オーストリアの名所

 

こちらは最新から遡り100の「オーストリアの名所」が掲載されています。

 

過去の記事はこちらからどうぞ

 

                                             → オーストリアの名所 過去の記事 2016年

 

                                             → オーストリアの名所 過去の記事 2015年

 

                                             →  オーストリアの名所 過去の記事 2014年

 

                                             →    オーストリアの名所 過去の記事 2013年

 

 

 

Kittenberger Erlebnisgärten(キッテンベルク エアレープニスゲルテン)

ウィーンはかつての帝国の都であり、荘厳な建造物が立ち並ぶ上品で優雅な歴史ある街ですが、ウィーンをちょっとでも離れると長閑な美しい風景が広がっていて、街中とは違い、オーストリアの本来の姿である豊かで美しい自然を手軽に楽しむことができます。

私も時間があると家族と色々な所に出かけていますが、今日はやはりうちのお気に入りである郊外のスポットをひとつ話題にします。

 

 

ウィーン国立オペラ座からヴァッハウ渓谷方面へ85km弱車で走った所に地元で知られた様々なスタイルの庭が集まった大きなテーマパーク "Kittenberger Erlebnisgärten"があります。

Erlebnisgärten(エアレープニスゲルテン)は体験ガーデンというような日本語訳です。

この場所はLangenloisの行政区に入るSchilternにあり、自然の中に50近くの様々なスタイルの庭が迷路のように並んでいて本当におもしろいです。

 


 

左上の写真はこのテーマパークの入口で、ここから入ると綺麗に美しく整えられたガーデニングショップがあり、そのショップ通りながらさらに奥の入口へと進みます。

中にはカフェなどがあり、それを抜けると窓口があります。

入場料が大人9.90ユーロかかりますが十分払う価値があります。

 

園内に入ると様々なスタイルの庭が迷路のように並んでいるのですが、しかしそれぞれが干渉することなく、独自の空間を演出していて歩いているだけで楽しいです。

 



 

トスカーナスタイル、自然岩庭園、ステップ庭園、バイオ池庭園、アジア庭園、野菜庭園、蓮の花庭園、バラ庭園、家族庭園、夏庭園、虹の庭園、農家風庭園、ポルトガルファイアー庭園、ハーブ庭園、冒険の庭園、フィットネス庭園・・・とにかく色々なスタイルの庭があります。

自然の中に作られているので、右上のような長閑な風景も楽しめます。

 



 

TullnにあるDIE GARTEN TULLNもおもしろいですが、こちらKittenbergの方が自然的で、それぞれの庭園がお互いにあまり見えないような構成になっていて、その場所に行くとその庭園のテーマと空気をより強く感じられると思います。

 


 

この庭園の広さは50.000m²以上もあります。

上の写真に見られるように子供達にも絶大な人気がある滑り台やいかだ、遊び場や迷路などもあり1日楽しめます。

この滑り台はマットを使って滑ります。

実際は子供達だけでなく大人も楽しむことができ、競争して滑る人がたくさんいます。

私も子供と何回も楽しみました。

 

オーストリアは観光で知られていなくても、地元で有名なスポットがたくさんあります。

 

 

 

 

 

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今年もSchneeberg(シュネーベルク)に行った(2017年)

10月終わりは不安定な陽気で、雨や曇り、強風警報までも出ました。

それ以前は秋晴れの素晴らしい青空が毎日見られましたが、11月に入り、冬の訪れを感じます。

 

さて、その素晴らしくいい天気だった10月15日にSchneeberg(シュネーベルク)に行って来ました。

去年は8月6日にこのSchneebergに行きましたが、その時よりも今年の方がかなり暖かったです。

 

 

Schneeberg (シュネーベルク)はオーストリアアルプスの一角で標高2076m、Niederösterreichの最高峰です。

Schneebergは日本語では"雪山"なんて直訳になり、ウィーン中心部から直線距離で60km弱南に位置しています。

地元ではこの辺を南アルプスとかWiener Alpenなどと呼ばれています。

ここはウィーンの森南方面に行くと5月始め頃まで雪が残っていて白くなっている姿が遠くに見られますし、ウィーンの街からでも場所によってはSchneebergが眺められます。ここは地元で有名なハイキングコースでもあり、アプト式の登山鉄道が通っていて楽しく快適に上まで上って行くことができます。

 


 

今回は子供同士が仲がいい家族ぐるみで付き合いのあるそのお父さんの誕生日のイヴェントということで、彼の知り合いを周辺を含めた20人以上の団体でSchneebergに上りました。

Schneebergの麓の駅であるPuchberg am Schneebergで待ち合わせをしました。

この日は朝から最高の天気で、このSchneeberg界隈も雲一つない青空でした。

左上の写真でずっと奥に見えているのがSchneebergです。

右上の写真は途中駅からのSchneebergを眺めています。

 

左上はお馴染みSchneebergに登るSalamanderbahn(サラマンダーバーン)です。実際にこの地域に生息しているサラマンダーに由来しています。

このSchneebergbahnはこのSalamanderbahnと時間によってはレトロな蒸気機関車が走ります。この登山鉄道は以前オーストリア国鉄の運営でしたが現在ではNÖVOG (Niederösterreichische Verkehrsorganisationsgesellschaft m.b.H.)が運営しています。

アプト式ですから線路の間には歯車が食い込む別のレールがあります。

 

 

 

<Schneebergbahn>

 

19世紀後半になると山岳地域に行くことがひとつの流行りとなりました。このSchneebergの一番最初の山小屋は年間で1万人を超える訪問者数となり、ここに鉄道を建設しようという考えは現実的になって行きました。この鉄道の最初のプランは1872年で、1885年には技術者TauberがWr.NeustadtからPuchberg am Schneebergまでのライセンスを取得しています。1895年12月にはPuchberg駅の工事が始まり、1897年6月1日にはBaumgartnerまで開通し、同じ年の9月25日にはHochschneebergまで開通しています。1902年6月18日には皇帝フランツ・ヨーゼフ1世がここを訪れています。1937年には前述したようにオーストリア国鉄 (ÖBB)の管轄となりますが、1997年からÖBBとNÖVOG (Niederösterreichische Verkehrsorganisationsgesellschaft m.b.H.)のパートナー運営となりましたが、2012年からは100%NÖVOGに所属することとなりました。

Wr.Neustadt~Puchberg am Schneebergは28,205km、1435mmの線路幅、

Puchberg am Schneeberg~Hochschneebergまでは9,805km、1000mmの線路幅です。

Pcuberg駅 の標高は577m、頂上駅Hochschneebergの標高は1.796mですから結構な高低差がありますね。

 

 

 


 

山頂駅Hoch Schneebergに着くと、風がほとんどない半袖でも気持ちのいい空気で、前回の8月初旬よりも遥かに暖かく感じられました。

ここからずっと奥まで手軽にハイキングを楽しむことができます。

山頂周辺はかなり広い草原地帯ですから、のんびり歩く人や寝転がっている人など様々で、とにかく気持ちいいの一言です。

左上の写真の奥に見えているのはこのHoch Scheebergのシンボル的なエリザベート教会です。

下からも雪が少し積もっているのが確認できましたが、私達がここに来る2週間前は天気が悪く、視界はゼロ、雪も降ったことをその時にここに登った知り合いから話を聞いていました。

 


 

左上の写真は印象的は十字架が見られますが、Waxriegelです。

山頂駅から徒歩20分ぐらいで行けるちょっとした山の頂上で、標高1.888mのSchneebergに属します。

ここに映っているのはこの時のメンバーで、十字架の右に座っているオレンジのシャツを着ている人がこの日の主役です。

風もなく、ここからの眺めは最高でした。

この後、近くの山小屋レストランで乾杯をして誕生日セレモニーがありました。

 


 

所々には雪が残っていたので、数人で雪合戦をして盛り上がりました。

今年の夏以降で初めて触った雪でした。

この日は絶好のSchneeberg日和となりました。

 

さて・・・

Schneebergbahnは帰りの電車を決めて予約することが重要です。

混んでいない時は飛び込みでも問題ないですが、シーズン中の天気がいい時はかなり混雑します。

登山電車は立ち席が禁止なので座席数が限られているわけです。

そのため、頂上駅に着いたら散策を楽しむ前に帰りの電車の予約をしましょう。

上りの時も座席がいっぱいになったら乗車できませんから、時間的余裕をもってここに来ることをお勧めします。

ウィーン滞在に余裕があって、天気がいい時には1日使って来る価値は十分にありますよ。

 

最後にこの日のHoch Schneebergからの眺めです。

 

 

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秋深くなった中央墓地(2017年)

11月1日はAllerheiligen(万聖節)というキリスト教の祝日でした。

日本で言えば御盆にあたるわけですね。

多くの人が墓地に行き、花輪を飾ったり、ロウソクを灯したりと年間を通じて墓地が一番華やかになる時です。

ウィーンで墓地と言えば真っ先に中央墓地が出てきます。

ここは多くの音楽家が眠っていることと、映画「第三の男」に登場するラストシーンの並木道があることで有名です。

年間を通してこの中央墓地にはよく行きます。

特に音楽をテーマにしたツアーの時には必ずと言っていい程ここが入っています。

ここは墓地ですが公園みたいで、のんびり散歩したくなるような所です。

 

今年の4月に春の中央墓地を話題にしましたが、今日は秋の中央墓地を少し紹介します。

 


 

11月12日の午前中に中央墓地に行きました。

10年以上やらせて頂いている高校の研修ツアーの皆様と3日間一緒で、初日の朝一番で中央墓地に行きました。

週末の日曜日の朝ということもあり、墓地にはほとんど人がいませんでした。

この日は雨模様の雲が多い天気で、この時はまだ雨は降っていませんでした。

左上は中央墓地の一番知られた場所ですね。

右上はそこからちょっと奥に行った所です。

芝生の上には黄葉した落ち葉が多く見られ秋を感じます。

 


 

墓地の至る所に見られる並木道も秋を感じさせてくれます。

こちらは北海道よりも緯度が高いので、日本の紅葉の美しさとは違い、黄色やオレンジ色が多く見られます。

この時期は街中の公園を歩くよりも中央墓地に方が素敵だと思います。

 

 

 

 

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Kurpark Oberlaa(クアパルク オーバーラー)

ウィーンは"森の都"ともよく形容され、ヨーロッパでは街の広さに対して緑の比率が最も高い街です。

中心のリンク道路沿いだけでも5つも大きな公園があり、中心から外側に離れても多くの場所に公園やちょっとした街路樹地帯・・・さらにシェーンブルン宮殿やプラター公園といった大きな緑があります。その緑豊かなウィーンの街をもっと大きく外側から囲んでいる"ウィーンの森"があり、郊外には中心にいる限りは想像できない広大な緑が広がっています。

これはオーストリアの地形にも関係があり、オーストリアはヨーロッパアルプスを大きく持っている国ですから、そのアルプスの標高が低くなった裾野がウィーンの森だったわけです。

 

今日はそのウィーンの大きな緑でも、観光客で溢れる中心の公園ではなく、ちょっと外側にある地元で有名なKurpark Oberlaaを紹介しましょう。

 

Kurpark Oberlaa(クアパルク オーバーラー)はウィーン10区のLaaer Bergの南東の裾野に位置しています。

そもそもOberlaaというのは地名で、ケーキがおいしいことで有名なOberlaaはこの地域から来ています。

Oberlaaと言うとウィーンではケーキだけではなく、温泉があることでも知られていて、1969年より温泉療養も行われています。

Laaer BergはBergでもウィーンの街中にあり、丘のようになっていて、一番高い部分で標高251mです。

右の写真は定番なこの公園の入口です。

 

 

 

このKurpark Oberlaaは広さ860.000 m²もあり、10の入り口があり、ウィーン市の管理となっています。

上の写真はこのKurpark Oberlaaの見取り図で、道もそれなりに複雑で、池も多くあります。

 

1964年にウィーン22区にあるドナウ公園で開かれた国際ガーデンショーが大成功したことを受けて、ウィーン市は新しい国際ガーデンショーをプランしました。

この地域は煉瓦を焼く土を採取した地域であり、近くのぶどう畑も買い足して1974年には260万人もの入場がありドナウ公園同様の大きな成功でした。

1974年の終わりには一般が入れる公園に変わりました。

 


 

上の2枚の写真を見て下さい。

ウィーンの街中とはとても思えませんね。

もちろんこの公園の一角ですがウィーンのはこのような所がたくさんあります。

この公園は多くのテーマに分かれていています。

例えばアレルギー庭園、バロックの泉庭園、花の迷路、愛の庭園など多くの個性ある庭園となっていて、いつかここで紹介しますが日本庭園もあります。

もちろん大きな子供達の遊び場もあって十分楽しめます。

 


 

公園内には山羊、羊、孔雀、あひる、鶏などの動物達もいて、触れられるようになっています。

何となくヒルシュシュテッテンの花壇庭園を思い起こさせますが、全く違います。

公園内にはちょっとしたフード系の店もあるので、飲食には困りません。

 

ここはウィーン10区にあるわけですが、10区と言うと地元では"労働者の区"というイメージが強く、人口も多い地域ですので天気がいいと結構混んでいます。

 

とても地元の空気が感じられる公園です。

 

 

 

 

 

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秋のドナウ河(2017年)

気温は下がり、徐々に寒くなっていきますが、秋が深まって行くウィーンもいいですね。

ウィーンの街の至る所で秋を感じることができます。

4年前に秋のドナウ河をテーマにしたことがありましたが、ここも景色が違います。

今日はこの時期のドナウ河をお伝えしますが、4年前に取り上げたドナウ河とは違う場所です。

 


 

ドナウ河は全長約2.860kmあり、ドイツを水源として、オーストリア、スロヴァキア、ハンガリー、クロアチア、セルビア、ルーマニア、ブルガリア、モルドバ、ウクライナと10ヵ国を通り、最後は黒海まで流れています。

その中でオーストリアのドナウは約350kmです。

 

ウィーンのドナウ河は河川工事のおかげでかなりスケールが大きく街を流れています。

ウィーンのドナウ河は大きく分けて4つあり、本流、新ドナウ、旧ドナウ、運河です。

 

上の2枚の写真はウィーンの北の森界隈のNussdorf(Nußsdorf)からドナウ河沿いを上流方面に歩いた所で、ここは本流からドナウ運河枝分かれする場所よりも上流側です。

このドナウ河沿いのプロムナードは多くの人が散策したり、自転車に乗って走ったりしています。

両技師に見える木々色も素敵ですね。

 

 

 

こちらは本流からドナウ運河が枝分かれして街の中心方面へと流れて行く分岐地点です。

ここにはNussdorfer Wehr und Schleuseanlageというオットー・ヴァーグナーによって手掛けられた防御と閘門施設があります。

向かって左側がドナウの本流で、右側が運河ということになります。

左奥には国連都市やドナウタワーが見えていますね。

 

今日掲載した写真は11月3日8:30頃に撮影したもので、朝日も印象的ですね。

 

 

 

 

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秋の青空とベルヴェデーレ宮殿(2017年)

朝は気温が下がっていますが、日中は秋晴れの青空が広がるいい天気が続いています。

ウィーンの街は秋の色がどんどん濃くなってきますね。

街中の公園などに足を運んでみて下さい。

秋の日中の穏やかな陽気を楽しんでいる地元の人がたくさん見られます。

観光をしていてもとても気持ちいいです。

やっぱり青空だと街はより美しく見えますね。

ウィーンの街がどのように見えるかは高い所に上れば少しわかります。

しかし、通常の一般的な市内観光では時間が限られているためウィーンを高い所から見ることはほとんどありません。

でも重要な観光スポットにひとつであるベルヴェデーレ宮殿に行けば、そこからちょっと印象的なウィーンの中心部へ向かっての眺めが楽しめます。

 

 

ベルヴェデーレ宮殿は、歴史に名高いオスマントルコのウィーン包囲の1683年、プリンツ・オイゲンが大活躍をし、ウィーンを危機から救いました。

彼は、約150年トルコに支配されたブダペストや、ベオグラードも解放し、ハプスブルグ家3代の皇帝に仕え、(レオポルド1世、ヨーゼフ1世、カール6世)大出世し、地位と名声を手に入れ、この夏の離宮的なベルヴェデーレ宮殿を建築させました。

シェーンブルン宮殿の建築家フィッシャー・フォン・エアラッハに対し、もう一人のバロック巨匠建築家ルーカス・フォン・ヒルデブラントにより手がけられました。

完成はシェーンブルン宮殿より約25年遅い、1723年に完成しています。

"バロック建築"ということであればシェーンブルン宮殿以上にこちらの方が高く評価されています。

現在は"オーストリアギャラリー"という美術館になっていますが、ここは2012年のクリムト生誕150周年特別展示会があった時から頻繁に入場見学するようになりました。

限られた観光時間の中でシェーンブルン宮殿以外にここにも入場観光する一般ツアーが本当に多くなりました。

 

秋の青空とこのバロック建築が素敵ですね。

 

こちらはベルヴェデーレ宮殿から見られるウィーン中心部に向かっての眺めです。

この眺めがとても印象的なのでそのまま宮殿の名称になっています。
ベルヴェデーレ宮殿の下宮、シュテファン大聖堂やカールス教会、主要な建造物やpくじはウィーンの森ませ見渡せます。
写真の眺めは庭園から見てるわけではなく、宮殿の一番上の階から見ています。
同じ携帯のカメラで撮っていても時間がずれていることや雲の動き方が複雑なこともあって空の色がが違います。
この 眺めは庭園からよりも絶対に宮殿の上階から見た方がいいですね。

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お気に入りの散歩コースのひとつマルヒフェルト運河の秋

秋が深まるに連れて朝方は霧が立ち込めることが多くなったウィーンです。

毎年そうですがこの時期は霧がよく発生します。

昨日のウィーンは強風警報が出ていて、午前中は強い雨も降り、観光も大変でした。

シェーンブルン宮殿の庭園を始め、Bundesgärtenはクローズされました。

後には青空も見え始めましたが大気が不安定で、夜中にも雨が降りました。

10月半ばにずっと続いた秋晴れが懐かしく思えました。


さて、ウィーンの街中を歩けばこの時期色々な木々の葉が黄色やオレンジに変わり、落ち葉がたくさん見られます。

秋のウィーンもいいですね。

ウィーンは街中を歩くだけでも楽しいですが、外側にも魅力的な所が多くあります。

最近ウィーンにいるとは思えないハイキングコースで秋を感じることについても書いていますが、文字通りウィーンにいるとは思えない牧歌的な自然が外側に広がっています。

今日はうちがよく散歩するウィーン21区のMarchfeldkanal(マルヒフェルト運河)のこの時期です。

 


 

ウィーンの有名なホイリゲ街であるStammersdorfの界隈はStadtwanderwegと呼ばれるウィーン市が定めているハイキングコースの5号線があったり、またEuro Vero(ユーロヴェロ)というヨーロッパのサイクリングコースもあるので私は時間ある時に散歩をしたりサイクリングなどを楽しんでいます。

そこに非常に近い所にMarchfeldkanal(マルヒフェルト運河)があります。

 

ここでも上の写真に見られるようにウィーンとは思えない長閑な風景に出会えます。

ここの散策路も秋を感じる色に変わっています。

"Kanal"は運河です。

ウィーンの中心部にもDonaukanalがありますね。

 


 

マルヒフェルト運河は、Niederösterreichから、ウィーンの北側を通り、再びNiederösterreichのRußbachに流れ込んでいる全長約18kmの川のような水路です。

ちなみにRußbachは、Niederösterreich のWeinviertelを流れ、Hainburgでドナウ河に流れ込む約71kmの川です。

マルヒフェルト運河はマルヒフェルト運河システムの一部です。

マルヒフェルト運河システムはドナウ河の水をマルヒフェルト地域に流し、自然地下水の維持と農工業の水使用の持続確保、水害防止、自然の中でのくつろぎを主な目的とした、国とNiederösterreichのプロジェクトです。

 

運河と言っても実際にここを歩くとわかりますが自然の川のようです。

この川の両側に散策コースが整備されていて、のんびり散歩している人や自転車で走っている人が多くいます。

ここには様々な鳥や魚なの生き物も生息していて、ホタルやビーバーも見られます。

 


 

マルヒフェルト運河には全部で45の橋が掛けられていて、その橋を渡ってそれぞれの反対側に行くことができるようになっています。

 

散歩している人や自転車で走る人、ノルディックウォーキングやジョギングなどここを歩くと地元の様々な人に出会います。

ウィーンのこのような所も素敵です。

 

 

 

 

 

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映画「サウンド・オブ・ミュージック」でマリアが子供達に"ドレミの歌"を教える草原

ウィーンで撮影された映画と言えば真っ先に「第三の男」が思い浮かびます。

ウィーンに来て映画で登場したロケ地を訪れる方が多くいらっしゃいます。

この映画のラストシーンの並木道はとても印象的ですね。

日本の映画だってウィーンで撮影されているものがあります。

それは寅さんの41作目で、シリーズ48作あり私達が見られる次元で唯一の寅さん海外ロケです。

この寅さん映画のファンの方も実は多くいらっしゃり、ロケ地巡りを御案内したこともあります。

いつか時間を見つけて第三の男や寅さん映画の多くのロケ地もこのコーナーで取り上げたいと思っています。(ウィーンにある寅さん公園

ちなみに第三の男や寅さん41作目はウィーンのどこで撮影されているかピンポイントでほぼ100%特定できますから、ロケ地巡りに興味ある方は喜んで御一緒させて頂きますので声をかけて下さい。

 

実際私は映画が好き・・・というよりもウィーンの街が好きなので、そこから街のどこが撮影場所になっているんだろう・・・という興味があったので、時間を見つけては色々歩き回って個人的に調べていました。

