。

このスペイン乗馬学校の現在の乗馬ホールが作られたのも、マリア・テレジアの父であるカール6世の時代です。

 

Lipizzanerは頭がよく、強靭な体をもつことから、古典馬術に最適です。

ウィーンのスペイン乗馬学校はこの伝統をしっかりと受け継いでいます。

機会があれば是非、スペイン乗馬学校を御覧下さい。

パフォーマンスは週末が多いですが、朝の練習は予約せずにその場で見ることができます。

 

 

 

以下スペイン乗馬学校2018年のプランです。

 

 

 

ダウンロード
スペイン乗馬学校2018年の予定.pdf
PDFファイル 129.4 KB

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BÄRENWALD (くまの森)

ウィーンはかつての帝国の都・・・荘厳な建造物が建ち並び、豊かな緑に囲まれた上品で洗練された美しい街です。

街中を歩くだけで充分楽しめますね。

ウィーンに来てシェーンブルン宮殿やベルヴェデーレ宮殿、シュテファン大聖堂を見ない人はいないでしょう。

私の仕事はオーストリア国家公認ガイドですから、毎日色々な場所を御案内するわけですが、観光スポットが中心です。

しかし、ウィーンを始め、オーストリアにはガイドブックに載っていない、しかし地元ではよく知られているスポットが多くあります。

そのような場所は観光ではまず訪れることがなく、しかし歴史的、自然的に重要で興味深い所が多いんですね。

ということは地元人だけが訪れる所です。

アメジストの世界などはそのいい例です。

 

今日はまたちょっとおもしろい場所を紹介します。

 


 

こちらはBÄRENWALD(ベーレンヴァルト)・・・くまの森です。

名前の通り、熊がここで生活しています。

この場所はウィーン中心部から車で160km程西に走ったArbesbachにあります。

ArbesbachはNiesderösgterreichのWaldviertelにある、人口1.600人程の小さな街で、Zwettlの行政区に入ります。

このBÄRENWALDの入口は左上の写真に見られるように国道沿いにあるのでよく目立ちます。

右上の写真に見られるように、この敷地には7頭の熊がある程度自由に生活しています。

 


 

1996年に小さな檻の中で苦しんでしたメスぐまが"VIER PFOTEN Österreich" (オーストリア動物愛護協会)の目に留まったことがきっかけで、その後オーストリアではいくつかの熊が苦しんでいる状況が見つかったため、彼らを救済し、静かに生きていけるためにこのBÄRENWALDが作られました。

このArbesbachに住むKolmファミリーがこの考えにすぐに同調し、この場所を提供しました。

その後、BÄRENWALDはドイツ、ブルガリア、ルーマニアにも作られました。

ここでは熊の行動、自由が尊重されています。

7頭の熊がここで生活をしていますが、この時見られたのは4頭でした。

もちろん7頭いるのですが、"熊の自由性を尊重しているので全く見られなくても御理解をお願い致します"という断り書きが入口にあります。

 

左上の写真はTomという名前の1頭です。

右上はこのくまの森を散策している途中に見られるもので、くまの足跡と他の動物の足跡の大きさを比較できるおもしろい装置です。

 

 


 

BÄRENWALDですから、入口からちょっと入ればもう森です。

所々で熊に関する色々なInfoが見られます。

例えば1頭の熊が1年間に食べる量と食費について・・・

1.400kgの果物/1.960ユーロ、野菜660kg/1.070ユーロ、パン570kg/270ユーロ、卵30kg/138ユーロ、乳製品70kg/120ユーロ、はちみつ5kg/寄付 などなど・・・1日12ユーロの食費ということになります。

 

ちなみにオーストリアでは2005年より、Wildtiere(熊、像、トラなど)をサーカスなどで曲芸させることは禁止となっています。

VIER PFORTEではこれに関しても力を注いでいます。

 

この界隈は美しい風景が広がっていて、ここだけではなくハイキングコースも充実していますので、十分1日過ごすことができます。

 

 

 

 

 

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Nexinger Muschelberg(Nexingにある貝の山)

オーストリアはヨーロッパアルプスが大きく横たわっているという地形の特徴があり、その中を多くの川が流れ、その多くがヨーロッパで2番目に長い、オーストリアを西から東に流れるドナウ河がに注がれています。

オーストリアの国歌が"Land der Berge, Land am Strome" ・・・山岳の国、大河の国という名前であることは御存知でしたか?

かつての帝国時代にはアドリア海のヴェネツィアやクロアチアはオーストリアに属していたので、オーストリアには海軍が存在していましたが、現在では海はありませんので、海軍もありません。

氷河から形成された美しい湖はたくさんありますので、水は豊富です。

その氷河から形成された美しい湖水地帯であるザルツカンマーグートは私も大好きです。

そこには世界遺産のひとつであるハルシュタットがあり、現在でも世界最古の岩塩抗が機能していて、塩の採掘が行われています。

アルプスの中に塩の塊があるのは、ここが3億年前には海の中であったからです。

アルプス山脈が現在の姿に形成される前の話です。

オーストリアには、それを教えてくれるところがたくさんあります。

今日のテーマにする場所もそのひとつです。

 

ウィーンの中心部から北へ車で60km程走った所にNexingという人口45人の小さな街があります。

ここに"Nexinger Muschelberg"という歴史的、地質学的に有名なものがあります。

Muschelbergですから"貝の山"というような日本語になりますが、名前の通り、無数の貝殻からなる地層で形成された大きな岩などがたくさん見られます。

右の写真はここの

入口で、土、日、祝日の9:00~18:00であれば誰でも中を散策することができます。

Muschelbergという名前ですが、そんなに高い山ではありません。

 


 

古代遺跡のように自然から形成された岩がたくさんあり、これら全てに無数の貝殻を見ることができます。

左上の写真は入口から少し入った所で、人1人がやっと通れるぐらいの狭い通路を人工的に作ったのでしょう。

両側に絶壁のように貝殻が無数に入った岩を見ることができます。

右上の写真は人工的に作られた煉瓦の橋があり、この上を通って1周できるようになっています。

 


 

上の写真に見られるように、貝殻が無数に入った石灰岩が至る所に見られます。

固いもので削れば、貝殻が取れます。

これは12.500.000~13.500.000年前のものと推定されています。

もちろんアルプスが現在の地形になってからですが、形成はもっと前からでしょう。

何十億もの数え切れない貝が、岩と一緒になっています。

石灰岩ですが、貝殻も石灰原料ですね。

 


 

この一角には左上のの写真に見られる巨大な貝殻の石が置かれています。

19世紀の時には、家の壁や地下に利用するための石灰岩が焼かれ、また貝殻だけを別にして鶏のエサにもしたそうです。

 

ここには右上の写真に見られる、このNexingのシンボル的な存在であるSchloss Nexing (Nexing城)があります。

 

このMuschelbergはとても面白いです。

すぐそばにはOase am Teichがあります。

 

 

 

 

 

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お気に入りのHagenbachklamm(2018年7月)

15日間連続で日中の気温が30℃を超えたウィーンで本当に暑かったのですが、昨日の夜から気温が下がり、今日は朝16℃と久しぶりに涼しくなりました。

まだまだ休暇シーズン、ウィーンの街中は開放的な空気が漂い、多くの観光客が歩いています。

 

さて、暑い時にはドナウ河で泳いだりプールに行ったりするのもいいですが、自然の森も結構涼しいです。

森と言えばウィーンの森でしょうか。

ウィーンの街を3方向から囲む広大なウィーンの森は東京23区の倍以上の広さがあり、ヨーロッパアルプスの一番東側になります。

その一角にはうちがよく行くお気に入りのHagenbachklamm(ハーゲンバッハクラム)があります。

 


 

Hegnbachklammは広さ約3850haあるNaturpark EICHENHAIN (アイヒェンハイン)にあります。

ウィーンから車で約30km離れた所に位置し、KlosterneuburgとSt. Andrä-Wördernの間に広がるウィーンの森の中です。

ウィーンの森と言うと観光でも有名ですが、この場所は観光では絶対に来ることがありません。

Hagenbachはここを流れる川の名前で、 その川沿いを歩く約3kmほどのコースです。

Klammとはドイツ語で渓谷ですのでHagenbach渓谷です。

左上の写真は国道14号線側から入るここの入口付近です。

30℃を超える暑い時でも、ここは結構涼しいんですね。

 


 

コース内には11個の木の橋が架かっていて、手軽に川の中に入ることもできます。

休憩用のベンチも置かれ、また子供達が遊べる遊び場もコース内に作られています。

時として、川を下に眺めながら細い道を歩く場所もありますが、全体的によく整備され、とても気持ちよく森歩きと自然を楽しむことができます。

ウィーンの森のちょっとした渓谷地です。

橋も何か情緒がありますね。

オーストリアでのハイキングコースを示す標が多く見られます。

 


 

ここは1周するハイキングコースではなく、片道3kmと前述したように通り抜けるスタイルですので、入口が2ヵ所あるわけです。

どちらからでもハイキングコースに入れるようになっていますが、車で行った場合、どちらかの駐車場に止めて歩きますので反対側に着いたらまた同じルートで戻って来る必要があります。

それでも飽きることは全くありません。

途中で別のハイキングコースに入ることもできます。

川の水も綺麗で、この時も川に入って遊んでいる地元の子供達がいました。

川のせせらぎが暑さを忘れさせてくれます。

右上の写真は高原の中で遊んでいるような気持ちにさせてくれる遊び場で、サッカー場もあります。

 

車があれば手軽に行ける所で、うちはよくここに行きます。

このような地元で有名な穴場がオーストリアには数え切れないほど存在しています。

 

 

 

 

 

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Oase am Teich(池のオアシス)

ウィーンの街も奥が深く、様々な角度から楽しむことができますが、ウィーンの外側・・・オーストリアの郊外には地元だけで知られている面白いスポットがたくさんあります。

うちは自然が好きなので、よくおにぎりを持ってハイキング(散策)に出かけますが、面白い所がたくさんあります。

家の近所は別として、郊外に行くにはやっぱり車があれば便利で手軽に自然を楽しめます。

 

今日は地元で知られたOase am Teich(オアーゼ・アム・タイヒ)をちょっと紹介します。

 

 

Oase am Teich...

Oaseはオアシス、Teichは池なので、"池のオアシス"ですね。

ここはNiederösterreichのWeinviertelの一角にあり、ウィーンの国立オペラ座から車で60km弱走った所のNexingにあります。

ここには14の池があり、釣りをすることができます。

私は釣りはしませんので、ここでの散策を目的として来ました。

長閑な風景を走り抜けて、ちょっと奥に行くと入口に質素な案内板が設けられています。

 


 

14の池それぞれに Mühlteich,Huberteich,Winterteich,Fritschteich, Monsterteich,Schaniteich,

Pepiteich,Relaxe-Teichといった名前がつけられています。

この場所は釣り天国で、この時も多くの人が釣りを楽しんでいました。

 


 

いきなり来て、誰でも釣りができるわけではなく、ここは料金がかかります。

1日券6:00~18:00で大人25ユーロ、子供12.50ユーロで、18:00~18:00と24時間券もあります。

つまり夜でも釣りをすることができます。

さらに年間定期や週間定期、休暇パッケージ、釣り教室、大会など様々なスタイルがあります。

鯉や鱒など豊富に釣れるようで、ここを散策している時に大物を釣った姿に遭遇しました。

みんなのんびりしていて楽しそうです。

 


 

入口の近くにはレストランもあり、新鮮な魚料理が多く提供されています。

ここに食事だけに来る地元の人が多いです。

うちもここで休んで、食事をしました。

おいしかったですね!

ここには前述したように休暇パッケージがあるので、宿泊ができます。

例えば月曜日6:00~水曜日18:00までの2泊、釣り、朝食付きで135ユーロです。

 

 

 

ここのホームページからの見取り図を上に掲載します。

14の池がこのように配置されています。

この周りを散策できるようになっています。

 

釣りができて、宿泊もできるという他にはあまりないスタイルなので、その世界に興味ある方には人気スポットとなっています。

釣りをしなくてもここは十分楽しいです。

 

 

 

 

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噴水で涼もう

毎日30℃を超えているウィーンで、暑い日が続いています。

しかし日本と違い湿気が少ないですから、日陰に行くとかなりの気温の差を感じます。

それでもこちらは日差しが日本よりも強いですから、20℃ぐらいでも太陽の下にいるとかなり暑く感じます。

15:00~16:30ぐらいが一番日差しが強くなるでしょうか。

30℃を超えている時の徒歩観光はそれなりに体力を消耗しますね。

水分補給は非常に重要です。

街中に出されている飲料水スタンドの行列もこのぐらい暑いと途切れることがありません。

 

さて、この暑さを和らげるために、私はここ数日ある場所にちょっと足を延ばしています。

 

 

ここがどこだかもうおわかりですね。

この豊かな水を噴き出す噴水はHochstrahlbrunnen"(ホッホシュトラールブルンネン)です。

この噴水はSchwarzenbergplatzという細長い大きな広場のリンク道路から見て一番奥にあり、ウィーンの街にアルプス山脈の湧水が上水道として引かれた記念としてここに置かれました。

写真だと伝わりませんが、かなりの勢いで水が噴き出しています。

滝のそばにいるような感覚で、ちょっとでも風が吹くと水しぶきがすぐに飛び出してきます。

このそばに来るだけで暑さを忘れます。

 


 

この時は風が少し吹いていたので、水しぶきがひっきりなしに飛んできました。

ミストがずっと噴き出しているような感じで、ものすごく涼しいです。

右の写真を見て下さい。

地面が濡れていて、この周辺にいた人が噴水の水しぶきを楽しんでいます。

私もここに20分ぐらいは立っていたでしょうか。

口では表せない快適さです。

クーラーが効いている所よりも、遥かに健康的です。

場所もリンク道路からすぐですから行き易いです。

一昨日も昨日も午前と午後に空き時間があったので、ここに涼みに来ました。

 

 

 

 

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シェーンブルン宮殿の大広間を撮影できた

オーストリア国家公認ガイドとして年間をと通して仕事をしていると、オーストリアの様々な場所に行きます。

でもウィーンを御案内することが圧倒的に多いです。

ウィーンと一言でいってもとても数日で見切れる街ではありません。

ここはかつての帝国の都であり、ヨーロッパ文化が凝縮した街と私はよく表現していますが、様々なものがリンクしています。

オーストリアのひとつの観光スポットとして、最も多くの方が訪れるのはシェーンブルン宮殿です。

ウィーンに始めてきてここに来ない方はほとんどいないでしょう。

団体ツアーのほとんどはシェーンブルン宮殿の観光が含まれていますし、個人のお客様と宮殿内部だけで2時間ぐらいかけてゆっくり観光することもあります。

私にとってシェーンブルン宮殿は言ってみれば自分の庭のようで、ここの係やお土産屋さんの店員、カフェで働く人、守衛さん、庭園で働く人の多くとは顔見知りです。

そのシェーンブルン宮殿は残念ながら宮殿内部は写真撮影が禁止されています。

私のこのホームページには、写真が撮れる所だけを掲載しています。

そのシェーンブルン宮殿の大広間で堂々と写真を撮れる時がありましたので、今日はシェーンブルン宮殿の大広間の雰囲気をお伝えします。

 

 

シェーンブルン宮殿は一般的に全室40室を見学するグランドツアーと前半を見学するインペリアルツアーの2つが提供されていますが、国家ガイドとであれば後半のハイライトツアーも選べます。

後半のハイライトツアーの方が、各部屋に個性があるので、ハプスブルグ家の歴史的背景にあまり興味がなくても、視覚的に楽しめる個性ある部屋が多いです。

どのツアーでも大広間はしっかり見ることができます。

シェーンブルン宮殿の内部見学でのハイライトは何と言っても大広間です。

ここは宮殿の中央に置かれ、ここを見た瞬間に多くの方は感嘆の声をあげられます。

 


 

上の2枚の写真は大広間にある天井フレスコ画です。

この大広間は宮殿の中央に位置し、長さが43m、高さ10m、幅10m、広さが420m²です。

ここは本当に見ごたえがあります。

ベルサイユ宮殿のような成金的装飾よりも、遥かにこのシェーンブルン宮殿の方が洗練された美しさを持っていると思います。

宮殿外観のバロック様式に対し、内部はロココ様式でオーストリアの芸術や文化の水準の高さがうかがえます。

この大広間には3つの天井フレスコ画があり、グレゴリオ・ジュリエルミによるもので、1760年~1761年にかけて描かれました。

オーストリア科学アカデミーのフレスコ画も彼によるものです。

左上は四季とハプスブルグ家の芸術、科学、学問を、右上はハプスブルグ家の軍事力が表され、地上部隊が見られます。

 

ここは前述した通り、現在でももちろん写真・ビデオ撮影禁止です。

例外として、雑誌などに掲載する場合は、事前にシェーンブルン宮殿と数週間前までに書面で契約を交わし、数百ユーロの権利金を払うと一時的に撮影可能です。

過去、そのような仕事にも携わりました。

今回、ここに掲載した写真は18:30からの閉館後の貸し切りツアーで、係以外誰もいない宮殿を御案内しました。

顔見知りの係が、大広間だけ例外的に写真を撮っていいぞ・・・と言ってくれたので、堂々とこの大広間の写真を撮ることができました。

個人的にはとても嬉しかったです。

しかも、係は全てのシャンデリアにもロウソク(笑)・・・いや電気を灯してくれました。

 

最後にシェーンブルン宮殿の大広間の全体的な雰囲気を掲載します。

 

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"アメジストの世界" Amethyst Welt MAISSAUに行って来た

ウィーンを始めオーストリアには訪れる価値がある地元で有名なスポットがたくさんあります。

その多くは観光のガイドブックなどでは紹介されていません・・・ということはそのような場所は地元の人だけが訪れるわけですから、一般観光場所とは空気が違いますね。

オーストリアは昔から芸術や文化の水準が高かったので、それが現在でも博物館や観光スポットなどにもセンスの良さや配慮を感じることができます。

 

その地元で有名なスポットのひとつであるうちのお気に入りのAmethyst Welt MAISSAUに今年も行ってきました。

 


 

Amethyst Welt Maissauはウィーン中心部から車で70㎞程北西に走った"Maissau"にあり、世界最大のアメジストが埋まった岩の壁が見られることで知られています。

MaissauはNiederöstereichのWeinviertelとWaldviertelの中間に位置した人口2.000人弱の小さな街で、Amethyst Weltはそこから2km程離れた所にあります。

左上の写真はここの入口にある案内図で、右上が入口です。

 


 

入口から中に入ると広いスペースにインフォメーション、ショップやカフェなどがあります。

それを抜けると外に出ますが、目の前に左上の写真に見られる円形の建物が立っていて、ここに"Amethyst-Schaustollen"と呼ばれる世界最大のアメジストが埋まった岩壁があります。

この中はガイドツアーのみでの見学が可能です。

 

Amethyst-Shaustollenに入ると広い円形スペースの中央に3角形状の大きなスクリーンが設置されていて、アメジストについての説明を見ることができます。

Amethyst-Schaustollenはアメジスト見学坑道なんて意味になるでしょうか。

この中には右上の写真で見られるようにアメジストで作られた装飾品などが展示されています。

 

 


 

さらに奥に入って行くと左上の写真のようにとても広い空間に導かれます。

ここには多くのアメジストが展示品として置かれていて、世界最大のアメジストが埋まった岩壁が姿を現しました。この場所は地下12mの深さです。

まるで人工的に作った映画のセットのようですが、自然のままに残されていて、そこを利用してこの施設を作ったわけです。ここで見られるアメジストの岩壁は40m以上の長さがあります。

右上の写真はアメジストが埋まっている岩壁の一部です。

このMaissau一帯には、アメジストの岩壁は確実に400mの長さはあり、おそらく1km以上はあるだろうと推定されています。

ここは森林地帯になっていて、調査できる所が限られているため、全部が明らかになっていません。

 


アメジストは紫水晶とも呼ばれていて紫の色が有名ですね。

アメジストという名はギリシャ神話に登場する少女の名前から来ています。

アメジストは意外と古い歴史を持っていて今から約4.000年前のエジプト王、王妃のお墓の中からも発見されています。

アメジストは水晶ですから天然水晶と同じマグマ性結晶で火成岩に分類されます。

美しい紫色は水晶を形成する珪素の一部が鉄に入れ代わり、鉄を取り囲む酸素のひとつの電子が天然放射線によって失われて形成されると言われています。

 



 

アメジストの岩壁があるAmethyst-Schaustollenを出ると、すぐにEdelsteinhausがあります。"Edelstein"(エーデルシュタイン)は宝石という意味ですから宝石の家です。

ここもガイドツアーのみで見学できます。

つまりここは2つの別々のガイドツアーが提供されているわけですね。

ここは世界からのアメジストや隕石も展示されていて、毎年テーマが変わり、ひとつの宝石が紹介されます。

今年はオパール、去年はダイヤモンドでした。

上の2枚の写真はEdelsteinhausです。

 

Edelsein(宝石)は希少性が高くて外観が美しい固形で一般的にアクセサリーなどに多く利用されている鉱物のことを指します。鉱物とはドイツ語では"Mineral"と呼ばれます。

