2014年 4月

ウィーンによく見られるこの時期の花 57 (ラムソン)

リンク道路も緑の並木で、街中はウィーンらしく緑と花がますます多くなっています。

今日はちょっと違うタイプの花で、しかし街中では見ることがないものです。

 

 

地元では有名なBärlauch

(ベアラウホ)、学名では

Allium ursinum,

日本語ではラムソンです。

 

通常はこの写真のように密集して

生育していて、周辺にはすぐそれとわかるニンニクのような強い香りを放ちます。

 

ギョウジャニンニクに似ていますが別物です。

 

 

高さ20~50cmぐらい、開花時期は4~6月で、1~2cmぐらいの白い花を垂直に咲かせます。

 

葉はスズランに似ていて、濃い緑で、薄くまっすぐです。

 

周辺はニンニクの

匂いが漂い、葉をちぎってみるとすぐわかります。

 

ラムソンは中石器時代からすでに葉の重要性を知って、人類が使っていたことがわかっていています。

 

サラダにしたり、茹でたり、またスープにするのはこちらの定番です。

この時期にはよくBärlauchsuppeが登場します。

 

ラムソンは花を咲かせてしまったら葉を食べるのにはもう遅いです。

そのためかなり早い時期から葉を摘んでる地元の人を多く見かけます。

 

ウィーンの森、川沿い、緑豊かな水郷、茂み、落葉樹林地帯などに多く見られますが、

この2枚の写真はシェーンブルン宮殿のラムソンです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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オーストリアの最近の家賃相場

去年9月にオーストリアの2013年上半期の家賃相場について書きましたが、

4月1日からオーストリア全体的に高くなっているようです。

 

以下の表は、ウィーンを含め、オーストリアのそれぞれの州から、それぞれ3つの場所を

比較しています。

 

対象はAltbauwohnungenで一般的な集合住宅、アパートの家賃です。

税金、管理費、光熱費は別で、純粋な1m²の家賃です。

 

                        ※WKOより

オーストリアの州 場所

1m²当たりの家賃 /ユーロ

  (税、管理費、光熱費別)

 Wien Wien 旧市街   12.6
  19区 10.8
  4区 10.0
Niederösterreich ウィーン周辺 9.5
  Mödling 8.7
  Tulln 8.2
Oberösterreich Vöcklabruck 7.9
  Linz 7.8
  Linz 周辺 7.0
Steiermark Graz 7.9
  Lienzen 7.0
  Weiz 6.5
Salzburg Salzburg 9.7
  Salzburg 周辺 8.5
  Zell am See 8.4
Kärnten Klagenfurt 6.8
  Spittal a.d.Drau  6.7
  Völkermarkt 6.5
Tirol Innsbruck 10.4
  Kitzbühel 9.6
  Innsbruck 周辺 8.4
Vorarlberg Bregenz 8.5
  Dornbirn 8.5
  Feldkirch 8.4
Burgenland Neusiedl am See 7.0
  Eisenstadt 6.9
  Rust 6.6

 

これはあくまでも通常の集合住宅、アパートの賃貸ですので、

一戸建て、持ちアパート、市営住宅などは対象外です。

 

全体的にやはりウィーンが一番高いということになりますね。

でもインスブルックもかなり高いことがわかります。

 

この金額に税金、管理費、光熱費を加えればそれなりに髙いことがわかります。

ただ実際には大家さんとの契約で、管理費や光熱費込の住居もかなりあります。

 

 

 

 

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あるデモの光景

一昨日の4月26日土曜日に大きなデモがありました。

 

その日の天気は小雨が昼過ぎまで

続き、午後14時30分頃から青空に

なり、いい天気になりました。

 

デモのタイトルは、"Wir hängen den Frieden an die große Glocke"で、

直訳すると「私達は平和を大きな鐘につるす」というような意味ですが、

~ an die große Glocke hängenとは、世間に触れ回るというドイツ語のことわざです。

そのためこれは「平和を世間に触れ回る」という意味ですね。

 

 

 

この時ちょうど仕事で歩行者天国の

ケルントナー通りにいました。

写真は2枚共ケルントナー通りで

撮影したものです。

 

小雨にもかかわらず、4000~5000人が参加した大きなデモで、

小、中、高生が特に多く参加し、

大学生、社会人と様々でした。

 

 

平和と寛大さを主張し、人種差別に抗議するデモで、警官も配置されて

とても秩序があるデモでした。

 

実はウィーン街は年間を通した、規模は様々ですがかなりのデモが行われています。

 

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 56 (ライラック)

「ウィーンによく見られるこの時期の花」というタイトルで、何気なく書き始めたら

意外と多くの方に読んで頂いたので、不定期に続けているうちに一年経ちました。

 

今日は「ウィーンの花」コーナーで

ちょうど一年前の今日、最初に取り上げた4月27日付に紹介したライラックです。

ライラックはこの時期ウィーンの至る所で見ることができます。


しかし・・・

今年は花が例年よりかなり早く咲いているため、もう枯れているライラックもあれば、

ちょうど満開に咲いているライラックまで様々です。

 

日本ではライラックやリラ、

ドイツ語ではFlieder(フリーダー)

ラテン語ではSyringa vulgaris です。

モクセイ科で、ハシドイ属です。

ライラックは20~25種類程ある

そうです。

 

こちら右の薄紫のライラックは

4月11日13:30頃撮影したもので、今年かなり早く咲いたものです。

この薄紫のライラックは非常に多く見られます。

こちらはうちの庭の濃い紫の

ライラックで、先日4月23日の

15時頃撮影しました。

 

原産はバルカン半島と言われ、1560年から中央ヨーロッパでは

知られ、全体に広がりました。

日本には明治中期に入って来た

そうです。

 

全体の高さは2~6m程で、低木もあれば、小さな木であることも

あります。

 

開花時期は4~5月で、花全体では10cm~20cmぐらい、薄紫、

濃い紫、白などがあり、一重咲きもあれば八重咲きあり、強い香りを

放ちます。

 

 

ウィーンでは特に庭の垣根、公園、通り沿いに大変多く見られます。

 

 

 

 

 

 

 

 

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ウィーンのちょっと珍しいアングル 8

前回のウィーンのちょっと珍しいアングル7は3月13日付で紹介しました。

 

今日はその第8弾です。

 

こちらはフランシスコ会の教会の塔です。

今年1月9日にフランシスコ会の教会

ついて書きましたが、そこではこの教会の南ドイツルネッサンス様式が印象的な

正面部分の写真を掲載しました。

 

