ウィーンの花

 

過去の記事はこちらからどうぞ

 

 

ウィーンによく見られるこの時期の花 387(キバナフジ)

今日もウィーンは青空が広がる気持ちのいい朝です。

ここ数日日中の気温も25℃を越えて、夏の空気すら感じます。

でも朝は13℃ぐらいですからやっぱり夏ではないんですよね。

今日は日曜日、ウィーンは平日と週末の空気の違いを大きく感じます。

うちの近所を見回しても、仕事は休みでしょうから家に車が止まっていて、のんびり朝の散歩、ジョギングなどをする人が見られますし、交通量もなくとても静かな日曜日です。

 

さて、今日はウィーンのこの時期の花をお届けします。

 

こちらはドイツ語で

Goldregen (ゴルトレーゲン),

学名ではLabumum anagyroides、

日本語ではキバナフジとかキングサリと呼ばれています。

マメ科のキングサリ属です。

 

ドイツ語のGoldは金、Regenは雨なので "黄金の雨"なんていう直訳です。

背丈がかなり高いのもあり、黄色の花がまとまってたくさん咲いていますから遠くからでもよく目立ちます。

先日シェーンブルン宮殿のフジをお届けしましたが、花が咲いている時の形は色が違うだけでよく似ています。

 

原産はヨーロッパ南部で、開花時期は5月~6月です。

高さは3m~7mぐらいに達し、ぶら下がっているひとつの房が10cm~30cmぐらいで、ひとつひとつの花は蝶のような形をしています。

花が咲いた後、8月ぐらいにできる実は豆果です。

 

キバナフジはたいへんな毒性があることで知られています。

公園や庭などに多く見られ、ウィーン川沿いやウィーンの森南方面の高速道路沿いにもたくさん見ることができます。

 

 

 

 

 

写真は全て2022年4月30日16:40頃、家の近所での撮影です。

半月前の撮影ですが、このキバナフジはまだ色々な所に咲いています。

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 386(アカバナサンザシ)

今週は初夏のようなウィーンです。

週末は不安定だった天気も、月曜から青空が広がり23℃ぐらいと気温も上がり、昨日はさらに気温が高く今日、明日は28℃ぐらいと初夏ではなく夏ですね。
この時期のウィーンは日も長く、開放感が漂い色々な花が街中に見られて素敵です。

前回はシェーンブルン宮殿そばのマロニエや、そのシェーンブルン宮殿のフジのアーチを紹介しましたが、今日はそのシェーンブルン宮殿に毎年咲くまた別の印象的な花をお届けします。

これらはシェーンブルン宮殿に限らず、もちろんウィーンの街中でも多く見られます。

 

 

こちらはドイツ語では、

Rotdorn (ロートドルン)、

学名でCrataegus laevigata ‚Paul’s Scarlet‘ + Punicea + Punicea Flore Pleno、

日本語ではセイヨウサンザシとかアカバナサンザシと呼んでいいと思います。

バラ科のサンザシ属です。

 

ヨーロッパから北アフリカにかけての標高1000mぐらいまでの所に見られ、ローム土壌(粘土質の高い土壌)を好みます。

 

セイヨウサンザシはかなり深く根づき、低木もあれば、10mぐらいまでの高い木もあります。

 

 

 

こちらは毎年綺麗に花を咲かせるシェーンブルン宮殿のアカバナサンザシです。

メインの入り口から入ると、宮殿を正面に見て、左右に多く植えられていて、ピンクの濃い綺麗な色の花を咲かせます。

これが咲いている時期にシェーンブルン宮殿に来ると、必ず「あの花はなんですか」という御質問が来ます。

シェーンブルン宮殿の黄色、空の青、そしてこのアカバナサンザシの濃いピンクのまさに色の3原色はヴェネツィア派の絵画を思わせ、年間を通してこの時期にしか見ることができないものです。

2022年5月4日11:50頃の撮影です。

 

 

開花時期は通常5~6月で、一重咲き、八重咲きで、濃いピンク色ですが、桃色、紅色もあります。

小さいピンク色の花がまとまっていくつも咲いていて、そのかたまりがたくさんあります。

拡大した写真を見るとそのかたまりはアジサイのような雰囲気ですが、アジサイよりも遥かに小さく、それぞれの花が細かいです。

アカバナサンザシの多くはこちらでは観賞用として人気があり、散歩をしていると庭や公園に多く植えられているのがわかります。

 

写真はうちの庭に咲いているもので、最初とこちらの2枚は2022年5月9日15:15頃に撮影したものです。

うちのアカバナサンザシは年々、花が多くなっていて、背丈もかなり高くなっていて、2階の窓を越えて生育しています。

 


 

参考までにこちらは白い花のサンザシです。

Weißdorn (Crataegus laevigata) 、ドイツ語でヴァイスドルンです。

自然の中ではこの白いサンザシが圧倒的に多く見られます。

2022年5月7日15:40頃、マルヒフェルト運河での撮影です。

 

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 385(マロニエ)

ちょっとだけ青空が見えていて、雲が多く漂っている今朝のウィーンですが、今日から晴れマークが登場し、日中23℃ぐらいと初夏の陽気になりそうです。

先週2回に渡ってお届けしたライブオンラインツアーではシェーンブルン宮殿の庭園を歩きましたが、前回は地元の人しか来ないマニアックなルートからグロリエッテへ行ってみました。

半袖でちょうどいいぐらい、天気も良くてとても気持ち良かったですね。

でもその日午後遅くから天気が崩れて、週末は雨も降りました。

 

さて、これからますます緑が多くなってくるウィーンの街ですが、今日はそのシェーンブルン宮殿に見られるマロニエをお届けします。

 

マロニエはドイツ語で

Gewöhnliche Rosskastanie、

学名ではAesculus hippocastanum、

日本語ではマロニエ、セイヨウトチノキとも言われている大型の落葉樹です。

トチノキ科、トチノキ属です。

 

ウィーンではオーソドックスな白のマロニエもあれば赤のマロニエも多くあり、この白と赤のコントラストがとても素敵です。

こちらはシェーンブルン宮殿の正門近くに咲いているマロニエです。

 

原産はバルカン半島と言われ、中央ヨーロッパに非常に多く分布しています。

ウィーンの街にも至る所に見られ、並木道などでも素敵な演出をしてくれます。

開花時期は4月中旬~5月、高さは30mを超えるものもあり、樹齢は300年を超えることもあるそうです。

7cm~20cmぐらい葉柄(ようへい)を持ち、二等辺三角形状に多くの花を咲かせます。

花が咲いている部分の長さは10cm~30cmぐらいでしょうか。

花の数は20~50ぐらいで、小花です。

 

赤のマロニエは学名では、Aesculus x carnea で、北アメリカ原産のアカバナトチノキと通常の白のセイヨウトチノキをかけ合せたもので、ベニバナトチノキとも呼ばれています。

白と赤のマロニエを同時に見るとコントラストがとても綺麗で、街の雰囲気も春から初夏です。

 

マロニエの花が咲き始めると花弁には黄色の斑点が見られますが、受粉が終わるとその斑点は赤色に変わります。

セイヨウトチノキはウィーンの3大街路樹のひとつで、この時期至る所に見られます。

 

 

 

 

 

写真は全て2022年5月4日11:50頃、シェーンブルン宮殿の正門界隈での撮影です。

 

 

 

 

 

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シェーンブルン宮殿のフジ(2022年)

今週末は寒くはありませんでしたが、雲が多く局地的に雨が降り、どんよりした天気が続いています。

明日から気温が高くなり、青空も広がり初夏のウィーンの陽気になりそうです。

 

そうです・・・先週木曜日にシェーンブルン宮殿 Part2のライブオンラインツアーをお届けした時は気持ちのいい青空が広がっていたのですが、その時雨雲が奥の方に確認できたんですね。

まさしく、その日の午後遅くから天気が崩れたというわけです。

さて、今日はこの時期恒例のシェーンブルン宮殿に見られる花のひとつです。

 

こちらはシェーンブルン宮殿のフジのアーチで、宮殿を正面に見て、右側から回り込んで奥の庭園に行く時に見られます。

 

フジはドイツ語でBlauregen (ブラウレーゲン)とか、Glyzinie(グリツィーニエ)、

学名ではWisteria sinensisもしくは

Wisteria floribundaで、マメ科のフジ属、つる性の落葉樹です。

原産は東アジア(中国)ですが、 Wisteria floribundaは日本固有のものだそうです。

毎年ここは多くの人が立ち止まって写真を撮っています。

 

 

開花時期は4月終わり~5月で、ぶどうのようにぶら下がっていて、紫や明るい紫、ちょっと青っぽい紫色です。

長さは20cm~80cmぐらいで、高さは10mを超えるものもあります。

 

フジ属はとても強く、木のようになっていき、例えばフジ棚に大変強く絡みつきます。

また1年に2回咲き、最初はこの時期、2回目は7~8月ですが、咲く数は非常に少ないです。

 

観賞用としてこちらではとても人気があり、垣根や壁、このシェーンブルン宮殿のようにアーチ状などにしているのをよく見かけます。

 

おもしろいことに右巻きで伸びるものと左巻きで伸びるものとがあります。

Wisteria sinensisは左巻き、Wisteria floribundaは右巻きです。

右巻きのWisteris floribunda は Japanische Blauregenと呼ばれています。

 

 

 

 

写真は2022年5月4日、11:50頃に撮影したものです。

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 384(エゾノウワミズザクラ)

ここ数日は日中20℃を越える日が続いていて、半袖でも十分気持ちいいです。

午前中は青空が広がるいい天気なのですが、午後は局地的に雨雲が漂い、雨が降ってくることが多いです。

昨日シェーンブルン宮殿でオンラインツアーをやりましたが、その時は幸いにして青空が広がるいい天気でしたが、午後16:00前頃から雷が鳴り始めて辺りが暗くなってきました。

天気予報を見ると明日から雨ですね・・・。

 

今日はこの時期の花をお届けします。

この春の時期はウィーンで特徴的な花が多く咲くので、ついつい季節を感じる花を話題にしたくなります。

先日はスミミザクラをお届けしましたが、同じサクラでも今日はまたちょっと違います。

 

 

こちらはドイツ語で

Gewöhnliche Traubenkirsche

(ゲヴェーンリヒェ  トラウベンキルシェ)、

学名ではPrunus padus L.,

日本語ではエゾノウワミズザクラです。

漢字で書くと"蝦夷の上溝桜" です。

 

落葉性の低木でバラ科のサクラ属で、ヨーロッパ北部やアジア北部に自生するサクラの一種です。

日本では北海道や青森県に見られるようですが、青森県で見つかったのは最近だそうです。

 

この写真だと日差しが強いこともあって、ちょっと分かりにくいと思いますが、全体的に細長く白い花がたくさん咲いています。

 

サクラ属は必ず"Prunus"です。

遠くから見るとサクラのように見えるベニバスモモPrunus cerasifera、前述したスミミザクラもそうですね。

 

開花時期は4月~5月で、枝先にブラシのように20~40のたくさんの白い花をつけます。

花弁は5枚で、2cmぐらいの大きさでしょうか。

花の真ん中は緑色をしています。

高さは10m~15mぐらいです。

葉は卵のような形をしていて、互い違いに生えます。長さは5cm~9cmぐらいで、幅は3cm~7cmぐらいでしょうか。

エゾノウワミズザクラは平地や山地に見られますが、こちらでは公園や街路樹などにも多く植えられていて、うちのすぐ目の前の通りにも数本植えられています。

 

 

 

 

写真は全て2022年5月2日15:00頃、うちの近所で撮影しました。

 

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 383(ライラック)

日本に住んでる皆さんは今年のゴールデンウィークはより人出が多くなっているのではないでしょうか。

海外旅行はまだ以前のようには戻らなくても、今年はハワイに行く人が多いようで、3年ぶりでハワイも少し賑わいを取り戻しているようですね。

早くヨーロッパにも気軽に来られるようになって欲しいと思います。

 

さて、今日もウィーンの至る所で見られるこの時期定番の花です。

 


こちらはドイツ語ではFlieder (フリーダー)、学名ではSyringa vulgaris、

日本語ではライラックとかリラ、紫丁香花(ムラサキハシドイ)などとも呼ばれています。

モクセイ科、ハシドイ属の樹木で、原産はバルカン半島と言われています。

 

1560年から中央ヨーロッパでは知られ、全体に広がりました。

日本には明治中期に入って来たそうです。

高さは2~6m程で、低木もあれば、小さな木であることもあります。

 

 

 

 

 

開花時期は4~5月で、花全体では10cm~20cmぐらい、薄紫、濃い紫、白などがあり、一重咲きもあれば八重咲きあり、強い香りを放ちます。

ライラックは20~25種類程あるそうです。

 

 

ウィーンでは圧倒的に紫や薄い紫が多く見られますが、白のライラックを好きな方も多いようです。

私個人的には濃い紫のライラックが好きですね。

写真は全て2022年4月27日10:00頃 国民庭園で撮影しました。

 

 

 

 


 

上の2枚の写真はうちの庭に咲いているライラックです。

今年もとても大きく、写真に見られるのは25cmぐらいはあります。

美しい色で数多く咲きました。

2022年4月30日17:00頃の撮影です。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 382 (タマリスク)

早いもので今日から5月です。

今日はメーデーですね。

5月1日のメーデーはこちらでは"Tag der Arbeit"(ターク・デァ・アルバイト)と呼ばれます。

Arbeitから日本で言う"バイト"が派生したと思いますが、ちょこっと稼いだり、学業の合間に稼ぐバイトとは違ってドイツ語でArbeitはいわゆる本業で、"仕事"です。仕事をする・・・だと"arbeiten"という動詞になります。

もともとメーデーは"五月祭"という古代ローマ時代にあったお祭りから由来していて、夏の豊穣を予祝いするお祭りと考えられいるようです。現在では"労働者の日"となっています。

1886年に現在のアメリカ労働総同盟がシカゴを中心に8時間労働制を要求する統一ストライキを行ったのが起源とされています。

オーストリアでは1890年にウィーンのプラターで10万人以上の労働者が集まったのが最初です。

今日はこのメーデーとワクチン接種を個人が自由に判断できるようにという2つの大きなデモが開かれます。

 

話が政治的方向に行きましたが、今日はこの時期の花シリーズです。

 

 

こちらはドイツ語で

Viermännige Tamariske とかFrühlingstamariske、

学名ではTamarix tetrandra、

日本語ではタマリスク・テトランドラで、ヨーロッパギョリュウとも呼ばれているようです。

ギョリュウ科、ギョリュウ属で、原産は南東ヨーロッパ、バルカン半島、西アジアです。

 

 


"ギョリュウ"と言うと中国産を指す場合が多いですが、"タマリスク"と言う場合はこのヨーロッパ産を指すことが多いと思います。

開花時期は4月~5月、高さ2m~3mぐらいで多く枝分かれしていて、幹が少し太い低木です。

雄しべが4つ、薄いピンク色をしていて、多くの枝に見られる4cm~5cmぐらいの密集した房状にたくさんの花を咲かせます。

前年に伸びた枝に花が咲く旧枝咲きの特徴があります。

葉は1mm~2mmしかなく、尖っています。

長い枝が垂れ下がったように見え、たくさんの花を咲かせることから観賞用として多く植えられています。

タマリスクは海岸沿いの塩を含んだ地面に植えられている場合、自ら塩を排出する能力を持っています。

 

 

写真は2022年4月29日 15:40頃、ウィーン20区の公園の一角での撮影です。

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 381 (ハナミズキ)

また春の青空が戻って来たウィーンです。

今日も朝からいい天気です。

4月16日よりコロナ規制も大幅に緩和されて、カフェ、レストランなどに入るためのG証明も要らなくなり、マスク着用義務の場所もスーパー、銀行、公共交通機関などの必要最低限となっています。

街中はかなり開放的な空気になっていますね。

 

さて、今日はこの時期の花をお届けします。

 

 

こちらはドイツ語でBlumenhartriegel、学名ではCornus florida 、日本語ではハナミズキとかアメリカヤマボウシと呼ばれています。

上の写真のものはCornus florida rubraです。

 

ミズキ科のミズキ属で原産は北アメリカで、開花時期は4月~5月、写真に見えるものはそこまで高くありませんが、高さ5m~12mぐらいになります。

花の色は薄いピンクや白で、直径12cmぐらいでしょうか。

 

 

実際の花は直径5mmぐらいの中心にある部分で、色がついた花弁のように見えるのは苞(ほう)と呼ばれている部分です。

苞(ほう)とはつぼみを包んでいた葉のことです。

 

日本では1912年にソメイヨシノをアメリカに贈り、1915年にその返礼としてアメリカから贈られたことから植栽が始まったようです。

印象的な花の形からこちらでは観賞用として親しまれています。

 

 

 

写真は2022年4月26日 13:30頃の撮影で、うちの庭に咲いているものです。

 

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 380(ムスカリ)

先日の日曜日がコロナ禍3回目の復活祭でした。

復活祭前までは青空が広がるいい天気が続いていましたが、週末から気温も下がり雨もぱらつき、雲が街を覆うっていました。

毎年呪わているかのように復活祭は寒くて天気が悪いです。

火曜日から社会がまた始まっていますが、かなり雨が多く降りました。

しかし昨日は気温が上がり、青空が広がるいい天気で、今日は昨日よりもちょっと暖かくいい天気になりそうです。

でも金曜日からは3日間また雨ですね・・・週末また雨かって感じです・・・。

 

さて、今日もウィーンのこの時期の花です。

至る所で見られるこの花は日本でもよく知られています。

 

 

ここは自宅から4kmほど離れたある民家の庭です。

紫の小さな特徴的な花がいっぱい咲いていますね。

スミレかなと一瞬思ってしまいますが、スミレとは全く形が違います。

(そう言えば今年はスミレを話題にしなかったですね・・・)

撮影は2022年4月11日14:30頃です。

 

これはドイツ語では

Traubenhyazinthen

 (トラウベンヒヤツィンテン)、

直訳するとブドウヒヤシンス、

学名ではMuscari、

日本語ではムスカリです。

 

ユリ科、もしくはヒヤシンス科の

ムスカリ属です。

 

ブドウのような花をつけることから

ドイツ語ではTraubenhyazinthenと呼ばれています。

 

原産は地中海沿岸-南西アジアで、高さ10cm~30cm,開花時期は3月~5月、花の色は青紫が定番ですが、白もあります。

ヒヤシンスを小型にしたような、ブドウのような花です。

 

ムスカリは約60種類ぐらいあるようです。

多年草の球根植物です。

日本では30年以上前ぐらいから市場に出回っているそうです。

 

ムスカリの定番はMuscari armeniacumでしょうか。

ムスカリは単独でも特徴があってそれなりに可愛らしいのですが、何と言っても群植すると見ごたえがあって素晴らしいです。

 

 

2枚目と3枚目の写真は2022年4月7日13:40頃の撮影で、うちの庭で咲いているものです。

ちょっと日が経ってしまいましたがまだまだ多く咲いていますし、ウィーンの街中でも多く見られます。

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 379(スミミザクラ)

Osterferien(イースター休暇)が終わり、昨日から社会が動き始めていますが、学校は今日から始まります。

オーストリアでは4月1日より、ひと月でPCR検査と抗原検査がそれぞれ1人5回、計10回が無料となり、それ以降は有料となりました。

これは健康である人の場合で、例えば症状がある人、感染して隔離を終了するための検査、抗原検査で陽性反応が出た場合などは無料で検査が行えます。

学校も復活祭休暇後からは週1回の検査になりました。

休暇中に出かけた人も多いでしょうし、4月16日(土)から陰性証明も要らなくなるなど規制が緩和されているので、実際1日の感染者数がどうなるのか気になります。

 

さて、今日はサクラの種類をお届けします。

 

こちらはドイツ語でSauerkirsche(サウワーキルシェ)、

オーストリアではWeichsel(ヴァイヒセル)、

学名ではPrunus cerasus、

日本語ではスミミザクラです。

 

バラ科、サクラ属でセイヨウミザクラに近いと考えられているようです。

バラ科 はバラ目に属する植物の科の一つで、およそ90属2500種を含むということです。

 

セイヨウミザクラはドイツ語ではVogelkirsche、英語だとWild Cherry、学名はPrunus aviumで、いわゆるサクランボの多くがこの種に由来するということです。

スミミザクラの方がセイヨウミザクラの比べて果実の酸味が強く、料理などにもよく使われます。

実はいわゆるサクランボで、もっと後に実がなりますが、直径1.5cm~2cmぐらいで黒に近い赤い色をしています。

 

 

 

 

 

ヨーロッパや南西アジアに自生し、北半球の多くの所で果樹として植えられています。

高さ1m~10m、花の色は白で直径2cm~2.5cmぐらいでしょうか。

セイヨウミザクラよりも小柄で、枝はたくさんあり、茎は短めです。

 

この時期は大量に白い花は咲かせ、遠くからでもよく目立ち、すぐにサクラだろうと想像できます。

 

うちでは毎年実をそのまま食べたり、ジャムにすることが多いです。

 

 

 

写真はうちの庭に咲いているWeichselで、2022年4月17日8:25頃の撮影です。

うちでは毎年実をそのまま食べたり、ジャムにすることが多いです。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 378(ヤブイチゲとキバナイチゲ)

今週はOsterferien・・・復活祭休暇で、多くの人が出かけていると思います。

昨日はシェーンブルン宮殿の復活祭市からライブオンラインツアーを行いましたが、結構な人出でした。

今年の復活祭は4月17日なのでもうすぐですね。

復活祭については例年通りまたここで取り上げます。

 

今日はウィーンのこの時期に見られる花シリーズをお届けします。

 

こちらに見られる白い花はドイツ語でBuschwindrößchen

(ブッシュヴィントレースヒェン)、

学名ではAnemone nemorosa,

日本語ではヤブイチゲとか学名通りのアネモネ・ネモロサと呼ばれています。

 

キンポウゲ科のイチリン草属で多年草です。

ドイツ語の Windrößchenは"風の小さい(可愛らしい)バラ"という直訳ですが、和名ではヤブイチゲというあまり可愛らしくない名前がついています。


 

 

 

 

 

開花時期は2月~4月、花の色は白、高さは5cm~20cmぐらいまで、花弁は6~8枚です。

葉は手の平の形のように広がり、ギザギザの特徴的な形をしています。

原産はヨーロッパ、アジア北東部です。

 

学名の"アネモネ"と言うと春に咲く球根や秋植えが知られているようですが、それとは別種です。

アネモネは150種類があり、例えばそのひとつにハナアネモネがあります。

草地や林や森の中に多く生育、自生していて密集して咲いていることが多いです。

 


 

こちらはドイツ語でGelbes Windröschen(ゲルべス・ヴィントレースヒェン)、

学名でAnemone ranunculoides、日本語ではキバナイチゲです。

 

キンポウゲ科のイチリンソウ属で多年草です。

gelbはドイツ語では黄色という意味です。

原産はヨーロッパです。

上で紹介したヤブイチゲの黄色バージョンです。

 

開花時期は3月~5月、花の色は濃い黄色、高さは10cm~20cmです。

花が咲いた後に葉が登場します。

葉の先がのこぎりのようにギザギザになっていて、葉は花の下の周りにスカートを広げたように円形になっています。

 

写真は全て2022年3月27日14:45頃  うちの庭で撮影したものですが、どちらも森や茂みなどにこの時期多く見られます。

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 377  (スピノサスモモ)

先週よりも春らしい気温に戻ってますが、昨日の夜中から天気が崩れて雨が降りました。

現時点では雨は止んでいますが、地面は濡れていてどんよりとした雲がウィーンの街を覆っています。

今週はずっと雨マークですね。

 

