ウィーンは様々な形容をされますがよく"森の都"とも言われます。
ヨーロッパの街の中では、街の広さに対して緑の比率が最も高いということで、緑が至る所に見られます。
しかし、街中の多くの緑をもっと外側から囲んでいるのがウィーンの森で、東京23区の倍以上の広さがあります。
ウィーンの森はヨーロッパアルプスの一番東に位置しています。
ウィーンの街は緑だけではなく、もちろんたくさんの花が咲きます。
春の花が多く見られるウィーンの街もこの時期ならではですね。
こちらの花はドイツ語では
Balkan-Windröschen
(バルカン・
ヴィントレースヒェン)とかBerg-Anemone(ベルク・アネモネ)と呼ばれています。
学名ではAnemone blanda、
特にこちらは
Anemone blanda "Blue Shades"
です。
日本語ではハナアネモネとか
学名通りのアネモネ・ブランダ
とも呼ばれています。
キンポウゲ科のイチリンソウ属で多年草です。
イチリンソウ属(アネモネ)は150種類ぐらいあるそうです。
ドイツ語のWindröschenがアネモネになるわけですが、"風の小さい(可愛らしい)バラ"という直訳です。
原産は地中海沿岸東部で、バルカン半島やキプロスなどに多く見られ、場所によっては野生化しているものもあります。
開花時期は3月~4月で、花の色は青紫が一番ポピュラーで、白やピンクもあります。
花の大きさは2cm~4cm、花弁は12枚~20枚、高さは7cm~20cm,
標高150m~1700mぐらいに見られます。
紫の色がとても綺麗ですね。
このハナアネモネは観賞用としてとても人気があります。
2018年4月2日16:00頃、ヒルシュシュテッテン花壇庭園で撮影しました。