ウィーンの花

 

過去の記事はこちらからどうぞ

 

                                                      → ウィーンの花 過去の記事 2016年

 

                                                     →    ウィーンの花  過去の記事 2015年

 

                                                   → ウィーンの花  過去の記事 2014年

 

                                           →    ウィーンの花 過去の記事 2013年

 

 

ウィーンによく見られるこの時期の花 199(リンドウ属)

秋がどんどん深まり、霧が出る日が多くなってきました。

ウィーンの街中はクリスマスのイルミネーションの準備が始まっていて、クリスマスが近づく空気を感じます。

春先に植えられた街中の花も冬が近づくにつれて徐々に掘り起こされて持って行かれています。

 

さて、前回ウィーンによく見られるこの時期の花198からはだいぶ時間が経ってしまいました。

今日は久しぶりに花を話題にしたいと思います。

 

こちらはドイツ語ではEnzian、

学名ではGentiana

和名ではリンドウ属です。

リンドウ属は世界に広く分布していて、500種類ぐらいはあるそうで、日本では13種知られているそうです。

こちらのEnzianは

Österreichische Kranzenzian 、

Gentianella austriaca かもしれません。

開花時期は5月~10月、高さ10cm~20cmぐらいで、薄い紫色の花弁です。

以前ここで紹介したチャボリンドウとはだいぶ違った色です。

 

2017年10月15日 14:45頃、Schneeberg(シュネーベルク)で撮影しました。

 

こちらもEnzianですが、ドイツ語ではおそらくFeld-Kranzenzian、

学名ではGentianella campestris、

和名ではチシマリンドウ属だと思います。

開花時期は同じく5月~10月で、高さ10cm~35cmぐらいになるものもあります。

花の色は紫で花弁の数が4枚です。

こちらはEU諸国のほぼ全域に分布しています。

 

こちらも1枚目同様2017年10月15日14:45頃、Schneeberg(シュネーベルク)で撮影しました。

 

どちらも標高1800mちょっとの場所で野生で咲いていたものですが、多くのEnzianが咲き終わっていたのが見られました。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 198(イヌサフラン)

9月に入り秋の気配を感じるウィーンとなりました。

夏の休暇も終わり、今週の月曜日から学校も始まりました。

またいつものウィーンに戻ったような感じです。

さて、前回ウィーンによく見られるこの時期の花197では野生のシクラメンを紹介しましたが、気付いたらそれからほぼ1ヵ月花の話題になりませんでした。

何をここに書こうかということは基本的に決めているわけではなく、その時の気分で書いていますので、テーマの秩序はありません。

しかし、お陰様で私のこのホームページには毎日何百という方々が訪れて頂いているので、ウィーンやオーストリアの素晴らしさが少しでも伝われば幸いです。

今日は久しぶりに花の話題です。

 

こちらはドイツ語で

Prächtige Herbstzeitlose (プレヒティゲ・ヘルプストツァイトローゼ)、

学名でColchicum spesiosum、

日本語ではイヌサフランとか学名の通りコルチカムとも呼ばれています。

 

Herbstはドイツ語では"秋"という意味です。

ユリ科(イヌサフラン科)でイヌサフラン属の多年草です。

原産は中央ヨーロッパで、ヨーロッパ中南部や北アフリカにも分布しています。

 

コルチカムは全部で約60種類ぐらいある球根植物です。

 

 


 

開花時期は9月~10月で、花の色はピンクが一般的ですが、紫や青紫などもあります。

写真のものは薄い紫ですね。

花の長さは3cm~5cmぐらいで、高さは25cmぐらい、花弁は6枚で、花が咲くころには葉はなくなっています。

遠くから見るとクロッカスのような雰囲気です。

こちらでは湿った草原地帯に多く見ることができます。

 

イヌサフランは猛毒で、食べると呼吸困難となり死に至ることもあります。日本でも2014年、2015年に実際にこれを食べたことで死亡した例があります。

 

こちらでは自然の草原のような緑地帯によく見られ、たいていまとまって咲いています。写真はベルヴェデーレ宮殿横にある植物庭園に野生で咲いているもので、2017年9月2日11:15頃の撮影です。    

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 197(野生のシクラメン)

今年のウィーンは日中30℃を超えた日はすでに32日もあり、暑い日が多いです。

その反面、夕方ぐらいに雨雲が押し寄せて来て、一時的に雷を伴う強い雨が降ることが多くあります。

こちらではGewitter(ゲヴィッター)と呼ばれています。

ウィーンもそれなりに広い街なので、同じウィーンの中でも強い雨が降っている地域もあれば、全く雨が降ってない地域も存在することがよくあります。

また、ウィーン周辺でGewitterがあると、少し冷たい風がウィーンの街を吹き抜けていくので、近くで降っているなということがよくわかります。

少しは雨が降ったとしても今年は全体的に乾燥しているので、自然の中で草木を観察したらかなり乾燥していることがすぐんびわかります。

 

さて、今日はウィーンの街ではあまり見ることができない、でも地元でよく知られている花で、やっぱりこの時期に話題にしたくなる花です。

 

 

こちらは野生のシクラメンです。

ドイツ語でEuropäisches AlpenveilchenとかWildes Alpenveilchenとか、Zyklamen とも呼ばれ、学名はCyclamen purpurascens,シクラメン・プルプラセンスと日本語で呼ばれているでしょうか。

 

 

サクラソウ科のシクラメン属です。

シクラメンと言えば鉢に入った大きいCyclamen persicumが一般的かもしれません。

赤、白、紫、ピンクなどの色があります。

これは高さ40cmぐらいで、この種類の原産は地中海沿岸のトルコ、イスラエル界隈(小アジア)とされていて、ヨーロッパには17世紀頃に入って来ました。それが品種改良されて日本には明治時代末期に入って来たようです。

Cyclamen はギリシャ語の「cyklos(円)」からきているそうです。

 

 

この野生のシクラメンの原産はヨーロッパで、南アルプス、オーストリアを含む東アルプスからバルカンまでの石灰質の地質で陰になる所を好み、標高2000mぐらいまで見ることができます。

最もヨーロッパアルプスの大部分は石灰岩アルプスですね。

 

 

高さは5cm~15cmぐらいとかなり小さく、ハート型の葉で、葉の中央は濃い緑、外側に白い斑点模様が見られます。

 

花の色は薄紫からピンクで、開花時期は7月中旬~9月です。

 

オーストリアではこの時期に自然の中で多くのシクラメン見ることができます。

 

写真は全て2017年7月17日 15:15頃 Myrafälleの色々な場所で撮影しました。

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 196(フサフジウツギ)

今日から8月です。

ちょっと涼しい日が続いたかと思えば、先週土曜日から30℃を超え始め、今週は35℃前後と言う日が毎日続く予報となっていて、昨日も一昨日も暑い中での観光となりました。

新聞には"暑さが再び到来"と大きく書かれています。

 

さて、今日は2週間ぶりにこの時期の花を話題にしたいと思います。

この花もウィーンの街中ではよく見られます。

 

こちらはドイツ語で

Sommerflieder (ゾンマーフリーダー) 、Schmetterlingsstrauch (シュメッターリングスシュトラウホ)などと呼ばれています。

学名ではBuddleja davidii 、日本語ではフサフジウツギです。

フジウツギ科でフジウツギ属です。

フジウツギ属は世界には約100種ほどあるそうです。

"ゾンマーフリーダー"を日本語にして

夏ライラックなんていう名になりそうです。

 

でも春に咲くウィーンでもたくさん見られるライラックとは違いますが、よく似ています。

ウィーンによく見られるこの時期の花181(ライラック)も見て下さい。

 

 


 

原産は東アジア(おそらく中国)で、日本には明治時代にヨーロッパで改良されたものが入って来たそうです。

高さは4mぐらいまでで、開花時期は7月~9月です。

濃い紫、薄い紫色が非常にポピュラーですが、赤っぽいものやまれに白もあります。

 

ひとつひとつの花は1cmぐらいで、全体で円錐状に密集して咲き、長さは10cm~30cmぐらいで、先が垂れ下がったように咲いています。

色が綺麗なので遠くからでもすぐにわかります。

こちらではZierpflantze (観賞用)として、庭や公園などに多く見られます。

 

写真は2017年7月19日 14:10頃Waidhofen a.d Ybsの Buchenbergで撮影したものです。

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 195(モモノハギキョウ)

先週は日中も過ごし易く、朝も涼しくて30℃を超えた時の暑さがうそのようでした。

しかし、また暑さがやって来て30℃を超える日が続いています。

今年は雨が少なく、ウィーンの街中の緑を始め、郊外に出かけても草木などがかなり乾燥していることがわかります。

咲いている花も限られているこの時期ですが、今日話題にするこの花もノウゼンカズラと同様に非常にポピュラーな花で、特に郊外に多く咲いています。

 

ちょっと分かり難いのですがこの紫の花はドイツ語ではWald-Glockenblume

(ヴァルト・グロッケンブルーメ)、

Pfirsichblatt-Glockenblume

(プフィルズィッヒ・グロッケンブルーメ)、学名ではCampanula persicifolia、

日本語ではモモノハギキョウとかモモバギキョウとも呼ばれています。

"Campanula"はこの言葉通り"カンパニュラ"と総称して呼ばれています。

キキョウ科のホタルブクロ属、ほとんどが多年草です。種類が非常に多く300~500種類程と言われています。


 

開花時期は6月~8月で、花の色は紫が圧倒的に多いですが、白やピンクっぽいものもあります。

 

高さは30cm~80cmぐらい、花の大きさは2cm~5cmぐらいでしょうか。

 

 

 

カンパニュラ自体は北半球に広く分布していますが、原産はヨーロッパで、日本には大正時代に園芸用として入って来たようです。

 

このカンパニュラは本当にたくさんの種類があるので細かい所まではわかりませんが、花の形が特徴的ですからすぐにわかります。

 

草原、森、岩などがある地域など標高2000mぐらいまでに見られますが、観賞用としても人気がありますので、庭や公園などにもたくさん見られます。

 

写真は2017年7月4日 14:30頃 Botanischer Gartenで撮影したものです。

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 194(ネムノキ)

今年のこの木のウィーンはかなり乾燥しています。

とにかく雨が少なく、街路樹などがかなり乾いていることがわかります。

ウィーン市はこの暑い期間"バーベキュー禁止"を決めました。

6月19日からは10日間連続で日中30℃~35℃、その後少し過ごし易くなった日が数日ありましたが、7月5日からは30℃を超える日が続いていましたが、ここ数日はちょっと爽やかです。

しかし来週からまた30℃を超える予報となっていて、暑く成りそうです。

さて、限られた花しか見られないこの時期ではありますが、今日のこの花もちょっと特徴的でウィーンのリンク道路沿いにも見られます。

 

こちらはドイツ語で

Seidenbaum(ザイデンバウム),

学名ではAlbizia julibrissin、

日本語ではネムノキです。

 

マメ科でネムノキ属の落葉高木です。

 

ヨーロッパには18世紀に、フィレンツェ出身のAlbizziによってもたらされましたので、彼の名が学名になっています。日本では本州から沖縄にかけて見られるそうで、

四国、九州などで自生しているのもあります。

またイランから東中国にかけても広く分布しています。

 
ネムノキ属は熱帯地域に150種類ほど分布しているそうですが、特にこのネムノキは耐寒性があり、温帯地域でも広く栽培され、-15℃ぐらいまで大丈夫だそうです。

高さは6m~10mぐらいになりま、芽吹くのは比較的遅いですが、他の木と比べると成長は速いです。

 

幹はほぼ真っすぐですが、そこから上はかなりランダムに枝分かれして個性あるシルエットになります。そのため葉の部分は広がっているのもあれば狭いものもあります。

日当たりのいい所に多く植えられています。

 

 

開花時期は6月~8月で、薄い紅色の花が枝先に10数個集まって咲きます。長く伸びた糸状のものは雄しべです。

桃のような甘い香りがします。

 

葉は20cm~30cmとかなり長く、オジギソウの葉によく似ています。オジギソウは触ると葉を閉じますが、ネムノキは夜になると自ら葉を閉じます。そこからネムノキと言われています。

花が咲いた後には7cm~12cmぐらいの豆果をつけます。

 

こちらでは観賞用としてよく植えられています。

写真は2017年6月30日 18:00頃、ヒルシュシュテッテン花壇庭園で撮影しました。

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 193(ノウゼンカズラ  Indian Summerとマダム・ガレン)

6月19日から10日間連続で30℃を超え、35℃近くになった日も数日ありました。

6月29日からは7月に入った今まで日中の気温が25℃前後と過ごし易くなりました。

こちらは日差しが強いですから、気温が20℃そこそこでもかなり暑く感じます。

日本のように湿気が多くないですし、梅雨がないので日陰に行けば心地いいです。

しかし30℃を超えた時のウィーンの路面電車や地下鉄は冷房がないですから耐え難いものがあります。

ちなみにウィーン市交通局によれば現時点でウィーン全路線の62%が冷房化されています。

 

さて、だいぶ咲いている花が少なくなってきたウィーンですが、この時期多く見かける目立つ花について今年も話題にしたいと思います。

 

こちらはドイツ語でTrompetenblumen (トロンペーテンブルーメン)、またはKlettertrompeteとかTrompetenwindeなどと呼ばれています。

 

日本語ではノウゼンカズラです。

学名ではCampsis 、ノウゼンカズラ科のノウゼンカズラ属で、落葉性でつる性です。

 

ノウゼンカズラというと北アメリカ東部が原産で、日本には大正時代末期、ヨーロッパには観賞用として17世紀に入って来たアメリカノウゼンカズラCampsis radicans、

そして日本へは平安時代に入って来た中国原産のCampsis grandifloraがよく知られていると思います。

ノウゼンカズラ属のほとんどがノウゼンカズラ、アメリカノウゼンカズラそしてそれらの交配種からなるようです。

 

ドイツ語のTrompetenはトランペットで、花の形がラッパに似ていることからそう呼ばれています。

 

こちらの写真のノウゼンカズラはCampsis × tagliabuana・・・"Indian Summer"と呼ばれているものです。

ノウゼンカズラとアメリカノウゼンカズラの雑種のひとつです。

 

 開花時期は7月~9月ですが、6月中旬に咲いているものもあります。

高さは2~5m、場合によってはそれ以上になるものもあり、5cm~8cmぐらいのラッパ状で、オレンジ色から赤までの色がありますが、種類によっては黄色もあり、花びらは5枚です。

こちらは近くで見ると薄い赤とオレンジ色が混ざっているようです。

 

ノウゼンカズラよりも花径は小さいそうですが、筒は長いです。

 

葉は20cmを超えるものもありかなり長めで,マイナス20℃ぐらいまでの耐寒性があります。

 

写真は2枚共 2017年6月30日 17:50頃ヒルシュシュテッテン花壇庭園で撮影したものです。

 

 

 

こちらはうちの庭に咲いているGroße Klettertrompete・・・"Madame Galen"(マダム・ガレン)   (Campsis × tagliabuana) です。

 

こちらもノウゼンカズラとアメリカノウゼンカズラの雑種で、原種よりも花が落ちにくく、強くて逞しく、どんどん生育し、花が特に大きいことから人気があります。

 

2017年7月3日 8:40頃の撮影です。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 192(モクゲンジ)

今週は毎日30℃を超える暑い日が続いています。

昨日は35℃ぐらいでした。

しかし、予報通り今日の朝方に雷を伴った雨が降り、朝は18℃ぐらいですが日中はまた30℃を超える予報となっています。

このぐらい暑くなると木陰で涼みたいです。

ウィーンは森の都という形容をよくされる通り、緑豊かな街です。

中心のリンク道路の並木も印象的ですが、そのリンク道路沿いには5つもの大きな公園があります。

公園にちょっとでも足を踏み入れてみて下さい。

荘厳な建造物に囲まれた中に安らぎを感じます。

天気のいい時にはたくさんの人がくつろいでいます。

 

ウィーンは色々な花が咲きますが、もうこの時期になると咲いている花は限られています。

毎年同じ花を話題にすることも多いですが、季節を感じるものとして、また同じ花でも撮影している場所や時間が違いますからそれを後から比較してみるのもおもしろいです。

今日はこの時期に多く咲いている黄色い花です。

 

ドイツ語ではBlasenesche(ブラーゼンエッシェ)とかBlasenbaum (ブラーゼンバウム)とも呼ばれ、学名でKoelreuteria paniculata、

日本語ではモクゲンジです。

ムクロジ科のモクゲンジ属で、落葉高木です。

 

原産は南東アジアで、おそらく中国かもしれませんが、日本でも日本海側に見られます。

 

この時期大胆に咲いている花はバラ以外にはあまり見られませんので、このモクゲンジは背丈も高く、黄色い花をたくさん咲かせるので、遠くからでも非常に目立ちます。

 

開花時期は6月中旬~7月で、花は1cmぐらいの幅で50cmぐらいの円錐状に黄色い花を

たくさんつけます。葉は20~35cmぐらいでしょうか。


花が咲いた後には、袋のような実がたくさん見られます。

 


 

モクゲンジは中央ヨーロッパに1750年に原産地から入って来ました。

本来暖かい気候に適しているにも関わらず、こちらヨーロッパの冬にも十分耐えられます。

 

ムクロジ科は2000種類以上あるようですが、このモクゲンジだけが唯一中央ヨーロッパで

観賞用として用いられていて、ウィーンの街中でも多く見ることができます。

 

写真のモクゲンジは2017年6月14日 8:45頃、Karlsplatzで撮影したものです。

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 191(アメリカキササゲ)

ウィーンは暑い日が続いています。

今年は30℃を超えた日がまだ2日しかありませんが、日中28℃前後が何日も続く真夏のような陽気で、雨も少なくかなり乾燥しています。

日差しが強いですから太陽の下は暑くても、日陰に行くとかなり涼しく感じます。

湿気が少ないので日本と違ってジト~とした深いな暑さはありません。

街中はその時期の特徴的な花がほとんどの咲き終わった感じですが、今日のこの花は色々な所に見られます。

 

こちらはドイツ語でTrompetenbaum

(トロンペーテンバウム),

学名ではCatalpa bignonioides,

日本ではアメリカキササゲ(アメリカ木大角豆)です。

ノウゼンカズラ科のキササゲ属で、落葉高木です。

原産は北アメリカの南東で、ヨーロッパには18世紀の前半1726年にイギリスの自然歴史家のMark Catesbyよってもたらされました。

 

日本には明治時代末期に入って来たそうです。

 

乳白色の白い特徴的な形の花をたくさん咲かせ、背丈もかなり高くなることから遠くからでもよく目立ちます。

 

ドイツ語の名前である"Trompeten"はトランペットという意味で、花がラッパの形のような釣鐘状になっています。

また実である細長い莢(さや)がぶら下がっているのも特徴です。

 

開花時期は6月~7月で、何となくマロニエを思わせるかのように、(実際は全く違いますが)垂直上に3cm~5cmぐらいの釣鐘型の白い花をたくさん咲かせます。

でも近くで見るとわかりますが、色合いは白のマロニエのようですが、マロニエとは全く違う形をしています。

近縁種のキササゲよりこちらの方が花が大きく、美しいと思います。

花弁の内側には黄色のすじと紫色の斑点があります。

葉、樹皮、果実は薬用にも利用されます。

 

全体の高さ20mぐらいまでになり、葉は10cm~20cmで幅が広いハート型です。

かなり特徴的ですからすぐに見分けがつきます。

 

 

写真のアメリカキササゲは2017年6月13日 14:00頃家の近所で撮影したものです。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 190(マルバウツギ)

6月のこの時期になると多くの花がすでに咲き終わりました。

その分、ウィーンの街はより緑が多くなっていることがわかります。

マロニエもすでに実がつき始めているものもあります。

年間を通して日が一番長い時期で、夏のような日が多くなっています。

さて、今日は地元でよく見られるこの時期の白い花を話題にしましょう。

 


 

こちらはドイツ語ではRaue Deutzie,学名ではDeutzia scabra、日本語ではマルバウツギとかツクシウツギと呼ばれています。

アジサイ科、ウツギ属の落葉低木です。

原産は日本の本州の西側、九州、四国です。

 

開花時期は5月~6月で、白くて細かい特徴的な形をした花が密集して咲きますので、遠くからでもよくわかります。

花の先は細かく立つように咲きます。

日本でのマルバウツギとは学名がいっしょでもちょっと違うように見えます。

 

