ウィーンによく見られるこの時期の花 375(ベニバスモモ)

ここ数日天気が悪い日が続き、気温も下がり寒い日が続いています。

昨日は午後から雪が降り、日中の気温も3℃でした。

冬にはほとんど雪が降らず、よりによって4月になってから雪が降るとは・・・。

今日の朝は予報に反して青空が少し広がり、昨日の雪がまだ至る所に残っています。

 

さて、今日はウィーンにこの時期非常によく見られる私が個人的に好きな花をお届けします。

 

こちらはドイツ語では一般的にBlutpflaume(ブルートプフラウメ)、

学名でPrunus cerasifera、日本語では紅葉スモモ(ベニバスモモ)です。

バラ科のサクラ属です。

 

BlutpflaumeはKirschpflaume (Prunus cerasifera)の葉が赤いものを指し、Kirschpflaumeとの交配から生まれたもので、Blutpflaumeと呼ばれているほとんどがPrunus cerasifera 'Nigra'に属するそうです。

Kirschpflaume はチェリー・プラムとかミロバランスモモとも呼ばれていて、ケルト人達にすでに知られていました。

Kirschpflaume自体の原産はバルカンや中央アジアで、5~8mぐらいの高さです。

 

日本には古い時代に中国から来たそうですが、日本ではここまでピンク色になるものはおそらくないそうです。

(自分で調べたわけではないので自信がありませんが・・・)

 

 

開花時期は3月~4月初めでサクラよりも10日程早く開花し、サクラよりも小さめの花です。

花の大きさは1cm~2cmぐらいでしょうか。

高さは15mぐらいにまでになるものもあります。

花と一緒に濃い赤い葉が現れますが、最近のウィーンのBlutpflaumeは、緑が赤っぽく見える葉も多くあるような気がします。

ちなみにソメイヨシノは、花が散る頃に緑色の葉が出て来ます。

 

ベニバスモモは街路樹、公園、庭にとにかくよく見られ、こちらでは大変ポピュラーなこの時期の樹木です。

うちの庭にも咲いていて、個人的にも大好きですね。

 

 

 

 

写真は全て2022年3月25日15:30頃、ウィーン20区のBrigittparkで撮影しました。

 

 

 

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