Schneeberg (シュネーベルク)

ウィーンはかつての帝国の都であり、ヨーロッパ文化が凝縮した上品で荘厳でとても奥が深い街ですが、オーストリア自体も国内に無数の見所が点在していて魅力が尽きない美しい国です。私は仕事でもプライベートでも色々な所に出かけてますが、今日は地元でも有名なSchneeberg(シュネーベルク)を話題にしたいと思います。

実はSchneebergのことはずっと前からここで書きたいと思っていましたが、結局機会がなくて今頃になってしまいましたが、最近8月にまたここに行ったのでテーマにしたくなりました。

 

Schneeberg (シュネーベルク)はオーストリアアルプスの一角で標高2076m、Niederösterreichの最高峰です。

Schneebergは日本語では"雪山"なんて直訳になり、ウィーン中心部から直線距離で60km弱南に位置しています。

地元ではこの辺を南アルプスとかWiener Alpenなどと呼ばれています。

ここはウィーンの森南方面に行くと5月始め頃まで雪が残っていて白くなっている姿が遠くに見られますし、ウィーンの街からでも場所によってはSchneebergが眺められます。ここは地元で有名なハイキングコースでもあり、アプト式の登山鉄道が通っていて楽しく快適に上まで上って行くことができます。

 


 

Schneeberg に行く時にはこの登山鉄道の始発であるPuchberg am Schneebergという街に行きます。ここはウィーン中心部からは車で80km程走った所で、ここはSchneebergを楽しむ方が多く集まる麓の街です。

うちはいつも車でここに来て、登山鉄道を利用します。

上の2枚の写真はPuchberg am SchneebergにあるPuchbergの駅で、ここからSchneebergbahnが出発します。

駅も現在はモダン化されて、利用客に分かり易く暖かい雰囲気になっています。多くの人はこの登山電車の終点であるHochschneebergまでとここに戻って来る往復チケットを買いますが、片道分だけ、もしくは途中駅であるHengsthütteまでの往復券も販売されています。それぞれのスタイルでハイキングを楽しむ方が多いためです。

 


 

左の記念プレートはこのSchneebergが建設された当時のもので、フランツ・ヨーゼフ1世の名前が見られ、この駅舎の隠れた部分に置かれています。チケットを買って外にホームに出ると目前にSchneebergが見られます。この日のこの時間は雲がまだ多く、しかし青空が見られる期待できる天気でした。

 

 

Schneebergと麓の街Puchberg am Schneebergの見取り図です。左の方へ向かっていて、またSchneeberg側にカーブしている白い縞模様の線が登山鉄道です。この登山鉄道に乗って40分程で標高1800mのHochschneebrgという山頂駅に向かいます。

 


 

上の写真に見られるSchneebergbahnはSalamander Zahnradbahn (サラマンダー・ツァーンラートバーン)とか単純にSalamanderbahnとかSalamanderzugと呼ばれているアプト式鉄道で、実際にこの地域に生息しているサラマンダーに由来しています。このSchneebergbahnはこのSalamanderbahnと時間によってはレトロな蒸気機関車が走ります。この登山鉄道は以前オーストリア国鉄の運営でしたが現在ではNÖVOG (Niederösterreichische Verkehrsorganisationsgesellschaft m.b.H.)が運営しています。

上の写真はサラマンダー鉄道で、電車の模様が印象的ですね。アプト式ですから線路の間には歯車が噛み合うレールが見えています。

 

 


 

車内の雰囲気です。アプト式鉄道のわりには乗り心地は悪くありません。

Puchbergから出発しHengsttal, Hengsthütte, Baumgartner, 終点のHochschneebergと途中3つの駅に止まります。

途中駅のBaumgartnerでは地元で有名な作り立てのBuchtelnが食べられます。これはまたいつかこのコーナーで紹介します。

時折下に広がるのんびりした風景を楽しみながら40分でHochschneebergに到着します。

 

 

 

<Schneebergbahn>

 

19世紀後半になると山岳地域に行くことがひとつの流行りとなりました。このSchneebergの一番最初の山小屋は年間で1万人を超える訪問者数となり、ここに鉄道を建設しようという考えは現実的になって行きました。この鉄道の最初のプランは1872年で、1885年には技術者TauberがWr.NeustadtからPuchberg am Schneebergまでのライセンスを取得しています。1895年12月にはPuchberg駅の工事が始まり、1897年6月1日にはBaumgartnerまで開通し、同じ年の9月25日にはHochschneebergまで開通しています。1902年6月18日には皇帝フランツ・ヨーゼフ1世がここを訪れています。1937年には前述したようにオーストリア国鉄 (ÖBB)の管轄となりますが、1997年からÖBBとNÖVOG (Niederösterreichische Verkehrsorganisationsgesellschaft m.b.H.)のパートナー運営となりましたが、2012年からは100%NÖVOGに所属することとなりました。

Wr.Neustadt~Puchberg am Schneebergは28,205km、1435mmの線路幅、

Puchberg am Schneeberg~Hochschneebergまでは9,805km、1000mmの線路幅です。

Pcuberg駅 の標高は577m、頂上駅Hochschneebergの標高は1.796mですから結構な高低差がありますね。

 

Hochschneeberg駅に着いたら素晴らしい眺めと多くのハイキングコースが楽しめます。

その続きはまた明日にしたいと思います。→ Schneeberg (シュネーベルク)2

 

 

 

 

 

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