花の咲く部分は6cm~12cmぐらいでしょうか。

花ひとつは1.5cm~2cmぐらいの幅です。

全体的な高さは2.5m~3mぐらいでしょうか。

学名の"scabra"はドイツ語では"rau"(=rauh)とか"krätzig"で、ザラザラした、ガリガリした・・・なんて意味があります。

 

 

こちらでは観賞用として庭などによく植えられています。

 

写真は2017年6月3日11:30頃 Botanischer Gartenで撮影したものです。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 189(アリウム・ギガンチウム / ハナネギ)

5月の終わりは夏のような陽気です。

朝方は涼しさを感じて気持ちがいいのですが、午前中の10時を過ぎて来ると日差しがどんどん強くなっていき、真夏の暑さです。

30℃には達していませんが、街の空気は夏です。

通りに出されているテラスでは多くの人がくつろいでいて、冷たい飲み物を飲んでいます。

でも湿気が日本と比べると少ないですから、暑いですがジト~っとする不快な暑さではありませんし、日陰に行けば涼しいですね。特に風が通り抜ける日陰だと気持ちがいいです。

 

さて、今日はこの時期に見られる花をまたテーマにします。

 

こちらはドイツ語でRiesen-Lauch、

学名ではAllium giganteum,

日本語ではアリウム・ギガンチウムとかハナネギとも一般的に呼ばれています。ユリ科のネギ属で、アリウムは700種類ぐらいあるそうです。

 

学名にある"allium" (アリウム)とはラテン語でニンニクを意味します。

例えばここでも紹介したラムソン(ドイツ語ではBärlauch)だって、学名ではAllium ursinumです。

ネギ臭さの花はたいていAlliumです。

 

 

 

 

開花時期は5月~7月で、全体での花の直径が10cm~20cmぐらいと大きいです。

茎の先はソフトボールのような形で、遠くからでもハッキリと分かります。

高さ80cm~150cmぐらいまでになり、花の色は薄い紫や濃い紫が一般的です。

花ひとつひとつは1cmぐらいで、星型のように見えます。

葉も真っ直ぐに50cmぐらいの長さで、幅が5cm~10cmぐらいと大きいです。

 

アリウムは地中海からオリエント、チベットぐらいまでの地域にほぼ分布しています。

 

アリウムの種類はたくさんありますが、このアリウム・ギガンチウムはひときわ大きく一本でも、まとまっても見ごたえがあり、観賞用としてとても人気があります。

 

写真は2017年5月26日 18:00頃にTulln庭園で撮影したものです。

 

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 188(ヤブウツギ)

ウィーンの街は"森の都"とも形容され、街の至る所に緑が見られます。

リンク道路沿いだけでも大きな公園が5つもあり、そのリンク道路沿いの並木も素敵です。

公園には天気がいい時には多くの人が座ってくつろいでいます。

そんな姿もウィーンらしい日常光景のひとつです。

でもウィーンの街を3方向から大きく取り囲んでいる"ウィーンの森"はその緑が多いウィーン市の3倍の広さがあり、もっと大きな緑があります。

その緑と一緒に多くの花が街を飾ってくれていますが、今日の花もよく見られます。

 

こちらはドイツ語ではReichblütige Weigelie

(ライヒブリューティゲ ヴァイゲリエ)、

学名ではWeigelia floribunda、

日本語ではヤブウツギと呼ばれています。

スイカズラ科のタニウツギ属、落葉小高木です。

Weigeliaという名はドイツ=スゥエーデンの植物学者であり医者でもあり、科学者でもあるChristian Ehrenfried Weigelに因んでいます。

原産は東アジアで12種類程あり、日本にも固有種があります。

日本では太平洋側と四国に分布しているようです。

たいていこの写真で見られるようにそれぞれの枝が真っすぐ上に伸びる形で咲いています。

 

 

開花時期は5月~6月で、5枚の花弁を持ち、花の長さは5cm弱ぐらいで赤に近い濃いピンク色をしています。場合によってはもっと赤っぽく見えるものもあります。

高さは1m~2mぐらいですがもっと高くなることもあります。

葉は長めで9cmぐらいでしょうか。

葉の先端は急に細長くなっていて、ふちには細かいギザギザが見られます。

 

こちらでは公園、住宅地の中庭や民家の庭などに多く見られ、純粋なWeigelienではなく、観賞用にアレンジされたWeigelienが多く普及しています。

 

写真は昨日2017年5月25日 16:15頃、Tulln庭園で撮影しました。

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 187(コルクウィッチア/ショウキウツギ)

数日間は日中25℃~27℃ぐらいの暑い日が続きましたが、昨日の夜は強い風がひっきりなしに吹き、今日はぐっと気温が下がったウィーンです。

 

この時期のウィーンは色々な花が咲いていて、街路樹の緑と合わせて街並みを演出しています。

ウィーンのリンク道路沿いだけでも5つも大きな公園、庭園があり、外側にも多くの公園があります。

でもその街中の豊かな緑をもっと外側から囲んでいる大きな緑がウィーンの森です。

前回はウィーンで定番なマロニエと赤いベニバナトチノキのコントラストを話題にしました。

今日は小さな花がたくさん咲いているちょっと特徴的な花です。

 

こちらはドイツ語で

Kolkwitzie(コルクヴィッツィエ)、

学名でKolkwitzia amabilis,

日本語ではショウキウツギとかアケボノウツギ、そのまま学名でコルクウィッチア アマビリスとも呼ばれています。

 

スイカズラ科のショウキウツギ属、落葉小高木です。

 

一属一種で原産は中国で、300m~1300mのかなり標高が高い岩石地帯や丘陵地帯に自生しているそうです。

 

 

開花時期は5月で枝先にラッパの形のような薄いピンク色の小さい花をたくさんつけます。

花の長さは1cm~2cmぐらいで葉は意外と大きく3cm~8cmぐらいで、尖ったギザギザ部分が見られます。

高さは2~3mほどです。

ショウキウツギがヨーロッパに紹介されたのは1901年と歴史が浅く、植物学教授コルクヴィッツの名前にちなんで付けらたということです。

見事な花を咲かせること、育てやすいこと、寒さや乾燥にも強いことなどもありこちらでは観賞用として公園や庭などに多く見られます。

 

写真は2017年5月13日 12:30頃市庁舎の公園で撮影したものです。

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 186(赤と白のコントラストが素敵なマロニエ)

ウィーンの街は緑が溢れてきました。

"森の都"とも形容されるウィーンの街の至る所に緑が見られ、様々な花を見ることができます。

中心のリンク道路沿いだけでも5つも公園があり、プラター公園の大きな緑、シェーンブルン宮殿など外側にももっと広い緑があります。

ウィーンに初めて来た方はこの街は緑が多いな~ときっと実感されることでしょう。

さて、今日はこの時期最もウィーンらしいマロニエを話題にしましょう。

マロニエは街の至る所に見ることができます。

 

マロニエはドイツ語でGewöhnliche Rosskastanie、

学名ではAesculus hippocastanum、

日本語ではマロニエ、セイヨウトチノキとも言われている大型の落葉樹です。

トチノキ科、トチノキ属です。

 

ウィーンではオーソドックスな白のマロニエもあれば

赤のマロニエも多くあり、この白と赤のコントラストがとても素敵です。

 

こちらはシェーンブルン宮殿の正門近くに咲いている白と赤のマロニエです。

 

 

 

原産はバルカン半島と言われ、中央ヨーロッパに非常に多く分布しています。

ウィーンの街にも至る所に見られ、並木道などでも素敵な演出をしてくれます。

 

開花時期は4月中旬~5月、高さは30mを超えるものもあり、樹齢は300年を超えることもあるそうです。

7cm~20cmぐらい葉柄(ようへい)を持ち、二等辺三角形状に多くの花を咲かせます。

 

花が咲いている部分の長さは10cm~30cmぐらいでしょうか。

花の数は20~50ぐらいで、小花です。

 


 

上の2枚の写真白と赤のマロニエです。

赤のマロニエは学名では、Aesculus x carnea で、北アメリカ原産のアカバナトチノキと通常の白のセイヨウトチノキをかけ合せたもので、ベニバナトチノキとも呼ばれています。

 

白と赤のマロニエを同時に見るとコントラストがとても綺麗で、街の雰囲気も春から初夏です。

 

マロニエの花が咲き始めると花弁には黄色の斑点が見られますが、受粉が終わるとその斑点は赤色に変わります。

 

セイヨウトチノキはウィーンの3大街路樹のひとつです。

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 185(キバナフジ)

5月に入ってもどうも不安定な天候が多いです。

午前中はいい天気ですが、午後になると暗い雲が現れて雨模様になったり、そうかと思うと青空が出たりと雲の動きが複雑です。

太陽が出て青空の下にいると気温は20℃に達していなくても半袖で歩けるぐらいの暖かさですが、日が陰って来ると寒く感じる時もあります。

そのため、街中を歩いていると厚着をしている人もいれば薄着の人もいて結構バラバラです。

でも観光は気持ちよくできますね。

今年は冬が寒かっただけに、夏の暑さが待ち遠しいです。

さて、春のこの時期に咲く花をどんどん行きましょう。

今日も毎年話題にしているこの時期に多く見られる花です。

 

こちらはドイツ語で

Goldregen (ゴルトレーゲン),

学名ではLabumum anagyroides、

日本語ではキバナフジとかキングサリと呼ばれています。

先日シェーンブルン宮殿のフジのアーチを話題にしましたが、そのフジと同じようにぶら下がって咲いています。

でも花の色は黄色です。

 

マメ科のキングサリ属です。

 

ドイツ語のGoldは金、Regenは雨なので 

"黄金の雨"なんていう直訳です。

 

背丈がかなり高いのもあり、黄色の花がまとまってたくさん咲いていますから遠くからでもよく目立ちます。

 

 

原産はヨーロッパ南部で、開花時期は5月~6月です。

高さは3m~7mぐらいに達し、ぶら下がっているひとつの房が10cm~30cmぐらいで、ひとつひとつの花は蝶のような形をしています。

花が咲いた後、8月ぐらいにできる実は豆果です。

 

キバナフジはたいへんな毒性があることで知られています。公園や庭などに多く見られ、ウィーン川沿いやウィーンの森南方面の高速道路沿いにもたくさん見ることができます。

 

この写真のキバナフジは2017年5月6日 16:30頃シェーンブルン宮殿のグロリエッテ付近で撮影したものです。

 

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 184(シェーンブルン宮殿のフジのアーチ 2017年)

前回シェーンブルン宮殿のアカバナサンザシについて書きました。

シェーンブルン宮殿のマリア・テレジアイエローと青空、そしてこの濃いピンク色はとても印象的で、年間を通してこの時期だけしか見られません。

そのアカバナサンザシと同様に、やはり毎年話題にしているこの花も話題にしたくなります。

 


 

それはシェーンブルン宮殿のフジのアーチです。

フジはドイツ語で、Blauregen(ブラウレーゲン)とか、Glyzinie(グリツィーニエ)、学名ではWisteria sinensis

もしくはWisteria floribundaで、マメ科のフジ属、つる性の落葉樹です。

 

原産は東アジア(中国)ですが、 Wisteria floribundaは日本固有のものだそうです。

開花時期は4月終わり~5月で、ぶどうのようにぶら下がっていて、紫や明るい紫、ちょっと青っぽい紫色です。

長さは20cm~80cmぐらいで、高さは10mを超えるものもあります。

 

左上の写真は2017年5月2日 11:20頃、右上は2017年4月21日 10:00頃に撮影したものです。

場所は同じシェーンブルン宮殿のフジのアーチです。

 

 

こちらは2017年5月3日 8:30頃の撮影です。

ここは早い時間に来ないと誰もいないこのフジのアーチの写真を撮るのは困難です。

この場所はシェーンブルン宮殿を正面から見て、右側に位置する所で、庭園に行く時の通り道になっています。

そのため庭園に向かう人、庭園から帰って来る人が途切れることなくここで写真を撮っています。

 

 

こちらは2017年4月21日 9:50頃に撮影しました。

フジ属はとても強く、木のようになっていきます。

また1年に2回咲きます。最初は今頃、2回目は7~8月です。

 

観賞用としてこちらではとても人気があり、垣根や壁、このシェーンブルン宮殿のようにアーチ状などにしているのをよく見かけます。

 

おもしろいことに右巻きで伸びるものと左巻きで伸びるものとがあります。

Wisteria sinensisは左巻き、Wisteria floribundaは右巻きです。

右巻きのWisteris floribunda は Japanische Blauregenと呼ばれています。

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 183(シェーンブルン宮殿のアカバナサンザシ)

5月に入りますます日が長くなってきました。

今週の5月1日がメーデーのお休みだったので、先週からのいつもより少し長い週末を楽しむ多くの人がウィーンを訪れました。週末のシェーンブルン宮殿はかなりの混雑でした。

そのシェーンブルン宮殿にはこの時期にしか咲かないピンクの濃い美しい色をつけた花が見られます。

毎年この花を話題にしていますが、今年も取り上げます。

 

シェーンブルン宮殿に正門から入ると、正面に素晴らしいマリア・テレジアイエローのバロック様式の宮殿が立っていますが、その前庭(Ehrenhof)の周りには多くの木が植えられていて美しい色の花を咲かせています。

 

この花はドイツ語では、Rotdorn(ロートドルン)、

学名でCrataegus laevigata ‚Paul’s Scarlet‘ + Punicea + Punicea Flore Pleno、

日本語ではセイヨウサンザシとかアカバナサンザシと呼んでいいと思います。

バラ科のサンザシ属です。

 

ヨーロッパから北アフリカにかけての標高1000mぐらいまでの所に見られ、ローム土壌(粘土質の高い土壌)を好みます。

 

セイヨウサンザシはかなり深く根づき、低木もあれば、10mぐらいまでの高い木もあります。

 

自然の中で多く見られるのはたいていWeißdorn (Crataegus laevigata) 、ドイツ語でヴァイスドルン・・・白い花のサンザシです。

 

 

 

開花時期は通常5~6月で、一重咲き、八重咲きで、濃いピンク色ですが、桃色、紅色もあります。

小さいピンク色の花がまとまっていくつも咲いていて、そのかたまりがたくさんあります。

拡大した写真を見るとそのかたまりはアジサイのような雰囲気ですが、アジサイよりも遥かに小さく、それぞれの花が細かいです。

アカバナサンザシの多くははこちらでは観賞用として人気があり、散歩をしていると庭や公園に多く植えられているのがわかります。

 

シェーンブルン宮殿の黄色、空の青、そしてこのアカバナサンザシの濃いピンクの3色はとてもよく調和していてこの時期にしか見ることができないものです。

 

写真は2017年5月1日 10:45頃に撮影したものです。

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 182(セイヨウハナズオウ)

早いもので4月ももう今日で終わりです。

日中暖かくなる日と寒い日が交互に来ているようなこの時期です。

今年の冬は例年よりもかなり寒かったので、木々が緑をつけるのが少し遅かったような気がします。

2月や3月などに咲き始める花も遅く咲き始めましたが、もうこの時期は本来見られる花が多く咲いています。

春のこの時期はどうしても花の話題が多くなってしまいますが、季節を感じられていいと思います。

前回は非常にポピュラーなライラックを話題にしました。

今日はちょっと濃いピンク色の花です。

 

私はその場で撮影した画像に手を加えることはほとんどしていないので、右の写真はちょっと暗めで分かり難いかもしれません。

 

こちらはドイツ語でGewöhnlicher Judasbaum、

ラテン語でCercis siliquastrum,

日本語ではセイヨウハナズオウです。

 

マメ科、ハナズオウ属、多年草で、4~8mぐらいの低木もあれば、10mを超える高木まであり、幅も10mぐらいになるものもあります。

今年はちょっと小さめのセイヨウハナズオウをここに紹介します。

濃い桃色の花が幅広くたくさん見られます。

 

 

アドリア海より東側の地中海から西アジアに分布し、

開花時期は3~4月です。

 

花は一箇所から3~8個に広がって咲き、濃いピンクで、太い幹や枝からそのまま咲きます。

花の後に5~9cmぐらいの細いさやに入った豆が

たくさんぶら下がります。

 

ある程度乾いた石灰成分が含まれた標高400m以下の

土壌が好まれます。

 

観賞用としてこちらでは公園、ブドウ畑、一般の庭などに多く植えられています。

 

 

写真は2枚共 2017年4月16日(復活祭当日)の17:45頃、ヒルシュシュテッテンの花壇庭園で撮影したものです。

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 181(ライラック)

4月は春の訪れを感じる一方で、不安定な陽気です。

晴れになって青空が出ていても、雲が押し寄せて雨がぱらついたり・・・なんてことが多いです。

ウィーンもかなり広い街ですから、自分が今いる所が青空で晴れていても、遠くに見えるカーレンベルクやウィーンの森界隈の上空には暗い雲があって、明らかにそこは雨が降っていることが確認できることがよくあります。

まだまだ厚手の上着を着て歩いている人を多く見かけます。

日中の気温が12℃前後である日が多いです。

 

さて、今日は春を感じる花としてやはりウィーンの至る所に見られる毎年この時期に話題にするライラックです。

 

 

ドイツ語ではFlieder (フリーダー)、

学名ではSyringa vulgaris、日本語ではライラックとかリラ、紫丁香花(ムラサキハシドイ)などとも呼ばれています。

 

モクセイ科、ハシドイ属の樹木で、原産はバルカン半島と言われています。

 

1560年から中央ヨーロッパでは知られ、全体に広がりました。

 

日本には明治中期に入って来たそうです。

 

写真に見られるような濃い紫よりも、もっと薄い紫の方がウィーンでは多く見られます。白のライラックもあります。

 

 

高さは2~6m程で、低木もあれば、小さな木であることもあります。

 

開花時期は4~5月で、花全体では10cm~20cmぐらい、薄紫、濃い紫、白などがあり、一重咲きもあれば八重咲きあり、強い香りを放ちます。

 

ライラックは20~25種類程あるそうです。

 

写真に見られるライラックは2枚共ウィーンの王宮の英雄広場のすぐそばで2017年4月18日 16:30頃に撮影しました。

 

 

 

 

 

 

上のライラックはうちの庭に咲いているもので、2017年4月24日 9:00頃に撮影しました。

 

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 180(ヤマブキ)

今年は復活祭が4月16日とかなり遅めでした。しかし春の訪れの時期にはいいタイミングだと思いますが、それとは逆に寒い日が続いています。

4月19日はかなり多くの雪が降りました。 気温も下がって2℃前後で真冬と変わりません。

果物などの収穫に大きな影響を与えそうで、野生で暮らしている動物達も可哀想です。

それでもウィーンの街は緑が多くなりウィーンらしくなり、いつもの時期の花が多く咲き始めています。

今日はやはり地元でも人気のある黄色い花を紹介します。

 

こちらはドイツ語でRanunkenlstrauch、

学名でKerria japonica,

日本語ではヤマブキです。

 

バラ科、ヤマブキ属の落葉低木で遠くから見るとレンギョウの黄色に似てますが花は全く違います。

本種のみの一属一種です。

 

ヤマブキというとこちらでは園芸品種の八重咲き(Kerria japonica f.plena)・・・ヤエヤマブキの方が圧倒的に多く見られますが、こちらは違います。

 

 

 

 

 

原産は東アジア(中国)で、高さ50cm~2mぐらい、開花時期は4月~6月です。

花の直径は3cm~5cmぐらいで、鮮やかな黄色い花が枝先に一つずつ咲きます。

葉は卵型で、ギザギザがあります。

日本では北海道から九州にかけて分布しています。園芸品種のヤマブキは特に日本が有名です。

綺麗な土でなくてもよく育ち、排気ガスなどにも強いことから通り沿いや庭の通り側などによく植えられています。

 

八重咲きのヤマブキの見慣れてしまうと、こちらは新鮮で美しさを感じます。

 

こちらは2017年4月15日 18:20頃、ウィーン23区の一角で撮影したものです。

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 179(ヤブイチゲ / キバナイチゲ)

今年の復活祭は4月16日で去年と比べるとかなり遅かったです。

復活祭はドイツ語ではOSTERN(オステルン)と言い、イエスが復活したことを祝うわけですが、生活をしているとむしろ春の訪れを祝う空気の方を強く感じます。実際"OSTERN"は復活祭という意味ではありません。

春の訪れを感じても、3月終わりの週の初夏の陽気がまるでうそのように春らしくない陽気となりました。

でもこの時期に見られる花はウィーンを始め至る所で見ることができます。

今日も地元で人気のあるこの時期の花を話題にします。

 

 