宝石は天然鉱物として無機物結晶で、外観が美しいこと、希少価値があること、硬度が高いことが条件となり、よく知られているのは20種類程度ぐらいしかありません。

 


Amethyst-Schaustollen、Edelsteinhausを楽しんだ後、うちが必ず行くのが"Schatzgräberfeld" (シャッツグレーバーフェルト)です。

Schatzは埋もれている宝や財宝という意味がありますので、宝を発掘する野原みたいな意味があります。

ここでは決められた敷地の中で地中に眠っているアメジストを掘り出すことができるようになっています。

ドイツ語ではschürfen (シュルフェン)という言葉がよく使われていて、試掘するとか探鉱するという意味です。

schürfen (シュルフェン)は別料金で、入口のInfoセンターで払います。

掘るための小さなピッケル、シャベル、バケツを貸してくれます。

1時間という時間内であればルールを守って敷地内のどこを掘ってもよく、掘り出したアメジストは片手に収まる大きさであれば(いくつでも)持ち帰ることができます。

 


 

左上の写真がアメジストを掘り出せるSchatzgräberfeldです。

この日はとても暑かったのですが、真剣に掘って、体がくたくたになって、腰が痛くなりました。

今回もそれなりの収穫はありました。

ここのAmethyst Welt MAISSAUでは、Amethyst-SchaustollenとEdelsteinhausはガイドツアーだけでしか見学することができませんが、その他の場所は自由に歩いて散策できます。

右上の写真は園内ですが、そんな雰囲気はなく、自然の中です。

小さな庭園や子供達の遊び場、動物が飼育されていたり、くつろげるようになっているエリアなどここは自然公園的で楽しめます。

 

 

 

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カーレンベルクからとコベンツルからとの眺めの比較

ウィーンの街を高い所から見ようと思うと色々な可能性があります。

街中で一番手っ取り早いのはシュテファン大聖堂の塔に上ることでしょう。

ここは螺旋階段で上る南塔エレベーターで上る北塔から見る街の眺めもとても素晴らしいです。

プラター公園の大観覧車からの眺めも人気があります。

シェーンブルン宮殿のグロリエッテからも時間があればいいでしょう。

個人的には水族館(Haus des Meeres)からの眺めも大好きです。

時間があればウィーンの北の森に位置するカーレンベルクからの眺めも外せません。

このコーナーではカーレンベルクに関しては何回か話題にしていますが、ウィーンの森では観光の皆様が一番行き易い所で、公共交通機関でアクセスできます。

 

カーレンベルクに中心から公共交通機関で行くには、地下鉄4号線の終点ハイリゲンシュタットまで行き、そこから38Aのバスに乗って行くのが一番早いでしょうか。

路面電車のD,37,38でも行けますがホイリゲで有名なGrinzingからカーレンベルクまでは38Aしか通っていないので、カーレンベルクに行くには結果的に38Aに乗ることになります。

地元では車で行く人も多く、そこからハイキング、散策などして自然を楽しみます。

仕事以外では私も車で行くことが多いです。

うちの場合はベートーヴェンの散歩道界隈に車を置いて、バスでカーレンベルクまで上り、そこから歩いて降りて来るというパターンが多いです。

このカーレンベルクの38Aのバスで上る場合、必ずCobenzl (コベンツル)に寄ってそこからちょっと引き返してカーレンベルクに向かいます。

地元ウィーンではカーレンベルクよりもCobenzlの方がいい・・・という人がとても多いです。

眺めもカーレンベルクとはちょっと違っていて、ぶどう畑からのウィーンの眺めが印象的です。

今日は両方からの眺めをちょっと比較してみましょう。

 

 

こちらはお馴染みカーレンベルクからの眺めです。

標高484mあるこの場所からはウィーンの街だけでなく、ウィーンの森がどのようにウィーンの街を囲んでいるかわかります。

ここからだと街を貫いて流れているドナウ河もハッキリわかります。

 

 

こちらはCobenzlからの眺めです。

高さはカーレンベルクよりも低いですが、ぶどう畑からウィーンの街が大きく見えるのが特徴です。

地元ではAm Cobenzl(アム・コベンツル)と呼ばれることが多いこの場所ですが、正式にはReisenberg(ライぜンベルク)という名前があります。

標高382mのこのReisenbergは標高492mのLatisbergの前の部分にあたります。

 

地元ではカーレンベルクよりもこちらの眺めの方がいいという人が多いですね。

時間があれば両方共訪れてみてはいかがでしょうか?

 

 

 

 

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市庁舎のフィルムフェスティバル(2018年)

休暇シーズンのウィーンはいつもとちょっと空気が違います。

多くの地元の人は色々な所にバカンスに出かけますので、この時期のウィーンは地元の人が一番少なくなる時でしょう。

しかし、ヨーロッパや世界、もちろん日本からも多くの観光客の皆さんがウィーンを訪れています。

街中を観光していると、色々な国の人が見られますね。

国立オペラ座や楽友協会の演奏会は休暇シーズンですからお休みになり、また9月から新年度が始まります。

 

さて、いわゆる音楽の都ウィーンも休暇シーズンとなるわけですが、そんな時期でも歴代の名演奏を無料で楽しめる市庁舎のフィルムフェスティバルもお勧めです。

 

この市庁舎のフィルムフェスティバルは、1991年から始まって、今年で28回目を迎え、この時期にはなくてはならない存在となっています。

市庁舎広場には26の屋台が並んでいて、このフィルムフェスティバル期間の11:00~24:00まで営業しています。

上演中はもちろんのこと、昼食でも、夕食でも、また仕事終わりに軽く一杯・・・なんて感じで気軽に立ち寄れる空間です。

実際に私は、昨日、この市庁舎のRathaukellerで午前中の仕事が終わって、次の仕事まで30分の時間しかありませんでした。

昼食抜きでの午後の仕事はとてもきついので、この市庁舎前の広場にある屋台で急いで昼食を食べました。

何を食べたと思いますか?・・・・インドカレーを食べました。

 

ゴシック様式が美しい市庁舎の前には300m²の大スクリーンが設置され、6月30日~9月2日まで、日没から色々な名演奏を楽しむことができます。

毎日違ったプログラムでしかも無料ですから信じられません。

初日6月30日は2017年のウィーンフィルニューイヤーコンサートの指揮をしたGustavo Dudamel(グスターヴォ・ドゥダメル)さんのラ・ボエーム、翌日7月1日はバーンスタインのベートーヴェン第9交響曲、7月6日はモダンダンスPLAY、

7月22日は今年のニューイヤーコンサート、分野もクラッシックだけでなくオペラ、ポップ、ジャズと幅広く、と魅力的な内容が目白押しです。

 


 

大スクリーンの前にはアリーナも設置されていて、客席総数は5.200です。

オープンエアですから、コンサートホールの収容人数の倍以上です。

後ろに向かって一列ずつ高くなる段構造となっているので、どこからでも快適に見ることができます。

右上の写真は市庁舎を背にしての光景で、多くの屋台が並び、中央部分にはたくさんの席が設けられています。

奥に見えるのはブルク劇場です。

ウィーンらしくて、開放的でいいですね~。

リンク道路に面した広場の入口には毎日の内容が詳細に架かれた小冊子が無料で置かれていますので、忘れずにお取り下さい。

 

この時期ウィーンに滞在されている方は覗いてみてはいかがでしょうか?

 

 

 

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5D映画が体験できるウィーンのマジックヒストリーツアー "TiME TRAVEL"

ウィーンはかつての帝国の都・・・ヨーロッパで一番長く続いたハプスブルグ家の居城があり、そのハプスブルグ家の下に歴代神聖ローマ帝国の皇帝やローマ王の称号があったので、皇帝の居城として栄えてきました。

他のヨーロッパの街とは根本的に歴史的立場が違っているウィーンの街です。

宮廷のおおもとがこのウィーンにあったことから、ここには様々なものが集まり、色々な分野がそれぞれ洗練され、リンクしていくことになります。

ウィーンはヨーロッパ文化が凝縮した街です。

 

ウィーンにはそういう意味では色々な分野で、様々な博物館が存在します。

シェーンブルン宮殿や王宮といった宮殿見学、美術史博物館ベルヴェデーレ宮殿オーストリアギャラリー、シュテファン大聖堂やリンク道路沿いの荘厳な建造物、モーツァルトやベートーヴェンなどの音楽関係などは外せませんね。

 

そのような一般的な博物館とはちょっと違う、ある意味ではウィーンらしくない、しかしとても面白いお勧めしたい"TiME TRAVEL" を今日は紹介します。

 

"TiME TRAVEL"は、ウィーンの中心部のHabusburgergasse 10A 番地にあり、2012年夏にオープンしました。

ここはグラーベンからちょっと入った目立つことのない通りで、王宮へと続いています。

この通りはグラーベンを横切っていて、市バス、緊急自動車、タクシーが走ります。

以前ここの通りのクリスマスイルミネーションも話題にしたことがありました。

ただでさえ目立たないこの通りに、右の写真に見られるようなこのTiME TRAVELの目立たない入口があります。

 

TiME TRAVEL...時間旅行・・・はタイムマシンに乗って、ウィーンの様々な時代を訪れる博物館で、Magic Vienna History Tourというサブタイトルがついています。

体験的博物館は何と言っても5D映画を楽しめます。

マリア・テレジア女帝、フランツ・ヨーゼフ1世、エリザベート皇后といったハプスブルグ家のメンバーが語り、モーツァルトやヨハン・シュトラウスが話をしたり、第2次大戦時の状況、現在に戻って来るという50分のアトラクションツアーです。

 

入口は狭いですが、このアトラクションは地下に作られていて、1.300m²もあります。

入場チケットを買うと、そのまま階段で地下に降りて行きます。

左の写真のようにウィーンの歴史的資料がそこらじゅうに展示されています。

この空間をさらに奥に進むと、このTiME TRAVELの本当の入口に着きます。

ここは20分ごとに出るガイドツアーに参加することになりますが、案内はドイツ語ですが、ドイツ語がわからなくても心配はいりません。

ここでは10ヶ国語のヘッドフォン付きオーディオガイドが提供されていますので、日本語を借りて下さい。

オーディオガイドは博物館によくある、その場所に来て自分で番号を押して案内を聞くタイプのものとは違い、ドイツ語のガイドの説明と完全にシンクロして自動的に日本語が流れます。

音量調節以外は何もすることがありません。

案内はドイツ語で行われますが、様々な国の方が同時にそれぞれの言葉で楽しめるようになっているわけです。

 

ガイドツアーが始まるまでは、この場所で待機して下さい。

ロッカーもあり、トイレもあり、飲み物も買えます。

いよいよTiME TRAVELに出発です。

チケットをスキャンして、中に入ります。

残念ながらここからは写真禁止となっているので、文章で御紹介します。

 

雰囲気がある薄暗い空間でガイドさんが皆さんに挨拶をして、さらに地下に降りて行きます。

東京ディズニーランドのホーンテッドマンションみたいな感じです。

ここの地下はミヒャエル教会グラーベンの間にある、煉瓦造りの歴史ある17世紀来からの空間で、ここで絵の中にいるマリア・テレジアやシシィ、修道士、フロイトが話をしてくれます。

 

その後に話題性がある5Dシネマ空間に入ります。

ここでは一挙に地球が始まり恐竜時代に遡り、ローマ時代、シュテファン大聖堂の建築風景、オスマントルコのウィーン包囲、ペスト蔓延などウィーンの歴史の有名な部分が5Dで楽しめます。

タイムマシンで空を飛んでいるように演出されています。

いや~、これは迫力があって、個人的に本当に面白いです。

5Dとは3D映像に風+振動を加えたもので(たぶん)、リアル感が倍増します。

 

その後はハプスブルグ家の空間で、マリア・テレジア女帝やフランツ・ヨーゼフ1世、エリザベート皇后、マキシミリアン1世が面白く話をしてくれます。

全部日本語でシンクロされますから言葉は心配いりません。

私はドイツ語の案内を聞いて、別の時にはオーディオガイドの内容も聞いてみましたが、ニュアンスが伝わるようにうまく訳されています。

 

その後はペストの空間で、伝染病のペストが蔓延したこと、遺体の演出があり、愛しのアウグスティンが登場します。

この辺もウィーンらしいですね。

 

その後ヨハン・シュトラウス2世とモーツァルトが面白おかしく会話をしてくれます。

 

次の大きな空間では遊園地のコーヒーカップのようにゆっくり回転する席に座って、美しき青きドナウが音と映像で楽しめます。

 

その後は第2次世界大戦のウィーンの占領時代がテーマとなり、防空壕が演出されていて、その中で当時のオーストリアのKurt Schuschnigg首相のドイツとの併合による悲痛な演説、ヒトラーの演説、地上で爆弾が降り注ぐ感じが演出され、オーストリアがベルヴェデーレ宮殿で国家条約を結んだ時のLeopold Figl外相の映像が見られます。

 

最後はFiaker(フィアカー・・・馬車)に乗って、ウィーンの街を空から眺めます。

ここでは馬車に乗っている家族3人がウィーンのどこを見ましょうか・・・と両親が話している時に、子供が持っているスノードームから私達が抜け出して、馬車で駆け巡る演出となっています。

 


TiME TRAVELのガイドツアーは50分です。

毎日10:00~20:00で、毎時00,20,40の20分ごと、最終ツアーは19:00です。

入場料は大人19.50ユーロ、子供(5歳~14歳)15.50ユーロ、学生、シニア(55歳以上)17.50ユーロとちょっと高いですが、個人的には訪れる価値大で、大人から子供まで楽しめます。

 

TiME TRAVELのホームページ(日本語あり)

https://www.timetravel-vienna.at/

 

 

 

 

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Donaupark(ドナウ公園)

いゃ~、昨日の日本対ベルギー戦・・・本当に残念でした。

最初2-0で日本が有利で、これはいけるんじゃないか・・・という希望がありました。

その後、ベルギーのラッキーなヘディングシュートから始まって、その後1点を取られ同点に追いつかれ、そしてロストタイムのまさかのダメ押しの1点・・・3-2・・・全てが終わった瞬間でした。

昨日うちは夕食を食べながらLIVE中継にかじりついていました。

個人的には最初から本田選手に出場して欲しかったですね。

彼が後半で入って来て、その後のフリーキックは得点につながりませんでしたが、彼の長所が出る素晴らしいキックでした。

個人的に、本田選手のフリーキックの正確さはヨーロッパでも引けを取らないと思います。

 

 

さて、ウィーンの街を歩くと緑がとても多いことに気づきます。

中心のリンク道路沿いだけでも6つも公園があり、リンク道路にも多くの並木が見られます。

ウィーンの街は"森の都"とも形容され、ヨーロッパの街の中で、街の広さに対して緑の比率が最も高いと言われています。

その緑豊かなウィーンの街を取り囲むかのようにもっと大きな緑であるウィーンの森が広がっているわけです。

ちなみにウィーンの森はヨーロッパアルプスの東側の一番端になります。

 

さて、今日はウィーンの街にあり観光ではあまり有名ではありませんが、地元ではよく知られている大きな公園について書きたいと思います。

 


 

ウィーンを知っている方であればすぐにここがどこだかわかると思います。

左上の写真にはDonauturm(ドナウタワー)が見えていますね。

ここはDonaupark(ドナウ公園)です。

このDonauparkは1964年4月16日にウィーンで開催された国際園芸博覧会の折に252mのDonauturmと共にオープンしています。

ここはウィーン22区の一角で、右の写真に見られるように国連都市のすぐそばです。

公共交通機関ではAlte Donauという地下鉄1号線(U1)から歩くのが一般的です。

広さは604.000 m²もあります。

 

もともとこの場所は1871年~1945年までは軍関係のKagran射撃練習場でした。

この豊かな緑からは想像できませんが、ナチス時代には多くの処刑が行われた場所でもあります。

その後1960年まではゴミ収集場所として使用されますが、中心から直線距離で4kmしか離れてなく、この近くの交通量が多くなることによってこの場所をNaherholungsgebiet(ナーエアホールングスゲビート)にしようとウィーン市が決めました。

Naherholungsgebietとは建物がほとんど、もしくは全く建てられていない、中心からちょっと離れた市民の憩いの場という意味です。

 

 


 

このDonauparkを実際に歩いてみると、見通しがいい並木道が多く、視界が開けている所もたくさんあり、子供達が喜ぶ大きな遊び場も作られていて、テニスコート、卓球台などもあります。

ここでは地元の多くの人がくつろいでいます。

また、右の写真に見られるようにLiliputbahn(リリプットバーン)という地元で有名なミニトレインが走っています。

このLiliputbahnはこのドナウ公園内を大きく循環していて、1周3.4km、線路幅381mm、3つの停留所があり、子供達にとても人気があります。

 

観光として知られているのはDonauparkよりもここに立つDonauturm(ドナウタワー)でしょうか。

ここは展望回転レストランと展望台があり、ウィーンの街を遠くまで眺めることができます。

日本の団体ツアーでもここで食事をしたり夜景を見たりというツアーがよくありますので、ドナウ公園は思いっきり地元の空気ですが、Donauturmは観光バスが多く入って来ます。

 

時間があれば是非このDonauparkに足を延ばしてみませんか?

中心界隈にある公園とは全く雰囲気が違います。

 

 

 

 

 

 

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シェーンブルン宮殿 グロリエッテのテラスに上ろう

ウィーンに来てシェーンブルン宮殿を見ない人は何回も来ている人以外ではまずいないでしょう。

一般団体ツアーでは必ずと言っていいほどシェーンブルン宮殿の観光が入っています。

シェーンブルン宮殿は全ての部屋を見るグランドツアー、前半を見るインペリアルツアー、そして後半の部屋を見るハイライトツアーがあります。

ハイライトツアーは一般販売されていませんので、私のような国家ガイドと見学するか、地元のシェーンブルン宮殿と契約している旅行会社経由のツアーで見学することになります。

年間を通して仕事をしていると、圧倒的にハイライトツアーの方が多いですね。

シェーンブルン宮殿は宮殿内部はもちろんですが、庭園だって素敵です。

地元の人の多くは庭園を訪れます。

シェーンブルン宮殿の庭園は広大で、美しい泉ローマの廃墟日本庭園世界最古の動物園など多くの見所があり、散策、ジョギング、ノルディックウォーキングなどをしている地元の人に出会います。

さて、シェーンブルン宮殿の庭園言えばグロリエッテがシンボル的存在です。

グロリエッテは宮殿からも見える丘の上の建てられた堂々とした建造物です。

下から見るとあそこへ行ってみたいな~・・・と誰もが思うでしょう。

 

 

グロリエッテは、庭園内最後のものとして、ホーエンベルクによって当初は栄誉神殿と素晴らしい眺めを念頭にプランしたようで、完成は1775年です。

 

いくつかの不条理な戦争に勝利したことにも捧げられています。

グロリエッテの中央上の部分には、単頭の鷲が置かれています。

ラテン語で、「皇帝ヨーゼフ2世とマリアテレジアの治世の下で」という意味が記されています。

 

全体の長さ135.3m、高さ25.95m,幅14.6mです。

下から見てる以上に大きいものです。

このグロリエッテ自体にも有料ですが上ることができます。

 


 

グロリエッテに上るにはグロリエッテを正面から見て左側から入ると、右側に小さなショップになっている窓口があり、そこに係がいます。

窓口と反対側には入口があり、チケットをスキャンさせて中に入ります。

全部で96段の階段を上ると素晴らしい眺めに出会えます。

上の2枚の写真はグロリエッテからの眺めです。

グロリエッテの前にある池がずいぶん下の方に見えて、周りの木もちょっと低く見えますね。

 

グロリエッテのテラスは右の写真に見られるようになっていて、テラス全体を行き来でき、ベンチなども置かれています。

真ん中の部分がもちろん高くなっているわけでそこからの眺めが一番印象的です。

右の写真のアングルは高い所から西側を見ています。

宮殿に向かっての眺めは視界が開けているので、ここに上らなくても見られますが、左右の眺めは下からは絶対に見ることができません。

ここではしばらくのんびりしたくなりますね。

 

 

グロリエッテのテラスの一番高い所から宮殿を眺めるとずいぶん遠くに宮殿があるように見えます。

この高さからだと池の後ろからでも宮殿の庭園がしっかり見られます。

グロリエッテのテラスは2018年は11月4日までで、冬期は上ることができません。

大人3.80ユーロですが、ここには是非上りたいです。

 

御興味がある方は以下を参照して下さい。

https://www.schoenbrunn.at/unsere-tickets-touren/alle-tickets-touren/#gloriette

 

 

 

 

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シュテファン大聖堂の北塔エレベーターに乗ろう

昨日からかなり涼しくなり、街中では上着を着ている人が多いです。

10℃~15℃ぐらい気温が下がりました。

 

さて、ウィーンの街を高い所から見るにはプラター公園大観覧車カーレンベルクなのがすぐに思い浮かびます。個人的にはHaus des Meeresからの眺めは素晴らしいと思います。

一番手っ取り早いのはシュテファン大聖堂の塔に上ることだと思います。

シュテファン大聖堂はウィーンの中心にありますので、移動にも時間がかかりません。

シュテファン大聖堂には大聖堂のシンボル的な南の塔とその反対側にある北の塔と両方上ることができます。

約137mある南の塔は螺旋階段で、未完成の北の塔はエレベーターで上ることができます。

どちらも眺めは素晴らしく、両方お勧めです。

巨大な屋根がせり立っているので、同じ眺めでは南塔と北塔では違っています。

体力を使わないことを考えればエレベーターの方が楽でしょうか。

団体ツアーではエレベーターで上ることがほとんどです。

 

北塔に上るエレベーターはシュテファン大聖堂の中に入り、一番左の側廊を奥に進んでいくと、左側に小さな空間があり、そこに係がいます。

このエレベーターは2016年に新しくなりました。

 

 


 

このエレベーターを降りると、目の前に巨大なモザイク的な屋根がせり立っています。

下から見るとのは全く違い、物凄い急角度であることがわかります。

この場所は北塔の周りをほぼ1周できるようになっていて、迫力ある屋根だけではなく、ウィーンの街並みを楽しむことができます。

60mの高さなのですが、ここに来るとそれ以上に感じます。

また、オーストリア最大の鐘"プンメリン"が見られるのもここです。

 


 

シュテファン大聖堂界隈の建物の中庭も上から見ることがき、普通に歩いていたら見当もつかない構造が見られます。

巨大な屋根に使われている屋根瓦は1枚がかなり細長く、1枚1枚丹念に取り付けられています。

1枚が2.5kgもあり、大聖堂の南側、北側と全部で23万枚も使われています。

しかもこの屋根の角度は80度です。

 

ウィーンの街並み、大聖堂の巨大な屋根、プンメリンと見所が多いこの場所は昼のミサの最中でも上ることができます。

ミサ中の大聖堂の内部見学はできませんが、エレベーターは動いています。

 

是非上って下さい!