さて、ウィーンだけではなくオーストリアと言うとやっぱり「サウンド・オブ・ミュージック」は外せませんね。

オーストリアの雄大な美しい自然を舞台にマリアとトラップ大佐の家族愛をテーマにした心温まる映画ですね。

今でも多くのファンがいらっしゃり、ザルツブルクザルツカンマーグートを訪れます。

映画で登場したシーンとまさに同じ場所に立つと、とても感動しますよね。

 

今日はその「サウンド・オブ・ミュージック」でマリアがギターを抱えて子供達に初めて「ドレミの歌」を教えるあの印象的な場所を御紹介します。

 

映画「サウンド・オブ・ミュージック」はロバート・ワイズ監督、ジュリー・アンドリュース主演で1965年にオーストリアのザルツブルクとザルツカンマーグートで撮影され、アカデミー5部門を受賞した名映画です。

映画で登場する「ドレミの歌」や「エーデルワイス」などはどなたでも知っている曲ですね。

修道院から出てきたマリアがトラップ大佐の家に住み込みの家庭教師として働くことになりました。当初は大佐の軍隊仕込みの厳しさに唖然としましたが、大佐の方針に反抗して7人の子供達の心を徐々につかんでいきます。

外で遊ぶことがなかった子供達に古くなったカーテンで遊びの服を仕立て、大佐の館から外へ繰り出しピクニックに行きます。

ザルツァッハ川に架かる橋を渡り、ザルツブルク大聖堂前を通り、馬の噴水を通り、そして市場で果物を買って、川沿いをスキップし、登山電車のシーンが終わるとこの草原に座っているシーンが出てきます。

きっと皆さんも覚えていることと思います。

そのシーンはこの写真の場所で撮影されています。

ここは以前は何もなかったのですが、最近何と木の囲いができていて、ちょっとした記念の場所になりました。

まるで放牧されている動物達が外に出られないようになっている柵のようです。

正直な所、この囲いは興ざめです。ここは何もなかった時の方がずっと感動がありました。

おそらくロケの場所を探す多くの人が来るため、他の場所には行かせないようにここに囲いを作ったものと思われます。

右側に見られる木の扉からこの囲いの中に入れるようになっています。

この囲いを忘れれば映画の世界にタイムスリップして感動します。

 

 


 

この日は天気は悪くなかったのですが、最初ここに来た時にかなり雲が覆っていました。

しばらくここにいたら雲が徐々に動き、奥の山の世界が映画のように現れてきました。

木の扉から入るとここにはちょっとした説明や覗ける窓などが設定されています。

 


 

寝られるベンチも設置されていて、映画を回想しながらくつろぐことができます。

丸い窓にはガラスがはめ込まれていて、そのガラスには右上の写真のようにトラップ大佐の子供達を意識した地元の子供達が描かれていました。

トラップ大佐の子供達は7人ですが、ここには8人います。

マリアを入れて8人ということでしょうか。

ここから覗けばより映画のシーンを感じることができます。

 

 

まさにここでギターを抱えたマリアと子供達がドレミの歌を覚えます。

奥に雲がかかっているのが残念です。

 

 

上の写真の13分後にはもう雲がかなり動いて、後ろの山がはっきり見えるようになり、青空さへ見られるようになりました。

この時はかなり雲の動きが激しかったです。

 

 

こちらはマリアと子供達が歌っている場所とは反対側になりますが、こちらも美しい風景が見られます。

 

この場所はザルツブルク中心部から45km弱南に走った所にあり、ここに来るには車が必要です。

下からも徒歩で上がってくることはできますが、かなりの時間がかかります。

 

御興味があればサウンド・オブ・ミュージックのあずまやとトラップ邸もどうぞ。

 

 

 

 

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ウィーンにいるとは思えないハイキングコースで秋を感じる

ウィーンの朝は日によっては5℃前後と冷え込む日が多くなってきました。

自然を見れば葉の色が変わり、マロニエの実がたくさん落ちていて秋の街並みとなっています。

シルヒャー・シュトゥルム栗のケーキなどがさらにこの季節を思わせてくれます。

ウィーンの森を始め、豊かな自然が広がっているウィーンの郊外もこの秋の時期はいいですね。

うちは天気がいいとよく外に出かけて自然を楽しみますが、今日はそのひとつの場所を話題にします。

 


 

ウィーンは415km²とかなり広い街ですが、中心からちょっと離れるだけで豊かな自然が広がっていてウィーンとは思えない牧歌的な所が多くあります。

ウィーンの森がウィーンの街を囲んでいるという地形の特徴がその理由のひとつです。

 

ウィーンにはウィーン市が定めているStadtwanderweg (シュタットヴァンダーヴェーク)が全部で9コース(11コース)あります。

うちがよく行くコースはStadtwanderweg 5(Bisamberg)で、この行程はウィーン21区のホイリゲ街で有名なStammersdorfが起点となる全長10.3kmのコースで、全行程歩くと3~4時間かかります。

Stammersdorfは地元で有名なホイリゲ街でGrinzing(グリンツィング)のような観光化されたホイリゲとは違い、昔ならではの本来のホイリゲがたくさんあります。

 

上の2枚の写真はそのコースの途中で出会える風景です。

ぶどう畑のそばを通る情緒あるコースで長閑な風景が広がっています。

とてもウィーンの街にいるとは思えません。




Stadtwanderwegには左上の写真に見られる道しるべが立てられています。

多くの歴史的言われある場所やパノラマ風景などに出会え、荘厳な建造物が立ち並ぶ街中の空気とは全く対照的です。
コースには気軽に休憩できるベンチなども多く置かれています。
右上の写真はウィーンの中心に向かってのパノラマです。
しばらくこの場所にたたずんでいたくなります。
ウィーンに少し長く滞在出来る方はちょっと郊外に足を延ばしてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

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Leopold Museum(レオポルド美術館)

ウィーンの街には7つもの代表的な美術館があります。

その中でヨーロッパ3大美術館のひとつにも数えられている美術史博物館に行く人は多いでしょう。

ここは他の美術館とは全く違う内容で、ハプスブルグ家が所有していた地域の円熟した作品だけが集められていて、15世紀~18世紀の絵画・・・ゴシック~ルネッサンス~バロックの素晴らしい絵画が楽しめます。

その他にはベルヴェデーレ宮殿のオーストリアギャラリーの特に上宮に行く人も多いでしょう。

ここはクリムトやシーレ、印象派などで有名です。

私も絵画は好きなので、仕事でも個人的にも頻繁に訪れます。

これらの作品を見ているとウィーンの街の歴史的な立場というのがよく理解できます。

 

さて、今日はその7つの美術館のひとつであるレオポルド美術館について少しまとめます。

 

Leopold Museumは美術史博物館や自然史博物館があるマリア・テレジア広場の奥にあるMuseumsQuartier(MQ)という博物館地区があります。

MQは1725年馬小屋として建てられたバロック建築ですが、ここは2001年にこの建物を残し、その中庭空間を大きく改築し、モダンなスポットに生まれ変わりました。

その中庭空間には白のMuschelkalkで建てられた建物があり、これがLeopoldmuseumです。

Muschelkalkとは貝類化石を伴う石灰岩で、この空間に洗練された雰囲気を与えています。

この美術館の名前になっているRudolf Leopoldと彼の妻であるElisabethのプライベートコレクションがベースになっていて,現在では年間350.000人が訪れています。

この建物はオーストリアの建築家Ortner&Ortner(Laurids und Manfred Ortner)のプランによるもので40m x 46m、高さが24mです。

 

入口は小さくてチケット売り場やクロークのスペースも細長く決して広くはありませんが、奥に入ると左の写真に見られるように非常に明るい洗練されたくつろげる空間になっています。

ここは1階、3階、4階、地下1階、地下2階が展示フロアとなっていて、2階にミュージアムショップがあります。

ここがオープンした2001年からは日本からもこのレオポルド美術館を訪れる多くのツアーがあり、最初の数年間はかなり頻繁にここを御案内しましたが、やはり美術史博物館やオーストリアギャラリーに行くことが圧倒的に多いので、最近残念ながら日本からのツアーでは行くことがとても少なくなりました。

でも私は個人的にこのレオポルド美術館は好きです。

ここはたいてい空いていて、とても静かで自分のペースでのんびりと絵画を鑑賞することができ、展示内容もとても面白いです。

 


 

4階にはクリムト、オスカー・ココシュカ、コロマン・モーザ、ウィーン工房などの展示が充実しています。特にベルヴェデーレ宮殿とは違った左上に見られる死と生やウィーン大学からの医学の下絵などとても興味深いものがあります。

 

3階はエゴン・シーレです。

このレオポルド美術館はエゴン・シーレ世界最大のコレクションを所有していて、シーレの油彩、デッサンなどがとても充実しています。

シーレファンの方はここは必見でしょう。

Rudolf Leopoldさんはとにかくシーレを多く収集しました。

彼の職業は医者ですが、1950年代からは絵画を積極的にコレクションしてきました。

この3階シーレのフロアは彼の生い立ちから28歳で亡くなるまでの系統立てた展示内容となっていて、多くの写真や資料なども見られます。

(シーレは以前地下1階に多く展示されていましたが、現在は3階に移っています)

地下1階、2階は特別展示コーナーとなっていて、定期的に斬新なモダン芸術などが展示されています。

 

このレオポルド美術館は有難いことにフラッシュなしでの写真撮影がOKです!

ここは火曜日が休館ですが、6月~8月は火曜日もオープンしています。

10:00~18:00が通常のオープン時間、木曜日は10:00~21:00です。

 

 

 

 

 

 

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秋を感じるBotanischer Garten

月日の流れるのは早いもので今日から10月です。

9月は猛烈に忙しかったのであっという間に過ぎてしまった感があります。

ここ数日いい天気が続いていて、秋晴れの青空が広がるウィーンの街です。

観光していてもとても気持ちいいですし、青空の下、荘厳で優雅な建造物と共に街がより美しく見えます。

昨日も団体ツアーの皆さんと全日観光だったのですが、昼過ぎにグラーベンを歩いた時にまたシルヒャー・シュトゥルムを話題にしました。

木、金、土しか店が出ないこと、旬のものであってウィーンではあまり飲むことができない話題性があるシルヒャー・シュトゥルムですからね。

多くの皆さんがその場で味見をしました。

おっと、今日はシルヒャー・シュトゥルムについて書くつもりは全くありませんでした。

この秋の空気を感じられることを話題にします。

 


 

ウィーンの街には多くの公園があり、この時期公園を歩くだけでもマロニエの葉の色や、多くの実が落ちていたりと秋を感じることができます。

街中の公園もいいですが、個人的にBotanischer Gartenは大好きです。

先日、街中にいるとは思えないBotanischer Gartenでリフレッシュというタイトルでここがまだ夏の時期の写真を掲載しましたが、ここの秋も素敵です。

 

緑もまだ多く見られますが、葉の色が変わり、ススキなども見られ夏とはやはり違う空気です。

ここは観光では外せないバロックのベルヴェデーレ宮殿の真横にあるというのもおもしろいです。

ベルヴェデーレ宮殿はいつも観光客で賑わっていますが、このBotanischer Gartenは地元の人が圧倒的に多く訪れています。

 

左上の写真はSpindelstrauch (セイヨウマユミ)です。

右上の写真はベルヴェデーレ宮殿が見えていますね。

 


 

多くの落ち葉が見られ、季節の移り変わりを感じられます。

このBotaischer Gartenはウィーン大学の管轄で、1754年マリア・テレジアの時代から存在していて、80.000m²という市立公園よりも広い敷地には約9500種類もの様々な植物が植えられています。

 

朝は10℃前後と冷え込む日が多くなりましたが、日中はとても過ごし易い陽気です。

太陽の木漏れ日の中にちょっと腰を落ち着けるだけでもここに来る価値があります。

 

 

 

 

 

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街中にいるとは思えないBotanischer Gartenでリフレッシュ

私はオーストリア国家公認ガイドとして毎日様々なお客様にウィーンを、オーストリアを御案内しています。

ウィーンはヨーロッパ文化が凝縮したとても奥が深い街ですから観光箇所がいつも同じわけではなく、多くの組み合わせがあってバリエーションが豊富です。

ウィーンだけではく、ウィーンの森、ザルツブルクやヴァッハウ渓谷、グラーツ、チロル地方など色々な所にも出かけます。

様々な御案内をする仕事ですから、常に人と接しているわけですね。

時として1人になることも必要で、次の仕事までの空き時間などに街並みを見ながらぶらぶら歩いたり、カフェに入ってくつろいだり、近くの公園などに行ったりしますが、それ以外でよく訪れる場所がBotanischer Gartenです。

 


 

Botanischer Garten (ボターニッシャー・ガルテン)は植物庭園です。

 

Botanischer Garten は結構中心から近い所、でも観光の皆さんにはあまり気づかれない、しかもウィーンの観光ポイントとしては絶対に外せない有名なベルヴェデーレ宮殿の真横に位置しています。

 

このBotaischer Gartenはウィーン大学の管轄で、1754年マリア・テレジアの時代から存在していて、80.000m²という市立公園よりも広い敷地には約9500種類もの様々な植物が植えられています。

 

 


 

ここにはベンチも置かれていて、くつろぐことができます。

ウィーンの街中にいるとはとても思えません。

ウィーンの森や郊外にいるような気持ちにさせてくれます。

隣には観光で重要なベルヴェデーレ宮殿があり、たくさんのツーリストがいて賑やかですが、ここは逆にとても静かで観光で来る人はほとんどなく、地元の人が多く散策しています。

 

時間がある時にこのBotanischer Gartenの一角に座って、青空と緑を見つめながら気持ちをリフレッシュすることがよくあります。

ちょっとの時間のことなのですが、私にとってこのようなひと時はとても重要です。

 

 

 

 

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お勧め! 水の世界のハイキングコース "MYRAFÄLLE"(ミラフェレ)

今年の夏は30℃を超える日が多いです。

8月3日が今年では一番気温が上がり38℃をちょっと超えました。

街中ではなるべく日陰を選んで歩く人が多く、テラスでは多くの人が冷たい飲み物を飲んでいました。

35℃を超えた時の街中の徒歩観光は本当にきついですね。

 

さて、オーストリアはアルプスを持っている国のひとつで、そのおかげで郊外には豊かな美しい自然が広がっていて、気軽に出かけられる所が星の数ほどあります。

暑い時にちょっと涼しくなれる所のひとつとしてうちのお気に入りの場所である水の世界のハイキングコース"MYRAFÄLLE"(ミラフェレ)を話題にします。

 


 

MYRAFÄLLE(ミラフェレ)はウィーンの中心部から車で70km弱南へ1時間ぐらい走った所のNiederösterreich一角にあるMuggendorfにあります。

左上の写真はここの入口にあるInfoセンターとレストランで、右上の写真は入口そばにある可愛らしい水車です。

 

 



 

Myrabachという川沿いにある滝を上がって行くハイキングコースです。

MyrabachはMyraluckeという洞窟が水源で、MyraluckeはNiederösterreichの標高1342mのUnterbergにあり、Gutensteinerアルペンと呼ばれてる地域にあります。

 

水源から8kmしか離れていない所に貯水池があり、そこから勢いよく水が落ちて行きます。

 

自然が形成した岩肌に水がぶつかり、豊かな水の音がこだまする14の滝があります。

 

Myrabachの高低差は520mです。

この滝に情緒ある木の橋が多く掛けられていてそこを歩いて行きます。橋の数は26個あります。

滝全体の長さは600m程で、高低差は70mです。

 


 

左上の写真は滝を上がって少し歩くとみられるOberer Stauseeという貯水池です。

ここは視界が開けていて、貯水池の横がコースになっています。

ここの水はとても澄んでいて魚も泳いでいます。

この奥の所にはちょっとしたレストランがありますので、この自然の中にあるテラスに座って喉の渇きを潤すのもいいと思います。

ここからルートはMyrabachを離れていき、右上の写真に見られるように森の中に入って行きます。

 


 

森の中は徐々に傾斜がきつくなっていきますが、それを抜けると右上の写真に見られる長閑な風景に出会えます。うちはいつもここで休憩をする習慣があります。

Myrabachから離れてこの地域の最高地点であるHausstein(ハウスシュイン)を回り込むようにハイキングコースができています。

左上の写真に見られる突き出している岩肌がHaussteinで、標高664mです。

ハイキングコースはここから滝に戻れるように奥へ続いて行きますが、ここからHaussteinまで行くことをお勧めします。

うちがここに来る時には必ずHaussteinまで行きます。

ここからの眺めはとても素晴らしいものがあります。

 

 

Haussteinからはこの周辺のアルプスを眺めることができます。

この下にはMuggendorfの小さな街が見られます。

このような谷の風景はオーストリアでは至る所に見られます。

 

 

このHaussteinから見られるもうひとつの話題性がある景色はSchneeberg(シュネーベルク)が見られることです。

奥の方に高い山が見えますが、これがNiederösterreichで一番高いSchneebergです。

 

このMyrafälleは自然保護地域に指定されているため入場料がかかりますが、大人はたった3.50ユーロです。

5月~10月の金、土、日、祝日は朝7:00~23:00までと長くオープンしています。

 

しかも夜はライトアップされますから、また幻想的ですね。

 

 

 

 

 

 

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Naturpark Buchenberg(自然公園 ブッヒェンベルク)

ウィーンは"森の都"とも形容され緑豊かな街であるとともに、かつての帝国の都ですから荘厳な建造物に囲まれていて、優雅さと上品さが感じられる美しい街です。

ウィーンにだってウィーンの森があるので豊かな自然に触れることが簡単にできますが、ウィーンの外に行くともっと豊かで長閑なオーストリアの美しい風景に出会えます。

ガイドブックには決して紹介されないような、しかし地元での有名なスポットがたくさんあります。

私も時間がある時には家族と色々な所に出かけていますが、うちがよく行くお気に入りの場所のひとつを紹介します。

 


 

こちらはNaturpark Buchenberg(自然公園 ブッヒェンベルク)です。

オーストリアには48の自然公園があり、どれも個性があってオーストリアの美しい自然に触れられる地元では人気あるスポットになっています。

巨大な石があるBLOCKHEIDE(ブロックハイデ)Hochmoor Schrems(ホッホモーア シュレムス)Hagenbachklamm(ハーゲンバッハクラム)Sparbach(シュパールバッハ)などはうちがよく出かける自然公園です。

 

このNaturpark BuchenbergはNiederösterreichのMostviertelのWaidhofen a.d.Ybbsにあります。

Waidhofen a.d.Ybbsは12世紀以降この近くで鉄鉱石が採掘されて、その商業通りが交差した街なので、鍛冶屋業が発達しました。

ここまではウィーンの国立オペラ座からだと車で150kmぐらい西に走ります。

 

最近入り口まで車が入れなくなりましたので、(身障者とベビーカーを持った人は除く)下の国道121号線界隈に車を停めて、5~6分歩いて上ります。

まもなく上の写真に見られるように視界が開けてきて、右上の写真はここの入り口です。

このWaidhofen a.d.YbbsはYbbstaler AlpenというNiederösterreich,Oberösterreich,Steiermarkにまたがるオーストリアアルプス一角のAlpenvorlandという裾野的な所に位置しています。

 

 

 

この自然公園BuchenbergはTierpark(動物公園)、Kletterwald(クライミングの森)、Bogensport(弓スポーツ)の3つの部分に分かれていてそれぞれ別料金です。

BuchenbergとはこのWaidhofen a.d. Ybbsの文字通りの山で標高790mです。

うちはここではいつも動物公園に入って散策します。

 

 



 

Buchenbergの傾斜を利用して、多くの動物達が放し飼いされています。

写真に見られるようにコウノトリやフクロウもいます。

特にフクロウは森の中に仕切られた領域がいくつもあり、それぞれ種類の違うフクロウが飼育されています。

写真では左がBartkauz、右はSchnee-Euleです。

狸や狼、ヤマネコもいます。

 


 

自然公園内ではこのような美しい自然の風景が随所に見られます。

子供達の遊び場や自力で動かすゴーカート、トランポリンなどもあってかなり楽しめます。

ゴーカートのコース上にも動物が歩いています。

Buchenbergの斜面に広がっている自然公園なので視界が開けて居る所もあれば森の中も歩きます。

 


 

ずっと奥まで歩いて行くと、上の写真のように迷路とアスレチック的な公園もあります。

うちがここに来た時には毎回迷路を楽しんで、ここで休憩します。

自然の中でこのようなアトラクションがあるのもうれしいです。

 

 

手前に見える街がWaidhofen a.d.Ybbsで、人口11.400です。

ずっと奥の山の上に見えているのはBasilika Sonntagbergという知られた教会です。

 

ウィーンからはちょっと遠いですがオーストリアの長閑な自然に出会えます。

 

 

 

 

 

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Wasserpark(ヴァッサーパルク)

ウィーンは"森の都"と形容される通り、ヨーロッパの中で街の広さに対して緑の比率が最も高い街です。

中心のリンク道路沿いにも市立公園王宮庭園などを始め5つもの大きな公園があり、リンク道路の街路樹の緑もとても素敵です。

中心から離れてもシェーンブルン宮殿やプラター公園などの有名な公園や庭園、それ以外だって至る所に公園や街路樹地帯があり数えきれません。

ウィーンの街を歩く時に"緑"を意識して下さい。本当にこの街は緑が多いことがわかりますよ。

ウィーンの街中に大きな緑よりもっと大きな緑がウィーンの森です。

 

さて、今日は観光ではまず行かない地元で有名な公園をひとつ話題にしましょう。

 


 

こちらはウィーン21区(フローリッズドルフ)の一角にあるWassepark(ヴァッサーパルク)です。Wasserは水という意味ですから"水の公園"と日本語に訳していいでしょうか。

WasserparkはAlte Donauの一番上流側の一角です。

Alte Donauはドナウ河のかつての支流の一部で、現在では新ドナウを下流方面に見て左側を大きくカーブを描いて長さ5.2km、幅300mで横たわっています。

ちなみにAlte Donauは地下水が流れ込み、地下水として流れ出ているため、ドナウ本流や新ドナウとの繋がりはありません。

 


