クリスマス

 

クリスマスの過去記事はこちらからどうぞ

 

ウィーン歩行者天国のイルミネーション 3

 

ここ数日は朝が冷え込みマイナス5℃前後、日中もマイナス2℃前後と寒い日が続いています。

昨日は風が冷たかったですから、体感的にもっと寒く感じました。

その辺に路駐してある車は氷が張りついているので、フロントガラスなどの氷をひっかいて取り除き、車を走らせる人の光景が目立ちます。

マイナスになっても空気が乾燥している場合は氷になりませんが、ちょっと空気に水分が多く含まれた場合は凍り付きますね。

さて、今日は歩行者天国のイルミネーションの最後です。

ウィーン歩行者天国のイルミネーションウィーン歩行者天国のイルミネーション2は去年のクリスマス前に撮影したものですが、今回は今年になってから撮影したものです。

せっかくなので今日ここに登場させます。

 

こちらはいかにもウィーンらしい・・・というかかつての帝国の都を思わせるイルミネーションですね。

ヨーロッパで一番長く続いたハプスブルグ家に詳しい方はこのイルミネーションを見た瞬間にすぐオーストリア帝国の帝冠(ルドルフ2世の帝冠)であることがわかります。そのヨーロッパで一番長く続いたハプスブルグ家の下に歴代神聖ローマ帝国の皇帝や王様の称号があったので、このウィーンという街は皇帝の居城として永く君臨してきたわけです。この通りはグラーベンを横切ってペータース教会に通じているHabsbrugergasse(ハプスブルグガーガッセ)です。まさにハプスブルグ家の名前がそのまま通りに名前になっています。

撮影は2019年1月12日です。

 

 

こちらは歩行者天国ではありませんが、歩道に施されたイルミネーションです。

右側に路面電車がちょうど通り過ぎて行くのが見えます。

ここはリンク道路で、左側には市庁舎があります。

ここは市庁舎のクリスマス市オープン時からスケートリンクが作られ、クリスマス市終了後にそれが拡張されて1月18日~3月3日まで毎年恒例のWiener Eistraumといて人気があります。

そのためこのイルミネーションはまだまだ見ることができます。

 

 

 

 

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ウィーン歩行者天国のイルミネーション 2 (2018年)

こちらは1月6日のHeilige Drei Könige(聖三王)の休日までクリスマスの習慣があります。

イエス・キリストが誕生したのでイエス・キリストを拝むために東から星に導かれて三学者(三賢者、三博士)がベツレヘムにやって来る・・・というよく知られた話です。

そのためクリスマス習慣はこの日までは続くわけで、クリスマスツリーやイルミネーションなどもカレンダーでのクリスマスが終わっても、年を越して飾っておく習慣になっています。

毎年だいたい1月10日頃から街中を盛り上げて来たイルミネーションが取り外されます。

昨日はウィーンの歩行者天国のイルミネーションを話題にしましたが、好評を頂いたので、もう1回別のイルミネーションを紹介します。

ちなみにウィーンの街のイルミネーションは設置されていても、もう灯されていません。

まもなく取り外されます。

 

こちらはバロック様式の建物が並ぶ美しい通りのAnnagasseです。

ここには素敵な天井フレスコ画が見られるアンナ教会があります。

ここのイルミネーションは楽譜になっていて、それがいくつも灯されているのが見えます。

五線紙の上にあるト音記号や音符がおもしろいですね。

この奥にはHaus der Musik(音楽の家)という有名な博物館やこの界隈にはウィーン市立音楽大学やウィーン国立音大などもあるのでその環境に相応しいイルミネーションと言えますね。

"音楽の都" ウィーンらしいです。

 

 

こちらは歩行者天国のイルミネーションとは違いますが、非常に目立ったのでここに取り上げました。

ウィーンに詳しい形方であればここがどこだかすぐお分かりになるでしょう。

こちらは国立オペラ座の真横にある有名なカフェGerstner(ゲルストナー)です。

2017年の3月まではKärntnerstraße のシュテファン大聖堂に近い所にGerstnerがありましたが、現在のこの場所に引っ越して、新しいカラーである薄緑を強調して営業しています。

ちなみにかつてのGerstnerにはSULKA(スルカ)が入っています。

 

建物に星が降り注ぐようなイメージで、それぞれの窓に大きな★が施されたイルミネーションはクリスマスの時期を素敵に演出してくれました。

毎日ここを通りましたが、多くの人が立ち止まって写真を撮っていました。

 

今年のクリスマスシーズンが楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ウィーン歩行者天国のイルミネーション(2018年)

クリスマスはいかが過ごされましたか?

私は例年通りクリスマスツリー🎄を飾り、家族と過ごしました。

こちらでは年間を通して生活の中ではクリスマスが一番重要です。

ひと月以上もクリスマスの空気を楽しむことからもわかります。

カレンダーではクリスマスが終わりましたが、クリスマスツリーは1月6日まで飾っておく習慣があります。

クリスマスツリーも一緒に年を越すわけですね。

 

クリスマス習慣も終わり、1月10日ぐらいからクリスマスツリーを片付ける(捨てる)人がほとんどでしょう。

うちも昨日クリスマスツリーを感謝の気持ちを込めて綺麗に切って捨てましたが、緑の枝の多くの部分を庭の他の植物などの寒さ除けなどに使います。

街中のイルミネーションもそろそろ取り外しが行われる頃で、昨日暗くなってから団体ツアーの皆様とコールマルクトやグラーベン、ケルントナー通りを歩きましたが、イルミネーションはまだ設置されていても灯されていませんでした。

 

そこで今日は本当はもっと前にここに掲載したかったウィーンの3大歩行者天国のイルミネーションをお届けします。

 

こちらはケルントナー通りです。

たいてのガイドブックではウィーンの一番の目抜き通りと紹介されていて、国立オペラ座とシュテファン大聖堂を結んでいます。

ウィーンを個人で観光する人はここを何度となく歩くと思います。

3大歩行者天国の中では一番長く、ローマ時代から存在していた歴史ある通りです。

ここは細かいイルミネーションがカーテンのように垂れ下がり、その中には大きな4つの星が輝いていて、それが左右交互に取り付けられています。

 


こちらはGraben (グラーベン)のイルミネーションです。

Grabenはケルントナー通りとシュテファン大聖堂の間にあるStock im Eisen Platzからコールマルクトまでの約300mで、広場のような通りで、ウィーンでは最も美しい歩行者天国です。

ローマ時代ヴィンドボナの頃は堀になっていた所なので、堀=Grabenということです。

ここのイルミネーションは鳥が羽ばたいているような雰囲気で、左右の建物に全部で10個取り付けられています。

 

イルミネーションがない通常のグラーベンも美しいですが、この時期はひと際印象的です。

多くの人が立ち止まって写真を撮っています。

有名なペスト記念柱も奥に見られます。

 

 


こちらはコールマルクトです。

3つの歩行者天国では一番短く、200mぐらいの通りで、グラーベンとミヒャエル広場を結んでいます。ここには高級店が多く並んでいることで知られ、有名なDEMELもあります。

ここは満点の星のように小さなイルミネーションが無数に灯されていてまるで銀河のようです。

写真はミヒャエル広場側からの眺めです。

この背後に王宮のミヒャエル宮が見えるのですが、ここではほとんどわかりません。

 

イルミネーションがなくてもこれらの通りはウィーンらしくて上品さがあり、歩くだけで楽しくなりますが、クリスマス時期はまた雰囲気が違います。

 

 

 

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Weihnachtskrippe 2(ヴァイナハツクリッペ)

昨日のWeihnachtskrippeが好評だったので、今日は別のWeihnachtskrippeを紹介します。

ミノリーテン教会のWeihnachtskrippeのように大きな物はあまりありませんが、テーマが同じであるにもかかわらず、作者の個性、感性などがバラエティーに富んでいて絵画を鑑賞するような感覚で楽しみたいですね。

 

 

 

こちらは藁ぶき屋根が使われているちょっと農家風のWeihnachtskrippeです。

正面奥にはイエス・キリスト、ヨゼフとマリアがいて、東方三博士(三賢者)が左側に1人と右に2人見られます。

多くの家畜も演出されています。

 

 

こちらはアルプスの中にあるちょっとした村のようなイメージです。

背景の山の絵もいい演出をしています。

イエス、マリア、ヨゼフは右側にいて、3賢者がちょうどこの場所に到着したような雰囲気です。

 

Weihnachtskrippeを見る機会があったらじっくり観察してみて下さい。

 

 

 

 

 

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Weihnachtskrippe(ヴァイナハツクリッペ)

1月6日はHeilige Drei Könige(聖三王)の祝日でした。

カレンダーでクリスマスは終わってもこの日までクリスマス習慣が続きます。

イエス・キリストが誕生したのでイエス・キリストを拝むために東から星に導かれて三学者(三賢者、三博士)がベツレヘムにやって来る・・・というよく知られた話ですね。

こちらではクリスマスツリーと一緒にこのイエスを拝んでいるシーンを飾る習慣があります。

このシーンを表したものを"Weihnachtskrippe"(ヴァイナハツクリッペ)と呼ばれいて、クリスマス時期には色々な所で見ることができます。

その中でもミノリーテン教会のWeihnachtskrippeは毎年ここで紹介しています。

今年1月6日のHeilige Drei Königeに掲載したWeihnachtskrippeはシュテファン大聖堂に飾られているものです。

今日は別のWeihnachtskrippeを見てみましょう。

 

 

こちらはイタリアトスカーナ地方的なWeihnachtskrippeです。

正面にはイエス・キリスト、ヨゼフとマリアがいて、左手には古井戸が見られます。

 

 

こちらはアーチが印象的なオリエントチックな雰囲気です。

左側の方から3賢者がイエスに近づいているシーンとなっています。

 

Weihnachtskrippeはイエスが生まれた場所であるベツレヘムを表し、共通のテーマにかかわらず、作者によって様々なスタイルが存在していて個性、感性、オリジナリティー、芸術性の違いなどを多く感じます。

一種の絵画を見ているようですね。

 

 

 

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ミノリーテン教会のWeihnachtskrippe(2019年)

昨日から学校も始まり、クリスマス休暇が終わって、通常のウィーンの生活が戻ってきました。

一昨日1月6日は"Heilige Drei Könige"で、ベツレヘムからの星に導かれて3人の学者がイエスを拝みにやって来るという有名な話からの祝日でした。

この日まではクリスマスの習慣があり、たいていの家庭ではクリスマスツリーがそれまでは飾られています。

 

このシーンを表したジオラマが"Weihnachtskrippe"(ヴァイナハツクリッペ)で、アドヴェント時期から教会やクリスマス市、家庭などに多く見られ、クリスマスツリーと一緒に飾ります。

ウィーンの旧市街一角にあるミノリーテン教会のWeihnachtskrippeはよく知られていて、毎年必ず飾られます。

私のこのサイトでも毎年ここのWeihnachtskrippeを紹介するのも伝統となっています。

 


 

この教会の中に入って主祭壇を正面に見て右側に見入ってしまう大きなWeihnachtskrippeが飾られています。

このWeihnachtskrippeはとても手が込んでいて、登場人物が一部動く演出もされていて、見るものを別世界に誘い込みます。

ベツレヘムの生活風景が演出されていて、イエスとマリアは一番左側にいます。

 

天使が真ん中に立ち、水も流されていて、そのせせらぎの音が心地良さと敬虔さを与えてくれます。

かなり大きなジオラマなので、それぞれの場所では個別の生活風景の空気が感じられます。

 

 

 

正面から見た全体の写真を撮るのが場所的に難しいのが残念です。

真ん中に天使が立っているのが見えますか?

 

 

こちらからの角度が一番いいかもしれません。

ミノリーテン教会は個人的に好きなゴシック様式の教会で、王宮のそばにあっても閑静な広場の一角にあります。

ここのゴシック様式のアーチも素敵で中世の面影があります。

またこの教会にはレオナルド・ダ・ヴィンチの最後の晩餐のモザイクがあることでも知られています。

 

 

 

Heilige Drei Könige (聖三王)の祝日(2019年)

カレンダーのクリスマスが終わったと思ったら、年末・・・そして新年を迎えてもう1月6日となりました。

時が流れるのは本当に早いですね。

今日1月6日は"Heilige Drei Könige" (ハイリゲ・ドライ・ケーニゲ)というキリスト教の祝日です。

日本では"祭日"という表現はもう存在せず、現在では全て"祝日"と表現しますが、聖三王のこの日はキリスト教の宗教儀礼上の休日なので祭日と呼んでもでもいいのかなと思います。

heilig・・・聖なる、drei・・・3、Könige・・・王様達という日本語訳ですから"聖三王"となりますが、よく習慣的に東方三博士、東方三賢者とも言われています。

 

イエス・キリストが誕生したのでイエス・キリストを拝むために東から星に導かれて三学者(三賢者、三博士)がベツレヘムにやって来る・・・というよく知られた話です。

そのためクリスマス習慣はこの日までは続くわけで、クリスマスツリーやイルミネーションなどもカレンダーでのクリスマスが終わっても、年を越して今日までは飾っておく習慣になっています。

 

新約聖書のマタイ書では「イエス・キリストが生まれ、ベツレヘムからの星に導かれて東からやって来る学者」としか書かれていません。
つまり人数なども書かれていないわけです。

 

しかしすでに3世紀ぐらいから「人数」と「王様」で登場していたようで、6世紀初頭にはそれぞれの名前も与えられたようです。

 

それぞれの名前と彼らがイエスに捧げる物は以下の通りです。この3人は大陸の象徴でもあります。

 

 

カスパール (アジアを象徴)

 

没薬を渡し、将来の受難の死を意味する老人の姿で登場

 

 

 

メルキオール (ヨーロッパを象徴)

 

黄金を渡し、王権を意味し、青年の姿で登場

 

 

 

バルタザール (アフリカを象徴)

 

乳香を渡し、神性を象徴し、普通は黒人で壮年の姿で登場

 


 

これは12世紀のヨーロッパでは、ヨーロッパとアジアとアフリカの3大陸だけだと信じられていたことも関係があると思います。

この東から来た三学者は、ヘロデ大王のもとへ行き「ユダヤ人の王としてお生まれになった方」について尋ねます。

ヘロデ大王が「幼子を見つけたらここに連れて来るように・・・」と言いましたが、3人は王の所へは戻らず、そのまま帰って行きました。

 

クリスマスの時期には上の写真で見られるように、イエスを拝みに来るシーンを演出したWeihnachtskrippe (ヴァイナハツクリッペ)というものが多く見られます。

今回はChristkindlの切手を掲載しましたが、多くはジオラマ的で、クリスマスツリーと一緒に飾る習慣があります。

 

今年のHeilige Drei Königeは日曜日ですから、本来祝日になるのでちょっと損した気分ですね。

こちらはお正月はたいして重要ではなく、三が日もありませんので、社会は1月2日から普通に始まりますが、今日までクリスマス休暇を取っている人も多く、明日から学校も始まります。

 

 

 

 

 

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Christkindl(クリストキンドル)と郵便局 2 (2018年)

12月24日のクリスマス・イヴには多くの人が家族と過ごし、食事、プレゼント交換などをします。

12月25日はクリスマスで、今日12月26日も第2クリスマスの日ということでお休みです。

今日12月26日は特に"Stephanitag"(シュテファニーターク)とも呼ばれ、ウィーンのシュテファン大聖堂でお馴染みの聖人シュテファヌスの日です。

 

昨日はSteyr(シュタイアー)のそばにあるChristkindl(クリストキンドル)を話題にしました。

ここには知られた巡礼教会が立っていて、この時期多くの人が訪れるわけですが、ここは巡礼する人だけではなく、別のあることで多くの人を集めています。

 


 

教会を右に見ながらその横を通って行くと、すぐ裏側にはGasthaus(レストランとして食事、宿泊がいっしょにできる施設)があります。

ここの名前は"Christkindlwirt" で、この建物の中には毎年クリスマス時期に限ってオーストリアの郵便局が出張してきます。

左の写真はこの建物の中に見られる郵便局の案内板で、POSTAMT CHRISTKINDLと書かれています。

この手前の所にちょとしたコーナーがあって、そこで色々なクリスマスカードが売られています。

ここには郵便局の係が待機していて、クリスマスカード(絵葉書)を持ってない人はここで買えます。

奥へ入ると右上の写真のような空間にいくつかのショーケースが置かれていて、記念切手などが紹介されています。

ずっと奥に係が座っている窓口が設けられているので、そこで準備したクリスマスカード(絵葉書)を出します。

先日うちは何枚かここで出しましたが、最初に枚数分の切手を購入して、この空間でクリスマスカードを書いて、係に渡しました。

 

 

なぜ郵便局がここに?

こちらではクリスマス時期にはクリスマスカードを贈る習慣があります。

"クリスマスおめでとう・・・そしてまた来年いい年でありますように・・・"

というような内容で、親しい人達に贈ります。

クリスマスカードに来年のことも書くので、年賀状という習慣はありません。

そもそも新年は年の初めという感覚だけで全くと言っていい程重要性はありません。

 

オーストリアではプレゼントを持って来るのはサンタクロースではありませんね。

Christkind・・・子供のキリストがやって来るわけで、この街の名前は巡礼教会と同じ

"Christkindl"ですね。

ここからクリスマスカードを出せば、この街の

消印である"CHRISTKINDL"が押されます。

これを受け取った人々に、Christkindからのクリスマスカードが届いたんだな・・・と夢を与えることができるわけです。

右の写真は去年2017年にここで買った切手です。

オーストリア国内に出したので、68セントとなっていて、東方三博士(三賢者)がイエスを拝んでいます。

 

 

 

 

 

その時Christkindlで出したクリスマスカードがうちにも無事に届きました。

ちゃんと"CHRISTKINDL"の消印が押されています!

 

 

 

 

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Christkindl(クリストキンドル)と郵便局(2018年)

年間を通して生活の中で一番重要なのはクリスマスです。

宗教的には復活祭ですが、クリスマス習慣を楽しむ期間はクリスマス市が出る時から数えればひと月以上もあるわけです。

市庁舎シェーンブルン宮殿のクリスマス市は12月26日まではやっていますが、場所的に観光産業もひとつの理由になっています。

しかし、本来の習慣からすれば12月23日までがクリスマスの空気を楽しみ、24日からは今までの盛り上がりが嘘のような静かな街の空気に変わります。

多くは家族とクリスマスを過ごしますので、クリスマスツリーの装飾やプレゼントの演出、食事などの準備に追われます。

 

うちは昼食後、午後にクリスマスツリーを部屋に入れて家内と子供が装飾を担当し、私はロウソクやイルミネーションを施しました。

今年は特に形のいいツリーを探すことができ、部屋に飾ったら予想以上に綺麗です。

 

もう何度も書いていますが、クリスマスにプレゼントを持って来るのはサンタクロースではなく、子供のキリスト・・・"Christkind"(クリストキント)が持って来ます。

オーストリアではサンタクロースは絶対に登場しません。

クリスマス市も"Christkindlmarkt"と一般的に言われます。

うちにも夕食後、しばらくしてChristkindが多くのプレゼントをクリスマスツリーの下に置いて行きました。(笑)

 

さて、オーストリアには"Christkindl"という名の街があることを御存知でしょうか?

