ハルシュタット湖

オーストリアは国土の63%が山岳地帯で、ヨーロッパアルプスが大きく国内を横たわっています。

ウィーンはかつての帝国の都であり、荘厳な建造物が立ち並ぶ優雅な街ですので、アルプスの高い山とは無縁のような気がします。

しかし、郊外に足を延すと長閑で美しい風景に出会えます。

アルプスというと高い山をイメージしますが、ウィーンの街を取り囲むウィーンの森だってアルプス山脈です。

そのアルプスは北部石灰岩アルプス、中央アルプス、南部石灰岩アルプスと大きく分けることができますが、アルプスそれぞれの地域でローカルの呼び名があります。

私の大好きなザルツカンマーグートもアルプスの北斜面に位置する景勝地で、大小70以上の美しい湖が点在し、その湖畔には魅力的な街が多くあります。

先日話題にした白馬亭はWolfhangseeという湖のほとりにある知られたホテルです。

ここで昼食をとる日本からのツアーも多いですね。

一般団体ツアーの場合ザルツカンマーグートはウィーンに来る際に、もしくはウィーンからザルツブルクに向かう際に半日ほど寄ることが多く、最近白馬亭ではなく、ハルシュタットでランチという行程の方が多いと思います。

時間が限られてますから、どうしても寄れる場所がある程度限られるわけですね。

でもザルツカンマーグートは数日は滞在したい所で、宿泊は1カ所でもいいですが、できれば車で色々な所を周りたいですね。

今日は世界遺産にも登録されているハルシュタットの湖をお届けします。

 

 

ハルシュタットはアルプスのダッハシュタイン連峰の北側に位置し、紀元前800年頃からハルシュタット鉄器文化が栄え、現在でも世界最古の岩塩鉱がある美しい湖畔の街です。

ここはHallstätter See(ハルシュテッター・ゼー)と呼ばれ、標高508m、広さ8.55km²、最深125m(平均65m)のアルプス一角の湖です。

行政ではOberösterreichに属し、縦7.5km、幅1.4kmの南北に少し伸びたような形をしています。

多くの方がハルシュタットの小さな街を訪れると思いますが、それだけでなくボートでの遊覧もできますし、岩塩鉱の見学、ハイキングと自然の地形をもっと身近に感じることができます。

ここに限らずザルツカンマーグートの湖は氷河から形成され、水温が低めではありますが、水質も良く、魚も泳いでいます。

コロナ以前ではあり得ませんでしたが、この時アジア人はほとんど見かけませんでした。

 

 

 

 

 

 

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