シェーンブルン宮殿のフジ(2023年)

昨日からウィーンは雨で、来週も雨マークの連続です。

昨日はほぼ一日中雨でした。

これを書いている現時点では雨は上がっていますが、また降り始めるでしょう。

Aprilwetterが終わっても、毎年この時期梅雨のように雨が多くなりました。

実際は梅雨のような湿気はありませんが、天気が不安定です。

これを抜けると、一挙に夏のような暑さがきっと来ます。

 

さて、今日はこの時期恒例のシェーンブルン宮殿に見られるフジです。

 

 

この有名なシェーンブルン宮殿のフジのアーチは、宮殿を正面に見て、右側から回り込んで奥の庭園に行く時に見られます。

 

フジはドイツ語でBlauregen (ブラウレーゲン)とか、Glyzinie(グリツィーニエ)、

学名ではWisteria sinensisもしくは

Wisteria floribundaで、マメ科のフジ属、つる性の落葉樹です。

原産は東アジア(中国)ですが、 Wisteria floribundaは日本固有のものだそうです。

毎年ここは多くの人が立ち止まって写真を撮っています。

 

 

 

開花時期は4月終わり~5月で、ぶどうのようにぶら下がっていて、紫や明るい紫、ちょっと青っぽい紫色です。

長さは20cm~80cmぐらいで、高さは10mを超えるものもあります。

 

フジ属はとても強く、木のようになっていき、例えばフジ棚に大変強く絡みつきます。

また1年に2回咲き、最初はこの時期、2回目は7~8月ですが、咲く数は非常に少ないです。

 

観賞用としてこちらではとても人気があり、垣根や壁、このシェーンブルン宮殿のようにアーチ状などにしているのをよく見かけます。

 

おもしろいことに右巻きで伸びるものと左巻きで伸びるものとがあります。

Wisteria sinensisは左巻き、Wisteria floribundaは右巻きです。

右巻きのWisteris floribunda は Japanische Blauregenと呼ばれています。

 

 

 

写真は2023年5月4日、9:45頃に撮影したものです。

もう10日ほど経ってしまいましたので、現在はここまで綺麗には咲いていません。

 

 

 

 

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