その定番の角度からこの教会の塔を

見ることができないため、塔があるとは

あまり気づきません。

 

もちろんWeihburggasse側からこの教会を見れば塔があることに気づきます。

 

しかしこの写真に見られる教会の姿はWeihburggasse側ではなく、その反対側の中庭から眺めたとても新鮮な光景です。

 

写真ではわかりませんが、

このフランシスコ会の教会はとても細長い形をしています。

 

この塔から見て、右側正反対に正面入り口が位置しています。

 

 

こちらはシュテファン大聖堂の

西側正面入り口の上方部分です。

この2本の塔はHeidenturm・・・異教の塔と言われ、ロマネスク様式と

初期ゴシック様式が混在した窓を随所に見ることができます。

その2本の塔の間に巨大な屋根のてっぺんを見ることができます。

 

 

こちらはウィーンのある場所の工事現場で、ちょうど建物が解体され、その解体された建物に隣接していた建物です。

 

外からちゃんと見える所には窓があって壁がしっかり塗られていますが、

この写真は解体された建物がくっついていた部分ですから、煉瓦の壁が露出しています。建物は煉瓦が積まれていることがわかります。

何とも言えないおもしろい光景です。

 

 

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 55 (セイヨウバクチノキ)

復活祭も終わり、日がどんどん長くなっているウィーンです。

最近の天気は不安定で、晴れたかたと思うと、突然雨が強く降ることが多く、

肌寒い日も続きました。

 

花が早く咲き始めましたが、寒さが続くと植物にも悪影響を与えます。

 

こちらはLorbeerkirsche (Kirschlorbeerとも言われます)

・・・ロァベーアキルシェ、

ラテン語では

Prunus laurocerasus,

日本語名ではセイヨウバクチノキ

です。

 

バラ科のサクラ属で、常緑の小高木です。

高さは1~5mぐらいで、しっかり

した強い枝がまっすぐに伸びます。

 

原産は南西ヨーロッパから

西アジアで、日本では国産の

"バクチノキ"があります。

 

開花時期は4~5月で、

垂直に10cmぐらい、ブラシ状のように白い花をたくさん咲かせます。

 

葉は5~15cmぐらいと

大きく、濃い緑で光沢が

あります。

 

こちらでは庭の生垣や観賞用としても多く見られ、野生化したものもあります。

 

日本産のバクチノキは幹が太くなると樹皮が剥げ落ちるそうですが、

こちらのセイヨウバクチノキは剥げ落ちません。

 

ドイツ語のLorbeerは月桂樹です。葉が月桂樹に似ていることから名付けられたそうです。

 

 

 

 


 

 

 

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ちょっとおもしろい電車のつり革

ウィーンは公共交通機関がとても発達している街です。

地下鉄、路面電車、路線バス、国鉄が街を縦横しています。

 

その国鉄はÖBB

(Österreichische Bundesbahnen)

とこちらでは呼ばれていますが、ウィーンからウィーン近郊までを走る国鉄を特にSchnellbahn・・・シュネルバーン

(通称Sバーン)と呼ばれ、地下鉄、

路面電車、路線バスを走らせているWiener Linien と並んで多くの人が

利用しています。

 

そのSバーンの車両の中には、この写真に見られるちょっとおもしろいつり革があります。

 

 

普段使用しない時にはこのように

折りたたまれています。

使いたい人が自分でこのつり革を引っ張って取り出します。

そしてまたこのようにカチッとはめ込む

わけです。

 

車内のつり革は普通、常にいつでも掴れるようにぶらん・・・としてるわけですが、

 

この場合は収納できますから車内がスッキリしていますね。

 

朝の通勤時にシュネルバーンに乗ることもありますが、日本の東京のようなラッシュは

まずありません。(極稀に地下鉄、Sバーンでラッシュになることはありますが・・・)

そのためこのつり革が全て使用されている混雑状態は見たことがありません。

 

ちょっとおもしろいつり革ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

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貴重な城壁の名残り 2

ウィーンの街はローマ時代からの街ですね。

その当時ヴィンドボナと呼ばれ、現在のリンク道路の内側よりもはるかに狭い部分が城壁で囲まれていました。

中世のバーベンベルク王朝時代の12世紀終わりに新たに城壁が築かれていき、ほぼ現在のリンク道路内側の大きさになり、更に16世紀半ばにかけてバスタイが築かれたわけです。


それが19世紀後半に取り壊されて、リンク道路が建設されます。

街中ではその貴重な城壁の名残りを何ヶ所かで見ることができるわけです。

去年11月15日付で貴重な城壁の名残り1を紹介していますが、今回はその第2弾です。

 

こちらは前回御紹介した城壁と比べると、とても控えめな城壁の名残です。

 

この場所はルペルト教会をドナウ運河側から目指していくと、現在は階段ができているそのすぐ左脇のちょっと隠れた所にあります。

 

このルペルト教会は当時の城壁のすぐ内側に建てられ、少し小高い所に作られています。

 

この城壁の名残とルペルト教会を見ると、当時の城壁があったことがこの場所にいるとよくわかります。

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらはMölkerbastei(メルカーバスタイ)の名残りですが、以前紹介したメルカーバスタイではなく、Schottentor側の残されている部分です。

 

私はこのメルカーバスタイを1箇所としてではなく、名前は一緒ですが、2箇所として数えています。

 

この場所はメルカーホーフという現存しているメルク修道院所有の大きな建物があること

からその名前が取られています。

Schottengasse側からMölkersteigという階段を上がりすぐ右側に見られます。

 

この場所はルペルト教会よりも、もっと気づかれない場所にひっそりと残されています。

 

 

 

 

 

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ウィーン主要劇場の年間公演数

前回ウィーン主要劇場での客席の年間での客席の埋まる割合を紹介しましたが、

今回はその主要劇場で、年間を通してどのくらいの公演数があるかについてです。

 


                   

 

                       ※Statistik Austriaより

劇場名

座席数

(立ち席は含まない)

年間の公演数
Theater in der Josephstadt   
610 359
Kammerspiele 471 328
Volksoper 1.261 301
Staatsoper (国立オペラ座) 1.709 290
Akademietheater 500 284
Volkstheater 970 283
Burgtheater 1.175 280
Raimundtheater 1.193 261
Ronacher
1.001 257
Theater im Zentrum
230 217
Theater an der Wien 1.129 109

年間12ヶ月のうち、外部団体のイヴェント等がなければ7月、8月は休暇シーズンですので公演はありません。

 