さて、3月の終わりから4月にかけて桜が多く咲く中で、一見桜っぽいこの花についても非常に多くのお客様から御質問があります。

この白い花はバスで移動している時に車窓から頻繁に見られるからです。

 

こちらはドイツ語で

Schlehdorn (シュレードルン)

とかSchwarzdorn(シュヴァルツドルン)とも言われています。

学名ではPrunus spinosaで、

日本語ではスピノサスモモです。

バラ科のスモモ属で低木もしくは小高木です。

ヨーロッパに多く見られ、北アフリカまでも分布しています。

開花時期は3月~4月で、遠くから見ると桜のような白い花をたくさん咲かせます。

高さは1m~4mぐらいで、花弁は5枚、1.5cmぐらいでしょうか。

秋にはブルーベリーのような濃い紫色の実をつけ、食べられますがそのまま食べるとかなり酸っぱいです。

Schlehdornは日当たりがいい道端とかちょっとした森や岩肌のような所に多く見られ、石灰質の土壌を好みます。

 

 

 

 

写真は2022年3月24日の17:10頃、マルヒフェルト運河で撮影しました。

少し時間が経ってしまいましたが、まだ咲いているのが多く見られます。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 376(モクレン)

今日も寒い朝で、7:00の時点で0.8℃でした。

しかし今日から日中の気温が10℃を越える予報です。

週末は寒かったですね。

冬がぶり返した感じで、一昨日は雪までもが降りました。

水曜日ぐらいから20℃ぐらいになりそうですね。

今日もウィーンで多く見られるポピュラーな花をお届けします。

今年はウィーンによく見られるこの時期の花があまり時間差ではなく、かなり同時に咲き始めているような気がします。

冬がそこまで寒くならない、地球温暖化の影響もあるでしょう。

 

こちらはドイツ語では

Magnolie(マグノーリエ)

学名ではMagnoliaです。

モクレン科のモクレン属です。

 

モクレンはたくさんの種類がありますが、これはおそらくドイツ語でTulpen-Magnolie,

学名でMagnolia x soulangiana、

日本語ではマグノリア・スーランジアナです。

(おそらくですが・・・)

 

マグノーリア・スーランジアナは、中国産のハクモクレン(Magnolia denudata)と東アジア産のモクレン(Magnolia liliiflora)交配種で、1820年に生まれました。

 

開花時期は4月~5月で、花の色は前述した両種の中間色のピンクが基本ですが、白が強かったり、逆に紫が強いものまであり様々です。

 

葉は12cm~20cmぐらいの長さで幅6cmぐらいと大きめです。

高さは6mを超えるものもあり、花が咲いた時には堂々とした存在感を与えます。

 

ウィーンは色々な所にモクレンが咲いていますが、種類がそれぞれ違うと思います。

多くの花を咲かせ、色も綺麗で、高さもありますからどこに植えられていても目立ちます。

 

 

 

 

写真は全てウィーン市立公園STADTGARTENDIREKTIONに植えられているもので、これだけ大きいものは花が咲くと行き交人々を立ち止まらせて圧倒します。

毎年このモクレンの写真を撮っている人を何人も見かけます。

 2022年3月30日11:45頃撮影しました。(青空ではなかったのが残念です)

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 375(ベニバスモモ)

ここ数日天気が悪い日が続き、気温も下がり寒い日が続いています。

昨日は午後から雪が降り、日中の気温も3℃でした。

冬にはほとんど雪が降らず、よりによって4月になってから雪が降るとは・・・。

今日の朝は予報に反して青空が少し広がり、昨日の雪がまだ至る所に残っています。

 

さて、今日はウィーンにこの時期非常によく見られる私が個人的に好きな花をお届けします。

 

こちらはドイツ語では一般的にBlutpflaume(ブルートプフラウメ)、

学名でPrunus cerasifera、日本語では紅葉スモモ(ベニバスモモ)です。

バラ科のサクラ属です。

 

BlutpflaumeはKirschpflaume (Prunus cerasifera)の葉が赤いものを指し、Kirschpflaumeとの交配から生まれたもので、Blutpflaumeと呼ばれているほとんどがPrunus cerasifera 'Nigra'に属するそうです。

Kirschpflaume はチェリー・プラムとかミロバランスモモとも呼ばれていて、ケルト人達にすでに知られていました。

Kirschpflaume自体の原産はバルカンや中央アジアで、5~8mぐらいの高さです。

 

日本には古い時代に中国から来たそうですが、日本ではここまでピンク色になるものはおそらくないそうです。

(自分で調べたわけではないので自信がありませんが・・・)

 

 

開花時期は3月~4月初めでサクラよりも10日程早く開花し、サクラよりも小さめの花です。

花の大きさは1cm~2cmぐらいでしょうか。

高さは15mぐらいにまでになるものもあります。

花と一緒に濃い赤い葉が現れますが、最近のウィーンのBlutpflaumeは、緑が赤っぽく見える葉も多くあるような気がします。

ちなみにソメイヨシノは、花が散る頃に緑色の葉が出て来ます。

 

ベニバスモモは街路樹、公園、庭にとにかくよく見られ、こちらでは大変ポピュラーなこの時期の樹木です。

うちの庭にも咲いていて、個人的にも大好きですね。

 

 

 

 

写真は全て2022年3月25日15:30頃、ウィーン20区のBrigittparkで撮影しました。

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 374(レンギョウ)

早いもので今日から4月です。

1年の1/4が過ぎました。

今週の初めまでは暖かくて青空が広がるいい天気が続いていましたが、ウィーンは昨日から寒くなると同時に雨になり、明日と日曜日は雪マークも登場して冬がぶり返した感じです。

コロナ禍3回目の復活祭が近づいてきて、今日からFreyungとAm Hofの復活祭市、明日からシェーンブルン宮殿の復活祭市が始まります。

過去2回は中止になったので、3年ぶりの復活祭ですから、開催中にライブオンラインツアーでお届けしたいと思っています。

 

さて、今日はこの時期ウィーンでどこにでも見られる花です。

 

こちらはドイツ語では

Forsythie (フォルスィティエ),

Goldglöckchen (ゴルトグレックヒェン)

と呼ばれています。

学名ではForsythia、特にこちらで頻繁に見られるのはForsythia × intermediaでしょうか。

日本語ではレンギョウです。

モクセイ科レンギョウ属の樹木です。

 

そういう意味ではアイノコレンギョウと言ってもいいかもしれません。

濃い黄色の花で、遠くから見てもハッキリわかります。

 

 

 

開花時期は3月~4月で、花は4cmぐらいまで、花びらが4枚ありかなり濃い黄色です。

原産は中国で、日本には300年ほど前に薬用として入って来たようです。

 

写真で見られるようにかなり密集して上に向かって伸びて行き、高さは2~5mぐらいになります。

レンギョウ属の原種はアジアに6種とヨーロッパに1種、また園芸用に交配された雑種もあるそうです。

 

この時期の春を告げる花として、街中の公園、道路沿い、庭など、多く植えられていて至る所に見ることができます。

 

 

 

 

写真は全て2022年3月19日11:50頃  市立公園で撮影しました。

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 373(ヒメリュウキンカ)

一昨日の月曜日までは青空が広がり日中の気温も20℃を越える晴天が続いてましたが、昨日からは雲が多くなり、週末に向けて気温が日ごとに下がり、雨の予報になっています。

今年の復活祭は4月17日で、それに合わせて去年、一昨年と中止になったシェーンブルン宮殿などでの復活祭市がまもまくオープンします。

自然はコロナとは無関係のようにどんどん春らしくなっています。

今日はこの時期に多く見られる可愛らしい花をお届けします。

 

こちらはドイツ語ではScharbockskraut

(シャルボックスクラウト)、

学名ではRanunculus ficaria,

日本語ではヒメリュウキンカ

(姫立金花)です。

 

キンポウゲ科でキンポウゲ属の多年草で、地面からちょっとの高さで、間隔を空けてとても多く咲いています。

遠くから見ているとキバナセツブンソウやタンポポのようにも見えるのですが近くで見れば違いますね。

 

 

 

開花時期は3月~5月、高さ5~15cm、光沢のある黄色い花を咲かせます。

花弁は8枚~12枚です。

葉は地面の低い所でかなり密集して見られ、ハート型でちょっとギザギザが入っています。

原産はヨーロッパで、日本では園芸用として入って来たものが野生化したそうです。

ウィーンの街中の公園などには必ずと言っていい程見られ、また標高1400mぐらいまでの山地の林の中や森などにも野生のヒメリュウキンカがたくさん咲いています。

民家の庭などにも非常に多く見られます。

 

 

 

 

 

 

写真は全て2022年3月19日11:45頃、市立公園で撮影したものです。

 

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 372(ラムソン)

ここ数日快晴が続き、日中の気温も20℃ぐらいまで上がり、暖かく春を感じるウィーンです。

今日は3月最後の週末で、明日から夏時間に変わります。

実際は今日の夜中の2:00が3:00になります。

1時間損することになるわけですね。

EU議会は夏時間廃止を2019年3月に可決し、2021年・・・つまり去年が夏時間最後となるはずでした。

その後はそれぞれの国が夏、冬どちらを標準時間にするかということだったのですが、コロナ対策などにも追われ、結局据え置きとなり、オーストリアでは2026年までは夏時間があるようですね。

また、今日はベートーヴェンの命日ですね。

今日後にお届けするライブオンラインツアーVol.86ではベートーヴェンをテーマにします。

 

さて、今日のこのウィーンこぼれ話コーナーでは花ではなく葉を紹介します。

 


 

こちらは緑の葉っぱしか見られませんが、ドイツ語ではBärlauch(ベアラウホ)、学名でAllium ursinumです。

日本語ではラムソンです。

クマニラとも呼ばれています。

ヒガンバナ科、ネギ属の多年草です。

 

大量に生育していて、周辺にはすぐそれとわかるニンニクのような強い香りを放ちます。

自然の中を歩いているとそばにいなくても匂いで周辺にあることがすぐにわかります。

写真で見ると厚い葉のように見えますが、とても薄いです。

 

一見ギョウジャニンニクに似ていますが別物でニラよりも葉の幅は広いです。

 

 

高さ20~50cm、開花時期は4~6月で、1~2cmぐらいの白い花を垂直に咲かせます。

葉はスズランに似ていて、濃い緑で、薄くまっすぐです。

葉をちぎってみるとニンニクの香りがすぐに漂います。

ラムソンは中石器時代からすでに葉の重要性を知って、人類が使っていたことがわかっていています。

ラムソンは花を咲かせてしまったら葉を食べるのにはもう遅すぎますので、かなり早い時期から生き生きしている葉を摘んでる地元の人を多く見かけます。

 

Bärlauchcremesuppe(ラムソンのクリームスープ)はこの時期よく見られます。

うちはラムソンを多く使い、ベーコンを細かくしてカリカリにし、マッシュルームとその他野菜を一緒に炒めてごはんに盛る・・・うちではニラ丼と名付けていますが・・・これがとても美味しくてくせになります。

またラムソンを細かく刻んで、オリーブ油、塩を混ぜて生のペースト状にし、スパゲッティなどに混ぜ合わせます。

ラムソンのスパゲッティ・・・これもとても美味しいです。

 

 

ラムソンはウィーンの森、川沿い、緑豊かな水郷、茂み、落葉樹林地帯などに多く見られます。

写真は2022年3月12日15:45頃、Hagenbachklammで撮影しました。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 371   (セイヨウサンシュユ)

昨日からまたいい天気で、週末から来週にかけて快晴マークが続いています。

火曜日は15℃という予報で、今週以上に暖かくなりそうです。

昨日も散歩に出かけましたが、多くの人が歩いていましたね。

来週の日曜日には夏時間に変わり、より日が長く感じることになるでしょう。

春の訪れ、そして復活祭の空気を感じます。

この時期ウィーンにも個性的な花が多く咲き始めますので、今日もこの時期よく見られる花シリーズです。

今年はキバナセツブンソウニオイガマズミマツユキソウターキッシュヘーゼルクロッカスユキワリソウプリムラをすでにお届していますが、この花も地元で多く見られるものです。

 

 

こちらはドイツ語でKornelkirsche

(コルネルキルシェ)とか

Dirndlstrauch(ディルンドルシュトラウホ)や

Gelber Hartriegel

(ゲルバー ハルトリーゲル)

とも呼ばれています。

学名ではCornus mas、

日本語ではセイヨウサンシュユです。(西洋山茱萸)

ミズキ科のミズキ属の落葉小高木です。

 

ドイツ語のKornelkirscheから想像できますがコーネリアンチェリーとも呼ばれています。

 

原産はヨーロッパ南部ですが、アルメニアやトルコなどにも広がっています。

高さは3m~6mぐらいで、樹齢50年ぐらいのものは8mに達するのもあります。

幹の直径は15cm~20cmぐらいと結構太くなります。

 

 

開花時期は2月~4月です。

2cm~4cmの黄色い小さな花をひとつの場所に10~25個ぐらいまとめて咲かせます。

7月以降に赤い実が熟し、食べることができますがかなり酸味があります。

Kornelkirscheは環境の適応によっては樹齢100年を超えるものもあるそうです。

 

花が咲く部分は小さいので、遠くから見るとかなり地味ですが、近くで観察すると多くの花が咲いているのがわかります。

 

こちらでは公園や庭などに多く見ることができます。

 

 

 

 

 

 

写真は全て2022年3月18日16:30頃、マルヒフェルト運河で撮影したものです。

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 370(プリムラ/サクラソウ)

先週の予報では今週はもう少し暖かくなるということでしたが、日中の気温は12℃前後、思ったよりも暖かくなく、肌寒く感じる日が続いています。

朝はそれなりに冷え込んでいます。

また天気も青空があまり見られず、見られても一時的なことが多く、雲がウィーンの上空を漂っています。

 

ウクライナ情勢・・・まだまだ続いていますね。

オーストリアには現時点ですでに117.000人のウクライナからの避難民が来ていて、今週の月曜日からウィーンのオーストリアセンターでの登録が始まっていて、すでに4.500人が難民登録をしたということです。

全避難民の75%はオーストリアを抜けて他の国へ行く予定であり、25%はオーストリアに留まる意思を示しているそうです。

つまり約30.000人がオーストリアに残ることになるわけですね。

犠牲者をこれ以上出さないためにも、早く停戦して欲しいです。

 

さて、今日はこの時期よく見られる花シリーズです。

今年はキバナセツブンソウニオイガマズミマツユキソウターキッシュヘーゼルクロッカスユキワリソウをすでに話題にしましたが、この花も地元で人気あるの春先の花です。

 

こちらはドイツ語でPrimeln(プリーメルン)、学名ではPrimula vulgaris,日本語ではプリムラとかサクラソウと呼ばれています。

サクラソウ科でサクラソウ属で、ほとんどが多年草です。

 

プリムラは栽培種が非常に多く、500種類以上と言われています。

原産は西、南ヨーロッパです。

開花時期は3月~4月、花は黄色や薄い黄色で、花の直径は3.5cmぐらいまででしょうか。

全体の高さは10cmぐらいととても低いです。

写真に見られるこの薄い黄色はこちらでとにかくよく見られるポピュラーな色です。

 

 

プリムラは花が美しいので栽培種も多いわけですが、こちらでは標高1500mぐらいまでの自然の中でもたくさん見られます。

右の写真のように紫も見られます。

 

このように紫やピンク色のプリムラは時と共に色が薄くなっていき、本来の黄色に近づいていく傾向があります。

 

また、植えたものが時と共に自然にどんどん増えていくことが多いので、この時期公園や庭の至る所に準野生化(こういう言葉を使っていいかどうかわかりませんが・・・)したプリムラをたくさん見ることができます。

 

うちの庭にもプリムラが咲いていますが、年々少しずつですが増えていますね。

 

 

掲載した写真は全て2022年2月24日12:45頃 Rennwegにあるウィーン国立音大敷地内で撮影したものです。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 369(ユキワリソウ/ミスミソウ)

オーストリアでは先日ワクチン接種義務が一時中断されることになり、コロナ規制も緩和方向にあるのですが、1日の感染者数が増加していて、一昨昨日はついに5万人を超えました。

子供の学校や知り合いなどでコロナに感染した例を最近よく聞くようになりました。

子供を除きほとんどがワクチン接種済みの人ですが、それでも高熱や呼吸の苦しさなどの症状が出たという話も聞いています。

これはそれぞれ個人の体質や健康状態に影響するので、本当にコロナはこれからどうなっていくのかわからないですね。

 

さて、今日はこの時期よく見られる花シリーズです。

今年はキバナセツブンソウニオイガマズミマツユキソウターキッシュヘーゼルクロッカスをすでに話題にしましたが、この花も地元で人気あるの春先の花です。

 

 

こちらはドイツ語でLeberblümchen(レバーブリュームヒェン)、学名ではHepatica nobilis、

日本語ではユキワリソウとかミスミソウとも呼ばれています。

 

キンポウゲ科、ミスミソウ属の多年草です。

高さ10cm~15cmぐらいで、場所によっては多く咲いているので遠くから見ると、色が似ているので、一瞬ですがスミレのように見えるのですが、全然違います。

色も綺麗で可愛らしくて特徴がありますね。

密集して咲いている場合もあれば、単体で咲いている場合もあります。

その場所の環境も関係しています。

 

 

 

ユキワリソウは石灰地質の森や山中の林の中や茂みに多く見られ、ヨーロッパ、東アジア、北アメリカなどの北半球の温帯地帯に広く分布しています。

日本にも4種が自生しているそうです。

開花時期は3月~4月で、花の直径は1.5cm~3cmぐらい、花弁は6枚~9枚で紫や青紫が圧倒的に多く、極稀に白もあるようです。

写真は2枚共3月9日13:20頃、うちの庭で撮影したものです。


 

こちらのピンクと八重咲は日本種のユキワリソウで、共にうちの庭で咲いています。

こちらでは先に紹介した紫のユキワリソウしか見ることができません。

ピンクの方は2022年3月2日14:50頃、八重咲は2022年3月2日8:50頃の撮影です。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 368 (クロッカス・トムマシニアヌス)

ウィーンの冬はここ何年もかなり暖かくなっていると思います。

数十年前の統計を見るとマイナス20℃とかにもなっていましたが、地球温暖化の影響で日中マイナスにも行かなくなりました。

今年の冬は1月12日だけが日中マイナスであって、あとはずっとプラスです。

以前はよく日中プラスになると暖かく感じるなと思っていましたが、最近は2~4℃ぐらいだとかなり寒く感じるようになりました。

でも自然を見ていると春が近づいていることがわかります。

 

さて、今年はキバナセツブンソウニオイガマズミマツユキソウターキッシュヘーゼルを話題にしましたが、今日のこの花も現在多く見られる典型的なこの時期の花です。

 

こちらはドイツ語ではKrokus、

学名ではCrocus、

日本語ではクロッカスです。

 

クロッカスは秋咲きと春咲きがあり、秋に咲くクロッカス・スぺキオススを話題にしたことがありましたが、こちらは春咲きですが、実際は2月初めに咲いているので、こちらではまだ冬です。

厳密には春になる前ですから、ドイツ語ではVorfrühlingです。

アヤメ科のクロッカス属で、多年草です。

 

こちらはおそらくドイツ語でElfen-Krokus、学名ではCrocus tommasinianusだと思います。

(自信はありませんが・・・)

 

 

開花時期は2月~3月で、高さは7cm~17cm、花の色は薄紫で、花弁の外側はもっと色が薄く、線が入っていません。

原産は南ハンガリー、クロアチア、ボスニア、セルビア、ブルガリア界隈で、標高1.500mぐらいまでの夏は緑になり、日陰が多い落葉樹林地帯に多く見られます。

 

クロッカスと言えば球根を思い浮かべますが、これは野生で生育していて、年々増えているような気がします。

もっとも最初は人為的に球根が植えられたかもしれませんが、土や環境が適しているとどんどん増えていきます。

これから咲こうとしているクロッカスがたくさんあります。

 

写真は2枚共2022年2月24日12:50頃、サレジオ修道会の前庭で撮影しました。

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 367   (ターキッシュヘーゼル)

ウクライナ情勢は日本でも大きな話題になっていると思います。

ロシア大統領プー〇〇の個人的野望のため罪もない多数の犠牲者が出ている断じて許せない行為です。

自分の同僚にもガイド学校で学んだウクライナ人の友達がいますが、一昨日すぐに電話をして話をしました。

彼女の口からは当然ロシアに対しての批判しか出て来ませんでした。

ウクライナ人としてのプライドを改めて感じました。

アメリカとドイツがウクライナに武器の供給をするということですが、それ以上の介入はNATOレベルで難しい現状でしょうね。

誰も第三次世界大戦なんて望んでないです。

同時に、日本の将来・・・北方領土、尖閣諸島はそのまま不当にも持っていかれてしまうようなビジョンです。

 

暗い話題は止めましょう。

ここ数日肌寒い日が続いています。

日中の気温は7℃前後、朝は0℃を下回っていることが多いですが、朝は青空が広がるいい天気です。

今日はこの冬の時期に春の訪れを示唆する花としてキバナセツブンソウニオイガマズミマツユキソウを掲載しましたが、今日もこの時期に見られる花として、枯れているよう見える花を紹介します。

 

枯れ枝のようにしか見えないこの木に黄色っぽく見えるものがたくさんくっついていますね。

 

こちらの木はドイツ語では

Baum Hasel (バウムハーゼル)、

学名ではCorylus colurna,

日本語ではターキッシュヘーゼルとかトルコキハシバミと言ってもいいでしょう。

ドイツ語でもTürkische Haselとも言われています。

ハシバミ属、カバノキ科です。

原産は南東ヨーロッパから小アジアにかけてでしたが、この中央ヨーロッパでも多く見られ、東はヒマラヤ地帯まで広がっています。

 

よく言われるヘーゼルナッツはセイヨウハシバミ(Corylus avellana)で、食用として世界的に流通しています。日本ではその95%がトルコから輸入されているようです。

ドイツ語ではGemeine Haselです。

 

真っ直ぐで、高さは20mぐらいまでなり、葉は先がぎざぎざしたハート型で8~12cmぐらいの大きさです。

開花時期は2月~4月で、12cmぐらいまでの黄色に近い黄緑色のぶら下がっているような花を咲かせます。

この長くぶら下がっているのが雄しべであり、遠くからでもすぐにわかります。

よく観察するとつぼみから小さな赤い花がありそれが雌しべです。

ここに小さな赤い雌しべがあるとは普通気がつきません。(この写真では見にくいです)

 

最初は緑で、後に茶色と灰色が混ざったような色になる実は2cmぐらいで、9月以降に熟しますが、食用のヘーゼルナッツよりは少し小さめです。

 

 

Baum Haselは強いので、街路樹や公園に多く見られます。

ここで紹介したBaum HaselはMarchfeldkanal(マルヒフェルト運河)で見たもので、ここにはそこらじゅうにBaum Haselが咲いています。

 

写真は昨日・・・2022年2月26日15:20頃に撮影しています。

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 366(マツユキソウ)

今日も朝から強い風が吹いているウィーンです。

昨日は結構暖かかったのですが、今日は日中の最高気温が10℃を下回る予報で肌寒い1日になりそうです。

 

さて、今日はこの時期の花シリーズです。

ウィーンでも特徴的な花が多く見られるこの時期です。

今年最初の花としてキバナセツブンソウを、その後はニオイガマズミを取り上げましたが、今日のこの花も春を感じさせてくれる非常にポピュラーな花です。

 

こちらはドイツ語でSchneeglöckchen

(シュネーグレックヒェン)、

学名でGalanthus nivalis,

日本語でマツユキソウ(待雪草)です。

 

ヒガンバナ科でガランサス属(マツユキソウ属)で、スノードロップのひとつです。

Schneeglöckchenは20種類ほど存在します。

 

マツユキソウは春を告げる花のひとつとして知られる多年草で高さ5cm~20cm,葉は細く10cmぐらいで青っぽい緑です。

 

開花時期は2月~3月で白い花を下向きにぶら下がったようにつけます。

花弁は6枚で、3枚が外側、3枚が内側で、内側の方が短くなっています。

遠くから見るとピーナッツのような形をしています。


 

Glöckchenは小さな鐘という直訳です。

原産は南ヨーロッパということですが、中央ヨーロッパでも多く見られ、ここウィーンではとてもポピュラーなこの時期の花で、公園や庭、茂みなどによく見られます。

今年はこのSchneeglöckchenもかなり早く咲き始めました。

 


 

掲載した写真は全て2022年2月24日12:40頃(昨日ですね)撮影したものです。

場所はウィーンRennwegにあるウィーン国立音大敷地内です。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 365(ニオイガマズミ)

早いもので今日が北京オリンピックの最終日ですね。

オーストリアは今日の最終日にスキーアルペンのパラレル混合団体で金メダルを取りました。

これでメダル数は金7、銀7、銅4ということで計18個、金メダルの国別ランクでは7位、メダル合計数では6位となり大健闘しました。

日本はメダル数はオーストリアと同じ18個ですが、金3、銀6、銅9で金メダル順位では12位でした。

冬のオリンピックはオーストリア強いですね。

この国の地形を見るとアルプス山脈が大きく横たわっていることがわかり、ウィーンの周辺はそうでもありませんが、西、南西に行くと至る所に山があり、スキー場がたくさんあり、いかにスキーが国民的スポーツであるかということがわかります。

 

さて、今日はこの時期の花を紹介します。

前回はこのコーナー今年初めての花でキバナセツブンソウをお届けしました。

 

 

こちらはドイツ語でDuftschneeball (ドゥフトシュネーバル)とかWinterschneeball (ヴィンターシュネーバル)と呼ばれています。

学名ではViburnum × bodnantenseです.