地元ではもちろん知られた街で、観光的にもかなり知れ渡ってきています。

そのChristkindlについて2回に渡り少しまとめてみましょう。

 

"Christkindl"という街はOberösterreichの一角で、リンツからだと車で40kmぐらい南に行った美しい街Steyr(シュタイアー)のStadtplatzからさらに4km程離れた所にあり、徒歩だと50分ぐらいかかります。

ここはSteyrの行政区に入る人口2.000人弱の小さな町ですが、ここには有名な巡礼教会とレストランぐらいしかありません。

 

 

この巡礼教会ができるにあたって有名な伝説があります。

 

 

<Christkindlの伝説>

 

Steyrに住んでいたFerdinand Sertlはこの地域の楽団長であり、火元見回り人をしていました。

彼は癲癇(てんかん)に悩まされていたこともあり、孤独を好んでいたということです。

1695年か1696年に彼はSteyrの修道女から12cmの大きさのワックスで作られた茨の冠をかぶった子供のイエス・キリストの磔刑像(CHRISTKIND)を買いました。

それをトウヒの木の幹に彫られた空間に捧げ、毎日このイエス像の前でお祈りをしたそうです。

するとまもなく彼の病気が治ったということです。

この話がまたたく間に広がって、奇跡を求める多くの人が訪れる巡礼場所となりました。

1699年にはこのトウヒの木の周りに木製の礼拝堂が作られました。

1702年にはこの地域GarstenのAnselm修道院長が石の教会にするきっかけを作り、建築家Giovanni Battista Carloneに依頼しますが、パッサウ司教の許可が下りず、次の年には中断してしまいます。

結果的に1708年に許可が下りますが、その時にはCarloneがこの世を去っていたので、メルク修道院をバロック化したことで知られるJakob Prandtauerが引き継いで、1725年7月26日に奉納されました。

現在でもここは重要な巡礼教会として知られています。

 

 


 

左上の写真はこの巡礼教会で、右上はこの教会内部の主祭壇です。

教会の正面は2本の塔が印象的なバロック様式です。

真ん中にも塔があるように見えますが、これはドームになっています。

この教会を作らせた修道院長Anselmのコンセプトではローマにある有名なパンテオンをベースにしています。

 

この主祭壇はオーストリアでは非常に珍しいスタイルで、初期ロココ様式となっています。

それは祭壇の枠というものが全くなく、そのまま空間に置かれていて、Tabernakel(タベルナーケル)という聖櫃が黄金の球体となっています。

このタイプのものはオーストリアにはここを含めて3つしか例がありません。

この球体の上に伝説の12cmのキリスト像が奉られています。

 


 

左上の写真が伝説のChristkind像です。

これがこの巡礼教会と街の名前になっています。

右上の写真は入口部分とパイプオルガンです。

 

この教会の内部はひとつのホール的空間しかなく、脇にはいくつかの祭壇があります。

右の写真は天井フレスコ画で、マリア被昇天を表していて、1710年、Carl von Reslfeldによるものです。

 

この天井ドームの形からわかるように、教会内部空間はこの円形の一空間しかありません。

逆に言えば天からの光がこのドームを通して内部に入り込んでくるという支配性を感じます。

 

 

 


 

左の写真はこのChristkindl教会を後ろから見ています。

正面とは全く違い、ドーム部分が強調されているのがわかります。

このすぐ左に見えている建物がレストラン"Christkindlwirt"(クリストキンドルヴィルト)でここが特別に重要な意味を持つ場所となります。

 

右の写真はこの教会の正面左側に掲げられている記念プレートです。

 

さて、ここは宗教的に巡礼としてこの教会に訪れる方が非常に多いわけですが、それとは別Advent時期には数え切れない程多くの人が訪れます。

 

その続きは明日にしましょう。

 

 

 

 

 

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"きよしこの夜"はオーストリアで生まれました

昨日の日曜日が、Adventの第4日曜日となり、Adventskranzに4本目のロウソクが灯されました。

クリスマスが年間を通して最も重要なイベントです。

こちらでは今日の午前中にクリスマスツリーを装飾する人が多いと思います。

うちも先日買ったクリスマスツリーを今日まで庭のテラスに立てかけておきましたが、これから部屋に入れてネットを外して飾ります。

ウィーンの街は午後から晩にかけてとても静かになり、多くの人が家で家族とクリスマスを過ごします。

遠くに住んでいる人も実家に戻って来て、家族皆で食事をし、クリスマスを祝う人が多いと思います。

こちらではクリスマスには魚を食べる習慣があります。

魚はイエス・キリストのシンボルのひとつです。

家庭によってそれぞれの習慣があるとは思いますが、食事の前や後にBescherung(ベシェールング)と言われるプレゼント交換をするわけですが、この時に"きよしこの夜"が歌われます。

クリスマスソングとしてクリスマス時期にしょっちゅう流れているイメージがありますが、オーストリアではこのプレゼント交換のこの時、1回だけ、しかも敬虔な気持ちで歌われます。

このきよしこの夜はこの国オーストリアから生まれたことは御存知でしたか?

 

今年も私のこのサイトの伝統としてこの曲をクリスマス・イヴに取り上げます。

 

ザルツブルク中心から車で約20kmぐらい走った所にOberndorf(オーベルンドルフ)という人口5600人程の小さい街があります。

その街の一角に、この写真に見られるStille Nacht Kapelle(シュティレ・ナハト・カペレ・・・きよしこの夜礼拝堂)が立っています。

ここにはもともと聖ニコラウス教会が建っていました。

当時そのニコラウス教会で、1818年、ここの教会のオルガンの状態がとても悪く、弾ける状態ではなかったようです。

その年のクリスマスの12月24日にはそのオルガンをミサで使うことができませんでした。

そこでこの教会のヨーゼフ・モール神父が詩を書き、フランツ・グルーバー先生がその詩に曲をつけ、ここの壊れたオルガンの代わりにギターで伴奏されてその時歌われた曲・・・それが「きよしこの夜」(Stille Nacht) だったのです。

 

モール神父とグルーバー先生によって"きよしこの夜"が作られて歌われた当時のニコラウス教会は、19世紀終わりのザルツァッハ川の何回かの水害によって傷んでしまったため、最終的に1913年に取り壊されることになります。

 

その取り壊しから20年以上経った後の1937年8月15日、当時のニコラウス教会と同じこの場所にこの写真に見られるように現在の礼拝堂が奉納されました。

 

ちなみに現在でもこのOberndorfにはこのきよしこの夜記念礼拝堂から1km離れた所に新しいニコラウス教会が立っていて活躍しています。

この新しいニコラウス教会は1906年に建築が始まり、1910年に完成しています。

 


 

礼拝堂の中はシンプルな構造となっています。

上の2枚の写真は礼拝堂内部に見られるステンドグラスです。

左側がヨーゼフ・モール神父で、神父の下には当時のニコラウス教会も描かれています。

モール神父は詩人ではありませんでしたが、きよしこの夜の詩は、1816年にすでに書かれていたということです。

 

右側はグルーバー先生でギターを持って演奏していて、その下にはやはりニコラウス教会が描かれています。

彼ももちろん知られた作曲家ではありませんでした。

 

こちらは礼拝堂の主祭壇です。

この中はシンプルな小さな礼拝堂で、記念館的な雰囲気が感じられますが、現在でも宗教的に使われています。

 

"きよしこの夜"は、1818年・・・今から200年近く前にここで歌われ、その後「Stille Nacht! Heilige Nacht!」と呼ばれ、チロルの有名なツィラータールを経由し、ヨーロッパ全土に、そしてアメリカに・・・やがて日本にまでと、世界中に知られるようになったのです。

 

この曲なしのクリスマスは考えられませんね。

 

こちらではプレゼント交換をする前に必ずと言っていいほどこの曲が歌われます。

「きよしこの夜」は全世界330の言語で現在でも歌われ、親しまれています。

このきよしこの夜は2011年に無形文化遺産にも登録されました。

 

すでに お気付きだと思いますが、今年2018年はこの"きよしこの夜"が生まれた200周年記念です。

 

 

 

 

 

 

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MQのクリスマス市(2018年)

いよいよ明日がクリスマス・イヴとなりました。

うちは明日の昼過ぎぐらいからクリスマスツリー🎄を飾ろうと思います。

Chritkindがきっとプレゼントを持って来てくれるでしょう。

 

今年も

シュテファン大聖堂のクリスマス市市庁舎のクリスマス市シェーンブルン宮殿のクリスマス市ベルヴェデーレ宮殿のクリスマス市Spittelbergのクリスマス市カールス教会前のクリスマス市Schloss Hofのクリスマス市Freyung(フライウング)のクリスマス市Am Hofのクリスマス市ミヒャエル広場のクリスマス市マリア・テレジア広場のクリスマス市話などのウィーン主要なクリスマス市を話題にしましたが、今年最後のクリスマス市としてMQのクリスマス市をお届けします。

 


 

昨日はマリア・テレジア広場のクリスマス市をお届けしましたが、そこからリンク道路を背にして、広場の反対側の大通りを渡った所にMQがあります。

MQのクリスマス市がウィーンでは一番早く11月8日にオープンしています。

 

MQとは正確にはMuseumsQuartierで、日本語ではよく博物館地区と呼ばれています。

これは1725年馬小屋として建てられたバロック建築です。

 

1922年からは見本市会場として使われ、2001年にこの建物を残しながら、その中庭空間を大きく改築し、博物館地区としてモダンなスポットに生まれ変わりました。

ここには左上の写真の奥に見られるレオポルド美術館、現代美術館、建築博物館、子供博物館、Kunsthalleなどや、おもしろい店やレストランなどが多く入っています。

他のクリスマス市と比べるとかなりモダンな雰囲気で、クリスマスイルミネーションも独特です。

 

 


 

MQの中庭空間にはモダンな屋台がいくつか並んでいて、それぞれが室内となっています。

屋台なのですが、それぞれが小さな店みたいな感じになっていて、柔らかな明るいカラーで灯されていて、幻想的な雰囲気です。

屋台の中には観光客は少なく、地元の若者が多くいて、プンシュを飲みながら語り合っています。

左上の写真は円形の屋根にイルミネーションが演出されていて、その下にはスタンドテーブルが多く並べられています。

 


 

左上の写真に見られるEisstockが楽しめる場所があります。

これはおそらく13世紀ぐらいスカンジナビアで始まったとされ、カーリングに似たようなものです。

右上の写真は屋台の中のワンシーンです。

屋台と言っても入るとわかりますが、"店"ですね。

 

MQのクリスマス市は他と比べて、やはりモダン性を感じます。

今日12月23日が千秋楽で14:00~23:00までです。

ウィーンにいらっしゃる方はちょっと覗いてみ下さい。

 

 

 

 

 

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マリア・テレジア広場のクリスマス市(2018年)

今年は11月27日に初めて日中の気温がマイナスとなり、その後0℃前後が続きましたが、12月4日は日中+12℃になりました。

その後1週間ぐらいは7℃前後という日が続き、そこからまた寒くなって日中1℃前後という日が続き、また気温は上昇気味です。

予報ではクリスマスは10℃前後です。

振り返ってみれば毎年クリスマスは10℃前後で、春に来る復活祭の時期の方が寒いというちょっと矛盾した陽気です。

 

さて、今週の日曜日に4本目のロウソクがAdventskranzに灯され、楽しかったクリスマス時期もフィナーレです。

今日はマリア・テレジア広場のクリスマス市をお届けします。

 


マリア・テレジア広場はヨーロッパ3大美術館のひとつに数えられる美術史博物館とその反対側に立つ自然史博物館の2つの荘厳な建造物の間にあり、広場の由来になっているマリア・テレジア女帝の像が堂々と立っています。

左上の写真に見られる美術史博物館では10月2日よりブリューゲル(父)の特別展示会が開催中で、事前予約の入場券も完売しているほどの大盛況となっています。

ここのクリスマス市は毎年賑わっていますね。

この時もたくさんの人が楽しんでいました。

 


 

広場の中央に立つ、マリア・テレジア像もライトアップしています。

去年2017年はマリア・テレジア生誕300周年記念の年で、特別展もあり、またウィーンフィルのニューイヤーコンサートでもこの広場が登場しています。

この女帝の像を囲むようにして多くの屋台が出ています。

奥に見えるのは自然史博物館です。

ここは地元の人よりも観光客が多く集まるようです。

美術史博物館を見学してから、ここでプンシュを飲んでちょっと気晴らし・・・いいですね。

 


 

天使のイルミネーションが設置されていて、記念写真が撮れるようになっています。

右はヴィレンドルフのヴィーナスの実物大コピーが売られています。

自然史博物館もここに屋台を出していて、クリスマスにはあまり関係ないミュージアムショップに本来売られている物が多くありました。

 

 


 

この広場に立つと2つの荘厳な建造物はもちろんのこと、リンク道路を超えて王宮、反対側にはMQ(博物館地区)も見られ、ウィーンらしい優雅さ、かつての帝国の都を感じます。

ここは昼間でもかなり賑わっていますが、やっぱり暗くなってからでしょう。

 

シュテファン大聖堂のクリスマス市市庁舎のクリスマス市シェーンブルン宮殿のクリスマス市ベルヴェデーレ宮殿のクリスマス市Spittelbergのクリスマス市カールス教会前のクリスマス市Schloss Hofのクリスマス市Freyung(フライウング)のクリスマス市Am Hofのクリスマス市ミヒャエル広場のクリスマス市もどうぞ。

 

 

 

 

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ミヒャエル広場のクリスマス市(2018年)

早いもので今週の日曜日がAdventの第4日曜日となり、Adventskranzに4本目のロウソクが灯されます。

今年は12月23日が第4日曜日なので、もう次の日が24日のクリスマス・イヴです。

毎年そうですがクリスマス時期の週末のウィーンは特に混雑します。

ウィーン市はアドヴェントの4回の土曜日に限りバスの規制を行っていて、事前に許可証がなければ中心部を走ることができません。

厳密にはリンク道路周辺1区と6,7,8,9区が該当し、その中をバスで走る場合は事前に申請して取得した許可証もしくは、オーストリア国家ガイドが所有しているEinfahrtsgenehmigungが必要です。

街中にあhウィーン市の係がたくさん出ていて、走っているバスをチェックしています。

 

さて、今日はじんまりしたクリスマス市を紹介します。

 


 

こちらは王宮のミヒャエル広場にあるクリスマス市です。

 

ミヒャエル広場はコールマルクトの延長上にあり、Herrengasseと交差したローマ時代から存在している歴史的にとても重要な場所で、ミヒャエル教会ロースハウスなど見どころも多くあります。

 

ここのクリスマス市は "k.u.k. Weihnachtsmarkt am Michaelerplatz"という名称で、王宮のミヒャエル宮を背景に、かなりこじんまりしていますが、この美しい広場の美しい景観に溶け込んでいます。"k.k"という名前が示す通り、かつての帝国時代を思い起こさせる演出となっています。

 


 

ここの王宮のライトアップもとても印象的で、その前に小さな屋台がたくさん並んでいます。

屋台の色は白を基調としていて、ハプスブルグ帝国時代のワッペンがそれぞれの屋台に見られます。

 

ここは歴史的に重要な場所であり、王宮、歩行者天国のコールマルクトなど必然的に観光客が多く歩いていますが、他のクリスマス市と比べて空いていることが多いです。

美しい街並みを見ながらここにたたずんでプンシュを飲む時間があってもいいでしょう。

 

 

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Am Hof のクリスマス市(2018年)

もうクリスマスまでは秒読みですね。

街中を歩くと、クリスマスプレゼントの買い忘れはないかと言わんばかりに、慌ただしく歩く人々の姿が目立ちます。

街中にあるクリスマスツリーが売られている場所には、地元の人がどれにしようかと選んでいる姿も多く見られます。

車の上にクリスマスツリーを積んで走る姿もこの時期ならではですね。

 

さて、今年もシュテファン大聖堂のクリスマス市市庁舎のクリスマス市シェーンブルン宮殿のクリスマス市ベルヴェデーレ宮殿のクリスマス市Spittelbergのクリスマス市カールス教会前のクリスマス市Schloss Hofのクリスマス市Freyung(フライウング)のクリスマス市を紹介してきましたが、このAm Hofのクリスマス市も地元の人が多く行きます。

 

 


 

Am Hofのクリスマス市は"Weihnachts Markt  Am Hof"と呼ばれています。

過去ここのクリスマス市は暗くなってイルミネーションが灯された雰囲気を取り上げましたが、今年は青空が広がる昼間です。

 

Am Hof は歴史的にとても重要な場所で、ウィーンがローマ時代にヴィンドボナと呼ばれていた頃から存在していた部分で、中世のバーベンベルク王朝時代1155年~1156年にウィーンに宮廷を移したハインリヒ2世がここに居城を建設させています。ハプスブルク家のフランツII/I世がオーストリア帝国を宣言した場所でもあり、 映画「第三の男」でも登場したりと話題が多い広場で、中央には黒のマリア像が立っています。

ウィーンの旧市街地の中で、建物に囲まれている広場としては最も大きく、長さ110mx60m(短い所は約30m)です。

右上の写真には黒のマリア像が見えていますね。

 


 

この広場を囲むようにしてたくさんの屋台が並んでいます。

昼間でも結構込んでいますね。

この時は地元の人の方が圧倒的に多かったですね。

カウンターのようになっているちょっと洒落た屋台もあります。

 


 

この広場で重要な建物のひとつが、左上の写真に見られるAm Hof(アム・ホーフ)教会です。

イタリア的バロック様式の正面がとても印象的です。

この時はマリア像のすぐ下で、有志の合唱団が讃美歌を披露していました。

美しいハーモニーだったので、多くの人がプンシュを片手に聞き入っていました。

 

ここからちょっと歩くとFreyung(フライウング)のクリスマス市があるので、同時に訪れてみて下さい。

 

 

 

 

クリスマスツリーを買ったこととクリスマスツリーを飾る習慣(2018年)

クリスマスがあと何日したら来るんだろう・・・とわくわくしながら待つAdvent(アドヴェント)習慣ももうすぐ終わりです・・・ということはクリスマスがもうすぐそこまで来ています。

今週の日曜日にAdventskranzに4本目のロウソクが灯されます。

ウィーンの街にクリスマスツリーを売る業者が出始めると、何となく慌ただしさを感じると同時に、まもなくクリスマスがやって来ることを実感します。

ウィーンには300のクリスマスツリーを売る業者が活躍し、多くの人がクリスマスツリーを買って行きます。

こちらは毎年新しい自然のもみの木を飾ります。

おもちゃのツリーを飾る人はほとんどいないでしょうか。

でも傾向的には次の年にも使えるプラスチックのツリーを買う人も増えているとか・・・。

でもクリスマスはちゃんとしたもみの木です。

うちも毎年クリスマスツリーを買って、家に飾りますが、今年は昨日2mぐらいの形のいいもみの木を買い、24日まで庭に置いてあります。

装飾をするのは12月24日です。

 

さて、このクリスマスツリーを飾る習慣についてちょっとまとめてみます。

 