こちらはドイツ語ではBuschwindrößchen(ブッシュヴィントレースヒェン)、学名ではAnemone nemorosa,

日本語ではヤブイチゲとか学名通りのアネモネ・ネモロサと呼ばれています。

 

キンポウゲ科のイチリン草属で多年草です。

 

ドイツ語の Windrößchenは"風の小さい(可愛らしい)バラ"という直訳ですが、和名ではヤブイチゲというあまり可愛らしくない名前がついています。

 

開花時期は2月~4月、花の色は白、高さは5cm~20cmぐらいまで、花弁は6~8枚です。

葉は手の平の形のように広がり、ギザギザの特徴的な形をしています。

原産はヨーロッパ、アジア北東部です。ヨーロッパ全般的に見られ、オーストリアでは標高2000mぐらいまで分布しています。

 

2017年4月14日 13:40頃 Blockheideで撮影しました。

 


 

白い花のBuschwindrößchenに対して、こちらは黄色の花をつけるGelbes Windröschen (ゲルべス・ヴィントレースヒェン)です。

学名でAnemone ranunculoides、日本語ではキバナイチゲです。

同じくキンポウゲ科のイチリンソウ属で多年草です。

開花時期は3月~5月、花の色は黄色、高さは10cm~20cmで、葉はヤブイチゲと同じ様な形をしていますが、細長い特徴があります。

 

こちらは2017年4月12日 14:45頃 Wildpark Ernstbrunnで撮影しました。

 


どちらも草地や林や森の中に多く生育しています。

白いヤブイチゲの方が圧倒的に多く見られ、場所によっては密集して咲いています。

同じ場所に白と黄色が同時に咲いているということはあまりないと思います。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 178(ラムソン)

3月の最後の週は初夏のような陽気が続き一挙に春が訪れたようなウィーンでしたが、4月の10日の週は10日はとてもいい天気でしたが、それ以外は雲が多く、少し肌寒く感じる日が続いています。

今年は4月16日が復活祭です。こちらは今週(4月10日の週)は"Osterferien"で、学校はお休み、家族連れで旅行に出かけている方も多いです。うちも色々な所に出かけています。

その時にそこらじゅうにたくさん生えていたものについて書きたいと思います。

 

先日ウィーン最古のレストランであるグリーヒェンバイスルラムソンのクリームスープを話題にしましたが、

毎年のことですが今年も至る所で見られます。

でも"花"ではありません。

 

ドイツ語ではBärlauch(ベアラウホ)、

学名ではAllium ursinumです。

日本語ではラムソンです。

クマニラとも呼ばれています。

 

ヒガンバナ科、ネギ属の多年草です。

 

大量に生育していて、周辺にはすぐそれとわかるニンニクのような強い香りを放ちます。

自然の中を歩いているとそばにいなくても匂いで周辺にあることがすぐにわかります。

 

一見ギョウジャニンニクに似ていますが別物でニラよりも葉の幅は広いです。

 

 

高さ20~50cm、開花時期は4~6月で、1~2cmぐらいの白い花を垂直に咲かせます。

葉はスズランに似ていて、濃い緑で、薄くまっすぐです。

葉をちぎってみるとニンニクの香りがすぐに漂います。

 

ラムソンは中石器時代からすでに葉の重要性を知って、人類が使っていたことがわかっていています。

 

ラムソンは花を咲かせてしまったら葉を食べるのにはもう遅いので、かなり早い時期から

葉を摘んでる地元の人を多く見かけます。

 

ウィーンの森、川沿い、緑豊かな水郷、茂み、落葉樹林地帯などに多く見られます。

 

写真は4月10日11:00頃 ウィーンの森の自然公園Sparbachで撮影したものです。

 

 

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 177(プリムラ/サクラソウ)

3月の最後の週からは日中初夏のような気温が続いていましたが、4月6日や4月7日などは日中の気温が10℃前後と寒さがぶり返しました。

冷たい風が強く吹き、特にベルヴェデーレ宮殿ではちょっと高い所にあるのでかなり寒く感じました。

ボダイジュも徐々に葉が緑になってきているにもかかわらずです。

この時期は季節を感じる花を多く話題にしていますが、今日のこの花も地元では人気がありますが、例年に比べて今年はかなり遅く登場することになりました。

 

ドイツ語でPrimeln(プリーメルン)、

学名ではPrimula vulgaris,

日本語ではプリムラとかサクラソウと呼ばれています。

 

サクラソウ科でサクラソウ属で、ほとんどが多年草です。

プリムラは栽培種が非常に多く、500種類以上と言われています。

 

原産は西、南ヨーロッパです。

開花時期は3月~4月、花は黄色や薄い黄色で、花の直径は3.5cmぐらいまででしょうか。

全体の高さは10cmぐらいととても低いです。

右の写真では薄紫も見られます。

 

 

花が美しいので栽培種も多いわけですが、こちらでは標高1500mぐらいまでの自然の中でもかなり見られます。

 

また、植えたものが時と共に自然にどんどん増えていくことが多いので、この時期公園や庭の至る所に準野生化(こういう言葉を使っていいかどうかわかりませんが・・・)した

プリムラをたくさん見ることができます。

 

左の写真では薄い黄色の定番なプリムラの所に紫のプリムラも見られます。確かめたわけではないのではっきりわかりませんが、これはおそらく何年か前に誰かがここに植えたものかもしれません。

 

薄い黄色のプリムラではなく、もっと色が濃い(例えば紫)園芸品種のプリムラを植え、時が経つにつれて、1枚目の写真に見られる薄い紫のように色がどんどん野生の黄色に近づいているのではないかと思います。

 

写真は2017年4月2日14:30頃、ハイリゲンシュタットのベートーヴェンの遺書の家の中庭に咲いていたものです。

 

 

右のプリムラは2017年4月10日 11:15

ウィーンの森の自然公園Sparbachで野生に咲いていたものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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稀な植物の園芸市 2017年(Raritätenbörse)

今年の冬は例年よりも遥かに寒かったで、花の咲き始めや木々が緑をつけるのが遅いと思います。

しかし、3月の終わりの週は25℃近くが毎日続き、突然春がやって来た印象です。

ウィーンは森の都ですから、やっぱり緑が多い方がウィーンらしいです。

ウィーンの街には多くの公園があり、ちょっと公園を歩くだけでも緑や花の状態が見られます。

これがやっと今咲いたんだな・・・とかこの木は緑がまだ少ないな・・など自然を観察できます。

 

さて、先日今年も恒例となったRaritätenböreに行って来ました。

 

 


 

今年で17回目を迎えたRaritätenbörseは植物、園芸に興味がある地元の人達で賑わう有名な園芸市です。

Raritäten (ラリテーテン)は、稀な、珍しい、骨とう品とかいう意味があり、Börseは証券取引、金融市場、さいふなどの意味があり、そこで私が勝手にこのタイトルに見られるように稀な植物の園芸市なんて名付けています。

 

ここでは普段のガーデンショップなどではあまり販売されていない、地元では手に入りにくく、こちらでは珍しく貴重な植物が実際にそれを販売している店舗や園芸の専門業者によって披露され、同時に販売されるという年1度のその世界では大きくポピュラーなイヴェントとなっています。

 

 


 

これが開かれている場所はベルヴェデーレ宮殿真横にあるBotanischer Gartenです。

この場所は個人的に好きな場所で、ウィーンの街中にもかかわらずウィーンの森にいるような雰囲気にさせてくれます。

今年からこのRaritätenbörseは入場料がかかるようになりました。このBotanischer Gartenを綺麗に使って欲しいという試みだそうです。

それでもたくさんの人が訪れていました。

 


 

敷地内には様々な店が並び、それぞれの場所には、それぞれの専門とする植物が展示されて、販売されています。その植物に対しての専門的な話や、育て方などの説明も聞くことができます。

植物にあまり興味がなくてもこの園芸市はおもしろいですよ。

右の写真の奥にはベルヴェデーレ宮殿が映っていますね。

このすぐ隣はベルヴェデーレ宮殿です。べルヴェデーレ宮殿は観光客で溢れていますが、ここは地元の人で溢れていて、全く空気が違うことがおもしろいです。

実際この日の午前中は私も観光でここに来て、グループの皆様に御案内をしました。

 

今年のこの園芸市は去年よりも8日早く4月7日~4月9日でした。

家内が植物が好きで詳しいのでうちは毎年ここに来るのを楽しみにしています。

今年もここで日本のユキワリソウを買いました。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 176(コブシ)

日中は初夏の気温に何日も続けて達しているウィーンの街は緑がどんどん増えていきます。

公園などで日光浴をしているたくさんの人が見られます。

日差しが強いですから気温が20℃を超えるだけでもかなり暑く感じます。

この連日の春の陽気の中で毎日仕事をしていて、私はもうかなり日焼けしてしまいました。

日も長く感じられるようになり、開放的な気持ちになります。

今日も春を感じる花をテーマにします。

 

これはドイツ語で Kobushi-Magnolie、

学名ではMagnolia kobus、日本語ではコブシで、モクレン科のモクレン属、落葉広葉樹の高木です。

 

開花時期は3月~4月で、花の色は白で、高さは5m~18mぐらいになります。

花の大きさは6cm~10cmぐらいでしょうか。

 

ハクモクレンによく似ていますが、ちょっと違います。

(ハクモクレンもモクレン科のモクレン属です)

ハクモクレンは花が咲く時期には葉がないですが、このコブシは葉があります。

 

またコブシの方がちょっと小さい花です。

でも写真に撮ったこのコブシの花はそんなに小さくはありありませんでした。

 

色こそは白である意味では地味な色ですが、たくさんの花をつけるので存在感があります。

 

 

 

 


 

コブシの原産は日本です。

北海道から九州に分布しています。

街路樹や庭木としての用途の他に、建築材や花は香水の原料にもなるそうです。

実はケルントナー通りにもコブシが植えられていますが、去年と違って今年は咲いてないような気がします。

 

こちらの写真は2017年3月29日 14:45頃市立公園で撮影したものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 175(ヒメリュウキンカ)

3月27日からの一週間は一気に春が訪れた感じです。毎日日中20℃を超えていて初夏の空気さえ感じます。

仕事もとても気持ちよくできますね。何と言ってもお客様も天気が良くて大喜びです。

逆に寒いことを想像して、厚手の衣類しか持って来なかった・・・暑いので薄手の服をウィーンで購入する方もいらっしゃいます。

花が咲き始め、緑が多くなっていく新緑の時期のウィーンはまた綺麗です。

この時期には多くの花が咲き始めますが、今日のこの小さな花も色々な所で見かけられます。

 

右の写真を見て下さい。

小さくて黄色い花がそこらじゅうに咲いています。

遠くから見ているとキバナセツブンソウのようにも見えるのですが、それよりも開花時期が遅いです。

 

これはドイツ語ではScharbockskraut

(シャルボックスクラウト)、

学名ではRanunculus ficaria,

日本ではヒメリュウキンカ(姫立金花)です。

 

キンポウゲ科でキンポウゲ属の多年草です。

 

 

 

 

開花時期は3月~5月、高さ5~15cm、光沢のある黄色い花を咲かせます。

葉は地面の低い所でかなり密集して見られ、ハート型でちょっとギザギザが入っています。

原産はヨーロッパで日本では園芸用として入って来たものが野生化したそうです。

 

ウィーンの街中の公園などには必ずと言っていい程見られ、また標高1400mぐらいまでの山地の林の中や森などにも野生のヒメリュウキンカがたくさん咲いています。

民家の庭などにも多く見られます。

 

 

写真は2017年3月28日 17:00頃中央墓地で撮影したものです。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 174(キケマン属)

今日から4月ですね。今週一気に春になったという感じがするウィーンの街で、日中は半袖で過ごせる気温です。今年は復活祭が4月16日と遅めで、また冬も寒かったですからタイミング的にちょうどいい気がします。

街中に見られる新緑も素敵で、マロニエのつぼみもどんどん大きくなってきています。

この春の時期は色々な花が咲きますが、このコーナーでも毎年ウィーンによく見られる特徴的な花を話題にしています。

毎年、もしくは数年ごとに時期特有の同じ花を話題にしていますが、季節を感じるものとして個人的にはそれでいいと思っていますし、同じ花でも撮影場所と時間が違いますからそれを過去のものと比較してみるのもおもしろいです。

今日のこの花はウィーンの森などに多く咲いているもので、街中ではあまり見られません。

 

こちらはドイツ語ではHohler Lerchensporn

(ホーラー・レルヒェンシュポルン)、

 

学名ではCorydalis cava、日本語では正確にわかりませんが、キケマン属です。

 

学名の通りで"コリダリス カヴァ"でもいいのかなと思います。

 

ケシ科、ケマンソウ亜科、キケマン属で、多年草で、たいてい大量に密集して咲いていて、ウィーンの森や郊外などの茂みのような所で見られます。

 

 

 

開花時期は3月~5月です。

高さは20cmぐらいまでで、垂直に花を咲かせます。

花の色は紫と白です。

花弁は10~20枚ぐらいです。

写真を見るとわかりますが、密集して大量に咲いています。

キケマン属は種類が多く、世界400種以上あると言われています。

日本でも20種類ぐらいはあるそうです。

このコリダリス カヴァは中央ヨーロッパや南ヨーロッパに多く分布していて、北へ行く程見られなくなります。

 

 

 

写真は2017年3月25日 16:00頃 TullnのSTARKLの庭で撮影したものです。

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 173(ベニバスモモ)

早いもので3月もほぼ終わりになりました。

先週3月26日の日曜日の夜中の2時に時計を1時間進めて3時にして、夏時間になりました。実際に夜中に起きて時計を進める人はいるかどうかわかりませんが、私は1時間損する・・・という感覚から前日の夜には時計を進めて感覚的に鳴らしています。

これで日本との時差は7時間になったわけで、もっと日が長く感じるようになりました。

朝方は寒いことが多いですが、日中は20℃近くになり、春の訪れを本格的に意識できます。

緑が多くなって花が咲き始めています。

今日は地元でも人気のあるこの時期の花をひとつ話題にします。

 

遠くから見ると桜のように見えて、花の色がピンクで葉が赤っぽいのでよく目立ちます。

 

これはドイツ語では一般的にBlutpflaume

(ブルートプフラウメ)、

学名でPrunus cerasifera、日本語では紅葉スモモ(ベニバスモモ)です。

バラ科のサクラ属です。

 

BlutpflaumeはKirschpflaume(Prunus cerasifera)の葉が赤いものを指し、Kirschpflaumeとの交配から生まれたもので、Blutpflaumeと呼ばれているほとんどが

Prunus cerasifera 'Nigra'に属するそうです。

Kirschpflaume はチェリー・プラムとかミロバランスモモとも呼ばれています。

 

Kirschpflaumeはケルト人達にすでに知られていました。

Kirschpflaume自体の原産はバルカンや中央アジアで、5~8mぐらいの高さです。

 

日本には古い時代に中国から来たそうですが、日本ではここまでピンク色になるものはおそらくないそうです。

(自分で調べたわけではないので自信がありません)

 

開花時期は3月でサクラよりも10日程早く開花し、サクラよりも小さめの花です。

花の大きさは1cm~2cmぐらいでしょうか。

高さは15mぐらいにまでになるものもあります。

 

花と一緒に濃い赤い葉が現れますが、最近のウィーンのBlutpflaumeは、この写真のように赤ではなく、緑が赤っぽく見える葉も多くあるような気がします。

ちなみにソメイヨシノは、花が散る頃に緑色の葉が出て来ます。

 

街路樹、公園、庭にとにかくよく見られ,こちらでは大変ポピュラーなこの時期の樹木です。

 

 

 

 

写真は2017年3月26日 16:00頃 Volksgarten(国民庭園)で撮影したものです。

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 172 (パンジーとヒナギク)

3月になってからシェーンブルン宮殿やベルヴェデーレ宮殿、王宮庭園のモーツァルト像のト音記号などにも花が植えられ始めました。今年の冬は寒かったので花の咲き方が例年と比べるとひと月は遅いと思います。

花が植えられ始めると冬の終わりを感じると同時に春の訪れを感じます。

日中も暖かい日が多くなり、街中のテラスも活気が出て開放的な気分になります。

この時期によく植えられる花と言えばここ何年もヒメサンシキスミレが多いですが、今年も同じような花です。

 

こちらは見ての通りベルヴェデーレ宮殿です。

2014年はパンジー、2015年、2016年はヒメサンシキスミレが植えられましたが、今年2017年はパンジーとヒナギクのコラボとなりました。

紫の花がパンジーで赤い花がヒナギクです。

 

パンジーはドイツ語でStiefmütterchenとか

Garten Stiefmütterchen,学名でViola wittrockiana,

スミレ科、スミレ属です。
1800年代北欧で鮮やかで大きなスミレを作るためにスミレやスミレ科から交配、交雑されて生まれたようです。

高さ20~30cmぐらい、色は交配が進み、赤、紫、オレンジ、スミレ色、黒など様々です。

 

 

日当たりがよく、排水がいい所でよく成長します。1年草ですが、最初の1年目は葉を茂らせて冬を越し、次の年に花を咲かせてその後枯れるのが一般的です。

スミレの仲間は世界に450種類ほどあるそうですが、現在の園芸品種は全て人為的な合成種です。

 

 

ヒナギクはドイツ語ではGänseblümchen、学名ではBellis perennis です。日本語の別名ではチョウメイギクとも言われています。キク科ヒナギク属(べリス属)で、基本的には多年草です。

原産はヨーロッパで、原種はうちは違いますが、雑草のように扱われていることが多いです。

日本には明治時代初期に入って来たそうです。

高さは10cm-20cmぐらい、開花時期は3月~5月、色は赤、白、ピンクがあります。

 

今年のこの色の組み合わせは素敵ですね。

 

 

写真は2枚共 2017年 3月11日 12:30頃にベルヴェデーレ宮殿で撮影したものです。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 171(ニオイガマズミ)

もう何回も書いていますが今年の冬は例年よりかなり寒かったため花が咲くのも通常より1ヶ月は遅いです。

3月に入って朝はまだ冷え込むものの日中はかなり暖かい日が多くなってきましたので、日に日にウィーンの街中の緑も多くなってきているのがわかります。カフェのテラスも出されて開放的な気分にさせてくれると同時に春の訪れを感じます。

前回はユキワリソウ/ミスミソウを話題にしましたが、今日のこの花もこの時期に多く見られます。

 

遠くから見ると桜のような色合いですが、こちらはドイツ語でDuftschneeball(ドゥフトシュネーバル)とかWinterschneeball(ヴィンターシュネーバル)と呼ばれています。

学名ではViburnum ×bodnantenseですが、

この写真のものはViburnum farreri かもしれません。

Viburnum ×bodnantenseは、Viburnum farreriとViburnum grandiflorumを掛け合わせた品種です。

 

日本ではニオイガマズミと呼ばれているでしょうか。

スイカズラ科ガマズミ属で、落葉低木です。

 

 

 


 

原産はヨーロッパで、高さ2.5~4mぐらいになり、幹から1mぐらいの長さでたくさんに枝分かれをしています。
開花時期は3月~4月で、ドイツ語の名前の通り雪のボールのようなかたまりにたくさんの花が咲いています。

つぼみは濃いピンクで、花が咲くにつれて白や種類によっては薄いピンクになり、とてもいい香りがします。

 

Zierpflanze(観賞用植物)として、公園や特に庭に好んで植えられています。

 

写真は3月16日 13:30頃に撮影したものです。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 170(ユキワリソウ / ミスミソウ)

今年の冬は例年よりもずっと寒かったので、春の訪れが少し遅いです。3月になって日中の気温は10℃~15℃ぐらいとなってきましたが、風がまだ冷たく日陰に行くと寒さを感じます。

街中の緑を観察すると、徐々に冬の色から緑が濃くなっていうのがわかります。

リンク道路などの木々にもたくさんのつぼみが見られます。

毎年この時期に春を感じさせてくれる花を話題にしていますが、今年はすでにキバナセツブンソウマツユキソウを紹介しました。

今日のこの花も地元ではとても人気がある花です。

 

 

こちらはドイツ語でLeberblümchen(レバーブリュームヒェン)、学名ではHepatica nobilis,

日本語ではミスミソウとかユキワリソウとも呼ばれています。

キンポゲ科、ミスミソウ属の多年草です。

高さ10cm~15cmぐらいで、場所によっては多く咲いているので遠くから見ると、一瞬スミレのように見えるのですが、全然違います。

 