 

Viburnum × bodnantenseは、Viburnum farreriViburnum grandiflorumを掛け合わせた品種です。

 

日本語ではニオイガマズミと呼ばれているでしょうか。

 

スイカズラ科ガマズミ属で、落葉低木です。

花が小さいので、写真では見にくいですが、実際は遠くからでも結構目立ちます。

近くから見ると全く違いますが、かなり遠い所から見るとサクラっぽく見えます。

 

 

原産はヨーロッパで、高さ2.5~4mぐらいになり、幹から1mぐらいの長さでたくさんに枝分かれをしています。
開花時期は3月~4月で、ドイツ語の名前の通り雪のボールのようなかたまりにたくさんの花が咲いています。

つぼみは濃いピンクで、花が咲くにつれて白や種類によっては薄いピンクになり、とてもいい香りがします。

近くで匂いを嗅いでみて下さい。

 

Zierpflanze(観賞用植物)として、公園や特に庭に好んで植えられています。

 

 

 

 

2022年2月17日08:50頃、家の近所で撮影したものです。

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 364(キバナセツブンソウ)

一昨日と昨日は冬の青空が広がるいい天気でした。

気温も12℃ぐらいで日中はとても気持ち良かったですね。

昨日もライブオンラインツアーをやりましたが、街中は多くの人がカフェのテラスやベンチなどに座っていました。

しかし今日は予報では雨(この記事を書いている朝の時点ではまだ曇りですが)で気温も数度下がっています。

 

さて、今日は今年最初の花をお届けします。

 

これはドイツ語で

Winterling(ヴィンターリング)、

学名でEranthis hyemalis、

日本語ではキバナセツブンソウで

キンポウゲ科セツブンソウ属です。

オオバナキバナセツブンソウと呼ばれるかもしれません。

小さな花なのですが、黄色であちこに、そして場所によっては密集して咲いているので遠くからでもよく目立ちます。

キバナセツブンソウは冬の時期でも一番最初に咲く春を感じさせる花で、1月半ばには咲いていることもあります。

今年はちょうど今頃から咲き始めています。

 

 

キバナセツブンソウは多年草で、高さ5cm~15cmぐらい、開花時期は2月~3月です。

たいていの場合花が出た後に、5~7つの部分に分かれた、花を円形に囲むような形で葉が出て来ます。

花は濃い黄色でつやがあり、2cm~4cmぐらいの幅で、花が開く前はコップのような形をしています。

原産は南東ヨーロッパで、茂みや森などに多く見られます。

キバナセツブンソウは16世紀後半にはすでに薬草の本に登場しています。

 

 

 

 

2022年2月9日14:25頃、Alte DonauのWasserparkで撮影したものです。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 363(セイヨウグリ)

ウィーンは朝がかなり冷え込んできました。

10月17日は今年一番の冷え込みとなり7:30頃の気温は0.8℃でした。

これは冬ですよね。

今日の朝は6:00の時点で8℃です。

来週の日曜日10月31日には冬時間に変わりますが、現在朝7時前でも結構暗いです。

しかし日中は15℃前後で、雲が少しで初めてはいるものの秋の青空が出る日が続いています。

 

さて、今日は日本でもポピュラーな栗をお届けします。

 

ウィーンの街中にはたくさんのマロニエが植えられていて、この時期はもうマロニエの実がたくさん落ちていて、落ち葉も多くなっています。

マロニエの実は一見すると"栗"ですがこちらでは人間が食べることはありません。

でも場所によってはいわゆる一般的な"栗の木"も見ることができます。

 

こちらはドイツ語で

Edelkastanie(エーデルカスターニエ)

Esskastanie (エスカスターニエ)、

学名ではCastanea sativa

日本語でヨーロッパグリとかセイヨウグリと

呼ばれています。

 

ブナ科のクリ属で、落葉性樹木です。

 

古代ギリシャ・ローマ時代から地中海沿岸に植えられていたため、原産地を特定するのが難しいようですが、おそらくアルプスの北側ではないと推定されています。
スペイン~アルプス南側地域~バルカン半島~小アジアの地域に生育していました。

 

ローマ人達はこのセイヨウグリをワイン造りや、他の文化的な花と共にこちらに運んで来ました。

 

高さは30mを超えるものもあり、幹の直径は1~2mぐらいが一般的です。

樹齢も500年~600年ぐらいのもありますが、中央ヨーロッパでは200年を超えるものはほとんど存在しないようです。

実が熟すのは普通は9月以降です。

こちらは観賞用の他に食用として植えられています。

 

 

もう10月も後半、秋のこの時期ですから栗のイガイガも緑ではなく黄色っぽくなっています。

写真のセイヨウグリは家の近所で、数年前に建てられたマンション的集合住宅の一角に植えられているものです。

まだ背丈が低いですよね。

撮影は2021年10月17日15:40頃です。

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 362(セイタカアワダチソウ)

秋の訪れを感じるウィーンです。

9月に入りウィーンも朝夕の気温の差が開いて来ましたが、ここ何日も日中の気温が25℃を越え、朝も15℃を越えるぐらいでいい天気が続いています。

 

さて、今日はこの時期その辺にいっぱい咲いている花をお届けします。

 


 

こちらはドイツ語でGoldrute(ゴルトルーテ)、学名ではSolidago 、日本ではセイタカアワダチソウと呼ばれているものです。

キク科のアキノキリンソウ属で多年草です。 アキノキリンソウ属は100種類程あり、原産は北アメリカです。

日本には明治時代末期に園芸目的で持ち込まれたそうで、北海道の一部から沖縄まで全国的に見られるようです。

セイタカアワダチソウという名は、背が高く、花が泡立っているように見えることから来ているそうです。

 

 

こちらに多く見られるセイタカアワダチソウはおそらくKanadische Goldrute(カナーディッシェ ゴルトルーテ)、学名ではSolidago canadensis だと思います。

 

開花時期は7月~10月、高さは50cm~2.5mぐらいになります。

花の色は黄色、5mmぐらいの花がたくさん棒状のように、それが時として垂直に、または垂れ下がって咲いています。

大量に黄色の花を咲かせるので遠くからでもハッキリわかります。

 

葉は7cm~15cmぐらいで、葉の先端に向かってギザギザしている特徴があります。

セイタカアワダチソウはヨーロッパでは記録としては1644年以来から確認できます。

自然の中でもたくさん見られ、庭などにも多く咲いています。

うちの庭にも時と共に自然に咲いているセイタカアワダチソウがいくつかあります。

 

写真は2021年8月19日16:00頃、Hagenbachklammで撮影しました。

(ちょっと時間が経ってしまいましたが、郊外であればまだまだそこらじゅうに見られます)

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 361(野生のシクラメン)

今年のウィーンは6月16日に日中の気温が初めて30℃を越え、今日までに日中30℃を越えた日は合計26日あります。

7月8日が今年で一番暑く日中35℃を越えた猛暑日でした。

もうすぐ夏休み・・・休暇シーズンも終わりになりますが、振り返ると今年のコロナ禍2度目の夏はそんなに暑くなかった気がします。

一昨日より日中の気温も20℃前後と下がり、雨が多く天気の不安定さを感じます。

今日の朝6:00の時点で私が住んでいる地域は12℃でした。

夏の終わりというよりも秋の訪れを感じるウィーンです。

 

秋の訪れ・・・この花を見ると秋の気配を感じさせてくれます。

今日はそんな花を紹介しましょう。

 

 

こちらは野生で咲いているシクラメンです。

ドイツ語でEuropäisches AlpenveilchenとかWildes Alpenveilchenとか、Zyklamen とも呼ばれ、学名はCyclamen purpurascens,日本語ではシクラメン・プルプラセンスとかアキザキシクラメンとも呼ばれているでしょうか。

 

サクラソウ科のシクラメン属です。

 

シクラメンと言えば鉢に入った大きいCyclamen persicumが一般的かもしれません。

赤、白、紫、ピンクなどの色があります。

これは高さ40cmぐらいで、この種類の原産は地中海沿岸のトルコ、イスラエル界隈(小アジア)とされていて、ヨーロッパには17世紀頃に入って来ました。それが品種改良されて日本には明治時代末期に入って来たようです。

 

しかしこの野生のシクラメンの原産はヨーロッパで、南アルプス、オーストリアを含む東アルプスからバルカンまでの石灰質の地質で陰になる所を好み、標高2000mぐらいまで見ることができます。

最もヨーロッパアルプスの大部分は石灰岩アルプスですね。

Cyclamen はギリシャ語の「cyklos(円)」からきているそうです。

 

高さは5cm~15cmぐらいとかなり小さく、ハート型の葉で、葉の中央は濃い緑、外側に白い斑点模様が見られ、花の色は薄紫からピンクで、開花時期は7月中旬~9月です。

 

 

写真は2枚共2021年8月19日17:00頃、Hagenbachklammで撮影したものです。

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ウィーンによく見られるこの時期の花 360(フサフジウツギ)

こちらは7月、8月は休暇シーズンです。

今年もコロナ禍ではありますが、去年と比べると多くの人が休暇に出かけています。

3G・・・getestet(検査結果が陰性)、genesen(コロナから復活)、geimpft(ワクチン接種)である人がレストランやカフェ店内に座れ、街中では開放的な空気が少しずつ漂い、6月10日より規制も少し緩和され、6月24日より日本からの入国後の自己隔離措置が原則不要となっています。

さらに7月1日より規制が緩和され、昨日よりマスク着用義務がスーパー、薬局、銀行、郵便局、公共交通機関以外は無くなり、しかしその反面夜の飲み屋さんなどに入る場合は3Gの抗原検査陰性証明が外されました。

外を見ているとコロナ禍とは思えない状況となっています。

 

でも休暇後の9月からどうなるでしょうか?

 

さて、前回のウィーンによく見られるこの時期の花はブルーベリーを話題にしましたが、今日の花もこの時期色々な場所で見られます。

 

こちらはドイツ語で

Sommerflieder (ゾンマーフリーダー) 、Schmetterlingsstrauch (シュメッターリングスシュトラウホ)などと呼ばれています。

学名ではBuddleja davidii 、日本語ではフサフジウツギです。

フジウツギ科でフジウツギ属です。

フジウツギ属は世界には約100種ほどあるそうです。

"ゾンマーフリーダー"を日本語にして

夏ライラックなんていう名になりそうです。

 

でも春に咲くウィーンでもたくさん見られるライラックとは違いますが、よく似ています。

 

 


 

原産は東アジア(おそらく中国)で、日本には明治時代にヨーロッパで改良されたものが入って来たそうです。

高さは4mぐらいまでで、開花時期は7月~9月です。

濃い紫、薄い紫色が圧倒的ににポピュラーですが、赤っぽいものや右上の写真に見られる白もあります。

 

ひとつひとつの花は1cmぐらいで、全体で円錐状に密集して咲き、長さは10cm~30cmぐらいで、先が垂れ下がったように咲いています。

色が綺麗なので遠くからでもすぐにわかります。

こちらではZierpflantze (観賞用)として、庭や公園などに多く見られます。


 

2021年8月4日14:00頃Familyparkで、白のフサフジウツギは2021年8月13日9:00頃、家の近所での撮影です。

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 359(ブルーベリー/セイヨウスノキ)

早いもので7月も今日が最後の日です。

コロナ禍での休暇シーズン真っ只中・・・昨日まで連日30℃を越える暑い日が続いていましたが、今日から日中の最高気温が26℃ぐらいと少し涼しくなるウィーンです。

コロナ禍2年目の夏ですが、今年はテスト施設が充実し、ワクチン接種をする人がどんどん多くなり去年とは比較にならない状況です。

規制はあってもイベントは行われ、休暇に出かける人が多くなっていますが、観光客はまだまだです。

 

さて、今日はこの時期に見られる花・・・ではなくて実をお届けします。

 

ここは森の中、背丈が非常に植物がたくさん見られます。

ここには日本で言うブルーベリーが野生でたくさん生育しています。

ドイツ語ではHeidelbeere、

学名ではVaccinium myrtillus、

日本語ではブルーベリー・・・でも実際にはセイヨウスノキと呼ばれ、ブルーベリーと多くの共通点を持っています。

セイヨウスノキは北米のブルーベリーの野生起原種のひとつということになっています。

こちらではHeidelbeer =ブルーベリーみたいな感覚ですね。

ツツジ科、スノ木属です。

 

 

高さは50㎝ぐらいまで、花の色は緑っぽい白か赤っぽく、開花時期は5月~6月です。

葉は2~3cmで楕円形で細かいギザギザが見られます。

実がなるのは7月以降で、果皮、果肉とも濃い青紫色をしていて、直接食べることができます。

甘酸っぱくて美味しいです。

この時は何個も食べました。

葉は大量に摂取した場合は生命に危険を及ぼすとされています。

セイヨウスノキは1000年近く伝統的なヨーロッパ医学において使用されてきました。

中欧、北欧やアメリカ西部に自生しています。

 

 

 

 

写真は2021年7月20日15:25頃、Blockheide(ブロックハイデ)で撮影しました。

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 358(ネムノキ)

今年のウィーンは6月16日に日中の気温が初めて30℃を越え、7月8日が36℃ぐらいと今年に入って一番暑かったです。

今日まで日中の気温が30℃を越えた日は17日あります。

しかし、昨日から雷を伴った強い雨が頻繁にウィーンを襲っていて、今日まで雨マークが見られ、週明けから晴天が続きそうです。

 

さて、ウィーンによく見られるこの時期の花として前回はカンパニュラをお届けしましたがこの花もよく見られます。

 

こちらはドイツ語で

Seidenbaum(ザイデンバウム),

学名ではAlbizia julibrissin、

日本語ではネムノキです。

マメ科でネムノキ属の落葉高木です。

 

ヨーロッパには18世紀に、フィレンツェ出身のAlbizziによってもたらされましたので、彼の名が学名になっています。

日本では本州から沖縄にかけて見られるそうで、四国、九州などで自生しているのもあります。

またイランから東中国にかけても広く分布しています。

ネムノキ属は熱帯地域に150種類ほど分布しているそうですが、特にこのネムノキは耐寒性があり、温帯地域でも広く栽培され、-15℃ぐらいまで大丈夫だそうです。

 

高さは6m~10mぐらいになりま、芽吹くのは比較的遅いですが、他の木と比べると成長は速いです。

幹はほぼ真っすぐですが、そこから上はかなりランダムに枝分かれして個性あるシルエットになります。

そのため葉の部分は広がっているのもあれば狭いものもあります。

日当たりのいい所に多く植えられています。

 

 

開花時期は6月~8月で、薄い紅色の花が枝先に10数個集まって咲きます。長く伸びた糸状のものは雄しべです。

桃のような甘い香りがします。

 

葉は20cm~30cmとかなり長く、オジギソウの葉によく似ています。

オジギソウは触ると葉を閉じますが、ネムノキは夜になると自ら葉を閉じます。

そこからネムノキと言われています。

花が咲いた後には7cm~12cmぐらいの豆果をつけます。

 

こちらでは観賞用としてよく植えられています。

 

 

写真は2021年7月11日 15:30頃、うちの近所で撮影しました。

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 357(カンパニュラ)

コロナ禍とは思えない開放的なウィーンの街です。

去年と比べると検査場所が充実し、こちらで社会保険(Eカード)に入っていればいつでも簡単に無料で検査が受けられます。

ホテル、レストラン、カフェなどは3G規則・・・getestet(検査結果が陰性)、genesen(コロナから復活)、geimpft(ワクチン接種)を満たす必要があります。

このSommerferien(夏休み)は去年と違い、色々な所に出かける人が多くなっています。

 

さて、今日はちょっと郊外に行くとこの時期多く出会える花をお届けします。

 

こちらはドイツ語ではGlockenblume,

学名ではCampanula,

日本語では総称してカンパニュラです。

キキョウ科のホタルブクロ属、カンパニュラは総称で、ほとんどが多年草です。

種類が非常に多く300~500種類程と言われています。

写真のものはおそらく

Acker-Glockenblume

(アッカ-グロッケンブルーメ)・・・

Campanula rapunculoides

(カンパニュラ・ラプンクロイデス)はないかと思います。(確かではありません)

そうだとすれば日本語ではハタザオキキョウということになりますが、モモノハギキョウとかモモバギキョウとも呼ばれている種類もあるので厳密にはわかりません。

 

 

開花時期は6月~8月で、花の色は紫が圧倒的に多いですが、白やピンクっぽいものもあります。

高さは30cm~80cmぐらい、花の大きさは2cm~5cmぐらいでしょうか。

カンパニュラ自体は北半球に広く分布していますが、原産はヨーロッパで、日本には大正時代に園芸用として入って来たようです。

 

このカンパニュラは本当にたくさんの種類があるので細かい所まではわかりませんが、花の形が特徴的ですからすぐにわかります。

 

草原、森、岩などがある地域など標高2000mぐらいまでに見られますが、観賞用としても人気がありますので、庭や公園などにもたくさん見られます。

 

写真は2021年7月2日16:20頃、Marchfeldkanalで撮影したものです。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 356(アメリカキササゲ)

先週の金曜日が学校の最後の日となり、週末からFerien・・・いわゆる夏休みが始まりました。

今年もコロナ禍ではありますが、去年と比べると検査が生活に浸透し、ワクチン接種をする人が増えていて、街中も本来のウィーンのこの時期の空気を感じますが、世界からの観光客はまだまだですね。

日本からオーストリアへは6月24日から陰性証明があれば隔離無しで入国できるようになっていますが、日本への入国が陰性証明、14日間の隔離を含めて厄介です。

 

休暇初週のウィーンは明日から35℃ぐらいになる猛暑が予想されていて、また暑い日が続くようです。

明日日本時間の21:00にLIVE配信Vol.29をお届する予定ですが暑いウィーンをお見せできると思います。

 

さて、今日はこの時期よく見られるの花シリーズです。

 

 

こちらはドイツ語でTrompetenbaum

(トロンペーテンバウム),

学名ではCatalpa bignonioides,

日本ではアメリカキササゲ(アメリカ木大角豆)です。

ノウゼンカズラ科のキササゲ属で、落葉高木です。

原産は北アメリカの南東で、ヨーロッパには18世紀の前半1726年にイギリスの自然歴史家のMark Catesbyよってもたらされました。

 

日本には明治時代末期に入って来たそうです。

 

乳白色の白い特徴的な形の花をたくさん咲かせ、背丈もかなり高くなることから遠くからでもよく目立ちます。

 

ドイツ語の名前である"Trompeten"はトランペットという意味で、花がラッパの形のような釣鐘状になっています。

また実である細長い莢(さや)がぶら下がっているのも特徴です。

 

 

 


 

開花時期は6月~7月で、何となくマロニエを思わせるかのように、(実際は全く違いますが)垂直上に3cm~5cmぐらいの釣鐘型の白い花をたくさん咲かせます。

でも近くで見るとわかりますが、色合いは白のマロニエのようですが、マロニエとは全く違う形をしています。

近縁種のキササゲよりこちらの方が花が大きく、美しいと思います。

花弁の内側には黄色のすじと紫色の斑点があります。

葉、樹皮、果実は薬用にも利用されます。

 

全体の高さ20mぐらいまでになり、葉は10cm~20cmで幅が広いハート型です。

かなり特徴的ですからすぐに見分けがつきます。

 

 

写真のアメリカキササゲは2020年6月18日 16:45頃家の近所で撮影したものです。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 355(モクゲンジ)

ウィーンは6月16日に日中の気温が今年に入って初めて30℃を越え、(去年は6月13日が初日でした)それから毎日30℃を越える日が続いていましたが、24日木曜日の午後、久しぶりに雷を伴った雨が降り、金曜日から30℃を下回りました。

しかし月曜日からまた35℃近くになりそうです。

いや~、本当に暑いですが、夏はこれからですね。

 

さて、今日はこの時期ウィーンの至る所に見られる黄色い花です。

 

こちらはドイツ語では

Blasenesche(ブラーゼンエッシェ)とかBlasenbaum (ブラーゼンバウム)とも呼ばれ、

学名でKoelreuteria paniculata、

日本語ではモクゲンジです。

ムクロジ科のモクゲンジ属で、落葉高木です。

 

原産は南東アジアで、おそらく中国かもしれませんが、日本でも日本海側に見られるそうです。

背丈も高く、黄色い花をたくさん咲かせるので、遠くから見てもハッキリわかり、この咲いている花が限られている時期で、かなりの存在感を示しています。

 

開花時期は6月中旬~7月で、花は1cmぐらいの幅で50cmぐらいの円錐状に黄色い花をたくさんつけます。

高さは15mぐらいまでで遠くからでも十分目立ち、ものによっては枝が横の方に伸びているのもあり、全体で見える形は不揃いであることが多いです。

葉は20~35cmぐらいでしょうか。


花が咲いた後には、袋のような実がたくさん見られます。

モクゲンジは中央ヨーロッパに1750年に原産地から入って来ました。

本来暖かい気候に適しているにも関わらず、こちらヨーロッパの冬にも十分耐えられます。

ムクロジ科は2000種類以上あるようですが、このモクゲンジだけが唯一中央ヨーロッパで観賞用として用いられています。

 

写真は2枚共市庁舎公園に咲いているもので、2021年6月18日 13:00頃の撮影です。

 

 

ウィーンの街中ではこのモクゲンジが観賞用として広場、公園、街路樹など多くの所で見ることができます。

写真は2021年6月21日 9:30頃、市立公園で撮影しました。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 354(セイヨウニワトコ)

今週水曜日から今年になって初めて日中の気温が30℃を越えていて、真夏のようなウィーンです。

昨日,今日、明日、明後日は35℃を越える猛暑日が続くようです。

今日は朝6:00でも外の気温は22℃ぐらいありました。

日差しが強いので、太陽の下にいると本当に暑いですが、湿気が少ないので日本で感じるジト~っとした不快感はありませんし、日陰に行くと心地よいです。

ウィーンの街中はコロナ禍にもかかわらず、それを忘れさせるような開放的な空気が漂っています。

実際新しい感染者数も減ってきています。

 