もみの木はTannenbaum(タンネンバウム)とドイツ語で呼ばれますが、特にこのクリスマスツリーのもみの木は、ここオーストリアではChristbaum(クリストバウム)と呼ばれています。

クリスマスプレゼントを持って来るのはサンタクロースではなくChristkind(クリストキント)ですからね。

背丈が高いものから低いもの、全体の形が整っているものなど様々です。

オーストリアは林業も重要な産業であり、計画的な植林をしているため、もみの木がなくなることは絶対にありません。

毎年時期になると選ばれたもみの木が切られて売られるために運ばれてきます。

 

うちは毎年家の近くに出る業者からクリスマスツリーを買いますが、その業者はNiederösterreichのWaldviertelに広大な林業地を所有する地元で有名な業者で、家族経営ですがウィーンを始め周辺にいくつかの販売スポットを出しています。

毎年ここで買うのでうちはもう顔を覚えられていて、ちょっとした世間話になります。

 

 

この時期が年間を通して一番忙しい時期で、1月6日が過ぎると彼らは休暇に入るそうです。

でもその後、何もしないかというとそうではなく、切り取ったもみの木の根を掘り起こして、新しいもみの木を植える作業が待っていて、さらに成長しているもみの木も当然管理しなければいけないので、

非常に大変だということです。

平均的に植えてから10年前後のもみの木が一番需要があるということです。

そのぐらいのもみに木が普通の家庭に飾る高さに適しているんでしょうね。

 


 

こちらはグラーベンでクリスマスツリーが売られている光景です。

ツリーはネットに包まれて運ばれ、ネットが外されてKreuzと呼ばれる十字型の木に立てられて売られています。

クリスマスツリーが売られている場所には、右上の写真で見られるように円形の物が必ず置かれています。

 

クリスマスツリー(もみの木)の形はどれも一緒なので適当に大きさと値段で選んですぐに買う・・・ということにはなりません。

実際に飾ることを思い浮かべて、どのくらい緑が密集しているか、真っすぐであるか、均等であるか、ツリーの先が美しいか、全体のシルエットが美しいか・・・などポイントがいくつもありますので選ぶのは結構時間がかかります。

どれを買うか決めたら、Kreuzが欲しいか欲しくないか聞かれますが、どこの家庭にもたいていKreuzの代わりにクリスマスツリーを支える専用のものがあるので普通はKreuzは要りません。

 

このままツリーを運ぶのは不便ですし、しかもクリスマスまではまだ時間がありますから緑が乾いてはいけないのでもう一度ネットに包むわけです。

そこで前述したこの円形の物が大活躍をします。

ツリーの根本部分からこの円形の中にツリーを通していくと、狭くなっていく円形の中を通りながらツリーの葉が折りたたまれて、同時にツリーがネットでくるまる・・・という中々便利な物です。

 


 

このような品質保証を示すラベルが巻かれています。

Niederösterreich産で、写真の物は230ユーロもするのでかなり高いですね。

 

 

これは昨日のグラーベンです。

ここには毎年この時期にいくつかの業者がクリスマスツリーを売ります。

もうクリスマスまで秒読みです。

 


<クリスマスツリーを飾る習慣>

 

 

11月25日付でクリスマスの習慣について触れています。

その時に現在のクリスマスの原型となった3つの習慣を書きましたが、そのひとつである北欧に住んでいた古代ゲルマン民族の「ユール」という冬至の祭りで使われていたのがもみの木です。

冬でも葉を枯らさずにいる・・・これが生命の象徴とされていました。

 

こうした「祭りごとを行う時に、もみの木を飾る」という行為は今のドイツにも伝わり、キリスト教の普及と共にキリスト教でもその習慣を引き継いで行きました。

 

1419年にドイツのフライブルクで、パン職人の信心会が精霊救貧院にツリーを飾ったことが最初の、クリスマスツリーをクリスマスに飾った記録とされています。

常緑樹を飾ったのはなぜでしょうか?

 

日が短い冬の暗い闇と戦い、闇を追い払うために人々はその時日が短い太陽を元気づけるために火を燃やし、大地のなかの生命が生き続けていることを示すために、冬でも葉を枯らさずにいる、生命のシンボルでもある常緑樹を飾ったということです。

 

そのような歴史的背景から現在に見られるクリスマスツリーを飾る習慣があるわけです。

 

 

 

 

 

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Freyung(フライウング)のクリスマス市(2018年)

12月も半ばに入り、ウィーンの街にはクリスマスツリーを売る業者が出始めました。

クリスマスツリーが街中で売られ始めると、クリスマスはすぐそこまで来ているという意識が強くなりますね。

11月半ばから始まったクリスマスの雰囲気がもっともっと現実的になると同時に、クリスマスプレゼントを買おうとする多くの人が忙しそうに街を歩いています。

 

さて、今年はすでにシュテファン大聖堂のクリスマス市市庁舎のクリスマス市シェーンブルン宮殿のクリスマス市ベルヴェデーレ宮殿のクリスマス市Spittelbergのクリスマス市カールス教会前のクリスマス市Schloss Hofのクリスマス市紹介していますが、今日話題にするFreyung(フライウング)のクリスマス市も地元では人気があります。

 


 

Freyungのクリスマス市は"Altwiener Christkindlmarkt"(アルトヴィーナー・クリストキンドルマルクト)という名称でFreyungという旧市街地の広場で開かれています。

このFreyung (フライウング)はハプスブルグ家の前のバーベンベルク王朝時代にウィーンに宮廷を移したハインリヒ2世が、アイルランドからベネディクト会の修道士をここに呼んだ1155年から存続している歴史あるショッテン修道会と付属教会がある美しい広場です。

ここはかつては "Gegend bei den Schotten" (ショッテン修道会わきの地域)と呼ばれていました。

ドイツ語で現在のスコットランドはSchottlandと呼ばれていますが、Schotten は当時はアイルランドを意味していました。

Freyungという名は、このショッテン修道会に属したこの場所は、街からの行政が及ばない治外法権的な場所だったようで、ここに来れば自由になれる・・・ということから由来しています。

1710年からこの場所は「Freyung」と名付けられました。

 


 

この広場は二等辺三角形のような形で、周りにはショッテン教会だけでなく、多くの宮殿が立ち並んでいるウィーンらしい美しい広場です。

このショッテン教会側の限られた場所に屋台が立ち並び、この中は外界から完全に離れた別世界を形成しています。

2本の通りがあり、それぞれに小さな屋台が並び多くの物が売られていて、通り抜けるだけでも楽しいです。

もちろんここでも一番混んでいるのは右上の写真に見られるプンシュ屋台です。

地元の人がこの美しい歴史ある場所でクリスマスの空気を楽しんでいます。

クリスマス市の本来の楽しみ方です。

 


 

このFreyungは歴史ある美しい建物に囲まれ、その建物のライトアップも素晴らしい演出をしてくれます。

このようなこじんまりしたクリスマス市の方がより"地元"を感じます。

大きなクリスマス市もそれなりにいいですが、地元の人はこのようなこじんまりした静かな雰囲気で、しかし歴史を感じる美しい街並みのクリスマス市を好む人が多いですね。

私も個人的にここのクリスマス市は好きです。

 

 

 

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Schloss Hofのクリスマス市(2018年)

長く感じたクリスマスを楽しむこのAdvent時期ももう今週で終わりで、Adventskranz(アドヴェンツクランツ)には昨日の日曜日には3本目のロウソクが灯されました。

クリスツリーを売る業者が街中で活躍している光景も当たり前になり、行き交う人々が心持ち忙しそうにしているのを感じます。

 

さて、今日はウィーンではない、でも地元では非常によく知られているSchloss Hofのクリスマス市をお届けします。

 


 

去年はこのSchloss Hofのクリスマス市を一番最初に紹介しましたが、今年はかなり遅めです。

ここのクリスマス市に来るのはうちのこの時期の伝統にもなっています。

 

Schloss Hofはウィーンのベルヴェデーレ宮殿を建築させるプリンツ・オイゲンの宮殿です。

ここはウィーンの中心から車でA4高速道路経由で60㎞で1時間弱、Marchfeld経由だ50kmぐらいで1時間ぐらいとちょっと離れた所にあります。

ここは通常の宮殿見学に入場料がかかりますので、このクリスマス市にも入場料がかかります。

しかし、規模が非常に大きいことと、クリスマス市以外でも楽しめることと歴史的にも重要な場所であることもあり地元では毎年大変人気のあるクリスマス市となっています。

左は入口から入ってすぐの屋台が並ぶ通りで、ここには毎年クリスツリーが立てられます。

右はこの屋台通りから右側に位置している宮殿Schloss Hofです。

 

 


 

ここは12,13世紀にすでにVeste Hof と言われ1507年までマルヒ河の洗い越しとしてEckartsauerの所有でした。その後所有者が何度か変わります。この辺りは水害が多くあったことから1620年にHofbergに移されました。

そこからこの宮殿の現在の名称が生まれます。

1725年にプリンツ・オイゲンがここを入手し、ベルヴェデーレ宮殿を建築したルーカス・フォン・ヒルデブラントにより、夏の離宮を意図とした現在のバロック様式の宮殿に改築されました。

1736年にオイゲン公が亡くなってから、彼の姪であるAnnna Viktoriaがこの宮殿を相続しましたが1755年にマリア・テレジアが入手し、その後ヨーゼフ2世が宮殿の2階部分を増築させました。

フランツ・ヨーゼフ1世の時代1898年にはここは軍の養成場所となってます。現在はシェーンブルン宮殿やウィーンの王宮と同じImperial Austriaの管轄で、一般公開されています。

 

左上はここの中庭で、美しい1階のアーチ構造を背景に多くの屋台が並んでいます。

同時にこの宮殿も見学することができ、当時の調度品などが多く並べられています。

クリスマス市を楽しみながら、歴史的展示も見られてとても楽しいです。

 

右の写真は何でしょう?

また数日後に話題にしますが、「きよしこの夜」の特別展示で、今年はこの曲が生まれた200周年記念なので、この宮殿でも「きよしこの夜特別展示が行われています。

 


 

全体の敷地面積が50ha以上もあり、Schloss Hofのメイン宮殿、美しいバロック庭園、Meierhof があります。

Meierhof は当時プリンツ・オイゲンが宮殿の敷地に同時に所有していた居住空間、馬小屋、農業場、工房として使われた場所です。

この敷地全体がクリスマス市になっているわけです。

上の2枚はMeierhofで、屋台通りを挟んで左側、つまり宮殿とは反対側です。

この中でも多くの店が様々な物を売っています。

ここで飼育されている多くの馬やロバも見られ、いくつもの工房が出されていて体験博物館的です。

子供のためのアトラクションもあります。

 


 

ひとつ残念なのはこのクリスマス市は週末しか開かれていません。

17. & 18.11 | 24. & 25.11 | 1. & 2.12 | 8.& 9.12 | 15. & 16.12 | 22.& 23.12| 2018年の12日間だけです。

うちは一昨日12月15日に行きました。

風が強くて寒かったのですが、例年通り多くの人が訪れていて賑わっていました。

ここは訪れる価値があるクリスマス市です。

 

 

 

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カールス教会前のクリスマス市(2018年)

最近は本当に内容が詰まったツアーが多いです・・・。

ただでさえきついツアーが多い中、このクリスマス時期には市庁舎やどこからのクリスマス市に行く・・・と旅の行程に書かれているので、観光時間が同じでも、訪れる所が増えるので当然1ヵ所の見学時間が短くなるわけです。

毎日忙しいですね・・・。

そろそろ集中力が低下してきました。

クリスマス時期のウィーンの街はまた素敵ですから仕事は楽しいです。

 

さて、シュテファン大聖堂のクリスマス市市庁舎のクリスマス市シェーンブルン宮殿のクリスマス市ベルヴェデーレ宮殿のクリスマス市Spittelbergのクリスマス市を話題にしましたが、今日はカールス教会前のクリスマス市をお届けします。

 


 

カールス教会はヨーロッパでも重要なバロック建築で、ウィーンの街の風景にもよく登場します。

ここのクリスマス市は"ART ADVENT"と呼ばれ、今年は11月23日が初日でした。

ライトアップされた美しいカールス教会を背景に80軒ぐらいの屋台が並んでいます。

 

ここは規模も大きく、国立オペラ座からすぐ近くにある割には観光客が少ないクリスマス市です。

特に地元の若者が多く集まったり、また家族連れが多いので子供達がたくさんいます。子供達が楽しめる変わったメリーゴーランドやカールス教会前の池のスペースには藁が敷かれ、その上ではたくさんの子供達が遊んでいます。

 

 


 

"ART ADVENT"と呼ばれる通り、屋台には他のクリスマス市とは違い、オリジナリティーがあってセンスのいい物が多く売られていて、地元で定評があります。

なおかつフード系は"Bio"をテーマにしています。

どこもそうですがプンシュが売られている屋台がたいてい混雑しています。

 

左上にはこのクリスマス市から見られるライトアップされた楽友協会ホールが見えています。

この時は特設ステージで音楽が楽しめました。

 

 

ウィーンの街には絵になる場所が数え切れない程ありますが、そのような美しい場所に出ているクリスマス市はまた、この時期ならではの素敵な空間を感じることができます。

 

 

 

 

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シュピッテルベルクの名物ポテトパンケーキ(SPITTELBERGER ERDÄPFELPUFFER)

ウィーンは今日今年に入って5回目の雪で、外は真っ白です。

朝から除雪車が活躍しています。

 

年間を通して最も重要な習慣はクリスマスでしょう。

宗教的には復活祭ですが、生活の中ではクリスマスです。

ひと月以上もクリスマスの空気が続くことからもわかります。

ウィーンの街を歩けばイルミネーション、デコレーション、クリスマスグッズ、クリスマス市、プンシュ屋台などなどクリスマス一色です。

私のホームページのこのコーナーもクリスマスに関する話題がこの時期どうしても多くなってしまいます。

さて、今日はこの時期だけ食べられる名物を話題にします。

 

昨日はSpittelbergのクリスマス市を話題にしましたが、実はそこで食べられる物です。

それは"SPITTELBERGER ERDÄPFELPUFFFER"(シュピッテルベルガー・エルトエプフェルプッファー)です。

Spittelbergは地元で知られたスポットでMQの裏側にある地域です。

 

"Erdäpfel"はオーストリアでよく聞かれる言葉で"ジャガイモ"という意味です。

つまりシュピッテルベルクのポテトパンケーキです。

ここのクリスマス市は地元で有名ですが、そこに毎年右の写真に見られるように、これが食べられる屋台が登場します。

屋台の前には必ずと言っていい程行列ができていて、15分前後ぐらい(場合によってはそれ以上)待つことが多くあります。

焼き栗スタンドのようにすでに焼かれていて暖められているものを売るわけではないこと、多くの量を作れないこともあって供給が追い付かないというわけです。

 

でもここでは必ず出来立てのものを食べることができます。

 

 


 

こちらがSPITTELBERGER ERDÄPFELPUFFFERです。

細く切られた繊維のようなジャガイモとジャガイモを潰したものがミックスされてからっと揚げられます。

こちらでは"knusprig"という言葉でよく表現されています。

大きさは通常の屋台で売っているKartoffelpufferよりも1.5倍ぐらいの大きさで、外側がサクッとした食感でありながらも中身は柔らかさを感じます。

これには塩とニンニクが少し入っています。

写真なので残念ながら味をお伝えすることはできませんが、くせになる味です。

 

1枚目の屋台の写真は夜ですが、上の2枚の写真は昼間に行った時のものです。

ここはいつも行列が出来ているので、これを食べるなら暗くなる前に行った方がいいでしょう。

でもこのSpittelbergのクリスマス市は暗くなってからの方がいい雰囲気になります。

 

 

 

 

 

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Spittelberg(シュピッテルベルク)のクリスマス市(2018年)

ウィーンの街中には約300のクリスマスツリー🎄を売る業者がここぞとばかりに活躍しています。

こちらでは自然のもみの木を飾る習慣がありますから、人口187万のウィーンの街も需要があるわけですね。

そもそもオーストリアの林業は重要な産業のひとつで、計画的な植林をしているので、毎年これだけ大量のもみの木が売れてもなくなることは絶対にありません。

クリスマスツリーを選んでいる地元の人を多く見かけます。

うちもそろそろクリスマスツリーを買おうと昨日も話していました。

 

クリスマス時期のウィーンの街は素敵ですね。

今日は地元でとても知られているクリスマス市をお届けします。

 


 

こちらはSpttelberg(シュピッテルベルク)のクリスマス市です。

Spittelbergは1850年までVorstadtのひとつであり、現在ではウィーン7区(Neubau)にあります。

Vorstadt(フォアシュタット)とは、当時帝国の都であったウィーン中心部に城壁があった頃、その外側にGlacisがあり、その外側に広がっていた、2つめの城壁の手前までの集落の総称です。

現在ではMQの奥にある、BurggasseとSiebensterngasseに挟まれた地域です。

1525年にBürgerspitalから得た場所で、もともとSpitalberg(シュピタールベルク)とも呼ばれていました。

17世紀後半のトルコ軍のウィーン包囲があった時や、1809年ナポレオン軍がこの地域から中心に向けて攻撃をした場所でもあり、小高い所にあります。

バロック時代に、現在見られるように建物が密集して建てられました。

 


 

Spittelbergはバロック様式の建物との調和が非常に美しい閑静な界隈です。

Gutenberggasse,Spittelberggasse,Schlankgasseの石畳の細い小路に多くの屋台が並んでいます。

中庭を経由する抜け道なども数本あり、クリスマス市がない通常の時でもセンスのいいブティック、画廊、手作りの工芸品店やレストラン的飲み屋さんなどもいくつかあります。

ここは昼間と暗くなってからとでは雰囲気がかなり違うので、両方の時を見たいです。

 


 

都会のざわめきを避けて、しっとりムードのクリスマス市を楽しむことができること、古き良き時代を感じさせるクリスマス市ということで、地元ではとても人気があります。

ここは若者から年配者まで幅広い年齢層が集まります。

私もこの界隈の雰囲気は大好きですね。

石畳の小路が本当に狭いので、多くの人がいると時としてすれ違うことも難しいことがあります。

 

実は今日ここに掲載した写真は今年の12月8日の土曜日で、この週末はウィーンの街はものすごい混雑でした。

この時のSipttelbergは静かな感じは全くなく、大変に賑わっていて人が多すぎて歩くのも大変でした。

過去には何回もここに来ていますが、これだけここが混雑しているのを見たのは初めてでした。

 

シュテファン大聖堂のクリスマス市市庁舎のクリスマス市シェーンブルン宮殿のクリスマス市ベルヴェデーレ宮殿のクリスマス市などとは雰囲気が全く違うSpittelbergのクリスマス市は訪れる価値大です。

 

 

 

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クリスマス時期はプンシュ

昨日はアドヴェントの第2日曜日で、うちもAdventskranzに2本目のロウソクを灯しました。

クリスマスシーズンのウィーンは大変に混雑しますね。

先週末も物凄い混雑でした。

ヨーロッパのいろいろな国から、日本の皆さん、そして世界から多くの方がウィーンを訪れてくれます。

そうです・・・ウィーンはそれだけ魅力的な街です。

もっとも国家ガイドとして年間を通して仕事をしていると、年間を通して忙しいので、いつが忙しいということはあまり感じません。

本当に有難いことです。

私も体はひとつしかありませんし・・・。(笑)

 

クリスマスツリーを売る業者が街に出始め、クリスマスがすぐそこまで来ていることを実感します。

ウィーンにこの時期に来られている方、クリスマスのウィーンの街の空気を楽しんでいらっしゃいますか?