ミスミソウは石灰地質の森や山中の林の中や茂みに多く見られ、ヨーロッパ、東アジア、北アメリカなどの北半球の温帯地帯に広く分布しています。

 

日本にも4種が自生しているそうです。

開花時期は3月~4月で、花の直径は1.5cm~3cmぐらい、花弁は6枚~9枚で紫や青紫が圧倒的に多く、極稀に白もあるようです。

 

 

こちらは日本のユキワリソウで、おそらくHepatica nobilis var. japonica でしょうか。

1枚目の写真で見た花の色と全く違いますね。

この写真では濃いピンクとその右に見られる赤っぽいものと2種類が見られます。

こちらではピンクのユキワリソウはまず見ることができません。

日本では本州の中部以西の山間地に多く生育しているそうです。

 

1枚目の写真は2017年3月5日13:00頃、2枚目の写真は3月8日15:00頃の撮影で、うちの庭に咲いているものです。

 

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 169(マツユキソウ)

今年の1月はとても寒かったため、花の咲き始めが例年よりも1ヶ月は遅いです。

ウィーンの街中を見ていると緑がまだまだ少ないことがわかり、シェーンブルン宮殿の庭園なども花を植える準備が3月初めにやっと始まりました。

毎年それぞれの時期に同じ花を多く話題にしていますが、撮影する場所が違いますし、季節感があっていいと思います。

今年最初の花としてキバナセツブンソウを話題にしましたが、今日のこの花もウィーンらしいこの時期の花です。

 


 

こちらはドイツ語でSchneeglöckchen(シュネーグレックヒェン)、学名でGalanthus nivalis,日本語でマツユキソウ(待雪草)です。

ヒガンバナ科でガランサス属(マツユキソウ属)で、スノードロップのひとつです。

Schneeglöckchenは20種類ほど存在します。

マツユキソウは春を告げる花のひとつとして知られる多年草で高さ5cm~20cm,葉は細く10cmぐらいで青っぽい緑です。

開花時期は2月~3月で白い花を下向きにぶら下がったようにつけますが、写真に見られるものは花がまだ開ききっていません。

花弁は6枚で、3枚が外側、3枚が内側で、内側の方が短くなっています。

遠くから見るとピーナッツのような形をしています。

Glöckchenは小さな鐘という直訳です。

 

原産は南ヨーロッパということですが、中央ヨーロッパでも多く見られ、ここウィーンではとてもポピュラーなこの時期の花で、公園や庭、茂みなどによく見られます。

 

 

2017年2月25日11:30頃の撮影でベルヴェデーレ宮殿横の植物庭園で自然に咲いていたものです。

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 168(キバナセツブンソウ)

今年の1月は例年と比べるととても寒く、朝は1月4日が一番気温が高く、それでも0℃、それ以外は全日マイナスでした。風も冷たい日が多かったですから体感的にはもっと寒く感じました。

2月に入って日中はプラスになり、先日2月23日は日中18℃まで上がりました。

徐々に春の兆しを感じます。

さて、今年最初のウィーンによく見られるこの時期の花を今日は取り上げます。

 


 

左上の写真では冬らしい地面に黄色い小さい花がいっぱい咲いています。

これはドイツ語でWinterling(ヴィンターリング)、学名でEranthis hyemalis、日本語ではキバナセツブンソウで

キンポウゲ科セツブンソウ属です。

オオバナキバナセツブンソウと呼ばれるかもしれません。

今年の冬は寒かったので、花が咲くのも少なくとも1ヶ月は遅いです。

2015年の時にはこの花はすでに1月半ばには咲いていました。

右上の写真ではまだ花は開いていませんね。

 

 

キバナセツブンソウは多年草で、高さ5cm~15cmぐらい、開花時期は2月~3月です。

たいていの場合花が出た後に、5~7つの部分に分かれた、花を円形に囲むような形で葉が出て来ます。

花は濃い黄色でつやがあり、2cm~4cmぐらいの幅で、花が開く前は右上の写真に見られるようにコップのような形をしています。

原産は南東ヨーロッパで、茂みや森などに多く見られます。

キバナセツブンソウは16世紀後半にはすでに薬草の本に登場しています。

 

このキバナセツブンソウは、2月26日の11:15頃,ベルヴェデーレ宮殿の隣にある植物庭園で撮影したものです。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 167(セイヨウマユミ)

去年もそうでしたが11月初め頃に朝の気温がその年初めてのマイナスになります。ウィーンも先日11月4日の朝が2016年夏以降の初めてのマイナスの日となりました。地球温暖化の影響で世界的に気候の変化が見られる中、ウィーンも数十年前のようにマイナス15~20℃などになることはありません。気温の変化が激しいため、暖かい日が続いても急に寒くなったりするため、植物などにも影響があります。

さて、今日は"ウィーンによく見られるこの時期の花"というタイトルではありますが、実際には花ではなく実を紹介します。これは咲いている時の花よりも"実"に特徴があるからです。

 

こちらはドイツ語で、Gewöhnlicher Spindelbaum (ゲヴェーンリヒャー・シュピンデルバウム)、Gewöhnlicher Spndelstrauch(ゲヴェーンリヒャー・シュピンデルシュトラウホ)もしくはPfaffenhütchen(プファッフェンヒュットゥヒェン)で、学名ではEuonymus europaeus、

日本語ではセイヨウマユミと呼ばれています。

ニシキギ科、ニシキギ属の落葉低木です。

 

開花時期は5月~6月であまり目立たない小さく薄い緑っぽい白い花を咲かせます。

右の写真では分かり難いですが、赤い特徴的な実をたくさんつけています。

 

 

 

 

原産はおそらくヨーロッパでしょうか。

高さは2~6mぐらいで、赤や少しピンク色で、4枚の花弁のように開いている中に大きな種が入っています。

これは大変毒性が強く、2006年に年間毒性植物に選ばれています。

 

特に中央ヨーロッパには多く見られますが、アイルランドやスウェーデンにも、また北スペインやシチリア、ギリシャにも多く見られます。

 

こちらでは森や川沿いなどに野生で生育しているのをよく見かけます。

写真はMarchfeldkanal (マルヒフェルトカナール)で、2016年10月31日15:30頃に撮影したものです。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 166 (サルスベリ)

10月に入り朝は冷え込むようになってきました。今年の夏は猛暑ではありませんでしたが、9月下旬から10月1日までは日中25℃前後と暑い日が続きこの時期にしては記録的でした。9月の終わりにもかかわらずドナウ河で泳いでいる人を多く見かけたぐらいで、水着を着て新ドナウの土手でのんびりしている人の姿を毎日見ました。

さて、今日はこの時期の花としてタイトルに相応しくない花をテーマにします。というのもこの花はウィーンの街中で見たことがないからです。

 


 

こちらはドイツ語ではLagerströmien (ラーガーシュトレーミエン)とか Kräuselmyrten(クロイゼルミルテン)と呼ばれていて、学名ではLagerstroemia indica、日本語ではサルスベリです。

ミソハギ科、サルスベリ属で、落葉中高木、原産は中国南部、日本には江戸時代に入って来たそうです。

Lagerstroemiaは1759年に植物学者のカール・フォン・リンネによって分類されていて、全体で50種類ぐらいはあるようです。熱帯、亜熱帯地方に分布し、寒さに強くはありませんので、ここの植えられているサルスベリが今年の冬を越せるのかどうかが心配です。それとも寒さが来る前に移し替えられるかもしれません。

 

 

 

開花時期は7月~10月で、花の色はピンク、赤、紫、白などがあります。高さは3m~10mぐらいとかなり高くなります。花弁は3cm~4cmぐらいでしょうか。一つ一つの花には6枚の花弁で、それらが縮れていて筒状です。

色が鮮やかで遠くから見ていても十分目立ちます。

 

 

街中では見ることがないと思いますが、観賞用として庭などに植えられているのを見たことがあります。

写真は全てアウトレットのパルンドルフで2016年9月15日 9:15頃撮影したものです。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 165 (イヌサフラン)

ウィーンは朝夕と日中の気温の差が大きくなっていて、街中の木々などがさらに秋の雰囲気を演出しています。

あとひと月半もすればクリスマス市が始まり、徐々に冬が近づいてくるのを感じます。街中に出ている焼き栗屋さんに寄って行く人も多く見かけます。

さて、今日はこの時期の花について話題にしましょう。

 

こちらはドイツ語でHerbstzeitlose (ヘルプストツァイトローゼ)、学名でColchicum autumnale、日本語ではイヌサフランとか学名の通りコルチカムとも呼ばれています。

Herbstはドイツ語では"秋"という意味です。

 

ユリ科(イヌサフラン科)でイヌサフラン属の多年草です。

 

原産は中央ヨーロッパで、ヨーロッパ中南部や北アフリカにも分布しています。

 

コルチカムは全部で約60種類ぐらいある球根植物です。

 

 


 

開花時期は9月~10月で、花の色はピンクが一般的ですが、紫や青紫などもあります。

花の長さは3cm~5cmぐらいで、高さは25cmぐらい、花弁は6枚で、花が咲くころには葉はなくなっています。

遠くから見るとクロッカスのような雰囲気です。

こちらでは湿った草原地帯に多く見ることができます。

 

イヌサフランは猛毒で、食べると呼吸困難となり死に至ることもあります。日本でも2014年、2015年に実際にこれを食べたことで死亡した例があります。

 

こちらでは自然の草原のような緑地帯によく見られ、たいていまとまって咲いています。写真はベルヴェデーレ宮殿横にある植物庭園に野生で咲いているもので、2016年9月9日11:45頃の撮影です。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 164(セイタカアワダチソウ)

9月に入って新年度が始まりました。ウィーンは9月5日から学校が始まっていて、国立オペラ座も9月4日プッチーニのトゥーランドットで幕開けとなり、初日から多くの人が訪れました。それぞれが夏休みを楽しんで通常の生活が戻って来たウィーンの街です。観光でもたくさんの方がウィーンに来ています。昨日のシェーンブルン宮殿も例によって長い行列ができていました。この時期でも日中は30℃に達する気温で暑い日が続いていて、街中を歩けば真夏のような雰囲気で多くの人がアイスを食べていたり、日陰でくつろいでいます。

さて、前回野生のシクラメンについて書いてから花の話題が遠ざかっていたので今日はちょっとした花をテーマにしたいと思います。

 

こちらはドイツ語でGoldrute(ゴルトルーテ)、

学名ではSolidago 、日本ではセイタカアワダチソウと呼ばれているものです。

 

キク科のアキノキリンソウ属で多年草です。 アキノキリンソウ属は100種類程あり、原産は北アメリカです。

 

日本には明治時代末期に園芸目的で持ち込まれたそうで、北海道の一部から沖縄まで全国的に見られるようです。

 

セイタカアワダチソウという名は、背が高く、花が泡立っているように見えることから来ているそうです。

 

こちらに多く見られるセイタカアワダチソウはおそらくKanadische Goldrute

(カナーディッシェ ゴルトルーテ)、

学名ではSolidago canadensis だと思います。

 

開花時期は7月~10月、高さは50cm~2.5mぐらいになります。上の写真は人間の身長よりもはるかに高いです。

 

花の色は黄色で、5mmぐらいの花がたくさん棒状のように、それが時として垂直に、または垂れ下がって咲いています。

大量に黄色の花を咲かせるので遠くからでもハッキリわかります。

 

 

葉は7cm~15cmぐらいで、葉の先端に向かってギザギザしている特徴があります。

セイタカアワダチソウはヨーロッパでは記録としては1644年以来から確認できます。

自然の中でもたくさん見られ、庭などにも多く咲いています。

うちの庭にも時と共に自然に咲いているセイタカアワダチソウがいくつかあります。

 

今日紹介したセイタカアワダチソウはかなり前の2016年8月3日16:40頃、ヴァッハウ渓谷Spitzにあるヒンターハウスの古城付近で撮影したものです。

 

現在でもセイタカアワダチソウはまだまだ多く咲いているのが見られます。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 163 (野生のシクラメン)

暑い日もまだまだ多いですが自然を観察すると夏も終わりに近づいていることがわかります。休暇から多くの人が戻って来て、街中は交通量が多くなり普段の生活が始まっていて、新年度の準備をしています。

夏の終わりを告げる花として自然の中で見られるシクラメンを今年も話題にしたいと思います。

 

こちらは今年最初に見た野生で咲いているシクラメンです。

ドイツ語でEuropäisches AlpenveilchenとかWildes Alpenveilchenとか、Zyklamen とも呼ばれ、学名はCyclamen purpurascens,シクラメン・プルプラセンスとかアキザキシクラメンとも日本語で呼ばれているでしょうか。

サクラソウ科のシクラメン属です。

 

シクラメンと言えば鉢に入った大きいCyclamen persicumが一般的かもしれません。赤、白、紫、ピンクなどの色があります。

これは高さ40cmぐらいで、この種類の原産は地中海沿岸のトルコ、イスラエル界隈(小アジア)とされていて、ヨーロッパには17世紀頃に入って来ました。それが品種改良されて日本には明治時代末期に入って来たようです。

Cyclamen はギリシャ語の「cyklos(円)」からきているそうです。

 

この写真のシクラメンはHagenbachklammで2016年7月9日 17:00頃撮影したもので、7月の始めでもうシクラメンを見るとは思いませんでした。

 

この野生のシクラメンの原産はヨーロッパで、南アルプス、オーストリアを含む東アルプスからバルカンまでの石灰質の地質で陰になる所を好み、標高2000mぐらいまで見ることができます。

最もヨーロッパアルプスの大部分は石灰岩アルプスですね。

 



 

上の4枚の写真は2016年8月3日 16:45頃、ヴァッハウ渓谷Spitzのヒンターハウスの廃墟のお城に上る途中で撮影したものでもちろん野生で咲いていたものです。

 


 

上の2枚は2016年8月6日 17:35頃の撮影でSchneeberg (シュネーベルク)が間近に見られるPuchbergのLosenheimで野生で咲いていたシクラメンです。

 

 

こちらは2016年8月9日 13:15頃の撮影、FrankenfelsにあるNixhöhleに行く途中に野生で咲いていたものです。

 

 

こちらは2016年8月17日 17:05頃の撮影で、ウィーン23区のMaurer WaldのKalksburg周辺に野生で咲いていたものです。

 

高さは5cm~15cmぐらいとかなり小さく、ハート型の葉で、葉の中央は濃い緑、外側に白い斑点模様が見られ、

花の色は薄紫からピンクで、開花時期は8月中旬~9月です。

 

今日は色々な場所で咲いていた野生のシクラメンを紹介しました。

オーストリアではこの時期に多くのシクラメンを自然の中で見ることができます。

このシクラメンが咲くと、夏の終わりを告げます。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 162 (ネムノキ)

今年の夏は去年と比べると猛暑日が少なく、35℃を超えた日はたった一度ありました。暑い日が何日も続いた後は天気が崩れて曇りや雨が降る日が数日続く・・・そんな繰り返しのような気がします。こちらの気候は梅雨がないとはいえ、日差しは日本よりも強いので20℃そこそこでも直射日光の下にいるとかなり暑く感じます。

さて、今日はこの時期よく見られる花を話題にします。

 

こちらはドイツ語でSeidenbaum(ザイデンバウム),

学名ではAlbizia julibrissin、日本ではネムノキです。

 

マメ科でネムノキ属の落葉高木です。

 

ヨーロッパには18世紀に、フィレンツェ出身のAlbizziによってもたらされましたので、彼の名が学名になっています。日本では本州から沖縄にかけて見られるそうで、

四国、九州などで自生しているのもあります。

またイランから東中国にかけても広く分布しています。

 
ネムノキ属は熱帯地域に150種類ほど分布しているそうですが、特にこのネムノキは耐寒性があり、温帯地域でも広く栽培され、-15℃ぐらいまで大丈夫だそうです。

高さは6m~10mぐらいになりま、芽吹くのは比較的遅いですが、他の木と比べると成長は速いです。

 

幹はほぼ真っすぐですが、そこから上はかなりランダムに枝分かれして個性あるシルエットになります。そのため葉の部分は広がっているのもあれば狭いものもあります。

日当たりのいい所に多く植えられています。

 

右の写真では花がオレンジっぽく見えますが、この日はいい天気で暑い日でしたので太陽光線の関係でしょうか。

実際にはもっとピンク色をしています。

花自体はそんなに大きくはないですが、たくさんの花が咲いているため遠くからでもよく目立ちます。

 

 

開花時期は6月~8月で、薄い紅色の花が枝先に10数個集まって咲きます。長く伸びた糸状のものは雄しべです。

桃のような甘い香りがします。

 

葉は20cm~30cmとかなり長く、オジギソウの葉によく似ています。オジギソウは触ると葉を閉じますが、ネムノキは夜になると自ら葉を閉じます。そこからネムノキと言われています。

花が咲いた後には7cm~12cmぐらいの豆果をつけます。

 

こちらでは観賞用としてよく植えられています。

写真は2016年8月2日 16:45頃、ヒルシュシュテッテン花壇庭園で撮影しました。

 

春のヒルシュシュテッテン花壇庭園またヒルシュシュテッテンの花壇庭園に行ったではいくつかの写真を掲載していますので興味ある方は御覧下さい。

 

 

 

 

 

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フサフジウツギとノウゼンカズラ

ウィーンの夏は35℃を超える暑い日もあれば、23℃~25℃前後の快適な日もあります。

今年は35℃はまだ超えていませんが30℃を超えた日はすでに 日あります。

暑い日が何日か続くとたいていGewitterという雷を伴った激しい雨が降り、気温が下がります。

暑い日と過ごし易い日が何日か連続で交互にやって来る気がします。

晴天ばかり続くと植物などにも影響がでますので、時には雨だって必要です。

この夏の時期に咲く花は限られていますが、7月の半ばと7月の終わり頃にウィーンによく見られるこの時期の花 160でフサフジウツギを、ウィーンによく見られるこの時期の花 161ではアメリカノウゼンカズラについて書きました。

この2つの花はこの夏の時期非常にポピュラーな花として毎年街中にたくさん見られるわけですが、通勤途中によく通るこの場所にはこの2つが並んでに咲いています。

 


 

手前のオレンジの花がTrompetenblumen (トロンペーテンブルーメン)、またはKlettertrompeteとかTrompetenwindenなどと呼ばれているノウゼンカズラで学名ではCampsisです。

その左隣に見える紫とさらにその奥に見える白い花がSommerflieder (ゾンマーフリーダー) とか、Schmetterlingsstrauch(シュメッターリングスシュトラウホ)とか呼ばれているフサフジウツギで、学名ではBuddleja davidii です。

 

ここは朝仕事に行く時によく通る道で、庭付き一戸建ての家が多く並んでいます。

それぞれの庭は個性があってよく手入れされています。花が咲く時期には偶然でしょうが同じような花が多くの庭に見られます。

このような庭がある地域をちょっと散策すると、地元の人が好んで植えている植物の傾向などが自然とわかってきます。

 

写真に見られるこの庭では、ノウゼンカズラのオレンジ、フサフジウツギの紫と白という組み合わせで、人気があるこれらの花ですがこのように3つそろって同時に見られる所はそう多くはありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

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花のねこ(Blumenkatze)  2016年

先日DIE GARTEN TULLNを話題にしましたが、うちはこのTullnという街には年間を通してよく出かけます。

Tulln(トゥルン)はオーストリア郊外によくあるこじんまりとした美しい小さい街で、人口16.000、ドナウ河沿いに位置しています。

このTullnの郊外にはPRASKAC  Pflanzenland  Tulln (プラスカス プフランツェンラント)という 地元で有名なガーデンショップがあります。

15.000m²の店の広さ、2500以上の様々な植物を栽培し、その場でもちろん購入できますし、カタログ購入も可能です。植物だけでなく、ガーデニング関係の物や石、灯篭、庭に置く椅子やテーブルなども販売しています。

うちはここによく行くのでそのついでにとくTullnの街を楽しんだり、ドナウ河沿いを散策したりしています。

 

今年もこのPRASKACにある名物"花のねこ"を話題にします。

 

 

今年のBlumenkatze(ブルーメンカッツェ)...花のねこはこんな感じです。

この花のねこは正式にはPRASKATZ (プラスカッツ)といいます。

毎年飾られる花が違っているので、形は一緒でも色合いが少し違います。

PRASKATZ 2013年PRASKATZ 2014年PRASKATZ 2015年 と比較してみて下さい。

 