さて、前回はヤブウツギを紹介しましたが、今日はウィーンの街至る所に見られる花をお届けします。

 

 

こちらはドイツ語で

Holunder (ホルンダ―)、

学名ではSambucus nirga,

日本語ではセイヨウニワトコとかエルダーとも言われています。

スイカズラ科のニワトコ属で落葉低木です。

 

こちらでは一般的にHolunderと呼ばれていますが、厳密には

Schwarzer Holunder

 (シュヴァルツァー ホルンダ―)と専門書などには紹介されています。

これは花が咲いた後になる実が黒いことから来ています。

 

Holunderは種類がいくつかあり、黒いSchwarzerに対して、赤い実がなるRoter Holunderも知られています。

 

 


 

開花時期は5月~6月で、全体的に薄い直径10cm~20cmぐらいの円状で、その中にたくさんの3mm~8mm程度の小さいクリーム色の白い花を咲かせます。

非常に甘い香りを放ち、ジュースやハーブティーなどに用いられ、スーパーにはHolunderのジュースが売られています。

高さは3m~7mぐらい、ものによっては9mぐらいにもなり、かなり高くなります。

幹がかなり太くなるものもあり、いわゆる"木"も多くあります。

 

ニワトコの実は新石器時代から人々に集められていましたし、薬用植物として呼吸器官系や解熱に効くとされています。

またゲルマン民族からの習慣で、いわゆる悪霊を遠ざける意味もあり、聖なる木としての意味もあります。

標高1200mぐらいまでに見られ、この時期自然の中、公園、庭などにとにかく多く見られます。

 

 

写真は2021年6月8日11:10頃、ウィーン23区のGeßlgasseで撮影したものです。

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 353(ヤブウツギ)

昨日よりザルツブルクに来ています。

日中の気温が25℃前後と気持ちのいい初夏の空気を感じます。

6月10日より規制が少し緩和されて、より開放的な空気が街に漂っているウィーンですが、ザルツブルクもも同じように多くの人がカフェのテラスに座っています。

毎日青空が広がるいい天気となっていますが、局所的ににわか雨が降ることがあります。

私のホームページの天気予報も晴れマークの他に雨マークも多く見られます。

 

さて、今日はこの時期に多く見られる印象的な花をお届けします。

 

 

こちらはドイツ語でおそらく

Reichblütige Weigelie

(ライヒブリューティゲ ヴァイゲリエ)、

学名ではWeigela floribunda、

日本語ではヤブウツギと呼ばれています。

スイカズラ科のタニウツギ属、落葉小高木です。

Weigeliaという名はドイツ=スゥエーデンの植物学者であり医者でもあり、科学者でもあるChristian Ehrenfried Weigelに因んでいます。

原産は東アジアで12種類程あり、日本にも固有種があります。

日本では太平洋側と四国に分布しているようです。

たいていこの写真で見られるようにそれぞれの枝が真っすぐ上に伸びる形で咲いて、花の色が綺麗なので遠くからでもよく目立ちます。

 


 

開花時期は5月~6月で、5枚の花弁を持ち、花の長さは5cm弱ぐらいで赤に近い濃いピンク色をしています。場合によってはもっと赤っぽく見えるものもあります。

上の3枚の写真は同じものなのですが、太陽の加減によって色が違って見えます。

高さは1m~2mぐらいですがもっと高くなることもあります。

葉は長めで9cmぐらいでしょうか。

葉の先端は急に細長くなっていて、ふちには細かいギザギザが見られます。

 

こちらでは公園、住宅地の中庭や民家の庭などに多く見られ、純粋なWeigelienではなく、観賞用にアレンジされたWeigelienが多く普及しています。

 

写真は2021年5月29日15:15頃の撮影で、自宅から3.5km離れた知り合いの家に咲いているものです。

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 352(パープルのニセアカシア)

連日27℃~29℃ぐらいの日中の気温で夏を感じるウィーンです。

しかし、ウィーンにしてはかなり湿気を感じますね。

こちらは日本のように梅雨はありませんが、地球温暖化の影響で梅雨のような気候になる日が年々多くなってきているような気がします。

今年も4月、5月は不安定な天気で雨が多く降りました。

それでも日本と比べればかなりカラッとしていると思います。

 

さて、昨日はこの時期ウィーンにたくさん見られるニセアカシアをお届けしました。

ウィーンの街はこの白いニセアカシアが至る所に見られるのですが、ウィーンでは珍しいパープルのニセアカシアを見つけました。

 

これはドイツ語でGewöhnliche Robinie

(ゲヴェーンリヒェ・ロビーニエ)、

学名でRobinia pseudoacacia、と

おそらくハナアカシア(Robinia.hispida)の交配種、もしくはRobinia ambigua ‘Decaisneana’ と Robinia hispida ‘Monument’ の交配種かもしれません。

日本語ではニセアカシアパープルローブ?

でしょうか。

 

マメ科のハリエンジュ属で、落葉高木です。

原産は北アメリカ東部で、日本には明治5年に渡来しました。

 

ニセアカシアはヨーロッパを始め、色々な所に移植されてオーストリアでも様々な所で見ることができ、街路樹として植えられていたり、山地で野生化しているものもたくさんあります。

 

高さは10mぐらいになり、開花時期は5月~6月です。

白のニセアカシアはウィーンの街中で必ずと言っていい程植えられていますし、街路樹としても多くの場所で見ることができますが、パープルのニセアカシアは初めて見ました。

個人的には白のニセアカシアよりもこちらの方がいいと思います。

 

 

 

 2021年5月27日16:45頃、市立公園の一角で撮影しました。

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 351(ニセアカシア)

先週の金曜日から突然夏が来たようなウィーンの街です。

日中の気温が25℃~28℃ぐらいの日が続いています。

これから夏至に向かってもう少し日が長くなりますが、それと同時に街中のテラスなどは多くの人が座っています。

3G・・・getestet(検査結果が陰性)、genesen(コロナから復活)、geimpft(ワクチン接種)である人がレストランやカフェ店内に座れ、街中では開放的な空気が漂っています。

 

さて、今日はこの時期によく見られる花をお届けします。

 

ちょっと距離があるので、写真を見る限り、白い花がたくさん咲いているのが見にくいかもしれません。

 

これはドイツ語でGewöhnliche Robinie

(ゲヴェーンリヒェ・ロビーニエ)、

学名でRobinia pseudoacacia

日本語ではニセアカシアです。

ハリエンジュとも呼ばれているでしょうか。

 

マメ科のハリエンジュ属で、落葉高木です。

原産は北アメリカ東部で、日本には明治5年に渡来しました。

 

ニセアカシアはヨーロッパを始め、色々な所に移植されてオーストリアでも様々な所で見ることができ、街路樹として植えられていたり、山地で野生化しているものもたくさんあります。

 

 

 

 

 

 

高さは25mぐらいになり、開花時期は5月~6月です。

白い花がとにかくたくさんぶら下がっていて、フジのように見えます。

最もフジは紫ですが、前々回に話題にしたキバナフジは黄色ですが、共にこのニセアカシアと同じマメ科ですね。

ウィーンの街中の公園に必ずと言っていい程植えられていますし、街路樹としても多くの場所で見られます。

 

 

 

 

 

 

 

花全体の大きさは15cm~20cmぐらいでしょうか。

ひとつの花は2cmぐらいでいい香りを放ちます。

葉は3cmぐらいの大きさで、楕円形をしていて、鳥の羽のように左右にいくつも並んでいるので、花が咲いてなくてもそれとわかります。

花が咲いた後に、5つぶほどの豆が入った5cm~15cmぐらいの長さの鞘(さや)がぶらさがります。

 

写真は2021年5月25日13:10頃、シュヴァルツェンベルク宮殿前で撮影しました。

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 350(コルクウィッチア/ショウキウツギ)

ウィーンは日中25℃~29℃という夏のような陽気が続いていますが、日曜日には天気が崩れるようです。

こちらは日差しが強く、梅雨もないので気温が20℃ぐらいでも太陽の下ではかなり暑く感じます。

空気もかなり乾燥していますね。

今日も夏のような暑さになりそうです。

 

さて、今日はこの時期の花をお届けします。

 

こちらはドイツ語で

Kolkwitzie(コルクヴィッツィエ)、

学名でKolkwitzia amabilis,

日本語ではショウキウツギとかアケボノウツギ、そのまま学名でコルクウィッチア アマビリスとも呼ばれています。

 

スイカズラ科のショウキウツギ属、落葉小高木です。

 

一属一種で原産は中国で、300m~1300mのかなり標高が高い岩石地帯や丘陵地帯に自生しているそうです。

 

 

 

開花時期は5月で枝先にラッパの形のような薄いピンク色の小さい花をたくさんつけます。

花の長さは1cm~2cmぐらいで葉は意外と大きく3cm~8cmぐらいで、尖ったギザギザ部分が見られます。

高さは2~3mほどです。

ショウキウツギがヨーロッパに紹介されたのは1901年と歴史が浅く、植物学教授コルクヴィッツの名前にちなんで付けらたということです。

見事な花を咲かせること、育てやすいこと、寒さや乾燥にも強いことなどもありこちらでは観賞用として公園や庭などに多く見られます。

 

 

 

 

 

 

写真は2021年5月22日15:15頃 、 Schillerparkで撮影したものです。

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 349 (キリ)

早いもので今日から6月です。

去年から今年にかけての冬はそんなに寒くなかったと思いますが、4月、5月は去年と比べると25℃を越える暑い日がほとんどなく、雨や曇りの日が多いです。

最近天気予報は毎日のように雨マークが見られます。

朝方は太陽が見えて、青空が広がることが多いですが、たいてい昼ぐらいから雲が押し寄せて雨になったり、雨がパラつく日が多かったですが、昨日ぐらいから雨マークもなくなり、暑くなりそうです。

 

さて、ウィーンのこの時期紫が印象的な花をお届けします。

 


 

こちらはドイツ語でBlauglockenbaum (ブラウグロッケンバウム)、学名ではPaulownia tomentosa,

日本語ではキリです。

ゴマノハグサ科、キリ属で落葉広葉樹です。

 

原産は中国の中央から西側です。

日本には古く中国から朝鮮を経由して入って来たようで、北海道の南西部以南で直裁され、もしくは野生化して山地に生育しているそうです。

背丈が20mぐらいまでとかなり高くなり、薄い紫の花を咲かせます。

高いので遠くからでもよくわかります。

ウィーンの街には背丈が高いキリが多く見られます。

 

左上は2021年5月21日11:20頃家のそばで、右上は2021年5月21日14:30頃ウィーン21区のLangenzersdorfer Straßeで撮影しました。

 

 

開花時期は5月で、4cm~6cmぐらいの薄紫色で、下にぶら下がった鐘のような形で、それがいくつも集まって垂直上30cmぐらいまでの高さにたくさん咲いています。

ドイツ語名のGlockeは"鐘"という意味です。

前述したように遠くからでもハッキリわかります。

 

花は薄い紫の円錐形で、花弁は長さ4~6cmで大きめです。

葉は40cmぐらいと結構大きく、ハート型で表面には軟毛があります。

花が咲いた後には卵型をした実がたくさん見られ、そこから種子がたくさん飛び出します。

古くから良質の木材として使われ、湿気を通さず、軽く、柔らかく、木目も美しいです。

 

キリは背丈も高く、花の色も綺麗でたくさんの花を咲かせるため非常に印象的です。

 

こちらでは観賞用として人気があり、たいていの公園に植えられていて、ウィーンでもこの時期多く見ることができます。

 

こちらも2021年5月21日11:30頃、家のそばでの撮影です。

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 348 (ツルニチニチソウ)

今年は20℃を越える春の日がとても少ないです。

この時期に30℃を越えた年もありましたが、今年は雨も多く、雲の動きが複雑で中途半端な寒さを感じる日が多いですね。

それでも5月2日でロックダウンが終わり、博物館なども開き始め、17日からは学校も毎日になり、19日からはカフェ、レストランも営業を再開し、コロナ禍でもだいぶウィーンの街の空気も普通に感じるようになりました。

3G・・・getestet(検査結果が陰性)、genesen(コロナから復活)、geimpft(ワクチン接種)である人がレストランやカフェ店内に座れ、街中では開放的な空気が少しずつ漂っています。

 

さて、今日はこの時期の花を話題にします。

 

こちらはドイツ語でGroßes Immergrün 

(グローセス・インマーグリューン),

ラテン語ではVinca major、

日本ではツルニチニチソウです。

キョウチクトウ科のニチニチソウ属の多年草です。

花の形がニチニチソウに似ていますが色が違います。

地面につる状で這うように群生で生育しています。

似たものでヒメツルニチニチソウ 

Vinca minor) もありますが、こちらの方が花も葉も小さいです。

 

 

 

 

開花時期は3月~5月ですが場合によっては7月頃まで、また秋にも咲く場合があります。

原産は地中海沿岸で、30cmぐらいまでの高さになり、花の色は紫や青紫が一般的です。

 

花の直径は5cmぐらいで、5枚の花がプロペラのような形をしています。

葉は卵型でちょっと固めで光沢がある濃い緑色をしています。

 

こちらでは観賞用としても人気がありますが、自然の中で自生しているのもあります。

2枚の写真は自然の中に生育しているもので,、2021年5月15日 14:00頃 Botanischer Gartenで撮影したものです。

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 347 (ハナミズキ)

今日のウィーンは朝5:00の時点で気温が3℃と冷え込んでいますが、昨日よりも日中の気温が上がり久しぶりに20℃を越えそうです。

去年から今年にかけての冬はそんなに寒くなかったと思いますが、4月、5月は去年と比べると25℃を越える暑い日がほとんどなく、雨や曇りの日が多いです。

最近天気予報は毎日のように雨マークが見られます。

朝方は太陽が見えて、青空が広がることが多いですが、たいてい昼ぐらいから雲が押し寄せて雨になります。

気温も15℃を越えない日が多く、日本と比べると湿気こそは少ないですが、梅雨の空気が漂います。

 

さて、今日は再び花をテーマにします。

 

写真の左に見える薄いピンク色と右に見える白い花の2つは散策路を挟んで隣同士に咲いています。

ドイツ語ではBlumenhartriegel、

学名ではCornus florida L.

日本語ではハナミズキとか

アメリカヤマボウシです。

ミズキ科のミズキ属で、

薄いピンク色は

Cornus florida L. "Rubra",

白は

Cornus florida L. "Alba"となっています。

 

 

 

どちらも原産は北アメリカで、開花時期は4月~5月、高さ5m~12mぐらいです。

花の色は薄いピンクや白で、直径12cmぐらいでしょうか。

しかし実際の花は直径5mmぐらいの中心にある部分で、色がついた花弁のように見えるのは苞(ほう)と呼ばれている部分です。

苞(ほう)とはつぼみを包んでいた葉のことです。

 

日本では1912年にソメイヨシノをアメリカに贈り、1915年にその返礼としてアメリカから贈られたことから植栽が始まったようです。

 

 

 

 

赤っぽい薄いピンクはベニバナハナミズキとも呼ばれているようです。

 

 

印象的な花の形からこちらでは観賞用として親しまれています。

5月の始めに掲載したうちの庭に咲いているハナミズキも御覧下さい。

 

写真は2021年5月15日 14:00頃 Botanischer Gartenで撮影したものです。

 

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 346(キバナフジ)

5月2日でロックダウンが終わり、博物館なども開き始め、17日からは学校も毎日になり、19日からはカフェ、レストランも営業を再開し、コロナ禍でもだいぶウィーンの街の空気も普通に感じるようになりました。

でも3G・・・getestet(検査結果が陰性),genesen(コロナから復活),geimpft(ワクチン接種)である人がレストランやカフェ店内に座れます。

これからどうなっていくでしょうか。

 

そんなこととは無関係に季節はめぐり、緑が多くなったきたウィーンは5月の香りが楽しめます。

今日は色々な場所に見られる花をお届けします。

 

こちらはドイツ語で

Goldregen (ゴルトレーゲン),

学名ではLabumum anagyroides、

日本語ではキバナフジとかキングサリと呼ばれています。

マメ科のキングサリ属です。

 

ドイツ語のGoldは金、Regenは雨なので "黄金の雨"なんていう直訳です。

背丈がかなり高いのもあり、黄色の花がまとまってたくさん咲いていますから遠くからでもよく目立ちます。

先日シェーンブルン宮殿のフジをお届けしましたが、花が咲いている時の形は色が違うだけでよく似ています。

 

原産はヨーロッパ南部で、開花時期は5月~6月です。

高さは3m~7mぐらいに達し、ぶら下がっているひとつの房が10cm~30cmぐらいで、ひとつひとつの花は蝶のような形をしています。

花が咲いた後、8月ぐらいにできる実は豆果です。

 

キバナフジはたいへんな毒性があることで知られています。

公園や庭などに多く見られ、ウィーン川沿いやウィーンの森南方面の高速道路沿いにもたくさん見ることができます。

 

 

 

 

 

写真は全て2021年5月11日14:40頃、Auer-Welsbach-Parkでの撮影です。

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 345 (クサノオウ)

5月2日で4度目のロックダウンが解除され、5月3日から商店なども営業を再開しています。

5月17日の月曜日から学校は毎日登校となり、本日19日よりレストラン、カフェ、ホテルなどが営業再開となっていて、規制が緩和方向に向かっているウィーンです。

街中はかなりこの時期らしい開放的な空気を感じますが、天気が良くなくて雨が降る日が毎日続いています。

全日雨ということではないですが、天気予報では毎日雨マークが見られます。

 

さて、シェーンブルン宮殿のフジのアーチに続いて、マロニエアカバナサンザシを掲載しましたが、今日は自然の中で多く見られる黄色い花をお届けします。

 


 

こちらはドイツ語でSchöllkraut(シェルクラウト)、学名ではChelidonium majus、日本語ではクサノオウです。

ケシ科のクサノオウ属で、原産はヨーロッパで、暖かい気候地域の地中海界隈を始め、ヨーロッパ全体的に見られ、また北アメリカにも移植され、分布しています。

 

開花時期は5月~9月で、高さは30cm~70cmです。

花弁は4枚で、直径2cmぐらいの黄色い花です。

 

茎や葉を切ると黄色い乳液が出て来ますが、アルカロイド成分を含む有毒です。

古くから薬草として用いられてきました。

また、アリによって増えていきます。

 

こちらでは林の縁や茂み、土手などに多く見られ、かなり密集して咲いています。

 

 

写真は2021年5月8日17:00頃、家の近所での撮影です。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 344(アカバナサンザシ)

ここ数日は不安定な天気が続いているウィーンです。

今日のウィーンは朝5:30の時点で雨、気温は11℃です。

昨日のLIVE配信ではベルヴェデーレ宮殿をお届けしましたが、始める30分前には雨がかなり強く降りました。

ついに傘を使ってのLIVE配信になるかと思いきや、青空が広がって気持ちいい陽気となりました。

でも天気予報を見ると雨マークが続いていますね。

 

さて、先日はシェーンブルン宮殿のフジのアーチを紹介しましたが、今日はそのシェーンブルン宮殿に毎年咲く印象的な花をお届けします。

 


ドイツ語では、Rotdorn (ロートドルン)、

学名でCrataegus laevigata ‚Paul’s Scarlet‘ + Punicea + Punicea Flore Pleno、

日本語ではセイヨウサンザシとかアカバナサンザシと呼んでいいと思います。

バラ科のサンザシ属です。

 

ヨーロッパから北アフリカにかけての標高1000mぐらいまでの所に見られ、ローム土壌(粘土質の高い土壌)を好みます。

 

セイヨウサンザシはかなり深く根づき、低木もあれば、10mぐらいまでの高い木もあります。

 

開花時期は通常5~6月で、一重咲き、八重咲きで、濃いピンク色ですが、桃色、紅色もあります。

小さいピンク色の花がまとまっていくつも咲いていて、そのかたまりがたくさんあります。

拡大した写真を見るとそのかたまりはアジサイのような雰囲気ですが、アジサイよりも遥かに小さく、それぞれの花が細かいです。

アカバナサンザシの多くはこちらでは観賞用として人気があり、散歩をしていると庭や公園に多く植えられているのがわかります。

 

シェーンブルン宮殿の黄色、空の青、そしてこのアカバナサンザシの濃いピンクのまさに色の3原色はヴェネツィア派の絵画を思わせ、年間を通してこの時期にしか見ることができないものです。

 

写真は2枚共2021年5月11日14:30頃に撮影したものです。


参考までにこちらは白い花のサンザシです。

(去年のですが)

Weißdorn (Crataegus laevigata) 、

ドイツ語でヴァイスドルンです。

 

自然の中ではこの白いサンザシが圧倒的に多く見られます。

 

2020年4月28日16:50頃、マルヒフェルト運河での撮影です。


 

こちらは2枚共うちの庭に咲いているアカバナサンザシです。

うちのアカバナサンザシは年々、花が多くなっていて、背丈もかなり高くなっていて、2階の窓を越えて生育しています。

2021年5月15日14:40頃撮影しました。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 343(マロニエ)

4度目のロックダウンが解除され、5月3日から商店なども営業を再開しています。

 

街中は多くの人が見られますし、シュテファン広場やスウェーデン広場などの主要広場でのマスク着用義務もなくなりました。

しかし、カフェ、レストランは5月19日以降ということになっています。

去年も最初のロックダウンの後、5月15日からカフェなども営業を開始しました。

先週末も街中を歩きましたが、ロックダウンの反動、天気も良かったこともありコロナ禍を感じさせない人の多さでした。

 

さて、これからますます緑が多くなってくるウィーンの街ですが、今日はこの時期ウィーンらしいマロニエをお届けします。

 


 

マロニエはドイツ語でGewöhnliche Rosskastanie、学名ではAesculus hippocastanum、

日本語ではマロニエ、セイヨウトチノキとも言われている大型の落葉樹です。

トチノキ科、トチノキ属です。

 

ウィーンではオーソドックスな白のマロニエもあれば赤のマロニエも多くあり、この白と赤のコントラストがとても素敵です。

こちらはシェーンブルン宮殿の正門近くに咲いているマロニエです。

 

原産はバルカン半島と言われ、中央ヨーロッパに非常に多く分布しています。

ウィーンの街にも至る所に見られ、並木道などでも素敵な演出をしてくれます。

開花時期は4月中旬~5月、高さは30mを超えるものもあり、樹齢は300年を超えることもあるそうです。

7cm~20cmぐらい葉柄(ようへい)を持ち、二等辺三角形状に多くの花を咲かせます。

花が咲いている部分の長さは10cm~30cmぐらいでしょうか。

花の数は20~50ぐらいで、小花です。

 


 

上の2枚の写真は白と赤のマロニエです。

赤のマロニエは学名では、Aesculus x carnea で、北アメリカ原産のアカバナトチノキと通常の白のセイヨウトチノキをかけ合せたもので、ベニバナトチノキとも呼ばれています。

白と赤のマロニエを同時に見るとコントラストがとても綺麗で、街の雰囲気も春から初夏です。

 

マロニエの花が咲き始めると花弁には黄色の斑点が見られますが、受粉が終わるとその斑点は赤色に変わります。

セイヨウトチノキはウィーンの3大街路樹のひとつで、この時期至る所に見られます。

 

写真は全て2021年5月5日10:00頃、シェーンブルン宮殿の正門界隈での撮影です。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 342(シェーンブルン宮殿のフジ 2021年)

今年もコロナ禍ですが春を至る所で感じるウィーンです。

冬はそんなに寒くなかったのですが、4月の天気が不安定で風が強く寒く感じる日が多かったこともあり、全体的に花の咲き始めが遅くなったと思います。

 

