有名な大鐘「プンメリン」

街中を歩いている時に、教会の鐘が時を知らせる・・・鐘の音を聞くと、ヨーロッパだなぁ~と新たに実感します。

 

街中には色々な様式の教会が数えきれないほど建てられています。

それぞれキリスト教という大きな枠の中にありながら、様式も違えば、年代も違い、また誰に捧げられているか等々・・・千差万別です。

それぞれの教会に地元の方がミサや祈りにやってきます。

 

時を知らせる鐘は教会にはつきものですね。大、小色々な教会があるので、それにある程度合わせた鐘がひとつから数個取り付けられています。

 

かなりの教会は塔の上方に取り付けられていて、決められた時間に鳴らされます。

 

 

 

その中でウィーンではたいてい誰でも知っている「PUMMERIN」(プンメリン)はウィーンの真ん中シュテファン大聖堂の北の塔にあります。

 

現在見られるようにこの場所に設置されたのは1957年です。

 

でもこの鐘はもっと古いもので、1683年にオスマン・トルコのウィーン包囲があったわけですが、そのトルコ軍が残して行った大砲などを溶かして作られ、1711年から現在のシュテファン大聖堂の南の塔で時を知らせていました。

 

 

この当時の鐘は通称「Alte Pummerin」(アルテ・プンメリン)

と呼ばれ、別名Josephinische Glocke(ヨゼフィーニッシェ・グロッケ)とも呼ばれていました。

このアルテ・プンメリンは、重さ22トン以上、直径3m20cmという巨大なものでした。

 

第2次世界大戦末期1945年4月、戦災でシュテファン大聖堂は屋根が落ち、かなりの被害がありました。その際にこのアルテ・プンメリンも南塔から落ちて、割れてしまいました。

 

その後、その壊れたアルテ・プンメリンとその他壊れた大聖堂の別の鐘を合わせ、再鋳造したのが現在の写真に見られる「プンメリン」です。

 

これは、1951年リンツに近いフローリアン修道院がある、St.Florianで作られ、やはり21トン以上、314cmと、オリジナルとほぼ同じような大きさです。

 

オーストリアでは最大の大鐘、ぶら下がっていて自らが動いて鐘を鳴らすタイプでは世界で5番目、教会の塔に設置されていて、やはりぶらさがっていて自らが動いて鐘を鳴らすタイプでは世界で2番目に大きな鐘です。

 

このプンメリンは特別な時だけ鳴らされますので、普段から聞けるわけではありません。

毎年大晦日から新年になる時の真夜中に鳴らされ、テレビでも見られ、ラジオでも聞くことができます。その直後に「美しき青きドナウ」が流れる・・・これが習慣です。

 

その他オーストリア大統領の国葬などがあった時にも鳴らされました。

 

このように特別な時だけ、鳴らされます。

 

ちなみにこのプンメリンは聖母マリアに捧げられています。そこから、「Königin von Österreich」(オーストリアの女王)という意味があるんですね。

 

時間があれば是非シュテファン大聖堂の北塔に上って下さい。

教会内部からエレベーターで上れます。

そこからのウィーンの眺めも印象的ですが、そこから目の前に見られる巨大なプンメリンはもっと印象的かもしれません!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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