クリスマスと言えばプレゼント🎁、クリスマスツリー🎄、クリスマス市、街のイルミネーション、デコレーションなどなど・・・この時期ならではのものが多く見られます。

クリスマス時期に地元の人が多く飲むプンシュもなくてはならないものです。

すでに今年最初のプンシュを話題にしましたが、そこは地元の人しか来ない屋台だったので、今日はちょっと観光目線でのプンシュを紹介します。

 

このクリスマスの時期にクリスマス市などで多くの人が湯気を出しながら飲んでいるのを見ると、Glühwein (グリューヴァイン・・・いわゆるホットワイン)だと思われるかもしれませんが、そうではなく"PUNSCH"(プンシュ)が多く飲まれています。

Glühweinは冬の時期に好まれて飲まれますが、クリスマス時期は絶対プンシュですね。

クリスマス市の屋台にはGlühweinよりも遥かに多くのPunschが売られています。

"Glühweinスタンド"とはまず言われませんが、"Punschスタンド"とは頻繁に聞きます。

Punschには様々な種類がありますが、グリューワインと違い、多くはラム酒が入っています。

アルコール度は平均的に7.5%です。

写真はプンシュで一番定番なオレンジプンシュです。



 

この靴型プンシュカップはシュテファン大聖堂のクリスマス市で提供されています。

カップ代は4ユーロです。

中々可愛らしい絵柄ですね。

奥に見えているのはシュテファン大聖堂です。

 

 

 

 

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ベルヴェデーレ宮殿のクリスマス市(2018年)

11月27日から気温が下がり、朝はマイナス、日中も1℃前後と寒い日が続き、また北風も強かったので体感的にはもう少し寒く感じたかもしれません。

毎年必ず11月後半や12月初めに一度寒くなりますね。

でもクリスマスの時は10℃前後で今年もそのような傾向です。

実際に12月4日から10℃前後と少し暖かくなっています。

 

さて、シュテファン大聖堂のクリスマス市市庁舎のクリスマス市シェーンブルン宮殿のクリスマス市と今年も話題にしてきましたが、今日はベルヴェデーレ宮殿のクリスマス市をお届します。

 

 


 

ベルヴェデーレ宮殿もシェーンブルン宮殿と同様、頻繁に訪れる観光スポットで、重要なバロック建築であることで知られています。

"バロック建築"ということをテーマにすれば、シェーンブルン宮殿以上に評価が高い宮殿で、上下宮2つの宮殿が庭園を挟んでいます。

ここは現在オーストリアギャラリーという重要な美術館となっていて、2012年クリムト生誕150周年祭をきっかけに、毎日のように入場観光することが多くなり、クリムト中心とした御案内を頻繁にしています。

今年はクリムトの没後100年でもありますね。

ここからのウィーン中心に向かっての眺めがとても印象的です。

 

上宮の前にこのように屋台がたくんさん並んでいます。

宮殿のライトアップも素敵ですね。

 


 

ベルヴェデーレ宮殿のクリスマス市は今年で15回目ということで歴史は浅いですが、あまり混んでないことと、美しい宮殿を背景にした空間がいいですね。

もっともウィーンは歴史的建造物に囲まれた場所でのクリスマス市ばかりですね。

かつての帝国の都・・・ウィーンです。

決して広くありませんが、市庁舎のようなごった返した空気は全くありません。

 

ここのプンシュカップは去年から登場したあまり可愛らしくない(笑)天使のプンシュカップです。

個人的にはアイデアはいいのですが、もっとクリスマスらしい表情にして欲しかったですね。

 

地元の人は週末に多く来るようですが、平日は多くの観光客で賑わっています。

 

 

 

 

 

 

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聖ニコラウスの日・・・クリスマスプレゼントを持って来るのはサンタクロースではありません

クリスマスも12月に入るともっと近くなりますね。

ひと月以上もクリスマスの雰囲気を楽しむわけですから、いかにクリスマスが重要であるかということがわかります。

クリスマスはプレゼントをもらう習慣がありますね。

オーストリアでサンタクロースがプレゼントを持って来るなんて言うと、地元の人に苦笑いをされてしまいます。

では誰がプレゼントを?

それはChristkind(クリストキント)・・・子供のキリストと昔から決まっています。

だってクリスマスはイエス・キリストが生まれたことを祝うためのもの・・・だから子供のキリストがプレゼントを持って来るわけです。

じゃあサンタクロースは誰か?

それはカトリックの有名な聖人ニコラウスが原型というのが一般的で、今日12月6日は聖ニコラウスの日です。

 

ニコラウスは小アジア(現在のトルコ)のMyra の司教であり、だいたい350年ぐらいに亡くなったとされている聖人です。

貧しい人達を憐み、助けて、財産を全て貧者に与えたとも言われています。

 

よくある有名な彼のエピソードは、年頃3人の娘を持った、貧しい父親の話です。

お金がなかったので、娘達を嫁がすこともできなかった・・・そこで娘たちが体を売ってお金を作ろうとした時に、ニコラウスが3日3晩現れ、その家の窓から、もしくは煙突から金貨を投げ込んだとされています。

その金貨がそこにぶら下げられていた靴下の中(もしくは置いてあった靴)に投げ込まれた・・・ということです。

何かピンと来ますね!

 

もうひとつのエピソードは、航海中嵐によって難破しそうになった船の上で、船乗り達がニコラウスの名前を呼んだら海の上にニコラウスが現れて、命を救った・・・ということです。

 

右の写真はティントレットが描いた聖ニコラウスです。

彼は司教の姿で、3つの金の玉を持っているのがわかります。

これが金貨に相当するものですね。

 


<ニコラウスがサンタクロースへ変化していく>

 

小アジアでは6世紀にすでにニコラウスのお祭りの習慣がありました。

現在でも彼のとても傷んだ棺がMyraの教会の下にあり、特に東方正教会の重要な巡礼教会としても知られています。

1087年にそこからおそらく海賊達によって、ニコラウスの骨が盗まれ、イタリアのBari (バーリ)に持たらされ、そこにニコラウスの教会が作られました。 現在でもそこは有名な巡礼教会です。

その後、ヨーロッパでもニコラウス崇拝がとてもポピュラーになったわけです。

 

やがて新大陸のアメリカが発見され、そこに17世紀、オランダ人達が移民していき、その時にこのニコラウス習慣をアメリカに持って行きました。

St.Nikolaus はドイツ語では、ザンクト・ニコラウス、英語でセント・ニコラウス・・・オランダ語ではSinterklaas・・・これがアメリカから"サンタクロース"というカタカナ書きで日本に入って来たわけです。

 

日本はアメリカナイズされているので、クリスマスもアメリカ的にサンタクロースがプレゼントを持って来るわけですが、こちらオーストリアではサンタクロースがプレゼントを持って来ることはあり得ません。

 

12月6日は良い子にしている子供達にはニコラウスがやって来る・・・こちらでは"ニコロ"とも愛称で呼ばれています。

悪い子供にはKramps (クランプス)・・・鬼が来ることになっていて、その日は昨日の12月5日です。

 


<こちらの子供達のニコラウス習慣>

 

 

自分の靴をきれいに磨いておいて、12月6日ニコラウスの日の前日の12月5日夜寝る前に、自分の部屋の窓に置いておきます。

そこでニコラウスが良い子の所に現れて、その磨かれた靴の中に、食べ物を入れるという習慣があります。

その食べ物は落花生、みかん、リンゴ、チョコレートなどで、この冬に食べ物がある・・・という象徴なんですね。

実際に靴を磨いている子供達はそんなに多くないかもしれませんが、この12月6日に食べ物やちょっとした小さな贈り物をもらうことは現在でもとてもポピュラーな習慣です。

 

今日の12月6日は地元ではNikolo(ニコロ)と呼ばれ、この時期の大事な習慣として生活に浸透しています。ちなみに悪い子供にはKramps (クランプス)・・・鬼が来ることになっていて、その日は昨日の12月5日です。

今日の12月6日はニコラウスの日、だからクリスマスにはもう登場しません。

クリスマスにプレゼントを持って来るのはChristkindです。

サンタクロースはドイツ語では"Weihnachtsmann"と呼ばれ、直訳すれば”クリスマスの男“にすぎません。

クリスマス時期のひとつのキャラクターとして、ある意味では装飾として登場するぐらいです。

 

 

 

 

 

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シェーンブルン宮殿のクリスマス市(2018年)

今年は12月2日の日曜日がアドヴェントの第1日曜日となり、本格的にクリスマスシーズンに突入です。

そろそろクリスマスプレゼントを買おうという人も多くなるでしょう。

ウィーンは一番早いクリスマス市が今年は11月8日、そして11月の半ば頃からクリスマス市が出始めますが、まだまだクリスマスまでは遠いのでその時期はまだクリスマスの前奏曲という感じでしょうか。

 

さて、今年はすでにシュテファン大聖堂のクリスマス市市庁舎のクリスマス市をお届けしていますが、今日はシェーンブルン宮殿です。

 


 

今年2018年のシェーンブルン宮殿のクリスマス市の初日は11月24日で、ちょうど25回目のクリスマス市となり、ちょっと記念の年です。

写真はそのオープン初日の午前11:00少し前です。

この日はベルヴェデーレ宮殿から仕事が始まり、一般時間外入場でクリムトを独占した後にシェーンブルン宮殿に来ました。

宮殿の内部見学が終わって出て来た頃です。

初日のこの日は曇りで青空はほとんど見られませんでした。

 

シェーンブルン宮殿の今年のクリスマスツリーは樹齢120年で20m、ザルツブルク州のPinzgauから運ばれました。

 


 

左上の写真は初日、右上の写真は11月30日の午前中です。

ここは場所が場所だけに、観光客だけでなく、地元人、また地元の学校や幼稚園単位で多くの人が訪れます。

それぞれのクリスマス市にはそれぞれのカラーがあります。

 

 

こちらはシェーンブルン宮殿でのお馴染み白黒のプンシュカップです。

シェーンブルン宮殿タイプ,それにちょっとした装飾が施された今年のカップ、そしてマリア・テレジア一家タイプの3種類があります。

他のクリスマス市のプンシュカップと比べると、ここはいつも白黒な質素なカップです。

このカップですでに多くの日本からのお客様がプンシュを飲みました。

 

 

こちらはシェーンブルン宮殿のクリスマス市25周年記念の特別プンシュカップです。

本来のシェーンブルン宮殿の絵に金色が施された特別バージョンです。

これは通常のプンシュなどを提供している屋台では使用されてなく、小さなインフォ屋台で6ユーロで販売されています。

是非ここでこの屋台を探して下さい。

またここには掲載していませんが、5年前の20周年記念のカラープンシュカップも売られています。

ちょっとしたお土産になるのではないでしょうか。

 

 

 

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クリスマスプレゼントの傾向(2018年)

ウィーンは11月終り頃からかなり寒くなり、朝はマイナス3℃~マイナス1℃ぐらい、日中も5℃に達しないぐらいからもっと寒くなりましたが、今日は朝から+10℃ぐらいあります。

クリスマスがどんどん近づいて来ていますね。

例年通りこの時期のウィーン街は、どこに行ってもクリスマスの空気が感じられます。

年間を通して一番重要なのはクリスマスですね。

一昨日ADVENTSKRANZの1本目のロウソクに多くの人が火を灯したはずです。

 

12月になるとクリスマスプレゼントを準備しようとする人が忙しく街を歩いているのがわかります。

多くの人は家族とクリスマスを過ごします。

そのため、それぞれにクリスマスプレゼントを渡すので買い物も大変です。

 

さて、今日はウィーンではクリスマスプレゼントに何を贈るかという傾向を見てみましょう。

 

右の表は今年2018年度のクリスマスに何を贈るか・・・という統計で、Wiener Wirtschaft 48号 11月29日刊行に掲載されていたデータです。

商品券が一番多く、衣料品、本がベスト3となっています。

クリスマスは年間を通して一番重要ではありますが、誕生日ではないのでプレゼントは高価な物ではなくでも、気の利いた物がよしとされていることからも納得できます。

実際には一人に買うわけではなく、複数のプレゼントを用意するわけですから、金銭的にも1人だけにそう多くはかけられません。

 

商品券 34%
洋服/衣料品 31%
30%
香水、化粧品など 27%
玩具 23%
貴金属、装飾品 19%
現金 13%
革製品、靴 13%
アルコール、タバコ 12%

革製品で"靴"がありますが、これはちょっと意外でした。

と言うのも、こちらでは靴を贈ると、相手がそれを履いて自分の元から去って行く・・・とよく言われているからです。

アルコールやタバコが好きな人にとっては、クリスマスプレゼントとしてもらうのは嬉しいのでしょうか。

 

この統計ではウィーンの89%の人がクリスマスプレゼントを買い、1人の平均支出額は360ユーロとなっています。

プレゼントを買う時期について、44%が12月半ば、13%が遅くても10月中、11%は買わない人ななっています。

 

こちらではクリスマスプレゼントを持って来るのは、Christkind(クリストキント)・・・子供のキリストで、サンタクロースではありません!

 

 

 

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ADVENTSKRANZ(アドヴェンツクランツ)

12月に入るとクリスマスがもうすぐやって来るんだな・・・という意識が強くなります。

11月にオープンしたクリスマス市もすっかりウィーンの街並みに溶け込み、日常生活の一部となっています。

昨日12月2日がADVENT(アドヴェント)の第1日曜日となり、多くの人がADVENTSKRANZ(アドヴェンツクランツ)に1本目のロウソクを灯したと思います。

 

ADVENTSKRANZ(アドヴェンツクランツ)とは一般的にもみの木の葉をこのように円形にし、そこに4本のロウソクが立っているというものです。

 

アドヴェント第1日曜日にロウソクを1本灯します。

うちでも昨日1本目を灯しました。

次に来週アドヴェントの第2日曜日に2本目を灯しますが、この時にすでに灯した1本目も同時に灯します。

アドヴェントの第3日曜日に3本目を灯し、すでに灯した2本も同時に灯します。

そしてアドヴェントの第4日曜日に4本目を灯し、すでに灯した3本も同時に灯します。

つまり4本全部灯されて、その週にクリスマスがやって来る・・・というわけです。

今年は12月23日がアドヴェントの第4日曜日となりますね。

 

4本のロウソクを同時に灯さなければならないため、ロウソクを灯し切らないようにする必要があります。


<ADVENTSKRANZはどのように生まれたか?>

 

もともとADVENTSKRANZは、1839年、プロテスタントの神学者で教育者のJohann Hinrich Wichern (1808–1881) によって導入されました。

 

その理由は、とても貧しい子供達がAdventの時期にしょっちゅう「いつクリスマスが来るの?」と聞いてきました。

そこで彼は、20本の赤い小さいロウソクと、4本の白い大きなロウソクでこの現在のADVENTSKRANZの形をしたカレンダーを作ったのです。
毎日赤い小さなロウソクが1本ずつ灯され、日曜日ごとに大きな白のロウソクが灯されました。

 

これによって子供たちがクリスマスまでの日数を数えることができたのです。

カトリックにこのADVENTSKRANZが登場するのは1925年ということです。


ADVENTSKRANZは街中の色々な所で見られます。

オーソドックスな形は上の写真のように円形ですが、ロウソクが横1列に4本並んでいるものや、4つのロウソクの大きさが初めから違っているものなどそれなりにバリエーションがあります。

クリスマスがいつ来るのかわくわくしながら待つこちらの子供達は文字通りアドヴェントカレンダーをもらう習慣もあります。

カレンダーと言っても紙をめくっていくものではなく、12月1日から12月24日までの数字がランダムに配置され、該当の日の数字をやぶると中からチョコレートなどが出て来るというものです。

うちの場合は何年もレゴのアドヴェントカレンダーを子供にプレゼントしました。

毎日違った形ができるブロックが中から登場するというものです。

おもちゃ屋さんに行くと、趣向を凝らした子供向けのユニークなアドヴェントカレンダーがたくさん売られています。

 

 

 

 

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ADVENT(アドヴェント)2018年

オーストリアは今でこそヨーロッパのひとつの小国かもしれませんが、この国がヨーロッパに与えた、そして残した歴史的、文化的影響は計り知れないものがあります。

歴史あるオーストリアは四季を通じて伝統や習慣が多く見られます。

これらはしっかりと次の世代へと受け継がれています。

年間を通して生活で一番重要な習慣はクリスマスでしょうか。

(宗教的には復活祭ですが)

クリスマスの空気はひと月以上も続き、そこからしてその重要性を感じます。

先日キリスト教の成立クリスマスはどのように始まったか・・・についてちょとまとめましたが、このような背景が少し見えてくると街中を歩いていてもより楽しくなります。

今日はクリスマスに関係するADVENT(アドヴェント)についてです。

 

ADVENT (アドヴェント)はクリスマスがあとどのくらいしたら来るんだろう・・・とわくわくしながら待つ時期のことです。

日本語でアドヴェントでもいいと思いますが、待降節とか降臨節とも呼ばれています。

 

ADVENTはラテン語のadventusから来ていて、「到着/到来」を意味します。

 

もともとAdventus Domini(ドイツ語でAnkunft des Herren)で直訳すると主の到着、そこから人間世界へのキリストの到来・・・という意味です。ちなみにこのアドヴェントはローマカトリックの習慣で、正教会にはそこまで普及していません。

 

アドヴェントはクリスマスイヴから遡って約4週間の期間で、厳密にはクリスマスイヴ前に一番近い日曜日から遡って4回の日曜日を数えます。

もし12月24日がたまたま日曜日であればそのイヴの日が4回目の日曜日となります。

去年2017年は12月24日がアドヴェントの第4日曜日となりました。

アドヴェントの第1日曜日は一番早くて11月27日、一番遅くて12月3日となります。

2016年は11月27日がアドヴェントの第1日曜日となりました。

 

今年は12月2日・・・つまり今日がアドヴェントの第1日曜日となります。

 

 

 


"アドヴェント"は古代ローマでは皇帝や王様の到着を意味していたようですが、宗教的にも神が神殿に到着するということで用いられ、後のキリスト教がその習慣をキリスト到着として担って行きました。

この形となるのは1038年、皇帝コンラート2世の時代から、そして1570年にローマ教皇ピウス5世が定めたようです。

 

ローマカトリックやプロテスタントではこのアドヴェントの第1日曜日から新しい年が始まりますので、教会的には"元旦"ということになりとても重要な日です。

アドヴェント時期のウィーンの街も素敵です。

 

 

 

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市庁舎のクリスマス市(2018年)

今日から12月です。

さらに寒くなり冬らしくなったウィーンで、朝から雪ですが午後までには止むようです。

でもウィーンの街はクリスマスに向けての盛り上がりを日ごとに感じます。

クリスマス市がオープンし始めてからは、観光客の数がまた急増しました。

シェーンブルン宮殿の込み具合がそのバロメーターになりますね。

街中も多くの人が歩き、その辺からプンシュのいい香りが漂います。

クリスマスはプンシュですね!

