ウィーンによく見られるこの時期の花 413 (セイヨウハナズオウ)

4月29日より日本入国の際に必要だったPCR陰性証明やワクチン接種証明がやっとなくなりました。

日本は検査施設が全く充実せず、こちらと比べたらかなり中途半端なコロナ禍に思えます。

ウィーンでは5回もロックダウンを経験し、検査施設も驚くほど充実していました。

また5月2日よりオーストリア航空のウィーン~成田の直行便が再開されました。

これは嬉しいことですね。

これで日本からもかなりウィーンに来やすくなりました。

今となってはこの3年間は何だったんだろうと思ってしまいますね。

 

5月に入っても気温が20℃以下であることが多いウィーンですが、今日は24℃ぐらいになりそうですね。

緑が多くなりいい季節になってきました。

今日はこの時期の花をお届けします。

 

 

こちらはドイツ語でGewöhnlicher Judasbaum、学名でCercis siliquastrum,

日本語ではセイヨウハナズオウです。

マメ科、ハナズオウ属、多年草で、4~8mぐらいの低木もあれば、10mを超える高木まであり、幅も10mぐらいになるものもあります。

 

アドリア海より東側の地中海から西アジアに分布し、開花時期は3~5月です。

花は一箇所から3~8個に広がって咲き、濃いピンクで、太い幹や枝からそのまま咲きます。

花の後に5~9cmぐらいの細いさやに入った豆がたくさんぶら下がります。

 

ある程度乾いた石灰成分が含まれた標高400m以下の土壌が好まれます。

観賞用としてこちらでは公園、ブドウ畑、一般の庭などに多く植えられています。

 

濃いピンク色の花がたくさん見られます。

遠くから見るとモモとか園芸品種のリンゴの花の色によく似ていますが、近くで見ると花の形が全く違います。

 

 

 

 

2023年4月28日09:30頃 フロイト公園で撮影しました。

 

 

 

 

 

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