さて、先週の水曜日にシェーンブルン宮殿に散歩に行きましたが期待通りの花が咲いていました。

 

こちらはシェーンブルン宮殿のフジのアーチで、宮殿を正面に見て、右側から回り込んで奥の庭園に行く時に見られます。

 

フジはドイツ語でBlauregen (ブラウレーゲン)とか、Glyzinie(グリツィーニエ)、

 

学名ではWisteria sinensisもしくは

Wisteria floribundaで、マメ科のフジ属、つる性の落葉樹です。

原産は東アジア(中国)ですが、 Wisteria floribundaは日本固有のものだそうです。

毎年ここは多くの人が立ち止まって写真を撮っています。

 

 

開花時期は4月終わり~5月で、ぶどうのようにぶら下がっていて、紫や明るい紫、ちょっと青っぽい紫色です。

長さは20cm~80cmぐらいで、高さは10mを超えるものもあります。

 

フジ属はとても強く、木のようになっていき、例えばフジ棚に大変強く絡みつきます。

また1年に2回咲き、最初はこの時期、2回目は7~8月です。

 

観賞用としてこちらではとても人気があり、垣根や壁、このシェーンブルン宮殿のようにアーチ状などにしているのをよく見かけます。

 

おもしろいことに右巻きで伸びるものと左巻きで伸びるものとがあります。

Wisteria sinensisは左巻き、Wisteria floribundaは右巻きです。

右巻きのWisteris floribunda は Japanische Blauregenと呼ばれています。

 

 

 

 

写真は2021年5月5日、10:10頃に撮影したものです。

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 341(ライラック)

4度目のロックダウンが解除され、5月3日から商店なども営業を再開しています。

街中は多くの人が見られますし、シュテファン広場やスウェーデン広場などの主要広場でのマスク着用義務もなくなりました。

そんなコロナ禍ではありますが、春の空気を至る所で感じるウィーンです。

今年は冬があまり寒くなかった割には、4月は雨が多く、また風も冷たい日が多かったこともあり花の咲き始めが少し遅いです。

さて、今日もウィーンの至る所で見られるこの時期の花です。

 

こちらはドイツ語では

Flieder (フリーダー)、

学名ではSyringa vulgaris、

日本語ではライラックとかリラ、紫丁香花(ムラサキハシドイ)などとも呼ばれています。

モクセイ科、ハシドイ属の樹木で、原産はバルカン半島と言われています。

 

1560年から中央ヨーロッパでは知られ、全体に広がりました。

日本には明治中期に入って来たそうです。

 

こちらは2019年4月21日17:00頃、うちの近所で撮影しました。

 

 



 

高さは2~6m程で、低木もあれば、小さな木であることもあります。

開花時期は4~5月で、花全体では10cm~20cmぐらい、薄紫、濃い紫、白などがあり、一重咲きもあれば八重咲きあり、強い香りを放ちます。

ライラックは20~25種類程あるそうです。

 

紫のライラックは2021年4月30日11:20頃、王宮で

白のライラックは2021年5月1日13:50頃、国民庭園で撮影しました。

 

ウィーンでは圧倒的に紫や薄い紫が多く見られますが、白のライラックを好きな方も多いようです。

 


 

上の2枚の写真はうちの庭に咲いているライラックです。

今年もとても大きく、写真に見られるのは25cmぐらいはあります。

美しい色で数多く咲きました。1枚目の背景に見られる白い花はリンゴです。

 

2021年5月7日18:30頃の撮影です。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 340 (ハナミズキ)

4度目のロックダウンが5月2日で終わり、3日から商店なども開き始めていますが、カフェ、レストランなどは5月19日以降ということになっています。

学校は再来週から毎日登校になるようです。

生活が戻りつつも、FFP2マスク着用が義務付けられ、店内でも他人との距離を2m保つなどの対策はそのまま続いています。

最終的にはワクチン接種が当たり前になり、PCR検査や抗原検査も無くなり、ワクチン接種した人が自由に動けるようになるのかもしれませんね。

 

さて、今日は再び花をテーマにします。

 

 

ドイツ語ではBlumenhartriegel、学名ではCornus florida 、日本語ではハナミズキとかアメリカヤマボウシです。

写真のものはCornus florida rubraです。

 

ミズキ科のミズキ属で原産は北アメリカで、開花時期は4月~5月、高さ5m~12mぐらいです。

花の色は薄いピンクや白で、直径12cmぐらいでしょうか。

しかし実際の花は直径5mmぐらいの中心にある部分で、色がついた花弁のように見えるのは苞(ほう)と呼ばれている部分です。

苞(ほう)とはつぼみを包んでいた葉のことです。

 

日本では1912年にソメイヨシノをアメリカに贈り、1915年にその返礼としてアメリカから贈られたことから植栽が始まったようです。

印象的な花の形からこちらでは観賞用として親しまれています。

 

写真は2021年5月1日 15:30頃の撮影で、 うちの庭に咲いているものです。

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 339(エゾノウワミズザクラ)

今日のウィーンは朝5:00の時点で12.4℃で、風が強くしかも雨です。

昨日の夜は雷もなってましたね。

しかし晴れマークも見られるのでもしかしたら青空が広がる時があるかもしれません。

 

今日はこの時期の花をお届けします。

先日はスミミザクラをお届けしましたが、同じサクラでも今日はまたちょっと違います。

 

 

こちらはドイツ語で

Gewöhnliche Traubenkirsche

(ゲヴェーンリヒェ  トラウベンキルシェ)、

学名ではPrunus padus L.,

日本語ではエゾノウワミズザクラです。

漢字で書くと"蝦夷の上溝桜" です。

 

落葉性の低木でバラ科のサクラ属で、ヨーロッパ北部やアジア北部に自生するサクラの一種です。

日本では北海道や青森県に見られるようですが、青森県で見つかったのは最近だそうです。

 

この写真だと日差しが強いこともあって、ちょっと分かりにくいと思いますが、全体的に細長く白い花がたくさん咲いています。

 

サクラ属は必ず"Prunus"です。

遠くから見るとサクラのように見えるベニバスモモPrunus cerasifera、前回のスミミザクラもそうですね。

 

 

 

 

開花時期は4月~5月で、枝先にブラシのように20~40のたくさんの白い花をつけます。

花弁は5枚で、2cmぐらいの大きさでしょうか。

花の真ん中は緑色をしています。

高さは10m~15mぐらいです。

葉は卵のような形をしていて、互い違いに生えます。長さは5cm~9cmぐらいで、幅は3cm~7cmぐらいでしょうか。エゾノウワミズザクラは平地や山地に見られますが、こちらでは公園や街路樹などにも多く植えられていて、うちのすぐ目の前の通りにも数本植えられています。

 

 

 

 

写真は全て2021年4月25日13:30頃、うちのすぐそばで撮影しました。

 

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 338(イチゴ)

今日朝6:00の気温は13.2℃、日中は20℃を越えそうです。

早いもので今日から5月です。

先日4度目のロックダウンは明日までで、3日から商店などが再開という発表がありました。

しかしカフェ、レストランなどは19日以降ということになっています。

ウィーンの街中は緑がどんどん多くなっていき、色々な花が咲いています。

 

さて、今日はウィーンによく見られるこの時期の花のタイトルから少し外れるこの時期の花をお届けします。

 

 

こちらはドイツ語でGartenerdbeere、Ananas-Erdbeere、Kulturerdbeereとも呼ばれ、

学名ではFragaria × ananassa、

日本語ではイチゴ、オランダイチゴです。

バラ科、オランダイチゴ属、多年草です。

 

いわゆる"イチゴ"として流通しているのはほとんどオランダイチゴ系で、英語のStrawberryはこのれに属します。オランダイチゴ属は世界で20種類以上はあるそうです。

原産はアメリカということになっていますが、Gartenerdbeereは18世紀のヨーロッパで、アメリカの Fragaria chiloensisFragaria virginianaを交配させて偶然作られたそうです。

開花時期は3月~5月で、花の色は白が多いですがピンクなどもあり、直径が2㎝~3㎝ぐらいです。

花弁は5枚が一般的だと思いますが、6枚とか8枚になるのもありその環境や栄養状態に関係があるということです。

小さい花ですが庭や菜園に彩りを添えてくれます。

イチゴの葉は、ふちにギザギザがあり、緑色をしています。

かなり特徴的なので葉だけでもイチゴとすぐにわかります。

花が咲き終わってしばらくすると、実が少しずつ大きくなってきます。最初は緑色の実で、徐々に赤くなって、実が食べられるぐらいになるまでに、だいたいひと月かかるでしょうか。

 

イチゴの実として私達が普段食べているのは、植物学的には花托(かたく)又は花床(かしょう)といって、花の付け根部分が発達して食用となったものです。

イチゴを思いっきり近くで観察してみて下さい。

たくさんの粒々がありますが、その粒々ひとつひとつに細い棒状のようなものが出ていてこれが雄しべです。

イチゴの本当の"実"は表面にたくさんある粒々です。

 

写真は2枚共うちに庭に咲いているもので、2021年4月26日14:50頃の撮影です。

イチゴは自然にどんどん増えていきます。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 337(スミミザクラ)

先日ウィーン市からの発表があり、4度目のロックダウンは5月2日でとりあえず終わるようです。

店舗や美容室なども営業を再開しますが、カフェ、レストランは5月19日以降ということになっていますが実際はどうなるでしょうか?

 

さて、今年の4月は天気が不安定で風が冷たい日が多く春を感じはしますが、花の咲き始めが去年よりも遅いですね。

今日のウィーンは朝5:00の時点で8.6℃でした。

日中は20℃を越えるようですが、今日から雨マークが毎日見られます。

今日はサクラの種類をお届けします。

 

こちらはドイツ語でSauerkirsche(サウワーキルシェ)、

オーストリアではWeichsel(ヴァイヒセル)、

学名ではPrunus cerasus、

日本語ではスミミザクラです。

 

バラ科、サクラ属でセイヨウミザクラに近いと考えられているようです。

バラ科 はバラ目に属する植物の科の一つで、およそ90属2500種を含むということです。

 

セイヨウミザクラはドイツ語ではVogelkirsche、英語だとWild Cherry、学名はPrunus aviumで、いわゆるサクランボの多くがこの種に由来するということです。

スミミザクラの方がセイヨウミザクラの比べて果実の酸味が強く、料理などにもよく使われます。

実はいわゆるサクランボで、もっと後に登場しますが、直径1.5cm~2cmぐらいで黒に近い赤い色をしています。

 

 

ヨーロッパや南西アジアに自生し、北半球の多くの所で果樹として植えられています。

高さ1m~10m、花の色は白で直径2cm~2.5cmぐらいでしょうか。

セイヨウミザクラよりも小柄で、枝はたくさんあり、茎は短めです。

 

この時期は大量に白い花は咲かせ、遠くからでもよく目立ち、すぐにサクラだろうと想像できます。

 

うちでは毎年実をそのまま食べたり、ジャムにすることが多いです。

 

 

 

写真はうちの庭に咲いているWeichselで、2021年4月26日10:35頃の撮影です。

うちでは毎年実をそのまま食べたり、ジャムにすることが多いです。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 336(ヤブイチゲとキバナイチゲ)

今日のウィーンは朝4:30の時点では4.9℃、日中は15℃ぐらいになりそうです。

April Wetterとも呼ばれる典型的なこの時期の天気が続いていましたが、昨日ぐらいから落ちついて、今日からはまた晴れマークが続きそうです。

街中を歩いているとコロナ禍という感じがしなくなってきましたが、まだまだロックダウン中のウィーンです。

 

さて、今日はコロナ禍とは無関係な自然の花をお届けします。

 

こちらはドイツ語ではBuschwindrößchen

(ブッシュヴィントレースヒェン)、

学名ではAnemone nemorosa,

日本語ではヤブイチゲとか学名通りのアネモネ・ネモロサと呼ばれています。

 

キンポウゲ科のイチリン草属で多年草です。

ドイツ語の Windrößchenは"風の小さい(可愛らしい)バラ"という直訳ですが、和名ではヤブイチゲというあまり可愛らしくない名前がついています。

黄色の花はこれから咲く所です。

 

2021年3月28日11:40頃、うちの庭で咲いている時に撮影しました。

 

 

 

 

 

開花時期は2月~4月、花の色は白、高さは5cm~20cmぐらいまで、花弁は6~8枚です。

葉は手の平の形のように広がり、ギザギザの特徴的な形をしています。

原産はヨーロッパ、アジア北東部です。

 

学名の"アネモネ"と言うと春に咲く球根や秋植えが知られているようですが、それとは別種です。

アネモネは150種類があり、例えばそのひとつにハナアネモネがあります。

草地や林や森の中に多く生育、自生していて密集して咲いていることが多いです。

 

写真は2021年4月9日12:40頃  うちの庭で撮影しました。

 


 

こちらはドイツ語でGelbes Windröschen(ゲルべス・ヴィントレースヒェン)、

学名でAnemone ranunculoides、日本語ではキバナイチゲです。

 

キンポウゲ科のイチリンソウ属で多年草です。

gelbはドイツ語では黄色という意味です。

原産はヨーロッパです。

上で紹介したヤブイチゲの黄色バージョンです。

 

開花時期は3月~5月、花の色は濃い黄色、高さは10cm~20cmです。

花が咲いた後に葉が登場します。

葉の先がのこぎりのようにギザギザになっていて、葉は花の下の周りにスカートを広げたように円形になっています。

 

写真は2021年4月9日12:40頃  うちの庭で撮影しました。

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 335   (スピノサスモモ)

ウィーンとNiederösterreichに限ってロックダウンが5月2日まで延長されるかもしれません。

相変わらずカフェ、レストランはクローズしたまま・・・テラスさえも営業できません・・・持ち帰りのみです。

全くウィーンらしくないこの時期です。

しかも天気も崩れて予報では今日から毎日雨マークが見られます。

 

さて、3月の終わりから4月にかけて桜が多く咲く中で、一見桜っぽいこの花についても非常に多くのお客様から御質問があります。

この白い花はバスで移動している時に車窓から頻繁に見られるからです。

 

こちらはドイツ語でSchledorn (シュレードルン)

とかSchwarzdorn(シュヴァルツドルン)とも言われています。

学名ではPrunus spinosaで、日本語ではスピノサスモモです。

バラ科のスモモ属で低木もしくは小高木です。

ヨーロッパに多く見られ、北アフリカまでも分布しています。


 

開花時期は3月~4月で、遠くから見ると桜のような白い花をたくさん咲かせます。

高さは1m~4mぐらいで、花弁は5枚、1.5cmぐらいでしょうか。

秋にはブルーベリーのような濃い紫色の実をつけ、食べられますがそのまま食べるとかなり酸っぱいです。

 

Schlehdornは日当たりがいい道端とかちょっとした森や岩肌のような所に多く見られ、石灰質の土壌を好みます。

 

 

写真は2021年4月1日の15:15頃、マルヒフェルト運河で撮影しました。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 334(ベニバスモモ)

4月12日の月曜日の午後16:00ぐらいから急激に天気が崩れたウィーンです。

それまでは青空が広がるいい陽気で日中20℃ぐらいはありました。

今週はずっと雨マークですね。

またウィーン、Niederösterreichに限ってロックダウンが5月2日まで延長されました。

学校はそれよりも1週間ほど早く始まるということに今の所なっています。

 

さて、今日はウィーンにこの時期非常によく見られる私が個人的に好きな花をお届けします。

 


 

こちらはドイツ語では一般的にBlutpflaume(ブルートプフラウメ)、

学名でPrunus cerasifera、日本語では紅葉スモモ(ベニバスモモ)です。

バラ科のサクラ属です。

 

BlutpflaumeはKirschpflaume (Prunus cerasifera)の葉が赤いものを指し、Kirschpflaumeとの交配から生まれたもので、Blutpflaumeと呼ばれているほとんどがPrunus cerasifera 'Nigra'に属するそうです。

Kirschpflaume はチェリー・プラムとかミロバランスモモとも呼ばれていて、ケルト人達にすでに知られていました。

Kirschpflaume自体の原産はバルカンや中央アジアで、5~8mぐらいの高さです。

 

日本には古い時代に中国から来たそうですが、日本ではここまでピンク色になるものはおそらくないそうです。

(自分で調べたわけではないので自信がありませんが・・・)

 

左上は2021年3月31日15:00頃、家の近所で、

右上は2021年4月3日13:30頃、ウィーン23区の一角で撮影しました。


 

開花時期は3月~4月初めでサクラよりも10日程早く開花し、サクラよりも小さめの花です。

花の大きさは1cm~2cmぐらいでしょうか。

高さは15mぐらいにまでになるものもあります。

花と一緒に濃い赤い葉が現れますが、最近のウィーンのBlutpflaumeは、緑が赤っぽく見える葉も多くあるような気がします。

ちなみにソメイヨシノは、花が散る頃に緑色の葉が出て来ます。

 

ベニバスモモは街路樹、公園、庭にとにかくよく見られ、こちらでは大変ポピュラーなこの時期の樹木です。

うちの庭にも咲いていて、個人的にも大好きですね。

 

 

こちらは2021年4月3日13:30頃、ウィーン23区の一角で撮影しました。

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 333(ニオイスミレ)

復活祭も終わりもうすっかり春のウィーン街です。

自然を見ているととてもコロナ禍とは思えません。

春の街・・・なんて今書いていたら明後日からまた天気が崩れて寒くなりそうです。

 

今日は例年よりちょっと遅くなりましたがウィーンに見られる定番な春を感じる花のひとつをお届けします。

 

ドイツ語ではDuftveilchen

(ドゥフトファイルヒェン)とか

Märzveilchen(メルツファイルヒェン)と呼ばれています。

学名ではViola odorata、

日本語ではニオイスミレで、多年草でスミレ科のスミレ属です。

 

スミレ科は約850種と数が多く、その中でスミレ属は400種類を占めるそうです。

ドイツ語の"Duft"は香り、匂いという意味で、甘い香りを放つことで知られています。

特に太陽が花に当たっている時に匂いが強くなります。

2021年3月27日16:10頃、家の近所での撮影です。

 

 

原産は南ヨーロッパですが、中央ヨーロッパ全体に見られ、よくかたまりで咲いています。

開花時期は3月~4月で、花の色はたいてい濃い紫ですが、稀に白、ピンクなどもあります。

高さは10cmぐらいで、葉は丸くてハート型に近く、根際から生える特徴があります。

 

古代から存在し、中央ヨーロッパでは遅くても中世初期までには観賞用や薬効として、バラやラヴェンダーと共に香料の原料として利用されてきました。

 

公園や庭など、街中の至る所で見ることができます。

2021年3月28日11:40頃、うちの庭に咲いているスミレです。

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 332(レンギョウ)

週初めは寒い日が続きましたが、また今週末から暖かくなるようです。

4月1日より4度目のロックダウンに入っているウィーンです。

1回目と同様、スーパー、銀行、薬局など生活必要最低限の営業になります。

さらに昨日ロックダウンが4月18日まで延長され、シュテファン広場、マリア・テレジア広場、スウェーデン広場、カール広場、ドナウ運河沿い、ムゼウムス広場の6か所はFFP2マスクの着用が義務付けられました。

 

さて、今日はこの時期ウィーンでどこにでも見られる花です。

 

こちらはドイツ語では

Forsythie (フォルスィティエ),

Goldglöckchen (ゴルトグレックヒェン)

と呼ばれています。

学名ではForsythia、特にこちらで頻繁に見られるのはForsythia × intermediaでしょうか。

日本語ではレンギョウです。

モクセイ科レンギョウ属の樹木です。

 

そういう意味ではアイノコレンギョウと言ってもいいかもしれません。

濃い黄色の花で、遠くから見てもハッキリわかります。

 

 

 

 

開花時期は3月~4月で、花は4cmぐらいまで、花びらが4枚ありかなり濃い黄色です。

原産は中国で、日本には300年ほど前に薬用として入って来たようです。

 

写真で見られるようにかなり密集して上に向かって伸びて行き、高さは2~5mぐらいになります。

レンギョウ属の原種はアジアに6種とヨーロッパに1種、また園芸用に交配された雑種もあるそうです。

 

この時期の春を告げる花として、街中の公園、道路沿い、庭など、多く植えられていて至る所に見ることができます。

 

写真は2枚共、2021年3月27日9:35頃  市立公園で撮影しました。

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 331(アンズ)

4月1日より4度目のロックダウンになっているウィーンです。4月6日にはロックダウンが4月18日まで延長されました。

去年に引き続きコロナ禍での復活祭を迎えました。

今年は4月4日がOstern・・・復活祭で、その前の週はOsterferien(復活祭休暇)だったのですが、たいていの人はどこにも出かけない静かな復活祭を迎えたはずです。

 

さて、今日お届けする花は街中ではあまり見ることができないものですが、地元では有名です。

 

こちらは杏子(アンズ)の花です。

アンズと言うとドイツ語ではAprikose(アプリコーゼ)・・・と普通言われていますが、(日本でもアプリコットとも呼ばれていますね)オーストリアではMarillen(マリーレン)と呼ばれ、Aprikoseと呼んでいる人はいません。

そう、オーストリアではアンズは絶対にMarillenなんです。

学名ではPrunus armeniaca、バラ科のサクラ属の落葉小高木です。

アンズの花は一見すると梅の花のように見えますね。

梅はPrunus mumeで英語ではJapanese apricotです。同じ"purunus"でバラ科サクラ属ですから似ていて当然なんですね。

 

 

開花時期は4月初旬ぐらいが一般的です。

花を咲かせている期間が10日前後で短いです。

高さは6mぐらい、稀に10mを超えることもあり、花は白っぽい薄い紅色的で花弁は5枚、花の大きさは2~3cmぐらいでしょうか。

原産は古代にはアルメニア界隈でも知られていたのでその辺りと思われている説や中国北部という説もあるようです。

花が散るとそこから6月頃にかけて実がなり始め、最初は薄い緑色、熟して来ると明るいオレンジ色になります。

実の大きさは3cm~4cmぐらいでしょうか。

 

このアンズの実からジャムやリキュールなどが作られるわけで、ドナウ河の最も美しいヴァッハウ渓谷はアンズの名産地です。

ウメの実は熟しても甘みが生じず、種と果肉はくっついていますが、アンズは甘みが生まれ、種と果肉が容易に離れます。

 

 

今日ここに紹介した写真は全てうちの庭に植えてある今年の10月で12年になるアンズです。

家の2階の窓から見ても、アンズの方が高くなりました。

2021年3月31日16:45頃の撮影です。

毎年この時期に綺麗な花を咲かせてくれます。

その後たくさんの実がなり、毎年大豊作です。

アンズのジャムにしたり直接食べたりと・・・自分で言うのもおかしいですが、本当、ヴァッハウ渓谷のアンズよりも美味しいです。(笑)

3年前にはうちのアンズの実を使って自家製梅酒を作ってみました。

まだ実が熟さない緑色の時に収穫して、半年以上も漬けて去年のクリスマス時期に飲み始めました。

非常にいい出来だったのでまた作ります。

 

アンズはウィーンの街中で見ることはあまりないと思いますが、民家の庭などに非常に多く見られ、とてもポピュラーです。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 330(ユキワリソウ/ミスミソウ)

昨日18:25にウィーン近郊、Wiener Neustadt から南東11kmのNeunkirchenを震源としたM4.7の地震があり結構話題になっていました。


今週からOsterferien・・・復活祭休暇に入っています。

本来であればこの休みを利用して、色々な所に出かけるのですが、去年に引き続きまだコロナ禍・・・しかも4回目のロックダウンが4月1日・・・明日から始まります。

 

そんな状況でも花はコロナに全く関係なく季節を感じさせてくれますね。

今年はすでにプリムラターキッシュヘーゼルマツユキソウニオイガマズミクロッカスヒメリュウキンカセイヨウサンシュユなどの春先の花を話題にしましたが、今日のこの花も現在多く見られます。