年間を通して一番重要な行事がこのクリスマス、ひと月以上もクリスマスの空気を楽しむことができますから、その長さからして重要性を窺えます。

先日は今年最初のクリスマス市としてシュテファン大聖堂のクリスマス市を話題にしましたが、最も華やかなのはやっぱり市庁舎です。

 


 

今年2018年の市庁舎のクリスマス市は11月16日が初日で、33回目となりました。

フランドル風ゴシック様式の立派な市庁舎の素敵なライトアップを背景に、夢のようなイルミネーションが多く施されています。

ヨーロッパでもっとも華やかとも言われているここのクリスマス市は屋台の大きさや規模も他のクリス市とは比較になりません。

毎年恒例の"Frohe Weinachten" が見られます。これはクリスマスおめでとう・・・ということですね。

こちらではクリスマス市のことを"Christkindlmarkt"と言います。

クリスマスプレゼントを持って来るのはChristkind・・・子供のキリストだからです。

サンタクロースは装飾やマスコット以外には絶対に登場しません!

だってクリスマスはイエス・キリストが生まれたことを祝うわけですから、プレゼントを持ってくるのはChristkindです。

 


 

地元ウィーンの人、オーストリア地方からの人、世界からの観光の皆さんまで、様々な人がここを訪れます。

もちろん日本の多くの団体ツアーでもこの時期市庁舎のクリスマス市に行くことが予定に入っています。

ここでイルミネーション見るだけでも価値があります。

2016年からはクリスマス市と同時にスケートリンクの一部もオープンし、今年もクリスマス市初日からスケートを楽しむことができます。

クリスマス市が終わるとスケートリンクはもっと拡張されて、3月初旬まで楽しめます。

 


 

今年のプンシュカップはオーソドックスの靴型です。

シュテファン大聖堂のクリスマス市と同じですね。

クリスマス市は圧倒的にプンシュが飲まれています。

 

ウィーンのChristkindlmarktは歴史があって700年以上前に遡ります。

ハプスブルグ家のアルブレヒト1世が1296年に、ウィーンの商人達に"12月市"を開くように特権を与えたことから来ています。

 

 

今年の市庁舎前に立てられたクリスマスツリーはケルンテン州のMetnitztal から切り倒されてここに運ばれました。

高さ28m、樹齢150年、2.000個のLEDランプが施されていて、電気ケーブルの長さは2.5kmです。

ウィーンの市庁舎前広場に立てられるクリスマスツリーは毎年オーストリアの色々な州から運ばれます。

 

是非暗くなってからこの市庁舎のクリスマス市に足を運んで下さい。

 

 

 

 

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シュテファン大聖堂のクリスマス市(2018年)

早いもので11月ももうすぐ終わりです。

ウィーンの街は例年通りクリスマス市も多くオープンし、イルミネーションが毎日灯され、クリスマスが近づいていることを感じます。

今日はこのコーナーで今年最初のクリスマス市をお届けします。

 


 

今年最初のクリスマス市はシュテファン大聖堂のクリスマス市です。

今年のクリスマス市も去年とほとんど変わりません。

大聖堂の一部分に灯された紫色のライトアップ(時間と共に色が変わりますが)も去年と同じです。

ここは地下鉄の1号線と3号線が通っていて、ケルントナー通り、グラーベンの交わる所にある街の中心ですし、気軽に寄れることからからいつも混んでいます。

中心にありながらも観光客より地元の人が多く訪れている傾向です。

仕事帰りに同僚や友達と語りながらプンシュを飲んでいる人の姿を多く目にします。

屋台のイルミネーションもゴシック様式の大聖堂を思わせます。

 


 

シュテファン大聖堂はウィーンのシンボルのひとつで、街の中心に立つ歴史的に大変重要な建造物です。

その周りにたくさんの屋台が出ています。

左上の写真は南塔界隈にあるプンシュスタンドのひとつで、ここが一番混雑しています。

この屋台の他にもプンシュが飲める所がありますが、この屋台は非常に人気があります。

今年も靴型のプンシュカップです。

1人でプンシュを飲んでいる人も多いですので、そんな人と一時の世間話をすることがよくあります。

ほんのちょっとの時間でもクリスマスの空気を感じながら歴史あるウィーンの街に佇み、物思いに耽るのもいいでしょう。

 

シュテファン大聖堂のクリスマス市は11月16日が初日で、12月26日までです。

 

 

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クリスマスはどのように始まった?

ヨーロッパ文化はキリスト教なくしては語れません。

絵画、建築、音楽などはキリスト教と密接な関係があり、現在の私達の生活や習慣にも大きな影響を与えています。

キリスト教のことが少しでも見えてくると、ウィーンの街はもっと楽しくなります。

そのキリストが誕生したことを祝うのがクリスマスであり、年間を通して生活の中ではクリスマスが一番重要です。(宗教的には復活祭が一番重要ですが)

クリスマス時期のウィーンの街はまた素敵です。

昨日はキリスト教の成立についてちょっと書きましたが、今日はそのクリスマスという習慣はどのように始まったかについて少しまとめます。

 

現在世界の多くの国が、12月25日の「クリスマス」を祝います。

 

ドイツ語ではWeihnachten (ヴァイナハテン)と呼ばれています。

このクリスマスというのはどこから生まれたのでしょうか?

 

313年にキリスト教を公認したコンスタンティヌス帝の時代、おそらく325年のニケーアの公会議で、もしくは336年12月25日にローマ帝国でキリスト降誕祭が行われているのはほぼ確実とされていることもあり・・・あるいは354年とも?・・・いずれにしても325年~354年にイエスの生まれた日が12月25日に定められたようです。

聖書の中にはイエスがいつ生まれたかというハッキリした記述はありません。

 

当時ローマ帝国は多神教で、キリスト教はそのひとつであったわけです。

キリスト教は様々な異教に出会い、その祝祭日をキリストの誕生日にせざるおえなかったわけです。

言い方を変えれば、コンスタンティヌス帝は当時ローマ帝国で普及していた太陽神側にもいい顔をし、自ら認めたキリスト教側にもいい顔をして・・・というように帝国をまとめるための苦肉の政策のようにも思えます。

 

以下3つの大きなお祭りがクリスマスのベースとなっています。

 

 

①その多神教の中での太陽神ミュトラスを信仰するミトラ教はとても重要で、

 太陽神の誕生を祝う冬至祭が12月25日であったこと。

 

 

②農耕の神サトゥルヌスを崇め、豊穣を祈願するお祭りのサトゥルナーリア祭、

 これは紀元前217年頃からあったとされています。

 

 

③北欧のユールの祭りからも影響を受けています。

   北欧においてもケルト、ゲルマンが信仰していた神々やその風習が取り入れられ、

   収穫の感謝と太陽の復活を祝う冬至のお祭りがありました。

 

 

これらの習慣が現在私達の時代のクリスマスのベースになっていたわけです。

人間が今まで築き上げた歴史の長さから比べれば、私達はそのほんの一部分しか生きられないわけですから、この現在のクリスマスの習慣が何百年後かには変わっているかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

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センスのいいクリスマスグッズ

クリスマス🎄時期のウィーンも素敵です。

街中のイルミネーション、クリスマス市、ショーウィンドウのデコレーション...クリスマスの空気を至る所で感じます。

年間を通して生活の中ではクリスマスが一番重要です。

街中を歩くとクリスマス関係の物が多く売られていて、結構センスがいい物が多いですね。

 

こちらはCity Gateの中にあるこの時期だけ出されるクリスマスグッズの店です。

ここはちょっとしたショッピングモールになっていて、スーパーやパン屋さん、カフェ、薬局、衣料品店などの色々な店が入っていて地元の人が多く利用しています。
その通路の真ん中にこの店が出ています。
この時別の用事でここに来たのですが、他のクリスマス市ではあまり見られない物が多く売られていて、思わず立ち止まってしまいました。
多くの地元の人が同じように立ち止まって売られている物を見入っていました。

 

これらは言ってみればオルゴールのようなもので。クリスマスソングを奏でながら小さな人形が動きます。

クリスマスをテーマにしたこのようなジオラマ的なものは近年人気があるようです。

夢があってとても可愛らしいです。

クリスマス時期にピッタリです。

ここでは3種類しか紹介していませんが、クラシック、ユーモアがあるものなどまだまだ多くの種類があります。

実は何年か前にザルツブルクのクリスマス市で、アンティークテレビの画面の中にこのようなジオラマを入れたグッズを見つけてすぐに買いました。

この店はまだまだオープンしているので、次に行った時には何か買おうと思います。

 

 

 

 

 

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今年最初のプンシュ(2018年)

今日は朝起きたら庭が雪景色になっていました。

ウィーンで今年最初の雪が夜降ったんですね。

ここ数日前から気温がぐっと下がり、日中5℃ぐらいと寒い日が続いています。

 

さて、11月も後半に入り、クリスマス市がオープンし始め、クリスマスの空気が肌で感じられる時期になってきました。

実際ウィーンで今年一番早くオープンしたクリスマス市はMQで、11月8日が初日でした。

11月15日はSpittelberg、16日には市庁舎のクリスマス市とAm Hof、17日にはFreyung、21日はマリア・テレジア広場、23日はベルヴェデーレ宮殿、24日はシェーンブルン宮殿と続々とクリスマス市がオープンします。

こちらでクリスマス市のことを総称して"Christkindlmarkt"と呼ぶ地元の人が多いです。

クリスマスはイエス・キリストが誕生したことを祝うものであり、Chrstkind(クリストキント)は子供のイエスですね。

今年もクリスマス市をこのコーナーで多く紹介していきますが、今日はクリスマス市ではなく、今年最初のPunsch(プンシュ)を話題にします。

 

このクリスマスの時期にクリスマス市などで多くの人が湯気を出しながら飲んでいるのを見ると、Glühwein (グリューヴァイン・・・いわゆるホットワイン)だと思われるかもしれませんが、そうではなく多くの人が "PUNSCH"(プンシュ)を飲んでいます。

Glühweinは冬の時期に好まれて飲まれますが、クリスマス時期は絶対プンシュですね。

クリスマス市の屋台にはGlühweinよりも遥かに多くのPunschがあります。

"Glühweinスタンド"とはあまり言われませんが、"Punschスタンド"とは頻繁に聞きます。

Punschには様々な種類がありますが、グリューワインと違い、多くはラム酒が入っています。

アルコール度は平均的に7.5%です。

口当たりがいいのですが、空きっ腹に飲むとそれなりに熱くなります。

 

 

こちらが昨日今年最初に飲んだプンシュです。

去年の最初のプンシュはシュテファン大聖堂のクリスマス市したが、今年はSchottentor近くのKaritativの屋台です。

ウィーンのどのクリスマス市で飲むプンシュよりもナチュラルな味がして、くせがありません。

ウィーンの他のクリスマス市にももちろん足を運びますが、この屋台には結構来ますね。

今年最初のプンシュは絶対にここと決めていました。

プンシュの横に見られるのは黒パンにGrammelschmalz(グランメルシュマルツ)をぬったものです。

これがプンシュによく合います。実はここのGrammelschmalzは公には提供されていませんので、こちらから言って作ってもらいます。(笑)

 

ウィーンの歴史ある街の一角に佇みながらプンシュを飲んでのリセットです。

 

 

 

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クリスマスイルミネーションを取り外している光景

先日木曜日の午前中の観光が国立オペラ座界隈で終わりました。

天気が良かったので街中を少し歩こうと思いシュテファン大聖堂の方向へ向かいました。

1月6日のHeilige Drei Königeまでクリスマスの空気が感じられましたが、それ以降はクリスマスツリーも片づけられ、普通に社会が動いているようです。

シュテファン大聖堂を見た後、グラーベンに入りましたがクリスマスイルミネーションがちょうど外されている場面に出くわしました。

 

 


 

クリスマス時期に入る前にケルントナー通りでイルミネーションを取り付けている場面に遭遇しましたが、今度はイルミネーションを取り外している場面です。

左上の写真にはグラーベンのシンボル的なペスト記念柱が見えています。

上の写真だけ見ていたら、これから取り付けるようにも思えますが、このグラーベンに10個飾られていたイルミネーションのひとつが降ろされています。

作業員がクレーン車を使ってイルミネーションを外しますが、右上の写真はイルミネーションが横たわっていますね。

人間の大きさと比較するとこのイルミネーションはかなり大きなものであることがわかります。

 

 


 

左上の写真を見ればこのイルミネーションがいかに大きいかがわかりますね。

右はこのイルミネーションがトラックに載せられていますが、解体されていることがわかります。

このイルミネーションは5つの部分から成り立っていて、その内4つは本体で、残りの部分は王冠です。

クレーンを遠隔操作していた作業員に話しかけたら、親切に仕事内容について教えてくれました。

自分の仕事領域とは違う分野の話はおもしろいですね。

ちなみにこのイルミネーションはひとつ少なくても200㎏はあるということでした。

 

これが灯されている姿はこちらからどうぞ。

 

 

 

 

 

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ミノリーテン教会のWeihnachtskrippe(2018年)

社会は1月2日より普通に動き始めていますが、一昨日の1月6日のHeilige Drei Königeまでクリスマス休暇を取る方も多いです。

1月6日は土曜日、昨日7日は日曜日でしたので、実際には今日から仕事を始めようという人が多いと思います。

ウィーンの場合は学校も今日から始まります。

昨日はイエス・キリストが生まれ、イエスを拝みに東から星に導かれてやって来るシーンを表したWeihnachtskrippe(ヴァイナハツクリッペ)をいくつか紹介しましたが、Weihnachtskrippeと言えば、やっぱりここも話題にしたくなります。

 

それはウィーン旧市街一角のミノリーテン教会に毎年出されるWeihnachtskrippeです。

ミノリーテン教会は個人的に好きなゴシック様式の教会で、王宮のそばにあっても閑静な広場の一角にあります。

ここのゴシック様式のアーチも素敵で中世の面影があります。

またこの教会にはレオナルド・ダ・ヴィンチの最後の晩餐のモザイクがあることでも知られています。

この教会の主祭壇に向かって右側にスケールの大きなWeihnachtskrippeが飾られます。

 

 

このWeihnachtskrippeはとても手が込んでいて、登場人物が一部動く演出もされていて、見るものを別世界に誘い込みます。

ベツレヘムの生活風景が演出されていて、イエスとマリアは一番左側にいます。

水も流されていて、そのせせらぎの音が心地良さと敬虔さを与えてくれます。

左はイエス、マリア、ヨゼフのシーンです。

見えにくいですが、イエスが籠の中にいることがわかります。

 

 


 

左上の写真を見て下さい。

イエスが置かれていません。

でも1枚目の写真にはちゃんとイエスがいます。

実はこの写真は2017年12月15日に撮影していますが、この時にはまだイエスが生まれていないから・・・・という教会の方の説明がありました。(たまたま教会の人がここにいたので聞きました)

12月24日の夜にイエスが生まれるので、その時にここに出されますよ・・・と言われました。

1枚目の写真はその後、2017年12月27日に撮影したものなのでイエスがいるわけですね。

 

 

 

 

 

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Weihnachtskrippe(ヴァイナハツクリッペ)

昨日1月6日はHeilige Drei Könige(聖三王)の祝日でした。

カレンダーでクリスマスは終わってもこの日までクリスマス習慣が続きます。

イエス・キリストが誕生したのでイエス・キリストを拝むために東から星に導かれて三学者(三賢者、三博士)がベツレヘムにやって来る・・・というよく知られた話ですね。

こちらではクリスマスツリーと一緒にこのイエスを拝んでいるシーンを飾る習慣があります。

このシーンを表したものを"Weihnachtskrippe"(ヴァイナハツクリッペ)と呼ばれいて、クリスマス時期には色々な所で見ることができます。

今日はそのいくつかを御覧下さい。

 

Weihnachtskrippeはイエスが生まれた場所であるベツレヘムを表していますが、作者によって様々なスタイルが存在しています。

こちらのWeihnachtskrippeは3つの建物に囲まれた中庭空間に生まれたばかりのイエスが置かれています。

3人の王様は右側に立っています。

大きな木が枯れていて季節を感じさせますね。

奥に見えるベツレヘムの星がかなり印象的に飾られています。

神聖な雰囲気はあまりなく、日常生活の一場面的です。

 

 

こちらはかなり大きなWeihnachtskrippeです。

星のような大きな飾りが立てられていますが、その下の空間にイエスがいます。

両脇にはマリアとヨゼフが立ち、3人の王様はロバに跨って右から登場しています。

大きな星に描かれているのは神であり、その上には聖霊を表す鳩が飛んでいますので生まれたばかりのイエスを含めて三位一体です。

奥の山や空の風景がまたいいですね。

 

 


こちらのWeihnachtskrippeは砂漠の中にある街のようです。

左側の壇上にある神殿のような場所にイエスとマリアがいます。

この場所にヨゼフはいません。

3人の王様は右側からイエスの方へ歩いて行く演出となっています。

ここにはベツレヘムの星は登場していません。

こちらは建物3方向に囲まれた細長い中庭空間で、一番奥の方日イエスがいて、その両側にマリアとヨゼフが立っています。

3人の王様は井戸の向こう側にいるのですが、ちょうど遮られていて見づらくなっています。

こちらもベツレヘムの星はありません。

やっぱり枯れた木があり、季節を感じさせます。

宗教的な雰囲気は全く感じませんね。

 


 

Weihnachtskrippeはテーマが同じでも、制作者の考え方、芸術性など個性が多く見られ、色々なスタイルがあっておもしろいです。

起原500年頃にはすでに登場していたようです。

クリスマスツリーと一緒に飾る習慣があり、教会などでも必ずと言っていい程飾られています。

 

 

 

 

 

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Heilige Drei Könige (聖三王)の祝日(2018年)

今日1月6日は"Heilige Drei Könige" (ハイリゲ・ドライ・ケーニゲ)というキリスト教の祭日です。

日本では"祭日"という表現はもう存在せず、現在では全て"祝日"と表現しますが、聖三王のこの日はキリスト教の宗教儀礼上の休日なので祭日と呼んでもでもいいのかなと思います。

heilig・・・聖なる、drei・・・3、Könige・・・王様達という日本語訳ですから"聖三王"となりますが、よく習慣的に東方三博士、東方三賢者とも言われています。

 

イエス・キリストが誕生したのでイエス・キリストを拝むために東から星に導かれて三学者(三賢者、三博士)がベツレヘムにやって来る・・・というよく知られた話です。

そのためクリスマス習慣はこの日までは続くわけで、クリスマスツリーやイルミネーションなどもカレンダーでのクリスマスが終わっても、年を越して今日までは飾っておく習慣になっています。

 

新約聖書のマタイ書では「イエス・キリストが生まれ、ベツレヘムからの星に導かれて東からやって来る学者」としか書かれていません。
つまり人数なども書かれていないわけです。

 

しかしすでに3世紀ぐらいから「人数」と「王様」で登場していたようで、6世紀初頭にはそれぞれの名前も与えられたようです。

 

