一昨日の午後、家族皆でちょっとした散歩をしようとHagenbachklammに行こうと思ったのですが、連日の雨できっと道がぬかっていると思い、観光でも有名なカーレンベルクに行くことにしました。
こちらはアスファルト化された歩きやすいハイキングコースがあるからです。
カーレンベルクは通常ウィーンの森北方面観光で訪れる定番な観光ポイントで、標高484mの高さからウィーンの街を一望できることで知られています。
ここまでは38Aという路線バスが走っているのですが、うちの場合ここに行く時には車を
グリンツィング界隈に置いて、そこからバスでカーレンベルクに行き、下りのハイキングを
楽しみます。カーレンベルクの頂上に駐車するとまた下からここに戻って来なければいけなくなるからです。
家を出た頃は青空でしたが、車を置いてバスを待っている間にどんどん雲が多くなり、
すぐに空も暗くなってまもなく雨が降り出しました。雲の動きが非常に複雑で、南の空は
青空が見えました。今年のこの時期によくある天候パターンです。
降り出した雨が雹になり、台風のように降り注ぎました。
上に行こうかどうしようか一瞬迷いましたが、経験上すぐ止むだろうと思ったので
吹雪の中バスで約20分かけて上がって行きました。

カーレンベルクに着くちょっと手前から
雪が止んで、雲が切れ始めて来ました。
バスから降りたら、右の写真に見られるようにかなりの雪が積もっていました。
ここ何年もクリスマスには雪が降ることはないにもかかわらず、復活祭時期には雪が降ってくる・・・という何か矛盾した天候です。
下とは気温の違いが明らかで、結構寒かったです。
せっかくここに来たのでウィーンの街を展望台から眺めて、寒かったのですぐに下まで歩き始めました。
ベートーヴェンの散歩道まで降りるだけであれば1時間もかかりませんが、途中で景色を
見たり、自然を観察したりするのでもっと時間がかかりました。
でも色々な野生の花が見られ、ちょっと寒かったですが十分来た甲斐がありました。


左の写真はカーレンベルクの展望台からのウィーンの街並みで、手前には雪が見えます。
雪が降った後でも視界は良好で、ずっと奥までウィーンの街をよく見渡せました。
右の写真はだいぶ下の方に降りてきた時で、いい天気で青空が広がっていて、とても
雪が降ったようには見えません。
ウィーンには手軽に楽しめるハイキングコースがいくつもあります。
以下も参照して下さい。
お勧め! ウィーンのハイキングコース(Stadtwanderweg)