 

 

 

 

 

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世界一美しい図書館"PRUNKSAAL"に展示してある日本の書物とデジタル化

ウィーンの旧市街はローマ時代からの歴史があり、歩いているだけで楽しいです。

旧市街は迷うぐらいに歩くことをお勧めします。

ウィーンらしい石畳の路地などがひょっこり現れてきます。

旧市街の一角には巨大な王宮があり、歴代ハプスブルグ家の居城、そのハプスブルグ家の下に神聖ローマ帝国の皇帝や王様の称号があったので、皇帝の居城として様々な時代の増改築がされてきました。

その王宮のシシィ博物館や皇帝の部屋を見学する人は多いと思いますが、是非世界で最も美しい図書館と言われるPRUNKSAAL(プルンクザール)にも行って頂きたいと思います。

 

PRUNKSAAL(プルンクザール)は、ハプスブルグ家の様々な時代からの書物やグラフィックなどを一箇所にまとめておこうという発想から作られたもので、有名な建築家フィッシャー・フォン・エアラッハのプランにより、その息子のヨーゼフ・エマヌエルによって1723~1726年に作られ、皇帝図書館の素晴らしいバロック空間です。

基本は長方形で、その真ん中にバロック特有の楕円ドームが置かれ、素晴らしいフレスコ画が施されています。

ここに入った瞬間に息が止まります。

個人的にここは大好きな空間で、仕事でもよく行きます。

 

ここには国立図書館が所蔵している様々な書物やグラフィックなどが展示されています。

今年2018年はオーストリア国立図書館の650周年記念の年です。

 

さて、ここに日本の書物が一部展示されていることに気が付きましたか?

図書館に入ってすぐ右側の展示ケースに見られます。

 

 

 

これは1760年、日本で最初に刊行されたくじらの専門書で、梶取屋治右衛門(かじとりや じえもん)によるものです。

こちらでは大変に珍しいとされていて、数ページに渡ってくじらの絵が全部で14描いてあります。

この本はクジラについて通論した後に図説しています。

これは"鯨志" (げいし)です。

 

 

オーストリアの国立図書館は今年が650年周年記念、つまり1368年からということになります。

その3年前にはハプスブルグ家のルドルフ4世によってウィーン大学が設立されました。

そこから現在に至るまで、世界の色々な地域から様々な分野の書物が集められています。

国立図書館はその膨大な書物をデジタル化していて、無料で国立図書館のホームページ上で閲覧することができます。

以前ここの本棚から本を取り出している光景を紹介しました。

 

興味がある方は以下Österreichische Nationalbibliothek(オーストリア国立図書館)のサイトにあるABO (Austrian Books Online)を訪れてみて下さい。

https://www.onb.ac.at/digitale-bibliothek-kataloge/austrian-books-online-abo/

 

ここで検索に例えば"Japan"と入れてみて下さい。

膨大な量の書物を閲覧できます。

 

 

 

 

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シェーンブルン宮殿の「ネプチューンの泉」(Neptunbrunnen)

ウィーンは"バロックの都"ともよく形容され、ヨーロッパで重要なバロック建築が多くあります。

特にシェーンブルン宮殿とベルヴェデーレ宮殿はウィーンの2大バロックの宮殿として重要な観光スポットとなっています。

バロック宮殿には庭園がつきもので、庭園にはBrunnen(ブルンネン)と呼ばれる泉が多く作られています。

シェーンブルン宮殿の美しい泉ベルヴェデーレ宮殿のKaskadenbrunnenなどは以前もこのコーナーで話題にしています。

シェーンブルン宮殿の美しい泉に行く方はあまりいらっしゃらないと思いますが、逆にシェーンブルン宮殿のネプチューンの泉は誰もが目にするものではないでしょうか。

 


 

シェーンブルン宮殿のネプチューンの泉は宮殿裏側の庭園にあり、宮殿からだと正面奥に見える泉です。

左上の写真は庭園からネプチューンの泉を見ています。

右上の写真は逆にネプチューンの泉から宮殿を見ています。

 

このネプチューンの泉はマリア・テレジアのもと庭園を改造する際、1780年に作られました。

その4年前に先立って、宮廷建築家Johann Ferdinand Hetzendorf von Hohenbergのもとで水盤が発掘されたことから始まっています。

この泉はマリア・テレジアが亡くなる前に完成しています。

設計はほぼ前述したHohenbergであろうということになっていて、彫刻群はWilhelm Beyerによるものです。

 


 

池のような大きな泉の中央にネプチューン群像が配置されていて、大きく3段構造になっています。

中央に立ちはだかっているのが海の神ネプチューンで、彼はフォークのようなものを持っています。

そこから滝のような勢いで水が流れ出し、下に注がれていきます。

 

ネプチューンの左側にはニンフが、右側には海の女神テティスがいます。

ニンフは海の豊かさの象徴で、テティスはネプチューンに自分の息子アキレウスがトロイアに向かう海の道のりを容易にするように頼んでいます。

周りにはネプチューンを引っ張る4体のトリトンが馬と共に表されていて、海を渡って行きます。

彫刻群は南チロルSterzing産の白大理石です。

 

 

 

長さ101.6m、幅44.8m、高さ7.4mです。ネプチューンは16世紀~18世紀には非常に好まれたテーマとしてよく登場します。

是非近くに行って見て下さい。

 

 

 

 

 

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巨大な石がそこらじゅうにあるBlockheide(ブロックハイデ)

今年の春は日中25℃~30℃と暑い日が多く、雨も少なめでかなり乾燥しています。

春と書きましたが、実際は夏の陽気です。

強い日差しの中で毎日のように観光していると、すぐに日に焼けてしまい、私ももう4月後半には結構黒くなってしまいました。

観光では色々な所に行きますが、プライベートでも時間があればうちは色々な所に出かけます。

オーストリアはウィーンを始め、豊かな自然が広がっているので、手軽にアウトドアを楽しめます。

こちらは冬でも天気が良ければなるべく外に出よう・・・という意識がありますね。

 

さて、先日5月10日のキリスト昇天の祝日にうちのお気に入りのスポットであるBlockheide(ブロックハイデ)におにぎりを持って行って来ました。

 

BlockheideはNiederösterreichのWaldviertel(ヴァルトフィアテル)の一角にあるオーストリアの自然公園のひとつで、チェコとの国境に隣接するオーストリアのGmünd(グミュント)の目と鼻の先にあります。

ウィーンからは車で約140kmと結構離れていますが歴史的にも重要な場所で、新石器時代からの跡が確認されていて地元でも有名です。

ここは自然から形成された巨大な石がそこらじゅうに見られるという、他ではあまり見ることができない自然公園です。

 

 

上の写真はこのBlockheideの見取り図で、以下に示すように色分けされた4つの散策コースがあり、分かり易く記されていて、多くの案内板がコース上に設けられています。

 

GRANIT-TOUR (2,9 km)

MYTHOlogieTOUR (3,5 km)

LANDSCHAFTSkulTOUR (2,8 km)
MARIENKÄFERWEG (5,6 km)

 


 

この日は太陽の下にいれば半袖でちょうどいい陽気で、青空も広がるいい天気でしたが、散策を始めて比較的早く、雷雨があり、せっかくここまで来たのに・・・と思いながら持って来たおにぎりを雨宿りをしながら食べていたら、すぐに雨足は遠ざかり、再び青空が広がるいい天気に回復しました。

余談ですが、私は強烈な晴れ男で、ヴァッハウ渓谷でも降られたこともまずなく、グロースグロックナーも見えなかったことは一度もありません。

ガイドとして晴れ男であるのはいいですね.。(笑)

 


 

ここには2つの入口がありますが、どちらの入口からも巨大な石はすぐには見られません。

ルートでは草原地帯、池、森、そしてここが一番重要な自然から形成された巨大な石の塊をいくつも見ることができます。

一番短いコースでも3kmぐらいはあるので、それなりに歩きます。

 

自然公園の中には売店も兼ねたインフォセンターがあり、そこには2003年にトウヒとカラマツの木で作られた展望台があります。

 

この展望台は、高さ25.8m,140の階段があり、上からの眺めがまた印象的です。

この売店では飲み物などは買うことができますがしっかり食べられる物は売っていないのでお弁当を持って行くことをお勧めします。

うちはいつもここではおにぎりを食べる習慣なのですが、いちおうこの売店の反対側にはレストランがありますので、限られたメニューではありますが食事はできます。

 

 

 


 

このような巨大な石が自然に横たわっています。

左上の写真の石はTeifelsbettと呼ばれています。悪魔のベット!?ですね。

右上はChristophorussteinで、ここでは最も有名な場所のひとつです。

このように巨大な石が積み重なることが自然に形成されたのがおもしろいです。

 


 

左上はWackelsteinで、本当に揺れて落ちそうですね。

この石の下には太めの木が置かれていて、てこの原理を利用して、この石を落とすことを試みられるようになっていますが、不可能です。

右上はPilzsteinで、名前の通りキノコの石ですね。

 

このような巨大な石がまるで意図的に重ねたかのように残されています。

石は花崗岩が主流です。

 


 

このような草原にも出会えます。

ここは長く歩いていても全く退屈しません。

自然で生育している多くの植物にも出会えます。

 

 


この辺りは"Bömische Masse"(ベーミッシェ・マッセ)と呼ばれ、現在ではオーストリアの国境界隈からチェコを含む地域です。

古生代(約5億4200万 - 約2億5100万年)に形成された山脈の残りとなっています。

つまり、この巨大な石はそれだけの年月が経っているということになります。

うちは年に数回はここに来ますが、それだけここは訪れる価値があっておもしろいです。

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UNO CITY (国際連合)を見学しよう

オーストリアは永世中立国であり、民主主義の共和国です。

第2次世界大戦後、アメリカ、イギリス、フランス、旧ソ連の4ヵ国の共同統治を受け、その時に旧ソ連勢力が優勢だったので旧東ヨーロッパ同様、共産圏の中に入る可能性が大でしたが、有能な政治家がいたおかげで、共産党を極力排除し、民主主義の内閣を構築し、1955年5月15日 ベルヴェデーレ宮殿で国家条約を結ぶことができ、西側に留まることができたという大変に大きなドラマがありました。

このような背景から、オーストリアは1955年の暮れ(12月14日)には国連に加盟し、1957年には国際原子力機関をウィーンに呼んでいて、1967年には国際連合工業開発機構(UNIDO)がウィーンに本部が置かれました。

オーストリアは永世中立国でもスイス型とは違い、EUにも加盟していますし、通貨もユーロが当初から導入され、8か国に囲まれていての永世中立国ですので柔軟性を持っています。

そんな永世中立国オーストリアの首都ウィーンに国連を置こう・・・というのはごく自然な考え方だったと言えます。

オーストリア政府は1979年に国連都市を建設しました。

ウィーンはニューヨーク、ジュネーブに次いで3番目の国連都市となったわけです。

国連都市はドイツ語でInternationales Zentrum Wien、Vereinte Nationen、

英語でVienna International Centre、 英語の旧称United Nations Organization、

国際連合ウィーン事務局としてUnited Nations Office at Vienna・・・そこから"UNO CITY"と言われることが多いです。

ウィーンではドナウ河を渡った22区の一角にUNO CITYがあります。

 


 

UNO CITYは個人的に見学することはできませんので、定期的に提供されているガイドツアー、もしくはグループ単位の場合事前予約をする必要があります。

個人的に行かれる場合はほぼ毎日行われているガイドツアーが手軽でいいと思います。

 

地下鉄1号線Vienna International Centre(UNO CITY)で降りれば目の前に国連が立っています。

ここに入るには身分証明が必要ですが、入口は職員用とガイドツアー用に分かれていますので、右側のガイドツアー用の入口から入ると、すぐに空港でお馴染みのセキュリティーチェックがあります。

それを抜けると係がいる待合空間があり、ガイドツアー窓口で料金を払い、IDカードを受け取ってそのままパスポート審査に似たような窓口で、身分証明を出し、登録してもらいます。

このIDカードは見学中、常に掲げていなければいけません。

その後、IDカードをスキャンさせて国連都市領域に入ります。

上の写真は外側からは見えない、中庭部分で、アルファベット順に加盟国の国旗が立てられています。

現在は193ヵ国が加盟しています。

この印象的な建物はオーストリアの建築家Johann Staberによって1973–1979に建てられました。

高さ127m、28階立て、230.000m²、建物は6基あり、それぞれ2基ずつ結ばれていて、3つの部分が三角形状に真ん中で結ばれていて、約5.000人が働いています。

文字通り国連都市で、この領域はオーストリアの法律ではなく、国際法が適用されていて、言ってみればここはオーストリアではないわけです。

国連はここを99年間オーストリア政府から借りていて、年間家賃として7セント払っています。

これは形式的です。(笑)

ちなみにこの国連都市の所有はオーストリア政府65%、ウィーン市35%となっています。

 


 

国際連合は第2次世界大戦を防ぐことができなかった国際連盟の反省をベースとして、アメリカ、旧ソ連、イギリス、中国などの連合国が中心となって1945年10月24日に発足しました。

国際平和と安全の維持、経済・社会・文化・技術などの国際協力、人権などを目的としていて、ウィーンの国連都市は特に技術的な面を担っています。

 

ガイドツアーでは職員が働いている部屋に入ることはできませんが、6基ある建物の中を周回するように歩いて行きます。

国連都市ですから様々な方が歩いています。

よく知られているIAEA(国際原子力機関)の本部もここですから、ガイドツアーでは必ずIAEAに立ち寄り、原子力を平和の目的だけに使用することを強調します。

 

左上の写真はここに多くある会議室のひとつで、このガイドツアーではおもしろい部分です。

国連都市での公用語は英語、フランス語、ロシア語、中国語、アラビア語、スペイン語となっていて、会議の時などその6ヶ国語は国連が通訳を用意してくれますが、それ以外は自分の好きな言語で、自分が用意した通訳を雇うことができます。

 

右はRotunde(ロタンダ)と呼ばれる3つの建物が結ばれている円形スペースです。

ここには加盟国からの様々な物が展示されています。

日本の絵もありますよ。

また、多くの人が働いているので、銀行、郵便局、本屋、パン屋といった商業施設や幼稚園までも設置されています。

 


 

左上は地球儀のようですが、これは地球で核実験がいつ、そして現在まで何回行われたかを見せてくれます。

想像を超えた回数が行われています。

右は月の石が展示されていて、39億年前と推定されています。

ウィーンの国連都市には宇宙平和の部門もあります。

 

国際意識を高めることができるので、UNO CITYの見学はお勧めです。

 

UNO CITYのガイドツアーは月~金 11:00、14:00が基本です。

以下参考にして下さい。

http://www.unis.unvienna.org/unis/en/visitors_service/index.html

 

 

 

 

 

 

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美術史博物館のクリムト 2(2018年)

昨日は美術史博物館の大階段ホールに見られるクリムトの壁画を話題にしましたが、今日はその続編です。

 

 

こちらは "エジプトI,II"です。

 

生きてる間に死後の人生を考える文化というのはこのエジプト文化をおいて他にないのではないでしょうか。

実際にクリムトは"生と死"というテーマでも描いています。

ここでは左の裸体の女性が産婦を表現してたエジプトIです。

クリムトらしい女性の裸体像です。彼女の右手にはAnch (Ankhともアンク)と呼ばれるエジプト十字を見ることができます。

柱の間には死を表現したエジプトIIである女性像を見ることができます。

静かに立っていることがわかりますね。

 

一番右にいる男性は"Altitalienische Kunst"(古いイタリア芸術)です。

 

 

 

こちらは"Altitalienische Kunst"(古いイタリア芸術)の続きで14世紀から15世紀初頭を表しています。

フィレンツェ、ピサ、シエナといったイタリアの街でジョットやドナテッロなどが活躍します。

フィレンツェは有名な詩人ダンテを生み、彼は神曲を書いています。

 

ここでは1枚目の写真に見られる一番右側の男性がダンテ、上の写真に見られる女性が神曲に登場するベアトリーチェかもしれません。

 


今回2回に分けて書いた美術史博物館のクリムトは、1891年の彼が29歳の時に手掛け、彼のカンパニー時代に描かれたものです。

カンパニーは弟のエルンスト・クリムト、学友のフランツ・マッチュの3人で運営され、劇場の天井などの仕事を請け負いました。

そのため、この大階段ホールの残り3面の同じアーチの上には、エルンスト・クリムト、フランツ・マッチュ、3人の共同作品をさらに見ることができます。

この時代はクリムトのスタイルは初期であり、リンク道路時代に見られる保守的で、過去の様々な様式が重んじられた時代でした。

 

そのため彼の初期の作品と同様、とっても写実的ですが、十分クリムトの特徴を見ることができます。

 

 

 

 

 

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美術史博物館のクリムト 1(2018年)

2012年がクリムト生誕150周年記念の年で、クリムトに関係する場所では多くの特別展示がありました。

日本でも年々クリムトファン、もしくはクリムトはどんな絵を描いたのか興味を持つ方が増えていることを実感します。

クリムトと言えば真っ先にベルヴェデーレ宮殿の上宮でしょう。

ここにはクリムトの代表作である接吻を始め、肖像画、風景画が多く見られます。

ベルヴェデーレ宮殿と言えば、観光では写真ストップが当たり前で、入場することはそう多くはありませんでしたが、2012年以降からは頻繁に入場観光するようになって、きつい観光時間でも"接吻"だけは見るということが多くなっています。

 

そんなクリムトの今年2018年は没後100年であり、それに合わせた特別企画として美術史博物館のクリムトを2回にわたって話題にしたいと思います。

 

 

美術史博物館はヨーロッパ3大美術館にも数えられ、絵画史上とても重要な作品が多く見られます。

ハプスブルグ家が所有していたそれぞれの地域での円熟した作品だけを収集したので、いい意味で他の美術館とは全く違ったカラーとなっています。

ここは絵画に興味がない方でも行く価値大です。

素晴らしい絵画を展示するためには、それなりの空間が必要というコンセプトから当時考えられる最高の素材や建築家、芸術家を迎えて建築され、1891年には一般公開されています。

この美術館は14世紀~18世紀、つまりゴシック~ルネッサンス~バロックの絵画を発展しててきた流れの重要所が集まっているわけです。

クリムトはもっと新しい時代ですから彼の作品がここにあるわけではありません。

彼は工房でこの美術史博物館の内装に携さわり、中央大階段ホールのアーチの壁画を手掛けています。

美術史博物館ではこの壁画を近くで見てもらおうと、特設の足場を設けて、クリムトの壁画を目の前で見られるようになっています。

実はこの企画は2012年に最初に行われ、大好評で連日多くの人が訪れましたが、あれから6年経った今年も登場しました。

美術史博物館に大階段ホールを上ると、素晴らしい天井画が目に飛び込んできます。

この正方形空間の後ろ側に足場が組まれていることがすぐわかります。

実際は足場の下を通って階段を上ることになります。

 

 

こんな感じで足場が組まれていて、クリムトが描いた壁画をかなり近くから鑑賞できるようになっています。

写真では見られませんが、足場中央奥に特設階段があり、そこからこのスペースに来られます。

この場所は自由に動き回れますが、ここに上がる特設階段は一方通行となっていますので、

写真では向かって左側から上って、右側へ降りて行くという感じです。

 

 