それぞれの名前と彼らがイエスに捧げる物は以下の通りです。この3人は大陸の象徴でもあります。

 

 

カスパール (アジアを象徴)

 

没薬を渡し、将来の受難の死を意味する老人の姿で登場

 

 

 

メルキオール (ヨーロッパを象徴)

 

黄金を渡し、王権を意味し、青年の姿で登場

 

 

 

バルタザール (アフリカを象徴)

 

乳香を渡し、神性を象徴し、普通は黒人で壮年の姿で登場

 


 

これは12世紀のヨーロッパでは、ヨーロッパとアジアとアフリカの3大陸だけだと信じられていたことも関係があると思います。

この東から来た三学者は、ヘロデ大王のもとへ行き「ユダヤ人の王としてお生まれになった方」について尋ねます。

 

ヘロデ大王が「幼子を見つけたらここに連れて来るように・・・」と言いましたが、3人は王の所へは戻らず、そのまま帰って行きました。

 

クリスマスの時期には上の写真で見られるように、イエスを拝みに来るシーンを演出したWeihnachtskrippe (ヴァイナハツクリッペ)というものが多く見られます。

今回はChristkindlの切手を掲載しましたが、多くはジオラマ的で、クリスマスツリーと一緒に飾る習慣があります。

 

今年のHeilige Drei Königeは土曜日ですが祝日で、明日が日曜日です。

こちらはお正月はたいして重要ではなく、三が日もありませんので、社会は1月2日から普通に始まりますが、明日までクリスマス休暇を取っている人も多いです。

 

 

 

 

 

 

 

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Kittenberger Erlebinisgärten(キッテンベルガー エアレープニスゲルテン)のアドヴェントイルミネーション

カレンダーではクリスマスが終わりましたが、クリスマスツリーは年が明けた1月6日までは飾っておく習慣があります。

1月6日は聖三王(Heilige Drei Könige)で、イエスを拝みに東から3人の王様(賢者とも博士とも)がやって来る祝日があり、それまではイエスが生まれてからのクリスマスストーリーが続いているからです。

街中の至る所にはクリスマスツリーがまだまだ見られるわけです。

 

今年もウィーンの主要なクリスマス市を話題にしましたが、ウィーンに限らずオーストリアの至る所でクリスマス市が開かれ、アドヴェントの習慣を見ることができます。

今年はSteyr(シュタイアー)のクリスマス市も話題にしました。

クリスマス市はなくても、アドヴェント時期に特別の演出をしている所も多くあります。

今日は地元で知られたそんなある場所を話題にしたいと思います。

 


 

こちらは "Kittenberger Erlebnisgärten"(キッテンベルガー エアレープニスゲルテン)です。

ここはウィーン中心部からヴァッハウ渓谷方面へ85km弱車で走った所にある地元で知られた様々なスタイルの庭が集まった大きなテーマパークです。

広さ50.000m²以上もあるこの庭園にはクリスマス時期恒例のイルミネーションが施され、地元では多くの人が訪れます。

 


 

昼ごはんを食べてからここに向かい、知り合いの家族と現地で待ち合わせをしてここの雰囲気を楽しみました。

まだ明るいうちはいつもの庭園でしたが、薄暗くなり始めてからはイルミネーションが灯され始め、独特の雰囲気に変わって行きました。

ここには多くスタイルの庭園があるわけですが、それぞれイルミネーションが灯されて、昼間見る時と違い、時として幻想的な空間を演出しています。

左は小さな滝が池に流れ落ち、水面にイルミネーションが映っています。

右は噴水ですが、この日は寒かったためかなり凍っているのがわかります。

京都のお寺などでも紅葉の時期に夜のライトアップの演出をしている所が多くありますが、感覚的にはまさにそんな感じです。

 


 

ここには世界最大のハーブが植えられている渦巻き花壇がありますが、そこには左に見られるような七色のイルミネーションが演出されていて、時間と共にそれぞれが色が変化していきます。

庭園の多くの場所に松明が設置されていて、雰囲気満点です。

特定の場所には温まることができるようにキャンプファイヤーのように演出されている所もあります。

 


 

入口にはちょっとしたレストランがあり、また外のテラスにはプンシュスタンドも出されていて多くの人がプンシュを飲んでいました。

ステージにはクリスマスの特別なイベントが開かれていて皆さん盛り上がって大盛況でした。

 

ウィーンの街中で見られるクリスマス市も無くてはならないもので街中のイルミネーションもいいですが、このようなスタイルも素敵です。

 

 

 

 

 

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Christkindl(クリストキンドル)と郵便局 2

こちらでは年間を通してクリスマスが一番重要な行事となります。

12月24日のクリスマス・イヴには多くの人が家族と過ごし、食事、プレゼント交換などをします。

12月25日はクリスマスで、今日12月26日も第2クリスマスの日ということでお休みです。

12月26日は特に"Stephanitag"(シュテファニーターク)とも呼ばれ、ウィーンのシュテファン大聖堂でお馴染みの聖人シュテファヌスの日です。

 

昨日はSteyr(シュタイアー)のそばにあるChristkindl(クリストキンドル)を話題にしました。

ここには知られた巡礼教会が立っていて、この時期多くの人が訪れるわけですが、ここは巡礼する人だけではなく、別のあることで多くの人を集めています。

 


 

教会を右に見ながらその横を通って行くと、すぐ裏側にはGasthaus(レストランとして食事、宿泊がいっしょにできる施設)があります。

ここの名前は"Christkindlwirt" で、この建物の中には毎年クリスマス時期に限ってオーストリアの郵便局が出張してきます。

左の写真はこの建物の中に見られる郵便局の案内板で、POSTAMT CHRISTKINDLと書かれています。

この手前の所にちょとしたコーナーがあって、そこで色々なクリスマスカードが売られています。

ここには郵便局の係が待機していて、クリスマスカード(絵葉書)を持ってない人はここで買えます。

奥へ入ると右上の写真のような空間にいくつかのショーケースが置かれていて、記念切手などが紹介されています。

ずっと奥に係が座っている窓口が設けられているので、そこで準備したクリスマスカード(絵葉書)を出します。

先日うちは何枚かここで出しましたが、最初に枚数分の切手を購入して、この空間でクリスマスカードを書いて、係に渡しました。

 

 

なぜ郵便局がここに?

こちらではクリスマス時期にはクリスマスカードを贈る習慣があります。

"クリスマスおめでとう・・・そしてまた来年いい年でありますように・・・"

というような内容で、親しい人達に贈ります。

クリスマスカードに来年のことも書くので、年賀状という習慣はありません。

そもそも新年は年の初めという感覚だけで全くと言っていい程重要性はありません。

 

オーストリアではプレゼントを持って来るのはサンタクロースではありませんね。

Christkind・・・子供のキリストがやって来るわけで、この街の名前は巡礼教会と同じ

"Christkindl"ですね。

ここからクリスマスカードを出せば、この街の

消印である"CHRISTKINDL"が押されます。

これを受け取った人々に、Christkindからのクリスマスカードが届いたんだな・・・と夢を与えることができるわけです。

右の写真はここで買った切手です。

オーストリア国内に出したので、68セントとなっていて、東方三博士(三賢者)がイエスを拝んでいます。

 

 

 

 

 

Christkindlで先日出したクリスマスカードがうちにも無事に届きました。

ちゃんと"CHRISTKINDL"の消印が押されています!

 

 

 

 

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Christkindl(クリストキンドル)と郵便局

年間を通して生活の中で一番重要なのはクリスマスです。

宗教的には復活祭ですが、クリスマス習慣を楽しむ期間はクリスマス市が出る時から数えればひと月以上もあるわけです。

市庁舎シェーンブルン宮殿のクリスマス市は12月26日まではやっていますが、場所的に観光産業もひとつの理由になっています。

しかし、本来の習慣からすれば12月23日までがクリスマスの空気を楽しみ、24日からは今までの盛り上がりが嘘のような静かな街の空気に変わります。

多くは家族とクリスマスを過ごしますので、クリスマスツリーの装飾やプレゼントの演出、食事などの準備に追われます。

 

うちは昨日忙しくて、昼食後、午後少し遅くにクリスマスツリーを部屋に入れて家内と子供が装飾を担当し、私はロウソクやイルミネーションを施しました。

今年は特に形のいいツリーを探すことができ、部屋に飾ったら予想以上に綺麗です。

 

もう何度も書いていますが、クリスマスにプレゼントを持って来るのはサンタクロースではなく、子供のキリスト・・・"Christkind"(クリストキント)が持って来ます。

オーストリアではサンタクロースは絶対に登場しません。

クリスマス市も"Christkindlmarkt"と一般的に言われます。

うちにも夕食後、しばらくしてChristkindが多くのプレゼントをクリスマスツリーの下に置いて行きました。

 

さて、オーストリアには"Christkindl"という名の街があることを御存知でしょうか?

地元ではもちろん知られた街で、観光的にもかなり知れ渡ってきています。

そのChristkindlについて2回に渡り少しまとめてみましょう。

 

"Christkindl"という街はこの前ここで紹介した美しい街Steyr(シュタイアー)のStadtplatzからさらに4km程離れた所にあり、徒歩だと50分ぐらいかかります。

ここはÖberösterreichの一角で、Steyrの行政区に入る人口2.000人弱の小さな町ですが、ここには有名な巡礼教会とレストランぐらいしかありません。

 

 

この教会ができるにあたって有名な伝説があります。

 

 

<Christkindlの伝説>

 

Steyrに住んでいたFerdinand Sertlはこの地域の楽団長であり、火元見回り人をしていました。

彼は癲癇(てんかん)に悩まされていたこともあり、孤独を好んでいたということです。

1695年か1696年に彼はSteyrの修道女から12cmの大きさのワックスで作られた茨の冠をかぶった子供のイエス・キリストの磔刑像(CHRISTKIND)を買いました。

それをトウヒの木の幹に彫られた空間に捧げ、毎日このイエス像の前でお祈りをしたそうです。

するとまもなく彼の病気が治ったということです。

この話がまたたく間に広がって、奇跡を求める多くの人が訪れる巡礼場所となりました。

1699年にはこのトウヒの木の周りに木製の礼拝堂が作られました。

1702年にはこの地域GarstenのAnselm修道院長が石の教会にするきっかけを作り、建築家Giovanni Battista Carloneに依頼しますが、パッサウ司教の許可が下りず、次の年には中断してしまいます。

結果的に1708年に許可が下りますが、その時にはCarloneがこの世を去っていたので、メルク修道院をバロック化したことで知られるJakob Prandtauerが引き継いで、1725年7月26日に奉納されました。

現在でもここは重要な巡礼教会として知られています。

 

 


 

左上の写真はこの巡礼教会で、右上はこの教会内部の主祭壇です。

教会の正面は2本の塔が印象的なバロック様式です。

真ん中にも塔があるように見えますが、これはドームになっています。

この教会を作らせた修道院長Anselmのコンセプトではローマにある有名なパンテオンをベースにしています。

 

この主祭壇はオーストリアでは非常に珍しいスタイルで、初期ロココ様式となっています。

それは祭壇の枠というものが全くなく、そのまま空間に置かれていて、Tabernakel(タベルナーケル)という聖櫃が黄金の球体となっています。

このタイプのものはオーストリアにはここを含めて3つしか例がありません。

この球体の上に伝説の12cmのキリスト像が奉られています。

 


 

左上の写真が伝説のChristkind像です。

これがこの巡礼教会と街の名前になっています。

右上の写真は入口部分とパイプオルガンです。

 

この教会の内部はひとつのホール的空間しかなく、脇にはいくつかの祭壇があります。

右の写真は天井フレスコ画で、マリア被昇天を表していて、1710年、Carl von Reslfeldによるものです。

 

この天井ドームの形からわかるように、教会内部空間はこの円形の一空間しかありません。

逆に言えば天からの光がこのドームを通して内部に入り込んでくるという支配性を感じます。

 

 

 


 

左の写真はこのChristkindl教会を後ろから見ています。

正面とは全く違い、ドーム部分が強調されているのがわかります。

このすぐ左に見えている建物がレストラン"Christkindlwirt"(クリストキンドルヴィルト)でここが特別に重要な意味を持つ場所となります。

 

右の写真はこの教会の正面左側に掲げられている記念プレートです。

 

さて、ここは宗教的に巡礼としてこの教会に訪れる方が非常に多いわけですが、それとは別にこのAdvent時期には数え切れない程多くの人が訪れます。

 

その続きは明日にしましょう。

 

 

 

 

 

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"きよしこの夜"はオーストリアが発祥

今日がクリスマス・イヴであり、アドヴェントの第4日曜日となり、Adventkranzに4本目のロウソクが灯されます。

クリスマスが年間を通して最も重要なイベントです。

こちらでは今日の午前中にクリスマスツリーを装飾する人が多いと思います。

うちも先日買ったクリスマスツリーを今日まで庭のテラスに立てかけておきましたが、これから部屋に入れてネットを外して飾ります。

ウィーンの街は午後から晩にかけてとても静かになり、多くの人が家で家族とクリスマスを過ごします。

遠くに住んでいる人も実家に戻って来て、家族皆で食事をし、クリスマスを祝う人が多いと思います。

こちらではクリスマスには魚を食べる習慣があります。

魚はイエス・キリストのシンボルのひとつです。

家庭によってそれぞれの習慣があるとは思いますが、食事の前や後にBescherung(ベシェールング)と言われるプレゼント交換をするわけですが、この時に"きよしこの夜"が歌われます。

クリスマスソングとしてクリスマス時期にしょっちゅう流れているイメージがありますが、オーストリアではこのプレゼント交換のこの時、1回だけ、しかも敬虔な気持ちで歌われます。

このきよしこの夜はこの国オーストリアから生まれました。

 

今年も私のこのサイトの伝統としてこの歌をクリスマス・イヴに取り上げます。

 

ザルツブルク中心から車で約20kmぐらい走った所にOberndorf(オーベルンドルフ)という人口5600人程の小さい街があります。

その街の一角に、この写真に見られるStille Nacht Kapelle(シュティレ・ナハト・カペレ・・・きよしこの夜礼拝堂)が立っています。

ここにはもともと聖ニコラウス教会が建っていました。

当時そのニコラウス教会で、1818年、ここの教会のオルガンの状態がとても悪く、弾ける状態ではなかったようです。

その年のクリスマスの12月24日にはそのオルガンをミサで使うことができませんでした。

そこでこの教会のヨーゼフ・モール神父が詩を書き、フランツ・グルーバー先生がその詩に曲をつけ、ここの壊れたオルガンの代わりにギターで伴奏されてその時歌われた曲・・・それが「きよしこの夜」(Stille Nacht) だったのです。

 

モール神父とグルーバー先生によって"きよしこの夜"が作られて歌われた当時のニコラウス教会は、19世紀終わりのザルツァッハ川の何回かの水害によって傷んでしまったため、最終的に1913年に取り壊されることになります。

 

その取り壊しから20年以上経った後の1937年8月15日、当時のニコラウス教会と同じこの場所にこの写真に見られるように現在の礼拝堂が奉納されました。

 

ちなみに現在でもこのOberndorfにはこのきよしこの夜記念礼拝堂から1km離れた所に新しいニコラウス教会が立っていて活躍しています。

この新しいニコラウス教会は1906年に建築が始まり、1910年に完成しています。

 


 

礼拝堂の中はシンプルな構造となっています。

上の2枚の写真は礼拝堂内部に見られるステンドグラスです。

左側がヨーゼフ・モール神父で、神父の下には当時のニコラウス教会も描かれています。

モール神父は詩人ではありませんでしたが、きよしこの夜の詩は、1816年にすでに書かれていたということです。

 

右側はグルーバー先生でギターを持って演奏していて、その下にはやはりニコラウス教会が描かれています。

彼ももちろん知られた作曲家ではありませんでした。

 

こちらは礼拝堂の主祭壇です。

 

この中はシンプルな小さな礼拝堂で、記念館的な雰囲気が感じられますが、現在でも宗教的に使われています。

 

 

 

"きよしこの夜"は、1818年・・・今から200年近く前にここで歌われ、その後「Stille Nacht! Heilige Nacht!」と呼ばれ、チロルの有名なツィラータールを経由し、ヨーロッパ全土に、そしてアメリカに・・・やがて日本にまでと、世界中に知られるようになったのです。

 

この曲なしのクリスマスは考えられませんね。

 

 

 

こちらではプレゼント交換をする前に必ずと言っていいほどこの曲が歌われます。

「きよしこの夜」は全世界330の言語で現在でも歌われ、親しまれています。

 

 

 

 

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MQのクリスマス市(2017年)

いよいよ明日の日曜日にクリスマスがやって来ます。

オーストリアではサンタクロースではなくて、Christkind(クリストキント)がやって来ます。

クリスマスはイエスが生まれたことを祝うもの・・・だからプレゼントを持って来るのは子供のキリストがやって来ます。

年間を通して生活の中ではクリスマスが一番重要です。

 

さて、今年も多くのクリスマス市を紹介しましたが、それぞれのクリスマス市にはそれぞれの空気があります。

今日はウィーンで今年最後のクリスマス市としてMQのクリスマス市を少し話題にします。

 


 

美術史博物館自然史博物館の間にはマリア・テレジアの像があるマリア・テレジア広場があり、そのマリア・テレジア像の反対側の通りには、横長の建物があります。

これがMQで正確にはMuseumsQuartier という博物館地区があります。

これは1725年馬小屋として建てられたバロック建築です。

1922年からは見本市会場として使われ、2001年にこの建物を残し、その中庭空間を大きく改築し、博物館地区としてモダンなスポットに生まれ変わりました。

 

ここにはレオポルド美術館、現代美術館、建築博物館、子供博物館、Kunsthalleなどや、

おもしろい店やレストランなどが多く入っています。

 

ここのクリスマス市は他とは雰囲気が全く違います。

建物はバロック様式が基本ですが、新しい博物館が多くあることもあり、クリスマス市もモダンな演出となっています。

 


 

MQの中庭空間にはモダンな屋台がいくつか並んでいて、それぞれが室内となっています。

屋台なのですが、それぞれが小さな店みたいな感じになっていて、柔らかな明るいカラーで灯されていて、幻想的な雰囲気です。

左上はレオポルド美術館ですが、ここもクリムト的な装飾のライトアップが施されています。

 

右は屋台のひとつですが、この時はちょっと濃い青の照明でしたが、時間が経つと色が変わるようになっています。

屋台の中に入ってしまうと、周りの景色がほとんど見られないという欠点がありますが、寒さを凌げるという長所もあります。

それぞれの屋台もこの地域にあった雰囲気で、若者が多く集まるクリスマス市です。

 

このMQのクリスマス市はウィーンでは一番早い11月9日が初日で、12月23日までです。

営業時間がちょっと他とは違い、月~金16:00~23:00、土、日、祝日14:00~23:00と始まるのが遅いですが、かなり遅くまでやっています。

 

ここはウィーンの他のクリスマス市とは全く違う空気です。

 

 

 

 

 

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やっぱりおいしいシュピッテルベルクの名物ポテトパンケーキ