・・・ということは年間と言っても10ヶ月間ということになりますね。

 

Theater an der Wienを除いて、その他の劇場では軒並み250回、300回以上の公演数であることがわかり大変な数です。

 

このデータも2010/2011年シーズンのものですが、毎年ほぼこんな感じでしょうか。

 

あらためてウィーンはオペラ、演劇がとても充実していることがわかります。

特に国立オペラ座は公演数だけではなく、毎日違った演目を上演しますので、

特筆すべきものがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 54 (セイヨウハナズオウ)

例年通り、色々な花が咲いているウィーンです。

すでに何回も書いていますが、今年の冬は暖かかったので、春の訪れが早く、いつもよりもかなり早く花が咲き始めています。

 

こちらはドイツ語で

Gewöhnlicher Judasbaum、

ラテン語でCercis siliquastrum,

日本語ではセイヨウハナズオウです。

マメ科、ハナズオウ属、多年草で、4~8mぐらいの低木もあれば、10mを超える高木まであり、

幅も10mぐらいになるものもあります。

濃い桃色の花が幅広く

たくさん見られます。

アドリア海より東側の地中海から西アジアに分布し、

開花時期は3~4月です。

 

花は一箇所から3~8個に広がって咲き、濃いピンクで、太い幹や枝からそのまま咲きます。

花の後に5~9cmぐらいの細いさやに入った豆が

たくさんぶら下がります。

 

ある程度乾いた石灰成分が含まれた標高400m以下の

土壌が好まれます。

 

観賞用としてこちらでは公園、ブドウ畑、一般の庭などに多く植えられています。

 

 

 


こちらはおまけです。

 

去年2013年に紹介したマロニエ

去年の5月初めに撮影したものです。

 

この写真のマロニエは、去年と全く同じ

マロニエで、3日前の4月18日の

午前中10時頃に撮影したものです。

今年はかなり早く咲きました。

 

以下2枚もシェーンブルン宮殿の白と赤のマロニエです。

白のマロニエは今年4月11日に撮影したもので、十分咲いているのがわかります。

赤は4月18日です。

 

今年はいつもよりかなり早く

花が咲いていることがわかります。


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復活祭 (Ostern)について

今年2014年は今日が復活祭です。

通常の生活の中で、年間を通して一番重要な行事はクリスマスですが、

宗教的には復活祭が一番重要です。

 

イエス・キリストが復活したことを祝うことから「復活祭」と呼ばれていますが、

こちらドイツ語では「OSTERN」(オステルン)と言います。

 

このOSTERNが、イエス・キリストの復活を祝うことから日本語では復活祭と訳されているだけなので,厳密には正しい訳ではありません。

イエス・キリストが復活することをドイツ語ではAuferstehung

             (アウフエアシュテーウング)という言葉が使われます。

 

Fasching(謝肉祭)が終わり、次の日の灰の水曜日からFastenzeit(四旬節)という、

イエス・キリストが磔になり、その後復活する前日までの厳粛な時を過ごし、

そして復活祭です。

 

復活祭前の週を、Karwoche (カルヴォッヘ)と呼ばれ、受難週です。

特に木曜日から土曜日までをそれぞれ、Gründonnerstag、Karfreitag,Karsamstagと呼ばれています。

Gründonnerstag(緑の木曜日)が最後の晩餐の日です。

 

キリスト教の成り立ち謝肉祭(Fasching)を参考にして下さい。

 

復活祭は移動祝日で、今年2014年は4月20日(日)で、キリストが復活したのが日曜日ですから、復活祭は必ず日曜日になります。

 

カトリックでは春分の日を3月21日と固定していて、「春分の日を過ぎて、最初の満月を迎えた後の日曜日」と決められています。

そのためカトリックでは3月22日~

4月25日に復活祭がやって来ます。

 

ちなみに東方正教会はユリウス暦なので、カトリックのグレゴリオ暦と比べると

13日のずれがあるため、4月4日~5月8日になります。

 

これは325年のニケーアの公会議で定められた設定基準です。

 

もし満月と日曜日が一致した場合は、その次の日曜日が復活祭で、

春分の日当日が満月で、なおかつ日曜日である場合は、次の満月に続く日曜日です。

 

 

 

 

英語とドイツ語以外のヨーロッパ諸言語における「復活祭」という言葉は、

全てギリシャ語の「パスハ(Πάσχα)」に由来していて、その言葉も元を辿れば

アラム語の「パスハ(pascha)」で、これはユダヤ教の「過ぎ越しの祭り」を表す

「ぺサハ」(PESACH)」というヘブライ語から来ています。


つまり、キリスト教の復活祭がユダヤ教の「過ぎ越しの祭り」から派生した祝い日であることを示しています。


ドイツ語で「OSTERN」は英語で「Easter/イースター」・・・これはゲルマン神話の

春の女神(あけぼのの女神)「エオストレ(Eostre)」の名前、あるいはゲルマン人の

用いた春の月名「エオストレモナート(Eostremonat)」に由来していると

言われています。


8世紀にはゲルマン人が「エオストレモナート」に春の到来を祝う祭りを行っていたことの

記録があります。

実際、復活祭の習慣の中には、このゲルマン人の祭りに由来すると思われるものも

あります。


復活祭に登場する色をつけた卵(イースターエッグ)や、多産の象徴である

ウサギ(イースターバニー)などが復活祭のシンボルとなっています。


春の到来を祝うお祭りの習慣と復活祭は密接な関係があったわけです。






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屋根の上の復活祭うさぎ

明日の4月20日がOstern・・・復活祭です。

今週はOsterferien(オスターフェーリエン)という復活祭時期の休暇で、幼稚園、学校は

お休みです。

それに合わせて両親も休みを取る方が多く、どこかに出かけてる人も多いです。

 

その復活祭については、すでに「復活祭のシンボル」、「たまごに色をぬる習慣」について書いていますが、明日歴史的背景を御紹介します。

 

街中の様々な所で見られる復活祭のシンボルですが、実はこんな所にもありました。

 

ここはオペラ座裏側のアルベルティーナ広場から見える、王宮のアルベルティーナ美術館のモダンな屋根の上にピンク色のうさぎが

乗せられています。

 

このせり出した印象的な屋根は、ウィーンの建築家ハンス・ホラインによって2003年に完成したもので、"Soravia Wing"と呼ばれています。

 

 

 

下の方から携帯のズームで撮影したものなのでクオリティがよくありませんが、

明らかにうさぎであることがわかります。

 

