ウィーンによく見られるこの時期の花 367   (ターキッシュヘーゼル)

ウクライナ情勢は日本でも大きな話題になっていると思います。

ロシア大統領プー〇〇の個人的野望のため罪もない多数の犠牲者が出ている断じて許せない行為です。

自分の同僚にもガイド学校で学んだウクライナ人の友達がいますが、一昨日すぐに電話をして話をしました。

彼女の口からは当然ロシアに対しての批判しか出て来ませんでした。

ウクライナ人としてのプライドを改めて感じました。

アメリカとドイツがウクライナに武器の供給をするということですが、それ以上の介入はNATOレベルで難しい現状でしょうね。

誰も第三次世界大戦なんて望んでないです。

同時に、日本の将来・・・北方領土、尖閣諸島はそのまま不当にも持っていかれてしまうようなビジョンです。

 

暗い話題は止めましょう。

ここ数日肌寒い日が続いています。

日中の気温は7℃前後、朝は0℃を下回っていることが多いですが、朝は青空が広がるいい天気です。

今日はこの冬の時期に春の訪れを示唆する花としてキバナセツブンソウニオイガマズミマツユキソウを掲載しましたが、今日もこの時期に見られる花として、枯れているよう見える花を紹介します。

 

枯れ枝のようにしか見えないこの木に黄色っぽく見えるものがたくさんくっついていますね。

 

こちらの木はドイツ語では

Baum Hasel (バウムハーゼル)、

学名ではCorylus colurna,

日本語ではターキッシュヘーゼルとかトルコキハシバミと言ってもいいでしょう。

ドイツ語でもTürkische Haselとも言われています。

ハシバミ属、カバノキ科です。

原産は南東ヨーロッパから小アジアにかけてでしたが、この中央ヨーロッパでも多く見られ、東はヒマラヤ地帯まで広がっています。

 

よく言われるヘーゼルナッツはセイヨウハシバミ(Corylus avellana)で、食用として世界的に流通しています。日本ではその95%がトルコから輸入されているようです。

ドイツ語ではGemeine Haselです。

 

真っ直ぐで、高さは20mぐらいまでなり、葉は先がぎざぎざしたハート型で8~12cmぐらいの大きさです。

開花時期は2月~4月で、12cmぐらいまでの黄色に近い黄緑色のぶら下がっているような花を咲かせます。

この長くぶら下がっているのが雄しべであり、遠くからでもすぐにわかります。

よく観察するとつぼみから小さな赤い花がありそれが雌しべです。

ここに小さな赤い雌しべがあるとは普通気がつきません。(この写真では見にくいです)

 

最初は緑で、後に茶色と灰色が混ざったような色になる実は2cmぐらいで、9月以降に熟しますが、食用のヘーゼルナッツよりは少し小さめです。

 

 

Baum Haselは強いので、街路樹や公園に多く見られます。

ここで紹介したBaum HaselはMarchfeldkanal(マルヒフェルト運河)で見たもので、ここにはそこらじゅうにBaum Haselが咲いています。

 

写真は昨日・・・2022年2月26日15:20頃に撮影しています。

 

 

 

 

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