昨日はSpittelberg(シュピッテルベルク)のクリスマス市を話題にしました。

ここのクリスマス市は石畳の細い路地に小さな屋台がたくさん並んでいて、バロック様式の家並みとマッチした昔ならではクリスマス市です。

日本からの観光の皆さんがここに来ることは非常に少ないと思いますが、何年か前には夜ここを訪れるクリスマスツアーシリーズがありました。

 

さて、このSpittelbergには地元でも知られている名物ポテトパンケーキがあり,私も毎年クリスマス市が出ている時には何回も食べに行ってます。

ここのパンケーキには"SPITTELBERGER ERDÄPFELPUFFER"(シュピッテルベルガー・エルトエプフェルプッファー)という特別な名前が付けられています。

 

右の写真はシュピッテルベルクにある、これが売られているスタンドです。

"ERDÄPFEL"はオーストリアでよく聞かれる言葉で"ジャガイモ"という意味です。

街中には焼き栗スタンドが多くあり、たいてい"Kartoffelpuffer"と呼ばれるジャガイモのパンケーキが売られています。

でもこのシュピッテルベルクのジャガイモのパンケーキは全くスタイルが違います。

 

ここは夕方以降は特に混んで、長蛇の列になっていることがあります。

シュピッテルベルクのクリスマス市は12:00からオープンなので、これを食べるためにだけ、私は午前中の仕事が終わってからここに来ることが多いです。

この時間帯は待つことがほとんどないからです。

 

 


こちらがSPITTELBERGER ERDÄPFELPUFFFERです。

細く切られた繊維のようなジャガイモとジャガイモを潰したものがミックスされてからっと揚げられます。

こちらでは"knusprig"という言葉でよく表現されています。

大きさは通常の屋台で売っているKartoffelpufferよりも1.5倍ぐらいの大きさで、外側がサクッとした食感でありながらも中身は柔らかさを感じます。

これには塩とニンニクが少し入っています。

写真なので残念ながら味をお伝えすることはできませんが、くせになる味です。

次の仕事がある時にはプンシュは飲みませんが、仕事がなければこの味とプンシュでしょう。

 

これを食べるのなら早い時間に行った方が並ばずに済みますが、シュピッテルベルクのクリスマス市はやっぱり薄暗くなってからの方が素敵です。

 

 

 

 

 

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シュピッテルベルクのクリスマス市(2017年)

アドヴェントもあと数日となりました。

今年は12月24日のクリスマス・イヴがアドヴェントの第4日曜日となりますので、クリスマスの空気を楽しむのがいつもよりもちょっと短いのが残念です。

街中ではもみの木を売る業者がここぞとばかりに忙しそうにしています。

この時期になってくると地元の人がクリスマスツリーを運んでいる姿が多く見られます。

 

この時期にウィーン来られたお客様には毎日のようにクリスマスの習慣についてや、オーストリアにはサンタクロースが登場しないこと、クリスマスの成り立ちなどを御案内していますが、それも12月24日を過ぎたらひと段落ということになります。

 

さて、ウィーンのクリスマス市をいくつも話題にしていますが、今日のシュピッテルベルクのクリスマス市を登場させないわけにはいきません。

個人的にこのシュピッテルベルクのクリスマス市には何回も足を運んでいますが、観光で皆さんとここに来ることは残念ながらほとんどありません。

 

 


 

Spittelberg(シュピッテルベルク)は1850年までVorstadtのひとつであり、現在ではウィーン7区(Neubau) の一角にあります。

 

Vorstadt(フォアシュタット)とは、当時帝国の都であったウィーン中心部に城壁があった頃、その外側にGlacisがあり、その外側に広がっていた、2つ目の城壁の手前までの集落の総称です。

シュピッテルベルクは現在ではMQの裏側にある、BurggasseとSiebensterngasseに挟まれた地域です。

ここは1525年にBürgerspitalから得た場所で、もともとSpitalberg(シュピタールベルク)とも呼ばれていました。

17世紀後半のトルコ軍のウィーン包囲があった時や、1809年ナポレオン軍がこの地域から中心に向けて攻撃をした場所でもあり、小高い所にあります。

バロック時代に、現在見られるように建物が密集して建てられました。

 

 


Spittelbergはバロック様式の建物との調和が非常に美しい閑静な界隈です。

Gutenberggasse,Spittelberggasse,Schlankgasseの石畳の細い小路に多くの屋台が並んでいます。

中庭を経由する抜け道なども数本あり、クリスマス市がない通常の時でもセンスのいいブティック、画廊、手作りの工芸品店やレストラン的飲み屋さんなどもいくつかあります。

 

都会のざわめきを避けて、しっとりムードのクリスマス市を楽しむことができること、古き良き時代を感じさせるクリスマス市ということで、地元ではとても人気があります。

ここは若者から年配者まで幅広い年齢層が集まります。

石畳の小路が本当に狭いので、多くの人がいると時としてすれ違うことも難しいことがあります。

 


 

このSpittelbergは前述したBurggasseとSiebensterngasseの交通量が多い2つの通りに挟まれた地域ですが、外側からは想像できない静かな美しい界隈です。

Spittelbergは年間を通してこのクリスマス市の時が最も賑わう時でしょう。

 

ここはちょっとアクセスしづらい場所にありますが、時間があれば是非訪れて下さい。

 

 

 

 

 

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クリスマスツリーを買った(2017年)

アドヴェントの第3日曜日も過ぎて、クリスマスまでいよいよ秒読みとなりました。

今年は12月24日がアドヴェントの第4日曜日となるので、クリスマスの習慣が少し短いのが残念です。

街中にはクリスマスツリーを売る業者が多く見られ、ここぞとばかりに自慢のもみの木をたくさん並べています。

こちらは毎年必ず本物のもみの木を飾ります。

おもちゃのツリーを飾る人はまずいないでしょう。

うちも一昨日の午後にもみの木を買いました。

 


 

もみの木はTannenbaum(タンネンバウム)とドイツ語で呼ばれますが、特にこのクリスマスツリーのもみの木は、ここオーストリアではChristbaum(クリストバウム)と呼ばれています。

オーストリアではクリスマスプレゼントを持って来るのはサンタクロースではなくChristkind(クリストキント)ですからね。

背丈が高いものから低いもの、全体の形が整っているものなど様々です。

もみの木にも種類が多くあります。

オーストリアは林業も重要な産業であり、計画的な植林をしているため、もみの木がなくなることは絶対にありません。

毎年時期になると選ばれたもみの木が切られて売られるために運ばれてきます。

 

うちは毎年家の近くに出る業者からクリスマスツリーを買いますが、その業者はNiederösterreichのWaldviertelに広大な林業地を所有する地元で有名な業者で、家族経営ですがウィーンを始め周辺にいくつかの販売スポットを出しています。

毎年ここで買うのでうちはもう顔を覚えられていて、ちょっとした世間話になります。

この時期が年間を通して一番忙しい時期で、1月6日が過ぎると彼らは休暇に入るそうです。

でもその後、何もしないかというとそうではなく、切り取ったもみの木の根を掘り起こして、新しいもみの木を植える作業が待っていて、さらに成長しているもみの木も当然管理しなければいけないので、

非常に大変だということです。

平均的に植えてから10年前後のもみの木が一番需要があるということです。

そのぐらいのもみに木が普通の家庭に飾る高さに適しているんでしょうね。

 

上の写真はグラーベンで売られているクリスマスツリーです。

ネットで包まれているのはこれから売られるツリーです。

グラーベンという美しい歩行者天国には、この時期にいくつかの業者がツリーを売る業者が出るので、

ツリーが売られているグラーベンはやはりこの時期にしか味わえない空気です。

 


 

ツリーはネットに包まれて運ばれ、ネットが外されてKreuzと呼ばれる十字型の木に立てられて売られています。

一番上の左の写真ではKreuzがいくつも置かれているのがわかります。

クリスマスツリーが売られている場所には、左上の写真で見られるように円形の物が必ず置かれています。

 

クリスマスツリー(もみの木)の形はどれも一緒なので適当に大きさと値段で選んですぐに買う・・・ということにはなりません。

実際に飾ることを思い浮かべて、どのくらい緑が密集しているか、真っすぐであるか、均等であるか、ツリーの先が美しいか、全体のシルエットが美しいか・・・などポイントがいくつもありますので選ぶのは結構時間がかかります。

どれを買うか決めたら、Kreuzが欲しいか欲しくないか聞かれますが、どこの家庭にもたいていKreuzの代わりにクリスマスツリーを支える専用のものがあるので普通はKreuzは要りません。

 

このままツリーを運ぶのは不便ですし、しかもクリスマスまではまだ時間がありますから緑が乾いてはいけないのでもう一度ネットに包むわけです。

そこで前述した左上の写真に見られるこの円形の物が大活躍をします。

ツリーの根本部分からこの円形の中にツリーを通していくと、狭くなっていく円形の中を通りながらツリーの葉が折りたたまれて、同時にツリーがネットでくるまる・・・という中々便利な物です。

今年はうちで買ったツリーを私がネットで包ませてもらいました。

結構な力が必要でした。

笑いながら、これができればうちで働くことができるよ・・・とも言われました。

ネットで包んだ状態で持ち帰ります。

 

12月24日にもみの木の葉が緑であることが重要ですから、あまり早く飾ってしまうと乾燥してしまいます。

うちも一昨日買ったネットで包まれたままのツリーが庭のテラスに立てかけてあります。

 

この時期はクリスマスツリーを持って帰る人の姿が頻繁に見られ、車の上に買ったツリーを乗せて走っている光景もよく見られます。

 

右上の写真はクリスマスツリーに巻かれているラベルで、品質保証を表します。

この場合は"Niederösterreich"と書かれています。

ラベルに偽りがある場合には10.000ユーロまでの罰金が課せられます。

Niederösterreichはオーストリアでは最も広い州で、ウィーンには約300のクリスマスツリーを売る場所があり、この州からのクリスマスツリーが350.000本も売られます。

 


<クリスマスツリーを飾る習慣>

 

 

11月22日付でクリスマスの習慣について触れています。

その時に現在のクリスマスの原型となった3つの習慣を書きましたが、そのひとつである北欧に住んでいた古代ゲルマン民族の「ユール」という冬至の祭りで使われていたのがもみの木です。

冬でも葉を枯らさずにいる・・・これが生命の象徴とされていました。

 

こうした「祭りごとを行う時に、もみの木を飾る」という行為は今のドイツにも伝わり、キリスト教の普及と共にキリスト教でもその習慣を引き継いで行きました。

 

1419年にドイツのフライブルクで、パン職人の信心会が精霊救貧院にツリーを飾ったことが最初の、クリスマスツリーをクリスマスに飾った記録とされています。

常緑樹を飾ったのはなぜでしょうか?

 

日が短い冬の暗い闇と戦い、闇を追い払うために人々はその時日が短い太陽を元気づけるために火を燃やし、大地のなかの生命が生き続けていることを示すために、冬でも葉を枯らさずにいる、生命のシンボルでもある常緑樹を飾ったということです。

 

そのような歴史的背景から現在に見られるクリスマスツリーを飾る習慣があるわけです。

 

 

 

 

 

 

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Am Hof のクリスマス市(2017年)

今年のアドヴェントは去年と比べて一番短いのがちょっと残念です。

12月3日がアドヴェントの第1日曜日、そして12月24日クリスマス・イヴが第4日曜日となります。

このクリスマスシーズンにウィーンに来られる方は年々多くなっています。

特に週末は物凄い混雑となります。

ウィーン市はアドヴェント4回の土曜日には旧市街、6区、7区、8区、9区へのバスの規制をしていて、事前に許可証を申請しなければ走行できないようになっています。

これは2006年から実施されていて、毎回仕事をする時には気にしています。

 

さて、ウィーンの街中にはもみの木を売る業者が出始め、クリスマスがどんどん近づいていてるのを感じます。

今日はAm Hofのクリスマス市を御紹介しましょう。

 


 

Am Hof はウィーンの旧市街地の中で、建物に囲まれている広場としては一番大きく、ローマ時代からの重要な広場で、長さ110mx60m(短い所は約30m)です。

 

中世の頃1155年、バーベンベルク家のハインリヒ2世がここに宮廷を置いたり、ハプスブルク家のフランツ2/1世がオーストリア帝国を宣言した場所でもあり、 映画「第三の男」でも登場したりと話題が多い広場で、中央には黒のマリア像が立っています。

 

ここのクリスマス市は"Weihnachts Markt Am Hof"という名前です。

 

 


 

ここで重要な建物のひとつが、左上の写真に見られるAm Hof(アム・ホーフ)教会です。

イタリア的バロック様式の正面が美しくライトアップされています。

これを背景にしたプンシュスタンドがやはり混み合っています。

 

 


 

この広場のそばにはFreyungのクリスマス市もあり、この場所はシュテファン大聖堂や国立オペラ座から離れているため、場所柄観光の皆さんよりも地元人で賑わっているクリスマス市です。

 

ウィーンの街はヨーロッパ文化が凝縮した街・・・という表現を私はよくしていますが、歴史あるウィーンの街中の・・・さらに歴史ある場所でのクリスマス市は本当に情緒があります。

 

 

 

 

 

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ミヒャエル広場のクリスマス市(2017年)

クリスマスがどのくらいしたら来るんだろう・・・とワクワクして待つ時期のこのとをアドヴェントと言いますが、今年は12月3日が第1日曜日で、12月24日のクリスマス・イヴがアドヴェントの第4日曜日となり、この時期を楽しむ習慣が少し短いのが残念です。

街中にはクリスマスツリーが売られ、日に日にクリスマスツリーを買って行く地元の人が見られると同時に、クリスマスプレゼントを早く見つけないと・・・といった地元の人の忙しい空気を感じます。

クリスマスツリーが街中に売られ始めると、一挙にクリスマスが近づいて来る感じがしますね。

今年は11月17日ぐらいからクリスマス市が出始めましたから、あっという間にもうひと月ぐらい経ったことになります。

クリスマス市が出ている時のウィーンの街はまた特別に素敵です。

今年もSchloss Hofのクリスマス市市庁舎のクリスマス市シェーンブルン宮殿のクリスマス市ベルヴェデーレ宮殿のクリスマス市シュテファン大聖堂のクリスマス市カールス教会前のクリスマス市マリア・テレジア広場のクリスマス市Freyungのクリスマス市Steyrのクリスマス市を話題にしましたが、もう少しクリスマス市シリーズを続けます。

 

 


 

こちらは王宮のミヒャエル広場にあるクリスマス市です。

ミヒャエル広場はコールマルクトの延長上にあり、Herrengasseと交差したローマ時代から存在している歴史的にとても重要な場所で、ミヒャエル教会ロースハウスなど見どころも多くあります。

ここのクリスマス市は "k.u.k. Weihnachtsmarkt am Michaelerplatz"という名称で、王宮のミヒャエル宮を背景に、、かなりこじんまりしています。

このミヒャエル宮のライトアップも素敵ですが、そこにこの景観に溶け込むようにしてクリスマス市が立っています。

 

 


 

"k.u.k."というロゴはマリア・テレジアが最初に用いたものですが、フランツ・ヨーゼフ1世もこの称号を用いて、かつての帝国時代の面影を偲ばせます。

左上の写真にはミヒャエル教会が見えています。

ここは王宮という重要な観光ポイント、歩行者天国のコールマルクトがあることから必然的に観光客が多く集まっています。

ここを通ることが頻繁にありますが、他のクリスマス市と比べて空いていることが多いです。

美しい街並みを見ながらここにたたずんでプンシュをゆっくり飲むのもいいですね。

 

 

 

 

 

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Steyr(シュタイアー)のクリスマス市

今日がアドヴェントの第3日曜日となり、クリスマスまであと1週間となりました。

アドヴェントクランツに3本目のロウソクが灯されます。

今年は12月3日がアドヴェントの第1日曜日であり、必然的に12月24日が第4日曜日となるため、クリスマス習慣が一番短いのが寂しいです。

街中に見られるもみの木を売る業者は週末も営業許可がありますので、日曜日にもみの木を買いに来る人も多いです。

クリスマス市の屋台で働く人々はラストスパートというところです。

 

さて、今日はウィーン以外のクリスマス市をちょっと紹介します。

 

こちらはSteyr(シュタイアー)のクリスマス市です。

SteyrはOberösterreichに位置し、リンツ、Welsに次いでOberösterreichでは3番目に大きな街で、人口38.000人程、ウィーンからは200km程車で走った所にあります。

この街は日本の皆さんと来ることはほとんどありませんが、オーストリアでも指折りの美しい街に数えられ、個人的に大好きです。

この街は高速道路からかなり外れた所に位置していますが、それが幸いして街並みがよく保存されています。

 

Steyrは歴史深い街で、紀元前600年ぐらいの鉄器時代にはすでにケルト人達よってこの近くにあるErzbergから鉄が採掘されていました。

"Steyr"と言う名前はケルト語の"Stiria"から来ていて、川の名前です。

この街はSteyr川がエンス川に流れ込むちょうどその場所にあり、2つの川に挟まれています。

ローマ時代にもローマ人達によって鉄が運ばれ、この街にはバロック様式のLamberg城がちょっと小高い所に立っていますが、そこの一角がローマ時代の見張り場所ということになっています。

古文書の中に980年頃ここに"Styrapurch"(Styraburg)と呼ばれるお城が記されています。

1055年からはTraungauer(Otakare家系)が、・・・この家系の紋章が現在も使われている緑地に白い豹(ドラゴンのように見えますが)で、これは現在でもSteiermark州と同じものです。

その後はバーべンベルグ時代、そしてハプスブルグ家の支配となります。

 

この街の中心部はちょっと細長くて、ここ全体が広場のようになっています。

そこにかなり高いクリスマスツリーが立てられています。

 

この細長い広場のような中心部は絵のように美しい建物に囲まれていて、脇へ抜ける中世風の路地が多くあり、歴史的建造物がたくさんあります。

この街はヴェネツィアとの貿易や鉄の産業などで15世紀半ばに最も栄えた街で、当時ウィーンと並んでの裕福な商業都市となっていました。

そのためこの街にはゴシック様式の美しい建物が多くあります。

ここのクリスマス市は地元では大変に有名で、うちは昨日行ってきました。

 

この中心部はStadtplatzと呼ばれ、途中までは乗用車が入れますが、その先は歩行者天国となっています。

上の写真はクリスマスツリーを背にしてStadtplatzをもっと奥へと眺めています。

両側に立っている建物の幅が狭まっていて、さらに奥まで歩くとSteyr川、エンス川の合流地点の橋に出ます。

 


 

決して広くないこのStadtpkatzですが、ウィーンでは味わえない雰囲気のクリスマス市です。

200km走ってここに来る甲斐がありました。

この界隈に住んでいる地元の人が多く来ていて、ウィーンで聞くドイツ語とはちょっとアクセントが違います。

夕方17:00にブラスアンサンブルの調べを見ることができました。

右側の写真は市庁舎ですが、ここの2階のテラスで演奏され、このSteyrのクリスマス市を盛り上げてくれました。

 


 

ここのクリスマス市はフード系が以外と多く、やっぱり人気があるのはプンシュです。

この辺はどこも同じです。

ここでももちろんプンシュを飲みましたが、3ユーロでウィーンよりも1ユーロも安いです。

鍛冶やも出されていて、子供達にも人気があるスポットです。

 

Steyrは個人的に大好きで、時間をかけてゆっくり滞在したいです。

 

 

 

 

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ここのプンシュは結構おいしい

今年も多くのクリスマス市の雰囲気をお届けしていますが、クリスマス市と言えばたいていプンシュスタンドが一番混み合っています。

クリスマス市に行って欲しい物が見つかるか・・・と言うとどうでしょうか?