 

Wasserparkは1929年に完成していて、143.000m² (14.3 ha) の広さで、その内の1/3が水面部分です。

ここは街中の公園とは雰囲気がやはり違っています。

池のようなAlte Donauの周りを散策することができ、緑の芝生が植えられ、子供達が色々な遊びをしていたり、ピクニック的に横になってくつろいでいる人も多くいます。

 


 

ウィーン市の管理で花なども植えられていて綺麗に手入れされています。

また遊び場も作られていていつも賑わっています。

この場所は地下鉄6号線の終点Floridsdorf駅から歩い7~8分で来ることができます。

このすぐそばには寅さん公園もありますから一緒に訪れてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

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今度は仕事でヴァッハウ渓谷に行った(2017年7月)

観光でウィーンに来たら普通は最初に市内観光をするでしょう。

シュテファン大聖堂を中心としたウィーンの旧市街の街並みの美しさ、リンク道路沿いの荘厳な建造物、豊かな緑が多くある公園の中の記念像、中心からちょっと離れたシェーンブルン宮殿やベルヴェデーレ宮殿など尽きません。

街の様子が少しわかってくると有名なカフェなどでちょっと腰を下ろすのもいいでしょう。

慣れて来ると公共交通機関を使って行き易きウィーンの北の森方面もいいでしょう。

ウィーンはヨーロッパ文化が凝縮した奥が深い街ですが、外側にも見所が多くあります。

ウィーンに数泊できて時間がある方はウィーンを離れて遠出をする人も多いでしょう。

その時はザルツブルクヴァッハウ渓谷ウィーンの森へ行かれる方も多く、行き方などの御質問をよく受けます。

オーストリアは国内に美しい自然が広がっていますので、ウィーンの街とは全く違う姿が見られます。

その中でヴァッハウ渓谷は私も大好きなドナウ河の最も美しい部分で、シーズン中には仕事でも個人的にもよく行きます。

6月初めに家族でヴァッハウ渓谷に出かけたことを少し書きましたが、その時は船下りの関係上デュルンシュタイン~シュピッツ~デュルンシュタインというルートだったのでメルクには行きませんでした。

今回は仕事でウィーンから定番な日帰り観光でヴァッハウ渓谷に行きました。

 


 

7月終わりの週末、この日は気温が30を超えた暑い日となりましたが、朝から素晴らしい青空が広がっていて、荘厳なバロック建築であるメルクの修道院とのコントラストが印象的でした。

やっぱりここは青空がいいですね。

お客様とここに来る時には高速道路から降りて直接メルク修道院の駐車場に入ります。

左上の写真は駐車場から見た風景です。

個人でここに来る方はたいてい鉄道を使うと思いますので、この場所に来ることはほとんど無いと思います。

修道院は事前に予約してありますから待ち時間無しで見学しました。

もちろん私が御案内しました。

ここは2016年9月から"写真禁止"になってしまったのが本当に残念で仕方ありません。

ヴァッハウ渓谷に来たら修道院は絶対に見学するべきです。

 

 

私のサイトを訪れて頂いている皆様にはもうお馴染みとなったメルク修道院のバルコニーから見たメルクの街並みです。

この風景は何度見ても飽きることがありません。

この後には素晴らしい図書館と教会が待っています。

 


 

修道院見学後にメルクの街まで降りて来ました。

ここに来ればメルクの街とまるで街を支配しているかのような断崖に立つ修道院の印象的な姿を見ることができます。

修道院見学後、修道院横のレストランで昼食ですが、ここは下に降りていくことをお勧めします。

その分、船の出発時間を考えると少し昼食が忙しくなりますが、ここのレストランやカフェでは乗船時間に合わせて昼食をとる人が多いことから、頼めばかなり早く出してくれます。

雲一つない素晴らしい青空です。

 


 

13:45発のBrandnerのMs.Austriaに乗船です。

メルク~デュルンシュタインまでのクルーズを楽しみました。

かなり暑かったこともあり、多くの人は船内にいたため、デッキ席には余裕で座ることができました。

途中の風光明媚な景色を楽しみながらのあっという間の1時間20分でした。

 

その後デュルンシュタインを散策してウィーンに戻りました。

ヴァッハウ渓谷は個人で来るにはちょっと行きづらく、時間もかかりますが、訪れる価値は十分にあります。

 

最後は定番なデュルンシュタインの船からの眺めです。

 

 

 

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Nationalpark Thayatal(国立公園 Thayapark)3 - Thayabrückeを渡って徒歩で国境を超える

Nationalpark Thayatalではインフォセンター界隈を、Nationalpark Thayatal 2ではEinsiedlerwegと言われるハイキングコースと2回にわたってこの地域を紹介しましたが、最終回の今日はこのThaya川に掛けられている橋について紹介します。

 

インフォセンターからちょっと下るとHardeggというオーストリアで一番人口が少ない街に出会えます。この街はチェコとの国境に位置していて、ここにThayabrückeという橋が掛けられています。

この橋は現在もちろん普通に歩いて渡ることができます。

 


 

左上の写真はオーストリア側からこの橋を見ています。

奥の方に建物が見えていますが、あそこはもうチェコです。

この橋は徒歩、自転車だけで渡ることができます。

右上の写真はチェコ側からオーストリアを見ています。

 


 

この橋を渡るとここからチェコですというEUマークが入った立て札があります。

そこから先に行くとこのNationalpark Thayatalのチェコ語である"Narodní Park Podyjí"と書かれた立て札があります。

まだチェコが東ヨーロッパと呼ばれていた共産圏時代には徒歩で自由にここを渡ることは考えられませんでした。

この美しい自然の風景でも西側オーストリアと東側チェコとの運命が二分されたことを思えば考えさせられるものがあります。

 


 

このThayabrücke(ターヤブリュッケ)はオーストリアのHardeggとチェコのČížovを結んでいて、オーストリア側に国道ができたことをきっかけにして1874年に作られました。

作った会社はウィーンのIgnaz Grindlです。

それまでは当時の人々はかなりの回り道をしてこのThaya川を渡っていました。

第1次世界大戦後、帝国が崩壊しオーストリアがとても小さくなってチェコやハンガリーも独立をして、それぞれの国になってから橋の両側に国境管理の建物(出入国審査、税関)が建てられました。

右上の写真に見られるのはチェコ側のかつての当局の建物です。

 

この橋は第2次世界大戦の終わりまでは特に制限が厳しくなく、頻繁に利用されていましたが、1945年からは鉄のカーテン時代となりました。

プラハの春の時にはここが開けられる可能性がありましたが実現しませんでした。

その間は止むを得ない必要性がある時だけこの橋が使われました。

かつてのソ連の共産主義体制が崩壊した後、この橋はオーストリアが安全性を確かめ、しっかり整備して、1990年4月12日の緑の木曜日に再び開通しました。

 

 

 

 

こちらはオーストリア側に見られるこの橋が再度開通したことを示す記念プレートです。

オーストリアのBundeswappen(Bundesadler)が見られ、その両側には左にNiederösterreich、右にはHardeggの紋章が見られます。

ここではThayabrückeではなく、 Grenzbrücke(国境の橋)という名所になっています。

 

 

橋の長さは73m、幅は4.20mです。

今はオーストリア側から、そしてチェコ側からと自由に行き来でき、かつての重々しい国境だったとはとても思えない程このThayabrückeは美しい自然に調和しています。

 

 

 

 

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Nationalpark Thayatal(国立公園 Thayatal)2

昨日はこのNationalpark Thayatalのインフォセンター界隈を話題にしました。

この界隈も景色がいいのでここでのんびりしてもいいですが、このインフォセンターを起点にして話題性があるハイキングコースが6つあります。

特にお勧めはハイキングコース2のEinsiedlerwegです。

このコースは森の中、古いお城が見られること、小さな街、Thaya川の横を通りながらの2時間半ぐらいのハイキングコースです。

 

インフォセンターを出るとすぐに森の中に入って行きます。

道は少し下り坂です。

この日はとても暑い日でしたが、森の中は気温は低くそれなりに快適に歩けます。

このインフォセンターから2km程離れた所にHardeggというオーストリアで最も人口が少ない街に出会えます。

この街はThaya川に面していて有名なHardegg城があります。

 

 

上のお城がBURG HARDEGG (ハルデック城)です。

画像は何も加工していないので、逆光ぎみでちょっと暗く映っています。

この小さな街を今で守り続けているような印象を与えています。

このHardegg城が最初に記録に登場するのは1145年です。

北からこの地へ来る侵入者を防ぐための要塞だったようです。

最初の所有者はGrafen von Plainで、彼らは800年頃にはこの地に来たとされています。

その後よくあるパターンで所有者が多く変わります。

ハプスブルグ家がこの城を所有していたこともあります。

 

このHardegg城は見学することができます。

いつか時間がある時にこの城内を話題にします。

 

このハイキングコースではこのお城を見ながらこのHardeggの街に降りていくことができます。

このHardeggは2015年人口がたった80人で、"die kleinste Stadt in Österreich"(オーストリアで一番小さな街)と言われるようになりました。

 

お城は上の方に建てられていますが、Hardeggの街はThaya川に面しています。

HardeggはNiederösterreich のWaldviertelの一角です。

 


 

"Thaya"は川は昨日も書きましたが、チェコのモラヴァ川(ドイツ語ではMarch川)に流れ込んで、そのままドナウ河に入る全長235kmです。

上の写真はThaya川で、水質もいいです。

川幅は60mちょっとはあるでしょうか。

右上の写真にはHardegg城が奥に見えていますね。

天気が非常によかったのですが、明るすぎて青空が映りませんでした。(写真ではあまりわかりませんが)

私が眺めているのはこのThaya川に掛けられた地元で有名な橋からの風景です。

 

Einsiedlerwegはこの橋を渡らず、Thaya川沿いにずっと続いて行きます。

 

 


 

Thaya川の水の音を聞きながら川沿いからやがてコースは再び森の中へと入って行きます。

途中は視界が開けている所も数か所あり、ベンチなども置かれているので適度に休むことができます。

 


 

森を抜けると再び視界が開けてきます。

出発点であったインフォセンターの反対側へと戻ります。

右の写真はインフォセンター近くに戻ってきた時です。

この時は19:00を過ぎていました。

 

オーストリアにはこのように手軽に楽しめ、話題性があるハイキングコースが星の数ほどあります。

それぞれには個性がありますが、オーストリアの美しい自然の風景に出会えることではどれも共通しています。

 

さて、Thaya川を渡す前述した橋はチェコに行く国境の橋です。

明日はこの橋について少し書きたいと思います。

 

 

 

 

 

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Nationalpark Thayatal(国立公園 Thayatal)

ウィーンは荘厳な建造物が立ち並ぶかつての帝国の都であり、上品で優雅な街並みですが、中心からちょっと外側に足を延ばせばウィーンの森が広がっています。

オーストリアはアルプス山脈を抱えている地形の特徴があるので、郊外には美しい長閑な風景が広がっています。

私は普段お客様に色々な角度から観光案内をしていますので、プライベートでは全く観光では知られていない、しかし地元ではとても有名な場所に家族と出かけるのが大好きです。

特にNaturpark(自然公園)やNationalpark(国立公園)などは手軽に楽しめます。

 

今日はそんな場所をひとつテーマにしてみたいと思います。

 

 

上の案内図で見られる緑に囲まれた地域がNationalpark Thayatalです。Nationalpark Thayatalはオーストリアとチェコの国境にまたがる13.3km²で、オーストリアのNiederösterreich側とチェコ側に広がっています。チェコ側ではNarodní Park Podyjíと呼ばれています。

 

"Thaya"は川の名前で、チェコのモラヴァ川(ドイツ語ではMarch川)に流れ込んで、そのままドナウ河に入る全長235kmです。

このThaya川は水源が2ヵ所あります。オーストリアのSchweiggers界隈とチェコ側の Stajiště界隈で、オーストリア側はDeustche Thaya、チェコ側はMährische Thayaとそれぞれ別名で呼ばれていて、この2本の川はオーストリアのRaabs an der Thayaという街で合流し、"Thaya"として1本になります。川がどこをどのように流れているのかを知るのも楽しいですね。

このNationalpark ThayatalはこのThaya川を挟んで広がる国立公園です。

"Tal"は谷と言う意味です。

 

Nationalparkは自然保護が最優先となり、人の手がほとんど入っていないことが重要で、同時に後世にも残していくことを目的としていて、少なくとも全体の75%は何かしら経済的利用が介入していないことも条件となっています。

ちなみにオーストリアには国立公園がここを含めて全部で6つ(現時点)あります。

 


 

左上の写真はNationalpark Thayatal (ターヤタール国立公園)のインフォセンターです。

中はともて清潔感があります。

チェコの国境も近いことからチェコからも多くの人が訪れているようで、チェコ語を話す係もいます。

インフォセンターではこのNationalpark Thayatalに関しての様々なことを知ることができるようになっています。ここの入場は無料ですが、ちょとした有料の博物館が併設されていて、タブレットを借りてこの地域のことをもっと詳しく知ることができ、映画も上映されます。

 


 

インフォセンターを抜けると左上の写真のような風景が広がっています。

ここでのんびりしている人もいます。

ここではWildkatze(ヨーロッパヤマネコ)も2匹飼育されていて、餌付けを見せてくれます。

2匹の名前はCarloとFriedadです。

 

 


 

この場所にいるだけでもここに来る価値はあると思いますが、インフォセンターを起点としてここには全部で6つのハイキングコースがあり、オーストリアらしい豊かな自然にもっと近づけます。

この時にはここのハイキングコース2のEinsiedlerwegを歩きました。

このルートはHardeggというとても小さな風情ある街とThaya川が見られるお勧めルートです。

インフォセンターを後にして歩いて行くと、すぐに右上の写真のように森の中に入ります。

 

この続きはまた明日にしたいと思います。

 

 

 

 

 

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Schneebergが眺められるレストラン

オーストリアはちょっと郊外に出るとのどかな美しい風景が広がっています。ウィーンは帝国の都が今でも感じられる荘厳な建造物が立ち並ぶ上品な街ですが、ちょっと外に出るとオーストリアらしい風景に出会えます。郊外にだって出かけたついでに気軽に寄れるホイリゲや地元で知られたレストランなど多くあります。

今日は個人的に大好きなそんなレストランをひとつ紹介しましょう。

 


 

こちらはForellenhof(フォレレンホーフ)というレストランでNiederösterreichの最高峰Schneeberg(シュネーベルク)が見えることで知られています。Forelleは鱒を意味するドイツ語で、ここはレストランの名前の通り鱒料理が知られています。春、夏、秋はハイキング、冬はスキーができるSchneebergですから、このForellenhhofはレストランだけでなく宿泊することもできます。値段もそんなに高くありません。

 


 

レストランの前には上の写真に見られるような美しい風景が広がっています。草原地帯で、奥にはSchneebergを眺めることができます。Schneebergに上らなくてもこの界隈の散策も楽しいですし、また自然の中で弓術(実際には弓矢を放って人工的に作られた動物の標的に当てる)も楽しめます。またちょっとした遊び場も作られています。この風景を眺めているだけでリラックスできます。

 


 

左の写真は西日が当たるSchneebergで、右の写真はレストランの中から見た景色です。

この場所はSchneebergに上るサラマンダー鉄道の駅であるPuchberg am Schneebergから車で6kmほど奥に入ったLosenheimという標高800mの場所にあります。

ここではもちろんForelle(鱒)を食べました。とてもおいしかったです。

 

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"アメジストの世界" はおもしろい(Amethyst Welt MAISSAU)2

昨日はこのAmethyst Welt Maissauには世界最大のアメジストが埋まった岩の壁が見られことについて書きました。それが見られるAmethyst-Schaustollenを出て来ると前方には"Edelsteinhaus"が立っています。

"Edelstein"(エーデルシュタイン)は宝石という意味ですから宝石の家というような意味になります。

 

 

このEdelsteinhausもガイドツアーのみで見学することができます。

つまりここには2つの大きなガイドツアーがあるわけです。

このどちらかのツアーに参加するこのAmethyst Welt Maissauの料金は一般の大人11ユーロ、両方見られるコンビチケットだと18ユーロとなっています。

どちらのチケットでも施設内は歩き回ることができます。

 


 

このEdelsteinhausには様々な宝石や鉱物が展示されています。

世界の色々な地域からのアメジストやオーストリアで採掘されたものなど分けて展示されています。

隕石までも展示されていてそこには手が入れられるようになっていて触ることができます。隕石の展示と言うとウィーンにある自然史博物館を思い出しますが、このAmethyst Weltはその自然史博物館とも提携しています。

今年のここの特別展示はダイヤモンドがテーマなっていました。

特別展示コーナーは撮影が禁止だったのでここに掲載できませんが、ダイヤモンドについて色々知ることができます。

 


Edelsein(宝石)は希少性が高くて外観が美しい固形で一般的にアクセサリーなどに多く利用されている鉱物のことを指します。鉱物とはドイツ語では"Mineral"と呼ばれます。

宝石は天然鉱物として無機物結晶で、外観が美しいこと、希少価値があること、硬度が高いことが条件となり、よく知られているのは20種類程度ぐらいしかありません。


Amethyst-SchaustollenとEdelhausではガイドツアーが毎時行われています。

この2つを楽しんだ後、うちが必ず行くのが"Schatzgräberfeld" (シャッツグレーバーフェルト)です。Schatzは埋もれている宝や財宝という意味がありますので、宝を発掘する野原みたいな意味があります。

ここでは決められた敷地の中で地中に眠っているアメジストを掘り出すことができるようになっています。

ドイツ語ではschürfen (シュルフェン)という言葉がよく使われていて、試掘するとか探鉱するという意味です。

schürfen (シュルフェン)は全く別料金でその場で支払います。

1時間という時間内であればルールを守って敷地内のどこを掘ってもよく、掘り出したアメジストは片手に収まる大きさであれば(いくつでも)持ち帰ることができます。

 


 

上の2枚の写真はSchatzgräberfeldと呼ばれている領域で、掘り出す時のシャベルやバケツを貸してくれます。

私も子供と1時間とにかく掘りまくりました。

経験上かなり深く掘らなければある程度の大きさのアメジストは見つけられません。

アメジストが入った小さな岩の破片のようなものは1時間でも真剣に掘れば多く見つけられます。

1時間真剣に掘るとかなりフラフラになります。

腰は痛くなって、手に力が入らなくなります(笑)

かなりの運動です。

この場所は地元の子供達にもとても人気がありますが、大人も結構楽しめます。

ここには掲載しませんがこの日はそれなりに大きなアメジストを見つけることができました。

 

ここでは掘り出したアメジストを磨いたり、ペンダントにすることもできます。

 


このAmethyst Welt MAISSAUがオープンしたのは2005年の2月です。

でもここは1845年に当時石の採掘作業をしている時に偶然にも大きなアメジストのライン(Amethyst-Ader)が発見されました。しかしすぐには何も行われませんでした。

100年以上経過した1986年~1994年の本格的に調査や発掘が行われ、たくさんのアメジストが見つかりました。

1999年には"Maissauer Amethyst GmbH"という街と提携した会社組織になり、それからというものは断続的に調査が行われています。

 

オーストリアには観光ガイドブックなどでは紹介されいないこのようなおもしろい所がたくさんあります。

 

 

 

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"アメジストの世界" はおもしろい(Amethyst Welt Maissau)

地元の方がそれぞれ休暇を楽しんでいる7月~8月です。

こちらは9月から新年度が始まり、学校もFerien(フェーリエン)という日本で言うおおきな夏休みです。ウィーンの街は地元人が少なくなるのとは逆に多くの観光客が訪れていて、この休暇シーズンの空気が感じられます。

私も日本からのお客様と毎日のようにウィーンの街を歩いていますが、仕事だけではなく家族との時間も大切に考えています。

うちは時間があれば色々な所に出かけていて、その時の多くは普段観光では行かない、逆に地元ではよく知られている名所を訪れます。

今日は去年も話題にした、うちが気に入っているスポットのひとつであるアメジストの世界に最近また行って来たので少し紹介します。

 

アメジストの世界・・・

Amethyst Welt Maissauはウィーン中心部から車で70㎞程北西に走った"Maissau"にあり、世界最大のアメジストが埋まった岩の壁が見られます。MaissauはNiederöstereichのWeinviertelとWaldviertelの中間に位置した人口2.000人弱の小さな街で、Amethyst Weltはそこから2km程離れた所にあります。

この街に車で近づいていくと、アメジストの色である紫を基調とした道標があります。

 

 

 

上の写真はここの案内図で、下に見えるドームのような所が入口です。

その中にはインフォメーション、ショップやカフェなどがあります。

自然の中にテーマを持ったいくつものスポットがありますが、ここの最も重要な場所はインフォメーションのすぐ上にある円形の建物で"Amethyst-Schaustollen"と呼ばれ、この中に世界最大のアメジストが埋まった岩壁があります。

 


 

このAmethyst WeltのAmethyst-Schaustollenはガイドツアーのみでの見学が可能です。普段は皆様に御案内している立場の私ですが、ここに来ると必ずガイドツアーに参加します。この日も家族連れの方々が多く来ていました。

Amethyst-Shaustollenに入ると広い円形スペースの中央に左上の写真で見られる3角形状の大きなスクリーンが設置されていて、アメジストについての説明を見ることができます。Amethyst-Schaustollenはアメジスト見学坑道なんて意味になるでしょうか。

 

さらに奥に入って行くと右上の写真のようにとても広い空間に導かれます。

ここが世界最大のアメジストが埋まった岩壁です。

自然のままに残されていて、そこを利用してこの施設を作ったわけです。

また、この空間には多くのアメジストが展示品として置かれていて大変興味深いです。

 