こちらは"ローマとヴェネツィアのクワトロチェント"です。

この壁面を正面から見て、一番左側です。

描かれている女性がエクレシアです。

Ecclesia(エクレシア)は、古代ギリシャでは人々の集まりという意味で使われ、そこから転じて信者の集まりを意味し、中世の頃には教会やキリスト教を象徴します。彼女は十字架を持っています。

 

 

の人物はLeonardo Loredan(レオナルド・ロレダン 1436~1521)で、ヴェネツィアの総督です。

前述したエクレシアの反対側に描かれていて、この人物像は、ヴェネツィア派の創始者とも言われるジョバンニ・ベリーニが1501年に描いた彼の肖像画を思い起こさせます。

 

 

 

ローマはローマ教皇がいるローマカトリックの総本山、そのローマに対して色彩が豊かな芸術風景のヴェネツィアがここではテーマになっています。

 

2人の女性は"古代ギリシャ"です。

古代ギリシャのクラッシック時代は紀元前5世紀が全盛期です。

ここで描写されているのは古代ギリシャアテナイのアクロポリスの上に建設された、アテナイの守護神でギリシャ神話の女神アテナを祭るパルテノン神殿に置かれたアテナ像です。

アテナは智恵と戦争芸術を司る女神です。

左の女性がAthena Promachos(アテナ・プロマコス)、右の立像女性がAthena Parthenos(アテナ・パルテノス)です。

これは両方共Phidas (ペイディアス・・紀元前5世紀終わり)というパルテノン神殿建設の総監督を務めたとされる人物が製作したもので、現在では大理石のコピーしか残されていません。

 

クリムトは自らの作品にもこの古代ギリシャスタイルをよく用いています。

 

 

 

 

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春先にHagenbachklammを歩く(2018年4月)

今年は4月1日が復活祭でした。

復活祭は春の訪れを祝う空気を強く感じるため、カレンダー的には区切りがよかった気がします。

それ以降は日中の気温も上がり始め、4月8日は今年初めて日中の気温が20℃を超えました。

一挙に春らしくなり、太陽の下にいると半袖でもちょうどいいぐらいの暖かさです。

実際に街中では半袖で歩いている人を多く見ます。

新緑が出始めた頃のウィーンの街はまた素敵です。

外をただ歩くだけで楽しいですね。

 

オーストリアはアルプスが広範囲にわたって横たわっているという地形の特徴があります。

ウィーンの森から始まって西の方に向かうにつれて山がどんどん高くなっていきます。

ウィーンの街中でもウィーン市が定めているStadtwanderwegというハイキングコースがあり、豊かな緑と自然に手軽に触れることができます。

ウィーンでも長閑な風景を見ることはできますが、ウィーンを離れた郊外にはウィーンとはまた違うもっと豊かな自然がたくさん広がっています。

うちは天気がいい時には色々な所に出かけ、散歩らしき散策、ハイキングをよくしていますが、先日今年になって初めて自然公園Hagenbachklammに行きました。

 


 

Hagenbachklammは年間を通してよく行く、うちのお気に入りのスポットのひとつです。

先日のこの時もおにぎりを持って出かけました。

 

Hagenbachklamm (ハーゲンバッハクラム)はウィーンから車で約30km離れた所に位置し、KlosterneuburgとSt. Andrä-Wördernの間に広がるウィーンの森の中にある"Naturpark Eichenhain"という自然公園です。

Naturpark Eichenhainは広さ約3850haもあり、Hganebachkalmmはその一角にあり、名前にもなっているHagenbachという川に沿った片道3km程のハイキングコースです。

 

Klammとはドイツ語で渓谷ですのでHagenbach渓谷です。

 


 

ウィーンの森と言っても、観光で行くウィーンの南の森やカーレンベルクとは違い、地元の人しか来ない穴場的な場所です。

森の中を流れる川のせせらぎがとても気持ちよくハイキングをさせてくれます。

コースには11個の木の橋が掛けられていて雰囲気を盛り上げています。

オーストリアのハイキングコースを示す国旗が多く見られます。

 

写真に見られる緑はラムソンで、この界隈には毎年大量に生育します。

右上の写真に見られるように情緒ある木の橋を多く渡ります。

川のせせらぎ、多くの野鳥の鳴き声・・・生き返った気持ちにさせてくれる場所です。

うちはたいていこのコースの中程に川の真横にあるベンチでおにぎりを食べる習慣があります。

 

 


 

ここは1周するハイキングコースではなく、片道3kmと前述したように通り抜けるスタイルですので、入口が2ヵ所あるわけです。

どちらからでもハイキングコースに入れるようになっていますが、車で行った場合、どちらかの駐車場に止めて歩きますので反対側に着いたらまた同じルートで戻って来る必要があります。

それでも飽きることは全くありません。

途中で別のハイキングコースに入ることもできます。

 

左上は国道側の入口で、こちらの方が反対側よりも入口らしくて、ここから入る地元の人が多いです。

右上は途中の橋で、この辺りは川の真横がルートとなっています。この橋を通るたびにここで4年前にサラマンダーを見たことを思い出します。

 

うちがよくやるのは、おにぎりを食べる川の横にベンチが置かれている所まで歩いて、また戻ったり、

家族をどちらかで降ろして私が車で反対方向へ行き、そこから歩いて家族と落ち合いそのまま車で帰るというパターンが一般的です。

今年最初のこの時は往復しました。

ここには遊び場、サッカーグラウンドもあり、散策以外でも楽しむことができるお勧めスポットです。

 

 

 

 

 

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雪化粧のマイヤーリンク

先日雪化粧のハイリゲンクロイツ修道院を話題にしましたが、今年の冬で一番寒かった時でした。

寒かったと言っても、日中の気温が連続でマイナスとなったのは6日間だけでした。

しかし日中-5℃前後でしたので、それまで暖かっただけに余計に寒く感じました。

この寒い6日間で2回ウィーンの森に行きましたが、雪のウィーンの森も悪くないです。

旅の日程が決まっているお客様からすれば、青空で緑豊かな方がウィーンの森らしいとは思いますが、雪化粧の森の中をバスで走って行くのも情緒があります。

 

さて、ウィーンの森観光では、見所が点在している南方面に行くことが圧倒的に多いですが、こちらに来たらマイヤーリンクは外せません。

悲劇のマイヤーリンクと言われた歴史上有名な事件が起きた場所だからです。

今日はここの雪化粧を少し紹介します。

 

マイヤーリンクに個人的に来るにはとても不便で、バーデンからPOSTBUS(バス)を使うのが一般的でしょうか。

そのPOSTBUSが1日に平日で10本ぐらい、土、日、祝日は3~4本しかありません。

しかし、歴史的に重要な場所なので、ウィーンの森南の観光では訪れないことはまずありません。

右は入口のInfoセンターからかつての狩猟の館と礼拝堂を眺めています。

この礼拝堂から中に入って、この事件に関する多くの資料を見ることができます。

左にはルドルフ皇太子のあずまやが見えますね。

ここは2014年10月9日からリニューアルされて充実した内容となっています。

 

ルドルフ皇太子が1989年1月28日にここに来た時には、お腹の辺りまで雪が積もっていたようです。

皇太子は途中で馬車を降りて、雪をかきわけるように近道をしてこの狩猟の館に到着しています。

このマイヤーリンクは雪景色の方がリアルなのかもしれません・・・。

 

 

左の写真は礼拝堂の前から奥の景色を眺めています。

左側に見える平らな建物がInfoセンターで、ここで入場料を払うことになります。

ここを通らなければ先には行けないようになっています。

 

この辺りは牧草地が広がっていて、標高は高くありませんが、チロル地方を思わせるような景色が広がっています。

とてもそんな悲劇が起きたとは思えません。

 

 

現在ここはカルメル会修道会となっていて、8人のシスターが世俗と切り離して生活をしています。

一番若い方は24歳です。

今でもかつての狩猟の館は当時の面影を残しながらひっそりとたたずんでいます。

 

 

 

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Evangelischer Friedhof Matzleinsdorf(Matzleinsdorfのプロテスタント墓地)

ウィーンの墓地と言えば真っ先に中央墓地が挙げられます。

ここは多くの有名な音楽家が眠っていることや映画「第三の男」のラストシーンの並木道があることで知られ、重要な観光スポットとなっています。

私も年間を通してここにはよく来ます。

中央墓地があまりにも有名なので、観光レベルで見ればウィーンにはこれしか墓地がないような印象を受けますがウィーンも外側に行けばそれぞれの地域に多くの墓地が存在しています。

今日はそんな墓地をひとつ話題にしてみます。

 


 

こちらはウィーン10区の一角にあるEvangelischer Friedhof Matzleindorfです。

この墓地はTriester Straßeという大きな通り沿いにあり、入口に近い教会が印象的です。

オーストリアは国内全体的に80%以上はカトリックの国ですが、この墓地はプロテスタントです。

 


 

Evangelische Kirche A.B. in ÖsterreichEvangelische Kirche H. B. in Österreichは共にオーストリアのプロテスタントです。

"A.B"はAugsburgische Bekenntnisで、1530年に設立されたルター派で、オーストリアでは30万人弱です。

"H.B"はHelvetische Bekenntnisで、1562年からの改革派で、オーストリアでは14.000人ぐらいです。

この2つのプロテスタントの死者は1865年までカトリック墓地に埋葬されていたので、独自の墓地を作ろうということになりました。

そこで当時まだLinienwall(リーニエンヴァル)という外側の城壁があったそのすぐそばに土地を入手し、1858年4月7日にオープンしました。

この年はリンク道路の建設が始まった時で、ウィーンの街が大きく変わって行く時でした。

人口の増加に伴ってプロテスタントの墓地ももっと必要となったため、中央墓地にもプロテスタントの墓地ができましたが、このEvangelischer Friedhof Matzleindorfは今日まで残されて使われています。

 

 


 

この墓地にある印象的な教会はTheophil Hansen(テオフィル・ハンセン)によるもので、1860年9月27日に奉納されています。

ハンセンは国会議事堂、ウィーンフィルのニューイヤーでお馴染みな楽友協会ホールギリシャ正教会も手掛けている重要な建築家です。

この教会もギリシャ正教会的要素を見ることができます。

正式な名称は"Christuskirche" で、ここには1924年以来この地域のルター派の所在地となっています。

 

大通りに面している墓地の割には、中に入ると静かな雰囲気が漂います。

この墓地のすぐそばに団体ツアーで利用するホテルがあることから、個人的に朝早くここを散策する機会が多くあります。

 

 

 

 

 

 

 

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国立オペラ座の "ティーサロン"

ウィーンの国立オペラ座はウィーンの観光の基本となる場所のひとつで、フリータイム後の集合場所にも多く利用されます。

特に団体ツアーでフリータイムがある場合は必ず国立オペラ座の場所を覚えて頂きます。

この国立オペラ座ではガイドツアーが多く提供され、日本語のガイドツアーに入る方も多いです。

国立オペラ座はガイドツアーのみで見学することができますので、個人で勝手に入ることはできませんが、私のような国家公認ガイドとであればガイドツアーとは別に内部見学ができます。

年間を通して私はお客様に国立オペラ座内部をよく御案内しています。

国立オペラ座にはガイドツアーの時だけしか見ることができない場所があります。

 

 

こちらは古典的な美しい内装が特徴である"ティーサロン"と呼ばれている空間です。

この場所は国立オペラ座の中央階段を上って、さらに左に行く階段を上った上の階にすぐ右側に位置しています。

この空間はもともと"宮廷祝祭ボックス席サロン"と呼ばれていて、特別な機会に皇帝のサロンとして利用されていました。国立オペラ座が完成したのは1868年ですから、その時の皇帝はフランツ・ヨーゼフ1世ですね。

 

上の写真の左側に立派な木の扉が見えますね。ここを出ると通路があって、このティーサロンの真向いにMittelloge(いわゆる中央ボックス席)があります。

ここは国立オペラ座の座席では一番高い場所のひとつです。

フランツ・ヨーゼフ1世はオペラにはあまり興味がなかったとも言われ、便宜上この中央ボックス席で皆さんに笑顔で挨拶をして、オペラが始まったらやれやれ・・・と席を立ち、このティーサロンに入ってお茶を飲んだと言われています。

 

ここは帝国時代の内装を見ることができる貴重な空間です。

Mittellogeに行く扉とは反対側にある右側の扉の外は中央階段ホールです。

このサロンは国立オペラ座の建築家の従弟であるJoseph Stork(1830年~1902年)によるものです。

画面奥には立派な鏡がありますね。

 

 

壁や絨毯に双頭の鷲のシンボルやフランツ・ヨーゼフ1世のモノグラムを見ることができます。

壁は黄金色のシルクが張られていて、ここにはたくさんのモノグラムが施されています。

それを囲むような帯のようなラインにエナメルで施された双頭の鷲が見られます。

壁に取り付けられた照明も素敵です。

 

このティーサロンはオペラ座上演中には閉められているので見ることができませんが、ガイドツアーの時にはこのように扉が開かれています。

ここは一般に貸し出しされていて、20分500ユーロということです。

でもこれにはお茶代は含まれていません。

 

国立オペラ座で話題性がある時に、この空間で批評家などが話す時にテレビ中継されることがあります。

 

 

 

この国立オペラ座については何回か話題にしているので興味ある方は以下も御参照下さい。

 

国立オペラ座は当時評判が悪かった

ウィーン主要劇場での客席の埋まる割合

ウィーン主要劇場での年間の公演数

国立オペラ座にある3つの広間

 

国立オペラ座の舞台事情1国立オペラ座の舞台裏事情2国立オペラ座の舞台裏事情3

国立オペラ座の舞台裏事情4

 

 

 

 

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今度は美しい眺め

先月1月14日は今年になって初めて雪景色となったウィーンの街です。

この日はベルヴェデーレ宮殿から始まりましたので、雪化粧のベルベデーレ宮殿を掲載しました。

その時にここからの有名な美しい眺めも掲載しましたが、視界が悪く、美しい眺めどころか下宮も満足に見えない状況だったので、今日は視界がいい時の美しい眺めを掲載します。

 

 

こちらは1月20日の15:20ぐらいに撮影したものです。

高さからお分かりだと思いますが、上宮の上の階から見ています。

この日は朝からいい天気で日中は7℃ぐらいでした。

今年の1月は去年と比べるととても暖かく、日中は一度もマイナスになりませんでした。

1月29日は15℃ぐらいまで上がりました。

去年2017年の1月は最高気温が0℃でそれもたった1日、後は全日マイナスで、-15℃を超えた日もありました。

今年は日本がかなりの寒波で、こちらの方が遥かに暖かいわけですね。

 

ここは元々ちょっと高台になっているため、ウィーン中心部に向かっての眺めが印象的となります。

その奥にウィーンの森が見えるのもいいですね。

 

 

 

 

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「白馬亭」に泊まってWolfgangsee(ヴォルフガング湖)で泳ぐ

オーストリアは北海道よりもちょっと大きいぐらいの小さな国にもかかわらず、国内には絵に描いたような美しい風景が広がっています。

ウィーンはかつての帝国の都ですから荘厳な建造物が立ち並ぶ上品さと優雅さを感じる街ですが、ちょっと外に出るとオーストリアの長閑な美しい自然に出会えます。

「オーストリアのどこが一番好きですか?」と聞かれたら正直答えるのには困ってしまいます。

 

さて、私が個人的に大好きなザルツカンマーグートはアルプス山脈の北斜面にあたり、大小70以上の氷河から形成された美しい湖が点在し、美しい街が多くあります。

ここは年間を通してよく行きますが、プライベートで長く滞在したい所です。

中でもWolfgangsee(ヴォルフガング湖)にあるSt.Wolfgangは大好きで、ここには有名なホテル「白馬亭」ミヒャエル・パッヒャーの傑作祭壇、シャフベルク鉄道などがあります。

この白馬亭も個人的にはお気に入りで、仕事でもプライベートでも泊まることがよくあります。

白馬亭に泊まると必ず行くのがSPA im Seeで湖のプールや室内プール、サウナなどリラックスできる空間があります。

ここにはWolfgang湖にプールが作られていて、この美しい景色を楽しみながら泳いだり、またジャグジーに入ったり、そして実際にWolfgang湖で泳ぐこともできます。

 


 

ホテル「白馬亭」SPA im SeeはダイレクトにWolfgang湖に面しています。

左上の写真のようにホテル領域から飛び出してプールやジャグジー、リラックスできるデッキチェアがたくさん置かれています。

建物の中には室内プールや湖が眺められるサウナがあります。

流石にサウナで写真は撮れないのでここに掲載しませんが、このサウナも個人的にお気に入りです。

右の写真は湖の上に(中に)作られた温水プールで深さは1.4mです。

正式には"Seebad"(ゼーバード)と呼ばれ、30℃の水温です。

 


 

ここで泳ぐのも景色と合わせて最高です。

左上の写真はこのSeebadで実際に泳いでいる時に撮影しました。

正面、両側にはWolfgangseeが広がっています。

この時は雲がちょうど出始めましたが、右側の写真で見られる通り青空がまだ見られました。

 

 

Seebadから見たホテル白馬亭です。

ここに来たらやっぱり湖側のバルコニーがある部屋に泊まりたいですね。

 


 

左上の写真はSeebadからジャグジーへ行く通路です。

ここは湖をすぐ目の前に見ながらデッキチェアでリラックスすることができます。

ここに横になっているだけで最高です。

 


 

左上の写真はジャグジーが奥に見えていますね。

デッキチェアが湖とのすれすれの場所に置かれています。

手前にWolfgang湖へ入るための階段がありますね。

ここから湖に入ることができ、プールとは違い、本当に自然の中で泳ぐことができます。

氷河から形成された湖ですから水温は低いですが、すぐに体は慣れます。

とにかく気持ちいいの一言です。

私は以前2月にここに泊まった時もWolfgang湖で泳いだこともあります。

 

右上の写真は室内プールです。

ちょっとロマンチックですね。

手前の水深は0.95mですが、奥に行くに従って深くなっていきます。

ここにも多くのデッキチェアが置かれています。

 

 

こちらはWolfgang湖で泳いでいる時に撮影しましたので、私は湖の中にいます。

水質は非常にいいです。

 

この白馬亭にはやっぱり休暇で長く滞在したいです。

 

 

 

 

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今年初めての雪景色(2018年1月)

今年の1月は去年と比べるとかなり暖かいです。

去年のは1月4日が0℃で1月では一番気温が高く、後は全日マイナスで、早朝マイナス15℃の時もありました。

クリスマス時期も+10℃前後でしたし、1月に入ってもそこまで寒くなる日はまだありません。

風が強く吹くことが多いので、街中を観光していると体感的には気温よりも寒く感じることがありますが・・・。

 

さて、去年と比べると暖かい1月ですが、先日今年初めて雪景色となりました。

その時の様子を少しお届けします。

 


 

こちらはどこだかわかりますか?

