オーストリアは色々な映画に登場しますが、日本では特に知られている「サウンド・オブ・ミュージック」を知らない方は結構少ないのではないでしょうか。
ドレミの歌、エーデルワイス等、小学校で歌う名曲はこの映画で使われました。
オーストリアの雄大なアルプスの北斜面に位置するザルツカンマーグートとモーツァルトが生まれた街ザルツブルクで撮影され、マリアとトラップ大佐、また大佐の前妻との7人の子供が繰り広げる家族愛をテーマに、オーストリアの美しい風景が至る所に登場します。
この映画は1965年、ロバート・ワイズ監督、ジュリー・アンドリュースがマリア役で登場するミュージカル映画で、アカデミー賞5部門を受賞しています。
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映画の中で、大佐の長女リーズルと、郵便配達人のロルフが「もうすぐ17歳」を歌うわけですが、そのシーンに使われたのがこのあずまやです。
夕食中に席を立って、密かにロルフに会いに行くリーズル。
外で待っていたロルフといっしょに踊りながら歌います。
その時に何気なくこのパヴィリオンが登場しますね。
これは撮影当時はレオポルズクロン宮殿にありました。
現在は水仕掛けで有名なヘルブルン宮殿に移されています。
このパヴィリオンはその後、大佐とマリアが「何かいいことが」を歌うシーンでも登場します。
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ちなみにこちらはレオポルズクロン宮殿です。
映画では、トラップ邸として使われました。
舞踏会のシーンではマリアが大佐と踊り、外のテラスではカクテルを飲むシーンも出て来ますね。
この宮殿はもともと1736年 Fürsterzbischof von Salzburg Leopold Anton Freiherr von Firmian が自分の家族の居城として建築させました。
1744年、完成間近に彼が亡くなったため、彼は自らの心臓をこの宮殿の礼拝堂の床下に埋めさせたそうです。
現在はホテルとして機能しています。
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