PRASKAC はこの花のねこを最初から作る計画をしていました。

当初は紙でプランを考え、その後に合計12トンにもおよぶ鋼鉄をねこのフォームに組み立てました。

高さ約9mの骨組みに、12.000の花を飾り、猫の形を形成しています。

この猫のデザインに地元子供達の募集が行われ、100のアイデアを参考にして生まれたそうです。

たくさんの花が飾られているわけですが、もちろんその花が必要な水が与えられるように水まわりも中に設置されています。

 

ここはTullnの街の中心部からはかなり離れた所にあるので、車がなければ不便ですが花のねこもさることながらこのPRASKACには普通のガーデニングショップでは見られないようなものも多く置かれています。

 

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 161 (アメリカノウゼンカズラ)

ウィーンの今年の夏は去年の夏と比べると30℃を超える日が少ないですが、湿気を感じられる日が多く、また一時的な強い雨がよく降ってきます。

暑い晴天が何日か続くと大気のバランスが崩れて必ず雷を伴った強い雨が降り、その後は少し涼しくなって雲が多い日が少し続いたかた思うと、その後また30℃前後という暑くていい天気になることを繰り返しています。

そもそもオーストリアはヨーロッパアルプスを大きく横たえて持っている国ですから雲の動きも複雑です。

 

さて、今日は毎年話題にしているこの時期非常にポピュラーな花を今年も取り上げます。

 

こちらはドイツ語でTrompetenblumen (トロンペーテンブルーメン)、またはKlettertrompeteとかTrompetenwindenなどと呼ばれています。

日本語ではノウゼンカズラです。

学名ではCampsis 、ノウゼンカズラ科のノウゼンカズラ属で、落葉性でつる性です。

写真のものはCampsis radicans ですので、ドイツ語ではAmerikanische Klettertrompete、日本語だとアメリカノウゼンカズラです。北アメリカ東部が原産で、日本には大正時代末期ヨーロッパには観賞用として17世紀に入って来ました。

日本語のノウゼンカズラ はCampsis grandifloraで中国が原産、日本へは平安時代に入って来たそうです。

 

ノウゼンカズラ属のほとんどがノウゼンカズラ、アメリカノウゼンカズラそしてそれらの交配種からなるようです。

ドイツ語のTrompetenはトランペットで、花の形がラッパに似ていることからそう呼ばれています。

 

 


 

開花時期は7月~9月で、高さは2m~5m、花の直径は6cm~10cmぐらいです。

オレンジ色のラッパ状の花をたくさん咲かせます。

雨や風が強い時などは花が落ちやすいく、花に香りがないのも特徴です。

 

右の写真は黄色のアメリカノウゼンカズラで、Campsis radicans 'Flava' と学名で呼ばれています。

こちらでは観賞用として非常に人気があり、民家の庭にこの時期多く見られます。

オレンジや赤みがかったノウゼンカズラが圧倒的に多く見られますが、黄色も素敵です。

 

写真は全て2016年7月4日 15:20頃 DIE GARTEN TULLNで撮影しました。

 

 

 

 

 

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DIE GARTEN TULLN (トゥルン庭園)

ウィーンは"森の都"ともよく形容される通り、ヨーロッパの街では街の広さに対して緑の比率が最も高い街で、この街に来た方はウィーンは緑が多いことにすぐに気づくはずです。

中心のリンク道路沿いだけでも5つも公園や庭園があり、外側にはシェーンブルン宮殿やプラター公園、多くの公園や街路樹が存在しています。

またここでもよく話題に取り上げるヒルシュシュテッテン花壇庭園植物庭園など多くの専門的な公園もありますが、その大きなウィーンの街の緑を囲む、もっと大きなウィーンの森があるわけです。

緑が多いということは街も美しく見えますし、空気もきれいで心も落ち着きます。

 

私は個人的に時間がある時には色々な所に家族と出かけてますが、今日テーマにするここもうちのお気に入りのスポットです。

 

ウィーンから西側に車で40km程走ったドナウ河沿いにTulln (トゥルン)という街があり、

ここはエゴン・シーレが生まれた街で花が多いことで地元でも知られています。

うちもよく行く大きなガーデンショップの

PRASKACもここにあり、有名な花のねこがあります。

このTullnの街には"DIE GARTEN TULLN"という地元で知られた植物庭園があります。

Die GARTEN TULLNはNiederösterreichが2年の歳月をかけて2008年4月にオープンさせた大きな庭園で大きく2つの部分に分かれています。

ひとつは7ヘクタールの広さに64の様々な異なったスタイルの庭園部分で、右の案内図ではオレンジの散策路が示されている所です。

もうひとつは45ヘクタールもある森の部分で、案内図では上の川が流れている所です。

この森の部分は庭園からそのままアクセスできるようになっていて、庭園内とは思えない自然に触れられます。

 

 


 

インフォセンターを抜けて庭園に入るとすぐに池があり、そこにはカフェテリアがあります。

この入口辺りは見通しがよくなっていますが、ずっと奥に向かって庭園が広がっています。

 

64の個々の庭園はそれぞれテーマが決まっていて、どれも個性あるものばかりでセンス抜群です。

右上の写真は一見箱のような所に植物が植えられていますが、これ実はカーポートなんです。

下の砂利の所に赤い車が埋められているのが見えますか?

カーポートの屋根をこのように植物で覆うということですね。

 


 

左はよく地元の庭などでも見かける直物のアーチで通路を植物で覆わせます。

庭の入口にバラとかつる性の植物をアーチに覆わせているのをよく見かけます。

右は自然の庭です。

 


 

いつかまた話題にしますが、ここには展望台も作られていて30mの高さまで階段とエレベーターで上ることができます。

左の写真にはその展望台が奥に見られますが、手前のアジサイが見事に咲いています。

右側はちょっとした池が配置された庭です。

 


 

ここには日本庭園も造られています。

左の写真は石庭で、この庭はちゃんと通り抜けできるようになっていて、風情があります。

右は展望台をちょっと近くで眺めています。

 

それぞれの庭は個性があるので全く飽きることなく散策を楽しめ、それぞれ雰囲気が全然違います。

また庭造りの豊富なアイデアに驚かされます。

庭園ですがもちろん数えきれない花も植えられていてしっかり学名でも記されています。

数日前に紹介したフサフジウツギはここに咲いていたものです。

 

子供が楽しめる遊び場も一角に作られていて、家族連れからのんびりひとりで散策している年配の方まで様々な人が訪れていて、十分一日を過ごすことができます。

 

 

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 160 (フサフジウツギ)

先週は涼しい日が多く、オーストリアの西側などは雨続きでウィーンも青空はあまり見られませんでした。

でも7月はすでに30℃を超える暑い日も多く、そんな時の徒歩観光はお客様にとってはかなりきつい観光となるようです。

暑いと疲れ方も違いますね。

私は毎日仕事で歩いているので慣れていますが、普段あまり歩かない方にとっては中心部を1時間ぐらい歩くだけで疲れてしまう方も多くいらっしゃいます。

ヨーロッパの都市観光はバスの規制なども多く、歩くことが多いですし、ウィーンだってリンクの内側も徒歩でなければ見られない所ばかりです。

ウィーンの中心部(リンクの内側)はオペラ座裏のアルベルティーナを除きバスが入れません。

ちなみにアルベルティーナに入るためには私、国家ガイドが所有しているEinfahrtsgenehmigungという許可証が必要ですから、これがなければ入ることができません。

 

このアルベルティーナに入ると前回話題にした黄色いモクゲンジがかなり目立って咲いていますが、今日は紫色のこの時期定番の花です。

 

こちらはドイツ語でSommerflieder (ゾンマーフリーダー) とか、Schmetterlingsstrauch(シュメッターリングスシュトラウホ)とか呼ばれています。

 

学名ではBuddleja davidii 、日本語ではフサフジウツギです。

 

この写真のものは特に'Dart's Pappilon Bleu'という名がついています。

フジウツギ科でフジウツギ属です。

フジウツギ属は世界には約100種ほどあるそうです。

 

 

 

原産は東アジア(おそらく中国)で、日本には明治時代にヨーロッパで改良されたものが入って来たそうです。

高さは4mぐらいまでで、開花時期は7月~9月です。

濃い紫、薄い紫色が非常にポピュラーですが、赤っぽいものやまれに白もあります。

 

ひとつひとつの花は1cmぐらいで、全体で円錐状に密集して咲き、長さは10cm~30cmぐらいで、先が垂れ下がったように咲いています。

こちらではZierpflantze (観賞用)として、庭や公園などに多く見られます。

 

ドイツ語の"ゾンマーフリーダー"を日本語にして夏ライラックなんていう名になりそうです。

 

でも春に咲くウィーンでもたくさん見られるライラックとは違いますが、よく似ています。

ウィーンによく見られるこの時期の花143(ライラック)も見て下さい。

 

写真のSommerfliederは2016年7月4日15:15頃、DIE GARTEN TULLNで撮影したものです。

 

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花  159  (カンパニュラ)

7月に入ると咲く花も春と比べるとぐっと少なくなり、限られてきますが、それでも自然を観察すれば色々な花が咲いています。

このウィーンこぼれ話のコーナーでは御存知の通り花の話題も多く登場していますが、四季を感じるものとして、またウィーンは森の都と言われ緑がとても多い街ですから花も話題にしたくなります。

花は開花時期があるので、毎年同じような時期に同じ花が話題になりますが、同じ花でも別の場所に植えられていたり自生したりしているものを撮影しているので毎年異なっています。

 

前回は黄色いモクゲンジについて書きましたが今日は紫です。

 

こちらはドイツ語ではGlockenblume,

学名ではCampanula,

日本語では総称してカンパニュラです。

キキョウ科のホタルブクロ属、カンパニュラは総称で、ほとんどが多年草です。

種類が非常に多く300~500種類程と言われています。

写真のものはおそらくAcker-Glockenblume

(アッカ-グロッケンブルーメ)・・・

Campanula rapunculoides

(カンパニュラ・ラプンクロイデス)はないかと思います。(確かではありません)

そうだとすれば日本語ではハタザオキキョウということになります。


 

カンパニュラ自体は北半球に広く分布していますが、原産はヨーロッパで、日本には大正時代に園芸用として入って来たようです。

このハタザオキキョウもヨーロッパ原産です。

 

開花時期は5月~9月で、花の色は紫が圧倒的に多いですが、白やピンクっぽいものもあります。

大きさは1.5cm~2cmぐらいでしょうか。

 

高さは10cm~50cmぐらいが多いと思いますが、種類によっては150cmぐらいのものもあります。

釣鐘型の花を2つ~8つぐらい咲かせますが、種類によっては数十輪咲かせるのもあります。

 

 

草原、森、岩などがある地域など標高2000mぐらいまでに見られますが、観賞用としても人気がありますので、庭や公園などにもたくさん見られます。

 

写真は2016年6月29日 11:20頃 Botanischer Gartenで撮影したものです。

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 158 (モクゲンジ)

ウィーンは休暇シーズンに入りました。

7月、8月は休暇シーズンで地元の人が多く地元を留守にする時です。

学校も長い夏休みですから、親御さん達もそれに合わせて休暇を取り家族で出かける方が非常に多いです。

ドイツ語で休暇は"Urlaub" (ウアラウプ)と言います。

ウィーンの街は地元の人が少なくなっても、逆にヨーロッパからや日本の皆さん、世界から多くの人が訪れてくれますので観光客の姿が多く目立つ時でもあります。

 

今日は毎年この時期に話題にしている黄色い花を今年も登場させたいと思います。

 


 

ドイツ語ではBlasenesche(ブラーゼンエッシェ)とかBlasenbaum (ブラーゼンバウム)とも呼ばれ、

学名でKoelreuteria paniculata、日本語ではモクゲンジです。

ムクロジ科のモクゲンジ属で、落葉高木です。

 

 

 

原産は南東アジアで、おそらく中国かもしれませんが、日本でも日本海側に見られます。

背丈も高く、黄色い花をたくさん咲かせるので、遠くから見てもハッキリわかります。

上の2枚の写真はウィーンのそれぞれ別の場所に咲いているモクゲンジです。

左が国立オペラ座のすぐ裏、カフェ・ティローラーホーフの前に咲いているもので、2016年6月23日 13:45頃、

右はシェーンブルン宮殿正門の大通りを渡った所に咲いているもので、2016年6月29日 9:40頃の撮影です。

 

 


 

開花時期は6月中旬~7月で、花は1cmぐらいの幅で50cmぐらいの円錐状に黄色い花をたくさんつけます。

高さは15mぐらいまでで遠くからでも十分目立ち、ものによっては枝が横の方に伸びているのもあり、全体で見える形は不揃いであることが多いです。

葉は20~35cmぐらいでしょうか。


花が咲いた後には、袋のような実がたくさん見られます。

モクゲンジは中央ヨーロッパに1750年に原産地から入って来ました。

本来暖かい気候に適しているにも関わらず、こちらヨーロッパの冬にも十分耐えられます。

ムクロジ科は2000種類以上あるようですが、このモクゲンジだけが唯一中央ヨーロッパで観賞用として用いられています。

 

ウィーンの街中ではこのモクゲンジが観賞用として広場、公園、街路樹など多くの所で見ることができます。

 

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 157 (ボダイジュ)

早いもので今日から7月です。

昨日も書きましたが今年は6月23日に初めて日中の気温が30℃を超え、続く24日、25日も30℃を超えました。

日差しが日本よりも強いので30℃を超えるとかなりきついです。

湿気が少ないですから不快感を伴う暑さとは違うので、日陰に行くとかなり快適です。

その後Gewitterが来て、雷を伴うものすごい強い雨が26日の1:00頃から降り出しました。

その時オーストリアでは稲光や雷が24時間で40.000回近くも観測されました。

その後また暑くなり、昨日の夜は雨が多く降って来ましたが今日はいい天気な穏やかな青空の朝です。

 

さて、今日はこちらで大変ポピュラーな、そしてどこにでも見られる街路樹についてです。

 

 

こちらはウィーンの3大街路樹のひとつとも言われるボダイジュです。

日本からいらっしゃるお客様の中にはボダイジュを見たことがない方が意外と多いんですね。

 

ドイツ語では、Linde (リンデ), 学名ではTilia です。

シナノキ科のシナノキ属で、落葉高木です。

 

ボダイジュは45種類ぐらいあるそうですが、

Sommer Linde(ナツボダイジュ)・・・Tilia platyphyllos

Winter Linde(フユボダイジュ)・・・Tilia cordata

Silber Linde (ギンヨウボダイジュ)・・・Tilia tomentosa

などがよく見られます。

ナツボダイジュはセイヨウボダイジュとも言われ学名で

フユボダイジュはです。

 

ボダイジュは中国が原産ですが、ナツボダイジュはヨーロッパ中央、南部が原産で、フユボダイジュも同じくヨーロッパ原産です。


 

開花時期は6月で、高さは15m~40mぐらいで花の色は黄色っぽい白でいい香りです。

葉はハート型をしていて7cm~12cmぐらいでしょうか。

薄い緑の細長い葉が出てそこから実のようなつぼみが出てそれが開いて黄色っぽい細かい花がたくさん咲きます。

細長い葉と書きましたが、実際には細長い葉から実までの部分がボダイジュの「花」となっています。

遠くから見ると緑と黄色の2色が混ざったように見えます。

 

ナツボダイジュとフユボダイジュの違いのひとつは、花を咲かせる実の数が違っていて、

夏ボダイジュは、一枚から2~6個、冬ボダイジュは4~12個あります。

 

写真は2016年6月19日14:30頃、ベルヴェデーレ宮殿で撮影したものです。

花の数から言っておそらくフユボダイジュか、セイヨウシナノキでしょうか。

セイヨウシナノキはドイツ語ではHolländische Linde・・・学名でTilia × europaeaと呼ばれ、ナツボダイジュとフユボダイジュの自然交配種で、ヨーロッパでは古くから植えられていて、街路樹や公園などに多く見られます。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 156 (アメリカキササゲ)

ウィーンは今年になって初めて日中30℃を超えました。

例年と比べると遅いと思いますが、冬が寒くなく、夏もそこまで暑くなく・・・というのが今年の気温の傾向のような気がします。

学校も年度末に近づき、まもなく休暇シーズンに入ります。

こちらは日差しが強いので太陽の下にいるとかなり暑く感じますから、半袖で日中過ごせるぐらいの陽気になれば"夏"と言ってもいいでしょうか。

そういう意味ではこちらは夏が長いのではないかと思います。

 

この時期に咲く花がかなり限られてきていますが、逆に特徴的でもあるわけで、今日はそのひとつです。

 

こちらはドイツ語でTrompetenbaum(トロンペーテンバウム),

学名ではCatalpa bignonioides,日本ではアメリカキササゲ

 

(アメリカ木大角豆)です。

 

ノウゼンカズラ科のキササゲ属で、落葉高木です。

原産は北アメリカの南東で、ヨーロッパには18世紀の前半1726年にイギリスの自然歴史家のMark Catesbyよってもたらされました。

日本には明治時代末期に入って来たそうです。

 

乳白色の白い特徴的な形の花をたくさん咲かせ、背丈もかなり高くなることから遠くからでもよく目立ちます。

ドイツ語の名前である"Trompeten"はトランペットという意味で、花がラッパの形のような釣鐘状になっています。

また実である細長い莢(さや)がぶら下がっているのも特徴です。

 

 

 

 

開花時期は6月~7月で、何となくマロニエを思わせるかのように、垂直上に3cm~5cmぐらいの釣鐘型の白い花をたくさん咲かせます。

でも近くで見るとわかりますが、色合いは白のマロニエのようですが、マロニエとは全く違う形をしています。

近縁種のキササゲよりこちらの方が花が大きく、美しいと思います。

花弁の内側には黄色のすじと紫色の斑点があります。

葉、樹皮、果実は薬用にも利用されます。

 

全体の高さ20mぐらいまでになり、葉は10cm~20cmで幅が広いハート型です。

 

 

 

こちらでは観賞用として公園や庭などによく見られます。

写真は2016年6月17日 15:30頃、家の近くで撮影したものです。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 155 (マルバウツギ)

年間を通して仕事をしているとお客様から様々な質問を受けます。

その中で街中に咲いている植物の質問をされる方がかなり多いんですね。

ウィーンの緯度は日本よりも高いですから見られる花や木々なども同じものもあれば違っているものもたくさんあるわけです。

また家内も植物に詳しいこともあり、このコーナーに花のテーマも設けています。

個人的に四季を感じるひとつのものとしていいのかなと思っています。

 

ウィーンによく見られるこの時期の花として最近セイヨウバイカウツギハシドイなどの白い花を話題にしましたが、もひとつ日本原産の白い花を取り上げたいと思います。

 

こちらはドイツ語ではRaue Deutzie,学名ではDeutzia scabra、

日本語ではマルバウツギとかツクシウツギと呼ばれています。

アジサイ科、ウツギ属の落葉低木です。

原産は日本の本州の西側、九州、四国です。

全体的にかなり広がって枝を色々な方向に伸ばすように咲き、白い花が密集して咲きます。

 

開花時期は5月~6月で、白い花が細かく立つように咲きます。

日本でのマルバウツギとは学名がいっしょでもちょっと違うように見えます。

花の咲く部分は6cm~12cmぐらいでしょうか。

花ひとつは1.5cm~2cmぐらいの幅です。

全体的な高さは2.5m~3mぐらいでしょうか。

 

 


 

学名の"scabra"はドイツ語では"rau"(=rauh)とか"krätzig"で、ザラザラした、

ガリガリした・・・なんて意味があります。

 

こちらでは観賞用としてよく植えられています。

 

写真は2016年6月3日11:30頃 Botanischer Gartenで撮影したものです。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 154 (ハシドイ)

日中の日差しが強いウィーンです。

夏至に向けて日が長くなり、地元の人達は一日を有意義に過ごしています。

先日は梅の花に似たセイヨウバイカウツギという白い花を紹介しましたが、今回は背丈がある白い花です。

こちらはドイツ語で

Amur-Flieder

(アムーア・フリーダー)、

学名ではSyringa reticulata

日本語ではハシドイです。

モクセイ科、ハシドイ属で落葉性高木です。

これに関しては厳密に学名では

Syringa reticulata var.amurensisです。

"Syringa"と言うと色が綺麗な

ライラック (ムラサキハシドイ)

・・・Syringa vulgarisを思い浮かべます。

実際にライラックと同属ですが、ライラックよりも遥かに高く10m以上になります。

日本を始め、韓国、中国、モンゴルやロシアの東などに自生しています。

学名からすればマンシュウハシドイと言っていいでしょうか。

 