Maissauの街からちょっと離れたこの場所には確実に400mの長さでアメジストの岩壁はあり、おそらく1km以上はあるだろうと推定されています。この場所は地下12mの深さで、ここに見られるアメジストの岩壁は40m以上の長さがあります。すごいの一言です。

 


 

上の2枚の写真はその岩壁の一部です。

紫色したアメジストが至る所に見えますね。

 


アメジストは紫水晶とも呼ばれていて紫の色が有名ですね。アメジストという名はギリシャ神話に登場する少女の名前から来ています。アメジストは意外と古い歴史を持っていて今から約4.000年前のエジプト王、王妃のお墓の中からも発見されています。

アメジストは水晶ですから天然水晶と同じマグマ性結晶で火成岩に分類されます。

美しい紫色は水晶を形成する珪素の一部が鉄に入れ代わり、鉄を取り囲む酸素のひとつの電子が天然放射線によって失われて形成されると言われています。


上の案内図に見られる通り、自然の中にこの施設が作られているのでアメジストの世界だけでなく、ここは散策してもおもしろいです。

駐車場の所には子供が喜ぶ遊び場も作られています。

 

さて、ここではAmethyst-Shaustollenを見るのが一番のハイライトですが、ここにはもうひとつの博物館があり、さらにアメジストを掘り出すことができます。

その続きは明日にしましょう。

 

 

 

 

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Blockheide(ブロックハイデ)に行って来た

オーストリアはアルプス山脈を大きく持っている国で、郊外には美しい自然が広がっています。

ガイドブックには載っていない、でも地元でよく知られた所がたくさんあります。

例えばNaturpark(自然公園)などもその中に入ります。

 

オーストリアには自然が形成した歴史ある場所が"Naturpark" (自然公園)として管理されていて、国内に48箇所のNaturparkがあり、VNÖ (Verband der Naturparke Österreichs) ---オーストリア自然公園連盟が中心になって管理しています。

うちも時間があればしょっちゅう郊外に出かけていますが、今年4月のイースター休暇の時や今月7月もにうちのお気に入りのスポットのBlockheide(ブロックハイデ)におにぎりを持って行って来ました。

Blockheideも自然公園のひとつです。

 

 

BlockheideはNiederösterreichのWaldviertel(ヴァルトフィアテル)の一角で、チェコとの国境に隣接するオーストリアのGmünd(グミュント)の目と鼻の先にあります。

ウィーンからは車で約140kmと決して近くはありませんが、訪れる価値は大です。

 

 

ここは自然公園ですから、ハイキング感覚で気軽に楽しめ、以下の4つのテーマに分かれた散策コースがあり、草原地帯、池、森、そしてここが一番重要なのは自然から形成された巨大な石の塊をいくつも見ることができます。

 

GRANIT-TOUR (2,9 km)

MYTHOlogieTOUR (3,5 km)

LANDSCHAFTSkulTOUR (2,8 km)
MARIENKÄFERWEG (5,6 km)

 

 


 

今回は4月に来た時の様子で、この日は子供同士が親しくしている知り合いの家族といっしょにここに来ました。

巨大な石の大きさをわかってもらうために、彼にちょっと写真に入ってもらいました。

右上の写真の石はTeifelsbettと呼ばれています。悪魔のベット!?ですね。

 


 

左上はChristophorussteinで、ここでは最も有名な場所のひとつです。右上はPilzsteinで、名前の通りキノコの石ですね。印象的な形です。

 

このような巨大な石がまるで意図的に重ねたかのように残されています。花崗岩が主流です。

 


この辺りは"Bömische Masse"(ベーミッシェ・マッセ)と呼ばれ、現在ではオーストリアの国境界隈からチェコを含む地域です。

古生代(約5億4200万 - 約2億5100万年)に形成された山脈の残りとなっています。

つまり、この巨大な石はそれだけの年月が経っているということになります。



 

御覧のようにルートを示すプレートが立っています。

一番短いルートでも3km弱ありますから1日余裕で過ごすことができます。

池もあって、魚も泳いでいます。

 


 

このような平原地帯にも出会えます。

4月の中旬の行きましたが、かなりの苔がありました。

 

ここはハイキング気分も十分味わえ、他では見ることができない自然から形成された巨大な石がそこらじゅうに見られるおもしろさがあります。

 

自然公園の中には売店も兼ねたインフォセンターがあり、そこには2003年に作られた展望台があり、

有料ですが上からの眺めがまた印象的です。

この展望台はトウヒとカラマツの木で作られ、高さ25.8m,140の階段があります。

 

インフォセンターではちょっとしたお土産や飲み物などを買うことができますが、しっかり食べられる物は売っていないのでお弁当を持って行くことをお勧めします。

 

ここは自然と歴史、特に地質学的にも非常に面白い所です。

 

 

 

 

 

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ヒルシュシュテッテンの花壇庭園に散歩に出かけた

7月~8月は休暇シーズンで地元の人が多くウィーンを離れています。

この時期のウィーン中心部の雰囲気は世界から多くの観光客が来てくれるので、いつもと比べると逆に地元のカラーが少なくなっているように感じます。

私も日本からのお客様を御案内していますから観光しているわけですが。

夏の時期のウィーンも開放的でいいですね。

 

私は仕事では観光案内をしているわけですが、仕事を離れた家族との時間も大事です。

時間を見つけては色々な所に出かけています。

うちのお気に入りのスポットで気軽に行けるヒルシュシュテッテンの花壇庭園はウィーン郊外にある大きな植物庭園で、このコーナーでもよく話題にしています。

先日またちょっと出かけてきました。

 

ヒルシュシュテッテン花壇庭園(Blumengärten Hirschstetten der Stadt Wien)は ウィーン市MA42が管理している、ウィーン22区のHirschstettenにある大きな植物庭園です。

ウィーンの街中に植えられている花などはここでも栽培されていて、色々な種類の植物や木々が植えられています。

ここはウィーンの街中に見られる公園とは全く違います。

ここは地元では有名な場所なので、訪れている人は地元人以外はまず見たことがありません。

 

 


 

広さは60.000m²もあり、24の文化小屋、温室、大きなグラスハウス3つを始め至る所にありとあらゆる植物が植えられています。

 

花壇庭園と言っても、実際には植物だけではありません。

 

子供達のための遊び場や迷路、動物達も飼育されていて実際は植物園、動物園、公園がいっしょになっているような花壇庭園なので、街中にある自然公園的な感じです。

 


 

テーマ別に分かれた庭園や池もあってここを歩いているだけで十分楽しめます。

うちがここに来ると必ず迷路に入ります。

もう数えきれないぐらいここの迷路に入っているので、コースは覚えてしまいましたが、出られない人は20~30分はかかります。

この日は30℃以上が10日間続いた後のちょっとだけ涼しくなった6月30日です。

ウィーン市が管理していますから、植物などにもしっかり水をあげることができますが、それでもかなり乾いていました。

 

ここは中心からは行きづらいのが唯一の欠点ですが、行く価値は十分あります。

うちはいつも車で出かけていますが、公共交通機関を使ってもアクセスできます。

地下鉄U1で、Kagranerplatz まで、そこから22Aのバスです。

 

営業時間

3月21日~10月15日まで

火~日 10:00~18:00  

(6月~8月の金、土は20:00まで)

月曜日 休園

  

10月17日~12月22日、1月7日~3月18日は、Palmenhaus(温室)のみオープン

火~金 10:00~15:00  日 10:00~18:00 まで

※花の販売はなし

入場無料

http://www.wien.gv.at/umwelt/parks/blumengaerten-hirschstetten/

 

 

 

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晴れと雨模様が同時に来た時のカーレンベルクからの眺め

今年の6月19日からは10日間連続で30℃を超えたウィーンでしたが、それ以降も暑い日が多くあります。

オーストリアはアルプス山脈が大きく横たわっているという地形の特徴がありますので、雲の動きが複雑で実際に天気を予想するのは非常に難しいと言われています。

ウィーンの街も415km²とかなり広い街ですから同じウィーンにいても晴れてる場所もあれば同時に雨が降っている場所もあるというようなことがよくあります。

数日前は豪雨が数回ありました。

 

所で団体ツアーの皆さんと観光中にカーレンベルクに行くことがよくあります。

ここに来るとウィーンの街を見渡せるので雲がどのように漂っているかよくわかります。

 

 


 

上の2枚の写真はカーレンベルクの展望台からのウィーンの街に向かっての定番な眺めです。時間は15:30頃で、雲が多く漂っているのがわかります。こちら側の方は晴れていて写真のずっと奥の方は南の方角で、雨雲らしき色になっていることがわかります。実際この後、アム・シュタインホーフ教会に行ったのですが、カーレンベルクとは違ってかなり暗い雲が漂っていて、雨がぱらついていた状況でした。

 

 

こちら側はいい天気で晴れていることがよくわかりますね。奥の方は暗い雲が漂っています。

カーレンベルクからの街の眺めは午前中よりも午後の方がいいです。午前中は天気が良くても結構霞がかったように見えることが多いです。雲が多くてもこの時間の方が街並みがハッキリわかります。

 

 

こちらは通常の展望台よりももっと奥に行った小さな展望台で、ここからの眺めも印象的です。多くの人はここには気付かないのですが、地元の人は知っています。こちら側からだウィーンのドナウ河の様子がよくわかります。

 

麓が霧に覆われていたら景色を楽しみにカーレンベルクに行く意味があまりないと思いますが、多少の雨模様でもウィーンの街の眺めはそれなりに楽しめますよ。

 

 

 

 

 

 

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アンカー時計が正午を告げる時

ウィーンの一番古い広場はローマ時代から存在しているHoher Marktで、シュテファン大聖堂からさらにドナウ運河方面に300m程行った所にあります。ここは歴史ある広場にもかかわらず、団体ツアーではあまり訪れることがないのが残念です。この広場のちょっと端の所にアンカー時計という有名なからくり時計があります。今はシュテファン大聖堂にバスが入れなくなったので団体ツアーの皆様とはSchwedenplatzからシュテファン大聖堂へ歩くことが多くありますが、その時にHoher Marktは奥に見えても、アンカー時計は全く見えません。

でもこのアンカー時計は特定の時間になると物凄い混雑となっています。

 

アンカー時計は建物と建物の間の高い所にまるで橋のように見える印象的な時計で、クリムトとカンパニーも組んでいたFranz Matsch (1861~1942・・・フランツ・マッチュ)のプランによって1914年に作られました。

 

幅10m,高さ7.5m、時計自体の直径4mで、ユーゲントシュティール様式の特徴的なからくり時計で、ウィーンに関係する歴史上の有名人12人が登場しています。

 

 

それぞれの12人の像は銅で作られています。

12人が誰かはこちらを参照して下さい。

正午12時になると音楽と共に12人全てが左から右へ動いていきます。それを一目見ようとこの時間を逃さずに来る人が毎日後を絶ちません。

 


 

アンカー時計が見える所に正午前からたくさんの人が集まって時計が12時になるのを待っています。

一方通行の道がすぐ横にあり、そこから車が頻繁に出て来るので車を運転する方々も少し迷惑そうです。

ここは毎日こんな状態です。

私がお客様と意図的にこの時間に合わせてここに来た時はアンカー時計が12:10分から動き出しました・・・というか時計自体は12:00を指していたのですが、実際の時間より10分遅れていたということです。

 

 

12人全てが登場するまでに15分ぐらいかかりますが、たいていの人はここで見物しています。

 

 

 

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ベルヴェデーレ宮殿からの美しい眺め

2017年も早いもので半分が過ぎ、今日から7月です。

ウィーンの学校は昨日が終了式であり、9月初めまでの長い夏休みに入ります。

夏休みというのは子供達に対しての表現で、こちらではFerien(フェーリエン)と呼ばれています。

一般的にはUrlaub(ウアラウプ)・・・休暇です。

こちらは9月から新年度が始まりますから、今は年度末であり、多くの地元の人が休暇に出かけます。

先週ぐらいから「休暇までもう少し・・・暑いけど頑張ろう・・・」という雰囲気が街中に漂っていて休暇前のちょっと師走的な空気を感じました。

 

ウィーンは6月19日から10日間連日で30℃~35℃の暑さとなり、一昨日の木曜日から30℃を下回り、

雨も少し降り、朝は涼しくなりました。

私もこの暑さの中で毎日仕事をしていましたから、ちょっと疲れが溜まってきました。

 

一昨日の29日やっと気温が下がったウィーンは心地いい風が通り抜け、30℃を超えていた青空の色とは違うウィーンらしい空でした。

今週はベルヴェデーレ宮殿によく行きましたが、ここからの眺めは印象的で6月29日は特に綺麗な景色を見ることができました。

 

一昨日の29日は朝7:30ホテルからスタートというよくあるシリーズのツアーでした。

このシリーズでは最初にシェーンブルン宮殿に行き、全ての部屋を見るグランドツアーを御案内した後、ベルヴェデーレ宮殿のオーストリアギャラリーを訪れ、リンク道路をバスで走ってレストラン終了という5時間観光です。

シェーンブルン宮殿での朝の青空も暑い時の青空とは違っていましたが、ベルヴェデーレ宮殿も同様に青空が印象的でした。

この2つはヨーロッパで重要なバロック建築でもあり、青空によく映えます。

 

もう何度も書いていますが"バロック様式"という観点から見ると、シェーンブルン宮殿よりもこのベルヴェデーレ宮殿の方が高く評価されています。

この宮殿から見えるウィーンの中心に向かっての眺めがとても印象的です。

宮殿に入らなくてもこの場所はちょっと高くなっているので美しい眺めを楽しむことはもちろんできますが、宮殿の上階からこの眺めを見た方がずっと印象的です。

 

ではその眺めを御覧下さい。

 

 

 

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Hagenbachklammを散策

オーストリアはアルプスが広範囲にわたって横たわっているという地形の特徴があります。

ウィーンの森から始まって西の方に向かうにつれて山がどんどん高くなっていきます。

ウィーンの街中でもウィーン市が定めているStadtwanderwegというハイキングコースがあり、豊かな緑と自然に手軽に触れることができます。

地元では自然の中を歩くWandern・・・ちょっとしたハイキングを楽しむ方がとても多いです。

ウィーンの中でも緑が満喫できる所は多くありますが、郊外に行けばバリエーションがもっと広がり、より楽しいです。

うちもよく郊外に出かけていますが、うちがよく出かける場所のひとつであるHagenbachklammに最近また行って来ました。

 


 

Hagenbachklamm (ハーゲンバッハクラム)はウィーンから車で約30km離れた所に位置し、KlosterneuburgとSt. Andrä-Wördernの間に広がるウィーンの森の中にある"Naturpark Eichenhain"という自然公園です。Naturpark Eichenhainは広さ約3850haもあり、Hganebachkalmmはその一角にあり、名前にもなっているHagenbachという川に沿った片道3km程のハイキングコースです。

Klammとはドイツ語で渓谷ですのでHagenbach渓谷です。

 

ちなみにオーストリアは国内に48箇所のNaturpark (自然公園)があり、VNÖ (Verband der Naturparke Österreichs) ---オーストリア自然公園連盟が中心になって管理しています。

5月に話題にしたSparbachもウィーンの森の一角にある自然公園です。

 


 

この場所はウィーンの森と言っても、観光ではまず来ることがなく、しかし地元ではとても有名な場所です。

ここに来ればいつも地元の人が散策をしています。

遊び場、サッカーグラウンドもあり、散策以外でも楽しむことができます。

コースは多くは森の中を歩きますが、途中Hagenbach川に沿って歩くルートもあり,11個の木の橋が掛けられていてハイキング気分を盛り上げてくれます。

また休憩できるベンチも置かれています。

 


 

このコースは1周するというルートではなく、通り抜けできるようになっているため1本道です。そのためどちらからでもハイキングコースに入れるようになっていますが、車で行った場合、どちらかの駐車場に止めて歩きますので反対側に着いたらまた同じルートで戻って来る必要があります。

でもここは往復しても飽きることは全くありません。

このコースから逸れて途中から別のハイキングコースに入ることもできます。

 

 

うちがここに来ると、単純に往復する、または川の横にベンチが置かれている所まで歩いて、また戻ったり、家族をどちらかで降ろして私が車で反対方向へ行き、そこから歩いて家族と途中で落ち合いそのまま車で帰るというパターン・・・などその時の気分と時間で決めて楽しんでいます。

片道3km程ですから往復したら6kmぐらいになりますね。

 

このように手軽に自然を楽しめる所が郊外には数えきれない程あるオーストリアです。

 

 

 

 

 

 

 

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Wildpark Ernstbrunn (エルンストブルン 野生公園)

陽気が暖かくなって緑が多くなると外を歩くだけで楽しくなります。

ウィーンの中心部は荘厳な歴史的建造物が多く建ち並び、かつての帝国の都を思わせる上品な街なので、街中を歩くだけでも十分楽しいですが、自然を感じようと思えば郊外へ行くことになります。

郊外と言ってもウィーン市内にもウィーンの森の一部がありますから手軽に自然を満喫することができます。

ウィーンは"森の都"とも言われ、ヨーロッパの街では街の広さに対して緑の比率が最も高い街と言われていますので、ウィーンの街に来れば緑豊かであることがすぐにわかります。

 

ウィーンの森も有名ですが、オーストリア自体がヨーロッパアルプスを横たえて持っているという地形の特徴があり、ガイドブックだけでは想像できない豊かな自然が国内に広がっています。

多くは観光的にはあまり知られていない、でも地元では非常に有名な場所がたくさんあります。

 

私はオーストリアが大好きですから、時間を見つけては家族と色々場場所に出かけています。

今日は比較的ウィーンから近い、やはり地元で有名なスポットをひとつ話題にしましょう。

 


 

こちらは"Wildpark Ernstbrunn"(エルンストブルン 野生公園)です。

4月にイースター休暇の時に出かけてきました。

 

ここはNiederöeterreichのWeinviertelに位置していて、ウィーン中心部から北へ50km程走った所にあり、Ernstbrunnの行政地区になりますが、Dörflesにあります。

公園と言っても、日本語からイメージする公園とは全く違い、豊かな自然の中に作られています。

 

Wildpark Ernstbrunnは1975年、重要文化財に登録されているErnstbrunn城の庭園の北側にオープンしました。

広さ40haもあり、園内は赤コースと青コースの2種類のルートがあり、オーストリア地元の動物達が多く放し飼いされています。

 

左上の農家風の建物がここの入口です。 

入口から少し歩くとアルプスの一角にいるような風景になります。

 

 


 

子供達のためのちょっとした遊び場もあります。

左上の写真は中世風のお城で、中で子供達が入って上れるようになっています。

右上の写真はこの園内で見られる重要文化財になっているErnstbrunn城です。

このお城は12世紀終わりに古文書で確認でき、現在ではプライベート所有となっています。

 


 

ここにはひつじ、やぎ、ロバ、ポニー、シャモア、アイベックス、赤しか、ダマジカ、うさぎ、イノシシ、ムフロン(野生の羊)、二ホンジカ、オオカミなどが放し飼いされていて、触ったりエサをやることもできます。

自然の中にある動物園みたいな感覚です。

 


 

このような豊かな自然の中にいると気持ちがリフレッシュでき、生きていることが実感できます。

オーストリアにはこのような所が数え切れない程あります。

 

ここは復活祭1週間前の日曜日~11月1日の万聖節までの火~日曜日 9:00~17:00、

冬場は日、祝日 10:00~16:00の開園時間です。

 

 

 

 

 

 

 

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DIE GARTEN TULLN(トゥルン庭園)の展望台

今年は5月30日に初めて日中30℃を超え、一昨日の6月12日は2回目の30℃を超えた日で、日中32℃となりました。

日中25℃~30℃ぐらいの日がずっと続き、雨も少なくかなり乾燥しています。

日差しは日本よりも強いですから気温が20℃そこそこでも太陽の下ではかなり暑く感じます。

でも湿気が少ないですから日本と比べたら快適な日が多いはずです。

夏休みが近づいていてラストスパートといった地元の空気を感じます。

7月、8月は休暇シーズンで、学校も長い夏休みです。こちらは9月から新年度が始まりますので年度末の長い休みです。

 

さて、以前ここでも話題にしたDIE GARTEN TULLNはうちのお気に入りのスポットのひとつで、7ヘクタールの広さに64の様々な異なったスタイルの庭園が見られます。

ここには"Baumwipfelweg"という展望台があります。

 


 

このBaumwipfelweg (バウムヴィプフェルヴェーグ)はこの庭園の端の方にあり、最初は見えないのですがある程度庭園内を歩くと奥の方に見えてきます。これは単なる展望台ではなく、このNiederösterreichのErich Steiningerによる芸術性も高く評価されています。エレベーターでも階段でも上ることができるこの展望台は鉄、ガラス、鋼鉄、木が使用されていて塔のような展望台の周りを歩ける構造になっていて一番上だけでなく途中にもいくつかのテラスがあります。真ん中にエレベーターがあり、それを取り囲む複雑な構造になっています。

高さ34.95m、重さ380トン、階段数上り下りそれぞれ201段、歩ける部分全体の長さ700mとなっています。

 


 

一番上に行くと左の写真のようにTULLN庭園が広がっていて、遠くの方まで見渡すことができます。工場が見られますがこれはAgranaというオーストリアの会社の有名なWIENER ZUCKERで砂糖工場です。

この展望テラスの周りは一周することができますが、ここには右に見られるような物が設置されています。

これはVIEWERで、オーストリアの眺めがいい所に設置されていて最近色々な所でよく見かけます。

これは絶好の景色とそれを内部に反射させるようになっていてちょっと特殊な写真を撮ることができます。

 

 

これはそのVIEWERから覗いた時の状態ですが、正面は実物の風景、中にはその風景が上下左右と4面に反射して映るようになっていますのでこのような特殊な写真になります。

オーストリアは自然公園やこのような庭園などによく展望台が作られています。

 

 

 

 

 