ベルヴェデーレ宮殿です。

この日は1月14日で前日と同じツアーの皆様との観光で、9:00にこのベルヴェデーレ宮殿での待ち合わせでした。

シェーンブルン宮殿は前日見学しているので、この時はベルヴェデーレ宮殿でのクリムト鑑賞から始まって、その後は旧市街のちょっとした徒歩観光でした。

時間に余裕があったので皆様が来る前にこの界隈を散策しました。

上2枚の写真はGürtel方面から上宮に向かって行く所です。

雪はもう止んでいましたが、残念ながら青空ではありません。

 


 

左上はベルヴェデーレ宮殿の定番な姿である上宮です。

空の色を除けば、バロック宮殿の雪化粧も悪くないです。

この時間はほとんど人がいませんでした。

 

館内でクリムトやシーレを中心に御案内した後、30分のフリータイムを取りましたが、その時に宮殿の2階(日本で言えば3階)に行って中心方面への眺めを見ましたが、予想通りここに来た時とあまり変わらずの視界の悪さです。

中心部どころか、下宮もほとんど見えません。

でもこれはこれでいいでしょう。

いつかまた天気がいい時の"美しい眺め"も取り上げます。

 

 

 

 

 

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年末に訪れた映画「第三の男」ラストシーンの並木道

年間を通してウィーンの中央墓地はよく訪れます。

ここは有名な音楽家が多く眠っていることから、音楽がテーマになるのが一般的です。

音楽が好きな方、専門的に学んでいる方と来ることが必然的に多くなります。

しかし、ここは音楽とは関係ないことで来ることもよくあります。

それは映画「第三の男」のラストシーンの並木道を見たい方が多くいらっしゃいます。

今日は年末にこの並木道を訪れた時の冬の様子をちょっとお届けします。

 

 

映画「第三の男」は、1949年にウィーンで撮影され、キャロル・リード監督、オーソン・ウェルズとジョゼフ・コットンが主役として登場します

 

オーソン・ウェルズが映画ではハリー・ライムという悪役で登場し、彼はペニシリンを水増しさせ、闇で儲けていて指名手配中になっていました。

そこへ長年の親友である、ジョゼフ・コットン(映画ではホリー・マーチンス)が親友に会うためにウィーンへやって来て、ハリーに会う・・・という話です。

ウィーンに来てみると、親友のハリー・ライムが亡くなっていると聞かされショックに陥るマーチンス・・・でも話を聞いていくうちにおかしい・・・誰か別の人間がいるな・・・そこで映画のタイトルは「第三の男」です。

ちなみに2人が再会するのはプラター公園大観覧車です。

 

今見ても十分面白い映画「第三の男」に影響を受けた方はたくさんいらっしゃいます。

そのため年間を通してこの映画のロケ場所についての質問も多くありますが、特にラストシーンの並木道について聞かれる方は多いですね。

実際この映画ではラストシーンだけではなく、最初の方でもこの中央墓地が登場しています。

 

 

 

 

こちらは2017年の年末に訪れた時に撮影したラストシーンの並木道です。

映画も落ち葉が散っていて、コートを着る季節でしたので、緑の葉がない冬のこの時期の方が映画らしいかもしれません。

この左手前でマーチンスがアンナを待っているわけですね。

向こう側からこちらへ向かって彼女が歩いて来るわけですが、彼女はマーチンスには見向きもしないで通り過ぎて行きます。

 

映画を知っていると何回この場所に来てもおもしろいです。

 

 

 

 

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Kittenberger Erlebinisgärten(キッテンベルガー エアレープニスゲルテン)のアドヴェントイルミネーション

カレンダーではクリスマスが終わりましたが、クリスマスツリーは年が明けた1月6日までは飾っておく習慣があります。

1月6日は聖三王(Heilige Drei Könige)で、イエスを拝みに東から3人の王様(賢者とも博士とも)がやって来る祝日があり、それまではイエスが生まれてからのクリスマスストーリーが続いているからです。

街中の至る所にはクリスマスツリーがまだまだ見られるわけです。

 

今年もウィーンの主要なクリスマス市を話題にしましたが、ウィーンに限らずオーストリアの至る所でクリスマス市が開かれ、アドヴェントの習慣を見ることができます。

今年はSteyr(シュタイアー)のクリスマス市も話題にしました。

クリスマス市はなくても、アドヴェント時期に特別の演出をしている所も多くあります。

今日は地元で知られたそんなある場所を話題にしたいと思います。

 


 

こちらは "Kittenberger Erlebnisgärten"(キッテンベルガー エアレープニスゲルテン)です。

ここはウィーン中心部からヴァッハウ渓谷方面へ85km弱車で走った所にある地元で知られた様々なスタイルの庭が集まった大きなテーマパークです。

広さ50.000m²以上もあるこの庭園にはクリスマス時期恒例のイルミネーションが施され、地元では多くの人が訪れます。

 


 

昼ごはんを食べてからここに向かい、知り合いの家族と現地で待ち合わせをしてここの雰囲気を楽しみました。

まだ明るいうちはいつもの庭園でしたが、薄暗くなり始めてからはイルミネーションが灯され始め、独特の雰囲気に変わって行きました。

ここには多くスタイルの庭園があるわけですが、それぞれイルミネーションが灯されて、昼間見る時と違い、時として幻想的な空間を演出しています。

左は小さな滝が池に流れ落ち、水面にイルミネーションが映っています。

右は噴水ですが、この日は寒かったためかなり凍っているのがわかります。

京都のお寺などでも紅葉の時期に夜のライトアップの演出をしている所が多くありますが、感覚的にはまさにそんな感じです。

 


 

ここには世界最大のハーブが植えられている渦巻き花壇がありますが、そこには左に見られるような七色のイルミネーションが演出されていて、時間と共にそれぞれが色が変化していきます。

庭園の多くの場所に松明が設置されていて、雰囲気満点です。

特定の場所には温まることができるようにキャンプファイヤーのように演出されている所もあります。

 


 

入口にはちょっとしたレストランがあり、また外のテラスにはプンシュスタンドも出されていて多くの人がプンシュを飲んでいました。

ステージにはクリスマスの特別なイベントが開かれていて皆さん盛り上がって大盛況でした。

 

ウィーンの街中で見られるクリスマス市も無くてはならないもので街中のイルミネーションもいいですが、このようなスタイルも素敵です。

 

 

 

 

 

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Christkindl(クリストキンドル)と郵便局 2

こちらでは年間を通してクリスマスが一番重要な行事となります。

12月24日のクリスマス・イヴには多くの人が家族と過ごし、食事、プレゼント交換などをします。

12月25日はクリスマスで、今日12月26日も第2クリスマスの日ということでお休みです。

12月26日は特に"Stephanitag"(シュテファニーターク)とも呼ばれ、ウィーンのシュテファン大聖堂でお馴染みの聖人シュテファヌスの日です。

 

昨日はSteyr(シュタイアー)のそばにあるChristkindl(クリストキンドル)を話題にしました。

ここには知られた巡礼教会が立っていて、この時期多くの人が訪れるわけですが、ここは巡礼する人だけではなく、別のあることで多くの人を集めています。

 


 

教会を右に見ながらその横を通って行くと、すぐ裏側にはGasthaus(レストランとして食事、宿泊がいっしょにできる施設)があります。

ここの名前は"Christkindlwirt" で、この建物の中には毎年クリスマス時期に限ってオーストリアの郵便局が出張してきます。

左の写真はこの建物の中に見られる郵便局の案内板で、POSTAMT CHRISTKINDLと書かれています。

この手前の所にちょとしたコーナーがあって、そこで色々なクリスマスカードが売られています。

ここには郵便局の係が待機していて、クリスマスカード(絵葉書)を持ってない人はここで買えます。

奥へ入ると右上の写真のような空間にいくつかのショーケースが置かれていて、記念切手などが紹介されています。

ずっと奥に係が座っている窓口が設けられているので、そこで準備したクリスマスカード(絵葉書)を出します。

先日うちは何枚かここで出しましたが、最初に枚数分の切手を購入して、この空間でクリスマスカードを書いて、係に渡しました。

 

 

なぜ郵便局がここに?

こちらではクリスマス時期にはクリスマスカードを贈る習慣があります。

"クリスマスおめでとう・・・そしてまた来年いい年でありますように・・・"

というような内容で、親しい人達に贈ります。

クリスマスカードに来年のことも書くので、年賀状という習慣はありません。

そもそも新年は年の初めという感覚だけで全くと言っていい程重要性はありません。

 

オーストリアではプレゼントを持って来るのはサンタクロースではありませんね。

Christkind・・・子供のキリストがやって来るわけで、この街の名前は巡礼教会と同じ

"Christkindl"ですね。

ここからクリスマスカードを出せば、この街の

消印である"CHRISTKINDL"が押されます。

これを受け取った人々に、Christkindからのクリスマスカードが届いたんだな・・・と夢を与えることができるわけです。

右の写真はここで買った切手です。

オーストリア国内に出したので、68セントとなっていて、東方三博士(三賢者)がイエスを拝んでいます。

 

 

 

 

 

Christkindlで先日出したクリスマスカードがうちにも無事に届きました。

ちゃんと"CHRISTKINDL"の消印が押されています!

 

 

 

 

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Christkindl(クリストキンドル)と郵便局

年間を通して生活の中で一番重要なのはクリスマスです。

宗教的には復活祭ですが、クリスマス習慣を楽しむ期間はクリスマス市が出る時から数えればひと月以上もあるわけです。

市庁舎シェーンブルン宮殿のクリスマス市は12月26日まではやっていますが、場所的に観光産業もひとつの理由になっています。

しかし、本来の習慣からすれば12月23日までがクリスマスの空気を楽しみ、24日からは今までの盛り上がりが嘘のような静かな街の空気に変わります。

多くは家族とクリスマスを過ごしますので、クリスマスツリーの装飾やプレゼントの演出、食事などの準備に追われます。

 

うちは昨日忙しくて、昼食後、午後少し遅くにクリスマスツリーを部屋に入れて家内と子供が装飾を担当し、私はロウソクやイルミネーションを施しました。

今年は特に形のいいツリーを探すことができ、部屋に飾ったら予想以上に綺麗です。

 

もう何度も書いていますが、クリスマスにプレゼントを持って来るのはサンタクロースではなく、子供のキリスト・・・"Christkind"(クリストキント)が持って来ます。

オーストリアではサンタクロースは絶対に登場しません。

クリスマス市も"Christkindlmarkt"と一般的に言われます。

うちにも夕食後、しばらくしてChristkindが多くのプレゼントをクリスマスツリーの下に置いて行きました。

 

さて、オーストリアには"Christkindl"という名の街があることを御存知でしょうか?

地元ではもちろん知られた街で、観光的にもかなり知れ渡ってきています。

そのChristkindlについて2回に渡り少しまとめてみましょう。

 

"Christkindl"という街はこの前ここで紹介した美しい街Steyr(シュタイアー)のStadtplatzからさらに4km程離れた所にあり、徒歩だと50分ぐらいかかります。

ここはÖberösterreichの一角で、Steyrの行政区に入る人口2.000人弱の小さな町ですが、ここには有名な巡礼教会とレストランぐらいしかありません。

 

 

この教会ができるにあたって有名な伝説があります。

 

 

<Christkindlの伝説>

 

Steyrに住んでいたFerdinand Sertlはこの地域の楽団長であり、火元見回り人をしていました。

彼は癲癇(てんかん)に悩まされていたこともあり、孤独を好んでいたということです。

1695年か1696年に彼はSteyrの修道女から12cmの大きさのワックスで作られた茨の冠をかぶった子供のイエス・キリストの磔刑像(CHRISTKIND)を買いました。

それをトウヒの木の幹に彫られた空間に捧げ、毎日このイエス像の前でお祈りをしたそうです。

するとまもなく彼の病気が治ったということです。

この話がまたたく間に広がって、奇跡を求める多くの人が訪れる巡礼場所となりました。

1699年にはこのトウヒの木の周りに木製の礼拝堂が作られました。

1702年にはこの地域GarstenのAnselm修道院長が石の教会にするきっかけを作り、建築家Giovanni Battista Carloneに依頼しますが、パッサウ司教の許可が下りず、次の年には中断してしまいます。

結果的に1708年に許可が下りますが、その時にはCarloneがこの世を去っていたので、メルク修道院をバロック化したことで知られるJakob Prandtauerが引き継いで、1725年7月26日に奉納されました。

現在でもここは重要な巡礼教会として知られています。

 

 


 

左上の写真はこの巡礼教会で、右上はこの教会内部の主祭壇です。

教会の正面は2本の塔が印象的なバロック様式です。

真ん中にも塔があるように見えますが、これはドームになっています。

この教会を作らせた修道院長Anselmのコンセプトではローマにある有名なパンテオンをベースにしています。

 

この主祭壇はオーストリアでは非常に珍しいスタイルで、初期ロココ様式となっています。

それは祭壇の枠というものが全くなく、そのまま空間に置かれていて、Tabernakel(タベルナーケル)という聖櫃が黄金の球体となっています。

このタイプのものはオーストリアにはここを含めて3つしか例がありません。

この球体の上に伝説の12cmのキリスト像が奉られています。

 


 

左上の写真が伝説のChristkind像です。

これがこの巡礼教会と街の名前になっています。

右上の写真は入口部分とパイプオルガンです。

 

この教会の内部はひとつのホール的空間しかなく、脇にはいくつかの祭壇があります。

右の写真は天井フレスコ画で、マリア被昇天を表していて、1710年、Carl von Reslfeldによるものです。

 

この天井ドームの形からわかるように、教会内部空間はこの円形の一空間しかありません。

逆に言えば天からの光がこのドームを通して内部に入り込んでくるという支配性を感じます。

 

 

 


 

左の写真はこのChristkindl教会を後ろから見ています。

正面とは全く違い、ドーム部分が強調されているのがわかります。

このすぐ左に見えている建物がレストラン"Christkindlwirt"(クリストキンドルヴィルト)でここが特別に重要な意味を持つ場所となります。

 

右の写真はこの教会の正面左側に掲げられている記念プレートです。

 

さて、ここは宗教的に巡礼としてこの教会に訪れる方が非常に多いわけですが、それとは別にこのAdvent時期には数え切れない程多くの人が訪れます。

 

その続きは明日にしましょう。

 

 

 

 

 

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"きよしこの夜"はオーストリアが発祥

今日がクリスマス・イヴであり、アドヴェントの第4日曜日となり、Adventkranzに4本目のロウソクが灯されます。

クリスマスが年間を通して最も重要なイベントです。

こちらでは今日の午前中にクリスマスツリーを装飾する人が多いと思います。

うちも先日買ったクリスマスツリーを今日まで庭のテラスに立てかけておきましたが、これから部屋に入れてネットを外して飾ります。

ウィーンの街は午後から晩にかけてとても静かになり、多くの人が家で家族とクリスマスを過ごします。

遠くに住んでいる人も実家に戻って来て、家族皆で食事をし、クリスマスを祝う人が多いと思います。

こちらではクリスマスには魚を食べる習慣があります。

魚はイエス・キリストのシンボルのひとつです。

家庭によってそれぞれの習慣があるとは思いますが、食事の前や後にBescherung(ベシェールング)と言われるプレゼント交換をするわけですが、この時に"きよしこの夜"が歌われます。

クリスマスソングとしてクリスマス時期にしょっちゅう流れているイメージがありますが、オーストリアではこのプレゼント交換のこの時、1回だけ、しかも敬虔な気持ちで歌われます。

このきよしこの夜はこの国オーストリアから生まれました。

 

今年も私のこのサイトの伝統としてこの歌をクリスマス・イヴに取り上げます。

 

ザルツブルク中心から車で約20kmぐらい走った所にOberndorf(オーベルンドルフ)という人口5600人程の小さい街があります。

その街の一角に、この写真に見られるStille Nacht Kapelle(シュティレ・ナハト・カペレ・・・きよしこの夜礼拝堂)が立っています。

ここにはもともと聖ニコラウス教会が建っていました。

当時そのニコラウス教会で、1818年、ここの教会のオルガンの状態がとても悪く、弾ける状態ではなかったようです。

その年のクリスマスの12月24日にはそのオルガンをミサで使うことができませんでした。

そこでこの教会のヨーゼフ・モール神父が詩を書き、フランツ・グルーバー先生がその詩に曲をつけ、ここの壊れたオルガンの代わりにギターで伴奏されてその時歌われた曲・・・それが「きよしこの夜」(Stille Nacht) だったのです。

 

モール神父とグルーバー先生によって"きよしこの夜"が作られて歌われた当時のニコラウス教会は、19世紀終わりのザルツァッハ川の何回かの水害によって傷んでしまったため、最終的に1913年に取り壊されることになります。

 

その取り壊しから20年以上経った後の1937年8月15日、当時のニコラウス教会と同じこの場所にこの写真に見られるように現在の礼拝堂が奉納されました。

 

ちなみに現在でもこのOberndorfにはこのきよしこの夜記念礼拝堂から1km離れた所に新しいニコラウス教会が立っていて活躍しています。

この新しいニコラウス教会は1906年に建築が始まり、1910年に完成しています。

 


 

礼拝堂の中はシンプルな構造となっています。

上の2枚の写真は礼拝堂内部に見られるステンドグラスです。

左側がヨーゼフ・モール神父で、神父の下には当時のニコラウス教会も描かれています。

モール神父は詩人ではありませんでしたが、きよしこの夜の詩は、1816年にすでに書かれていたということです。

 

右側はグルーバー先生でギターを持って演奏していて、その下にはやはりニコラウス教会が描かれています。

彼ももちろん知られた作曲家ではありませんでした。

 

こちらは礼拝堂の主祭壇です。

 

この中はシンプルな小さな礼拝堂で、記念館的な雰囲気が感じられますが、現在でも宗教的に使われています。

 

 

 

"きよしこの夜"は、1818年・・・今から200年近く前にここで歌われ、その後「Stille Nacht! Heilige Nacht!」と呼ばれ、チロルの有名なツィラータールを経由し、ヨーロッパ全土に、そしてアメリカに・・・やがて日本にまでと、世界中に知られるようになったのです。

 

この曲なしのクリスマスは考えられませんね。

 

 

 

こちらではプレゼント交換をする前に必ずと言っていいほどこの曲が歌われます。

「きよしこの夜」は全世界330の言語で現在でも歌われ、親しまれています。

 

 

 

 

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Kittenberger Erlebnisgärten(キッテンベルガー エアレープニスゲルテン)

ウィーンはかつての帝国の都であり、荘厳な建造物が立ち並ぶ上品で優雅な歴史ある街ですが、ウィーンをちょっとでも離れると長閑な美しい風景が広がっていて、街中とは違い、オーストリアの本来の姿である豊かで美しい自然を手軽に楽しむことができます。

私も時間があると家族と色々な所に出かけていますが、今日はやはりうちのお気に入りである郊外のスポットをひとつ話題にします。

 

 

ウィーン国立オペラ座からヴァッハウ渓谷方面へ85km弱車で走った所に地元で知られた様々なスタイルの庭が集まった大きなテーマパーク "Kittenberger Erlebnisgärten"があります。

Erlebnisgärten(エアレープニスゲルテン)は体験ガーデンというような日本語訳です。

この場所はLangenloisの行政区に入るSchilternにあり、自然の中に50近くの様々なスタイルの庭が迷路のように並んでいて本当におもしろいです。

 


 

左上の写真はこのテーマパークの入口で、ここから入ると綺麗に美しく整えられたガーデニングショップがあり、そのショップ通りながらさらに奥の入口へと進みます。

中にはカフェなどがあり、それを抜けると窓口があります。

入場料が大人9.90ユーロかかりますが十分払う価値があります。

 

園内に入ると様々なスタイルの庭が迷路のように並んでいるのですが、しかしそれぞれが干渉することなく、独自の空間を演出していて歩いているだけで楽しいです。

 



 

トスカーナスタイル、自然岩庭園、ステップ庭園、バイオ池庭園、アジア庭園、野菜庭園、蓮の花庭園、バラ庭園、家族庭園、夏庭園、虹の庭園、農家風庭園、ポルトガルファイアー庭園、ハーブ庭園、冒険の庭園、フィットネス庭園・・・とにかく色々なスタイルの庭があります。

自然の中に作られているので、右上のような長閑な風景も楽しめます。

 



 

TullnにあるDIE GARTEN TULLNもおもしろいですが、こちらKittenbergの方が自然的で、それぞれの庭園がお互いにあまり見えないような構成になっていて、その場所に行くとその庭園のテーマと空気をより強く感じられると思います。

 


 

この庭園の広さは50.000m²以上もあります。

上の写真に見られるように子供達にも絶大な人気がある滑り台やいかだ、遊び場や迷路などもあり1日楽しめます。

この滑り台はマットを使って滑ります。

実際は子供達だけでなく大人も楽しむことができ、競争して滑る人がたくさんいます。

私も子供と何回も楽しみました。

 

オーストリアは観光で知られていなくても、地元で有名なスポットがたくさんあります。

 

 

 

 

 

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今年もSchneeberg(シュネーベルク)に行った(2017年)

10月終わりは不安定な陽気で、雨や曇り、強風警報までも出ました。

それ以前は秋晴れの素晴らしい青空が毎日見られましたが、11月に入り、冬の訪れを感じます。

 

さて、その素晴らしくいい天気だった10月15日にSchneeberg(シュネーベルク)に行って来ました。

去年は8月6日にこのSchneebergに行きましたが、その時よりも今年の方がかなり暖かったです。

 

 

Schneeberg (シュネーベルク)はオーストリアアルプスの一角で標高2076m、Niederösterreichの最高峰です。

Schneebergは日本語では"雪山"なんて直訳になり、ウィーン中心部から直線距離で60km弱南に位置しています。

地元ではこの辺を南アルプスとかWiener Alpenなどと呼ばれています。

ここはウィーンの森南方面に行くと5月始め頃まで雪が残っていて白くなっている姿が遠くに見られますし、ウィーンの街からでも場所によってはSchneebergが眺められます。ここは地元で有名なハイキングコースでもあり、アプト式の登山鉄道が通っていて楽しく快適に上まで上って行くことができます。

 


 

今回は子供同士が仲がいい家族ぐるみで付き合いのあるそのお父さんの誕生日のイヴェントということで、彼の知り合いを周辺を含めた20人以上の団体でSchneebergに上りました。

Schneebergの麓の駅であるPuchberg am Schneebergで待ち合わせをしました。

この日は朝から最高の天気で、このSchneeberg界隈も雲一つない青空でした。

左上の写真でずっと奥に見えているのがSchneebergです。

右上の写真は途中駅からのSchneebergを眺めています。

 

左上はお馴染みSchneebergに登るSalamanderbahn(サラマンダーバーン)です。実際にこの地域に生息しているサラマンダーに由来しています。

このSchneebergbahnはこのSalamanderbahnと時間によってはレトロな蒸気機関車が走ります。この登山鉄道は以前オーストリア国鉄の運営でしたが現在ではNÖVOG (Niederösterreichische Verkehrsorganisationsgesellschaft m.b.H.)が運営しています。

アプト式ですから線路の間には歯車が食い込む別のレールがあります。

 

 

 

<Schneebergbahn>

 