開花時期は6月~7月で、真っ白な白い花をたくさんつけます。

花径は5mmぐらいと細かく、全体的には円錐形のような形になるので遠くから見ると大きなライラックが

咲いているように見えます。

時間が経つと花は黄色味を帯びるので白と黄色の2色が混在しているように見えます。

葉は卵の形をしていて、向かい合って生えています。

 

 

実際ライラックのようなハッキリした三角錐ではありませんが、花はライラックに非常によく似ています。

花はライラック同様に香りを放ちます。

日本では北海道、本州、四国、九州と自然の中で見られるようですが、このタイプとは少し違っているかもしれません。

こちらでは観賞用として植えられています。

 

写真は2016年6月3日 11:30頃Botanischer Gartenで撮影しました。

 

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 153 (セイヨウバイカウツギ)

ウィーンは今年になって30℃を超えた日はまだありませんが、日中太陽の下にいると日差しが強いのでかなり暑く感じます。

観光バスで前席のガイド席に座っていると日差しが直接当たるので後部座席に避難したくなります。

咲いている花も少しずつ限られてきましたが、前回はヤブウツギという濃いピンク色の花を紹介しましたが今日は白い花です。

 

こちらの白い花はドイツ語で、Pfeifenstrauch

(プファイフェンシュトラウホ)、

学名でPhiladelphus coronarius,

日本ではおそらくバイカウツギとか

サツマウツギと呼ばれています。

アジサイ科のバイカウツギ属で、落葉性低木です。

原産は南東ヨーロッパやイタリアで、日本でも本州~九州の山地で自生しているということです。

バイカウツギを漢字で書くと

「梅花空木」で、花の形が梅に似ているということからだそうです。

日本に見られるのはおそらくPhiladelphus satsumi で、こちらで見られるのは

"Europäischer Pfeifenstrauch"とか

"Gewöhnlicher Pfeifenstrauch"と呼ばれていますので、セイヨウバイカウツギとなるでしょうか。

 

開花時期は5月~6月で、高さは1m~3mぐらいになります。

1枚目の写真も人間よりはかなり高いものです。

梅の花に似たようですが、花弁は4枚で、直径3cm~4cmぐらいの白い花を咲かせます。

葉は4cm~8cmぐらいで対称的です。

写真に見られるように多くの花を咲かせますので遠くからでもよく目立ちます。

 

 

観賞用として庭や公園にたくさん植えられています。

野生のものはまれです。

大量の白い花を咲かせるため、とにかく目立ちます。

何といっても夕方に強い香りを出すのが特徴で、そこからこちらでは「ニセジャスミン」

Falscher Jasminとも言われています。

 

写真は2016年5月28日 8:00頃市立公園で撮影したものです。

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 152 (ヤブウツギ)

早いもので6月に入りました。

今年のウィーンは日中の気温がまだ30度を超えないものの夏日が多くあり、しかし雲の動きが複雑なので一時的に強い雨が降ったりすることもあります。

5月終わりぐらいは湿気が多い日が続きました。

前回のウィーンによく見られるこの時期の花はニセアカシアを話題にしましたが、今回は

アカバナサンザシと同じような濃いピンク色の花です。

 

こちらはドイツ語では

Reichblütige Weigelie

(ライヒブリューティゲ ヴァイゲリエ)、

学名ではWeigelia floribunda、

日本語ではヤブウツギと呼ばれています。

 

スイカズラ科のタニウツギ属、落葉小高木です。

Weigeliaという名はドイツ=スゥエーデンの植物学者であり医者でもあり、科学者でもあるChristian Ehrenfried Weigelに因んでいます。

原産は東アジアで12種類程あり、日本にも固有種があります。

たいていこの写真で見られるようにそれぞれの枝が真っすぐ上に伸びる形で咲いています。

 

 

 

 

開花時期は5月~6月で、5枚の花弁を持ち、花の長さは5cm弱ぐらいで赤に近い濃いピンク色をしています。

高さは1m~2mぐらいですが場合によってはもっと高くなることもあります。

葉は長めで9cmぐらいでしょうか。

 

こちらでは公園、住宅地の中庭や民家の庭などに多く見られ、純粋なWeigelienではなく、

観賞用にアレンジされたWeigelienが多く普及しています。

色が綺麗ですから遠くからでもよく目立ちます。

 

写真は少し前ですが2016年5月15日16:45頃、ウィーン14区のERICH-AUER-PARKで撮影したものです。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 151 (ニセアカシア)

5月26日はシェーンブルン宮殿のウィーンフィルオープンエアコンサートがありました。

これは毎年の恒例となっていて入場無料で、地元の方が多く訪れます。

その日は聖体祭で金曜日も休みを取って長い週末の始まりということもあり、また天気も非常によかったので通常以上の入場者で制限をしている状態でした。

今日からまた週初めですね。

 

5月も終わりになるとマロニエも枯れて実が見え始め、咲いている花の数がぐっと少なくなってきました。前回はショウキウツギという比較的小規模な花でしたが、今日はかなり高い花です。

 

こちらはドイツ語で

Robinie (ロビーニエ)、

学名ではRobinia pseudoacacia

日本語ではニセアカシアです。

ハリエンジュとも呼ばれています。

マメ科のハリエンジュ属です。

原産は北アメリカ東部で、日本には明治5年に入って来た落葉高木です。

ニセアカシアは学名peseudoacaciaの直訳です。

 

ヨーロッパを始め、色々な所に移植されていて、野生化しているものも多くあるため森の中とかでも見られます。

 

街中では街路樹などに多く植えられていて背丈が高く多くの白い花をつけるので存在感があり遠くからでも目立ちます。

 

 

花が咲いた後に、4~5つぶほどの豆が入った5cm~15cmぐらいの長さの鞘(さや)ができます。

左の写真でその茶色いさやがぶらさがっているのが見えます。

花が咲いた後に現れるのでこれは去年のさやです。

さやは全体的には薄くて平たい形をしていて、多くは何本もくっついたようにぶら下がっています。

 

 

 

開花時期は5月~6月で、高さは25mぐらいになり、白い花がとにかくたくさんぶら下がっていて、フジのように見えます。

 

花全体の大きさは15cm~20cmぐらいでしょうか。ひとつの花は2cmぐらいで

いい香りを放ちます。

葉は3cmぐらいの大きさで、楕円形をしていて、鳥の羽のように左右にいくつも並んでいるので、花が咲いてなくてもそれとわかります。

 

ウィーンの街の色々な所に見ることができます。

 

写真は2016年5月17日 18:30頃ウィーン21区のKainachgasseで撮影したものです。

 

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 150 (コルクウィッチア/ショウキウツギ)

ウィーンは日中28℃ぐらいと夏日が続き日差しが強くなってきました。

しかし5月23日の夜から風が冷たくなり、天気がくずれてきました。

それまでは天気が良く気温も高かったのですが、風が強くてかなり乾燥していました。

 

前回は大きな紫の花"キリ"を話題にしましたが、今日の花はキリと比べるととても小さい花ですがかなり大量に咲いているものです。

 

こちらはドイツ語で

Kolkwitzie

(コルクヴィッツィエ)、

学名でKolkwitzia amabilis,

日本ではショウキウツギとか

アケボノウツギ、そのまま学名で

コルクウィッチア アマビリスとも呼ばれています。

スイカズラ科のショウキウツギ属で、落葉小高木です。

一属一種で原産は中国で、かなり標高が高い岩石地帯や丘陵地帯に自生しているそうです。

 

開花時期は5月で枝先にラッパの形のような薄いピンク色の小さい花をたくさんつけます。

花の長さは1cm~2cmぐらいで

葉は意外と大きく3cm~8cmぐらいでしょうか。

高さは2~3mほどです。

ショウキウツギがヨーロッパに紹介されたのは1901年と歴史が浅く、植物学教授コルクヴィッツの名前にちなんで付けらたということです。

 

 

見事な花を咲かせること、育てやすいこと、寒さや乾燥にも強いことなどもありこちらでは観賞用として公園や庭などに多く見られます。

小さい花を大量に咲かせるので遠くからでもよく目立ちます。

 

写真は2016年5月14日 13:00頃 Schillerparkで撮影したものです。

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 149 (キリ)

ここ数日間は風も強い肌寒い日が続いていました。

5月は毎年必ず不安定な天気になります。

1日に晴れや雨が何回も交互に続くという具合です。

風が強いと植物や緑は乾燥しますので、ある程度雨も必要ですが・・・。

 

さて、今日はやはりこの時期に見られる印象的な大きな花を紹介します。

 


 

こちらはドイツ語でBlauglockenbaum (ブラウグロッケンバウム)、学名ではPaulownia tomentosa,日本語ではキリです。

ゴマノハグサ科、キリ属で落葉広葉樹です。

 

原産は中国の中央から西側です。

日本には古く中国から朝鮮を経由して入って来たようで、北海道の南西部以南で直裁され、もしくは野生化して山地に生育しているそうです。

 

背丈が20mぐらいまでとかなり高くなり、薄い紫の花を咲かせます。

高いので遠くからでもよくわかります。

 

上の2枚の写真はウィーンのそれぞれ別の場所でのものです。

左上は2016年5月14日16:20頃、ウィーン21区Strebersdorf、

右上は2016年5月19日17:00頃、シェーンブルン宮殿近くのウィーン川沿いです。

 

開花時期は5月で、4cm~6cmぐらいの薄紫色で、下にぶら下がった鐘のような形で、それがいくつも集まって垂直上30cmぐらいまでの高さにたくさん咲いています。

ドイツ語名のGlockeは"鐘"という意味です。

ウィーンの中心部では4月終わり頃から咲き始めていたのを見ました。

前述したように遠くからでもハッキリわかります。

 

 

 

花は薄い紫の円錐形で、花弁は長さ4~6cmで大きめです。

葉は40cmぐらいと結構大きく、ハート型で表面には軟毛があります。

花が咲いた後には卵型をした実がたくさん見られ、そこから種子がたくさん飛び出します。

古くから良質の木材として使われ、湿気を通さず、軽く、柔らかく、木目も美しいです。

 

キリは背丈も高く、花の色も綺麗でたくさんの花を咲かせるため非常に印象的です。

 

こちらでは観賞用として人気があり、たいていの公園に植えられていて、ウィーンでもこの時期多く見ることができます。

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 148 (ツルニチニチソウ)

いい天気で日中は半袖で過ごせる暖かい日もあれば、上着なしだと寒い日もある5月です。

去年から今年にかけての冬もあまり寒くならなかったので、花が本来よりも早めに咲き始めています。

極端に暑くなる日も今年はまだないため、例えばライラックなどは例年よりも長い期間咲いています。

前回はシェーンブルン宮殿のアカバナサンザシという綺麗な色の花を紹介しましたが、今回は青紫の花です。

 

 

こちらはドイツ語でGroßes Immergrün (グローセス・インマーグリューン),

ラテン語ではVinca major,日本ではツルニチニチソウです。

キョウチクトウ科のニチニチソウ属の多年草です。

花の形がニチニチソウに似ていますが色が違います。

地面につる状で這うように群生で生育しています。

似たものでヒメツルニチニチソウ (Vinca minor) もありますが、こちらの方が花も葉も小さいです。

 

 

開花時期は3月~5月ですが場合によっては7月頃まで、また秋にも咲く場合があります。

原産は地中海沿岸で、30cmぐらいまでの高さになり、花の色は紫や青紫が一般的です。

 

花の直径は5cmぐらいで、5枚の花がプロペラのような形をしています。

葉は卵型でちょっと固めで光沢がある濃い緑色をしています。

 

こちらでは観賞用としても人気がありますが、自然の中で自生しているのもあります。

2枚の写真は自然の中に生育しているもので、2016年5月8日 15:10頃  自然公園Hochmoor Schremsで撮影したものです。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 147 (シェーンブルン宮殿のセイヨウサンザシ)

ウィーンの春は様々な花が咲いていて、行きかう人々の目を楽しませてくれます。

緑が多いウィーンの街ですから緑だけでも悪くはありませんが、花が多く咲くのはやっぱりこの時期ですね。

 

数日前にシェーンブルン宮殿のフジのアーチを紹介しましたが、この花もシェーンブルン宮殿で毎年お馴染みにこの時期に登場する花です。

 

毎年この時期にシェーンブルン宮殿で「あの花は何ですか?」という質問が何回もあるこの花はドイツ語では、Rotdorn(ロートドルン)、学名で

Crataegus laevigata ‚Paul’s Scarlet‘ + Punicea + Punicea Flore Pleno、

日本語ではセイヨウサンザシとかアカバナサンザシと呼んでいいでしょうか。

バラ科のサンザシ属です。

 

ヨーロッパから北アフリカにかけての標高1000mぐらいまでの所に見られローム土壌(粘土質の高い土壌)を好みます。

セイヨウサンザシはかなり深く根づき、低木もあれば、10mぐらいまでの高い木もあります。

 

 

 

開花時期は通常5~6月で、一重咲き、八重咲きで、濃いピンク色ですが、桃色、紅色もあります。

小さいピンク色の花がまとまっていくつも咲いていて、そのかたまりがたくさんあります。

拡大した写真を見るとそのかたまりはアジサイのような雰囲気ですが、アジサイよりも遥かに小さく、それぞれの花が細かいです。

アカバナサンザシの多くははこちらでは観賞用として人気があり、散歩をしていると庭や公園に多く植えられているのがわかります。

でも自然の中で見られるのはたいていが白のサンザシです。

 

自然の中で見られる白のサンザシは、Weißdorn (Crataegus laevigata)

ヴァイスドルンです。

高くて10mぐらいになり、川沿いなどに多く咲いています。

8月ぐらいから赤い実がなります。

それ以外、赤も白も、野生の鳥や自然界の小さな生き物などに、特に冬場に食糧を提供するという重要な役割を持っています。

 

シェーンブルン宮殿のアカバナサンザシは2016年5月6日9:30頃に撮影したものです。

 

 

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 146 (キバナフジ)

4月終わりは肌寒い日が続いていましたが、5月に入って気温が少し高くはなりましたが、

雲の動きが不安定で昨日は雨でした。

今日は木曜日ですがキリスト昇天祭の休日で、明日の金曜日も休みをとっていつもより長めの週末を楽しむ地元の方が多いです。

 

一昨日はシェーンブルン宮殿のフジのアーチについて書きましたが。今日は街中でも多く見られるフジに似ている・・・しかし黄色い花です。

 

黄色い花と言えばレンギョウヤエヤマブキが非常にポピュラーですが、その後に咲くこちらの花はドイツ語でGoldregen (ゴルトレーゲン),

学名ではLabumum anagyroides、

日本語ではキバナフジとかキングサリ

とも呼ばれています。

マメ科のキングサリ属です。ドイツ語のGoldは金、Regenは雨なので"黄金の雨"なんていう直訳です。

背丈がかなり高く、黄色の花がまとまってたくさん咲いていますから遠くからでもよく目立ちます。

 

よく見るとそれぞれがぶら下がっているように咲いていて、色は全く違いますが形はフジによく似ています。

 

 

原産はヨーロッパ南部で、開花時期は5月~6月です。

しかし、今年は4月半ばにはここに掲載しているものではなく、別の場所で咲いているキバナフジを見ました。

 

高さは3m~7mぐらいに達し、ぶら下がっているひとつの房が10cm~30cmぐらいで、

ひとつひとつの花は蝶のような形をしています

花が咲いた後の8月ぐらいにできる実は豆果です。

 

キバナフジはたいへんな毒性があることで知られています。

こちらでは公園や庭などに多く植えられています。

 

写真は国立オペラ座の裏側に咲いているキバナフジで、2016年4月30日 12:10頃に撮影したものです。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花145 (シェーンブルン宮殿のフジのアーチ2016年)

以前シェーンブルン宮殿で春を感じることについて書きましたが、シェーンブルン宮殿にあるフジのアーチも毎年この時期恒例の話題となりました。

今年2016年のフジのアーチを紹介します。

 

このフジのアーチはシェーンブルン宮殿を正面に見て、

右側から宮殿の横を通って庭園に向かって行く途中にあります。

フジはドイツ語で、Blauregen

(ブラウレーゲン)とか、

Glyzinie(グリツィーニエ)、

学名ではWisteria sinensis

もしくはWisteria floribundaで、マメ科のフジ属です。

原産は東アジア(中国)ですが、 Wisteria floribundaは日本固有のものだそうです。

開花時期は4月終わり~5月で、ぶどうのようにぶら下がっていて、紫や明るい紫、ちょっと青っぽい紫色です。

 

長さは20cm~80cmぐらいで、高さは10mを超えるものもあります。

つる性の落葉樹です。

今年は数日間寒い日が続き、朝方はマイナスにもなりましたのでかなりの植物がダメージを受けました。

そのためこのアーチの天井部分はかなりスカスカになっていて、花の咲き方が小規模です。

 

 

 

フジ属はとても強く、木のようになっていきます。

また1年に2回咲きます。最初は今頃、2回目は7~8月です。

 

観賞用としてこちらではとても人気があり、垣根や壁、このシェーンブルン宮殿のようにアーチ状などにしているのをよく見かけます。

 

 

おもしろいことに右巻きで伸びるものと左巻きで伸びるものとがあります。

Wisteria sinensisは左巻き、Wisteria floribundaは右巻きです。

右巻きのWisteris floribunda は Japanische Blauregenと呼ばれています。

 

ここはいつもたくさんの人が立ち止まって写真を撮っています。

 

写真は2016年4月30日 10:30頃に撮影したものです。

 

 

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 144 (ハナミズキ)

日中半袖で過ごせる日があったにもかかわらず、ここ数日の朝方は冷え込んでいて、今日の朝方はマイナスです!

日中も気温が上がらず10℃前後で、春がどこかに行ってしまったようです。

シュタイヤーマルク州では寒さのために果物栽培に大きな影響が出ているようで、収穫時のことが心配されています。

 

さて、今日は再び花をテーマにします。

 

写真の左に見える薄いピンク色と右に見える白い花の2つは散策路を挟んで隣同士に咲いています。

ドイツ語ではBlumenhartriegel、

学名ではCornus florida L.