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ステンドグラスの美しい反射

私はオーストリア国家公認ガイドとして年間を通してお客様に様々な場所を御案内しています。もちろんウィーンが圧倒的に多いですが、オーストリア国家公認ガイドのライセンスはオーストリア全土を案内できますから、ザルツブルクインスブルックグラーツヴァッハウ渓谷ウィーンの森アイゼンシュタットなど色々な所に出かけます。

ウィーンだって御案内するグループや個人旅行のお客様によって観光場所は様々ですから、毎日同じ場所に行って同じことを話しているわけではありません。何日も御一緒させて頂くお客様から半日でお別れするお客様まで様々で、日本だってそれなりに広い国ですし、様々な分野のお客様と出会うわけですね。その時のお客様が何に興味があるか、どのくらいヨーロッパ文化を知っていらっしゃるか、今までどこに行って来たかなどを考慮して、つまりその時のお客様の空気を感じ取って案内しています。

そういう意味ではバラエティーに富んだ非常に奥が深い仕事だと思っています。

さて、今日書きたかったテーマとはちょっとずれた内容から始まってしまいましたが、よく行く観光場所にウィーンの森があるわけです。先日ウィーンの森の観光をした時に修道院のステンドグラスの反射がちょっと印象的だったのでここに書き留めておきます。

 


 

ここはウィーンの南の森にある有名なハイリゲンクロイツ修道院です。この修道院はシトー修道会で、ドイツ語ではZisterzienserと呼ばれ、ベネディクト会から枝分かれし、フランスのシトー(Saint-Nicolas-lès-Cîteaux・・・ブルゴーニュ地域の街) に1098年に設立された、ベネディクト会の改革宗派です。

この修道院は個人で見学することはできず、公認ガイドと見学するか、ここのガイドツアーに参加する必要があります。Kreuzgang(回廊)の建築様式が印象的で、中庭を囲んだ美しいスタイルです。

この回廊からそのままKapitelsaal(カピテルザール)という集会室に入ります。そこは左上の写真に見られる空間でバーべンベルク家のフリードリヒ2世のお墓が中央にあります。その奥には美しいステンドグラスがはめ込まれている丸い窓と細長い窓が2つあり、外が明るい時には美しく見えます。

右の写真はそのステンドグラスを通った外からの光が木の床に反射しています。

この日は午前中10:30頃で、青空が広がるとてもいい天気でした。この時間帯だけ太陽からの光がこのように差し込んで来るので、普段よりも美しく見えます。

 


 

ステンドグラスと言うとゴシック様式の教会をすぐ思い起こさせますが、ここのステンドグラスは19世紀に制作されたものですが、芸術性が高いことで評価されています。

上の2枚の写真は太陽の光がステンドグラスを通して、手前の石の壁に美しい色を反射していますね。

 

ステンドグラスは外が明るければ教会内ではそれなりの効果で見られますが、このように壁にまでステンドグラスの綺麗な色が反射するためには太陽の光が強く直接の角度で当たる必要があります・・・ということは時間が限られているわけですから当たり前のように頻繁には見られません。

 

シュテファン大聖堂の中世のステンドグラスもどうぞ。

 

 

 

 

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ヴァッハウ渓谷に行って来た(2017年5月)

全長2.800km以上もあるドナウ河はヨーロッパでは2番目に長い川で、ヨーロッパを西から東に流れる唯一の川です。このドナウ河の最も美しい所がヴァッハウ渓谷で、ウィーンから車で75km程走ったクレムスからメルクまでの区間で,世界遺産にも登録されています。

クレムス~メルクまではドナウ河沿いを車で走ると37km程あります。

ヴァッハウ渓谷は私も大好きな所で、仕事でもプライベートでもよく行きます。

仕事の場合はウィーンからのメルク修道院の観光と船下りを楽しむ1日観光のパターンか、私がメルクで皆様とお会して、そのままウィーンまでというケースが多いです。

 

数日前にも仕事でヴァッハウ渓谷に行きましたが、今日は先月5月終わりの週末にヴァッハウ渓谷に家族と出かけて来た時のヴァッハウ渓谷です。

 

うちがヴァッハウ渓谷に行く場合は車で出かけますので、船下りを通常のルートで楽しむと、誰かが車を取りに行かなければいけないので、デュルンシュタインに車を置いて、そこから船でSpitzまでドナウを上って行き、ここの街並みとヒンターハウスの廃墟のお城を楽しんで、またSpitzから船でデュルンシュタインまで下り、デュルンシュタインを楽しんでまた車で帰るというパターンが多いです。

船下りをしない場合は、ヴァッハウの個性ある街を車で周遊して、色々な場所を訪れることもしますが、今回は船に乗ろう・・・・ということだったのでうちの伝統的なルートとなりました。

 


 

この日は5月28日の日曜日で、その週の木曜日がキリスト昇天祭の祝日でしたので、長い週末を楽しむ人が多かったため、予想はしていましたがかなりの混雑でした。

上の2枚の写真は船内の様子です。

天気も最高で、デッキはいっぱいでした。

左上の写真の背景に見えているのはデュルンシュタインの廃墟のお城です。

この日は音楽隊も乗船していて、いつもとは違うムードの船内でした。

 


 

デュルンシュタインから1時間ほどのクルーズを楽しんだ後、Spitzの街を散策しますが、たいていは街の外れにあるヒンターハウスの廃墟のお城に行きます。

船着き場からはちょっと歩きますが、情緒ある街並みとヴァッハウ渓谷の空気を楽しみながらなので何度来ても飽きることはありません。

上の2枚の写真は廃墟のお城からで、ここからの眺めは本当に素晴らしいです。

今回はこの廃墟のお城の日陰でおにぎりを食べました。

ワイナリ-やレストランもそれなりにありますが、今回はお弁当にしました。

 

ここを楽しんだ後、今度は船で再びデュルンシュタインまで下って行きました。

最後の船に乗れば、ここでの滞在時間がもっと長くなるのですが、うちはデュルンシュタインも楽しむので、観光業界でのゴールデンタイムであるメルク発13:45の船に乗船しました。

これだとSpitzは14:35です。上りよりも船はもっと混んでいました。

下りはドナウ河の流れが速いですから、30分弱でデュルンシュタインに到着します。

 


 

デュルンシュタインのこの教会と廃墟の奥に見える廃墟のお城のこの定番風景は私も何回ここに掲載しているでしょうか。(笑)

同じ風景でも行った日が違いますからね。

ここでは廃墟のお城クエンリンガー城にいつも上ります。

ヒンターハウスの古城よりもこちらの方が道が急で、時間がかかりますが、上からの眺めはその苦労を全て忘れさせてくれる素晴らしいものです。

 

今回は子供の友達家族と一緒だったので、この後この街にぶどう畑が見られるセンスのいいホイリゲで食事をしてウィーンに戻った楽しい1日でした。

 

ヴァッハウ渓谷は何回来ても飽きることはありません。

 

 

 

 

 

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仕事でもよく乗る大観覧車

ウィーンの街を象徴する物として有名な物がいくつもありますが、シュテファン大聖堂やシェーンブルン宮殿などは定番でしょうか。王宮のミヒャエル宮王宮庭園のモーツァルト像などもよく出てきます。

また名物の大観覧車も非常に有名です。大観覧車は仕事でも頻繁に御案内することがあり、以前はナイトツアーなどで毎晩訪れました。大観覧車からの街の夜景を楽しんで、その後ホイリゲに行くという内容です。

昼間の観光でも大観覧車が組み込まれていることもよくあります。

最近、企業の皆様と大観覧車を訪れました。

 

この大観覧車はプラター公園にあり、1897年イギリスの技師 Walter Basset によって作られました。最高点が約65m、ゴンドラの数は15台、一周約15分、材質は鉄、木、ガラスです。

 

当初作られた時には30台のゴンドラで始まりましたが第2次大戦で被害を受けた大観覧車は修復されますがそれからは安全性を考えて半分の15台となりました。

 

このゴンドラは一台20~25人まで乗ることができるとても大きなゴンドラです。

 

私は今まで、計24人で一台のゴンドラに乗ったことがありますが、現在では安全性のことも考えられ、一台12~15人までとなっています。

こちらでの名称はRIESENRAD (リーゼンラート)と呼ばれています。今年没後100年記念であるフランツ・ヨーゼフ1世即位50周年記念を念頭に作られ、当時世界最大規模の観覧車のひとつでした。

この大観覧車に乗る前に2002年から設置されているジオラマコーナーを通ります。そこではウィーンの歴史に沿っての展示が見られるようになっています。

 

この大観覧車は往年の映画「第三の男」にも非常に印象的に登場していて、今でも映画ファンの方にとっても是非乗りたい観覧車となっています。

映画「第三の男」は、1949年にウィーンで撮影され、キャロル・リード監督、オーソン・ウェルズとジョゼフ・コットンが主役として登場します。

オーソン・ウェルズが映画ではハリー・ライムという悪役で登場し、彼はペニシリンを水増しさせ、闇で儲けていて指名手配中になっていました。

 

そこへ長年の親友である、ジョゼフ・コットン(映画ではホリー・マーチンス)が親友に会うためにウィーンへやって来て、ハリーに会う・・・という話です。

この2人がウィーンで初めて再開するのがこの大観覧車でした。

この映画のラストシーンの並木道も印象的で映画ファンにとっては大変重要なスポットとなっています。

 


 

ゴンドラ内はこんな感じで、今年からゴンドラが徐々に新しくなっていきます。もちろん、オリジナルに忠実に行われています。上の写真は新しくなったゴンドラです。右の写真はその時御案内した一部の皆様です。

 


 

大観覧車に乗ると、ゆっくり回って行くのがよくわかります。また、他のお客さんが乗車する時には停止するので空中からの眺めをゆっくり楽しめます。左写真はこの観覧車の構造で、鉄の棒が複雑に絡み合っていますね。

大観覧車の直径は60.96m、鉄の総重量は430,05トンも使用されています。

右の写真はちょうど最高点に達した時に撮影したものです。

 

シュテファン大聖堂の塔に上って見られるウィーンの街並みも素敵ですが、この大観覧車からの街並みはパノラマに見られて素晴らしい眺めです。

 

 

 

 

 

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ベルヴェデーレ宮殿 写真解禁と開館時間の変更

帝国、貴族制度は当然現在は存在していないオーストリアは民主主義の共和国ですが、ウィーンには今でも数えきれない程の宮殿があります。

それらの宮殿は観光、政治関係、企業など多目的に利用されています。

リンク道路沿いの公共的建造物以外はほとんどが~宮殿という名称になっています。

宮殿と言えば真っ先にでてくるのがシェーンブルン宮殿です。

ウィーンに始めて観光で来て、ここに行かな人はまずいいないでしょう。

そのシェーンブルン宮殿の並んでポピュラーなのがベルヴェデーレ宮殿です。

"バロック様式"という観点から見れば、シェーンブルン宮殿よりもベルヴェデーレ宮殿の方がオーストリアバロックの全盛期を見ることができます。

今日はそのベルヴェデーレ宮殿に関しての朗報をお知らせ致します。

 

ベルヴェデーレ宮殿は上宮、下宮があり、オーストリアギャラリーという美術館として人気あるスポットです。

何と言ってもクリムトの接吻を始め、エゴン・シーレ、モネ、マネ、ルノワール、ゴッホ、ムンク、ダヴィッドのナポレオンなどが見られます。

また、ここの庭園とウィーンの中心部に向かっての眺めも素晴らしいです。

 

さて、このベルヴェデーレ宮殿ではエントランス、大理石の間、階段ホール以外は館内の写真撮影が(絵画コーナー)禁止というのはよく知られています。

オーストリア連邦産業院に属するオーストリア国家公認ガイドグループとベルヴェデーレ宮殿との話し合いのおかげで、2017年6月1日(昨日)から写真撮影が解禁となりました。

フラッシュ、三脚、自撮り棒は禁止となっています。

 

全ての絵画が撮影できるわけではありませんので御注意下さい。

 

 

去年8月にベルヴェデーレ宮殿で絵画を撮影しまくりというタイトルで、ちょっとイレギュラーな状況を紹介したことがありましたが、今回は違います。

これはとてもうれしいことですね。

 

また、ベルヴェデーレ宮殿の開館時間も少し変更となりました。

2017年7月1日より毎日9:00~18:00、金曜日は21:00までオープンです。

 

 

 

 

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シェーンブルン宮殿グロリエッテからの眺め(2017年5月)

ウィーンを初めて訪れた方でシェーンブルン宮殿に行かないという人はほとんどいないでしょう。

シェーンブルン宮殿はハプスブルグ家の夏の離宮で、中心から5km西に離れています。

ヨーロッパで重要なバロック建築であり、世界遺産にも登録されています。

団体ツアーでは絶対と言っていい程訪れますので、午前中、午後と別のグループを御案内する時には年間を通して1日2回シェーンブルン宮殿に行くことも頻繁にあります。

シェーンブルン宮殿で十分1日を過ごすことができます。

ここは庭園が素晴らしくて、地元の方の憩いの場所のひとつとなっています。

そのため、宮殿内は観光客で溢れていますが庭園では逆に地元の空気に触れることができます。

うちはこのシェーンブルン宮殿の動物園によく行きます。

 

一般的に宮殿内部を御案内した後は30分ぐらいのフリータイムを取ります。

その間にショップを見たり、トイレや庭園の方に皆さんが行かれるわけです。

ガイドの立場からすればもっと時間をとりたいのですが、他にも観光する場所がたくさん決められているのでそれ以上は無理というのが現状です。

宮殿の後ろには素晴らしい庭園が広がっていて、丘の上にグロリエッテが堂々と立っています。

それを見ると誰もがあそこまで行ってみたいな~・・・と思いますが、時間の関係上そこまで行くのはよっぽど速く走って往復しない限りは無理ですね。

個人で旅行される方は時間の融通が利くでしょうから是非、グロリエッテに行って下さい。

ここからの眺めは下からは想像できない景色に出会えます。

 

 

グロリエッテは、庭園内最後のものとして、ホーエンベルクによって当初は栄誉神殿と素晴らしい眺めを念頭にプランしたようで、完成は1775年です。

 

いくつかの不条理な戦争に勝利したことにも捧げられています。

グロリエッテの中央上の部分には、単頭の鷲が置かれています。

ラテン語で、「皇帝ヨーゼフ2世とマリアテレジアの治世の下で」という意味が記されています。

 

全体の長さ135.3m、高さ25.95m,幅14.6mです。

下から見てる以上に大きいものです。

このグロリエッテ自体にも有料ですが上ることができます。

 

 

ここからの眺めがとても素晴らしいです。

奥の方にシェーンブルン宮殿が見えていて、その手前には幾何学模様の庭園があり、宮殿の後ろ側にウィーンの街並みが広がっていて、もっと奥にはウィーンの森だって見渡せます。

上の写真はちょうど真ん中の部分から撮影したもので、宮殿が正面に見えています。

ウィーンの中心方面はここには写っていませんが、左の方にもっと移動するとシュテファン大聖堂の塔などは見ることができます。

この芝生の部分は傾斜していて、寝転がってくつろいでいる人がたくさんいますね。

 

写真は2017年5月6日16:45頃に撮影したもので、とてもいい天気でした。

 

 

 

 

 

 

 

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オーストリア科学アカデミーのフレスコ画

今日はキリスト昇天祭の祝日で、明日の金曜日も休みを取って長い週末を楽しむ方が多いです。

 

さて、ヨーロッパでフレスコ画と言うと教会の天井画をイメージすることが多いですが、教会だけでなく宮殿とか建物の重要な場所にもよく描かれています。

ウィーンではシェーンブルン宮殿の大広間のフレスコ画は有名で、ここには大広間に3ヵ所と隣接している小広間に見られます。

(シェーンブルン宮殿は宮殿内部での撮影が禁止されているのでここには取り上げません)

その他にもベルヴェデーレ宮殿の上宮大理石の間やカールス教会も見る価値があります。

 

ベルヴェデーレ宮殿のフレスコ画ベルヴェデーレ宮殿下宮のフレスコ画王宮のプルンクザールカールス教会のフレスコ画ペーター教会のフレスコ画アンナ教会メルク修道院なども御覧下さい。

 

今日は観光的にはあまり知られていない歴史的に重要なフレスコ画を話題にします。

 

この建物はÖsterreichische Akademie der Wissenschaften (オーストリア科学アカデミー)で、マリア・テレジアの時代1755年Jean Nicolas Jadot de Ville-Issey というフランスの建築家によるもので、ウィーン旧市街のDr-Ignaz-Saipel-Platzにあります。

この建物はかつてのウィーン大学の"Aula"(講堂)で、この場所は Universitätsplatz (大学広場)と呼ばれていました。

ここがウィーン大学の時代にはいわゆる法学部が入っていました。

ウィーン大学は1365年創立で、一昨年2015年が650周年記念でした。

この建物は建築様式的も重要なロココ様式となっていて、ここは1848年までウィーン大学として機能していました。

現在のウィーン大学はリンク道路沿いにメインキャンパスがあります。

 

 

この建物の上階にはFestsaal (フェストザール)という祝祭の間がありまが、ここの天井フレスコ画が素晴らしいです。

Festsaalは写真に見られるようにロココ様式の美しい空間で、それに見事にマッチしたこの天井のフレスコ画はGregorio Guglielmi(グレゴリオ・ジュリエルミ)という1714年イタリアのローマ出身のフレスコ画家による壮大なものです。彼は前述したシェーンブルン宮殿の大広間の天井フレスコ画も手掛けています。この天井フレスコ画は医学、哲学、神学、法学の4つの重要な学部を表しています。

 

 

 

中央部分にはマリア・テレジアと夫であるフランツ・シュテファンが描かれていて、天使が2人に月桂樹を捧げようとしています。

シェーンブルン宮殿のフレスコ画と比べるとかなり暗いような印象を受けますが、ここは実際に窓が少ないことや、フレスコ画の色がかなり重厚であるからではないでしょうか。

 

この空間で1808年3月27日 ハイドンの天地創造が演奏されたことは有名で、そのシーンは同じく知られた絵になってハイドン博物館で見られます。

この時はハイドンが聴衆の前に現れた最後となりました。

 

 

 

 

 

 

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Neusiedler See(ノイジードラー湖)

オーストリアはウィーンを含めて9つの州がありますが、そのひとつのBurgenland(ブルゲンラント)州は晴天の日がオーストリアでは年間を通して一番多い州であり、土地も安いことからここに家を持っている人が多いです。

先日Burgenland Kul(t)inariumを話題にしましたね。

 

この州の州都はEisenstadt(アイゼンシュタット)でここにはハイドンが長く仕えたエスターハーズィ宮殿がありこの街のシンボル的な存在になっています。余談ですがここのハイドンザールは音響がいいことで有名です。

年間を通してこのアイゼンシュタットを御案内することもよくありますが、その時にもっと奥にあるルストやメルビッシュに行くことが多いです。いつか時間がある時にまた話題にしますが個人的にルストの街は情緒があって好きです。特にルストはコウノトリが来る街として知られ、ワインでも有名です。ワインと言えばこのブルゲンラント地方はヴァッハウ産に勝るとも劣らない生産地で、特に甘口や赤の質が高いワインが多く作られています。ルストやメルビッシュと言うと地元ではこの州に大きく横たわっているNeusiedler See (ノイジードラー湖)がすぐに浮かび、この2つの街は共にノイジードラー湖に面しています。

今日は今までなぜか話題にしなかったこのNeusiedler Seeについて少し書きます。

 


 

Neusiedler See (ノイジードラー湖)は320km²もある中央ヨーロッパで最大のステップ湖です。地図を見ると縦に細長い形をしていて長さ36km、幅14kmですが、もちろん綺麗な長方形をしているわけではありません。

この湖はオーストリアだけではなくハンガリー領にも渡っていますが、230km²がオーストリア領です。

 

ステップ湖とはとても浅く平らで水位の変動が著しく,雨や雪などの天候に水量が左右される内陸の湖で,流入する河川はあっても流れ出る所がない湖です。

実際このNeusiedler SeeはWulka川だけからの水が流れ込んできますが、流れ込んで来る水量よりも多くの水が蒸発しています。

過去には100回ぐらいここの水が干上がった記録があり、19世紀後半にもここの水がなくなり土地の権利争いがあったことも知られていますが、決着がつかないうちにまた水に満たされ、一時の喜びでした。

アシ(ヨシ)がたくさん生育していて、様々な野鳥や魚が生息しています。彼らにとってもここは天国です。

ウォータースポーツも盛んに行われ、ここで泳ぐ人もたくさいます。私も何回もここで泳いだことがありますが、水位は深い所でも2mないぐらいで、一般的に皆さんが楽しむ場所は普通の大人の腰ぐらいの高さの水位がずっと続いていて、小さな子供達も安全に水遊びができるわけです。

Neusiedler Seeはここの景観と合わせて世界遺産にも登録されています。

 

左上の写真はNeusiedler Seeが一瞬どこにあるかわかりませんが、ずっと奥に平らに広がっていますね。

この湖の全体像が見られる所はほとんどなくて、ある意味では一箇所だけ、それはルストに向かう途中のSt.Margarethenをちょっと過ぎた小高い所から見るのが定番です。この写真はそこからの眺めですが、ここは駐車場がないので大型バスで移動している時には不便ですが、ちょっと寄り道する価値が十分あります。余談ですがこのSt.Margarethen はRömersteinbruchというローマ時代からの石切り場で、2.000年前から現在までもここから石が切り出されています。石の種類は石灰砂岩です。この場所もNeusiedler Seeの景観として世界遺産に含まれています。

右の写真はルストの街から見たNeusiedler Seeです。奥にはたくさんのアシが見えます。

 

 

こちらはNeusieder See を目の前で見ています。湖の底の地質上から水が濁っているように見えますが、ドナウ河同様に水質は悪くありません。

オーストリアは豊かな自然がある美しい国ですが、海がないことが非常に残念です。そのためこのNeusiedler Seeはザルツカンマーグートに見られるような氷河から形成された湖と同様に地元では人気のある場所となっています。
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Naturpark "Sparbach"(自然公園 Sparbach)

