大晦日の散歩

昨日から強い風が吹き荒れているウィーンです。

数日前と比べると少し暖かく、今日は9℃弱、明日からは6℃ぐらいと予報が出ています。

今週の月曜日から学校も始まり、コロナに関する規定が少し厳しくなっています。

外でも他人との間隔を2m保てない場所では、FFP2マスクを着用したり、一般店舗に入るためには2G規則のコントロール強化など行われています。

定期的にライブオンラインツアーをやりながら街の様子を観察していますが、あまり厳粛なムードは感じませんね。

街中もそれなりに人は出ていますが、自然の中を散歩する人が増えています。

今日は大晦日に散歩したウィーン郊外の・・・と言っても(ウィーン市ですが)Marchfeldkanal(マルヒフェルト運河)の様子です。

 


 

ウィーンの有名なホイリゲ街であるStammersdorfの界隈はStadtwanderwegと呼ばれるウィーン市が定めているハイキングコースの5号線があったり、またEuro Vero(ユーロヴェロ)というヨーロッパのサイクリングコースもあるので私は時間ある時に散歩をしたりサイクリングなどを楽しんでいます。

そこに非常に近い所にMarchfeldkanal(マルヒフェルト運河)があります。

 

マルヒフェルト運河は、Niederösterreichから、ウィーンの北側を通り、再びNiederösterreichのRußbachに流れ込んでいる全長約18kmの川のような水路です。

ちなみにRußbachは、Niederösterreich のWeinviertelを流れ、Hainburgでドナウ河に流れ込む約71kmの川です。

マルヒフェルト運河はマルヒフェルト運河システムの一部です。

マルヒフェルト運河システムはドナウ河の水をマルヒフェルト地域に流し、自然地下水の維持と農工業の水使用の持続確保、水害防止、自然の中でのくつろぎを主な目的とした、国とNiederösterreichのプロジェクトです。

 

運河と言っても実際にここを歩くとわかりますが自然の川のようです。

この川の両側に散策コースが整備されていて、のんびり散歩している人や自転車で走っている人が多くいます。

ここには様々な鳥や魚なども生息していて、ホタルやビーバーも見られます。

 


 

大晦日のこの日は結構暖かくて、青空が広がるいい天気でした。

外に出ている人が多くいましたね。

左の写真奥に見えている山はカーレンベルクで標高484mです。

ここからだとウィーン中心部から見るよりも違った感じです。

 

マルヒフェルト運河には全部で45の橋が掛けられていて、その橋を渡ってそれぞれの反対側に行くことができるようになっています。

散歩している人や自転車で走る人、ノルディックウォーキングやジョギングなどここを歩くと地元の様々な人に出会います。

とてもウィーンとは思えない長閑な風景です。

2021年最後の散歩でした。

 

 

 

 

 

 

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