壁にローマ時代の墓石が・・・。

ウィーンのシンボル「シュテファン大聖堂」はウィーンの街の真ん中に堂々と歴史を見つめながら立っています。

 

ウィーンに来て自由時間がある方は必ずや、このシュテファン大聖堂の前を数回は通るでしょう。

 

この大聖堂は、もともとハプスブルグ家の前の時代、バーベンベルク王朝時代に、ウィーンに宮廷を移してきたハインリヒ2世によって一番最初に作られたのが、1147年となっています。

 

その後、ハプスブルグ家の時代からゆっくりゴシック化されていき、この現在の姿に至っています。

 

この大聖堂の入口は西側が正面入り口で、「Riesentor」(通称巨人の門)から入ります。この門はロマネスク様式で、何重にもわたるアーチ構造に、彫刻が一体化してるという

とても貴重で重要な部分です。

 

 

この巨人の門に入るとすぐ右側の壁をよく見ると、何やら文字がかかれた壁が見つかります。

これはローマ時代の墓石だとされています。

そのような古い墓石がシュテファン大聖堂の壁に使われているのです。

 

今でこそシュテファン大聖堂はウィーンの街の真ん中に立ち、街の本当の中心という

イメージですが、ウィーンがローマ時代の駐屯地があった1~4世紀の部分からすれば、

シュテファン大聖堂はその外側に立っていることがわかります。

 

古代ローマ時代、ドナウ河沿いや、内陸を通るローマ街道沿いにはいくつもの街があった

わけですが、現在のオーストリアにはそのような古い街がいくつも残されています。

 

ウィーンはそのドナウ河沿いの重要な街のひとつでした。

 

ちなみにウィーンの中心部はローマ時代の遺跡も見ることができます。

 

 

 

 

 

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