ウィーンによく見られるこの時期の花 207(ハナアネモネ)

ウィーンは様々な形容をされますがよく"森の都"とも言われます。

ヨーロッパの街の中では、街の広さに対して緑の比率が最も高いということで、緑が至る所に見られます。

しかし、街中の多くの緑をもっと外側から囲んでいるのがウィーンの森で、東京23区の倍以上の広さがあります。

ウィーンの森はヨーロッパアルプスの一番東に位置しています。

 

ウィーンの街は緑だけではなく、もちろんたくさんの花が咲きます。

春の花が多く見られるウィーンの街もこの時期ならではですね。

 

こちらの花はドイツ語では

Balkan-Windröschen

(バルカン・

  ヴィントレースヒェン)とかBerg-Anemone(ベルク・アネモネ)と呼ばれています。

学名ではAnemone blanda、

特にこちらは

Anemone blanda "Blue Shades"

です。

日本語ではハナアネモネとか

学名通りのアネモネ・ブランダ

とも呼ばれています。

キンポウゲ科のイチリンソウ属で多年草です。

 

イチリンソウ属(アネモネ)は150種類ぐらいあるそうです。

ドイツ語のWindröschenがアネモネになるわけですが、"風の小さい(可愛らしい)バラ"という直訳です。

原産は地中海沿岸東部で、バルカン半島やキプロスなどに多く見られ、場所によっては野生化しているものもあります。

 

 

開花時期は3月~4月で、花の色は青紫が一番ポピュラーで、白やピンクもあります。

花の大きさは2cm~4cm、花弁は12枚~20枚、高さは7cm~20cm,

標高150m~1700mぐらいに見られます。

紫の色がとても綺麗ですね。

このハナアネモネは観賞用としてとても人気があります。

 

2018年4月2日16:00頃、ヒルシュシュテッテン花壇庭園で撮影しました。

 

 

 

 

 

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