 

 

 

こちらはドイツ語で

Leberblümchen(レバーブリュームヒェン)、

学名ではHepatica nobilis,

日本語ではユキワリソウとかミスミソウとも呼ばれています。

 

キンポウゲ科、ミスミソウ属の多年草です。

高さ10cm~15cmぐらいで、場所によっては多く咲いているので遠くから見ると、色が似ているので、一瞬ですがスミレのように見えるのですが、全然違います。

色も綺麗で可愛らしくて特徴がありますね。

密集して咲いている場合もあれば、単体で咲いている場合もあります。

その場所の環境も関係しています。

こちらは3月13日14:20 頃、ベルヴェデーレ宮殿横にあるBotanischer Garten (植物庭園)で撮影したものです。

 

ユキワリソウは石灰地質の森や山中の林の中や茂みに多く見られ、ヨーロッパ、東アジア、北アメリカなどの北半球の温帯地帯に広く分布しています。

日本にも4種が自生しているそうです。

開花時期は3月~4月で、花の直径は1.5cm~3cmぐらい、花弁は6枚~9枚で紫や青紫が圧倒的に多く、極稀に白もあるようです。


 

上の大きな2枚の写真はうちの庭に咲いているユキワリソウです。

白とピンクで両方共日本のユキワリソウです。

2021年3月26日11:30頃の撮影です。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 329   (セイヨウサンシュユ)

昨日ウィーンからのLIVE配信に御参加頂いた皆様、どうもありがとうございました。

話す内容、カメラのポジション、周囲の状況などを1人で注意しながら御案内するのは結構大変でしたが、思っていた以上に上手く行ったので、定期的に続けて行きたいと思います。

是非、次回も御参加下さい。

 

ウィーンの花をテーマにした内容ではここ最近、春の訪れを感じるポピュラーな可愛らしい小さな花を紹介しましたが、今日は木です。

ウィーンの街中にこの時期黄色い小さな花をたくさんつけた、少し背丈が高い木が多く見られます。

 

こちらはドイツ語でKornelkirsche

(コルネルキルシェ)とか

Dirndlstrauch(ディルンドルシュトラウホ)や

Gelber Hartriegel

(ゲルバー ハルトリーゲル)

とも呼ばれています。

学名ではCornus mas,日本語ではセイヨウサンシュユです。(西洋山茱萸)

ミズキ科のミズキ属の落葉小高木です。

 

ドイツ語のKornelkirscheから想像できますがコーネリアンチェリーとも呼ばれています。

 

原産はヨーロッパ南部ですが、アルメニアやトルコなどにも広がっています。

 

高さは3m~6mぐらいで、樹齢50年ぐらいのものは8mに達するのもあります。

幹の直径は15cm~20cmぐらいと結構太くなります。

 

 

 

開花時期は2月~4月です。

2cm~4cmの黄色い小さな花をひとつの場所に10~25個ぐらいまとめて咲かせます。

7月以降に赤い実が熟し、食べることができますがかなり酸味があります。

Kornelkirscheは環境の適応によっては樹齢100年を超えるものもあるそうです。

 

こちらでは公園や庭などに多く見ることができます。

 

写真は2枚共2021年3月13日15:10頃、ベルヴェデーレ宮殿横にあるBotanischer Garten (植物庭園)で撮影したものです。

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 328(ヒメリュウキンカ)

ウィーンはまた新規感染者数が増加していますね。

Osterferien・・・復活祭休暇が終わったらまたロックダウンが来るのではないかという噂が流れています。

Osterferienは来週29日の週ですが、本来26日が学校の最後の日なので今週末からと言ってもいいでしょう。

 

さて、今年はすでにプリムラターキッシュヘーゼルマツユキソウニオイガマズミクロッカスなど春先の花を話題にしましたが、今日のこの花も現在多く見られます。

 

 

こちらはドイツ語ではScharbockskraut

(シャルボックスクラウト)、

学名ではRanunculus ficaria,

日本語ではヒメリュウキンカ

(姫立金花)です。

 

キンポウゲ科でキンポウゲ属の多年草で、地面からちょっとの高さで、間隔を空けてとても多く咲いています。

遠くから見ているとキバナセツブンソウやタンポポのようにも見えるのですが近くで見れば違いますね。

 

 

 

 

開花時期は3月~5月、高さ5~15cm、光沢のある黄色い花を咲かせます。

花弁は8枚~12枚です。

葉は地面の低い所でかなり密集して見られ、ハート型でちょっとギザギザが入っています。

原産はヨーロッパで、日本では園芸用として入って来たものが野生化したそうです。

ウィーンの街中の公園などには必ずと言っていい程見られ、また標高1400mぐらいまでの山地の林の中や森などにも野生のヒメリュウキンカがたくさん咲いています。

民家の庭などにも非常に多く見られます。

 

写真は全て2016年3月13日14:30頃、ベルヴェデーレ宮殿横にあるBotanischer Garten (植物庭園)で撮影したものです。

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 327 (クロッカス・トムマシニアヌス)

ウィーンの冬は年々暖かくなっている気がしますが、週末からは全体的に気温が低そうです。

今日は4:00の時点で1.1℃でした。今年の冬は日中の気温がマイナスであった日は現時点で9日ありましたが、ウィーンの街は春の訪れを感じます。

 

さて、今年はすでにプリムラターキッシュヘーゼルマツユキソウニオイガマズミと春先の花を話題にしましたが、今日のこの花も現在多く見られます。

 

こちらはドイツ語ではKrokus、

学名ではCrocus、

日本語ではクロッカスです。

 

クロッカスは秋咲きと春咲きがあり、秋に咲くクロッカス・スぺキオススを話題にしたことがありましたが、こちらは春咲きですが、実際は2月初めに咲いているので、こちらではまだ冬です。

厳密には春になる前ですから、ドイツ語ではVorfrühlingです。

アヤメ科のクロッカス属で、多年草です。

 

こちらはおそらくドイツ語でElfen-Krokus、学名ではCrocus tommasinianusだと思います。

(自信はありませんが・・・)

 

 

開花時期は2月~3月で、高さは7cm~17cm、花の色は薄紫で、花弁の外側はもっと色が薄く、線が入っていません。

原産は南ハンガリー、クロアチア、ボスニア、セルビア、ブルガリア界隈で、標高1.500mぐらいまでの夏は緑になり、日陰が多い落葉樹林地帯に多く見られます。

 

クロッカスと言えば球根を思い浮かべますが、これは野生で生育していて、年々増えているような気がします。

もっとも最初は人為的に球根が植えられたかもしれませんが、土や環境が適しているとどんどん増えていきます。

これから咲こうとしているクロッカスがたくさんあります。

 

写真は2枚共2021年3月13日14:30頃、ベルヴェデーレ宮殿横にある植物庭園で撮影しました。

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 326(ニオイガマズミ)

コロナ禍のウィーンの今年の冬も以前と比べればかなり暖かいですね。

日中の気温がマイナスだったのは今年は現時点で9日ありましたがまだ寒くなるのでしょうか。

今日は朝4:00の時点で2.2℃でした。

 

さて、昨日はこの時期のBotaniacher Gartenを話題にしました。

多くの花が咲き始めていて、春を感じることができました。

今年はすでにプリムラターキッシュヘーゼルマツユキソウを話題にしましたが、今日のこの花も現在多く見られます。

 

こちらはドイツ語でDuftschneeball (ドゥフトシュネーバル)とかWinterschneeball (ヴィンターシュネーバル)と呼ばれています。

学名ではViburnum × bodnantenseです.

 

Viburnum × bodnantenseは、Viburnum farreriViburnum grandiflorumを掛け合わせた品種です。

 

日本語ではニオイガマズミと呼ばれているでしょうか。

 

スイカズラ科ガマズミ属で、落葉低木です。

花が小さいので、写真では見にくいですが、実際は遠くからでも結構目立ちます。

近くから見ると全く違いますが、かなり遠い所から見るとサクラっぽく見えます。

 

 

原産はヨーロッパで、高さ2.5~4mぐらいになり、幹から1mぐらいの長さでたくさんに枝分かれをしています。
開花時期は3月~4月で、ドイツ語の名前の通り雪のボールのようなかたまりにたくさんの花が咲いています。

つぼみは濃いピンクで、花が咲くにつれて白や種類によっては薄いピンクになり、とてもいい香りがします。

近くで匂いを嗅いでみて下さい。

 

Zierpflanze(観賞用植物)として、公園や特に庭に好んで植えられています。

 

 

 

 

2021年2月27日15:40頃、家の近所で撮影したものです。

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 325(マツユキソウ)

今年の冬は暖かい日が多く、日中マイナスになったのは9日しかなかったと思いますが、今日の朝は4:00の時点でマイナス5.5℃とかなり冷え込んでいます。

うちは庭のテラスや2階のバルコニーなど数か所に温度計を置いていますが、記録しているのは直射日光があまり当たらない1階北側の日陰にある温度計の数値です。

 

さて、今年最初の花としてプリムラターキッシュヘーゼルをすでに取り上げましたが、今日のこの花は春を訪れを感じさせてくれる地元でポピュラーな花です。

 

こちらはドイツ語でSchneeglöckchen

(シュネーグレックヒェン)、

学名でGalanthus nivalis,

日本語でマツユキソウ(待雪草)です。

 

ヒガンバナ科でガランサス属(マツユキソウ属)で、スノードロップのひとつです。

Schneeglöckchenは20種類ほど存在します。

 

マツユキソウは春を告げる花のひとつとして知られる多年草で高さ5cm~20cm,葉は細く10cmぐらいで青っぽい緑です。

 

開花時期は2月~3月で白い花を下向きにぶら下がったようにつけます。

花弁は6枚で、3枚が外側、3枚が内側で、内側の方が短くなっています。

遠くから見るとピーナッツのような形をしています。

 

 

 

 

Glöckchenは小さな鐘という直訳です。

原産は南ヨーロッパということですが、中央ヨーロッパでも多く見られ、ここウィーンではとてもポピュラーなこの時期の花で、公園や庭、茂みなどによく見られます。

今年はこのSchneeglöckchenもかなり早く咲き始めました。

 

今日掲載した写真Marchfeldkanal(マルヒフェルト運河)で見たもので、2021年2月27日15:10頃の撮影です。

この周辺にはここだけしか咲いていませんでした。

 


 

こちらはうちの庭に咲いているもので、2021年3月6日12:20頃・・・昨日ですね・・・の撮影です。

残念ながらもうすぐ咲き終わりの時期となってしましました。

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 324   (ターキッシュヘーゼル)

早いもので2月も今日が最後となり、明日から3月です。

今年の冬は現時点で日中の気温がマイナスだったのは9日ありましたが、一昨日は16℃と結構暖かくなりました。

雪も少ないですね。

もう以前のような冬の寒さはあまり感じられなくなっています。

 

さて、今日はこの冬の時期の咲いてる花として、枯れているよう見える木に触れたいと思います。

 

全くの枯れ枝のようにしか見えないこの木に黄色っぽく見えるものがたくさんくっついていますね。

 

こちらの木はドイツ語では

Baum Hasel (バウムハーゼル)、

学名ではCorylus colurna,

日本語ではターキッシュヘーゼルと言ってもいいかもしれません。

ドイツ語でもTürkische Haselとも言われています。

 

ハシバミ属、カバノキ科です。

 

原産は南東ヨーロッパから小アジアにかけてでしたが、この中央ヨーロッパでも多く見られ、東はヒマラヤ地帯まで広がっています。

 

よく言われるヘーゼルナッツはセイヨウハシバミ(Corylus avellana)で、食用として世界的に流通しています。日本ではその95%がトルコから輸入されているようです。

ドイツ語ではGemeine Haselです。

 

こちらは2021年2月27日15:30頃に撮影しました。

 


 

真っ直ぐで、高さは20mぐらいまでなり、葉は先がぎざぎざしたハート型で8~12cmぐらいの大きさです。

開花時期は2月~4月で、上の2枚の写真に見られるように、12cmぐらいまでの黄色に近い黄緑色のぶら下がっているような花を咲かせます。

 

ちなみにこの長くぶら下がっているのが雄しべであり、右の写真につぼみから小さな赤い花が見られますがこちらが雌しべです。

ここに小さな赤い雌しべがあるとは普通気がつきません。

 

最初は緑で、後に茶色と灰色が混ざったような色になる実は2cmぐらいで、9月以降に熟します。

食用のヘーゼルナッツよりは少し小さめです。

 

Baum Haselは強いので、街路樹や公園に多く見られます。

ここで紹介したBaum HaselはMarchfeldkanal(マルヒフェルト運河)で見たもので、ここにはそこらじゅうにBaum Haselが咲いています。

 

写真は2021年2月27日15:30頃に撮影しています。

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 323(プリムラ/サクラソウ)

今日のウィーンは朝4:00の 時点でマイナス6.4℃と冷え込んでいます。

今年の冬はそんなに寒くないと思っていましたが、日中の気温がマイナスである日がここ数日間続きました。

予報では今日からプラスになりそうです。

 

今日はこのコーナーで今年最初の花を話題にします。

 

こちらはドイツ語でPrimeln(プリーメルン)、学名ではPrimula vulgaris,日本語ではプリムラとかサクラソウと呼ばれています。

サクラソウ科でサクラソウ属で、ほとんどが多年草です。

 

プリムラは栽培種が非常に多く、500種類以上と言われています。

原産は西、南ヨーロッパです。

開花時期は3月~4月、花は黄色や薄い黄色で、花の直径は3.5cmぐらいまででしょうか。

全体の高さは10cmぐらいととても低いです。

写真に見られるこの薄い黄色はこちらでとにかくよく見られるポピュラーな色です。

 

 

プリムラは花が美しいので栽培種も多いわけですが、こちらでは標高1500mぐらいまでの自然の中でもたくさん見られます。

下の写真のように紫も見られます。

 

このように紫やピンク色のプリムラは時と共に色が薄くなっていき、本来の黄色に近づいていく傾向があります。

 

また、植えたものが時と共に自然にどんどん増えていくことが多いので、この時期公園や庭の至る所に準野生化(こういう言葉を使っていいかどうかわかりませんが・・・)したプリムラをたくさん見ることができます。

 

うちの庭にもプリムラが咲いていますが、年々少しづつですが増えていますね。

 

写真のプリムラは2021年2月4日14:45頃、うちの近所での撮影です。

 

 

紫のプリムラ植物庭園で2020年3月7日11:00頃の撮影です。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 322(イヌサフラン)

夏の終わりから秋の訪れを感じるウィーンです。

朝と日中の気温の差が大きくなっています。

今日の朝6:30の気温は7℃で、今年初めての一桁となりました。

 

今年は8月30日が日曜日なのでその翌週も休暇となり、学校は9月7日から始まっています。

何となく社会が普通に動いているように見えますが、オーストリアでは信号機システムを導入し新型コロナウィルス拡大防止策をしています。

 

さて、今日はこの時期に多く見られる花を話題にしましょう。

 

ピンク色の小さな花がたくさん咲いています。

こちらはドイツ語で

Prächtige Herbstzeitlose

(プレヒティゲ・ヘルプストツァイトローゼ)、

学名でColchicum spesiosum、

日本語ではイヌサフランとか学名の通りコルチカムとも呼ばれています。

 

Herbstはドイツ語では"秋"という意味です。

ユリ科(イヌサフラン科)でイヌサフラン属の多年草です。

 

原産は中央ヨーロッパで、ヨーロッパ中南部や北アフリカにも分布しています。

コルチカムは全部で約60種類ぐらいある球根植物です。

 


 

開花時期は9月~10月で、花の色はピンクが一般的ですが、紫や青紫などもあります。

写真のものは薄い紫ですね。

花の長さは3cm~5cmぐらいで、高さは25cmぐらい、花弁は6枚で、花が咲くころには葉はなくなっています。

遠くから見るとクロッカスのような雰囲気です。

こちらでは湿った草原地帯に多く見ることができます。

 

イヌサフランは猛毒で、食べると呼吸困難となり死に至ることもあります。日本でも2014年、2015年に実際にこれを食べたことで死亡した例があります。

 

こちらでは自然の草原のような緑地帯によく見られ、たいていまとまって咲いています。
2020年9月4日16:40頃、Maurer Waldで撮影しました。   

 

  

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 321(セイタカアワダチソウ)

秋の訪れを感じるウィーンです。

9月に入りウィーンも朝夕の気温の差が開いて来ましたが、今週は日中の気温が25℃を越え、朝も15℃を越えるぐらいでいい天気が続きそうです。

 

さて、今日はこの時期その辺にいっぱい咲いている花をお届けします。

 


 

こちらはドイツ語でGoldrute(ゴルトルーテ)、学名ではSolidago 、日本ではセイタカアワダチソウと呼ばれているものです。

キク科のアキノキリンソウ属で多年草です。 アキノキリンソウ属は100種類程あり、原産は北アメリカです。

日本には明治時代末期に園芸目的で持ち込まれたそうで、北海道の一部から沖縄まで全国的に見られるようです。

セイタカアワダチソウという名は、背が高く、花が泡立っているように見えることから来ているそうです。

 


 

こちらに多く見られるセイタカアワダチソウはおそらくKanadische Goldrute(カナーディッシェ ゴルトルーテ)、学名ではSolidago canadensis だと思います。

 

開花時期は7月~10月、高さは50cm~2.5mぐらいになります。

花の色は黄色、5mmぐらいの花がたくさん棒状のように、それが時として垂直に、または垂れ下がって咲いています。

大量に黄色の花を咲かせるので遠くからでもハッキリわかります。

 

葉は7cm~15cmぐらいで、葉の先端に向かってギザギザしている特徴があります。

セイタカアワダチソウはヨーロッパでは記録としては1644年以来から確認できます。

自然の中でもたくさん見られ、庭などにも多く咲いています。

うちの庭にも時と共に自然に咲いているセイタカアワダチソウがいくつかあります。

 

写真は一番上の左側が2020年8月24日17:45頃、それ以外は2020年8月15日16:40頃,、Stadtwanderweg 5で撮影しました。(ちょっと時間が経ってしまいました)

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 320(ウィーンで見た野生のシクラメン)

秋の訪れを徐々に感じるウィーンです。

日中は20℃を越えるものの朝は11℃~14℃ぐらいと冷え込みを少し感じるようになりました。

休暇シーズンも終わり、コロナ禍の昨日9月7日から信号機システムを伴って学校も始まり、何となく通常の生活がまた始まりました。

しかしオーストリアでは感染者数が休暇のせいなのか一時的にまた増加傾向です。

 

さて、今日は野生のシクラメンを掲載します。

野生のシクラメンは8月13日付で話題にしていますが、ウィーンに咲いているものではなかったので、今回はウィーンに咲いている野生のシクラメンです。

 


 

ドイツ語でEuropäisches AlpenveilchenとかWildes Alpenveilchenとか、Zyklamen とも呼ばれ、学名はCyclamen purpurascens,日本語ではシクラメン・プルプラセンスとかアキザキシクラメンとも呼ばれているでしょうか。

サクラソウ科のシクラメン属です。

 

シクラメンと言えば鉢に入った大きいCyclamen persicumが一般的かもしれません。赤、白、紫、ピンクなどの色があります。

これは高さ40cmぐらいで、この種類の原産は地中海沿岸のトルコ、イスラエル界隈(小アジア)とされていて、ヨーロッパには17世紀頃に入って来ました。それが品種改良されて日本には明治時代末期に入って来たようです。

 

しかしこの野生のシクラメンの原産はヨーロッパで、南アルプス、オーストリアを含む東アルプスからバルカンまでの石灰質の地質で陰になる所を好み、標高2000mぐらいまで見ることができます。

最もヨーロッパアルプスの大部分は石灰岩アルプスですね。

Cyclamen はギリシャ語の「cyklos(円)」からきているそうです。

 

高さは5cm~15cmぐらいとかなり小さく、ハート型の葉で、葉の中央は濃い緑、外側に白い斑点模様が見られ、花の色は薄紫からピンクで、開花時期は7月中旬~9月です。

秋の訪れを感じるこの時期はたくさんのシクラメンが見られます。

 

 

こちらは2020年9月4日16:10頃、Maurer Waldで撮影したものです。

 

 

 

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Blumenkatze(花のねこ)2020年

ウィーンは今日まででは7月28日が今年で一番暑く日中35℃を越えた猛暑日となり、その週は8月2日までは毎日30℃を越えた真夏日となりました。

日本は猛暑日になる日が多く、厳しい暑さと湿気で大変だと思います。

こちらは8月3日から気温がぐっと下がり、日中20℃前後と雨の多いどんよりした天気となりました。

夜は14℃と物凄く涼しくなり個人的には快適でした。

その後8月6日までは20℃~24℃ぐらいの過ごし易い陽気が続き、翌日7日より再び30℃を越える日が続き、その後また過ごし易い陽気になり、明日からまた30℃を越える予報が出ています。

 

さて、今日はおよそ2年ぶりに花のねこを紹介します。

この時期の花のねこはどうなっていたでしょうか?