日本語ではハナミズキとか

アメリカヤマボウシです。

ミズキ科のミズキ属で、

薄いピンク色は

Cornus florida L. "Rubra",

白は

Cornus florida L. "Alba"となっています。

 


 

どちらも原産は北アメリカで、開花時期は4月~5月、高さ5m~12mぐらいです。

花の色は薄いピンクや白で、直径12cmぐらいでしょうか。

しかし実際の花は直径5mmぐらいの中心にある部分で、色がついた花弁のように見えるのは苞(ほう)と呼ばれている部分です。

苞(ほう)とはつぼみを包んでいた葉のことです。

 

日本では1912年にソメイヨシノをアメリカに贈り、1915年にその返礼としてアメリカから贈られたことから植栽が始まったようです。

 

 

実際には赤っぽい薄いピンクなのですが、この写真では光線の関係で濃いピンクに見えています。

こちら方はベニバナハナミズキとも呼ばれているようです。

 

 

印象的な花の形からこちらでは観賞用として親しまれています。

 

写真は2016年4月25日 11:30頃 Botanischer Gartenで撮影したものです。

 

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 143 (ライラック)

日中は半袖でも過ごせる暖かい日が続きましたが、4月24日から気温が下がり朝方は4℃、

日中も10℃前後となる冬がぶり返したような陽気になりました。

昨日は晴れたり、雨が降ったり、また雹が降ったりと変な天気で雲の動きが複雑となっています。

昨日御一緒したお客様から「花がたくさん咲いているのにいつもこんなに寒いのですか」という質問がありました。

 

さて、今日は毎年この時期にここで紹介しているライラックです。

毎年内容は似ていても、花の写真が違いますし、撮影した場所も違います。

 


 

ドイツ語ではFlieder (フリーダー)、学名ではSyringa vulgaris、日本語ではライラックとかリラ、紫丁香花(ムラサキハシドイ)などとも呼ばれています。

 

モクセイ科、ハシドイ属の樹木で、原産はバルカン半島と言われています。

1560年から中央ヨーロッパでは知られ、全体に広がりました。

日本には明治中期に入って来たそうです。

 

写真は紫のライラックと白のライラックです。

ウィーンでは圧倒的に紫や薄い紫が多く見られます。

 

開花時期は4~5月で、花全体では10cm~20cmぐらい、薄紫、

濃い紫、白などがあり、一重咲きもあれば八重咲きあり、強い香りを放ちます。

天気が非常にいい日なので、紫というより濃いピンクのように見えますね。

かなりまとまって咲いているのを近くで撮影したためにライラック特有のフォームがここではあまりわかりません。

 

こちらは白のライラックです。

白のライラックも素敵ですね。

 

ライラックは高さは2~6m程で、低木もあれば、小さな木であることもあります。

こちらでは特に庭の垣根や公園、通り沿いなど至る所で見られ、街に春を感じさせた大活躍をしています。

 

写真は全て2016年4月20日11:00頃、市立公園で撮影したものです。

 


 

こちらはうちの庭に咲いているライラックです。

今日2016年4月26日11:30頃 撮影したものです。

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 142 (エゾノウワミズザクラ)

一昨日は桜の森祭り(KIRSCHENHAINFEST)があり、カンザン(セキヤマ)が咲いているのがまだ見られました。

この種の桜はウィーンの色々な場所に植えられているのを見ることができます。

学名でPrunus(サクラ属)では今年ベニバスモモアーモンドについて書きました。

 

今日のこの花もこの時期よく見られるPrunusです。

 

Gewöhnliche Traubenkirsche

(ゲヴェーンリヒェ 

     トラウベンキルシェ)、

学名ではPrunus padus L.,

日本語ではエゾノウワミズザクラです。

漢字で書くと"蝦夷の上溝桜" です。

 

落葉性の低木でバラ科のサクラ属で、ヨーロッパ北部やアジア北部に自生するサクラの一種です。

日本では北海道や青森県に見られるようですが、青森県で見つかったのは最近だそうです。

 

この写真だと分かりにくいと思いますが、全体的に細長く白い花がたくさん咲いています。

 

 

開花時期は4月~5月で、枝先にブラシのように20~40のたくさんの白い花をつけます。

花弁は5枚で、2cmぐらいの大きさでしょうか。

花の真ん中は緑色をしています。

 高さは10m~15mぐらいです。

葉は卵のような形をしていて、互い違いに生えます。長さは5cm~9cmぐらいで、幅は3cm~7cmぐらいでしょうか。

 

 

エゾノウワミズザクラは平地や山地に見られますが、こちらでは公園や街路樹などにも多く植えられていて、うちのすぐ目の前の通りにも数本植えられています。

 

写真は全て2016年4月16日16:00頃,Raritätenbörseが行われていた

Botanischer Gartenで撮影したものです。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 141 (ヤマブキ)

昨日はシェーンブルン宮殿で春を感じたことについて書きましたが、ウィーンの街はかつての帝国の都を今でも十分見ることができ、荘厳な建造物が多く建ち並んでいます。

それらは街中の多くの緑とたくさんの花によってより美しい姿に見えます。

 

今日のこの黄色い花も街の至る所に咲いています。

 

ドイツ語でRanunkenlstrauch、学名でKerria japonica,

日本語ではヤマブキです。

 

バラ科、ヤマブキ属の落葉低木で

遠くから見るとレンギョウの黄色に似てますが花は全く違います。

 

ヤマブキと言うと日本では一重咲のものが一般的かもしれませんが

こちらでは八重咲きが主流なので

"ヤエヤマブキ"と呼んでいいと思います。

 

 

原産は東アジア(中国)で、高さ50cm~2mぐらい、開花時期は4月~6月です。

写真は2枚共八重咲きで、学名ではKerria japonica f.plenaでおそらくいいと思います。

 

花の直径は3cm~5cmぐらいで、鮮やかな黄色い花を咲かせます。

 

野生のヤマブキは中国原産ですが、園芸品種は特に日本が有名です。

そのため、こちらではたいていがこの園芸品種のヤエヤマブキで、野生タイプのものはあまり見ることがありません。

 

綺麗な土でなくてもよく育ち、排気ガスなどにも強いことから通り沿いの庭によく植えられています。

例えば市立公園の大通り沿いにも見られます。

 

こちらでは公園や、特に一般の庭に観賞用としても大変多く見られます。

写真は2枚共2016年4月16日15:00頃 Botanischer Gartenで撮影したものです。

 

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 140(セイヨウミザクラ)

この時期日本からのお客様にバスでの移動中、「車窓から白い花が多く見られるのですが何でしょうか?」とよく聞かれることがあります。

ザルツブルクやチェスキークルムロフからウィーンに移動する時、または逆にウィーンからそちら方面に移動する時にA1高速道路を使いますが自然の中で白い花が咲いているのがよく見られ、しかも背丈がかなり高いのでよく目立ちます。

 

その花はウィーンの街中にもたくさん見られる"サクラ"の一種でお客様にも「それはおそらくサクラだと思いますよ」と言うと、「あ~、やっぱりサクラですか!」ということがよくあります。

 

ドイツ語ではVogel-Kirsche

(フォーゲルキルシェ)とか

Süß-Kirsche (ズースキルシェ)と呼ばれています。

学名ではPrunus avium

日本語ではセイヨウミザクラでしょうか。

バラ科のサクラ属の落葉樹です。

 

"サクラ"と言えば日本でもお馴染みなピンク色をイメージしますが、その多くは観賞用として植えられているソメイヨシノです。

でもこちらに自生しているこのセイヨウミザクラは白い花です。

自生しているサクラは本来花の色は白です。

すごいボリュームで密集して花を咲かせるので遠くからでもよく目立ちます。

開花時期は4月~5月で高さは15mから30mを超えるものまであります。

大きなものは幹の直径が1.5mぐらいになるのもあるそうです。

葉が出る少し前に濃い白い花が咲きます。

花弁は普通は5枚で直径は2.5cm~3.5cmぐらいです。

葉は7cm~15cmぐらいで規則正しく左右対称です。

 

 

幹には典型的な横線が何本も入っています。

7月以降に実がなりますが基本的に食べることができます。

同じVogel-Kirscheでもサクランボのように甘いものもあれば苦くて食べるのには適さないものとあるようです。

 

 

サクラの原産はヒマラヤ界隈と言われていますが、このセイヨウミザクラはこちらオーストリアやウィーンにも多く見られ、スペイン北部から中央ヨーロッパにかけて多く自生していますし、観賞用としても公園などに植えられています。

 

このセイヨウミザクラは数千年前の青銅器時代に人類によって食べられていたそうです。

サクランボの栽培品種の先祖は主に2つであり、セイヨウミザクラはその一つだそうです。

 

余談ですがこの前ここで話題にしたベニバスモモも同じPrunusです。

 

写真は2016年4月12日 16:00頃Marchfeldkanalで撮影したものです。

 

 

 

 

 

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稀な植物の園芸市 2016年(Raritätenbörse)

緑が溢れ始めているウィーンの街は散歩をするのが楽しい陽気になって来ました。

年間通して仕事をしていて緑や花が多くなると歩いていても気分がいいです。

さて、昨日は毎年この時期恒例の"Raritätenbörse"に行って来ました。

 

Raritäten (ラリテーテン)は、

稀な、珍しい、骨とう品とかいう意味があり、Börseは証券取引、金融市場、さいふなどの意味があります。

そこで私が勝手にこのタイトルに見られるように稀な植物の園芸市場なんて名付けています。

ここでは普段あまり見ることができない、地元では手に入りにくい珍しい植物が実際に店舗を構えている様々な園芸の専門業者によって披露され、同時に販売される、年1度のその世界では大きくポピュラーなイヴェントとなっています。

これが開かれている場所はベルヴェデーレ宮殿真横にあるBotanischer Gartenです。

 


 

ここは私も大好きな場所のひとつで、ウィーンの街中とは思えない緑の静けさ、また隣には有名なベルヴェデーレ宮殿があってたくさんの観光客が訪れるわけですが逆にここはまず地元の人しか来ません。

昨日は天気がよく、日中は十分半袖で過ごせる夏のようでした。

この普段静かなBotanischer Gartenが大変な賑わいを見せています。

散策路沿いにはたくさんの業者が店を出しています。

それぞれの店では売られている植物の特性、育て方など専門的な話を聞くことができます。

 



 

奥の方にはデッキチェアなどがいくつも置かれ、そこでくつろいでいる人や、緑の上に敷物を敷いて寝ている人もいて、まるで避暑地での休暇です。

ちょっとした食べ物や飲み物を提供する店もあり、中でもきのこ専門の屋台もありました。

 

実際に植物に興味がなくても昨日はここに訪れる方が非常に多かったと思います。

このRaritätenbörseは4月15日~4月17日の3日間で今日が最後です。

ウィーンに今来ている方はちょっと足を延ばしてみてもいいでしょう。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 139 (ヤブイチゲ)

ウィーンの街を始め郊外でも緑がかなり多くなり、ウィーンの森を車で走っている時に高速道路上から新緑が至る所に見られ春のこの時期ならではのすがすがしく爽やかな景色になってきています。

毎年その時期に咲くよく見られる花をこのコーナーでは取り上げているので、同じ花が毎年いくつも登場していますが同じ花でも撮影している場所や時間が違いますし、また季節を意識できるということで話題にしています。

 

今日のこの花も地元では非常にポピュラーな花です。

 

こちらはドイツ語ではBuschwindrößchen

(ブッシュヴィントレースヒェン)、学名ではAnemone nemorosa,

日本語ではヤブイチゲとか学名通りのアネモネ・ネモロサと呼ばれています。

キンポウゲ科のイチリン草属で多年草です。

ドイツ語の Windrößchenは"風の小さい(可愛らしい)バラ"という直訳ですが、和名ではヤブイチゲというあまり可愛らしくない名前がついています。

 

 

開花時期は2月~4月、花の色は白、高さは5cm~20cmぐらいまで、花弁は6~8枚です。

葉は手の平の形のように広がり、ギザギザの特徴的な形をしています。

原産はヨーロッパ、アジア北東部です。

 

学名の"アネモネ"と言うと春に咲く球根や秋植えが知られているようですが、それとは別種です。

アネモネは150種類があり、例えばそのひとつにハナアネモネがあります。

草地や林や森の中に多く生育、自生していて密集して咲いていることが多いです。

ヤブイチゲが多く咲いていることろには黄色のキバナイチゲもよく見られますが、数からすると圧倒的にヤブイチゲが多いです。

 

写真は2016年4月2日16:45頃Hagenbachklammで撮影したものです。

 


 

こちらもHagenbachklammで自生しているヤブイチゲ、キバナイチゲ、ユキワリソウのコラボレーションです。

ここではまだユキワリソウが多く咲いていました。

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 138 (ヒメリュウキンカ)

ウィーンのリンク道路の並木を始め、公園や街路樹に植えられている木々の緑が多く見られるようになってきました。

街中のカフェテラスにはたくさんの人が座っていて、春を感じるこの時期です。

 

個人的に植物にも興味があり、季節を感じるものとしてこの時期は花の話題がどうしても多くなってしまいますがこの花もウィーンの至る所に見られるものです。

 

これはドイツ語ではScharbockskraut

(シャルボックスクラウト)、

学名ではRanunculus ficaria,

日本ではヒメリュウキンカ

(姫立金花)です。

 

キンポウゲ科でキンポウゲ属の多年草で地面からちょっと高いぐらいでかなり集まって咲いています。

 

 

 

開花時期は3月~5月、高さ5~15cm、光沢のある黄色い花を咲かせます。

葉は地面の低い所でかなり密集して見られ、ハート型でちょっとギザギザが入っています。

原産はヨーロッパで日本では園芸用として入って来たものが野生化したそうです。

 

ウィーンの街中の公園などには必ず見られ、また標高1400mぐらいまでの山地の林の中や森などにも野生のヒメリュウキンカがたくさん咲いています。

民家の庭などにも多く見られます。

 

写真は全て2016年3月28日12:10頃、ベルヴェデーレ宮殿横にあるBotanischer Garten (植物庭園)で撮影したものです。

 

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 137 (アーモンド)

ウィーンの街は自然を観察していると1月終わりぐらいから少しずつ花が咲き始め、特に3月後半から5月にかけて多くの花が咲き始め、それと共に緑豊かになっていきます。

この春の時期はやっぱりいいですね。

冬から春というのは草木の変化をすぐに感じられますね。

 

さてこの時期は桜やベニバスモモのように桜に似た花がたくさん街中や自然の中で見られますが、以前はこの木の"実"を紹介したことがありましたが、今日はそれが開花している時を紹介したいと思います。

 

ドイツ語でMandelbaum

(マンデルバウム)、学名では

Prunus dulcis、日本語では

アーモンドです。

 

バラ科のスモモ属の落葉高木です。

原産はおそらく西南アジアで、

地中海沿岸から黒海にかけて自生しています。

南ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアなどで栽培されいて、カリフォルニア州が最大の産地で、日本では瀬戸内海の小豆島(しょうどしま)で栽培されているそうです。

遠くから見るとまるでサクラが満開しているかのように見えてとても印象的です。

実際にスモモ属/サクラ属にはこのアーモンドの他にサクラ、モモ、ウメ、プラムなどが含まれます。

 

 

開花時期は3月~4月で高さ6m~10mぐらいになります。

写真のアーモンドもかなり高いです。

花はサクラによく似ていますがサクラよりもちょっと粗く、花には小さな切り込みが入っています。

また、枝に沿うように花を一斉に咲かせます。

花弁は5枚で色はピンクか白です。

 

実がなるのは通常6月頃で、7月~8月に実が熟して、秋にかけて割れ出して、種子のアーモンドが乾燥していきます。

 

写真のアーモンドは2016年3月26日17:00頃ヒルシュシュテッテンの花壇庭園で撮影したものです。

 

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 136 (キバナイチゲ)

復活祭の3月27日から夏時間になり、それに合わせるかのようにウィーンの街は春らしくなってきました。

街路樹にも多いマロニエもつぼみが見られリンク道路沿いの並木も緑が徐々に多くなってきています。

春のこの時期は花の話題が多くなりますが、季節を象徴するものですからそれはそれでいいと思います。

今日のこの花も地元ではよく知られた花です。

 

こちらはドイツ語で

Gelbes Windröschen

(ゲルべス 

 ヴィントレースヒェン)、

学名で

Anemone ranunculoides 

日本語ではキバナイチゲです。

キンポウゲ科のイチリンソウ属

で多年草です。

gelbはドイツ語では黄色という意味です。

原産はヨーロッパです。

 

 

開花時期は3月~5月、花の色は濃い黄色、高さは10cm~20cmです。

花が咲いた後に葉が登場します。

葉の先がのこぎりのようにギザギザになっていて、葉は花の下の周りにスカートを広げたように円形になっています。

 

こちらでは森や湿気がある茂みの中で野生で多く咲いています。

写真は2016年3月23日10:00頃シェーンブルン宮殿のローマの廃墟の近くで撮影したものです。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花  135 (コブシ)

ウィーンの街は森の都ですから緑が豊かな街です。

3月の半ばからウィーンは日に日に花が咲き始めているのがわかります。

リンク道路沿いの公園などを始め、街中で特徴ある花がたくさん見られます。

やっぱり花が咲いたウィーンの街は冬場とは全然違います。

 

たいていのガイドブックではウィーンの一番の目抜き通りと書かれているケルントナー通りには白い花が印象的な木が今年何本も植えられました。

 

今日はそれをテーマにしたいと思います。

 

こちらはケルントナー通りで、

写真に見られるように白い花をつけた木がたくさん植えられています。

ずっと奥にはシュテファン大聖堂が見えますね。

ちょっと前まではケルントナー通りを歩いていても花なんか咲いてなかったので全く気付かなかったのですが、ここ最近からベンチの中に植えられた木が白い花をつけているのがとても目立つようになりました。

 

 

これはドイツ語で Kobushi-Magnolie、学名ではMagnolia kobus、日本語ではコブシで、モクレン科のモクレン属、落葉広葉樹の高木です。

開花時期は3月~4月で、花の色は白で、高さは5m~18mぐらいになります。

花の大きさは6cm~10cmぐらいでしょうか。

ハクモクレンによく似ていますが、ちょっと違います。

(ハクモクレンもモクレン科のモクレン属です)

ハクモクレンは花が咲く時期には葉がないですが、このコブシは葉があります。

またコブシの方がちょっと小さい花です。

 

 

コブシの原産は日本です。

北海道から九州に分布しています。

街路樹や庭木としての用途の他に、建築材や花は香水の原料にもなるそうです。

 

このコブシがケルントナー通りを飾っていて、春のさわやかさと上品さを演出しています。

 

写真は2016年3月29日12:45頃に撮影したものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花  134 (ニオイスミレ)

復活祭がも終わり昨日から4月に入りました。

街中はだいぶ春らしくなっていて、一昨日は20℃を超えました。

 

さてこの時期こちらでは多く見られる定番の花を今年も話題にしていますが、今日のこの花も至る所に見られるものです。

 

ドイツ語ではDuftveilchen

(ドゥフトファイルヒェン)とか

Märzveilchen(メルツファイルヒェン)と呼ばれています。

 

学名ではViola odorata、日本語ではニオイスミレで、多年草で

スミレ科のスミレ属です。

 

スミレ科は約850種と数が多く、

その中でスミレ属は400種類を

占めるそうです。

 

ドイツ語の"Duft"は香り、匂いという意味で、甘い香りを放つことで知られています。

特に太陽が花に当たっている時に匂いが強くなります。

 

原産は南ヨーロッパですが、中央ヨーロッパ全体に見られ、よくかたまりで咲いています。

開花時期は3月~4月で、花の色はたいてい濃い紫ですが、稀に白、ピンクなどもあります。

 

高さは10cmぐらいで、葉は丸くてハート型に近く、根際から生える

特徴があります。

 

古代から存在し、中央ヨーロッパでは遅くても中世初期までには観賞用や薬効として、バラやラヴェンダーと共に香料の原料として利用されてきました。

 

公園や庭など、街中の至る所で見ることができます。

写真は2枚共2016年3月20日15:20頃撮影したもので、市立公園に咲いていたものです。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 133 (ベニバスモモ)

復活祭も終わり、そして夏時間にも入り一日の日が長くなりました。

ウィーンの街はこの春の時期に咲く花がたくさんあります。

毎年その時期になるとその時期に咲く花が公園などのその場所を飾ってくれるので、リンク道路などを走っているだけで四季を感じることができ、様々な花の色と緑が混ざって街がより美しく見えます。

 

さて、今日はウィーンの街中の至る所に見られるピンク色の花を話題にしたいと思います。

 

ドイツ語では一般的にBlutpflaume

(ブルートプフラウメ)、

学名でPrunus cerasifera、日本語では紅葉スモモ(ベニバスモモ)です。

バラ科のサクラ属です。

 

BlutpflaumeはKirschpflaume(Prunus cerasifera)の葉が赤いものを指し、Kirschpflaumeとの交配から生まれたもので、Blutpflaumeと呼ばれているほとんどが

Prunus cerasifera 'Nigra'に属するそうです。

Kirschpflaume はチェリー・プラムとかミロバランスモモとも呼ばれています。

Kirschpflaumeはケルト人達にすでに知られていました。

 

 

 

 

Kirschpflaume自体の原産はバルカンや中央アジアで、5~8mぐらいの高さです。

 

日本には古い時代に中国から来たそうですが、日本ではここまでピンク色になるものはおそらくないそうです。(自分で調べたわけではないので自信がありません)

 

遠くからみるとサクラのように見えるのですが、サクラよりも10日程早く開花し、サクラよりも比較的小さめの花です。

 

またサクラと違って、花と一緒に濃い赤い葉が現れますが、最近のウィーンのBlutpflaumeは赤っぽい緑がまだ見える葉も多くあるような気がします。

ちなみにソメイヨシノは、花が散る頃に緑色の葉が出て来ます。

 

このBlutpflaumeは色もピンクで遠くからでも非常に目立ち、この時期に咲くレンギョウの黄色の花との組み合わせでとても綺麗です。

街路樹、公園、庭にとにかくよく見られ,こちらでは大変ポピュラーな樹木です。

ウィーンの街の至る所に咲いています。

 

写真は2枚共昨日2016年3月29日14:30頃撮影したもので、技術博物館のそばで印象的に咲いているものです。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 132 (ラムソン)

今年の冬はやはり暖かったと思います。

数えるぐらいにしか朝方マイナスになりませんでした。

2月の後半には日中20℃を超えた日もあったぐらいです。

今年の復活祭が3月27日とかなり早いので、自然がまるで復活祭に合わせるかのように春の訪れを早くしているような気がします。

 

去年は4月の半ばに紹介したラムソンが今年は非常に早く登場しました。

やはり暖かい陽気のせいでしょうか。

 