実はこのアルベルティーナ美術館では、再びドイツの画家アルブレヒト・デューラーの有名な "Feldhase・・・野うさぎ"が2003年から10年以上のブランクを経て再び展示されています。

 

そのアピールとこの時期復活祭のシンボルとして同時に掛けているわけです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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エレベーターに見えないエレベーター

仕事がら空き時間には色々な博物館に散歩がてら行きますが、

よく行く博物館のひとつに古楽器博物館・武器・鎧博物館があります。

 

シェーンブルン宮殿、美術史博物館、シュテファン大聖堂などといった真っ先に皆さんが

訪れる場所とは正反対で、ここはテーマがテーマだけにここはいつ行っても人がほとんど

いない博物館で、なおかつ新王宮という王宮の大きな一部でもあり、内部空間がとても素敵なんですね。

 

 

その新王宮の階段ホール空間に一瞬、エレベーターとは思えない

エレベーターがあります。

 

新王宮の正面入り口がある側は、

外から見ると孤形がとても印象的で、

内部階段ホールは少し複雑な構造になっています。

 

中に入って階段を上がって行くと、

2つの博物館の実際の入口があり、

そこはその印象的な孤形をハッキリと見ることができます。

 

その素敵な空間の壁の一角にこのエレベーターが設置されています。

 

 


 

この新王宮の建築様式に相応しく、エレベーターも古典的な様式で作られています。

 

一見このエレベーターを見ると、扉が左か右のどちらかの方向にスライドして開くイメージですが、実はそうではありません。

 

この左側の写真の真ん中に、金色のドアノブがあるのがわかりますが、

利用する人が自らこのドアノブを引いて、扉を開けるわけです。

 

もちろんエレベーターがこの階に停止している時でなければ開けられません。

 

右の写真は、エレベーターが来て、扉を開けた時の様子です。

 

普段あまり気にしませんでしたが、改めて観察するとちょっと素敵なエレベーターです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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アンカー時計

ウィーン旧市街地にHoher Markt(ホーアーマルクト)というローマ時代からの歴史的に

重要な広場があります。

 

そこは歴史的に特に重要ですが、それ以上にここが知られているのは、

 

アンカー時計という有名なからくり時計があるからです。

このアンカー時計は、かつてのアンカー保険会社

(現在ではHelvetia Versicherung)の建物にこの写真に見られるように作られています。

 

ちなみにアンカー保険会社は、2006年10月2日から、

Helvetia Versicherung(ヘルヴェチア・フェアズィッヒェルング)としてスタートしています。

 

 

 

 

 

 

これは全くの余談ですが・・・

このアンカー時計について書いているうちに、アンカー時計はまるでヴェネツィアの有名な「ため息橋」のように思えました。

 

こちら左の写真がヴェネツィアのため息橋です。

ため息橋は17世紀、1603年です。

 

様式も時代ももちろんアンカー時計とは違いますが、
私個人的には類似性を感じています。

 

 

 

アンカー時計は、クリムトとカンパニーも組んでいた

Franz Matsch (1861~1942・・・フランツ・マッチュ)

のプランによって1914年に作られました。

 

幅10m,高さ7.5m、時計自体の直径4mで、ユーゲントシュティール様式の特徴的なからくり時計で、ウィーンに関係する歴史上の有名人12人が登場しています。

 

それぞれの12人の像は銅で作られています。

以下それぞれローマ数字で書かれた時刻に登場する12人です。

 

 

1時      マルクス・アウレリウス (ローマ5賢帝の1人)
2時  カール大帝
3時 レオポルド6世とその妻テオドーラ
4時 フォーゲルヴァイデ (中世の叙情詩人)
5時 ルドルフ1世(ハプスブルグ家)とその妻アンナ
6時 ハンス・プッフスバウム (シュテファン大聖堂でも活躍した建築家)
7時 皇帝マクシミリアン1世
8時 リーベンベルク (17世紀のウィーン市長)
9時 シュタルヘムベルク (17世紀の軍人)
10時 プリンツ・オイゲン
11時 マリア・テレジアと夫フランツ・シュテファン
12時 ハイドン

こちらはアンカー時計の裏側です。

 

裏側は一般的な針の時計になっています。

 

このアンカー時計は正午12時に、12人全員が音楽と共に登場します。

 

それぞれの像が左から右に動いて行きます。

 

そのため、正午12時前からこのアンカー時計を見ようとするたくさんの人がここに集まって来るのでかなりここは混み合います。

 

タイミングが合えば是非見に行って下さい。

仮に12時ではなくても、このアンカー時計を見る価値は十分にあると思います。

 

 

 

 

 

 

 

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「乗馬禁止」の標識

春になり、たくさんの人々が外に出て散歩をしたり、公園でのんびりしたりという姿が

あちこちに見られます。

 

私も散歩をしょっちゅうするのですが、よく散歩をするコースにおもしろい標識が

立てられています。

 

写真に見られるような標識です。

一番上には、Privatweg(私有路)という標識がありますが、ここは

誰でも入ることができます。

 

ウィーン市ですが、ウィーンの郊外なので畑も見えて、とても牧歌的で

中心部の街並みとは全く違って

いますね。

 

その下には「乗馬禁止」を意味する標識が掲げられています。

 

ここはMarchfeldkanal(マルヒフェルトカナール)で、

川沿いの両側がハイキングコース的に整備され、散歩をする人や、

自転車を楽しむ人が多く集まり、

冬でもかなりの人に出会います。

 

実はこの辺りに住む人々が乗馬を

楽しむ光景を何回も見たことが

あります。

散歩をする人やサイクリングをする人が安全に楽しめるために、

このルートのここから先は、乗馬は禁止です・・・という標識が掲げられています。

 

このような標識は街中では見ることができませんね。

 

 

 

 

 

 

 

 

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復活祭 「たまごに色をぬる習慣」(OSTEREI・・・イースターエッグ)

先日復活祭のシンボルについて紹介しましたが、そのひとつである

復活祭たまご(Osterei・・・オスターアイ)に色を塗る習慣について今日は少し

書きたいと思います。

 

この習慣は、Fastenzeit(ファステンツァイト)・・・四旬節と関係があります。(謝肉祭を参照して下さい)

 

このFastenzeitの期間、クリスチャン達は卵も食べてはいけませんでした。

そのため、卵が長持ちするようにと、女性たちは卵をゆでて、ゆでたまごにしたわけです。

生たまごとゆでたまごは、見た目だけではわかりません。

そこで卵をゆでる時に、生卵と区別するために、ゆでると色落ちする植物を同時にお湯の中に入れて、卵に色をつけたのが始まりです。

 