19世紀後半になると山岳地域に行くことがひとつの流行りとなりました。このSchneebergの一番最初の山小屋は年間で1万人を超える訪問者数となり、ここに鉄道を建設しようという考えは現実的になって行きました。この鉄道の最初のプランは1872年で、1885年には技術者TauberがWr.NeustadtからPuchberg am Schneebergまでのライセンスを取得しています。1895年12月にはPuchberg駅の工事が始まり、1897年6月1日にはBaumgartnerまで開通し、同じ年の9月25日にはHochschneebergまで開通しています。1902年6月18日には皇帝フランツ・ヨーゼフ1世がここを訪れています。1937年には前述したようにオーストリア国鉄 (ÖBB)の管轄となりますが、1997年からÖBBとNÖVOG (Niederösterreichische Verkehrsorganisationsgesellschaft m.b.H.)のパートナー運営となりましたが、2012年からは100%NÖVOGに所属することとなりました。

Wr.Neustadt~Puchberg am Schneebergは28,205km、1435mmの線路幅、

Puchberg am Schneeberg~Hochschneebergまでは9,805km、1000mmの線路幅です。

Pcuberg駅 の標高は577m、頂上駅Hochschneebergの標高は1.796mですから結構な高低差がありますね。

 

 

 


 

山頂駅Hoch Schneebergに着くと、風がほとんどない半袖でも気持ちのいい空気で、前回の8月初旬よりも遥かに暖かく感じられました。

ここからずっと奥まで手軽にハイキングを楽しむことができます。

山頂周辺はかなり広い草原地帯ですから、のんびり歩く人や寝転がっている人など様々で、とにかく気持ちいいの一言です。

左上の写真の奥に見えているのはこのHoch Scheebergのシンボル的なエリザベート教会です。

下からも雪が少し積もっているのが確認できましたが、私達がここに来る2週間前は天気が悪く、視界はゼロ、雪も降ったことをその時にここに登った知り合いから話を聞いていました。

 


 

左上の写真は印象的は十字架が見られますが、Waxriegelです。

山頂駅から徒歩20分ぐらいで行けるちょっとした山の頂上で、標高1.888mのSchneebergに属します。

ここに映っているのはこの時のメンバーで、十字架の右に座っているオレンジのシャツを着ている人がこの日の主役です。

風もなく、ここからの眺めは最高でした。

この後、近くの山小屋レストランで乾杯をして誕生日セレモニーがありました。

 


 

所々には雪が残っていたので、数人で雪合戦をして盛り上がりました。

今年の夏以降で初めて触った雪でした。

この日は絶好のSchneeberg日和となりました。

 

さて・・・

Schneebergbahnは帰りの電車を決めて予約することが重要です。

混んでいない時は飛び込みでも問題ないですが、シーズン中の天気がいい時はかなり混雑します。

登山電車は立ち席が禁止なので座席数が限られているわけです。

そのため、頂上駅に着いたら散策を楽しむ前に帰りの電車の予約をしましょう。

上りの時も座席がいっぱいになったら乗車できませんから、時間的余裕をもってここに来ることをお勧めします。

ウィーン滞在に余裕があって、天気がいい時には1日使って来る価値は十分にありますよ。

 

最後にこの日のHoch Schneebergからの眺めです。

 

 

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秋深くなった中央墓地(2017年)

11月1日はAllerheiligen(万聖節)というキリスト教の祝日でした。

日本で言えば御盆にあたるわけですね。

多くの人が墓地に行き、花輪を飾ったり、ロウソクを灯したりと年間を通じて墓地が一番華やかになる時です。

ウィーンで墓地と言えば真っ先に中央墓地が出てきます。

ここは多くの音楽家が眠っていることと、映画「第三の男」に登場するラストシーンの並木道があることで有名です。

年間を通してこの中央墓地にはよく行きます。

特に音楽をテーマにしたツアーの時には必ずと言っていい程ここが入っています。

ここは墓地ですが公園みたいで、のんびり散歩したくなるような所です。

 

今年の4月に春の中央墓地を話題にしましたが、今日は秋の中央墓地を少し紹介します。

 


 

11月12日の午前中に中央墓地に行きました。

10年以上やらせて頂いている高校の研修ツアーの皆様と3日間一緒で、初日の朝一番で中央墓地に行きました。

週末の日曜日の朝ということもあり、墓地にはほとんど人がいませんでした。

この日は雨模様の雲が多い天気で、この時はまだ雨は降っていませんでした。

左上は中央墓地の一番知られた場所ですね。

右上はそこからちょっと奥に行った所です。

芝生の上には黄葉した落ち葉が多く見られ秋を感じます。

 


 

墓地の至る所に見られる並木道も秋を感じさせてくれます。

こちらは北海道よりも緯度が高いので、日本の紅葉の美しさとは違い、黄色やオレンジ色が多く見られます。

この時期は街中の公園を歩くよりも中央墓地に方が素敵だと思います。

 

 

 

 

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Kurpark Oberlaa(クアパルク オーバーラー)

ウィーンは"森の都"ともよく形容され、ヨーロッパでは街の広さに対して緑の比率が最も高い街です。

中心のリンク道路沿いだけでも5つも大きな公園があり、中心から外側に離れても多くの場所に公園やちょっとした街路樹地帯・・・さらにシェーンブルン宮殿やプラター公園といった大きな緑があります。その緑豊かなウィーンの街をもっと大きく外側から囲んでいる"ウィーンの森"があり、郊外には中心にいる限りは想像できない広大な緑が広がっています。

これはオーストリアの地形にも関係があり、オーストリアはヨーロッパアルプスを大きく持っている国ですから、そのアルプスの標高が低くなった裾野がウィーンの森だったわけです。

 

今日はそのウィーンの大きな緑でも、観光客で溢れる中心の公園ではなく、ちょっと外側にある地元で有名なKurpark Oberlaaを紹介しましょう。

 

Kurpark Oberlaa(クアパルク オーバーラー)はウィーン10区のLaaer Bergの南東の裾野に位置しています。

そもそもOberlaaというのは地名で、ケーキがおいしいことで有名なOberlaaはこの地域から来ています。

Oberlaaと言うとウィーンではケーキだけではなく、温泉があることでも知られていて、1969年より温泉療養も行われています。

Laaer BergはBergでもウィーンの街中にあり、丘のようになっていて、一番高い部分で標高251mです。

右の写真は定番なこの公園の入口です。

 

 

 

このKurpark Oberlaaは広さ860.000 m²もあり、10の入り口があり、ウィーン市の管理となっています。

上の写真はこのKurpark Oberlaaの見取り図で、道もそれなりに複雑で、池も多くあります。

 

1964年にウィーン22区にあるドナウ公園で開かれた国際ガーデンショーが大成功したことを受けて、ウィーン市は新しい国際ガーデンショーをプランしました。

この地域は煉瓦を焼く土を採取した地域であり、近くのぶどう畑も買い足して1974年には260万人もの入場がありドナウ公園同様の大きな成功でした。

1974年の終わりには一般が入れる公園に変わりました。

 


 

上の2枚の写真を見て下さい。

ウィーンの街中とはとても思えませんね。

もちろんこの公園の一角ですがウィーンのはこのような所がたくさんあります。

この公園は多くのテーマに分かれていています。

例えばアレルギー庭園、バロックの泉庭園、花の迷路、愛の庭園など多くの個性ある庭園となっていて、いつかここで紹介しますが日本庭園もあります。

もちろん大きな子供達の遊び場もあって十分楽しめます。

 


 

公園内には山羊、羊、孔雀、あひる、鶏などの動物達もいて、触れられるようになっています。

何となくヒルシュシュテッテンの花壇庭園を思い起こさせますが、全く違います。

公園内にはちょっとしたフード系の店もあるので、飲食には困りません。

 

ここはウィーン10区にあるわけですが、10区と言うと地元では"労働者の区"というイメージが強く、人口も多い地域ですので天気がいいと結構混んでいます。

 

とても地元の空気が感じられる公園です。

 

 

 

 

 

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秋のドナウ河(2017年)

気温は下がり、徐々に寒くなっていきますが、秋が深まって行くウィーンもいいですね。

ウィーンの街の至る所で秋を感じることができます。

4年前に秋のドナウ河をテーマにしたことがありましたが、ここも景色が違います。

今日はこの時期のドナウ河をお伝えしますが、4年前に取り上げたドナウ河とは違う場所です。

 


 

ドナウ河は全長約2.860kmあり、ドイツを水源として、オーストリア、スロヴァキア、ハンガリー、クロアチア、セルビア、ルーマニア、ブルガリア、モルドバ、ウクライナと10ヵ国を通り、最後は黒海まで流れています。

その中でオーストリアのドナウは約350kmです。

 

ウィーンのドナウ河は河川工事のおかげでかなりスケールが大きく街を流れています。

ウィーンのドナウ河は大きく分けて4つあり、本流、新ドナウ、旧ドナウ、運河です。

 

上の2枚の写真はウィーンの北の森界隈のNussdorf(Nußsdorf)からドナウ河沿いを上流方面に歩いた所で、ここは本流からドナウ運河枝分かれする場所よりも上流側です。

このドナウ河沿いのプロムナードは多くの人が散策したり、自転車に乗って走ったりしています。

両技師に見える木々色も素敵ですね。

 

 

 

こちらは本流からドナウ運河が枝分かれして街の中心方面へと流れて行く分岐地点です。

ここにはNussdorfer Wehr und Schleuseanlageというオットー・ヴァーグナーによって手掛けられた防御と閘門施設があります。

向かって左側がドナウの本流で、右側が運河ということになります。

左奥には国連都市やドナウタワーが見えていますね。

 

今日掲載した写真は11月3日8:30頃に撮影したもので、朝日も印象的ですね。

 

 

 

 

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秋の青空とベルヴェデーレ宮殿(2017年)

朝は気温が下がっていますが、日中は秋晴れの青空が広がるいい天気が続いています。

ウィーンの街は秋の色がどんどん濃くなってきますね。

街中の公園などに足を運んでみて下さい。

秋の日中の穏やかな陽気を楽しんでいる地元の人がたくさん見られます。

観光をしていてもとても気持ちいいです。

やっぱり青空だと街はより美しく見えますね。

ウィーンの街がどのように見えるかは高い所に上れば少しわかります。

しかし、通常の一般的な市内観光では時間が限られているためウィーンを高い所から見ることはほとんどありません。

でも重要な観光スポットにひとつであるベルヴェデーレ宮殿に行けば、そこからちょっと印象的なウィーンの中心部へ向かっての眺めが楽しめます。

 

 

ベルヴェデーレ宮殿は、歴史に名高いオスマントルコのウィーン包囲の1683年、プリンツ・オイゲンが大活躍をし、ウィーンを危機から救いました。

彼は、約150年トルコに支配されたブダペストや、ベオグラードも解放し、ハプスブルグ家3代の皇帝に仕え、(レオポルド1世、ヨーゼフ1世、カール6世)大出世し、地位と名声を手に入れ、この夏の離宮的なベルヴェデーレ宮殿を建築させました。

シェーンブルン宮殿の建築家フィッシャー・フォン・エアラッハに対し、もう一人のバロック巨匠建築家ルーカス・フォン・ヒルデブラントにより手がけられました。

完成はシェーンブルン宮殿より約25年遅い、1723年に完成しています。

"バロック建築"ということであればシェーンブルン宮殿以上にこちらの方が高く評価されています。

現在は"オーストリアギャラリー"という美術館になっていますが、ここは2012年のクリムト生誕150周年特別展示会があった時から頻繁に入場見学するようになりました。

限られた観光時間の中でシェーンブルン宮殿以外にここにも入場観光する一般ツアーが本当に多くなりました。

 

秋の青空とこのバロック建築が素敵ですね。

 

こちらはベルヴェデーレ宮殿から見られるウィーン中心部に向かっての眺めです。

この眺めがとても印象的なのでそのまま宮殿の名称になっています。
ベルヴェデーレ宮殿の下宮、シュテファン大聖堂やカールス教会、主要な建造物やpくじはウィーンの森ませ見渡せます。
写真の眺めは庭園から見てるわけではなく、宮殿の一番上の階から見ています。
同じ携帯のカメラで撮っていても時間がずれていることや雲の動き方が複雑なこともあって空の色がが違います。
この 眺めは庭園からよりも絶対に宮殿の上階から見た方がいいですね。

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お気に入りの散歩コースのひとつマルヒフェルト運河の秋

秋が深まるに連れて朝方は霧が立ち込めることが多くなったウィーンです。

毎年そうですがこの時期は霧がよく発生します。

昨日のウィーンは強風警報が出ていて、午前中は強い雨も降り、観光も大変でした。

シェーンブルン宮殿の庭園を始め、Bundesgärtenはクローズされました。

後には青空も見え始めましたが大気が不安定で、夜中にも雨が降りました。

10月半ばにずっと続いた秋晴れが懐かしく思えました。


さて、ウィーンの街中を歩けばこの時期色々な木々の葉が黄色やオレンジに変わり、落ち葉がたくさん見られます。

秋のウィーンもいいですね。

ウィーンは街中を歩くだけでも楽しいですが、外側にも魅力的な所が多くあります。

最近ウィーンにいるとは思えないハイキングコースで秋を感じることについても書いていますが、文字通りウィーンにいるとは思えない牧歌的な自然が外側に広がっています。

今日はうちがよく散歩するウィーン21区のMarchfeldkanal(マルヒフェルト運河)のこの時期です。

 


 

ウィーンの有名なホイリゲ街であるStammersdorfの界隈はStadtwanderwegと呼ばれるウィーン市が定めているハイキングコースの5号線があったり、またEuro Vero(ユーロヴェロ)というヨーロッパのサイクリングコースもあるので私は時間ある時に散歩をしたりサイクリングなどを楽しんでいます。

そこに非常に近い所にMarchfeldkanal(マルヒフェルト運河)があります。

 

ここでも上の写真に見られるようにウィーンとは思えない長閑な風景に出会えます。

ここの散策路も秋を感じる色に変わっています。

"Kanal"は運河です。

ウィーンの中心部にもDonaukanalがありますね。

 


 

マルヒフェルト運河は、Niederösterreichから、ウィーンの北側を通り、再びNiederösterreichのRußbachに流れ込んでいる全長約18kmの川のような水路です。

ちなみにRußbachは、Niederösterreich のWeinviertelを流れ、Hainburgでドナウ河に流れ込む約71kmの川です。

マルヒフェルト運河はマルヒフェルト運河システムの一部です。

マルヒフェルト運河システムはドナウ河の水をマルヒフェルト地域に流し、自然地下水の維持と農工業の水使用の持続確保、水害防止、自然の中でのくつろぎを主な目的とした、国とNiederösterreichのプロジェクトです。

 

運河と言っても実際にここを歩くとわかりますが自然の川のようです。

この川の両側に散策コースが整備されていて、のんびり散歩している人や自転車で走っている人が多くいます。

ここには様々な鳥や魚なの生き物も生息していて、ホタルやビーバーも見られます。

 


 

マルヒフェルト運河には全部で45の橋が掛けられていて、その橋を渡ってそれぞれの反対側に行くことができるようになっています。

 

散歩している人や自転車で走る人、ノルディックウォーキングやジョギングなどここを歩くと地元の様々な人に出会います。

ウィーンのこのような所も素敵です。

 

 

 

 

 

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映画「サウンド・オブ・ミュージック」でマリアが子供達に"ドレミの歌"を教える草原

ウィーンで撮影された映画と言えば真っ先に「第三の男」が思い浮かびます。

ウィーンに来て映画で登場したロケ地を訪れる方が多くいらっしゃいます。

この映画のラストシーンの並木道はとても印象的ですね。

日本の映画だってウィーンで撮影されているものがあります。

それは寅さんの41作目で、シリーズ48作あり私達が見られる次元で唯一の寅さん海外ロケです。

この寅さん映画のファンの方も実は多くいらっしゃり、ロケ地巡りを御案内したこともあります。

いつか時間を見つけて第三の男や寅さん映画の多くのロケ地もこのコーナーで取り上げたいと思っています。(ウィーンにある寅さん公園

ちなみに第三の男や寅さん41作目はウィーンのどこで撮影されているかピンポイントでほぼ100%特定できますから、ロケ地巡りに興味ある方は喜んで御一緒させて頂きますので声をかけて下さい。

 

実際私は映画が好き・・・というよりもウィーンの街が好きなので、そこから街のどこが撮影場所になっているんだろう・・・という興味があったので、時間を見つけては色々歩き回って個人的に調べていました。

さて、ウィーンだけではなくオーストリアと言うとやっぱり「サウンド・オブ・ミュージック」は外せませんね。

オーストリアの雄大な美しい自然を舞台にマリアとトラップ大佐の家族愛をテーマにした心温まる映画ですね。

今でも多くのファンがいらっしゃり、ザルツブルクザルツカンマーグートを訪れます。

映画で登場したシーンとまさに同じ場所に立つと、とても感動しますよね。

 

今日はその「サウンド・オブ・ミュージック」でマリアがギターを抱えて子供達に初めて「ドレミの歌」を教えるあの印象的な場所を御紹介します。

 

映画「サウンド・オブ・ミュージック」はロバート・ワイズ監督、ジュリー・アンドリュース主演で1965年にオーストリアのザルツブルクとザルツカンマーグートで撮影され、アカデミー5部門を受賞した名映画です。

映画で登場する「ドレミの歌」や「エーデルワイス」などはどなたでも知っている曲ですね。

修道院から出てきたマリアがトラップ大佐の家に住み込みの家庭教師として働くことになりました。当初は大佐の軍隊仕込みの厳しさに唖然としましたが、大佐の方針に反抗して7人の子供達の心を徐々につかんでいきます。

外で遊ぶことがなかった子供達に古くなったカーテンで遊びの服を仕立て、大佐の館から外へ繰り出しピクニックに行きます。

ザルツァッハ川に架かる橋を渡り、ザルツブルク大聖堂前を通り、馬の噴水を通り、そして市場で果物を買って、川沿いをスキップし、登山電車のシーンが終わるとこの草原に座っているシーンが出てきます。

きっと皆さんも覚えていることと思います。

そのシーンはこの写真の場所で撮影されています。

ここは以前は何もなかったのですが、最近何と木の囲いができていて、ちょっとした記念の場所になりました。

まるで放牧されている動物達が外に出られないようになっている柵のようです。

正直な所、この囲いは興ざめです。ここは何もなかった時の方がずっと感動がありました。

おそらくロケの場所を探す多くの人が来るため、他の場所には行かせないようにここに囲いを作ったものと思われます。

右側に見られる木の扉からこの囲いの中に入れるようになっています。

この囲いを忘れれば映画の世界にタイムスリップして感動します。

 

 


 

この日は天気は悪くなかったのですが、最初ここに来た時にかなり雲が覆っていました。

しばらくここにいたら雲が徐々に動き、奥の山の世界が映画のように現れてきました。

木の扉から入るとここにはちょっとした説明や覗ける窓などが設定されています。

 


 

寝られるベンチも設置されていて、映画を回想しながらくつろぐことができます。

丸い窓にはガラスがはめ込まれていて、そのガラスには右上の写真のようにトラップ大佐の子供達を意識した地元の子供達が描かれていました。

トラップ大佐の子供達は7人ですが、ここには8人います。

マリアを入れて8人ということでしょうか。

ここから覗けばより映画のシーンを感じることができます。

 

 

まさにここでギターを抱えたマリアと子供達がドレミの歌を覚えます。

奥に雲がかかっているのが残念です。

 

 

上の写真の13分後にはもう雲がかなり動いて、後ろの山がはっきり見えるようになり、青空さへ見られるようになりました。

この時はかなり雲の動きが激しかったです。

 

 

こちらはマリアと子供達が歌っている場所とは反対側になりますが、こちらも美しい風景が見られます。

 

この場所はザルツブルク中心部から45km弱南に走った所にあり、ここに来るには車が必要です。

下からも徒歩で上がってくることはできますが、かなりの時間がかかります。

 

御興味があればサウンド・オブ・ミュージックのあずまやとトラップ邸もどうぞ。

 

 

 

 

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ウィーンにいるとは思えないハイキングコースで秋を感じる

ウィーンの朝は日によっては5℃前後と冷え込む日が多くなってきました。

自然を見れば葉の色が変わり、マロニエの実がたくさん落ちていて秋の街並みとなっています。

シルヒャー・シュトゥルム栗のケーキなどがさらにこの季節を思わせてくれます。

ウィーンの森を始め、豊かな自然が広がっているウィーンの郊外もこの秋の時期はいいですね。

うちは天気がいいとよく外に出かけて自然を楽しみますが、今日はそのひとつの場所を話題にします。

 


 

ウィーンは415km²とかなり広い街ですが、中心からちょっと離れるだけで豊かな自然が広がっていてウィーンとは思えない牧歌的な所が多くあります。

ウィーンの森がウィーンの街を囲んでいるという地形の特徴がその理由のひとつです。

 

ウィーンにはウィーン市が定めているStadtwanderweg (シュタットヴァンダーヴェーク)が全部で9コース(11コース)あります。

うちがよく行くコースはStadtwanderweg 5(Bisamberg)で、この行程はウィーン21区のホイリゲ街で有名なStammersdorfが起点となる全長10.3kmのコースで、全行程歩くと3~4時間かかります。