ウィーンはかつての帝国の都ですから荘厳な建造物が多く建ち並ぶ上品な街ですが、ちょっと郊外に出ればのどかな美しい風景が広がっています。ウィーン自体が"森の都"とも形容されているように、ヨーロッパの街の中では街の広さに対して緑の比率が最も高い街で、しかしその緑を囲むのがもっと大きな緑である"ウィーンの森"です。

このウィーンの森はヨーロッパアルプスの一番東側になります。

ウィーンにいるとあまり意識しませんが、オーストリアの地形の特徴はヨーロッパアルプスを大きく横たえて持っていることです。またドナウ河を始め多くの川がアルプスの中を流れていますので地形も複雑になっています。

豊かで美しい自然に囲まれたオーストリアでは自然を楽しむ方が非常に多く、WANDERN・・・ハイキングは大人気です。

うちも時間がある時には頻繁に郊外に出かけています。

今日はイースター休暇の時に久しぶりに行って来たウィーンの森にある地元で有名な自然公園 "Sparbach" (シュパールバッハ)を紹介します。

 

Naturpark・・・自然公園とは都市計画や農耕地などから保護された領域で、自治体によって維持・管理されていて、観光収入も重要な資源となっているような場所です。

オーストリア国内には現時点で48のNaturparkがありそれぞれ個性あり、豊かな自然に触れられます。

うちのお気に入りのスポットである巨大な石があるBlockheideHochmoor SchremsHagebachklammも自然公園です。

 


 

Naturpark Sparbachはウィーンの中心部より30㎞弱車で行ったウィーンの南の森の一角であるHinterbrühl(ヒンターブリュール)にあります。ウィーンの南の森は見所も多く仕事で頻繁に訪れますが、このSparbachに仕事で来たことは過去一度もありません。でも地元ではとても有名な自然公園です。

左上の写真は入口風景で、この建物がInfoセンターとなっています。

自然公園の多くは入場料がかかりますが、その分しっかり維持されていて快適に楽しむことができます。

ここは大人5ユーロ、15歳までの子供は3ユーロの入場料金です。

 

このSparbachはオーストリアでは一番古い自然公園で、1962年にオープンしていて、広さ355haもあり、右上の写真に見られるようにいくつかのルートと見所があります。

 

 


 

ただでさえウィーンの森の中にいるのですが、ここに入るともっと自然が近くなるような気がします。

奥の方にルートがどんどん広がって行きます。

右の写真に見られるのはイノシシで、ここでは野生のイノシシが多く成育していて、時として注意が必要です。

うちもこの日は数回イノシシを警戒して歩くことがありました。

それは人間が危害を加えるような空気を感じると、こちらに突進してくることがあるからです。

その時に持っていると助かるのはリンゴです。万が一イノシシがこちらに向かってきた時にはリンゴを投げて注意をそらすことができます。

ここで出会った地元のある男性は、ここで過去イノシシに噛まれたことがあったそうです。

ここのイノシシは最近子供が多く生まれて、その子供達と共に走っている姿は印象的でした。

 


 

4月10日の週でしたが、新緑も多く見られ、天気も良く、青空が広がり半袖でちょうどいい陽気でとても気持ちよく歩くことができました。

ここには池もあり、大きな鯉がたくさん泳いでいます。

視界が開けると、ウィーンの森の山々が見えて自然の中にいることが実感できます。

 


 

どんどん奥まで歩いて行くと、いくつかの歴史的スポットに出会えます。

左上は"Johannstein"という廃墟のお城で、12世紀からという記録があり、上まで登って中に入ると意外と大きな中世のお城です。

右上の写真は"Dianatempel"です。

うちはこの時、このDianatempelで持って行ったおにぎりを食べました。

 


 

左上は前述したJohannsteinからの眺めです。新緑です。

右はルートのひとつで、この脇には小川が流れています。

そこではカエルのたまごがたくさんあって、小さなおたまじゃくしがたくさん泳いでいました。

 


 

このような見晴らしがいい場所もあります。

森の中を歩くこともあれば、このような平原のような場所もあるので全く飽きることがありません。

家族連れで行けば一番賑わっているのはこの公園です。

この日も多くの子供が遊んでいました。

大人はむしろくつろいでいて、日光浴をしながら語り合っています。

 

オーストリアにはこのように手軽に自然を満喫できる所がたくさんあります。

 

 

 

 

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春先に訪れた映画「第三の男」の並木道

ウィーンには有名な作曲家達が多く眠る有名な中央墓地があります。音楽ファンの方であればウィーンに訪れたら絶対に外せないスポットですね。私もここは年間を通してよく御案内していますし、プライベートで散歩に来ることもあります。墓地と言っても暗いイメージはなく、緑が多い公園のような感じですから遺族の方には申し訳ないですが個性ある墓石を見ながら歩くだけでも十分時間を潰せます。

団体ツアーの皆様からもこの音楽家のお墓がたくさんある32A区についての行き方の質問がよくあります。

 

御興味があれば 中央墓地2中央墓地3中央墓地4春の中央墓地2017年も御覧下さい。

 

実はこの中央墓地は音楽に興味がない方でも別のことで大変に有名です

それは映画「第三の男」のラストシーンに登場する印象的な並木道があるからです。

 

映画「第三の男」は、1949年にウィーンで撮影され、キャロル・リード監督、オーソン・ウェルズとジョゼフ・コットンが主役として登場します

 

オーソン・ウェルズが映画ではハリー・ライムという悪役で登場し、彼はペニシリンを水増しさせ、闇で儲けていて指名手配中になっていました。

 

そこへ長年の親友である、ジョゼフ・コットン(映画ではホリー・マーチンス)が親友に会うためにウィーンへやって来て、ハリーに会う・・・という話です。

 

 

ウィーンに来てみると、親友のハリー・ライムが亡くなっていると聞かされショックに陥るマーチンス・・・でも話を聞いていくうちにおかしい・・・誰か別の人間がいるな・・・そこで映画のタイトルは「第三の男」です。

 

今見ても十分面白い映画「第三の男」に影響を受けた方はたくさんいらっしゃいます。

そのため年間を通してこの映画のロケ場所についての質問も多くありますが、特にラストシーンの並木道について聞かれる方は多いですね。

 

 

 

写真は春先に行った時の「第三の男」のラストシーンの並木道です。

映画とは全然違う雰囲気で、木々には緑がもう見えます。

この「第三の男」のラストシーンの並木道は中央墓地のカール・ボロメウス教会の裏側にあります。

ここは意外と分かりづらいので事前に地図で場所をお教えしても行けなかった・・・という方も多いです。

 

以前このラストシーンの並木道を少し詳しく書いていますので御興味あればこちらです。

 

 

 

 

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Burgkapelle (王宮礼拝堂)

オーストリアで最も多くの方が訪れる観光スポットはシェーンブルン宮殿ですが、ここはマリア・テレジアの時代に現在の姿のなったわけですから、マリア・テレジア以降の人達が登場します。

歴史的に遥かに古いのは中心部にある王宮です。王宮は"Hofburg" (ホーフブルク)と一言で呼ばれていますが様々な時代の建築様式から成り立ち、とても複雑な構造になっています。

シェーンブルン宮殿やベルヴェデーレ宮殿のようにひとつの大きな宮殿が美しい庭園と共にあるという離宮スタイルではなく、街中に増改築された都市宮殿です。

 

是非こちらも参考にして下さい。

 

ウィーンの王宮1ウィーンの王宮2ウィーンの王宮3ウィーンの王宮4ウィーンの王宮 5、 

アウグスティーナ教会プルンクザール

 

市内観光でも皆様にも頻繁に御案内する王宮ですが、この王宮にはウィーン少年合唱団がミサで歌う王宮礼拝堂があることでも知られていますが今日はその礼拝堂について少しまとめておきます。

 

王宮礼拝堂はBurgkapelle (ブルクカペレ)と呼ばれていて、王宮の一番古い部分であるスイス宮にあります。

このスイス宮自体が外からは全く見えないため、ここを最初に訪れる方にとってはちょっと探しづらい場所になると思います。王宮は前述したように様々な時代の増改築から成り立っているので非常に複雑な構造になっています。しかも、一番古いこの部分の隣に建築された部分が2番目に古いというような順番ではなく、あちこちに建築されてそれが時と共に接続されていったのです。

 

王宮はハプスブルグ家が始まる前の、バーベンベルク王朝の君主レオポルド6世によって、13世紀前半にはおそらく最初に建築され、その後ボヘミア王オットカル2世が拡張したとされています。

 

このスイス宮の中庭に来ると右の写真に見られるように階段があり、よく見ると壁には十字架マークが見られ、上を見ると教会の塔らしきものが見えています。

ここがBurgkapelleです。

度重なる増改築のおかげで外からは全く教会とは思えない雰囲気となっています。

ちなみにこの下の部分は宝物館があります。

 

このBurgkapelleが古文書で最初に登場するのは1296年となっていて、スイス宮の南部分に位置していました。

ハプスブルグ家のアルブレヒト1世が、1287年~1288年にここを後期ロマネスク様式で建築させたようで、その後1423年~1426年にアルブレヒト5世が増築をさせています。

その後フリードリヒ3世が1447年~1449年にゴシック様式に改築させ、現在見られる姿になっています。

 

 

中庭に面した階段を上がって建物の中に入るとすぐに教会内部に出るわけではありません。ここにはウィーン少年合唱団のミサのチケットを販売するカウンターがあるちょっとしたスペースになっていて、そこの左手の扉から中に入ると御覧のようなゴシック様式の内部空間が広がっています。

この扉が開いている時にはいつでも中に入れますが、時間によって閉まっていることも多いですよ。

中に入った印象はとてもせまい空間であり、カトリックの教会ではありますが意外と質素に感じるかもしれません。

教会はゴシック様式ですが、マリア・テレジアは当時の流行に合わせてここを後期バロック様式で改築させていますが、その後新古典主義の到来により1802年に再びゴシック様式に戻されました。

教会はひとつのホール構造で、Kirchenschiffと呼ばれる1階部分から見て左右は3階構造で、後方Emporは4階構造となっています。

教会内部には木彫りの聖人達13人が当時から残されていて、1470年~1480年頃のものです。

正面にはイエス・キリストの磔刑の像が目立ちますが、"フェルディナントの十字架"と言われ、マリア・テレジアが宝物館からこちらに運ばせたもので、フェルディナント2世に因んでいます。

 

 


 

左右はこのような3階構造になっていて、後期ゴシック様式の模様が印象的ですね。

この窓の中にも空間があって、ウィーン少年合唱団のミサを聞く時の座席があります。

 


 

こちらは正面祭壇とは正反対の後方部分で、こちらは御覧のように4階構造になっています。

左の写真では下からUntere Empore、その上がMittlere Empore、一番上がOrgelemporeとなっていて後期ゴシック様式の模様がとても印象的ですね。一番上のOrgelemporeはウィーン少年合唱団とウィーンフィルがミサ中に演奏する空間です。そのため、彼らが演奏している姿は本当に限られた所からしか見ることができません。

もちろん、音は素晴らしい響きとして全体に行き渡ります。

 

この王宮礼拝堂は隠れた所にあることもあり、見学できる時間帯でもほとんど人がいません。

 

ウィーン少年合唱団のミサ

ウィーン少年合唱団の王宮礼拝堂座席表もどうぞ。

 

 

 

 

 

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ヒルシュシュテッテン花壇庭園の復活祭市(2017年)

昨日の4月16日はOSTERN・・・復活祭で、今日はOstermontag(オスターモンタック)で復活祭の月曜日・・・イースターマンデーでお休みです。

先週から学校はOsterferienに入っていて、地元の人達は色々な所に出かけます。

うちも色々な所に出かけました。

しかし、復活祭当日の昨日と今日は天気があまりパッとしません。4月によくある不安定な天候で、青空もありましたが、ウィーンも場所によっては雨が降ったり、気温も10℃そこそこという寒い陽気です。

昨日の復活祭日曜日は特に遠出をする予定は立ててなかったこと、うちの方は雨もなく、比較的青空が見られたのでヒルシュシュテッテンの花壇庭園にちょっと行って来ました。

 


 

ヒルシュシュテッテンの花壇庭園はうちのお気に入りのスポットのひとつで、Blumengärten Hirschstetten der Stadt Wienというウィーン市が管理する広大な植物庭園です。

ここでは年間を通してその時期に合わせたイヴェントが多く開かれ、例えばここのクリスマス市も有名です。

クリスマス市と同様に毎年復活祭にも市がでます

"Frühlingsgrüße"(春の挨拶)というタイトルで、復活祭の時期に3日間開かれます。

今年は4月15日、16日、17日です。

 


 

花壇庭園内の至る所には復活祭のシンボルであるうさぎやたまごが登場し、それぞれがが可愛らしいデコレーションとしてとても絵になります。

春を意識した様々な花が咲いていて、それを見るだけでも十分楽しめます。

 


 

青空も少しは見られましたが、厚手の上着を着ている人がほとんどで、何もしないで座っているとかなり寒く感じました。でも花壇庭園内はその寒さを忘れさせてくれる多くの花や緑をつけた木々が見られます。

去年の復活祭時期もここを訪れましたが、肌寒かったのを覚えています。

 


 

それでもかなりの人出で、駐車場は車で一杯でした。

多くの屋台が出ているので、まさに"花より団子"という人も多く、ワインを飲みながらソーゼージなどを食べている人を多く見かけました。

ここには大きな池がありますが、中には生まれたばかりのオタマジャクシがたくさん泳いでいました。

うちがここに来ると、右上の写真に見られる迷路に必ずと言っていい程入ります。

しょっちゅう来るので、もう出口までのルートは覚えてしまいましたが、知らなければ結構迷いますよ。

迷路に作られている見晴らし台から奥を見渡すことができます。桜が満開です。

 

ここは広さは60.000m²もあり、24の文化小屋、温室、大きなグラスハウス3つを始め至る所にありとあらゆる植物が植えられています。

 

また子供達のための遊び場や迷路、動物達も飼育されていて実際は植物園、動物園、公園がいっしょになっているような所です。

 

ウィーンの街に飾られている春咲きの花36万株、夏の花150万株、秋咲きの花6万株、そして球根花100万株がこのヒルシュシュテッテン花壇庭園で栽培されています。

 

特別なイヴェントがなくてもここは十分に訪れる価値があります。

 

 

 

 

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ヴァッハウ渓谷で一番古いミヒャエル教会

ヨーロッパ文化を知る上でキリスト教なくしては語れません。

キリスト教があったからこそ音楽、建築、絵画など素晴らしいものが生まれることになるわけです。

特にカトリックの教会に入ると手っ取り早くヨーロッパを感じることができます。

オーストリアは歴史ある国で、ウィーンを始め国内には歴史的重要な教会や修道院がたくさんあります。

このコーナーでも時間を見つけて色々な教会について書いていますが、今日はヴァッハウ渓谷で一番古い教会について少しまとめてみたいと思います。

 

ヴァッハウ渓谷は2.800km以上あるヨーロッパで2番目に長い川であるドナウ河の最も美しい所です。シーズン中は船下りの名所であり、バロックの素晴らしいメルク修道院と組み合わせて頻繁に観光で訪れる世界遺産地域です。

ミヒャエル教会はメルクから船で下り、途中Spitzの街を出るとすぐに左側に見える印象的な教会です。

右の写真は船から撮影したミヒャエル教会です。

 

St.Michael (ミヒャエル教会)は今のゴシック様式になる前からすでにこの場所にありました。

この場所はケルト時代のOpferstätte(オプファーシュテッテ)であり、そこに800年にカール大帝がミヒャエルの聖なる場所を作りました。

Opferstätteとはいけにえを捧げる場所や祭壇のことです。

教会の歴史としては987年という記録が最初です。

12世紀の半ばにはフローリアン修道院の所有となり、14世紀終わりの1395年にはゴシック様式の交差リブ構造を持った納骨堂が作られました。

1523年にそれまであったロマネスク様式の石の教会は後期ゴシック様式で改築されました。

その頃から要塞として5つの塔と跳ね橋なども作られ、それらは17世紀まで繰り返し強化されました。

1630年に火災があり、身廊のアーチが焼け落ち、その後まもなく初期バロック様式で手が加えられました。

現在ではWösendorfとの姉妹教会になっています。

 


 

ミヒャエル教会はドナウ河沿いの一部人工的に整えられた少し高い所に立っています。

印象的な西側の要塞塔はうさぎの耳のような形をした装飾が見られ、教会の隣には納骨堂がありこれらが15世紀に作られてよく保存されている城壁に組み込まれています。

 

要塞城壁は7mほどの高さがあり、現在でもRundturmと言われる円柱状の塔が見られますが当時は隣の納骨堂と橋で結ばれ行き来することができました。

 

教会内部は3層構造のHallenkircheに近い構造で、PseudobasilikaとかStaffelhalleと呼ばれる後期ゴシック時代に流行ったスタイルです。

この2つのスタイルはBasilika様式とHallenkircheの間に位置し、Basilikaほどは身廊が高くなく、Hallenkircheのように天井全てが同じ高さではありません。

また、Basilika様式のように身廊の上の部分には原則的に採光のための窓がありません。

 

主祭壇は1690年のもので、1748年にSteinの教区教会から運ばれて来たもので、聖母マリアが中央に見られます。

祭壇の一番上にはこの教会の名前にもなっている大天使ミヒャエル(ミカエル)が立っています。

さらに1400年頃とされるSchmerzensmannや16世紀前半のピエタなど古いものが残されています。

現在は結婚式やコンサートなどの文化的なイヴェントにも使われています。

 

ヴァッハウ渓谷にはこのような歴史ある教会が多く立っています。

 

 

 

 

 

 

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この時期にシェーンブルンの動物園に行った

今年の冬はとても寒かったです。特に1月は1月4日を除いて全日マイナスあったため春の訪れが例年より遅れています。先日今年初めての半としてキバナセツブンソウを話題にいましたが例年よりも1ヶ月は花が咲くのが遅いと思います。ウィーンの街中の木々を見ていても、少しずつつぼみは見られるもののまだ緑が少なく、冬の空気が漂っています。それでも街中に徐々に花が植えられ始め、カフェやレストランのテラスも登場しています。

先日3月4日の土曜日は久しぶりに日中の気温が20℃近くまで上がり、今年になって一番暖かい日となりました。

私も久しぶりに休みだったので子供の友達家族とシェーンブルンの動物園に出かけてきました。

 


 

シェーンブルン宮殿はひとつの観光スポットとしてはオーストリアで最も観光客で賑わう場所ですが、逆にシェーンブルン宮殿の動物園は地元で賑わう所です。ウィーンに初めて来てシェーンブルン宮殿を見ない方はあまりいないと思いますが、逆に何回もウィーンに来てもこのシェーンブルン宮殿の動物園に行く方は少ないでしょうね。

 

シェーンブルン宮殿の動物園(Tiergarten Schönbrunn)は現在営業している動物園では世界最古の動物園で、 マリア・テレジアの夫ロートリンゲン公フランツ・シュテファンによって、ロートリンゲンの建築家Jean Nicolas Jadot de Ville Issey により、彼らにとってこの新しい夏の離宮シェーンブルン宮殿にMenagerie (メナゲリー)という小動物園を置きたいことから始まり、1752年に完成しています。

 

この日はいい天気で暖かかったこと、しかも週末・・・予想していましたが大変な混雑となっていました。

結構暖かかったのですが、写真を見るとまだまだ冬の雰囲気ですね。

左上の写真は有名なKaiser Pavillonで、メインの入口からかなり近い所にあります。

右上の写真はずっと奥にシェーンブルン宮殿が望める並木道です。

 


 

いつも混んでいるのはパンダの家で、去年8月4日に双子のパンダの赤ちゃんが生まれてとても話題になりました。

この時はいい天気だったのでパンダも外でくつろいでいました。上の2枚の写真はお母さんの方です。

のんびり竹を食べています。

 


 

シェーンブルン動物園のずっと奥は斜面になっていて上って行くことができます。そこには吊り橋が作られていてそこからウィーンの眺めを楽しむことができます。ウィーンの街はまだまだ冬の色です。

右の写真の黄色い大きな建物はシェーンブルン宮殿です。

 

ここは一般18.50ユーロという入場料で決して安くありませんが、たいていの方が年間定期を所有しています。

うちも持っているので、散歩がてら行きたい時に行って、すぐに出て来てもいいわけです。

圧倒的に家族連れで賑わっているシェーンブルン動物園です。

 

このシェーンブルン宮殿の動物園・・・Tiergarten Schönbrunnは、2008年、2010年、2012年、2014年と4回もヨーロッパのベスト動物園に選ばれました。

広さは17ヘクタール、動物は734種類、8.955匹も生活をしていて、中には絶滅の危機にさらされている動物達もいます。

 

 

 

 

 

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絶好の場所からのウィーンの眺め 2

ウィーンの街を高い所から眺められる場所はいくつもありますが、街の中心界隈から外側まで360℃のパノラマで見られる場所はそんない多くはありません。

昨日の絶好の場所からのウィーンの眺め 1の続きです。

 

 

昨日の最後の写真からもっと左側に行った所です。

南側の方がよく見えています。

左奥に高いビルがいくつか見えていますが、Vienna Twin TowerがあるWienerberg City、もしくはBusinnes Prak Viennaと呼ばれているウィーン10区の一角です。

ちなみにTwin Towerは138mと127mです。

 

 

1枚目の写真からもっと左側に移動しました。

こちらの方はもうウィーンの森は見えません。

一番左に見える2本の塔みたいなものは煙突で、発電所です。

 

 

さらに左側の方に移動しました。

すぐ下に見える通りはGumpendorferstraßeです。

左奥の方に緑の平らな屋根が見えていますが国立オペラ座です。

小さくて見えませんが画面一番左上の奥にあるのはプラター公園大観覧車です。

 

 

これで360℃、一周しました。

こちらは絶好の場所からのウィーンの街 1の2枚目の写真と似てますが、ちょっと角度が違います。

シュテファン大聖堂はずっと右の方にあるのでここでは見られません。

 

 


 

さてこの素晴らしい眺めが楽しめるのはどこでしょうか?