 

やがて時と共に、自然界からのもので、卵に色々な色をつけることができるようになりました。

 

当時のキリスト教の習慣で、復活祭前日の土曜日だけ、Ostereiに

色をつけました。

その色付けした卵を飾り付けした

バスケットに入れて、次の日の復活祭日曜日に教会に奉納しました。

 

その教会儀式が終わった後、大人達がその奉納された色つきたまごを隠し、それを子供達が見つけるというわけです。

 

大人達は、子供達に最初に赤いたまごを見つけて欲しい・・・という希望を持っていました。赤は幸運をもたらすからです。

 

それが赤ではなく、青だったらしばらく不運が続くとされていました。

 

そんなことから、現在でもこの時期には、大人が色つきたまごを庭などに隠し、

子供達がそれを見つける・・・という習慣があります。

こちらの幼稚園などでも行われている習慣です。

 

このたまごは、Osterhase・・・復活祭うさぎが持って来るものということになっています。

 

 

 

 

 

 

 

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稀な植物の園芸市 (Raritätenbörse)

以前このコーナーでも紹介したウィーンのベルヴェデーレ宮殿のすぐ横にあるBotanischer Gartenで、今年14回目の恒例Raritätenbeörseが4月11日~4月13日までの3日間開催されていて、うちも毎年楽しみにしているイヴェントのひとつで一昨日行って来ました。

 

Raritätenは、稀な、珍しい、骨とう品とかいう意味があり、Börseは証券取引、金融市場、さいふなどの意味があります。

 

ここでは普段あまり見ることができない、珍しい植物が実際に店を持っている様々な園芸の専門業者によって披露され、同時に販売される、年1度のその世界では大きなイヴェントとなっています。

 

 

1754年から存在している80.000m²の

Botanischer Garten(植物庭園)の

敷地内には、様々な店が並び、それぞれの場所には、それぞれの専門とする植物が

展示されて、販売されています。

 

その植物に対しての専門的な話や、

育て方、また実演なども行われています。

植物だけではなく、この写真に見られるように

籠を売っていたり、鳥小屋、庭に置くデコレーション、専門書、サボテンコーナー、シイタケ栽培など

分野も豊富です。

 

 

 

 

 


ちょっとした軽食ができるスタンドや、ワインスタンドなんかも出ていて、

天気も良かったので、ピクニック感覚で過ごす人も多く、芝生に寝転んでいる人もたくさんいました。

 

この植物園のすぐ隣は有名なベルヴェデーレ宮殿です。

そのためたくさんの観光の皆さんがベルヴェデーレ宮殿の庭園や、クリムトやシーレを

見にやって来るわけですが、こちらの植物園は逆に思いっきり地元の人達で賑わっている

というわけです。

 

 

 

 

 

 

 

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知られざる美しい中庭風景 7

前回の知られざる美しい中庭風景6ではグラーツとザルツブルクの美しいルネッサンス様式の中庭を取り上げました。

 

今回はウィーンの旧市街地の一角の細長い中庭空間です。

 

こちらの空間はStubentorから

すぐの所にあるPostgasseから

入ることができる空間です。

 

ここに入るととても細長い中庭空間を見ることができます。

右と左の建物を結んでいる上部が

バロック的曲線とルネッサンス的なアーチが一体化した橋のようなものが印象的です。

 

この正面に見える数字は1365-1885と書かれ、その下には双頭の鷲を見ることができます。

 

実はこの界隈には元々ウィーン大学がありました。ウィーン大学は、1365年

ハプスブルグ家のルドルフ4世によって創立されたドイツ語圏では最古の大学です。

 

現在のウィーン大学はリンク道路上に移っていて、1884年に完成した重要な建築のひとつに数えられています。

 

ウィーン大学がリンク道路沿いに移転する1885年までここにあったことを

示しています。

 

この右側の建物のもっと奥にはイエズス会教会が位置しています。

 

こちらの空間も細長い中庭空間です。

 

ここはレストラングリーヒェンバイスルがあるFleischmarktから脇道的に伸びて

いる空間です。

 

正面には窓2つ分の細長い建物が見え、

その下にはバロック的アーチがあり、

さらにその奥にも空間が広がっているのがわかります。

 

左側をよく見ると日本でいう4階に

パヴラッチェン構造が見られます。

 

建物に囲まれた中庭空間も素敵ですが、

このような公道的な空間もおもしろい

ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

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復活祭のシンボルについて

先日シェーンブルン宮殿の復活祭市について書きましたが、

今年の復活祭(OSTERN)は4月20日です。

復活祭を前にしたこの時期、街中には復活祭のシンボルとも言えるものが至る所に

見られます。

 

それは・・・

"Osterhase (オスターハーゼ)"    復活祭うさぎ

"Osterei (オスターアイ)"     復活祭たまご

"Palmkätzchen (パルムケツヒェン)"  ネコヤナギ

 

                        が代表的です。

 

 

Osterhase(オスターハーゼ)

 

Osterhase(オスターハーゼ)が復活祭の

シンボルになったのは、実はそんなに古いことではなく、17世紀終わりからです。

それより前には存在していませんでした。

 

それまではうさぎではなく、こうのとり、

にわとり、きつねがたまごを運んでくるという習慣はありました。

 

うさぎは春先にたくさんの子供をもうけます。

それが"新しい生命"を象徴し、そこから

キリストの"復活"と結びつきました。

 

 

 

 

 

Osterei(オスターアイ)

 

たまごもうさぎと同様、

新しい生命の象徴です。

 

このたまごは、Osterhaseが持って来るということになっています。

 

現実にうさぎがたまごから生まれる

ということはないですし、

 

うさぎがたまごを運んで来ることももちろんありません。

 

また、たまごには色が塗られていて、赤、青、緑、黄色といった一色だけの

たまごもあれば、カラフルなたまごもあり、スーパーなどでもゆでたまごとしてたくさん

売られています。

 

たまごに色を塗る習慣は次回説明したいと思います。

 

 

Palmkätzchen

    (パルムケツヒェン)

 

Palmkätzchen (パルムケツヒェン)も、

花屋さんでは必ずこの時期には並んでいて、

レストランやお店の中などにも飾られて

いたりします。

 

またこの写真のように、そのヤナギの枝に

たまごがぶら下がっていることも多く

見かけます。

 