Stammersdorfは地元で有名なホイリゲ街でGrinzing(グリンツィング)のような観光化されたホイリゲとは違い、昔ならではの本来のホイリゲがたくさんあります。

 

上の2枚の写真はそのコースの途中で出会える風景です。

ぶどう畑のそばを通る情緒あるコースで長閑な風景が広がっています。

とてもウィーンの街にいるとは思えません。




Stadtwanderwegには左上の写真に見られる道しるべが立てられています。

多くの歴史的言われある場所やパノラマ風景などに出会え、荘厳な建造物が立ち並ぶ街中の空気とは全く対照的です。
コースには気軽に休憩できるベンチなども多く置かれています。
右上の写真はウィーンの中心に向かってのパノラマです。
しばらくこの場所にたたずんでいたくなります。
ウィーンに少し長く滞在出来る方はちょっと郊外に足を延ばしてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

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Leopold Museum(レオポルド美術館)

ウィーンの街には7つもの代表的な美術館があります。

その中でヨーロッパ3大美術館のひとつにも数えられている美術史博物館に行く人は多いでしょう。

ここは他の美術館とは全く違う内容で、ハプスブルグ家が所有していた地域の円熟した作品だけが集められていて、15世紀~18世紀の絵画・・・ゴシック~ルネッサンス~バロックの素晴らしい絵画が楽しめます。

その他にはベルヴェデーレ宮殿のオーストリアギャラリーの特に上宮に行く人も多いでしょう。

ここはクリムトやシーレ、印象派などで有名です。

私も絵画は好きなので、仕事でも個人的にも頻繁に訪れます。

これらの作品を見ているとウィーンの街の歴史的な立場というのがよく理解できます。

 

さて、今日はその7つの美術館のひとつであるレオポルド美術館について少しまとめます。

 

Leopold Museumは美術史博物館や自然史博物館があるマリア・テレジア広場の奥にあるMuseumsQuartier(MQ)という博物館地区があります。

MQは1725年馬小屋として建てられたバロック建築ですが、ここは2001年にこの建物を残し、その中庭空間を大きく改築し、モダンなスポットに生まれ変わりました。

その中庭空間には白のMuschelkalkで建てられた建物があり、これがLeopoldmuseumです。

Muschelkalkとは貝類化石を伴う石灰岩で、この空間に洗練された雰囲気を与えています。

この美術館の名前になっているRudolf Leopoldと彼の妻であるElisabethのプライベートコレクションがベースになっていて,現在では年間350.000人が訪れています。

この建物はオーストリアの建築家Ortner&Ortner(Laurids und Manfred Ortner)のプランによるもので40m x 46m、高さが24mです。

 

入口は小さくてチケット売り場やクロークのスペースも細長く決して広くはありませんが、奥に入ると左の写真に見られるように非常に明るい洗練されたくつろげる空間になっています。

ここは1階、3階、4階、地下1階、地下2階が展示フロアとなっていて、2階にミュージアムショップがあります。

ここがオープンした2001年からは日本からもこのレオポルド美術館を訪れる多くのツアーがあり、最初の数年間はかなり頻繁にここを御案内しましたが、やはり美術史博物館やオーストリアギャラリーに行くことが圧倒的に多いので、最近残念ながら日本からのツアーでは行くことがとても少なくなりました。

でも私は個人的にこのレオポルド美術館は好きです。

ここはたいてい空いていて、とても静かで自分のペースでのんびりと絵画を鑑賞することができ、展示内容もとても面白いです。

 


 

4階にはクリムト、オスカー・ココシュカ、コロマン・モーザ、ウィーン工房などの展示が充実しています。特にベルヴェデーレ宮殿とは違った左上に見られる死と生やウィーン大学からの医学の下絵などとても興味深いものがあります。

 

3階はエゴン・シーレです。

このレオポルド美術館はエゴン・シーレ世界最大のコレクションを所有していて、シーレの油彩、デッサンなどがとても充実しています。

シーレファンの方はここは必見でしょう。

Rudolf Leopoldさんはとにかくシーレを多く収集しました。

彼の職業は医者ですが、1950年代からは絵画を積極的にコレクションしてきました。

この3階シーレのフロアは彼の生い立ちから28歳で亡くなるまでの系統立てた展示内容となっていて、多くの写真や資料なども見られます。

(シーレは以前地下1階に多く展示されていましたが、現在は3階に移っています)

地下1階、2階は特別展示コーナーとなっていて、定期的に斬新なモダン芸術などが展示されています。

 

このレオポルド美術館は有難いことにフラッシュなしでの写真撮影がOKです!

ここは火曜日が休館ですが、6月~8月は火曜日もオープンしています。

10:00~18:00が通常のオープン時間、木曜日は10:00~21:00です。

 

 

 

 

 

 

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秋を感じるBotanischer Garten

月日の流れるのは早いもので今日から10月です。

9月は猛烈に忙しかったのであっという間に過ぎてしまった感があります。

ここ数日いい天気が続いていて、秋晴れの青空が広がるウィーンの街です。

観光していてもとても気持ちいいですし、青空の下、荘厳で優雅な建造物と共に街がより美しく見えます。

昨日も団体ツアーの皆さんと全日観光だったのですが、昼過ぎにグラーベンを歩いた時にまたシルヒャー・シュトゥルムを話題にしました。

木、金、土しか店が出ないこと、旬のものであってウィーンではあまり飲むことができない話題性があるシルヒャー・シュトゥルムですからね。

多くの皆さんがその場で味見をしました。

おっと、今日はシルヒャー・シュトゥルムについて書くつもりは全くありませんでした。

この秋の空気を感じられることを話題にします。

 


 

ウィーンの街には多くの公園があり、この時期公園を歩くだけでもマロニエの葉の色や、多くの実が落ちていたりと秋を感じることができます。

街中の公園もいいですが、個人的にBotanischer Gartenは大好きです。

先日、街中にいるとは思えないBotanischer Gartenでリフレッシュというタイトルでここがまだ夏の時期の写真を掲載しましたが、ここの秋も素敵です。

 

緑もまだ多く見られますが、葉の色が変わり、ススキなども見られ夏とはやはり違う空気です。

ここは観光では外せないバロックのベルヴェデーレ宮殿の真横にあるというのもおもしろいです。

ベルヴェデーレ宮殿はいつも観光客で賑わっていますが、このBotanischer Gartenは地元の人が圧倒的に多く訪れています。

 

左上の写真はSpindelstrauch (セイヨウマユミ)です。

右上の写真はベルヴェデーレ宮殿が見えていますね。

 


 

多くの落ち葉が見られ、季節の移り変わりを感じられます。

このBotaischer Gartenはウィーン大学の管轄で、1754年マリア・テレジアの時代から存在していて、80.000m²という市立公園よりも広い敷地には約9500種類もの様々な植物が植えられています。

 

朝は10℃前後と冷え込む日が多くなりましたが、日中はとても過ごし易い陽気です。

太陽の木漏れ日の中にちょっと腰を落ち着けるだけでもここに来る価値があります。

 

 

 

 

 

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街中にいるとは思えないBotanischer Gartenでリフレッシュ

私はオーストリア国家公認ガイドとして毎日様々なお客様にウィーンを、オーストリアを御案内しています。

ウィーンはヨーロッパ文化が凝縮したとても奥が深い街ですから観光箇所がいつも同じわけではなく、多くの組み合わせがあってバリエーションが豊富です。

ウィーンだけではく、ウィーンの森、ザルツブルクやヴァッハウ渓谷、グラーツ、チロル地方など色々な所にも出かけます。

様々な御案内をする仕事ですから、常に人と接しているわけですね。

時として1人になることも必要で、次の仕事までの空き時間などに街並みを見ながらぶらぶら歩いたり、カフェに入ってくつろいだり、近くの公園などに行ったりしますが、それ以外でよく訪れる場所がBotanischer Gartenです。

 


 

Botanischer Garten (ボターニッシャー・ガルテン)は植物庭園です。

 

Botanischer Garten は結構中心から近い所、でも観光の皆さんにはあまり気づかれない、しかもウィーンの観光ポイントとしては絶対に外せない有名なベルヴェデーレ宮殿の真横に位置しています。

 

このBotaischer Gartenはウィーン大学の管轄で、1754年マリア・テレジアの時代から存在していて、80.000m²という市立公園よりも広い敷地には約9500種類もの様々な植物が植えられています。

 

 


 

ここにはベンチも置かれていて、くつろぐことができます。

ウィーンの街中にいるとはとても思えません。

ウィーンの森や郊外にいるような気持ちにさせてくれます。

隣には観光で重要なベルヴェデーレ宮殿があり、たくさんのツーリストがいて賑やかですが、ここは逆にとても静かで観光で来る人はほとんどなく、地元の人が多く散策しています。

 

時間がある時にこのBotanischer Gartenの一角に座って、青空と緑を見つめながら気持ちをリフレッシュすることがよくあります。

ちょっとの時間のことなのですが、私にとってこのようなひと時はとても重要です。

 

 

 

 

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お勧め! 水の世界のハイキングコース "MYRAFÄLLE"(ミラフェレ)

今年の夏は30℃を超える日が多いです。

8月3日が今年では一番気温が上がり38℃をちょっと超えました。

街中ではなるべく日陰を選んで歩く人が多く、テラスでは多くの人が冷たい飲み物を飲んでいました。

35℃を超えた時の街中の徒歩観光は本当にきついですね。

 

さて、オーストリアはアルプスを持っている国のひとつで、そのおかげで郊外には豊かな美しい自然が広がっていて、気軽に出かけられる所が星の数ほどあります。

暑い時にちょっと涼しくなれる所のひとつとしてうちのお気に入りの場所である水の世界のハイキングコース"MYRAFÄLLE"(ミラフェレ)を話題にします。

 


 

MYRAFÄLLE(ミラフェレ)はウィーンの中心部から車で70km弱南へ1時間ぐらい走った所のNiederösterreich一角にあるMuggendorfにあります。

左上の写真はここの入口にあるInfoセンターとレストランで、右上の写真は入口そばにある可愛らしい水車です。

 

 



 

Myrabachという川沿いにある滝を上がって行くハイキングコースです。

MyrabachはMyraluckeという洞窟が水源で、MyraluckeはNiederösterreichの標高1342mのUnterbergにあり、Gutensteinerアルペンと呼ばれてる地域にあります。

 

水源から8kmしか離れていない所に貯水池があり、そこから勢いよく水が落ちて行きます。

 

自然が形成した岩肌に水がぶつかり、豊かな水の音がこだまする14の滝があります。

 

Myrabachの高低差は520mです。

この滝に情緒ある木の橋が多く掛けられていてそこを歩いて行きます。橋の数は26個あります。

滝全体の長さは600m程で、高低差は70mです。

 


 

左上の写真は滝を上がって少し歩くとみられるOberer Stauseeという貯水池です。

ここは視界が開けていて、貯水池の横がコースになっています。

ここの水はとても澄んでいて魚も泳いでいます。

この奥の所にはちょっとしたレストランがありますので、この自然の中にあるテラスに座って喉の渇きを潤すのもいいと思います。

ここからルートはMyrabachを離れていき、右上の写真に見られるように森の中に入って行きます。

 


 

森の中は徐々に傾斜がきつくなっていきますが、それを抜けると右上の写真に見られる長閑な風景に出会えます。うちはいつもここで休憩をする習慣があります。

Myrabachから離れてこの地域の最高地点であるHausstein(ハウスシュイン)を回り込むようにハイキングコースができています。

左上の写真に見られる突き出している岩肌がHaussteinで、標高664mです。

ハイキングコースはここから滝に戻れるように奥へ続いて行きますが、ここからHaussteinまで行くことをお勧めします。

うちがここに来る時には必ずHaussteinまで行きます。

ここからの眺めはとても素晴らしいものがあります。

 

 

Haussteinからはこの周辺のアルプスを眺めることができます。

この下にはMuggendorfの小さな街が見られます。

このような谷の風景はオーストリアでは至る所に見られます。

 

 

このHaussteinから見られるもうひとつの話題性がある景色はSchneeberg(シュネーベルク)が見られることです。

奥の方に高い山が見えますが、これがNiederösterreichで一番高いSchneebergです。

 

このMyrafälleは自然保護地域に指定されているため入場料がかかりますが、大人はたった3.50ユーロです。

5月~10月の金、土、日、祝日は朝7:00~23:00までと長くオープンしています。

 

しかも夜はライトアップされますから、また幻想的ですね。

 

 

 

 

 

 

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Naturpark Buchenberg(自然公園 ブッヒェンベルク)

ウィーンは"森の都"とも形容され緑豊かな街であるとともに、かつての帝国の都ですから荘厳な建造物に囲まれていて、優雅さと上品さが感じられる美しい街です。

ウィーンにだってウィーンの森があるので豊かな自然に触れることが簡単にできますが、ウィーンの外に行くともっと豊かで長閑なオーストリアの美しい風景に出会えます。

ガイドブックには決して紹介されないような、しかし地元での有名なスポットがたくさんあります。

私も時間がある時には家族と色々な所に出かけていますが、うちがよく行くお気に入りの場所のひとつを紹介します。

 


 

こちらはNaturpark Buchenberg(自然公園 ブッヒェンベルク)です。

オーストリアには48の自然公園があり、どれも個性があってオーストリアの美しい自然に触れられる地元では人気あるスポットになっています。

巨大な石があるBLOCKHEIDE(ブロックハイデ)Hochmoor Schrems(ホッホモーア シュレムス)Hagenbachklamm(ハーゲンバッハクラム)Sparbach(シュパールバッハ)などはうちがよく出かける自然公園です。

 

このNaturpark BuchenbergはNiederösterreichのMostviertelのWaidhofen a.d.Ybbsにあります。

Waidhofen a.d.Ybbsは12世紀以降この近くで鉄鉱石が採掘されて、その商業通りが交差した街なので、鍛冶屋業が発達しました。

ここまではウィーンの国立オペラ座からだと車で150kmぐらい西に走ります。

 

最近入り口まで車が入れなくなりましたので、(身障者とベビーカーを持った人は除く)下の国道121号線界隈に車を停めて、5~6分歩いて上ります。

まもなく上の写真に見られるように視界が開けてきて、右上の写真はここの入り口です。

このWaidhofen a.d.YbbsはYbbstaler AlpenというNiederösterreich,Oberösterreich,Steiermarkにまたがるオーストリアアルプス一角のAlpenvorlandという裾野的な所に位置しています。

 

 

 

この自然公園BuchenbergはTierpark(動物公園)、Kletterwald(クライミングの森)、Bogensport(弓スポーツ)の3つの部分に分かれていてそれぞれ別料金です。

BuchenbergとはこのWaidhofen a.d. Ybbsの文字通りの山で標高790mです。

うちはここではいつも動物公園に入って散策します。

 

 



 

Buchenbergの傾斜を利用して、多くの動物達が放し飼いされています。

写真に見られるようにコウノトリやフクロウもいます。

特にフクロウは森の中に仕切られた領域がいくつもあり、それぞれ種類の違うフクロウが飼育されています。

写真では左がBartkauz、右はSchnee-Euleです。

狸や狼、ヤマネコもいます。

 


 

自然公園内ではこのような美しい自然の風景が随所に見られます。

子供達の遊び場や自力で動かすゴーカート、トランポリンなどもあってかなり楽しめます。

ゴーカートのコース上にも動物が歩いています。

Buchenbergの斜面に広がっている自然公園なので視界が開けて居る所もあれば森の中も歩きます。

 


 

ずっと奥まで歩いて行くと、上の写真のように迷路とアスレチック的な公園もあります。

うちがここに来た時には毎回迷路を楽しんで、ここで休憩します。

自然の中でこのようなアトラクションがあるのもうれしいです。

 

 

手前に見える街がWaidhofen a.d.Ybbsで、人口11.400です。

ずっと奥の山の上に見えているのはBasilika Sonntagbergという知られた教会です。

 

ウィーンからはちょっと遠いですがオーストリアの長閑な自然に出会えます。

 

 

 

 

 

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Wasserpark(ヴァッサーパルク)

ウィーンは"森の都"と形容される通り、ヨーロッパの中で街の広さに対して緑の比率が最も高い街です。

中心のリンク道路沿いにも市立公園王宮庭園などを始め5つもの大きな公園があり、リンク道路の街路樹の緑もとても素敵です。

中心から離れてもシェーンブルン宮殿やプラター公園などの有名な公園や庭園、それ以外だって至る所に公園や街路樹地帯があり数えきれません。

ウィーンの街を歩く時に"緑"を意識して下さい。本当にこの街は緑が多いことがわかりますよ。

ウィーンの街中に大きな緑よりもっと大きな緑がウィーンの森です。

 

さて、今日は観光ではまず行かない地元で有名な公園をひとつ話題にしましょう。

 


 

こちらはウィーン21区(フローリッズドルフ)の一角にあるWassepark(ヴァッサーパルク)です。Wasserは水という意味ですから"水の公園"と日本語に訳していいでしょうか。

WasserparkはAlte Donauの一番上流側の一角です。

Alte Donauはドナウ河のかつての支流の一部で、現在では新ドナウを下流方面に見て左側を大きくカーブを描いて長さ5.2km、幅300mで横たわっています。

ちなみにAlte Donauは地下水が流れ込み、地下水として流れ出ているため、ドナウ本流や新ドナウとの繋がりはありません。

 


 

Wasserparkは1929年に完成していて、143.000m² (14.3 ha) の広さで、その内の1/3が水面部分です。

ここは街中の公園とは雰囲気がやはり違っています。

池のようなAlte Donauの周りを散策することができ、緑の芝生が植えられ、子供達が色々な遊びをしていたり、ピクニック的に横になってくつろいでいる人も多くいます。

 


 

ウィーン市の管理で花なども植えられていて綺麗に手入れされています。

また遊び場も作られていていつも賑わっています。

この場所は地下鉄6号線の終点Floridsdorf駅から歩い7~8分で来ることができます。

このすぐそばには寅さん公園もありますから一緒に訪れてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

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今度は仕事でヴァッハウ渓谷に行った(2017年7月)

観光でウィーンに来たら普通は最初に市内観光をするでしょう。

シュテファン大聖堂を中心としたウィーンの旧市街の街並みの美しさ、リンク道路沿いの荘厳な建造物、豊かな緑が多くある公園の中の記念像、中心からちょっと離れたシェーンブルン宮殿やベルヴェデーレ宮殿など尽きません。

街の様子が少しわかってくると有名なカフェなどでちょっと腰を下ろすのもいいでしょう。

慣れて来ると公共交通機関を使って行き易きウィーンの北の森方面もいいでしょう。

ウィーンはヨーロッパ文化が凝縮した奥が深い街ですが、外側にも見所が多くあります。

ウィーンに数泊できて時間がある方はウィーンを離れて遠出をする人も多いでしょう。

その時はザルツブルクヴァッハウ渓谷ウィーンの森へ行かれる方も多く、行き方などの御質問をよく受けます。

オーストリアは国内に美しい自然が広がっていますので、ウィーンの街とは全く違う姿が見られます。

その中でヴァッハウ渓谷は私も大好きなドナウ河の最も美しい部分で、シーズン中には仕事でも個人的にもよく行きます。

6月初めに家族でヴァッハウ渓谷に出かけたことを少し書きましたが、その時は船下りの関係上デュルンシュタイン~シュピッツ~デュルンシュタインというルートだったのでメルクには行きませんでした。

今回は仕事でウィーンから定番な日帰り観光でヴァッハウ渓谷に行きました。

 


 

7月終わりの週末、この日は気温が30を超えた暑い日となりましたが、朝から素晴らしい青空が広がっていて、荘厳なバロック建築であるメルクの修道院とのコントラストが印象的でした。

やっぱりここは青空がいいですね。

お客様とここに来る時には高速道路から降りて直接メルク修道院の駐車場に入ります。

左上の写真は駐車場から見た風景です。

個人でここに来る方はたいてい鉄道を使うと思いますので、この場所に来ることはほとんど無いと思います。

修道院は事前に予約してありますから待ち時間無しで見学しました。

もちろん私が御案内しました。

ここは2016年9月から"写真禁止"になってしまったのが本当に残念で仕方ありません。

ヴァッハウ渓谷に来たら修道院は絶対に見学するべきです。

 

 

私のサイトを訪れて頂いている皆様にはもうお馴染みとなったメルク修道院のバルコニーから見たメルクの街並みです。

この風景は何度見ても飽きることがありません。

この後には素晴らしい図書館と教会が待っています。

 


 

修道院見学後にメルクの街まで降りて来ました。

ここに来ればメルクの街とまるで街を支配しているかのような断崖に立つ修道院の印象的な姿を見ることができます。

修道院見学後、修道院横のレストランで昼食ですが、ここは下に降りていくことをお勧めします。

その分、船の出発時間を考えると少し昼食が忙しくなりますが、ここのレストランやカフェでは乗船時間に合わせて昼食をとる人が多いことから、頼めばかなり早く出してくれます。

雲一つない素晴らしい青空です。

 


 