それはHaus des Meeres (海洋館)の屋上テラスです。

Haus des Meeresはウィーン中心から少し離れた6区マリアヒルフにあるエスターハーズィー公園にあります。

 

ここは水族館には入らず、ここの展望テラスに来るだけで入場料がかかりますが、十分来る価値のある所です。

 

 

 

 

 

 

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絶好の場所からのウィーンの眺め 1

ウィーンの眺めを高い所から楽しもうと思うと一番手っ取り早いのはシュテファン大聖堂の両方の塔に上るのがいいでしょう。

ウィーンのちょっと珍しいアングル15で紹介したような眺めが楽しめます。

また、ちょっと中心から離れた所ではプラター公園大観覧車もお勧めです。

また時間があればカーレンベルクなんかもいいでしょう。

 

でも今日から2回にわたって紹介するここからの眺めは私個人的にはとても素敵だと思っています。

ウィーンの街を360℃の大パノラマで見渡せます。

 

 

上の写真のほぼ中央に先が尖った塔が見えています。

あそこがシュテファン大聖堂でウィーンの旧市街地ということになります。

シュテファン大聖堂のすぐ左側に見えている黒くて細長い建物はDCタワーです。

どちらかと言うと北の方へ向かっての眺めです。

 

 

こちらは1枚目の写真から少し左に動いた眺めです。

手前に見える印象的な教会はマリアヒルファー教会で、正面側の2本の塔と後ろにある塔が見えています。

その教会の向かって左側の塔のすぐ左側に見られる四角い黒い2つの建物はウィーンの総合病院AKH (アルゲマイネス・クランケンハウス)です。

写真右側奥にうっすらと見えている手前の塔は市庁舎、その右側には実は2本の塔があるヴォティーフ教会です。

画面の一番奥に見られる山がウィーンの森です。

 

 

 

こちらは2枚目の写真からさらに左に移動した所からの風景です。

建物がどのように建っているかや、屋根裏部屋などが印象的です。

ずっと多くにはウィーンの森が見えています。

 

 

こちらは3枚目の写真からもっと左側に動いています。

一番右に見えているドームはMaria vom Siegeという教会でその教会のすぐ後ろ側がウィーンの西駅になります。

ウィーンの森の南方面への視界が広がっていますね。

 


 

いかがですか?

かなり印象的だと思います。

明日にまだまだ続きます。

ここがどこであるかは明日わかります。

 

 

 

 

 

 

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シェーンブルン宮殿のライトアップ

日が暮れて暗くなってもウィーンの街並みは素敵です。多くの歴史的建造物がライトアップされ、昼間とはまた違った姿を見せてくれます。こちらのライトアップは決してカラフルな色を使うことはまずなく、下から照らし出すようなシンプルなシンプルなライトアップが多いですが、この方が歴史的建造物が暗闇から浮かび上がるようにそしてより荘厳に見えます。

さて、ウィーンに来られたらシェーンブルン宮殿は外せない所ですが、たいていの人は昼間に行きますね。

だって宮殿内部はクローズしていますし、庭園だって入れませんからね。

でもこのシェーンブルン宮殿のライトアップは素敵です。

 


 

普通はシェーンブルン宮殿にこの時間に入ることはここに知り合いが住んでない限りは無理ですね。

シェーンブルン宮殿はシェーンブルン宮殿内を案内できる国家公認ガイドのための避難訓練が毎年あって、

今年は1月10日に行われました。その時に撮影したものです。

 

シェーンブルン宮殿には独自のライセンスがあり、国家公認ガイドもガイドライセンスとは違うシェーンブルン宮殿が発行しているAusweis (身分証明)を所有しています。

去年の9月からシェーンブルン宮殿は宮殿内部を案内するにあたっての試験制度を導入し、クオリティーの高さと案内できる人数の制限をしています。国家公認ガイドであっても、シェーンブルン宮殿の内部を案内するためにはシェーンブルン宮殿のライセンスが必要で、また、団体ツアーでも担当国家ガイドがいないとチケットを発行できないシステムになっています。

個人で国家公認ガイドと観光する場合は、ガイドがシェーンブルン宮殿の予約をできますから問題ありません。

 

昼間見る時のシェーンブルン宮殿とは全く違いますね。1月は寒く、特にこの日の夜も寒かったです。

雪がたくさん残っていますね。マリア・テレジアイエローが本当によく映えています。

 

 


 

シェーンブルン宮殿の避難訓練は、お客様と内部観光している時に自分がどこの部屋にいて、非常時にはどこへお客様を誘導するかや、シェーンブルン宮殿の規定や統計などの話があります。

毎年数百人の同僚が集まり、和気あいあいとした雰囲気で楽しみながら避難訓練を行っています。

毎日のように来る、また多い時は1日2回も来るシェーンブルン宮殿ですが昼間がほとんどです。

私にとってもこのシェーンブルン宮殿のライトアップはちょっと印象的です。

 

 

 

 

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Wiener Eistraum 2017年 (市庁舎前でスケート)

Wiener Eistraum (ヴィーナー・アイストラウム)はもうすっかりお馴染みになった話題性たっぷりの市庁舎前のスケートリンクです。"ウィーンの氷の夢"という直訳になりますが、今年ですでに22回目を迎えました。

通常は市庁舎のクリスマス市が終わってから準備され、だいたい1月21日、22日がオープニングとなっていましたが、今年の冬は市庁舎のクリスマス市が始まった11月11日その日に一部がオープンし、クリスマス市と同時にスケートもできるという新しいアイデアでした。

私も子供の学校の引率で、去年12月20日にこの市庁舎前で滑走しました。

毎年この市庁舎のWiener Eistraumについては話題にしていますが、夜の雰囲気だったので今年は昼間の雰囲気をお届けします。

 


 

今年の冬は市庁舎のクリスマス市がオープンした11月11日には4.500m²のWiener Eistraumの一部もオープンし、クリスマス市と同時にスケートが楽しめるようになっていました。

その後、クリスマス市が終わり、カウントダウンが終わってから例年通り作業が始められ、1月24日のは8.500m²という広さで新たにオープンしました。

千秋楽は3月12日で毎日9:00~22:00まで楽しむことができます。

リンク道路沿いの重要な建造物のひとつ市庁舎を背景に街の真ん中でしかも青空の下でのスケートは開放感があって病みつきになります。

子供から大人までまでの様々な年齢層、スケートシューズを始めて履く人、オーストリアの色々な地域からの学校行事の一環など、色々な人が楽しんでいます。

ちなみに去年2016年のシーズン1月~3月では650.000人がここで楽しみました。

 


 

左上の写真は市庁舎を背中に見てリンク道路を挟んだブルク劇場を正面に見ています。市庁舎前にメインリンクがあり、それを抜けて右上の写真に見られるように多くの滑走路が作られていて、かなり長い距離を滑ることができるようになっていますので、長くここにいても飽きません。

また550m²の別の一角では初心者と子供のスペースがあり、平日9:00~16:00、週末は全日、無料で滑ることができます。またEisstockという、おそらく13世紀ぐらいスカンジナビアで始まったとされる、カーリングに似たようなものが楽しめる場所にもなります。

 

大人の一日券は7.50ユーロ、ウィーンの幼稚園、小学校、学童に通っている子供であれば同伴者と共に月~金の9:00~16:00は無料です。

地元の多くの人はマイシューズを持ってきますが、貸し靴もちゃんとありますから旅行者の皆様でも全く問題ありません。貸し靴は大人7ユーロ、子供は4.50ユーロです。

フード系屋台も多くありますのでお腹が空いてもここで済ませられます。

 

街中の荘厳な建造物を背景に、青空の下でスケートが楽しめる他では経験できない開放感がいいです。

 

 

 

 

 

 

 

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Kaiserin-Elisabeth-Ruhe (カイザリン・エリザベート・ルーエ)

ハプスブルグ家の事実上最後の皇帝であるフランツ・ヨーゼフ1世が一目惚れしたというバイエルンの王女エリザベート皇后は伝説的な女性となり、世界中からエリザベートのファンがウィーンにも訪れ、日本でもエリザベート皇后のファンが多くなったと実感しています。

日本からもエリザベートのミュージカル鑑賞と組み合わせ、エリザベート皇后の跡をたどるような観光をウィーンで楽しむことができるような限定ツアーも過去よくありました。

現在でもエリザベートファンの方が多くウィーンに来られます。

ウィーンではシシィ博物館を始め、エリザベートに出会える場所がいくつかありますが、今日ここでテーマににするこの場所はあまり知られていないようです。

 

こちらは今日のタイトルと同じ名前である

"Kaisearin-Elisabeth-Ruhe"

(カイザリン・エリザベート・ルーエ)です。

これが見られるのは残念ながらウィーンの中心ではなく、ウィーンの北の森の一角であるカーレンベルクです。

しかも目立たない隠れた所にあるので地元でも知らない人が多いかもしれません。

 

このユーゲントシュティール様式のエリザベート皇后の記念碑はOskar Felgel von Falnholzというオットー・ヴァーグナーのもとで学んだ建築家のプランによるもので、1904年10月13日に除幕されています。

エリザベート横顔の金属のレリーフがはめ込まれています。

 

 

実はこのエリザベート・ルーエはこのように左右に座れるベンチも伴った大きなものとなっていて、手前には階段が数段作られています。

カーレンベルクの展望台界隈は天気のいい時には多くの人で賑わっていますが、この場所はそんな時でもひっそりとしています。

エリザベート皇后がここでよく休憩をしたと言われています。

 

エリザベートファンの方はここまで足を延ばしてもいいと思います。

ここからさらに奥へとウィーンの森の散策コースが続いています。

 

以下も興味ある方はどうぞ。

知られていないエリザベート像国民庭園のエリザベート像シシィ博物館

ウィーン西駅のエリザベート像エリザベート皇后の宮廷車両

エリザベート・ヘーエにある記念柱エリザベート皇后の髪飾り

 

 

 

 

 

 

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年末にカーレンベルクまでのハイキング

私はオーストリア国家公認ガイドとして年間を通して様々な皆様にウィーンやオーストリアを御案内しています。

一般団体ツアー、視察ツアーや専門的なツアーなどの日本からオルガナイズされた団体ツアーや個人旅行ツアー、また私のこのホームページから直接申し込まれるお客様など日本全国津々浦々からウィーンにいらっしゃいます。

団体ツアーの場合は基本的に観光内容が事前にしっかり決まっていますが、個人旅行される方は時間や観光場所を自由に使えますからそういう意味では団体ツアーと個人旅行とは違いがありますね。

ウィーンはヨーロッパ文化が凝縮した奥深い街です。定番な観光ルートももちろん多いですが、様々なバリエーションで観光を組むことができますから、毎日同じルートや同じ内容で観光しているわけではありませんので観光内容も様々です。

さて、去年の暮にこのホームページからお申し込みを頂いたお客様とちょっとしたハイキングを楽しみました。

事前の打ち合わせで日帰りで楽しめる近郊へのハイキングということでウィーンの北の森のカーレンベルクへ行きました。

 


 

この日の朝の気温は-2℃、天気予報では晴れということで寒いですが気持ちのいいハイキングが期待できる日でした。中心のホテルから出発して地下鉄でハイリゲンシュタットまで行きましたが、そこからは全て徒歩でカーレンベルクを目指しました。ハイリゲンシュタット駅からヌスドルフまで行き、ちょっとドナウ河に逸れてドナウ運河の始まりを見て、ヌスドルフからベートーヴェンの遺書の家に立ち寄りました。その後ベートーヴェンの散歩道を経由してカーレンベルクへと上って行きました。

上の2枚の写真はその時にカーレンベルクに向かって撮影したものです。奥の方にテレビ塔が見えている山がカーレンベルクで、ここから結構離れています。途中はぶどう畑に入ることもでき、この時期でも長閑な光景です。

青空が気持ちを軽くしてくれます。オーストリアについて色々御案内しながら歩いて行きました。

 


 

カーレンベルクにはいくつかのルートがありますが、この日は途中ウィーンの森の雰囲気を味わって頂くため、ぶどう畑沿線から外れて少し遠回りをするルートを選びました。左上の写真のように舗装されていない道をずっと歩いて行きました。この界隈ですれ違う人はいませんでした。

期待通りカーレンベルクからの眺めは印象的でウィーンの街がハッキリと眺められました。

右の写真は13:40頃ですが、このカーレンベルクからの眺めは午前中よりも午後の方がいいんですね。

午前中は天気が良くてももやがかかっているように見えることが多いからです。

ここでお昼を食べて休憩をしてまた徒歩で降りて行きました。

 


 

帰りは行きとは違うルートで降りて行きました。ぶどう畑を前にしてウィーンの街並みが奥に広がっています。

右の写真は結構下って来た時です。

その後ベートーヴェンの散歩道の延長に出るルートをとって、ハイリゲンシュタット教会とその公園にある有名なベートーヴェン像を見てHohe Warteから路面電車でSchottentorまで戻り、そこから旧市街を歩いてホテルに到着しました。全ての移動距離は30km近くですが、歩いた距離は18kmぐらいでした。

では最後にこの時のカーレンベルクからの眺めを掲載します。

 

 

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大晦日にのみの市を訪れた

ウィーンには毎週土曜日に開かれるのみの市があり地元でも有名です。もっともウィーンの色々な場所で定期的にのみの市が開かれているのでその世界の人は色々なのみの市に顔を出しいます。観光レベルで一番有名なのみの市はナッシュマルクト界隈にある所で、土曜日に団体ツアーの皆様と市内観光をする時にはお客様からもよくこののみの市のことを聞かれます。

 


 

実はこの日は2016年の大晦日でした。この日は個人のお客様と御一緒でホテルから出発して一番最初に来たのがこののみの市でした。この日の朝はかなり冷え込んでいて-6℃ぐらいでしたが、天気は良くて青空が広がっていました。朝8:00過ぎですが店もそれなりに出ていて、結構な人出でした。

この年最後の日ということ、寒い朝ということもあって夏よりは場所が空いています。

使える、使えないは別にして、あらゆる分野のありとあらゆる物が売られています。

アンティーク商品、絵画、おもちゃ、衣料品、レコード、蓄音機、オーディオ関係、ゲーム、置物、書籍、手紙、看板・・・切りがありません。ここでは値段交渉は当たり前なので、言われた金額では買わず、最初は必ず交渉しましょう。

 


 

この"のみの市"は、毎週土曜日朝6:30~18:00までで、土曜日が祝日でもオープンしてます。

12月24日と12月31日が土曜日となった場合は6:30~12:00までです。

唯一の例外は、12月25日が土曜日となり、たまたまその時にここでイベントがある場合のみ開かれません。

 

この "のみの市"は誰でも店を開くことができるんです。労働許可証は要りませんし、オーストリアに住んでいなくてもいいので、旅行者でもOKです。

ただし1年に3回までと決められています。

これは年度を跨がずにということですので、今から来年の今までということではありまん。

営業場所は大きな場所と小さな場所があり、大きな場所は123個3.2mx2m、小さな場所は246個1.6mx2mで、

計369個の営業場所が確保されています。

ウィーン市に払う場所代は、大きい場所が€41,44-,小さい場所が€20,72- です。

 

申し込みはWiener Marktamt für den 4. bis 6. Bezirk

               (ウィーン4区、6区の市場役所)

に遅くても6週間前までに個人的に行い、場所のチケットは支払い後、すぐにもらえます。

場所チケットは自分が店を出す前日の金曜日12時までには取りに行かなければいけません。

この場所は地下鉄U4の"のみの市"がある駅Kettenbrückengasseのすぐ前にあります。

ここの営業時間は月〜金曜日の7:30〜15:30です。

申し込みに必要なものは写真付きの身分証明書が必要です。

 

以下ウィーン市のホームページです。(ドイツ語)

http://www.wien.gv.at/amtshelfer/wirtschaft/maerkte/markt/flohmarkt/naschmarkt.html

 

 

 

 

 

 

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軍事史博物館の"栄誉の間"

ウィーンの街には外から見ているだけでも十分楽しめる荘厳で美しい歴史的建造物が多く建ち並んでいます。

美術史博物館などは典型的な例で、中に一歩足を踏み入れれば素晴らしい空間が広がり、大階段ホールもとても素敵です。

そのようなものとして以前軍事史博物館についてまとめましたがその博物館の中に美しいホールがあります。

 

 

軍事史博物館はリンク道路時代の有名な建築家で楽友協会や国会議事堂を建てたテオフィル・ハンセンとルードヴィヒ・フェルスターによってビザンチン・ネオゴシック様式で1856年に建てられました。

そのため内部空間はビザンチン的であり、ギリシャ正教会を思い起こさせるスタイルとなっています。

上の写真に見られる美しい空間は"Ruhmeshalle" (ルーメスハレ)と呼ばれ、この軍事史博物館の日本でいう2階中央に位置しています。

日本語では"栄誉のホール"なんて訳でいいでしょうか。

ここの天井はギリシャ正教会でお馴染みの正円で、外側部分に飛び出ていて外からハッキリわかるようになっています。

この空間の4つの壁には、オーストリア皇帝軍の4つの勝利が表現されています。

ネルトリンゲンの戦い(1634年)、モーガースドルフの戦い(1664年)、

ゼンタの戦い(1697年)、トリノの戦い (1706年)の4つです。

 

 

こちらはこのホールの天井ドームです。

まさにギリシャ正教会です。

ここにはKarl von Blaasという1815年にオーストリアのチロルで生まれた歴史・風俗画家によるバーベンベルク王朝時代からのオーストリアの重要な戦争での勝利が描かれています。

一番上には空が見えていて、この内部空間に光を注いでくれます。

これはフレスコ画で、前述した4つの戦いも彼によるものです。

 

このホールの両側にも空間があり、入って左側の空間はマリア・テレジアとヨーゼフ2世の統治時代に関して、また右側の空間はナポレオン戦争からラデツキィ将軍のノヴァラの戦いまでが描かれています。

 


 

 

参考までにギリシャエーゲ海のサントリー二島フィラの街にあるギリシャ正教会の内部を掲載します。

サントリーニ島は個人的にも大好きで、休暇でもう何回訪れたでしょうか。

サントリーニ島といったらこの風景でしょう。

 

 

 

 

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ピアリステン教会"Maria Treu"

以前このコーナーで"ピアリステンケラー"という地元でも有名なレストランについて書きましたが、そのレストランがある所には美しくかつ重要な教会が立っています。

その教会は"Piaristenkirche Maria Treu"という名前で、今日の話題はこの教会です。

 

ピアリステン教会は皇帝レオポルド1世によって礎石が置かれ1698年~1719年に建てられました。

Hornの建築家であるBartholomäus Hochhaldtingerのプランが一番古くそして唯一現在まで残されいる教会プランで1700年までを知ることができます。

しかし、ルーカス・フォン・ヒルデブラントによって教会は当初と全く違ったものとなりました。

ヒルデブラントと言えばべルヴェデーレ宮殿が真っ先に挙げられます。

ピアリステン教会は名前の通り、ピアリステン修道会のために建てられました。

ピアリステン修道会は、José de Calasanz (1557-1648)によって1617年にローマ教皇から認められ、

日本語ではエスコラピオス修道会とも呼ばれています。

その後改築なども行われて最終的に1751年に正面部分と南塔が完成し、1753年にはほぼ今の姿になっています。

 

教会の名前である"Maira Treu"という文字が正面部分に見られます。

これは現在この教会の主祭壇に祭られている聖母マリアの絵が由来です。

この絵はJosef Herzによって1713年にペスト流行した時に描かれたものです。

この絵はもともとこの教会のSchmerzenskapelleという礼拝堂に置かれていましたが、あまりにも多くの巡礼者が訪れることから1721年以来から主祭壇に置かれています。

"Treu"は忠実とか誠実、貞操という意味があります。

 

 

教会内部は非常に美しいバロック様式で、ひとつの大きな空間です。

天井ドームのフレスコ画が印象的な集中式プランで、教会正面の2本の塔をイメージすると意外な構造になっています。

主祭壇はマリアとヨゼフの結婚が描かれていて、その前に上述した"Maria Treu"が置かれています。

主祭壇の一番上にはピアリステン修道会のワッペンを見ることができます。

 

天井の素晴らしいフレスコ画はオーストリアの重要な後期バロック時代の画家Franz Anton Maulbertschが1752年、当時彼が28歳の時に仕上げたものです。

特に中央の大きなフレスコ画は7月29日から始まって、12月20日に完成しています。

 

 

 

こちらが中央ドームのフレスコ画です。

アダムとイヴ、アブラハムとイサク、モーゼとダビデが見られ、聖母マリアが天界に迎えられるシーンが描かれています。

 この教会がある場所はちょっとした広場になっていて美しい空間です。

今でもピアリステン修道会の幼稚園、小学校、Gymnasiumあり、たくさんの子供達が通っています。

 

 

 

 

 

 

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「きよしこの夜」はオーストリアから生まれました

今日12月24日はクリスマスイヴです。今年はクリスマス市が11月11日とかなり早く始まり、当初はアドヴェントの雰囲気を長く楽しめるんだな・・・と思っていましたが今振り返るとあっという間でした。

シェーンブルン宮殿のクリスマス市は毎年12月26日までで、今年から市庁舎のクリスマス市も12月26日まで開かれるようにはなりましたが、基本的にクリスマスの雰囲気で盛り上がるのは12月23日まででしょう。