聖書にはイエス・キリストがロバに跨って

復活祭前の日曜日エルサレムに入城した時、人々はシュロ(ヤシ)を振りかざしてイエスを迎えました。

 

でもこちらヨーロッパの内陸ではヤシがありませんでした。

(現在ではいくらでも買えますし、南に行けばたくさんあります)

 

そこでいつしかネコヤナギが代わりに使われるようになり、家をネコヤナギで飾る習慣が

生まれたというわけです。

 

そのため本来であれば、Palmkätzchenではなく・・・パルムはヤシ、

Weidekätzchen(ヴァイデケツヒェン)ですね。Weideはヤナギです。

でもこちらではPalmkätzchenと呼ばれています。

 

ネコヤナギは蜂にとって春の最初の食べ物のひとつです。

 

そんなことから春の訪れ・・・同時に復活祭のシンボルとなっているわけです。

 

 

 

 


この時期普通に街の至る所に見られるものでも、改めて考えるとキリスト教や地元の習慣を知らなければ意味がわかりませんね。

 

地元の人達だっておそらくここまで詳しく知っている人は特定の分野以外ではあまりいないと思います。

こちらで生まれ育っている人にとっては、当たり前の習慣として、そういうものとして自然に生活の中に溶け込んでいるわけで、理由や歴史的背景なんてどうでもいいわけです。

 

それは私達日本でも同じことですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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オーストリア主要都市での宿泊数

オーストリアはウィーンを含め9つの州で構成されています。

それぞれの州にはいわゆる州都があるわけですが、その主要都市にはどのくらいの観光客が年間で宿泊しているのかというちょっとおもしろいデータを御紹介します。

 

このデータは2012年度のもので、オーストリア国内からの宿泊とオーストリア以外からの宿泊とその合計を掲載しています。

 

                                     ※Statistik Austria より

 

 

州都 合計 国内からの宿泊数   外国からの宿泊数  
Wien       12.262.828      2.240.750     10.022.078
Salzburg         2.486.516         689.473       1.797.043
Innsbruck         1.441.026         372.766       1.068.260
Graz            943.817         444.501          499.316
Linz            793.315         383.925          409.390
Klagenfurt            391.091         199.934          191.157 
Bregenz            314.583         104.031          210.552
St.Pölten            154.840         100.250            54.590
Eisenstadt              51.845           28.593            23.252

 

オーストリアではやはり首都ウィーンが圧倒的に多いことがわかります。

次にザルツブルク、そしてインスブルックとよく知られた街が続いています。

 

ウィーン、ザルツブルク、インスブルックは外国からの皆さんが圧倒的に多いですが、

逆にSt.Pölten,Klagenfurtは地元オーストリアからが多いですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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国立図書館プルンクザール

ウィーンの王宮は、それぞれの時代に様々な増改築が繰り返されてとても複雑な建築様式から成り立っているわけですが、その王宮の一角にオーストリア国立図書館に属する「Prunksaal」(プルンクザール)という、世界でも最も美しい図書館のひとつがあることで有名です。

Prunkは、豪華、華麗という意味のドイツ語です。

 

このプルンクザールは、有名な建築家フィッシャー・フォン・エアラッハの

プランにより、その息子の

ヨーゼフ・エマヌエルによって1723~1726年に作られ、皇帝図書館の最も重要な空間です。

 

マリア・テレジア女帝の父、カール6世がスペイン継承戦争とオスマントルコ戦争後に作らせました。

ちなみにカール6世はオーストリアバロック時代の全盛期の皇帝で、カールス教会も彼が作らせた重要な建築です。

 

このプルンクザールのプランは、カール6世の父皇帝レオポルド1世の時代17世紀からすでにありました。

 

この空間に入った瞬間に時が止まり、驚きの18世紀バロックの宇宙空間が広がります。

 

全体的に長方形で、中心にバロック特有の楕円ドームが置かれ、素晴らしいフレスコ画が施されています。

 

その空間の中央にカール6世の像が置かれています。

 

長さ77.7m,幅14,2m,高さ19.6m,楕円空間部分は18m×29.2m,高さ29.2mです。

 

この豪華図書館の左右にはいわゆる本棚があり、1730年から19世紀に至るまでの手書きや印刷された本や地図、楽譜、貿易書、グラフィックなどの王宮図書館に所有されている書物や地球儀が置かれています。

 

約200.000冊の蔵書で、その中には約15.000冊のプリンツ・オイゲンが所有していた蔵書もあります。

 

 

こちらはその素晴らしい楕円空間の天井フレスコ画です。

このフレスコ画はダニエル・グランによって1730年に完成しています。

 

中央には右手に長細いピラミッドを手にした栄誉をを表す人物像が見えます。

ピラミッドは栄誉不滅を意味しています。

その下にはヘラクレスとアポロがカール6世のメダルを持って描かれています。

 

このプルンクザールの入口は王宮のヨーゼフ広場に面した所で、若干分かりにくいかもしれません。

入ると右側に入場券売り場があり、左側の階段を上り日本式の2階にあります。

 

ここはオペラ座からもすぐそばですし、絶対にお勧めしたいスポットのひとつです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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シュトック・イム・アイゼン

街中でまず気づくことがない・・・でもシュテファン大聖堂のすぐそばにあり、地元ウィーンではとても知られている歴史的遺産のひとつとして、Stock-im-Eisen (シュトック・イム・アイゼン)があります。

 

Stock-im-Eisen・・・「鉄の中の切り株」なんていう日本語の直訳でしょうか。

 

このシュトック・イム・アイゼンは、

その名の通り、Stock im Eisenplatzという広場があります。でもここはケルントナー通りとグラーベンの交差する所なので、そのような広場の名称があることすらあまり意識させません。

 

そのStock im Eisenplatz 3番地・・・ケルントナー通りとグラーベンが交差する角にPalais Equitableという

立派な建物があり、その角にこの写真に見られるようなものがあります。

 

よく見るととても古そうな木に無数の釘が打ちつけてあります。

この木は1400年頃から1440年まで生きていたトウヒ(樫の木という説もある)です。2.19mあり、土台の上に据えられています。

 

記録ではStock im Eisenは1533年と挙げられています。

 

これはどういう意味なのでしょうか?