13:45発のBrandnerのMs.Austriaに乗船です。

メルク~デュルンシュタインまでのクルーズを楽しみました。

かなり暑かったこともあり、多くの人は船内にいたため、デッキ席には余裕で座ることができました。

途中の風光明媚な景色を楽しみながらのあっという間の1時間20分でした。

 

その後デュルンシュタインを散策してウィーンに戻りました。

ヴァッハウ渓谷は個人で来るにはちょっと行きづらく、時間もかかりますが、訪れる価値は十分にあります。

 

最後は定番なデュルンシュタインの船からの眺めです。

 

 

 

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Nationalpark Thayatal(国立公園 Thayapark)3 - Thayabrückeを渡って徒歩で国境を超える

Nationalpark Thayatalではインフォセンター界隈を、Nationalpark Thayatal 2ではEinsiedlerwegと言われるハイキングコースと2回にわたってこの地域を紹介しましたが、最終回の今日はこのThaya川に掛けられている橋について紹介します。

 

インフォセンターからちょっと下るとHardeggというオーストリアで一番人口が少ない街に出会えます。この街はチェコとの国境に位置していて、ここにThayabrückeという橋が掛けられています。

この橋は現在もちろん普通に歩いて渡ることができます。

 


 

左上の写真はオーストリア側からこの橋を見ています。

奥の方に建物が見えていますが、あそこはもうチェコです。

この橋は徒歩、自転車だけで渡ることができます。

右上の写真はチェコ側からオーストリアを見ています。

 


 

この橋を渡るとここからチェコですというEUマークが入った立て札があります。

そこから先に行くとこのNationalpark Thayatalのチェコ語である"Narodní Park Podyjí"と書かれた立て札があります。

まだチェコが東ヨーロッパと呼ばれていた共産圏時代には徒歩で自由にここを渡ることは考えられませんでした。

この美しい自然の風景でも西側オーストリアと東側チェコとの運命が二分されたことを思えば考えさせられるものがあります。

 


 

このThayabrücke(ターヤブリュッケ)はオーストリアのHardeggとチェコのČížovを結んでいて、オーストリア側に国道ができたことをきっかけにして1874年に作られました。

作った会社はウィーンのIgnaz Grindlです。

それまでは当時の人々はかなりの回り道をしてこのThaya川を渡っていました。

第1次世界大戦後、帝国が崩壊しオーストリアがとても小さくなってチェコやハンガリーも独立をして、それぞれの国になってから橋の両側に国境管理の建物(出入国審査、税関)が建てられました。

右上の写真に見られるのはチェコ側のかつての当局の建物です。

 

この橋は第2次世界大戦の終わりまでは特に制限が厳しくなく、頻繁に利用されていましたが、1945年からは鉄のカーテン時代となりました。

プラハの春の時にはここが開けられる可能性がありましたが実現しませんでした。

その間は止むを得ない必要性がある時だけこの橋が使われました。

かつてのソ連の共産主義体制が崩壊した後、この橋はオーストリアが安全性を確かめ、しっかり整備して、1990年4月12日の緑の木曜日に再び開通しました。

 

 

 

 

こちらはオーストリア側に見られるこの橋が再度開通したことを示す記念プレートです。

オーストリアのBundeswappen(Bundesadler)が見られ、その両側には左にNiederösterreich、右にはHardeggの紋章が見られます。

ここではThayabrückeではなく、 Grenzbrücke(国境の橋)という名所になっています。

 

 

橋の長さは73m、幅は4.20mです。

今はオーストリア側から、そしてチェコ側からと自由に行き来でき、かつての重々しい国境だったとはとても思えない程このThayabrückeは美しい自然に調和しています。

 

 

 

 

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Nationalpark Thayatal(国立公園 Thayatal)2

昨日はこのNationalpark Thayatalのインフォセンター界隈を話題にしました。

この界隈も景色がいいのでここでのんびりしてもいいですが、このインフォセンターを起点にして話題性があるハイキングコースが6つあります。

特にお勧めはハイキングコース2のEinsiedlerwegです。

このコースは森の中、古いお城が見られること、小さな街、Thaya川の横を通りながらの2時間半ぐらいのハイキングコースです。

 

インフォセンターを出るとすぐに森の中に入って行きます。

道は少し下り坂です。

この日はとても暑い日でしたが、森の中は気温は低くそれなりに快適に歩けます。

このインフォセンターから2km程離れた所にHardeggというオーストリアで最も人口が少ない街に出会えます。

この街はThaya川に面していて有名なHardegg城があります。

 

 

上のお城がBURG HARDEGG (ハルデック城)です。

画像は何も加工していないので、逆光ぎみでちょっと暗く映っています。

この小さな街を今で守り続けているような印象を与えています。

このHardegg城が最初に記録に登場するのは1145年です。

北からこの地へ来る侵入者を防ぐための要塞だったようです。

最初の所有者はGrafen von Plainで、彼らは800年頃にはこの地に来たとされています。

その後よくあるパターンで所有者が多く変わります。

ハプスブルグ家がこの城を所有していたこともあります。

 

このHardegg城は見学することができます。

いつか時間がある時にこの城内を話題にします。

 

このハイキングコースではこのお城を見ながらこのHardeggの街に降りていくことができます。

このHardeggは2015年人口がたった80人で、"die kleinste Stadt in Österreich"(オーストリアで一番小さな街)と言われるようになりました。

 

お城は上の方に建てられていますが、Hardeggの街はThaya川に面しています。

HardeggはNiederösterreich のWaldviertelの一角です。

 


 

"Thaya"は川は昨日も書きましたが、チェコのモラヴァ川(ドイツ語ではMarch川)に流れ込んで、そのままドナウ河に入る全長235kmです。

上の写真はThaya川で、水質もいいです。

川幅は60mちょっとはあるでしょうか。

右上の写真にはHardegg城が奥に見えていますね。

天気が非常によかったのですが、明るすぎて青空が映りませんでした。(写真ではあまりわかりませんが)

私が眺めているのはこのThaya川に掛けられた地元で有名な橋からの風景です。

 

Einsiedlerwegはこの橋を渡らず、Thaya川沿いにずっと続いて行きます。

 

 


 

Thaya川の水の音を聞きながら川沿いからやがてコースは再び森の中へと入って行きます。

途中は視界が開けている所も数か所あり、ベンチなども置かれているので適度に休むことができます。

 


 

森を抜けると再び視界が開けてきます。

出発点であったインフォセンターの反対側へと戻ります。

右の写真はインフォセンター近くに戻ってきた時です。

この時は19:00を過ぎていました。

 

オーストリアにはこのように手軽に楽しめ、話題性があるハイキングコースが星の数ほどあります。

それぞれには個性がありますが、オーストリアの美しい自然の風景に出会えることではどれも共通しています。

 

さて、Thaya川を渡す前述した橋はチェコに行く国境の橋です。

明日はこの橋について少し書きたいと思います。

 

 

 

 

 

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Nationalpark Thayatal(国立公園 Thayatal)

ウィーンは荘厳な建造物が立ち並ぶかつての帝国の都であり、上品で優雅な街並みですが、中心からちょっと外側に足を延ばせばウィーンの森が広がっています。

オーストリアはアルプス山脈を抱えている地形の特徴があるので、郊外には美しい長閑な風景が広がっています。

私は普段お客様に色々な角度から観光案内をしていますので、プライベートでは全く観光では知られていない、しかし地元ではとても有名な場所に家族と出かけるのが大好きです。

特にNaturpark(自然公園)やNationalpark(国立公園)などは手軽に楽しめます。

 

今日はそんな場所をひとつテーマにしてみたいと思います。

 

 

上の案内図で見られる緑に囲まれた地域がNationalpark Thayatalです。Nationalpark Thayatalはオーストリアとチェコの国境にまたがる13.3km²で、オーストリアのNiederösterreich側とチェコ側に広がっています。チェコ側ではNarodní Park Podyjíと呼ばれています。

 

"Thaya"は川の名前で、チェコのモラヴァ川(ドイツ語ではMarch川)に流れ込んで、そのままドナウ河に入る全長235kmです。

このThaya川は水源が2ヵ所あります。オーストリアのSchweiggers界隈とチェコ側の Stajiště界隈で、オーストリア側はDeustche Thaya、チェコ側はMährische Thayaとそれぞれ別名で呼ばれていて、この2本の川はオーストリアのRaabs an der Thayaという街で合流し、"Thaya"として1本になります。川がどこをどのように流れているのかを知るのも楽しいですね。

このNationalpark ThayatalはこのThaya川を挟んで広がる国立公園です。

"Tal"は谷と言う意味です。

 

Nationalparkは自然保護が最優先となり、人の手がほとんど入っていないことが重要で、同時に後世にも残していくことを目的としていて、少なくとも全体の75%は何かしら経済的利用が介入していないことも条件となっています。

ちなみにオーストリアには国立公園がここを含めて全部で6つ(現時点)あります。

 


 

左上の写真はNationalpark Thayatal (ターヤタール国立公園)のインフォセンターです。

中はともて清潔感があります。

チェコの国境も近いことからチェコからも多くの人が訪れているようで、チェコ語を話す係もいます。

インフォセンターではこのNationalpark Thayatalに関しての様々なことを知ることができるようになっています。ここの入場は無料ですが、ちょとした有料の博物館が併設されていて、タブレットを借りてこの地域のことをもっと詳しく知ることができ、映画も上映されます。

 


 

インフォセンターを抜けると左上の写真のような風景が広がっています。

ここでのんびりしている人もいます。

ここではWildkatze(ヨーロッパヤマネコ)も2匹飼育されていて、餌付けを見せてくれます。

2匹の名前はCarloとFriedadです。

 

 


 

この場所にいるだけでもここに来る価値はあると思いますが、インフォセンターを起点としてここには全部で6つのハイキングコースがあり、オーストリアらしい豊かな自然にもっと近づけます。

この時にはここのハイキングコース2のEinsiedlerwegを歩きました。

このルートはHardeggというとても小さな風情ある街とThaya川が見られるお勧めルートです。

インフォセンターを後にして歩いて行くと、すぐに右上の写真のように森の中に入ります。

 

この続きはまた明日にしたいと思います。

 

 

 

 

 

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Schneebergが眺められるレストラン

オーストリアはちょっと郊外に出るとのどかな美しい風景が広がっています。ウィーンは帝国の都が今でも感じられる荘厳な建造物が立ち並ぶ上品な街ですが、ちょっと外に出るとオーストリアらしい風景に出会えます。郊外にだって出かけたついでに気軽に寄れるホイリゲや地元で知られたレストランなど多くあります。

今日は個人的に大好きなそんなレストランをひとつ紹介しましょう。

 


 

こちらはForellenhof(フォレレンホーフ)というレストランでNiederösterreichの最高峰Schneeberg(シュネーベルク)が見えることで知られています。Forelleは鱒を意味するドイツ語で、ここはレストランの名前の通り鱒料理が知られています。春、夏、秋はハイキング、冬はスキーができるSchneebergですから、このForellenhhofはレストランだけでなく宿泊することもできます。値段もそんなに高くありません。

 


 

レストランの前には上の写真に見られるような美しい風景が広がっています。草原地帯で、奥にはSchneebergを眺めることができます。Schneebergに上らなくてもこの界隈の散策も楽しいですし、また自然の中で弓術(実際には弓矢を放って人工的に作られた動物の標的に当てる)も楽しめます。またちょっとした遊び場も作られています。この風景を眺めているだけでリラックスできます。

 


 

左の写真は西日が当たるSchneebergで、右の写真はレストランの中から見た景色です。

この場所はSchneebergに上るサラマンダー鉄道の駅であるPuchberg am Schneebergから車で6kmほど奥に入ったLosenheimという標高800mの場所にあります。

ここではもちろんForelle(鱒)を食べました。とてもおいしかったです。

 

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"アメジストの世界" はおもしろい(Amethyst Welt MAISSAU)2

昨日はこのAmethyst Welt Maissauには世界最大のアメジストが埋まった岩の壁が見られことについて書きました。それが見られるAmethyst-Schaustollenを出て来ると前方には"Edelsteinhaus"が立っています。

"Edelstein"(エーデルシュタイン)は宝石という意味ですから宝石の家というような意味になります。

 

 

このEdelsteinhausもガイドツアーのみで見学することができます。

つまりここには2つの大きなガイドツアーがあるわけです。

このどちらかのツアーに参加するこのAmethyst Welt Maissauの料金は一般の大人11ユーロ、両方見られるコンビチケットだと18ユーロとなっています。

どちらのチケットでも施設内は歩き回ることができます。

 


 

このEdelsteinhausには様々な宝石や鉱物が展示されています。

世界の色々な地域からのアメジストやオーストリアで採掘されたものなど分けて展示されています。

隕石までも展示されていてそこには手が入れられるようになっていて触ることができます。隕石の展示と言うとウィーンにある自然史博物館を思い出しますが、このAmethyst Weltはその自然史博物館とも提携しています。

今年のここの特別展示はダイヤモンドがテーマなっていました。

特別展示コーナーは撮影が禁止だったのでここに掲載できませんが、ダイヤモンドについて色々知ることができます。

 


Edelsein(宝石)は希少性が高くて外観が美しい固形で一般的にアクセサリーなどに多く利用されている鉱物のことを指します。鉱物とはドイツ語では"Mineral"と呼ばれます。

宝石は天然鉱物として無機物結晶で、外観が美しいこと、希少価値があること、硬度が高いことが条件となり、よく知られているのは20種類程度ぐらいしかありません。


Amethyst-SchaustollenとEdelhausではガイドツアーが毎時行われています。

この2つを楽しんだ後、うちが必ず行くのが"Schatzgräberfeld" (シャッツグレーバーフェルト)です。Schatzは埋もれている宝や財宝という意味がありますので、宝を発掘する野原みたいな意味があります。

ここでは決められた敷地の中で地中に眠っているアメジストを掘り出すことができるようになっています。

ドイツ語ではschürfen (シュルフェン)という言葉がよく使われていて、試掘するとか探鉱するという意味です。

schürfen (シュルフェン)は全く別料金でその場で支払います。

1時間という時間内であればルールを守って敷地内のどこを掘ってもよく、掘り出したアメジストは片手に収まる大きさであれば(いくつでも)持ち帰ることができます。

 


 

上の2枚の写真はSchatzgräberfeldと呼ばれている領域で、掘り出す時のシャベルやバケツを貸してくれます。

私も子供と1時間とにかく掘りまくりました。

経験上かなり深く掘らなければある程度の大きさのアメジストは見つけられません。

アメジストが入った小さな岩の破片のようなものは1時間でも真剣に掘れば多く見つけられます。

1時間真剣に掘るとかなりフラフラになります。

腰は痛くなって、手に力が入らなくなります(笑)

かなりの運動です。

この場所は地元の子供達にもとても人気がありますが、大人も結構楽しめます。

ここには掲載しませんがこの日はそれなりに大きなアメジストを見つけることができました。

 

ここでは掘り出したアメジストを磨いたり、ペンダントにすることもできます。

 


このAmethyst Welt MAISSAUがオープンしたのは2005年の2月です。

でもここは1845年に当時石の採掘作業をしている時に偶然にも大きなアメジストのライン(Amethyst-Ader)が発見されました。しかしすぐには何も行われませんでした。

100年以上経過した1986年~1994年の本格的に調査や発掘が行われ、たくさんのアメジストが見つかりました。

1999年には"Maissauer Amethyst GmbH"という街と提携した会社組織になり、それからというものは断続的に調査が行われています。

 

オーストリアには観光ガイドブックなどでは紹介されいないこのようなおもしろい所がたくさんあります。

 

 

 

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"アメジストの世界" はおもしろい(Amethyst Welt Maissau)

地元の方がそれぞれ休暇を楽しんでいる7月~8月です。

こちらは9月から新年度が始まり、学校もFerien(フェーリエン)という日本で言うおおきな夏休みです。ウィーンの街は地元人が少なくなるのとは逆に多くの観光客が訪れていて、この休暇シーズンの空気が感じられます。

私も日本からのお客様と毎日のようにウィーンの街を歩いていますが、仕事だけではなく家族との時間も大切に考えています。

うちは時間があれば色々な所に出かけていて、その時の多くは普段観光では行かない、逆に地元ではよく知られている名所を訪れます。

今日は去年も話題にした、うちが気に入っているスポットのひとつであるアメジストの世界に最近また行って来たので少し紹介します。

 

アメジストの世界・・・

Amethyst Welt Maissauはウィーン中心部から車で70㎞程北西に走った"Maissau"にあり、世界最大のアメジストが埋まった岩の壁が見られます。MaissauはNiederöstereichのWeinviertelとWaldviertelの中間に位置した人口2.000人弱の小さな街で、Amethyst Weltはそこから2km程離れた所にあります。

この街に車で近づいていくと、アメジストの色である紫を基調とした道標があります。

 

 

 

上の写真はここの案内図で、下に見えるドームのような所が入口です。

その中にはインフォメーション、ショップやカフェなどがあります。

自然の中にテーマを持ったいくつものスポットがありますが、ここの最も重要な場所はインフォメーションのすぐ上にある円形の建物で"Amethyst-Schaustollen"と呼ばれ、この中に世界最大のアメジストが埋まった岩壁があります。

 


 

このAmethyst WeltのAmethyst-Schaustollenはガイドツアーのみでの見学が可能です。普段は皆様に御案内している立場の私ですが、ここに来ると必ずガイドツアーに参加します。この日も家族連れの方々が多く来ていました。

Amethyst-Shaustollenに入ると広い円形スペースの中央に左上の写真で見られる3角形状の大きなスクリーンが設置されていて、アメジストについての説明を見ることができます。Amethyst-Schaustollenはアメジスト見学坑道なんて意味になるでしょうか。

 

さらに奥に入って行くと右上の写真のようにとても広い空間に導かれます。

ここが世界最大のアメジストが埋まった岩壁です。

自然のままに残されていて、そこを利用してこの施設を作ったわけです。

また、この空間には多くのアメジストが展示品として置かれていて大変興味深いです。

 

Maissauの街からちょっと離れたこの場所には確実に400mの長さでアメジストの岩壁はあり、おそらく1km以上はあるだろうと推定されています。この場所は地下12mの深さで、ここに見られるアメジストの岩壁は40m以上の長さがあります。すごいの一言です。

 


 

上の2枚の写真はその岩壁の一部です。

紫色したアメジストが至る所に見えますね。

 


アメジストは紫水晶とも呼ばれていて紫の色が有名ですね。アメジストという名はギリシャ神話に登場する少女の名前から来ています。アメジストは意外と古い歴史を持っていて今から約4.000年前のエジプト王、王妃のお墓の中からも発見されています。

アメジストは水晶ですから天然水晶と同じマグマ性結晶で火成岩に分類されます。

美しい紫色は水晶を形成する珪素の一部が鉄に入れ代わり、鉄を取り囲む酸素のひとつの電子が天然放射線によって失われて形成されると言われています。


上の案内図に見られる通り、自然の中にこの施設が作られているのでアメジストの世界だけでなく、ここは散策してもおもしろいです。

駐車場の所には子供が喜ぶ遊び場も作られています。

 

さて、ここではAmethyst-Shaustollenを見るのが一番のハイライトですが、ここにはもうひとつの博物館があり、さらにアメジストを掘り出すことができます。

その続きは明日にしましょう。

 

 

 

 

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Blockheide(ブロックハイデ)に行って来た

オーストリアはアルプス山脈を大きく持っている国で、郊外には美しい自然が広がっています。

ガイドブックには載っていない、でも地元でよく知られた所がたくさんあります。

例えばNaturpark(自然公園)などもその中に入ります。

 

オーストリアには自然が形成した歴史ある場所が"Naturpark" (自然公園)として管理されていて、国内に48箇所のNaturparkがあり、VNÖ (Verband der Naturparke Österreichs) ---オーストリア自然公園連盟が中心になって管理しています。

うちも時間があればしょっちゅう郊外に出かけていますが、今年4月のイースター休暇の時や今月7月もにうちのお気に入りのスポットのBlockheide(ブロックハイデ)におにぎりを持って行って来ました。

Blockheideも自然公園のひとつです。

 

 

BlockheideはNiederösterreichのWaldviertel(ヴァルトフィアテル)の一角で、チェコとの国境に隣接するオーストリアのGmünd(グミュント)の目と鼻の先にあります。

ウィーンからは車で約140kmと決して近くはありませんが、訪れる価値は大です。

 

 

ここは自然公園ですから、ハイキング感覚で気軽に楽しめ、以下の4つのテーマに分かれた散策コースがあり、草原地帯、池、森、そしてここが一番重要なのは自然から形成された巨大な石の塊をいくつも見ることができます。

 

GRANIT-TOUR (2,9 km)

MYTHOlogieTOUR (3,5 km)

LANDSCHAFTSkulTOUR (2,8 km)
MARIENKÄFERWEG (5,6 km)

 

 


 

今回は4月に来た時の様子で、この日は子供同士が親しくしている知り合いの家族といっしょにここに来ました。

巨大な石の大きさをわかってもらうために、彼にちょっと写真に入ってもらいました。

右上の写真の石はTeifelsbettと呼ばれています。悪魔のベット!?ですね。

 

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