ドイツ語ではBärlauch (ベアラウホ)、

学名ではAllium ursinum、日本語ではラムソンです。

ヒガンバナ科のネギ属です。

 

通常はこの写真のように密集して

 

大量に生育していて、周辺にはすぐそれとわかるニンニクのような強い香りを放ちます。

自然の中を歩いているとそばにいなくても匂いで周辺にあることがすぐわかります。

 

一見ギョウジャニンニクに似ていますが別物です。

 

 

高さ20~50cm、開花時期は4~6月で、1~2cmぐらいの白い花を垂直に咲かせます。

葉はスズランに似ていて、濃い緑で、薄くまっすぐです。

葉をちぎってみるとニンニクの香りがすぐに漂います。

 

ラムソンは中石器時代からすでに葉の重要性を知って、人類が使っていたことがわかっていています。

 

この時期にはBärlauchcremesuppe(ラムソンのクリームスープ)がよく登場します。

 

ラムソンは花を咲かせてしまったら葉を食べるのにはもう遅いので、かなり早い時期から

葉を摘んでる地元の人を多く見かけます。

ウィーンの森、川沿い、緑豊かな水郷、茂み、落葉樹林地帯などに多く見られます。

 

写真は2枚共この前ここで話題にしたウィーンの西の森のソフィーエンアルペのもので、葉がちょうど出たばかりの新鮮さを感じます。

2016年3月5日 15:30頃撮影したものです。

 

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花  131 (ユキワリソウ)

数日前の3月15日は寒くなり、朝は0.8℃、日中も4℃にも達しませんでした。

雪が降ってきて、冷たい風が強く吹き、とても復活祭なんて雰囲気ではありませんでした。

この時はシェーンブルン宮殿の観光の後に、王宮からシュテファン大聖堂を経由して旧市街を徒歩観光しましたが体感的にはもっと寒く感じました。

そんな中でも自然は着々と春の訪れを示しています。

この時期地元では欠かせない有名な花のひとつにユキワリソウがあります。

ユキワリソウは春の訪れを感じさせるこちらでは大変にポピュラーな花です。

 

 

ドイツ語でLeberblümchen(レバーブリュームヒェン)、学名ではHepatica nobilis,日本語ではミスミソウとかユキワリソウとも呼ばれています。

キンポゲ科、ミスミソウ属の多年草です。

高さ10cm~15cmぐらいで、場所によっては多く咲いているので遠くから見ると、一瞬スミレのように見えるのですが、全然違います。

ちなみに写真ではユキワリソウの前にスミレが咲いています。

 

ユキワリソウは石灰地質の森や山中の林の中や茂みに多く見られ、ヨーロッパ、東アジア、北アメリカなどの北半球の温帯地帯に広く分布しています。

 

日本にも4種が自生しているそうです。

開花時期は3月~4月で、花の直径は1.5cm~3cmぐらい、花弁は6枚~9枚で紫や青紫が圧倒的に多く、極稀に白もあるそうです。

 

 

こちらは日本のユキワリソウで、1枚目の写真で見た花の色と全く違いますね。

こちらではピンクのユキワリソウはまず見ることができません。

日本では本州の中部以西の山間地に多く生育しているそうです

 

花が咲いている期間は約8日間で、夜と雨の時には花は閉じられます。

 

こちらでは公園や庭など、もちろん森や茂みなどにも多く見られ、春先に早く咲く花として非常に人気のある花です。

 

 

写真は2枚共うちの庭に咲いているユキワリソウで、2016年3月9日の15:30分頃に撮影したものです。

 

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 130 (ヒメサンシキスミレ)

今年は復活祭が早いこともあり、街の空気が春をより強く意識させます。

実際にシェーンブルン宮殿の庭園にも花が植えられ始め、街中の公園などにもウィーン市の係が花を植えている光景がよく見られます。
この時期ウィーンの街中に多く植え始められた花は去年と同様にヒメサンシキスミレです。

こちらはドイツ語でHornveilchen、またはViola Stiefmütterchen,学名ではViola cornuta日本語ではヒメサンシキスミレ・・・パンジー・ビオラとも呼ばれています。

 

スミレ科のスミレ属です。

パンジーは有名でどなたでもご存知でしょう。

1800年代北欧で鮮やかで大きなスミレを 作るためにスミレやスミレ科から交配、交雑されて生まれたようです。

パンジーの園芸種は400種類以上あるようですが、花のサイズが5cm以上のものを特に

パンジー、5cm以下のものはビオラと呼ぶようになったようですが、正直あまり区別がないようにも思えます。

全体の雰囲気なのでこの写真では花がよくわかりません。

 

 

原産はヨーロッパのピレネー山脈で、花は2cm,3cm,4cmぐらいです。

色は紫、青、黄色、赤、白、オレンジなどで、高さは10cm~15cmぐらいです。

 

開花時期は11月~6月で、耐寒性があり秋から冬にかけて咲き続け、日当たりがよく、排水がいい所でよく成長します。

ウィーン市はなるべく長く色々な花が見られるようにということでこのタイプの花が公園や街路樹の至る所に植えられています。

 

こちらはウィーンの市庁舎の公園に咲いているもので、2016年3月14日12:00頃撮影したものです。

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花129  (ベニチャワンタケ)

今年は復活祭が3月27日と早く、それにまるで合わせるかのように春の兆しを感じます。

街中の緑は少ないですが、自然を観察すると多くの花が咲き始めていて、つぼみをそこらじゅうに見ることができます。

 

先日家族とウィーンの西の森一角のSophienalpeを散歩していたら、ちょっとおもしろいキノコを見たので、"花"ではありませんがそれを話題にしたいと思います。

 

ドイツ語では

Scharlachrote Kelchbecherling学名ではSarcoscypha coccinea,

日本語ではベニチャワンタケだと思います。(おそらくですが)

ベニチャワンタケ科のベニチャワン属です。

内部は名前の通り濃い赤が特徴で、

直径が平均的に3cm~5cmぐらいで高さが2cmぐらいと低いです。

外側には白っぽいラインがあるのも特徴のひとつです。

 

太平洋岸北西部、中央ヨーロッパに専ら多く見られます。

たいてい雪が解けた冬の終わりから春の始まりにかけて見られます。

 

 

歩いている時に遠くの茂みに何か赤いものが落ちている印象でした。

てっきり実か何かだろうと最初は思ったのですが、近づいてみるとキノコだったんですね。

専門書で調べたら"Becherling"の種類は45.000種ぐらいあるそうですから、厳密に調べたらベニチャワンタケではないかもしれませんが、非常に特徴的です。

特有の香りはしませんし、食用ではないそうです。

 

 

ササクレヒトヨタケカラカサタケも御覧下さい。

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 128 (プリムラ/サクラソウ)

自然を観察すると少しずつ緑が見え始めてきました。

今年最初の花としてキバナセツブンソウ、その後マツユキソウとこの時期定番に咲いている花を取り上げましたが、プリムラもこの時期に春を感じる花として人気があります。

 

ドイツ語でPrimeln

(プリーメルン)、

学名ではPrimula vulgaris,

日本語ではプリムラとかサクラソウと呼ばれています。

サクラソウ科でサクラソウ属で、ほとんどが多年草です。

プリムラは栽培種が非常に多く、

500種類以上と言われています。

 

 

 

 

原産は西、南ヨーロッパです。

開花時期は3月~4月と一般的には言われていますが、この写真に見られるように2月上旬でも咲いています。

花は黄色や薄い黄色で、花の直径は3.5cmぐらいまででしょうか。

全体の高さは10cmぐらいととても低いです。こちらでは標高1500mぐらいまでの自然の中でもかなり見られます。

自然の中だけでなく、例えば植えたものが時と共に自然にどんどん増えていくことが多いので、この時期公園や庭の至る所にたくさん見ることができます。

 

2016年2月6日11:45分頃の撮影で、ベルヴェデーレ宮殿横にある植物庭園に咲いていたものです。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 127 (マツユキソウ)

今年の冬は日中でもマイナス、また朝方-10℃前後という日があったにもかかわらず、全体的に暖かい日が多いです。

自然を観察していると木が徐々に緑の芽をつけ、少しずつ花が咲き始めていることがわかります。

"ウィーンによく見られるこの時期の花"というタイトル上、毎年ほぼ同じ時期に決まって登場する花も多くありますが、それぞれ撮影場所や時間、また花自体も同じものではありませんので、ウィーンの四季を感じるという意味でも意義があると思っています。

 

前回はWinterling (キバナセツブンソウ)でしたが今日は地元でも有名な花です。

 

こちらはドイツ語でSchneeglöckchen

(シュネーグレックヒェン)、

学名でGalanthus nivalis,

日本語でマツユキソウ(待雪草)です。

 

ヒガンバナ科でガランサス属(マツユキソウ属)で、スノードロップのひとつです。

Schneeglöckchenは20種類ほど存在します。

 

マツユキソウは春を告げる花のひとつとして知られる多年草で

高さ5cm~20cm,葉は細く10cmぐらいで青っぽい緑です。

 

開花時期は2月~3月で白い花を

下向きにぶら下がったように

つけます。

花弁は6枚で、3枚が外側、3枚が内側で、内側の方が短くなっています。

遠くから見るとピーナッツのような形をしています。

 

Glöckchenは小さな鐘という直訳です。

原産は南ヨーロッパということですが、中央ヨーロッパでも多く見られ、ここウィーンでは

 

とてもポピュラーなこの時期の花で、公園や庭、茂みなどによく見られます。

 

2016年2月6日11:45頃の撮影でベルヴェデーレ宮殿横の植物庭園に咲いていたものです。

 

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 126 (キバナセツブンソウ)

今年の冬は寒い日もあれば暖かい日も多く、気温の差がかなりあります。

でも振り返ってみれば最近の冬は毎年ことような感じです。

 

ウィーンの街は冬でも有り難いことに多くの皆様が来られます。

四季を知っている私から言わせて頂ければ冬のウィーンだってもちろん素敵ですが、緑が溢れたウィーンの方がウィーンらしいかなと思います。

 

冬でもなるべく外に出ようと考える方は地元では多く、寒くても天気が良ければたくさんの人が散歩をしています。

うちもよく色々な所に散歩に出かけますが、先日はベートーヴェンの散歩道に行きました。

個人的にここは仕事でしょっちゅう来ますが、皆さんと時間を気にせずにのんびり歩くことは残念ながらありません。

そこで咲いていた花が今年最初のこのコーナーの花として話題にしたいと思います。

 

この小さな小川はベートーヴェンの散歩道の横を流れているSchreiberbach

(シュライバーバッハ)です。

そうです、この小川が田園交響曲に登場する小川です。

長さ約4.2kmで、

Höhenstraßeの下の方に水源があります。

この右側のちょっとした斜面に黄色い花がたくさん咲いていますね。

 

 

ドイツ語ではWinterling(ヴィンターリング)、学名でEranthis hyemalis、日本語ではおそらくキバナセツブンソウです。

 

キンポウゲ科セツブンソウ属です。

 

このアングルは2015年3月26日付で書いた"ベートーヴェン交響曲第6番「田園」の小川"

の2枚目の写真とほぼ同じですが、今日のこの写真はもちろん去年のではなく数日前に撮影したものです。

ちなみに去年の写真には同じようにキバナセツブンソウが咲いています。

 

 

 

多年草で、高さ5cm~15cmぐらい、開花時期は2月~3月です。

まだ花は完全に開いてないですね。

たいていの場合花が出た後に、5~7つの部分に分かれた、花を円形に囲むような形で

葉が出て来ます。

 

花は濃い黄色でつやがあり、2cm~4cmぐらいの幅で、花が開く前はコップのような形をしています。

 

形は違いますが同じキンポウゲ科のヒメリュウキンカのようなつやのある花です。

原産は南東ヨーロッパで、茂みや森などに多く見られます。

キバナセツブンソウは16世紀後半にはすでに薬草の本に登場しています。

この冬の時期に最初に咲く花のひとつです

 

2016年1月31日14:25に撮影したものです。

 

 

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 125 (カラカサタケ)

今日のテーマは"ウィーンによく見られるこの時期の花"ではありませんが、自然の中で見られたものとしてここに分類します。

2013年11月5日付でササクレヒトヨタケと呼ばれるキノコについて書きましたが、今日は

全く別のキノコについてです。


こちらはドイツ語ではGemeiner Riesenschirmling

(ゲマイナー・

 リーゼンシルムリング)とか

Parasol (パラソル)と呼ばれている地元でよく知られた

とても大きなキノコです。

"riesen"は巨大なという意味です。

学名では

Macrolepiota procera,

日本語ではカラカサタケ

(唐傘茸)です。

ドイツ語ではパラソルとも言われている通り、巨大なパラソル型のキノコです。

ハラタケ科でカラカサタケ属です。

ヨーロッパを始め、世界中に分布しています。

 

 

とにかく大きいの一言です。

高さが50cmぐらいになるものもありますが、この写真のものは40cmぐらいはあったでしょうか。

カサの直径は25cmぐらいで、

厚さも数センチありました。

大きさが想像できるものと一緒に撮影しなかったのが残念です。

下から上へとほぼ同じ太さで伸びています。

 

写真には見られませんがリング状の厚いつばが特徴でこれを上下に動かすことができます。

 

このキノコはウィーンの西の森の入口であるラインツ動物公園を散策している時に家内が見つけたもので、かなり遠くに単独でポツンと生えていました。

私は始めて見ましたが、家内に言わせるとこちらで自然と親しんでいる人は誰でも知っている有名なキノコだそうでこれを持って帰りました。

あまりにも大きなキノコなので途中で出会う地元の人達に声を掛けられました。

 

これにコロッケを作る時のように小麦粉、卵、ゼンメルのパン粉,をつけてフライパンで少し焦がして食べました。

食べちゃった後に写真を撮っておけばよかったなぁ~と思いました。

今まで食べたキノコのなかで一番おいしかったです!

 

カラカサタケは草地、雑木林や茂みなどに生育します。

時間がある時にまた探しに出かけたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 124 (カルーナ・ブルガリス/ギョリュウモドキ)

今日から11月です。

この時期の早朝、ウィーンはよく霧が発生します。

日中の最高気温が徐々に低くなっていき、いやでも冬の訪れを感じます。

しかし11月半ばにはクリスマス市も出始めてこの時期のウィーンも楽しいです。


今日11月1日は"Allerheiligen"(万聖節)という重要な祝日で、日本で言うとお盆にあたり、地元の人が墓地に行って花輪を飾ったりロウソクを灯し、墓地が年華南を通して一番華やかになる時です。
前回は市立公園に綺麗に咲くシオンを紹介しましたが、今日の花はこの時期墓地に行けば

たくさん見られるものです。

 


 

ドイツ語ではBesenheide (べーゼンハイデ)とかHeidekraut (ハイデクラウト)、

もしくはErika (エリカ)とも呼ばれ、学名ではCalluna vulgaris、日本語ではカルーナ・ブルガリスとかギョリュウモドキとも呼ばれています。

 

ツツジ科のカルーナ属で常緑低木です。

1属1種ですが変種や園芸品種が多数存在します。

ドイツ語でErikaとも呼ばれますが、エリカに近い仲間ですが19世紀初頭にエリカ属から

分離されたそうです。

 


 

原産はヨーロッパで、特に中央、北ヨーロッパに多く見られ、アルプスの標高2.600mぐらいまでに生育しています。

 

開花時期は6月~9月ですが、11月のこの時期でもたくさん咲いていて、花屋さんなどにもたくさん売られています。

花の色はピンク、白、紫が主流だと思いますが、園芸品種では青もあります。

高さは20cm~50cmぐらいで、4mmぐらいのたくさんの花をつけます。

花の部分の長さは5cm~15cmぐらいでしょうか。

 

このギョリュウモドキの葉は蝶などの多くの昆虫の栄養分になっています。

また花はミツバチのための十分なみつを作り出します。

 

写真はウィーンの中央墓地に植えられているギョリュウモドキです。

一番上左がベートーヴェンのお墓の前に植えられているもの、右はヨハン・シュトラウスと

ブラームスのお墓の前です。

2015年10月20日10:00頃に撮影したものです。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花123 (シオン)

10月も半ばを過ぎて朝が結構冷え込むようになりました。

ウィーンの街の木々もたくさん葉を落としていて、秋真っ只中という感じです。

仕事で頻繁に市立公園を御案内することが多く、たいていヨハン・シュトラウスの金色の像を見に行くのですが、そこに行くとこの時期とても目立って綺麗に咲く花があります。

 

こちらはドイツ語ではAster

(アスター)、学名ではAster、日本語ではシオンですが、別名はオニノシコグサです。
キク科、シオン属の多年草で、

約180種類が存在し、1種を除いて全てユーラシア大陸に自生しています。

その唯一の種は北アメリカに自生しています。
日本では本州から九州にかけて分布し、野生のものは稀だそうです。



 

開花時期は8月(9月)~10月で、花の色は薄い紫色が一般的ですが、赤、白、ロゼなどもあります。

花弁は25mm~35mmぐらいで、高さは1m~2mが一般的でしょうか。


こちらでは観賞用として人気があり、庭や公園などに多く植えられています。

写真は前述したように市立公園に咲いているものですが、上の2枚の写真を比べてもあまりわからないのですが花の色は2色です。

ちょっと濃い薄紫と白っぽい薄紫です。

去年も同じ場所のシオンを話題にしているので比較してみて下さい。

今年よりももっと色の違いを見ることができます。

ウィーンによく見られるこの時期の花 82


写真は2015年10月6日9:40頃 市立公園で撮影したものです。







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ウィーンによく見られるこの時期の花 122 (クロッカス・スぺキオスス)

前回この秋の時期に野生でもいっぱい見られるイヌサフランについて書きましたが、

今回はそのイヌサフランに結構似ている、でも違うものについて少し紹介します。


こちらはドイツ語で

Pracht-Herbst-Krokus(プラハト・ヘルプスト・クロクス)、

学名でCrocus speciosus、

日本語では学名読みでクロッカス・スぺキオススとかドイツ語読みを日本語にして秋クロッカスと言ってもいいでしょうか。

アヤメ科のクロッカス属で、多年草です。

原産はトルコ中央や北、イラン北西で、球根植物です、

クロッカスの原種のひとつですが、この秋の時期に咲くのが特徴です。



開花時期は10月です。

高さ7cm~20cmぐらい、

花弁は6枚、色は青紫、花に縦のしっかりした線と、斜めに薄い線が多く入っています。

針葉樹林地帯に多く見られ、

標高2850mぐらいまでに野生で生育しています。

このクロッカス・スぺキオススは

鑑賞用として好んで石がある庭や

芝生などに植えられています。



こちらでは1835年ぐらいから園芸品種として存在しています。


写真は2枚共2015年10月2日11:00頃撮影したものです。

ベルヴェデーレ宮殿横にある植物庭園に野生で咲いているものです。







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ウィーンによく見られるこの時期の花 121 (イヌサフラン)

ウィーンは街路樹の葉の色も変わり、マロニエの実がたくさん街中に落ちています。

マロニエと言えば、1週間前にこの時期に咲いているマロニエにも触れました。

今日のウィーンによく見られるこの時期の花は自然の中によく見られる花です。

 

こちらはドイツ語でHerbstzeitlose

(ヘルプストツァイトローゼ)、学名でColchicum autumnale、日本語ではイヌサフランとか

学名の通りコルチカムとも呼ばれています。

Herbstはドイツ語では"秋"という意味です。

ユリ科(イヌサフラン科)で

イヌサフラン属の多年草です。

 

 

原産は中央ヨーロッパで、ヨーロッパ中南部や北アフリカにも分布しています。

コルチカムは全部で約60種類ぐらいある球根植物です。

 

 

開花時期は9月~10月で、花の色はピンクが一般的ですが、紫や青紫などもあります。

 

花の長さは3cm~5cmぐらいで、高さは25cmぐらいです。

花弁は6枚で、花が咲くころには葉はなくなっています。

遠くから見るとクロッカスのような雰囲気です。

 

こちらでは湿った草原地帯に多く見ることができます。

イヌサフランは猛毒で、食べると呼吸困難となり死に至ることもあります。

日本でも実際にこれを食べたことで死亡した例があります。

毎年この時期になるとウィーンの森マイヤーリンクに行く途中のちょとした草原地帯にたくさん咲いていますが、ここに掲載したHerbstzeitloseはウィーンの森ではなく、ベルヴェデーレ宮殿横にある植物庭園に野生で咲いているものです。

 

写真は2枚共2015年10月2日11:00頃撮影したものです。

 

 

 

 

 

 

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