実は様々な言われがあってどれも不確かです。

 

ある説では、錠前屋や鍛冶屋の修行旅行で、その場所に自分が来たことを永遠化するために釘を打ち込んだという同業者組合の習慣によるものですが、

でもこの習慣は18世紀前半に登場するので、これは16世紀ですからそれ以前ですね。

 

別の説では、錠前屋の貧乏な若い弟子が自分の親方から、ウィーンの森に聖人レオポルドの狩猟の館に使用するはずだった釘を盗み、彼は帰る途中森で迷ってしまい、そこには特別な木があり、そこに何回も出てしまうということでした。

彼は疲れ切り、泣きながら盗みを犯したことを反省し、その特別な木に釘を打ち込んだ・・・。

 

また別の説では、悪魔と契約を結んだ錠前屋がいました。

悪魔に特別な力を授けられた彼は、その木にリングと絶対に開けることができない錠前をつけることができた・・・そして日曜日のミサを怠ったら、悪魔の犠牲になるということでした。

実際にその数年後に彼は悪魔の犠牲になったそうです。

 

ちなみにこのStock im Eisenがある建物Palais Equitableの上方を注意してよく見ると、

この写真に見られるような像が置かれています。

 

木に釘を打ち込んでいるシーンが描写されています。

 

ケルントナー通りとグラーベンが交差する場所に

あるにもかかわらず、おそらくほとんどの人はこの像に気づくことなく通り過ぎて行くでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ウィーンの街は補助標識が多い

ウィーンの街を歩いていると車道や歩道の至る所に道路標識が立っています。

これらも街の景観に完全に溶け込んでいるため、通常はあまり目立ちませんし、その標識が立てられている界隈で何かしようとしなければ意識しません。

 

私も車を運転しますが、車に乗っているドライバーからの立場と、歩行者での立場が違う

ことは車を運転する人であれば誰でも理解できることです。

 

様々な標識があり、日本でもお馴染みの標識ももちろん多くあるわけですが、

それと同時にウィーンの街は補助標識が多いんだな・・・と改めて思います。

 

その例をひとつ見てみましょう。

 

 

こちらの標識は「歩行者専用道路」(Fußgängerzone)を示しています。

その下を見ると、何やら色々なことが書かれている補助標識があります。

 

最初には

「ausgenommen Mo.-Sa.(wekt) v.6-13h」

 

もちろんドイツ語を知らなければ、数字しか理解できませんが、地元ではこの表示はとても重要です。

ausgenommen(アウスゲノンメン)は、以前「一方通行」でも書いていますが "例外"を意味します。

(後ろにEINBAHN標識が見えますね)

 

これは「月曜日~土曜日の平日6時~13時までは例外で・・・」ということですね。

 

更にその下には何が例外であるかと記されています。

荷物の搬入、タクシー、身障者の乗り降り、そして自転車です。

 

つまりこの標識全体の意味は

「月曜日~土曜日の平日6時~13時までの、

荷物の搬入、タクシー、身障者の乗り降り、そして自転車を除いた歩行者専用道路」ということになります。

 

このような補助標識はとても多く見られます。

なんかややこしいですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 53 (ムスカリ)

春のこの時期は、ウィーンの街も日に日に多くの花が咲いていきます。

意図的にウィーン市が公園や街路樹として植えたものや、自然に増えて咲いているものなど様々です。

 

今日は背丈が低いですが、見ごたえがある花について紹介します。

 

 

これはウィーンの街中の一角で咲いていたTraubenhyazinthen

 (トラウベンヒヤツィンテン・・・直訳するとブドウヒヤシンス)、

学名ではMuscari、

日本ではムスカリです。

 

ユリ科、もしくはヒヤシンス科の

ムスカリ属です。

 

ブドウのような花をつけることから

ドイツ語ではTraubenhyazinthenと呼ばれています。

 

 

こちらはうちの庭に咲いているムスカリです。

 

原産は地中海沿岸-南西アジアで、高さ10cm~30cm,開花時期は3月~5月、

花の色は青紫が定番ですが、白もあります。

ヒヤシンスを小型にしたような、ブドウのような花です。

ムスカリは約60種類ぐらいあるようです。

多年草の球根植物です。

 

日本では30年以上前ぐらいから市場に出回っているそうです。

 

ムスカリの定番はMuscari armeniacumでしょうか。

 

ムスカリは単独でも特徴があってそれなりに可愛らしいのですが、

何と言っても群植すると見ごたえがあって素晴らしいです。

 

 

 

 

 

 

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シェーンブルン宮殿の復活祭市

昨日4月5日から、

シェーンブルン宮殿恒例の復活祭市が始まりました。

今年で12回目です。

 

ドイツ語で復活祭は、"OSTERN" (オステルン)といいます。

そのため復活祭市も"Ostermarkt" (オスターマルクト) と呼んでいます。

 

キリスト教の成り立ち謝肉祭でも書いていますが、純粋にキリストが復活することを意味するドイツ語は"Auferstehung"と言う言葉がありますので、Ostern本来の意味はキリストの復活ではありません。

 

"復活祭"とは後の人が日本語で、その内容に合わせて意訳的に表現したわけで、

こちらでは復活祭という表現ではありません。

 

今年の4月20日が復活祭ですので、その日に復活祭について触れたいと思います。

 

 

クリスマス市のような雰囲気ですね。

でも売られている物がクリスマス関係

ではなく、復活祭関係のものが多く、

また手作り工芸品、食べ物スタンド、

週末は子供達がマジパンの

復活祭うさぎ(Osterhase)、

復活祭卵(Osterei)

を作れるイヴェントもあります。

 

並んでいる屋台の場所もクリスマス市とは違っています。

 

こちらは毎年恒例の

シェーンブルン宮殿の

イースターエッグです。

 

この時期のシェーンブルン宮殿に

行くと、とにかく目立つ位置に

置かれています。


卵にもちょっとした飾りがあって、青と黄色の卵で、Osternならではのものです。

 

復活祭のシンボルのうさぎ(Osterhase)や卵(Ostereier)については復活祭を迎えるまでの近いうちにこのコーナーでまた紹介します。

 

ウィーンの街は年間を通して季節やその時期を感じるイヴェントが数多くあります。

街の雰囲気がその時期を象徴するかのようで、人々が街の雰囲気をベースに日常の生活を送っているかのようです。

 


シェーンブルン宮殿の復活祭市は、

4月5日~4月21日 10:00~19:00 です。

 

ちなみにシェーンブルン宮殿の正門、ヒーツィング門、マイドリンク門は

20:00まで開いています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 52 (ヤマブキ)

この時期様々な花が咲くウィーンですが、街中の公園だけではなく、一戸建てが建っている地域などの庭などを見ると、本当に様々な植物が植えられていて、散歩には退屈しません。

 