 


 

この花のねこはBlumenkatze(ブルーメンカッツェ)と呼ばれていますが、正式にはPRASKATZ (プラスカッツ)といいます。

この素敵な花のねこがある場所は、PRASKAC  Pflanzenland  Tulln(プラスカス プフランツェンラント)地元で有名なガーデンショップです。

場所はウィーンから約40km離れたTulln(トゥルン)にあります。

ちなみにこの街はエゴン・シーレが生まれた街です。

 

植物庭園的なこのショップはTullnの中心から離れた一角にあり、15.000m²の店の広さ、2500以上の様々な植物を栽培し、その場でもちろん購入できますし、カタログ購入も可能です。

植物だけでなく、ガーデニング関係の物や石、灯篭、庭に置く椅子やテーブルなども販売しています。

うちはここの常連で、よく出かけてます。

 

PRASKAC はこの花のねこを最初から作る計画をしていました。

当初は紙でプランを考え、その後に合計12トンにもおよぶ鋼鉄をねこのフォームに組み立てました。

高さ約9mの骨組みに、12.000の花を飾り、猫の形を形成しています。

この猫のデザインに地元子供達の募集が行われ、100のアイデアを参考にして生まれたそうです。

たくさんの花が飾られているわけですが、もちろんその花が必要な水が与えられるように水まわりも中に設置されています。

2008年5月22日に低部オーストリア州の州知事立会いのもと序幕セレモニーが行われ、大変な賑わいでした。

 

この花のねこの骨組みは変わりませんが、ここに飾られる花や色が毎年違います。

こんなに大きな花のねこは他ではまず見ることができません。

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 319(セイヨウグリ)

もう何回も書いていますが今年のウィーンは6月13日に日中の気温が初めて30℃を越え、6月は合計3日、7月は30℃を越えた日が合計で8日ありました。

7月28日が今年で一番暑く日中35℃を越えた猛暑日となり、その週は8月2日までは毎日30℃を越えた真夏日となりました。

8月3日から気温がぐっと下がり、日中20℃前後と雨の多い、どんよりした天気となりました。

夜は14℃と物凄く涼しくなりましたが、その後現在までまた日中30℃を越える日が多くあり、その後また過ごし易い陽気になり、今週末からまた30℃を越える予報が出ています。

 

さて、前回は秋を感じさせる野生のシクラメンをお届けしましたが、今日は日本でも馴染みあるものです。

 

 

ウィーンの街中にはたくさんのマロニエが植えられていて、マロニエの実がかなり大きくなってきているこの時期ですが、場所によってはいわゆる一般的な"栗の木"も見ることができます。

 

こちらはドイツ語で

Edelkastanie(エーデルカスターニエ)

Esskastanie (エスカスターニエ)、

学名ではCastanea sativa

日本語でヨーロッパグリとかセイヨウグリと

呼ばれています。

 

ブナ科のクリ属で、落葉性樹木です。

 

古代ギリシャ・ローマ時代から地中海沿岸に植えられていたため、原産地を特定するのが難しいようですが、おそらくアルプスの北側ではないと推定されています。
スペイン~アルプス南側地域~バルカン半島~小アジアの地域に生育していました。

 

ローマ人達はこのセイヨウグリをワイン造りや、他の文化的な花と共にこちらに運んで来ました。

 


 

高さは30mを超えるものもあり、幹の直径は1~2mぐらいが一般的です。

樹齢も500年~600年ぐらいのもありますが、中央ヨーロッパでは200年を超えるものはほとんど存在しないようです。

実が熟すのは普通は9月以降です。

こちらは観賞用の他に食用として植えられています。

 

写真のセイヨウグリは2020年8月12日6:50頃、家の近所での撮影です。

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 318(野生のシクラメン)

今年のウィーンは6月13日に日中の気温が初めて30℃を越え、6月は合計3日、7月は30℃を越えた日が合計で8日ありました。

7月28日が今年で一番暑く日中35℃を越えた猛暑日となり、その週は8月2日までは毎日30℃を越えた真夏日となりました。

8月3日から気温がぐっと下がり、日中20℃前後と雨の多い、どんよりした天気となりました。

夜は14℃と物凄く涼しく(?)なりました。

その後6日までは20℃~24℃ぐらいが続き、9日からまた30℃を越えています。

 

さて、8月もこの時期になると自然は秋の気配を感じさせることがよくあります。

今日はそんな花を紹介しましょう。

 


 

こちらは野生で咲いているシクラメンです。

ドイツ語でEuropäisches AlpenveilchenとかWildes Alpenveilchenとか、Zyklamen とも呼ばれ、学名はCyclamen purpurascens,日本語ではシクラメン・プルプラセンスとかアキザキシクラメンとも呼ばれているでしょうか。

 

サクラソウ科のシクラメン属です。

 

シクラメンと言えば鉢に入った大きいCyclamen persicumが一般的かもしれません。赤、白、紫、ピンクなどの色があります。

これは高さ40cmぐらいで、この種類の原産は地中海沿岸のトルコ、イスラエル界隈(小アジア)とされていて、ヨーロッパには17世紀頃に入って来ました。それが品種改良されて日本には明治時代末期に入って来たようです。

 

しかしこの野生のシクラメンの原産はヨーロッパで、南アルプス、オーストリアを含む東アルプスからバルカンまでの石灰質の地質で陰になる所を好み、標高2000mぐらいまで見ることができます。

最もヨーロッパアルプスの大部分は石灰岩アルプスですね。

Cyclamen はギリシャ語の「cyklos(円)」からきているそうです。

 

高さは5cm~15cmぐらいとかなり小さく、ハート型の葉で、葉の中央は濃い緑、外側に白い斑点模様が見られ、花の色は薄紫からピンクで、開花時期は7月中旬~9月です。

 

左上の写真は2020年8月1日14:00頃、右上は同日14:30頃Myrafälleのそれぞれ違う場所での撮影です。

 


 

こちらは2020年8月1日15:00頃、Myrafälleで撮影したものです。

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 317(ノウゼンカズラ)

今年のウィーンは6月13日に日中の気温が初めて30℃を越え、6月は合計3日、7月は30℃を越えた日が5日ありました。

昨日7月28日が今年に入って一番の暑さとなり、日中の気温が35℃を越えました。

夜も暑かったですね。

しかし、ウィーンのうちが住んでる地域では西の空から暗い雲が覆い始め、20:30頃から風が強くなり雷が鳴り始め、何回も稲妻が見られました。

この時の気温は31℃で、まもなく雨が降り始めてやがては強い雨になりました。

典型的なGewitterですね。

雷を伴った雨は途中弱まったものの、その後も2時間半ぐらいとかなり長く続きました。

おかげで気温が10℃近く下がりましたが、湿気が感じられた夜でした。

 

さて、前回のウィーンによく見られるこの時期の花ではフサフジウツギを話題にしましたが、今日のこちらの花もよく見られます。

 

こちらはドイツ語でTrompetenblumen (トロンペーテンブルーメン)、またはKlettertrompeteとかTrompetenwindeなどと呼ばれています。

 

日本語ではノウゼンカズラです。

学名ではCampsis 、ノウゼンカズラ科のノウゼンカズラ属で、落葉性でつる性です。

 

ノウゼンカズラというと北アメリカ東部が原産で、日本には大正時代末期、ヨーロッパには観賞用として17世紀に入って来た

アメリカノウゼンカズラ

Campsis radicans、

そして日本へは平安時代に入って来た中国原産のCampsis grandifloraがよく知られていると思います。

ノウゼンカズラ属のほとんどがノウゼンカズラ、アメリカノウゼンカズラそしてそれらの交配種からなるようです。

 

ドイツ語のTrompetenはトランペットで、花の形がラッパに似ていることからそう呼ばれています。

 

こちらの写真のノウゼンカズラはCampsis × tagliabuana・・・"Indian Summer"と呼ばれているものです。

ノウゼンカズラアメリカノウゼンカズラの雑種のひとつです。

暑い日に日差しが強い方に向かって撮影したので、曇り空のように見えますが、ものすごくいい天気でした。

 


 

開花時期は7月~9月ですが、6月中旬に咲いているものもあります。

高さは2~5m、場合によってはそれ以上になるものもあり、5cm~8cmぐらいのラッパ状で、オレンジ色から赤までの色がありますが、種類によっては黄色もあり、花びらは5枚です。

こちらは近くで見ると薄い赤とオレンジ色が混ざっているようです。

 

ノウゼンカズラよりも花径は小さいそうですが、筒は長いです。

葉は20cmを超えるものもありかなり長めで,マイナス20℃ぐらいまでの耐寒性があります。

 

写真は全て2020年7月14日 16:00頃ヒルシュシュテッテン花壇庭園で撮影したものです。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 316(フサフジウツギ)

こちらは9月から新年度が始まりますので、6月は年度末、そして7月、8月は休暇シーズンですね。

ウィーンは学校が7月3日が最後の日でした。

もうその日の午後から休暇に出かける地元の人も多いですね。

今年は新型コロナウィルスの影響でオーストリア国内で休暇を過ごす人が多いです。

 

さて、前回のウィーンによく見られるこの時期の花はネムノキを話題にしましたが、今日の花もこの時期色々な場所で見られます。

 

こちらはドイツ語で

Sommerflieder (ゾンマーフリーダー) 、Schmetterlingsstrauch (シュメッターリングスシュトラウホ)などと呼ばれています。

学名ではBuddleja davidii 、日本語ではフサフジウツギです。

フジウツギ科でフジウツギ属です。

フジウツギ属は世界には約100種ほどあるそうです。

"ゾンマーフリーダー"を日本語にして

夏ライラックなんていう名になりそうです。

 

でも春に咲くウィーンでもたくさん見られるライラックとは違いますが、よく似ています。

 

 


 

原産は東アジア(おそらく中国)で、日本には明治時代にヨーロッパで改良されたものが入って来たそうです。

高さは4mぐらいまでで、開花時期は7月~9月です。

濃い紫、薄い紫色が非常にポピュラーですが、赤っぽいものやまれに白もあります。

右上の写真は白のSommerfliederです。

 

ひとつひとつの花は1cmぐらいで、全体で円錐状に密集して咲き、長さは10cm~30cmぐらいで、先が垂れ下がったように咲いています。

色が綺麗なので遠くからでもすぐにわかります。

こちらではZierpflantze (観賞用)として、庭や公園などに多く見られます。

 

写真は2020年7月14日15:50頃、ヒルシュシュテッテンの花壇庭園で撮影しました。

 


 

こちらはうちの庭に咲いているSommerfliederで、2020年7月14日16:40頃の撮影です。

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 315(ネムノキ)

今年のウィーンは6月13日に日中の気温が初めて30℃を越え、7月10日が35℃ぐらいと今年に入って一番暑かったです。

30℃を越えた日は今までで数えるぐらいしかなく、25℃前後と過ごし易い日が多いですね。

しかし、大気の流れが不安定な日が多く、雨マークが頻繁に登場しています。

朝は青空が見られる日が多いですが、午後や夕方に雨が降ることが多いですね。

 

さて、ウィーンによく見られるこの時期の花として前回はカンパニュラをお届けしましたがこの花もよく見られます。

 

こちらはドイツ語で

Seidenbaum(ザイデンバウム),

学名ではAlbizia julibrissin、

日本語ではネムノキです。

マメ科でネムノキ属の落葉高木です。

 

ヨーロッパには18世紀に、フィレンツェ出身のAlbizziによってもたらされましたので、彼の名が学名になっています。

日本では本州から沖縄にかけて見られるそうで、四国、九州などで自生しているのもあります。

またイランから東中国にかけても広く分布しています。

ネムノキ属は熱帯地域に150種類ほど分布しているそうですが、特にこのネムノキは耐寒性があり、温帯地域でも広く栽培され、-15℃ぐらいまで大丈夫だそうです。

 

高さは6m~10mぐらいになりま、芽吹くのは比較的遅いですが、他の木と比べると成長は速いです。

幹はほぼ真っすぐですが、そこから上はかなりランダムに枝分かれして個性あるシルエットになります。

そのため葉の部分は広がっているのもあれば狭いものもあります。

日当たりのいい所に多く植えられています。

 


 

開花時期は6月~8月で、薄い紅色の花が枝先に10数個集まって咲きます。長く伸びた糸状のものは雄しべです。

桃のような甘い香りがします。

 

葉は20cm~30cmとかなり長く、オジギソウの葉によく似ています。

オジギソウは触ると葉を閉じますが、ネムノキは夜になると自ら葉を閉じます。

そこからネムノキと言われています。

花が咲いた後には7cm~12cmぐらいの豆果をつけます。

 

こちらでは観賞用としてよく植えられています。

写真は2020年7月14日 15:30頃、ヒルシュシュテッテンの花壇庭園で撮影しました。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 314(カンパニュラ)

Urlaub・・・休暇シーズンです。

今年はオーストリア国内で休暇を過ごす人が多く、人との密にならない自然が好まれています。

日本から比べればまだまだ日が長く感じるかもしれませんが、夏至が過ぎていますから日が短くなっていくことを思えば寂しい気持ちにもなります。

 

さて、今日はちょっと郊外に行くと多く出会える花です。

 

こちらはドイツ語ではGlockenblume,

学名ではCampanula,

日本語では総称してカンパニュラです。

キキョウ科のホタルブクロ属、カンパニュラは総称で、ほとんどが多年草です。

種類が非常に多く300~500種類程と言われています。

写真のものはおそらく

Acker-Glockenblume

(アッカ-グロッケンブルーメ)・・・

Campanula rapunculoides

(カンパニュラ・ラプンクロイデス)はないかと思います。(確かではありません)

そうだとすれば日本語ではハタザオキキョウということになりますが、モモノハギキョウとかモモバギキョウとも呼ばれている種類もあるので厳密にはわかりません。

 


 

開花時期は6月~8月で、花の色は紫が圧倒的に多いですが、白やピンクっぽいものもあります。

高さは30cm~80cmぐらい、花の大きさは2cm~5cmぐらいでしょうか。

カンパニュラ自体は北半球に広く分布していますが、原産はヨーロッパで、日本には大正時代に園芸用として入って来たようです。

 

このカンパニュラは本当にたくさんの種類があるので細かい所まではわかりませんが、花の形が特徴的ですからすぐにわかります。

 

草原、森、岩などがある地域など標高2000mぐらいまでに見られますが、観賞用としても人気がありますので、庭や公園などにもたくさん見られます。

 

写真は2020年7月6日16:00頃、Hagenbachklammで撮影したものです。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 313(モクゲンジ)

ウィーンは6月13日に日中の気温が今年に入って初めて30℃を越えましたが、それ以外は23℃前後という湿気が少し感じられるものの気温的には過ごし易くなっています。しかし大気の状態が不安定な日が多く、天気予報には雨マークが多く見られます。

Gewitterと言われる暗い雲が押し寄せ、風が強くなって雷を伴う一時的に強い雨が降ることがよくあります。

本来梅雨はないのですが、やはり地球温暖化の影響もあり気候の性格が変化しています。

昨日は今年に入って2回目の日中30℃を越えた日になりました。

今日も予報では30℃を越えそうです。

 

さて、前回はアメリカキササゲを紹介しましたが、今回はウィーンの至る所に見られる黄色い花です。

 

こちらはドイツ語では

Blasenesche(ブラーゼンエッシェ)とかBlasenbaum (ブラーゼンバウム)とも呼ばれ、

学名でKoelreuteria paniculata、

日本語ではモクゲンジです。

ムクロジ科のモクゲンジ属で、落葉高木です。

 

原産は南東アジアで、おそらく中国かもしれませんが、日本でも日本海側に見られるそうです。

背丈も高く、黄色い花をたくさん咲かせるので、遠くから見てもハッキリわかり、この咲いている花が限られている時期で、かなりの存在感を示しています。

 

 

 

 


 

開花時期は6月中旬~7月で、花は1cmぐらいの幅で50cmぐらいの円錐状に黄色い花をたくさんつけます。

高さは15mぐらいまでで遠くからでも十分目立ち、ものによっては枝が横の方に伸びているのもあり、全体で見える形は不揃いであることが多いです。

葉は20~35cmぐらいでしょうか。


花が咲いた後には、袋のような実がたくさん見られます。

モクゲンジは中央ヨーロッパに1750年に原産地から入って来ました。

本来暖かい気候に適しているにも関わらず、こちらヨーロッパの冬にも十分耐えられます。

ムクロジ科は2000種類以上あるようですが、このモクゲンジだけが唯一中央ヨーロッパで観賞用として用いられています。

 

ウィーンの街中ではこのモクゲンジが観賞用として広場、公園、街路樹など多くの所で見ることができます。

 

写真は2020年6月25日 14:00頃、EKAZENT GROSSFELDZENTRUMの小さな公園で撮影しました。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 312(アメリカキササゲ)

オーストリアでは昨日6月20日23:44が夏至でした。

夏至のことをドイツ語ではSommersonnenwendeと呼んでいます。

オーストリアの気象庁によれば6月20の日の出が4:54、日の入りが20:59となっています。

年間を通して一番日が長いわけですが、今年のウィーンは不安定な天気になる日が多く昨日も雨、今日も現時点では雨が強く降っていて夏至の日の長さを感じることがほとんどできないような気がします。

 

ウィーンは6月13日に今年初めて日中の気温が30℃に達しましたが、その日だけで後は暑く感じる日は今までであったでしょうか・・・。

 

さて、前回はウィーンの三大街路樹のひとつであるセイヨウボダイジュを話題にしましたが、今日のこの花もかなり色々な所に見られます。

 

こちらはドイツ語でTrompetenbaum

(トロンペーテンバウム),

学名ではCatalpa bignonioides,

日本ではアメリカキササゲ(アメリカ木大角豆)です。

ノウゼンカズラ科のキササゲ属で、落葉高木です。

原産は北アメリカの南東で、ヨーロッパには18世紀の前半1726年にイギリスの自然歴史家のMark Catesbyよってもたらされました。

 

日本には明治時代末期に入って来たそうです。

 

乳白色の白い特徴的な形の花をたくさん咲かせ、背丈もかなり高くなることから遠くからでもよく目立ちます。

 

ドイツ語の名前である"Trompeten"はトランペットという意味で、花がラッパの形のような釣鐘状になっています。

また実である細長い莢(さや)がぶら下がっているのも特徴です。

 

 

 


 

開花時期は6月~7月で、何となくマロニエを思わせるかのように、(実際は全く違いますが)垂直上に3cm~5cmぐらいの釣鐘型の白い花をたくさん咲かせます。

でも近くで見るとわかりますが、色合いは白のマロニエのようですが、マロニエとは全く違う形をしています。

近縁種のキササゲよりこちらの方が花が大きく、美しいと思います。

花弁の内側には黄色のすじと紫色の斑点があります。

葉、樹皮、果実は薬用にも利用されます。

 

全体の高さ20mぐらいまでになり、葉は10cm~20cmで幅が広いハート型です。

かなり特徴的ですからすぐに見分けがつきます。

 

 

写真のアメリカキササゲは2020年6月18日 16:45頃家の近所で撮影したものです。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 311(セイヨウボダイジュ)

今年のウィーンは不安定な天気になる日が多いです。

実際天気予報には晴れと雨のマークが同日に見られる日が多く、湿気もウィーンにしては強く感じられます。

本来梅雨というものはない西岸海洋性という気候区分ですが、地球温暖化の影響もあってか明らかに気候の性格が変わってきています。

ウィーンは6月13日に今年初めて日中の気温が30℃に達しました。

 

さて、今日はウィーンの3大街路樹のひとつであるセイヨウボダイジュをお届けします。

 

ボダイジュはドイツ語では、Linde (リンデ),

学名ではTilia です。

シナノキ科のシナノキ属で、落葉高木です。

 

ボダイジュは45種類ぐらいあるそうですが、

Sommer Linde (ナツボダイジュ)・・・

Tilia platyphyllos

Winter Linde (フユボダイジュ)・・・

Tilia cordata

Silber Linde  (ギンヨウボダイジュ)・・・Tilia tomentosa

などがよく見られます。

ナツボダイジュはセイヨウボダイジュとも言われています。

 

 

ボダイジュは中国が原産ですが、ナツボダイジュはヨーロッパ中央、南部が原産で、フユボダイジュも同じくヨーロッパ原産です。

開花時期は6月で、高さは15m~40mぐらいで花の色は黄色っぽい白でとてもいい香りです。

葉はハート型をしていて7cm~12cmぐらいでしょうか。

薄い緑の細長い葉が出てそこから実のようなつぼみが出てそれが開いて黄色っぽい細かい花がたくさん咲きます。

細長い葉と書きましたが、実際には細長い葉から実までの部分がボダイジュの「花」となっています。

遠くから見ると緑と黄色の2色が混ざったように見えます。

 



 

ナツボダイジュとフユボダイジュの違いのひとつは、花を咲かせる実の数が違っていて、夏ボダイジュは一枚から2~6個、冬ボダイジュは4~12個あります。

 

写真は2020年611日15:15頃、家の近所で撮影したものです。

実の数から言っておそらくフユボダイジュか、セイヨウシナノキでしょうか。

セイヨウシナノキはドイツ語ではHolländische Linde・・・学名でTilia × europaeaと呼ばれ、ナツボダイジュとフユボダイジュの自然交配種で、ヨーロッパでは古くから植えられていて、街路樹や公園などに多く見られます。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 310(Maiglöckchen・・・ドイツスズラン)

今年の春はかなり乾燥していましたが、ここ最近は雨が多く天気が不安定です。

湿気も感じるようになりました。

こちらは梅雨がなくカラッとした気候なのですが、地球温暖化の影響もあるでしょうか。

何となく梅雨的な気候を感じるようになりました。

冬があまり寒くなかったということにも関係があるかもしれません。

 

さて、今日は地元ではこれを間違えて食べてしまって、死亡することがよく報告されているポピュラーな花を紹介します。

 

間違えて食べてしまって、死亡する・・・と言えば誰もが知っているこの花は

ドイツ語ではMaiglöckchen、

学名でConvallaria majalis、

日本語ではドイツスズランです。

ユリ科、スズラン属でで多年草です。

花と書きましたが、花はすでに咲き終わっていますので、あえてその葉を掲載します。

 

スズランと言えば、北海道を代表する花として知られていますが、園芸用としてはこのドイツスズランがよく庭などに植えられます。

スズランに比べてドイツスズランは葉が多く、葉の色も濃くて光沢があり、香気が強いのが特徴です。

 

 

 


 

原産地はヨーロッパで、開花時期は5月~6月です。

高さは10㎝~30㎝ぐらいでしょうか。

花の色は白で、4mm~2㎝ぐらいでしょうか。

葉の脇から上に向けてたくさんの釣鐘形の花が咲きます。

 

葉は2枚~3枚で、4㎝~30㎝ぐらい、地下茎から直接生えています。

この地下茎は長いもので50㎝ぐらいのものもあるようです。

 

この花は毒性が特に強いことで知られていて、前述したように間違えて食べてしまっての死亡例が毎年新聞などに掲載されています。

何と間違えるかいうとラムソンです。

遠くから見ると葉が非常によく似ています。

でも、時期が違うこと、近くで見れば違いがわかること、Maiglöckchenは高い位置から葉が出ること、匂いが違うことなどすぐ見分けられます。

学名のmajalis は「5月に咲く」という意味だそうです。

 

 

写真は2020年6月6日16:00頃、Blockheideで撮影したものですが、右上の花が咲いているものは参考に掲載したもので、2018年5月10日13:45頃、同じBlockheideで撮影したものです。

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 309(マルバウツギ)

去年のウィーンは6月4日に日中の気温が初めて30℃を越えました。

今年は日中25℃を越えた日もありましたが、天気が不安定な日が多くキリスト昇天辺りか先日のPfingstenが終わり、晴れや雨が交互に訪れたような感じで涼しい日が続きました。

今週も天気予報を見る限りでは晴れと雨です。

 

さて、ウィーンによく見られるこの時期の花コーナーではセイヨウバイカウツギヤブウツギついて書きましたが、今日の花も別のウツギでやはり色々な場所に見られます。

 

こちらはドイツ語では

Raue Deutzie、

学名ではDeutzia scabra、

日本語ではマルバウツギとかツクシウツギと呼ばれています。

 

アジサイ科、ウツギ属の落葉低木です。

 

原産は日本の本州の西側、九州、四国です。

例えばウィーンのBotanischer Gartenでに見られるマルバウツギには学名を始めとしたInfoの札が付けられていて、"Japan Riukiu Inseln"と書かれているのもあります。

琉球諸島原産ということになります。

      


 

開花時期は5月~6月で、白くて細かい特徴的な形をした花が密集して咲きますので、遠くからでもよくわかります。

花の先は細かく立つように咲きます。

日本でのマルバウツギとは学名がいっしょでもちょっと違うように見えます。

 

花の咲く部分は6cm~12cmぐらいでしょうか。

花ひとつは1.5cm~2cmぐらいの幅です。

全体的な高さは2.5m~3mぐらいでしょうか。

学名の"scabra"はドイツ語では"rau"(=rauh)とか"krätzig"で、ザラザラした、ガリガリした・・・なんて意味があります。

こちらでは観賞用として庭や公園などによく植えられています。

 

写真は2020年5月26日11:00頃、家の近所で撮影したものです。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 308(ヤマボウシ/ベニヤマボウシ)

6月に入りこれから夏至に向かって日がもう少し長くなります。

先週と比べると気温は高いものの、天気はまだ不安定気味です。

天気予報も晴れマークと雨マークの両方が毎日見られますね。

現時点ではかなり強い雨が降っているウィーンです。

 

さて、前回はこの時期至る所に見られるニワトコを掲載しましたが、今日の花も庭などによく植えられています。

 

 

こちらはドイツ語では

Japanischer Blumen-Hartriegel、

学名ではCornus kousa,

日本語ではヤマボウシ(山法師)です。

 

ミズキ科、ミズキ属の落葉小高木です。

今日の花には"Japanischer"・・・日本のという名前がドイツ語に見られますね。

原産は日本や台湾、朝鮮半島です。

日本でも野山に自生しているヤマボウシを見ることができると思います。

 

ミズキ属は日本では5種が自生しているそうですが、こちらは本州から九州に分布しているようです。

 


 