今日の午前中にクリスマスツリーの飾り付けをする人が多く、午後からは街がとても静かになります。

街中を歩く人が少なくなり、交通量がぐっと減り、お店もいつもよりも早く閉店し、皆がクリスマスイヴに吸い込まれていくような感じです。

こちらは家族とクリスマスを祝うのが一般的です。

地元の人が家族と祝う今日のクリスマスイヴで必ず歌われる歌があります。

毎年12月24日はこの歌をテーマにしていますが、今年も私のこのサイトの伝統としてこの歌を取り上げます。

 

ザルツブルク中心から車で約20kmぐらい走った所にOberndorf(オーベルンドルフ)という人口5600人程の小さい街があります。

その街の一角に、この写真に見られるStille Nacht Kapelle(シュティレ・ナハト・カペレ・・・きよしこの夜礼拝堂)が立っています。

ここにはもともと聖ニコラウス教会が建っていました。

当時そのニコラウス教会で、1818年、ここの教会のオルガンの状態がとても悪く、弾ける状態ではなかったようです。

その年のクリスマスの12月24日にはそのオルガンをミサで使うことができませんでした。

そこでこの教会のヨーゼフ・モール神父が詩を書き、フランツ・グルーバー先生がその詩に曲をつけ、ここの壊れたオルガンの代わりにギターで伴奏されてその時歌われた曲・・・それが「きよしこの夜」(Stille Nacht) だったのです。

 

モール神父とグルーバー先生によって"きよしこの夜"が作られて歌われた当時のニコラウス教会は、19世紀終わりのザルツァッハ川の何回かの水害によって傷んでしまったため、最終的に1913年に取り壊されることになります。

 

その取り壊しから20年以上経った後の1937年8月15日、当時のニコラウス教会と同じこの場所にこの写真に見られるように現在の礼拝堂が奉納されました。

 

ちなみに現在でもこのOberndorfにはこのきよしこの夜記念礼拝堂から1km離れた所に新しいニコラウス教会が立っていて活躍しています。この新しいニコラウス教会は1906年に建築が始まり、1910年に完成しています。

 

 


 

上の2枚の写真は礼拝堂内部に見られるステンドグラスです。

左側がヨーゼフ・モール神父で、神父の下には当時のニコラウス教会も描かれています。

モール神父は詩人ではありませんでしたが、きよしこの夜の詩は、1816年にすでに書かれていたということです。

 

右側はグルーバー先生でギターを持って演奏していて、その下にはやはりニコラウス教会が描かれています。

彼ももちろん知られた作曲家ではありませんでした。

 

こちらは礼拝堂の主祭壇です。

この中はシンプルな小さな礼拝堂で、記念館的な雰囲気が感じられますが、現在でも宗教的に使われています。

 

"きよしこの夜"は、1818年・・・今から200年近く前にここで歌われ、その後「Stille Nacht! Heilige Nacht!」と呼ばれ、チロルの有名なツィラータールを経由し、ヨーロッパ全土に、そしてアメリカに・・・やがて日本にまでと、世界中に知られるようになったのです。

この曲なしのクリスマスは考えられませんね。

 

こちらではプレゼント交換をする前に必ずと言っていいほどこの曲が歌われます。

 

「きよしこの夜」は全世界330の言語で現在でも歌われ、親しまれています。

 

 

 

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秋のヴァッハウ渓谷 2 (デュルンシュタイン廃墟のお城・・・2016年)

昨日はクルーズツアーの皆さんとデュルンシュタインでお別れした所で終わりました。この日は天気が良く青空が広がっていましたので仕事の後迷うことなく廃墟のお城に向かいました。クエンリンガー城とも言われるこの廃墟のお城に行くにはいくつかのルートがありますが定番は街中から上って行くルートです。この日も街中から上って行くつもりだったのですが、工事中のため通れなくなっていました。そこで中心部の城壁の外側から上がって行くルートで上に向かいました。

 

このルートはデュルンシュタインのメイン通りをドナウ河下流方面に歩くと城壁に組み込まれた小さなトンネルがあり、まずそれを抜けて右下に降りればドナウ河沿いのプロムナードに出ますが、右に曲がらずそこを少し前へ行くと左奥へずっと伸びていく道です。これを上がって行くと街中からの定番ルートとは反対側から廃墟のお城に着きます。このルートの最初は情緒ある民家が並んでいて舗装されています。この道に入るとすぐに右の写真に見られるように廃墟のお城が上の方に見えます。このお城は12世紀半ばに建築され、16世紀半ばから廃墟です。

とても綺麗な青空です。手前に見える石垣はぶどう畑です。しばらく坂道を上がって行くと道標が立っていて、廃墟のお城方面と反対方面のハイキングコースが記されています。これを過ぎると雰囲気ががらっと変わります。

 



 

情緒ある民家が見えなくなると自然の中へとルートは続いていきます。上の2枚の写真はそのルートで、もちろん上り坂にになっていますが秋を感じながら気持ちよく歩くことができます。このルートは途中色々なインフォメーションが立っています。

 


 

途中左上の写真に見られるように思わず足を止めてしまうのどかな美しい風景が楽しめます。

しばらく上って行くと廃虚のお城の真下に出てきます。この場所は街中から上るルートとの合流地点です。

ここからさらに廃墟のお城に上るルートがあり、お城の中を通り抜けてこの廃墟のお城の真上に立つことができます。そこがいわゆる頂上です。

ここからの眺めは何回見ても飽きることはありません。

 

では廃墟のお城からのこの時期の眺めを掲載します。

 

 

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秋のヴァッハウ渓谷 (2016年)

ここ数日朝が冷え込むウィーンです。市庁舎のクリスマス市も11月11日からオープンし、もうすぐクリスマスだ・・・という雰囲気が街に漂っています。街中はクリスマスプレゼントを探している人や後からストレスになるので今のうちにとすでにプレゼントを買った人の姿などが見れます。自然を観察するとしかしまだ秋です。街中の公園や街路樹、植物庭園やウィーンの森などの黄葉は(紅葉は少し)季節を感じさせます。

 

 

さて、シーズン中頻繁に行くヴァッハウ渓谷は私も大好きなスポットのひとつで、メルク~クレムスのクルーズは有名ですね。先日、日本からのクルーズツアーの皆様にこのヴァッハウ渓谷を御案内するというこの時期にしてはちょっと珍しいツアーがありました。ここの定番クルーズはもう10月終わりでシーズンオフとなりましたが、このツアーの皆様は別の会社が提供するドナウ河クルーズの一環で、シーズンオフでも走っているクルーズ船でした。

ツアーの皆様とはデュルンシュタインでお会いして、バスでヴァッハウ渓谷のドライブとデュルンシュタインの徒歩観光という内容でした。

私は車でデュルンシュタインまで行きましたが、ヴァッハウ渓谷に入ってからはここの素敵な秋を楽しみながら走りました。船着き場に着いてから添乗員さんと打ち合わせをしてから皆様にバスでこの美しいヴァッハウ渓谷の黄葉や黄葉を見ながら様々な角度から説明をしました。バスだと船でドナウ河を上り下りする時とは違った角度からここの景色を楽しめます。

その後は徒歩でデュルンシュタインを散策しました。前日は雨が降ってグレーな空でしたが、この日はいい天気となり素晴らしい青空が広がっていました。

その時の雰囲気をお伝えします。

 


 

左はデュルンシュタインの船着き場に近い所からの眺めで、ここのシンボルの教会と山の上には廃墟のお城が見えています。この時間は朝8:30頃でかなり冷え込んではいましたが前日とは比較にならないいい天気でした。

右はクルーズ船からの眺めで、ドナウ河を上流方面に眺めています。奥の山の頂上は雪が積もっていて白くなっているのが見えますか?

 


 

ドナウ河は0℃そこそこでも凍ることはありませんが、船着き場周辺の水たまりはかなり凍っていました。

写真だと寒さは感じられませんね。右の写真は皆さんが乗っているクルーズ船"Crzstal Moart"です。この船はウィーンから出航して、このデュルンシュタイン~メルク~リンツ~パッサウ~ドナウを引き返してウィーン~ブラティスラヴァ~ウィーンという行程です。午前中の観光が終わって皆さんはこの船でメルクの方へとちょうど出航したシーンです。

本当は皆さんにここの廃墟のお城を御案内したかったのですが、残念ながらそこまで歩きたいという方はいらっしゃらなかったので皆さんを見送った後に個人的に上ってきました。

この天気がいい秋のヴァッハウ渓谷の上からのパノラマ風景は明日ここに掲載します。

 

 

 

 

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いつもと違うシェーンブルン宮殿の庭園

今日11月15日はLeopoditag (レオポルディターク)と呼ばれる聖レオポルドの日です。平日ですがウィーンとNiederösterreichでは学校がお休みです。この聖レオポルドとはバーベンベルクの1136年11月15日にクロスターノイブルクで亡くなったレオポルド3世のことです。

 

さて、ウィーンに初めて来られた方が絶対に訪れる場所のひとつにシェーンブルン宮殿があります。パッケージツアーの観光にはたいていシェーンブルン宮殿がプログラムに組み込まれていますので毎日のように、日によっては午前、午後とそれぞれ別のグループの皆様と2回行く時だって少なくありません。現在はあまり多くありませんが、1日に3回行くこともあります。それは夕食がシェーンブルン宮殿のカフェレジデンツで、その後シェーンブルン宮殿のオランジェリーコンサートと最初に閉館後貸し切りでシェーンブルン宮殿の内部見学をするツアーもあります。この時は特別にシェーンブルン宮殿からガイドのお伺いがあり、全ての部屋を見るグランドツアーを御案内します。

午前と午後2回シェーンブルン宮殿を御案内していたら夕方にもう1回となるわけです。

このように仕事では頻繁にシェーンブルン宮殿を訪れますが、個人的にも家族とここの動物園によく来ます。

その際にはメインゲートから入らず、Hieztinger Torから入ることが多く、こちらは地元人が多く入るので観光客でごった返している正門とは雰囲気が違います。

このHiezinger Torから入って動物園の入口方面に向かうここの庭園は素敵です。

 


 

シェーンブルン宮殿を普通に観光する人は正門から出入りするので、ここで時間がたくさんあってゆっくり過ごせる人以外はこちら側にはあまり来ないと思います。こちら側よりも宮殿の後ろ側にあるグロリエッテが丘の上に立っている庭園を見に行く方がほとんどです。ここに行くのは宮殿を正面に見て右横から回って行く方が左回りよりも近道で、この時にフジのアーチバラのアーチが見られます。

 

 

 

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Wolfgangsee (ヴォルフガング湖)

オーストリアは北海道よりもちょっと大きいにもかかわらず、国内には美しい風景が点在しています。これはヨーロッパアルプスが大きく横たわっていて多くの谷が形成されている地形の重要な特徴があり、その谷間には美しい街が多くあり、またアルプスだけではなく平原もありますから変化に富んでいます。ウィーンはかつての帝国の都ですから荘厳で上品な街並みですが、ちょっとウィーンを離れればのどかな景色が見られます。

そんな郊外で日本のガイドブックでも絶対に紹介されているザルツカンマーグートは私も大好きな所で、オーストリアの宝石箱とさえ形容され、氷河で形成された美しい湖が点在しています。ここは個人的にモーツァルトまた仕事でもよく訪れますが、多くの場合ザルツブルクへ行く途中や逆にザルツブルクからウィーンに向かう時に立ち寄りますが、グループの皆さんに御案内する場合は時間が限られているのでA1高速道路に比較的近いSt.Gilgenや

Mondseeが一般的ですが、もっと奥にある世界遺産のHallstattによるツアーもここ何年からは多くなりました。

Hallstattにもよく行きますが、その場合はMondseeは通らずにBad Ischlを通ってTraun湖経由で高速に入るパターンが一般的です。前述したSt.GilgenはWolfgangsee (ヴィルフガング湖)という細長い湖のほとりにある街で、このザルツカンマーグートではとても有名で私も大好きな湖です。

最近では9月後半にザルツブルクからウィーンに向かう時にここに来ました。

 

 


 

この湖の名前であるWolfgangseeは10世紀後半の聖人Wolfgangから来ていて、彼に因んだSt.Wolfgangという街がこの湖沿いにあります。このSt.Wolfgangには白亜の教会があり、そこにはオーストリア3大ゴシック祭壇のひとつにも数えられるミヒャエル・パッヒャーの有名な祭壇があり、またやはり有名で個人的に大好きなホテル白馬亭があります。

Wolfgangsee (ヴォルフガング湖)は広さ12.84km²、長さ10.3km、幅2km、水深は一番深い所で114mです。

幅2kmと書きましたが、これはこの湖の一番長い幅で一番短い所は200mしかなく、この部分は湖が非常にくぼんだ形になっています。

ザルツカンマーグートはオーストリアのSalzburg,Oberösterreich,Steiermarkの3つの州から成り立ち、東西に90km,南北に60km, 4.600km²もあり、氷河から形成された大小の湖が70以上も点在しています。

WolfgangseeはOberösterreichとSalzburg州に跨りますが、その大部分はSt.Gigen、StroblがあるSalzburgです。St.WolfgangはOberösterreichに入ります。

 

 

 

上2枚の写真は白馬亭で、すぐ上の写真は白馬亭の湖上にある温水プールです。ここは白馬亭に宿泊したら是非利用したいWelnessで、サウナ、室内プールなどもあり水質がいい湖とアルプスの地形を眺めながらのんびりできます。ここから湖に飛び込んで湖でも泳ぐことができます。

 

2~3週間はここでUrlaub(休暇)を楽しみたいですね。

 

 

 

 

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秋の植物庭園(2016年)

11月に入り、日がますます短くなってきました。それを忘れさせてくれるかのように街中はクリスマスの雰囲気が漂っています。ウィーンの中心にある市立公園や国民庭園などにこの時期訪れてみて下さい。木々の葉の色が薄い赤や黄色に変わっていて秋らしさを感じます。森の都と言われているウィーンの街は緑がとても多くあります。

それらの多くがこの秋の時期に色を変えてくれますから秋であることを強く感じることができます。

私もこの時期仕事の合間の空き時間などは街中の公園を散歩したりちょっとベンチに座って行きかう人々を眺めたりしています。最近ここの秋を感じたかったので個人的にお気に入りの植物庭園にも足を踏み入れました。

 


 

このBotanischer Garten (ボターニッシャー・ガルテン)・・・植物庭園は有名なベルヴェデーレ宮殿の真横に位置しています。たいていの観光客の皆さんはベルヴェデーレ宮殿が目的なので、ここに来るのは地元の人がほとんどです。入口も目立たないというのもその理由のひとつかもしれません。

このBotaischer Gartenはウィーン大学の管轄で、1754年マリア・テレジアの時代から存在しています。80.000m²という市立公園よりも広い敷地には約9500種類もの様々な植物が植えられています。

 


 

ここはウィーンの街中にいるとはとても思えない、まるでウィーンの森を散策しているような感覚になります。

この時期の葉の色が素敵で、ここもやっぱり秋していました。私は仕事の合間とかベルヴェデーレ宮殿で観光が終わったり、逆に始まったりする時にはよくここを散策します。精神的いなリセットにもなり、新たな気分で仕事に取り組めます。ウィーンは手軽に街中でも自然が楽しめます。

 

 

 

 

 

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Nixhöhle (ニクスヘーレ・・・鍾乳洞)

このコーナーでは何について書こう・・・ということはほとんど考えていません。毎日仕事をしている中で、これをいつか話題にしよう・・・というようなことはよくあるのですが、書くということが義務的になっていまうと続きませんのでその時の気分で思い立ったことを話題にしてまとめています。テーマはウィーンこぼれ話となっていますが、御承知の通りウィーン以外のことも結構話題にしています。その場で思い立ったことや浮かんだことを書いてますから、おもしろい内容もあると思いますし、どうでもいい内容もあると思いますし・・・まぁ、それはそれでいいと思います。

さて、今日はウィーンからはかなり離れた地元で有名なスポットについて少しまとめておきます。

 


 

今年の夏休みには色々な所に家族で出かけましたが、そのひとつであるNixhöhle (ニクスヘーレ)はウィーン中心部からだと車で高速道路A1と国道B39号線を通って100kmちょっと走ったNiederösterreichの一角MostviertelのPielachtalにある自然から形成された鍾乳洞です。街の名前はFrankenfelsです。この鍾乳洞はPielachtalの南側の斜面に位置していて全長1.410mあり、その中の350mをガイドツアーのみで見学可能です。

 

左上の写真は国道沿い駐車場の反対側にあるNixhöhleの入口です。この橋を渡ってKlammbergと地元で呼ばれているこの山の斜面をかなり上の方まで上って行きます。道は山道でかなり傾斜があります。

15分ぐらい上り、一番上に着くと右側の写真に見られるように小さな小屋が立っています。ここは入場料を払う窓口とちょっとした売店になっています。この日はちょうどシーズンのオープニングの日で、子供達のためのスペシャルイヴェントが行われるので大変な混雑となっていました。子供達は専用のパスをもらって、この鍾乳洞の中に隠されているヒントを探すというものでした。

 

年配の優しいガイドさんがこの時間に来た全ての人を連れて見学開始です。ここからかなり下の方に降りて行き、外からの光が届かない所からもっと奥へと入って行きます。中は上着無しでは寒く、ひんやりしています。

 


 

Nixhöhleの名前の"Nix"と言うとドイツ語の"nichts" (何もない)をすぐに連想するのですが、そうではなく白い石灰成分の堆積から来ています。この堆積は水、炭酸、腐植酸で溶かされた石灰成分です、これを地元では"Nix"と呼ばれていて、ラテン語ではSchnee (雪)を意味します。鍾乳洞に中は確かに白っぽい岩が至る所に見られ、神秘的な世界です。照明もしっかり整備されているので快適に見学することができます。

 



 

洞内はこのような白い岩肌が至る所に見られ、時として綺麗な模様であり、また人の顔に見える所もあったり、小さな美しい湖があったりと全く飽きることがありません。またOsterhaseといううさぎが2匹洞内に隠れています。これは自然で形成された石灰堆積がまるでうさぎのように見える場所があります。

洞内には階段が多くあり、片道だけで520段あります。このNixhöhleは通り抜けできるものではないので行き止まりになっていて、一番多くからまた同じ道を戻って来ます。そのため行と帰りで階段は全部で1.140段ということになります。

 

ここの有名な話のひとつに氷河期時代のHöhlenbär (ヘーレンベア・・・洞窟の熊)の骨の一部が発見されたことです。右上の写真はちょうどその話をガイドさんがしている所です。発見された洞窟の熊はおそらく20.000年以上前とされていて、氷河期が終わる頃に絶滅しました。洞窟の熊は草食で16.000年前の気候の不安定さから十分な食物を確保できなかったのが原因とされています。

 

 

1時間ぐらいのお鍾乳洞探検が終わって地上に戻って来て、ここで子供達には課題が待っていました。鍾乳洞の中で見たものやエピソードについてのいくつかの質問で、これに答えて名前を書いて提出します。最後にガイドさんが全ての子供の名前を呼んで、呼ばれた子供は前に出て記念品をもらいました。とても和やかな雰囲気で大人も十分楽しめました。

 

ドイツ語でこのような鍾乳洞をTropfsteinhöhleと総称してよく呼ばれています。オーストリアにはこのような所が多くあります。

 

 

 

 

 

 

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ウィーンにある寅さん公園

ウィーンで撮影された映画はいくつもある中で今でも世界的に根強いファンがたくさんいる「第三の男」が一番知られているでしょうか。この映画は今見ても十分おもしろい昭和24年(1949年)の白黒映画で、カンヌ映画祭でグランプリを受賞しています。第2次大戦後の占領時代のウィーンの街が万華鏡のように登場し、大観覧車ラストシーンに使われた並木道に訪れる方も多く、私も頻繁に御案内していますし、通常の観光でも第三の男の話はよくします。

それはいいとしてウィーンで撮影された日本の映画があることを御存知でしたか?これは日本の特定の方に知られている寅さん映画です。寅さん映画は全48作あり、その中の41作目の男はつらいよ「寅次郎心の旅路」は1989年のウィーン市との協力のもと、ウィーンの街で撮影されていて、しかも寅さんが出演しているシリーズの唯一の海外ロケです。この映画でもウィーンの街が万華鏡のように登場し、しかも前述した「第三の男」の影響も映画の中に少し見られます。

ストーリーを書くと長くなるので、手短にまとめますが、寅さんがエリートサラリーマンの坂口兵馬(柄本明)を助けて、彼の行きたい場所がこのウィーン・・・しかし、九州の湯布院と勘違いしてしまう寅さん、その後二人でKLMオランダ航空でアムステルダム経由でウィーンに到着。坂口はウィーンの街に感動し、逆に全くウィーンの街に興味を示さない寅さん・・・そんな時に私のような現地ガイド役で竹下景子さんが日本のグループを連れて登場し、その可愛らしい彼女に惹かれて一緒にバスに乗り込んで市内観光を・・・。自分の止まっているホテルさえ思い出せない寅さんと竹下景子さんが繰り広げる人情あるシーンは印象的で、ウィーンの街やヴァッハウ渓谷などの名所が多く登場します。しかも、この映画の中には当時のウィーン市長であったHelmut Zilk(ヘルムート・ツィルク)さんも出演しているんですよ。地元ウィーンでは全くと言っていい程知られていない映画であり、尚且つ自分の街の市長さんが日本の映画に出てることなんて地元での関係者以外は誰も知らないでしょうね。そんなことからウィーンの一角には寅さん公園(Tora-San- Park) があります。

この話題は何年も前から話題にしたかったのですが、今頃になってしまいました。

 

 

 

ウィーンは23区で成り立っていますが、ウィーン21区のFloridsdorfと東京の葛飾区は1987年11月2日より姉妹都市関係にあり、そんなことから21区の一角にこのような寅さん公園が作られました。実際に寅さん映画の中で終盤に登場するホイリゲがこの21区の一角にあり、撮影された空間は今でもそのまま残されています。ちなみに私はここのオーナーと数回話をして、自分もお客さんとして行