今年は春が早く来たので、

ここでも紹介したベニバスモモレンギョウがもう散り始めています。

 

 

そのレンギョウと同じ黄色の花で

やはりこの時期に多く見られるこの花はドイツ語でRanunkenlstrauch、ラテン語でKerria japonica,

日本ではヤマブキです。

 

バラ科ヤマブキ属で落葉低木です。

 

日本では自治体の花に指定している

市町村もあります。

 

 

 

原産は東アジア(中国)で、高さ50cm~2mぐらい、開花時期は5月~6月ですが、

ウィーンではもう咲いています。

 

この2枚の写真は Kerria japonica 'Pentiflora' で園芸品種です。

花の直径は3cm~5cmぐらいで、鮮やかな黄色い花を咲かせます。

 

野生のヤマブキは中国原産ですが、園芸品種は特に日本が有名です。

そのため、こちらではたいていがこの園芸品種のヤマブキで、

野生タイプのものはまず見ることがありません。

 

花は一重のものと八重のものがあり、特に八重咲き品種が好まれます。

一重のものは花弁が5枚あります。

 

綺麗な土でなくてもよく育ち、排気ガスなどにも強いということから、

通り沿いの庭によく植えられています。

例えばウィーン市立公園の大通り沿いにも見られます。

 

こちらでは、公園や、特に一般の庭に観賞用としても多く見られます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ウィーン市の概要

去年2013年3月5日付で、「ウィーンは意外と広いです」というタイトルで

ウィーンの街の広さと日本の主要都市を比較してみました。

 

今回はもう少しウィーンの街について興味深いデータを並べてみたいと思います。

 

 

面積 41.487.1 ha (約415km²)
人口 1.741.246 人 (男 836.116人、女 905.130人)
人口密度 4.197人/km²
ウィーン市境界線 136.5km
ウィーン市 北ー南 22.8km
ウィーン市 西ー東 29.4km
最低地点 151m (Lobau)
最高地点 543m (Hermannskogel)
シュテファン大聖堂の標高 171m
建物が建てられている割合 14.680ha  (35.4%)
緑の割合 18.912ha  (45.6%)
一番長い通り Höhenstraße  (15km)
一番短い通り Irisgasse (17.5m)

 

ウィーンの街を数字で見てみると結構おもしろいですね。

この街は東京と同じ23区で成り立っていますが、かなり広い街です。

 

ちなみにこの上の写真は中心地をちょっと高い外側から撮影したものです。

シュテファン大聖堂が印象的で、奥に見えるのはウィーンの森です。

 

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 51 (ヒメリュウキンカ)

今年は冬がなかったような暖かい冬で、ウィーンの街にも様々な花が咲き始めまた。

やっぱり花がたくさん咲いているウィーンの街は素敵です。

このブログコーナーでも、ついつい花を掲載したくなってしまいます。

 

これはドイツ語ではScharbockskraut

(シャルボックスクラウト)、

ラテン語では

Ranunculus ficaria,

日本ではヒメリュウキンカ(姫立金花)です。

 

キンポウゲ科でキンポウゲ属です。

 

 

 

 

 

原産はヨーロッパで、日本には園芸用として入って来たものが野生化したそうです。

多年草で、高さ5~15cm、光沢のある黄色い花を咲かせます。

葉はハート型をしていて、ちょっとしたギザギザになっています。

開花時期は3月~5月で、比較的長い期間咲いています。

 

ヨーロッパの至る所に見られ、特に山地の林や、林の中の緑に、また標高1400mぐらい

までのアルプスにも見られます。

 

この写真のヒメリュウキンカは、ウィーンの森の一角です。

 

 

 

 

 

 

 

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トイレの男女表示

去年2003年9月20日付で、「えっ!!・・・と思う名物トイレ」を紹介しましたが、

今日はトイレ表示についてです。

 

観光中にレストランやカフェに入ることも多いですが、こちらのトイレの男性、女性表示は知らないと戸惑ってしまうことがあります。

 

ウィーンで生活していれば当たり前のことなので全く気にしませんが、

よく男性用と女性用を間違えるお客様も多いんですね。

表示の意味がわからなければ迷うのは当然です。

 

こちらのトイレ表示は、男女のマークがちゃんと絵で示されている場合もあれば、この写真のようにドイツ語表示のみの場合など様々です。

 

このトイレは有名なカフェ「Sperl

(シュぺルル)ですが、男性用、女性用の絵がないので、表示の単語の意味がわからなければ、どちらが男性で、どちらが女性だろう・・・と思ってしまいます。

 

このようなトイレがウィーンには数多くあります。

 

 


 

こちらは男性用

    「ヘレン」 です。

 

こちらは女性用

   「ダーメン」 です。


こちらでは定番のトイレ表示です。

 

 

 

場所によっては、「H」、「D] しか表示されてない所もあります。

でもこの2つの言葉を知っていれば迷うことはないと思います。

 

些細なことですが、ちょっと重要ですね。

 

 

 

 

 

 

 

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シェーンブルン宮殿がホテルに!!

ウィーンでは絶対に見逃すことが

できない観光名所のひとつとして有名なシェーンブルン宮殿があります。

 

シェーンブルン宮殿はヨーロッパでも重要なバロック建築であり、また

世界遺産にも登録されている

ハプスブルグ家の夏の離宮で、最終的にマリア・テレジア女帝の時代に

現在の姿になっています。

 

 

このシェーンブルン宮殿の一角がホテルとして提供されていて、

今年3月12日から予約を入れることができます。

 

 

ホテルとして使われる場所は、

この写真に見られるように

シェーンブルン宮殿庭園側と

東側のコーナーの最上階です。

 

庭園側から宮殿を見て、一番右上のコーナーの部分です。

 

部屋の広さは167m²で、

寝室が2つ、サロン、居間、

キッチン、浴室2つ、

4人まで宿泊ができます。

 

金額ですが、1泊700ユーロぐらいからあるらしいですが、

パッケージとして提供されているのは

Residence Package €1.398

Honeymoon Package €2.700

Royal Suite Package €3.900

Imperial Suite Package €4.900

 

これは1泊の値段で、それぞれサービス内容が違います。

例えば24時間専用リムジンが使用可能であったり、専用料理人がついたり、空港までの

送り迎えがついたりと色々あります。

 

このシェーンブルン宮殿のホテル"Schloß Schönbrunn Suite"は

オーストリア トレンドホテルで4月30日以降から予約可能です。

 

http://www.austria-trend.at/de/intro.asp

 

 

 

 

 

 

 

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