開花時期は6月~7月、高さは5m~10mぐらいで、枝先に花びらのように見える白ないし白緑色の苞(ほう)を4枚つけ、その中央にとても小さな緑色の花があります。

葉は楕円形、卵円形で、4cm~15㎝ぐらいでしょうか。

9月頃に果実が赤く熟して食べられます。

まとまってたくさんの花を咲かせるので、遠くからでも存在感があり、堂々としています。

 


 

こちらは花弁のように見える苞が淡紅色ですね。

ベニヤマボウシ・・・Cornus kousa f. rosea です。

白の種類よりも少し遅れて開花します。

 

写真は全て2020年5月24日 13:30頃、うちの庭で咲いているものです。

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 307(セイヨウニワトコ)

先週末からずっと天気が不安定なウィーンです。

青空が見られると思えば、暗い雲が覆い雨が降り始めてといった具合です。

昨日は雨もなく風は比較的強かったもののいい天気でしたが、今日は雨マークも見られます。

ウィーンの街は広いですから、ウィーン市内でも天気が違うことがよくあります。

しかし6月の夏至に向かって日がどんどん長くなっています。

 

さて、前回はヤブウツギを紹介しましたが、今日はウィーンの街至る所に見られる花です。

 

 

こちらはドイツ語で

Holunder (ホルンダ―)、

学名ではSambucus nirga,

日本語ではセイヨウニワトコとかエルダーとも言われています。

スイカズラ科のニワトコ属で落葉低木です。

 

こちらでは一般的にHolunderと呼ばれていますが、厳密には

Schwarzer Holunder

 (シュヴァルツァー ホルンダ―)と専門書などには紹介されています。

これは花が咲いた後になる実が黒いことから来ています。

 

Holunderは種類がいくつかあり、黒いSchwarzerに対して、赤い実がなるRoter Holunderも知られています。

 

 


 

開花時期は5月~6月で、全体的に薄い直径10cm~20cmぐらいの円状で、その中にたくさんの3mm~8mm程度の小さいクリーム色の白い花を咲かせます。

 

非常に甘い香りを放ち、ジュースやハーブティーなどに用いられ、スーパーにはHolunderのジュースが売られています。

高さは3m~7mぐらい、ものによっては9mぐらいにもなり、かなり高くなります。

幹がかなり太くなるものもあり、いわゆる"木"も多くあります。

 

ニワトコの実は新石器時代から人々に集められていましたし、薬用植物として呼吸器官系や解熱に効くとされています。

またゲルマン民族からの習慣で、いわゆる悪霊を遠ざける意味もあり、聖なる木としての意味もあります。

標高1200mぐらいまでに見られ、この時期自然の中、公園、庭などにとにかく多く見られます。

 

写真は2020年5月22日12:00頃、ウィーン21区のWassermanngasseで撮影したものです。

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 306(ヤブウツギ)

週末から天気が崩れ、雨が多く降るようになりました。

今までは雨が少なく、空気がかなり乾燥していたので自然にとって雨が降った方がよかったでしょう。

雲の動きがかなり複雑で、青空も広がれば、雨が強く降ったりと大気は不安定になっています。

今週は雨マークが多いですね。

 

さて、前回のウィーンによく見られるこの時期の花305ではセイヨウバイカウツギを紹介しましたが、今日は同じウツギでもまた違う種類で、ポピュラーなものです。

 

こちらはドイツ語でおそらく

Reichblütige Weigelie

(ライヒブリューティゲ ヴァイゲリエ)、

学名ではWeigela floribunda、

日本語ではヤブウツギと呼ばれています。

スイカズラ科のタニウツギ属、落葉小高木です。

Weigeliaという名はドイツ=スゥエーデンの植物学者であり医者でもあり、科学者でもあるChristian Ehrenfried Weigelに因んでいます。

原産は東アジアで12種類程あり、日本にも固有種があります。

日本では太平洋側と四国に分布しているようです。

たいていこの写真で見られるようにそれぞれの枝が真っすぐ上に伸びる形で咲いて、花の色が綺麗なので遠くからでもよく目立ちます。

 


 

開花時期は5月~6月で、5枚の花弁を持ち、花の長さは5cm弱ぐらいで赤に近い濃いピンク色をしています。場合によってはもっと赤っぽく見えるものもあります。

上の3枚の写真は同じものなのですが、太陽の加減によって色が違って見えます。

高さは1m~2mぐらいですがもっと高くなることもあります。

葉は長めで9cmぐらいでしょうか。

葉の先端は急に細長くなっていて、ふちには細かいギザギザが見られます。

 

こちらでは公園、住宅地の中庭や民家の庭などに多く見られ、純粋なWeigelienではなく、観賞用にアレンジされたWeigelienが多く普及しています。

 

写真は2020年5月22日15:30頃、NiederösterreichのStammersdorfer Strraßeで撮影しました。

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 305(セイヨウバイカウツギ)

週末の土曜日は久しぶりに雨が多く降ったウィーンです。

昨日も青空もあり、雨も強く降りといった天気で、今日も朝から強い雨が降りましたが、しかし今は止んでいます。

それまでは雨が少なく空気がかなり乾燥していましたから、少しは雨が降ってよかったと思います。

木曜日ぐらいまでは晴れマークと雨マークが出ていて、空気の動きが複雑で天気が不安定みたいですね。

新型コロナウィルスの規制が緩和され、今まで出来なかったことを取り返そうと言わんばかりに多くの人が繰り出していますが、まだまだ油断は禁物です。

 

さて、前回はブラックベリーを紹介しましたが、今日のこの花もウィーンの至る所で見られます。

 

こちらはドイツ語でPfeifenstrauch 

(プファイフェンシュトラウホ)、

学名でPhiladelphus coronarius,

日本ではおそらくバイカウツギとかサツマウツギと呼ばれています。

 

アジサイ科のバイカウツギ属で、落葉性低木です。

原産は南東ヨーロッパやイタリアで、日本でも本州~九州の山地で自生しているということです。

バイカウツギを漢字で書くと「梅花空木」で、花の形が梅に似ているということからだそうです。

 

日本に見られるのはおそらくPhiladelphus satsumi で、こちらで見られるのは"Europäischer Pfeifenstrauch"とか"Gewöhnlicher Pfeifenstrauch"と呼ばれていますので、セイヨウバイカウツギとなるでしょうか。

 


 

開花時期は5月~6月で、高さは1m~3mぐらいになります。

梅の花の雰囲気を感じますが、梅の花と比べれらばかなり大きく、花弁は4枚で、直径3cm~4cmぐらいの白い花を咲かせます。

葉は4cm~8cmぐらいで対称的です。

写真に見られるように多くの花を咲かせますので遠くからでもよく目立ちます。

 

観賞用として庭や公園にたくさん植えられています。

野生のものはまれです。

大量の白い花を咲かせるため、とにかく目立ちます。

何といっても夕方に強い香りを出すのが特徴で、そこからこちらでは「ニセジャスミン」Falscher Jasminとも言われています。

 

写真は2020年5月18日10:30頃、ウィーン21区のAlmgasseで撮影したものです。

今年はこの花もかなり早く咲き始めてますね。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 304(ブラックベリー)

ウィーンは金曜日の夜までいい天気が続いていましたが、その夜に雨が多く降り、気温が下がりました。

昨日は雨、日曜日からは晴れマークもありますが雨マークという予報になっています。

雨が少なく、空気がかなり乾燥しているので、自然にとっては雨も大事です。

今年のこの時期は例年よりも唇が乾くことを多く感じます。

 

さて、今日は街中では少ないかもしれませんが自然の中や民家の庭などでたくさん見られる花をお届けします。

 

こちらの写真で右側に白く小さい花が多く咲いているのが見えると思いますが、これはドイツ語ではBrombeere(ブロンベーレ)とか

Gewöhnliche Brombeere(ゲヴェーンリヒェ・ブロンベーレ)、

学名ではRubus fruticosus,

日本語ではブラックベリー・・・セイヨウヤブイチゴです。

バラ科、キイチゴ属、低木、落葉性ツル植物です。キイチゴ属はバラ科の植物であるため、ブラックベリーにもトゲを持つ品種とトゲを持たない品種があり、低木のまま生長して実をつけるタイプと、つる状に伸びて生長するタイプがあります。

 

"Rubus"はキイチゴ属の総称で、数十種類~数百種類と複雑で、研究者によっても分かれています。

おおかまにはこのブラックベリーとラズベリーの2つが栽培系統です。

 


 

原産はヨーロッパ北半球、北アメリカ、西アジアで、開花時期は5月後半~7月です。

花の色はこちらでは白が多く見られますが、薄いピンクもあり、5枚の花弁で直径が2㎝ぐらいでしょうか。

全体の高さは2mぐらいまでになります。

パッと見はイチゴの花に似ているのですが、形が違い、ブラックベリーの方が背丈があります。

葉は長めで5㎝~10㎝ぐらい、縁がギザギザしています。

実がなるのは7月頃からで、そのまま食べてももちろん美味しいですし、ジャムやトルテ、ヨーグルト、アルコールなど幅広く使われます。

日本で果物としてはそこまで多く出回ってはいないかもしれません。

こちらでは人気があって鉢植えや地植えで栽培している人が多くいます。

うちの庭にもとげなしのブラックベリーがあり、毎年たくさんの実がなります。

 

写真は2020年5月21日15:45頃、ウィーン23区のMaurerwaldで撮影したものです。

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 303(コルクウィッチア/ショウキウツギ)

ウィーンは日中20℃~25℃といい天気が続いています。

緑もどんどん豊かになってきました。

店舗内ではマスクは必要ですが、日常生活が再び戻りつつあり、開放的な空気を感じるウィーンの街です。

昨日から学校も再開しました。

でもひとクラスを二つに分けてそれぞれ1日おき交替に登校するというスタイルで、登下校、授業時間以外ではマスク着用、子供同士が近づかないどといった規定があり、定期的に消毒作業も行われます。

子供を通わせるのが心配な家庭は自宅学習の選択もでき、成績には影響しません。

 

さて、今日はこの時期の花をお届けします。

前回はイチゴでした。

 

こちらはドイツ語で

Kolkwitzie(コルクヴィッツィエ)、

学名でKolkwitzia amabilis,

日本語ではショウキウツギとかアケボノウツギ、そのまま学名でコルクウィッチア アマビリスとも呼ばれています。

 

スイカズラ科のショウキウツギ属、落葉小高木です。

 

一属一種で原産は中国で、300m~1300mのかなり標高が高い岩石地帯や丘陵地帯に自生しているそうです。

 

 

 


 

開花時期は5月で枝先にラッパの形のような薄いピンク色の小さい花をたくさんつけます。

花の長さは1cm~2cmぐらいで葉は意外と大きく3cm~8cmぐらいで、尖ったギザギザ部分が見られます。

高さは2~3mほどです。

ショウキウツギがヨーロッパに紹介されたのは1901年と歴史が浅く、植物学教授コルクヴィッツの名前にちなんで付けらたということです。

見事な花を咲かせること、育てやすいこと、寒さや乾燥にも強いことなどもありこちらでは観賞用として公園や庭などに多く見られます。

 

写真は2020年5月16日12:20頃 , Schillerparkで撮影したものです。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 302(イチゴ)

日中の気温が25℃前後と半袖で過ごせる日が続いていましたが、一昨日から天気が不安定になり、雷を伴った強い雨(Gewitter)があり、10℃以上も気温が下がりました。

ここ数日は雲の流れも複雑で、晴れたり局地的に雨が降ったりと不安定な天気です。

雨が少なく、空気がかなり乾燥していたので自然のためには雨はよかったです。

 

さて、今日はウィーンによく見られるこの時期の花のタイトルから少し外れるこの時期の花をお届けします。

 

こちらはドイツ語でGartenerdbeere、Ananas-Erdbeere、Kulturerdbeereとも呼ばれ、

学名ではFragaria × ananassa、

日本語ではイチゴ、オランダイチゴです。

バラ科、オランダイチゴ属、多年草です。

 

いわゆる"イチゴ"として流通しているのはほとんどオランダイチゴ系で、英語のStrawberryはこのれに属します。オランダイチゴ属は世界で20種類以上はあるそうです。

原産はアメリカということになっていますが、Gartenerdbeereは18世紀のヨーロッパで、アメリカの Fragaria chiloensisFragaria virginianaを交配させて偶然作られたそうです。

開花時期は3月~5月で、花の色は白が多いですがピンクなどもあり、直径が2㎝~3㎝ぐらいです。

花弁は5枚が一般的だと思いますが、6枚とか8枚になるのもありその環境や栄養状態に関係があるということです。

小さい花ですが庭や菜園に彩りを添えてくれます。

 

 

 

イチゴの葉は、ふちにギザギザがあり、緑色をしています。

かなり特徴的なので葉だけでもイチゴとすぐにわかります。

花が咲き終わってしばらくすると、実が少しずつ大きくなってきます。最初は緑色の実で、徐々に赤くなって、実が食べられるぐらいになるまでに、だいたいひと月かかるでしょうか。

 

イチゴの実として私達が普段食べているのは、植物学的には花托(かたく)又は花床(かしょう)といって、花の付け根部分が発達して食用となったものです。

イチゴを思いっきり近くで観察してみて下さい。

たくさんの粒々がありますが、その粒々ひとつひとつに細い棒状のようなものが出ていてこれが雄しべです。

イチゴの本当の"実"は表面にたくさんある粒々です。

 

写真は2枚共うちに庭に咲いているもので、2020年5月7日11:45頃の撮影です。

イチゴは自然にどんどん増えていきます。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 301(ニセアカシア)

ウィーンは拡大防止規制が徐々に緩和され、人出も多くなってきました。

日中の気温が25℃前後、半袖でちょうどいい青空が広がるいい天気が続いています。

通常の生活は徐々に戻りつつあるとはいえ、大きなイベントなどはまだまだです。

本来この週末に開かれるはずであったGenuss Festivalも今年は中止となり非常に残念です。

 

さて、今日はこの時期のよく見られる花をお届けします。

 

ちょっと距離があるので、写真を見る限り、白い花がたくさん咲いているのが見にくいかもしれません。

 

これはドイツ語でGewöhnliche Robinie

(ゲヴェーンリヒェ・ロビーニエ)、

学名でRobinia pseudoacacia

日本語ではニセアカシアです。

ハリエンジュとも呼ばれているでしょうか。

 

マメ科のハリエンジュ属で、落葉高木です。

原産は北アメリカ東部で、日本には明治5年に渡来しました。

 

ニセアカシアはヨーロッパを始め、色々な所に移植されてオーストリアでも様々な所で見ることができ、街路樹として植えられていたり、山地で野生化しているものもたくさんあります。

 

 

 

 

 

 

高さは25mぐらいになり、開花時期は5月~6月です。

白い花がとにかくたくさんぶら下がっていて、フジのように見えます。

最もフジは紫ですが、前々回に話題にしたキバナフジは黄色ですが、共にこのニセアカシアと同じマメ科ですね。

ウィーンの街中の公園に必ずと言っていい程植えられていますし、街路樹としても多くの場所で見られます。

 

 

 

 

 

 

花全体の大きさは15cm~20cmぐらいでしょうか。

ひとつの花は2cmぐらいでいい香りを放ちます。

葉は3cmぐらいの大きさで、楕円形をしていて、鳥の羽のように左右にいくつも並んでいるので、花が咲いてなくてもそれとわかります。

花が咲いた後に、5つぶほどの豆が入った5cm~15cmぐらいの長さの鞘(さや)がぶらさがります。

 

写真は2020年5月6日12:30頃、ドナウ運河沿いで撮影しました。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 300(キバナフジ)

5月1日からは全ての店舗,ショッピングセンター,理髪店の営業も始まっています。拡大防止規制が徐々に緩和されていき、社会が普通に戻り始めていて開放感が漂う、そして人々の明るさが戻って来ているウィーンの街ですが、油断は禁物です。

第2の波が来ないよう個人が責任を持って行動してもらいたいです。

そんなこととは無関係に季節はめぐり、緑が多くなったきたウィーンは5月の香りが楽しめます。

 

さて、今日は色々な場所に見られる花をお届けします。

 

こちらはドイツ語で

Goldregen (ゴルトレーゲン),

学名ではLabumum anagyroides、

日本語ではキバナフジとかキングサリと呼ばれています。

 

マメ科のキングサリ属です。

 

ドイツ語のGoldは金、Regenは雨なので "黄金の雨"なんていう直訳です。

 

背丈がかなり高いのもあり、黄色の花がまとまってたくさん咲いていますから遠くからでもよく目立ちます。

 

先日シェーンブルン宮殿のフジをお届けしましたが、花が咲いている時の形は色が違うだけでよく似ています。

 

 

 

 

 

 

 

 


 

原産はヨーロッパ南部で、開花時期は5月~6月です。

高さは3m~7mぐらいに達し、ぶら下がっているひとつの房が10cm~30cmぐらいで、ひとつひとつの花は蝶のような形をしています。

花が咲いた後、8月ぐらいにできる実は豆果です。

 

キバナフジはたいへんな毒性があることで知られています。公園や庭などに多く見られ、ウィーン川沿いやウィーンの森南方面の高速道路沿いにもたくさん見ることができます。

 

 

 

こちらはライラックとのコラボです。

左手前には紫のライラック、正面奥にはキバナフジがたくさん咲いています。

 

この写真は全て2020年4月23日15:00頃、Auer-Welsbach-Parkでの撮影です。

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 299(マロニエ)

5月1日からは全ての店舗,ショッピングセンター,理髪店の営業も許可されることとなりました。

状況が好転していることから、徐々に拡大防止規制が緩和されていき、社会が普通に戻り始めています。

レストアやカフェは5月15日から、シェーンブルン宮殿、シシィ博物館、皇帝の部屋、銀器博物館も5月15日からオープンが決まり、入場が可能となります。

 

この時期のウィーンの街は緑がより緑に見えますね。

"森の都"とも形容されるウィーンの街・・・多くの花が咲いています。

 

さて、今日はこの時期最もウィーンらしいマロニエを話題にしましょう。

 

マロニエはドイツ語で

Gewöhnliche Rosskastanie、

学名ではAesculus hippocastanum、

日本語ではマロニエ、セイヨウトチノキとも言われている大型の落葉樹です。

トチノキ科、トチノキ属です。

 

ウィーンではオーソドックスな白のマロニエもあれば赤のマロニエも多くあり、この白と赤のコントラストがとても素敵です。

 

こちらはシェーンブルン宮殿の正門近くに咲いているマロニエです。

 

原産はバルカン半島と言われ、中央ヨーロッパに非常に多く分布しています。

ウィーンの街にも至る所に見られ、並木道などでも素敵な演出をしてくれます。

開花時期は4月中旬~5月、高さは30mを超えるものもあり、樹齢は300年を超えることもあるそうです。

7cm~20cmぐらい葉柄(ようへい)を持ち、二等辺三角形状に多くの花を咲かせます。

花が咲いている部分の長さは10cm~30cmぐらいでしょうか。

花の数は20~50ぐらいで、小花です。

 


 

上の2枚の写真は白と赤のマロニエです。

赤のマロニエは学名では、Aesculus x carnea で、北アメリカ原産のアカバナトチノキと通常の白のセイヨウトチノキをかけ合せたもので、ベニバナトチノキとも呼ばれています。

白と赤のマロニエを同時に見るとコントラストがとても綺麗で、街の雰囲気も春から初夏です。

 

マロニエの花が咲き始めると花弁には黄色の斑点が見られますが、受粉が終わるとその斑点は赤色に変わります。

セイヨウトチノキはウィーンの3大街路樹のひとつで、この時期至る所に見られます。

 

写真は全て2020年4月23日14:45頃、シェーンブルン宮殿の正門界隈での撮影です。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 298(アカバナサンザシ)

ウィーン日中20℃を越える日が続いていますが、今週は青空でも雲が多く見られますが、毎日雨マークも登場しています。

空気がかなり乾燥していますから、自然のためには雨も必要です。

 

さて、先日シェーンブルン宮殿を散歩して、昨日はシェーンブルン宮殿のフジのアーチを紹介しましたが、今日もやはりシェーンブルン宮殿に毎年咲く印象的な花をお届けします。

 

ドイツ語では、Rotdorn (ロートドルン)、

学名でCrataegus laevigata ‚Paul’s Scarlet‘ + Punicea + Punicea Flore Pleno、

日本語ではセイヨウサンザシとかアカバナサンザシと呼んでいいと思います。

バラ科のサンザシ属です。

 

ヨーロッパから北アフリカにかけての標高1000mぐらいまでの所に見られ、ローム土壌(粘土質の高い土壌)を好みます。

 

セイヨウサンザシはかなり深く根づき、低木もあれば、10mぐらいまでの高い木もあります。

 

 

開花時期は通常5~6月で、一重咲き、八重咲きで、濃いピンク色ですが、桃色、紅色もあります。

小さいピンク色の花がまとまっていくつも咲いていて、そのかたまりがたくさんあります。

拡大した写真を見るとそのかたまりはアジサイのような雰囲気ですが、アジサイよりも遥かに小さく、それぞれの花が細かいです。

アカバナサンザシの多くはこちらでは観賞用として人気があり、散歩をしていると庭や公園に多く植えられているのがわかります。

 

シェーンブルン宮殿の黄色、空の青、そしてこのアカバナサンザシの濃いピンクのまさに色の3原色はヴェネツィア派の絵画を思わせ、年間を通してこの時期にしか見ることができないものです。

 

写真は2枚共2020年4月23日14:30頃に撮影したものです。

 


こちらは白い花のサンザシです。

Weißdorn (Crataegus laevigata) 、

ドイツ語でヴァイスドルンです。

 

自然の中ではこの白いサンザシが圧倒的に多く見られます。

 

こちらは2020年4月28日16:50頃、マルヒフェルト運河での撮影です。


 

こちらはうちの庭に咲いているアカバナサンザシです。

うちのアカバナサンザシは年々、花が多くなっていて、背丈もかなり高くなっていて、2階の窓の真ん中ぐらいまで生育しています。

2020年4月28日14:00頃撮影しました。

 

 

 

 

 

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ウィーンによく見られるこの時期の花 297(シェーンブルン宮殿のフジ 2020年)

新型ウィルス拡大防止対策が徐々に緩和されていく傾向にあると同時に、春の日差しを満喫できるいい天気が続いています。

しかし雨が少ないため、空気がこの時期にして例年よりもかなり乾燥していると思います。

さて、先週の木曜日にシェーンブルン宮殿に散歩に行きましたが、期待通りの花が咲いていました。

 

こちらはシェーンブルン宮殿のフジのアーチで、宮殿を正面に見て、右側から回り込んで奥の庭園に行く時に見られます。

 

フジはドイツ語でBlauregen (ブラウレーゲン)とか、Glyzinie(グリツィーニエ)、

 

学名ではWisteria sinensisもしくは

Wisteria floribundaで、マメ科のフジ属、つる性の落葉樹です。

原産は東アジア(中国)ですが、 Wisteria floribundaは日本固有のものだそうです。

毎年ここは多くの人が立ち止まって写真を撮っています。

 

 

開花時期は4月終わり~5月で、ぶどうのようにぶら下がっていて、紫や明るい紫、ちょっと青っぽい紫色です。

長さは20cm~80cmぐらいで、高さは10mを超えるものもあります。

 

フジ属はとても強く、木のようになっていき、例えばフジ棚に大変強く絡みつきます。

また1年に2回咲き、最初はこの時期、2回目は7~8月です。

 

観賞用としてこちらではとても人気があり、垣根や壁、このシェーンブルン宮殿のようにアーチ状などにしているのをよく見かけます。

 

おもしろいことに右巻きで伸びるものと左巻きで伸びるものとがあります。

Wisteria sinensisは左巻き、Wisteria floribundaは右巻きです。

右巻きのWisteris floribunda は Japanische Blauregenと呼ばれています。

 

 

 

 

写真は2020年4月23日 14:30頃に撮影したものです。

 

 

 

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