意外と買う物ってないような気がします。

クリスマス市はクリスマスの空気を楽しむ人が多いと思いますので、花より団子的にプンシュスタンドやフード系がやっぱり混み合います。

友達や仲間とプンシュを飲みながらおしゃべりをする・・・おしゃべりするならカフェだっていいわけですが、クリスマスの空気を楽しみながら・・・これがいいんですね。

もう何回も書いていますが、それぞれのクリスマス市にはそれぞれの空気があります。

プンシュを飲みながらちょっと落ち着いてウィーンのクリスマスの空気を味わうちょっと贅沢とさえ言えるひと時です。

今年最初のプンシュを紹介しましたが、私個人的にはどこのクリスマス市よりも、この屋台で提供されているプンシュが(自家製プンシュは除いて)かなりおいしいと思います。

 

その場所とは右の写真に見られる屋台で、ウィーン旧市街一角のSchottentorにあります。

このすぐ近くにはFreyungのクリスマス市が出ています。

この屋台はどこかのクリスマス市に立っているわけではなく、この場所に屋台だけが出されています。

この屋台は毎年Adventのこの時期にチャリティーを目的としてプンシュやちょっとしたつまみを提供しています。

私個人的にはここのオレンジプンシュは結構美味しいと思います。

 


 

この屋台にはオレンジプンシュしか提供されていません。

私はここに来るとオレンジプンシュとGrammelschmalz(グランメルシュマルツ)を注文します。

Schmalzとは動物性脂肪を溶かして精製した食用油です。

豚肉のラードを熱して溶かすと透明性がある油になりますが、その透明性がある油が冷めるとくすんだ白い色をした塊になります。

Grammelはラードを熱する時に、それが焦げないように注意しながらきつね色になるぐらいまでゆっくり熱し、透明な油ではない残った部分で、ちょっとカリカリしています。

オーストリアでは豚の背中の部分(Rückenspeck) からGrammelschmalzが作られます。

これをパンに載せて、塩をかけて食べるとおいしいんですね。

プンシュの味によく合います。

実はここのGrammelschmalzは公には提供されていませんので、こちらから言って作ってもらいます。

その際には気持ちを渡します。

ここのプンシュは3.50ユーロなので、Grammelschmalzと合わせて私はいつも5ユーロ置きます。

 

ウィーンのどのクリスマス市で飲むプンシュよりもナチュラルな味がして、くせがありません。

個人的にはクリスマスのこのシーズンはここによく足を運んでいます。

昨日も全日の仕事の後にちょっとここに寄りました。

 

 

 

 

 

 

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Freyungのクリスマス市(2017年)

Advent(アドヴェント)は約1ヶ月・・・実際にクリスマス市などはもう少し早く始まりますから、もう少し長くクリスマスの空気を楽しめます。

年間を通して一番重要なイヴェントはクリスマスですから、年間の1/12はクリスマスの空気と言うわけです。

この時期には聖ニコラウスMariaempfängnis (マリアエンプフェングニス)といった習慣もあって、クリスマスの空気に溶け込んでいます。

 

さて、昨日はマリア・テレジア広場のクリスマス市を話題にしましたが、今日は地元でも人気のあるFreyungのクリスマス市を話題にします。

 


 

Freyungのクリスマス市は毎年"Altwiener Christkindlmarkt"(アルトヴィーナー・クリストキンドルマルクト)という名称でFreyungという旧市街地の広場で開かれています。

"昔のウィーン"・・・ということですね。

 

このFreyung (フライウング)はハプスブルグ家の前のバーベンベルク王朝時代にウィーンに宮廷を移したハインリヒ2世が、アイルランドからベネディクト会の修道士をここに呼んだ1155年から存続している歴史あるショッテン修道会と付属教会がある美しい広場です。

 

ここはかつては "Gegend bei den Schotten" (ショッテン修道会わきの地域)と呼ばれていました。

ドイツ語で現在のスコットランドはSchottlandと呼ばれていますが、Schotten は当時はアイルランドを意味していました。

Freyungという名は、このショッテン修道会に属したこの場所は、街からの行政が及ばない治外法権的な場所だったようで、ここに来れば自由になれる・・・ということから由来しています。

1710年からこの場所は「Freyung」と名付けられました。

 

 


 

この広場は二等辺三角形のような形で、周りにはショッテン教会だけでなく、多くの宮殿が立ち並んでいるウィーンらしい美しい広場です。

このショッテン教会側の限られた場所に屋台が立ち並び、この中は外界から完全に離れた別世界を形成しています。

広場が大きくないこともあり、小さい屋台が多く並んでいて、アム・ホーフ方面の入り口界隈にはクリスマスツリーが立ち、舞台も作られています。

私がここを訪れた時にはちょうどブラスアンサンブルの演奏がありました。

この広場に響き渡る澄んだ音が敬虔な気持ちにさせてくれます。

 

左上はこのクリスマス市で毎年最も多くの人が集まるプンシュスタンドです。

どこのクリスマス市もそうですが、プンシュコーナーがいつも混み合っています。

 


 

ここはウィーン中心部にありますが、市庁舎シェーンブルン宮殿ベルヴェデーレ宮殿などとは違って、圧倒的に地元の人が多く集まるクリスマス市で、そこらじゅうからオーストリアのドイツ語が聞こえてきます。

このクリスマス市のタイトルの通り、古き良き時代のウィーンのクリスマス市の空気を感じることができ、薄暗くなってからのライトで灯されたこの界隈の街並みの美しさもお勧めです。

 

 

 

 

 

 

 

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マリア・テレジア広場のクリスマス市(2017年)

クリスマスが近づくにつれて、街中はかなり忙しくなっています。

クリスマスプレゼントを早く選ばないと・・・なんていう空気が伝わってきます。

年間を通してクリスマスが一番重要な行事です。

こちらはクリスマスは家族と過ごすのが一般的です。

プレゼントも家族それぞれに買うことになるので数が多くなるわけです。

家族の中でも自分にとっては一番大事な人にはそれなりのプレゼントになるでしょうし、形式的に何か買わないと・・・ということもあるでしょう。

小さい子供がいる家庭ではChristkind(クリストキント)に自分の欲しい物を手紙に書かせて、夢を持たせます。

こちらはサンタクロースがプレゼントを持って来ることは絶対にありません。

オーストリアではChristkindがやって来ます。

クリスマス市も一般的には"Christkindlmarkt"と呼ばれています。

 

さて、今日はマリア・テレジア広場のクリスマス市の様子です。

 

国立オペラ座からリンク道路をちょっと先に行くとヨーロッパ三大美術館のひとつにも数えられている美術史博物館があるマリア・テレジア広場にもクリスマス市が出ています。

ここは美術史博物館と自然史博物館の荘厳な建造物が両側に立ち、リンク道路を挟んで王宮が、そしてリンクとは反対側にはMQがあり、広場の中央にはマリア・テレジア女帝の像が立っています。

右の写真は美術史博物館がライトアップしていて、いい雰囲気です。

 

 

広場の中央に立つ、マリア・テレジア像もライトアップしています。

今年2017年はマリア・テレジア生誕300周年記念の年で、特別展やウィーンフィルのニューイヤーコンサートでもこの広場が登場しています。

この女帝の像を囲むようにして多くの屋台が出ています。

ここは地元の人よりも観光客が多く集まるようです。

美術史博物館を見学してから、ここでプンシュを飲んでちょっと気晴らし・・・いいですね。

 

 


 

ここのプンシュカップは今年はちょっと嗜好が変わり、サンタクロースをイメージしているのでしょうか。

実際にクリスマス市に行って買いたい物があるかというと、そうでないことの方が多いと思います。

それぞれのクリスマス市にはそれぞれの空気がありますから、そこでプンシュを飲みながら語り合ってこのクリスマスの雰囲気を街並みと共に楽しみます。

そこで偶然買いたい物が見つかったら買えばいい・・・こんな軽い気持ちです。

このウィーンの街に流れるクリスマスの空気がいいです。

 

 

 

 

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ウィーン歩行者天国のイルミネーション(2017年)

アドヴェントの第2日曜日も終わって、クリスマスまであと2週間を切りました。

先週の金曜日はMairaempfängnis(マリアエンプフェングニス)という祝日でしたが、ウィーンの街中ではもみの木を売る業者が出始めました。

もみの木を売る業者が出ると、クリスマスがもうすぐそこまで来ているな・・・と実感します。

クリスマスのデコレーション、多くのクリスマス市、イルミネーションなどこの時期ならではウィーンの街は歩いているだけで楽しいですね。

歩き疲れたらちょっとクリスマス市の屋台によってプンシュを飲んでひと休憩もこの時期ならではの楽しみです。

 

さて、今年もウィーンの街中のイルミネーションをお届けしましょう。

今日は3大歩行者天国のイルミネーションです。

 

こちらはケルントナー通りです。

たいてのガイドブックではウィーンの一番の目抜き通りと紹介されていて、国立オペラ座とシュテファン大聖堂を結んでいます。

ウィーンを個人で観光する人はここを何度となく歩くと思います。

3大歩行者天国の中では一番長く、ローマ時代から存在していた歴史ある通りです。

ここは銀河のように垂れ下がるカーテンのようなイルミネーションの中には大きな4つの星が輝いていて、それが左右交互に取り付けられています。

 

そう言えば10月25日付でここのイルミネーション取り付け作業を話題にしていました。

 

こちらはグラーベンのイルミネーションです。

Graben (グラーベン)はケルントナー通りとシュテファン大聖堂の間にあるStock im Eisen Platzからコールマルクトまでの約300mで、広場のような通りで、ウィーンでは最も美しい歩行者天国です。

 

ローマ時代ヴィンドボナの頃は堀になっていた所なので、堀=Grabenということです。

ここのイルミネーションは鳥が羽ばたいているような雰囲気で、左右の建物に全部で10個取り付けられています。

イルミネーションがない通常のグラーベンも美しいですが、この時期はひと際印象的です。

多くの人が立ち止まって写真を撮っています。

アドヴェント時期ならではのプンシュスタンドにも多くの人が立ち寄っています。

 

こちらはコールマルクトです。

3つの歩行者天国では一番短く、200mぐらいの通りで、グラーベンとミヒャエル広場を結んでいます。

ここもローマ時代から存在してい通りで歴史があります。

ここには高級店が多く並んでいることで知られ、有名なDEMELもあります。

ここのイルミネーションは無数の星が天から降り注いでいるような演出となっています。

写真ではほとんど確認できませんがずっと奥には王宮があります。

 

 

ウィーンの3大歩行者天国を始め、主要な通りのイルミネーションは毎年同じスタイルです。

毎年クリスマスの時期になるとこのイルミネーションを見ることになるのですが、同じイルミネーションを何回見ても決して飽きることはなく、むしろ新鮮にクリスマスを意識することができます。

 

 

 

 

 

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カールス教会前のクリスマス市(2017年)

ウィーンの街中にはクリスマスツリーを売る業者が先週から出始め、まもなくクリスマスがやって来るんだなぁ~と実感します。

クリスマス市もあと2週間足らずとなり、屋台で働く皆さんはもうひと踏ん張りといったところでしょうか。

今年はSchloss Hofのクリスマス市から始まって、市庁舎のクリスマス市シェーンブルン宮殿のクリスマス市ベルヴェデーレ宮殿のクリスマス市シュテファン大聖堂のクリスマス市と話題にしてきましたが、次に登場するのはやっぱりカールス教会のクリスマス市でしょうか。

 


 

カールス教会はヨーロッパでも重要なバロック建築で、ウィーンの街の風景にもよく登場します。

ここのクリスマス市は"Art Advent"と呼ばれ、今年は11月17日が初日でした。

ライトアップされた美しいカールス教会を背景に80軒ぐらいの屋台が並んでいます。

右上の写真はプンシュスタンドのひとつですが、やっぱり多くの人で賑わっています。

 


 

"Art Advent"と呼ばれる通り、屋台には他のクリスマス市とは違い、オリジナリティーがあってセンスのいい物が多く並んでいます。

なおかつフード系は"Bio"をテーマにしています。

左上の写真は毎年混み合う有名な屋台ですが、ここには"FEUERZANGEN BOWLE"というちょっとおもしろいプンシュが売られています。

 

右上の写真はこのクリスマス市から見られるライトアップされた楽友協会ホールです。

この界隈にも重要な建造物が多くあります。

 

 


 

カールス教会前の池の部分には藁が敷かれていて、多くの子供達がはしゃいでいます。

ここだけではなく、子供達が喜びそうな乗り物も提供されています。

この場所は国立オペラ座からすぐ近くにあるにもかかわらず観光客が少なく、地元の人が多く集まるクリスマス市です。

 

ここは12月23日までの毎日12:00~20:00までのオープンです。

 

 

 

 

 

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シュテファン大聖堂のクリスマス市(2017年)

早いものでアドヴェントの第2日曜日となりました。

ウィーンの街はクリスマスが近づくにつれて、少しづつ忙しくなっていきます。

それはクリスマスプレゼントを買う地元の人、クリスマス時期のウィーンを見たい観光客の皆様や街中に出始めたもみの木を売る業者の姿などなど・・・毎日観光案内をしている私は、それぞれの場所での微妙な空気の変化を感じ取っていて、刻々とクリスマスが近づいていることがわかります。

そんな街中に行き交う人々の姿を眺めながらプンシュを飲むのもいいですね。

プンシュはどこのクリスマス市でも好んで飲まれています。

今日はシュテファン大聖堂のクリスマス市の雰囲気をお届けします。

 

ウィーンのシンボル的存在であるシュテファン大聖堂は素晴らしいゴシック様式で、街の真ん中に立っています。

このシュテファン大聖堂を祭壇側の方へ向かって囲むようにクリスマス市が出ています。

シュテファン大聖堂のクリスマス市は今年11月17日が初日で、私は初日にここで今年最初のプンシュを飲みました。

大聖堂の周りの路面舗装工事も終わって、新しくなった広場での最初のクリスマス市です。

大聖堂を背景にするようにクリスマスツリーが立てられていて、時間と共に色が変わるライトアップされた大聖堂が幻想的です。

 

 

この場所はケルントナー通りとグラーベンが交わる所にあり、また地下鉄1号線と3号線が通っていることもあって、いつも多くの人が行き来しています。

場所的にいいので、仕事帰りの地元の人が多く集まるクリスマス市です。

シュテファン大聖堂の南塔や主祭壇側の奥に向かってクリスマス市の屋台が多く並び、大聖堂を様々な角度から見ながらクリスマスの雰囲気を楽しめます。

シェーンブルン宮殿のクリスマス市やベルヴェデーレ宮殿のクリスマス市のように大きな宮殿の前に出ているクリス市とはまた雰囲気が全く違います。

 

 


 

左上の写真は大聖堂側からグラーベン方面を眺めています。

クリスマスツリーの奥にはHaas-Hausのクリスイルミネーションがかなり目立っていますね。

右上の写真は大聖堂の裏側界隈です。

 


 

それぞれの屋台のイルミネーションはゴシック様式のトレサリーで、シュテファン大聖堂のクリスマス市だけに見られるスタイルです。

ほのかにライトアップされたシュテファン大聖堂を見ながらのプンシュはいいですね。

右上の写真は高さ約137mの南塔を見上げています。

塔の先もライトアップされていますね。

 

このようなクリスマス市でちょっとのんびりしながらウィーンの歴史を見つめる時間も大事です。

 

 

 

 

 

 

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ベルヴェデーレ宮殿のクリスマス市(2017年)

クリスマスのこの時期は街中を歩くだけで何かこうワクワクしますね。

年間を通して皆様に色々な御案内をしているわけですが、このクリスマスの時期はクリスマスの成り立ちや習慣、キリスト教との関連など・・・この時期ならではの話をよくしています。

この時期は街中にもクリスマス市が多く出ていますので、クリスマス時期のウィーンはまた一味違います。

クリスマス市と言えば今年はSchloss Hofのクリスマス市市庁舎のクリスマス市シェーンブルン宮殿のクリスマス市という順番でここに掲載しましたが、シェーンブルン宮殿のクリスマス市が出ればやはり次はベルヴェデーレ宮殿のクリスマス市でしょうか。

 


 

ベルヴェデーレ宮殿もシェーンブルン宮殿と同様、頻繁に訪れる観光スポットで、重要なバロック建築であることで知られています。

"バロック建築"ということをテーマにすれば、シェーンブルン宮殿以上に評価が高い宮殿で、上下宮2つの宮殿が庭園を挟んでいます。

ここは現在オーストリアギャラリーという重要な美術館となっていて、2012年クリムト生誕150周年祭をきっかけに、毎日のように入場観光することが多くなり、クリムト中心とした御案内を頻繁にしています。

ここからのウィーン中心に向かっての眺めがとても印象的なので、美術館を見学しなくても写真ストップに寄ることも多くあります。

 

このベルヴェデーレ宮殿のクリスマス市は"WEIHNACHTSDORF"というタイトルでマリア・テレジア広場、ALTES AKH、SCHLOSS HOFを含めた計4つの市のひとつです。

今年で14回目ということで歴史は浅いですが、あまり混んでないことと、美しい宮殿を背景にした空間がいいですね。

歴史的建造物を背景にしたクリスマス市の雰囲気は素敵です。

決して広くありませんが、市庁舎のようなごった返した空気は全くありません。

 


 

去年までは可愛らしい壺のようなプンシュカップでしたが、今年から上の写真に見られるようなちょっと変わったプンシュカップに変わりました。

過去も様々なプンシュを飲みましたが、私は結局オーソドックスなオレンジプンシュを飲むことが今は多いです。

美しい建物を眺めながら、まるでカフェに座っているかのようにちょっと落ち着いてプンシュを片手にウィーンの街に漂うクリスマスの空気を感じるのもいいですよ。

 

 

 

 

 

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聖ニコラウスの日(2017年)

今日12月6日はニコロとも呼ばれている聖ニコラウスの日です。

ここオーストリアではクリスマスにプレゼントを持って来るのはサンタクロースではありません。

サンタクロースがプレゼントを持って来るなどと言うと、オーストリアの人はちょっと苦笑いをするでしょう。

ではクリスマスにサンタクロースが登場しないか・・・というとそうではなく、登場はしますがあくまでも空気を盛り上げるクリスマスのサブキャラクター的なイメージがあるので装飾などには見られますが、プレゼントを持って来ることは絶対にありません。

ちなみにこちらではサンタクロースとは言わず、ドイツ語ではWeihnachtsmann(ヴァイナハツマン)と呼ばれています。

これは直訳すれば "クリスマスの男 " ですね。

そのサンタクロースの元の人物は聖ニコラウスです。

 

聖ニコラウスはカトリックの有名な聖人です。

 

ニコラウスは小アジア(現在のトルコ)のMyra の司教であり、だいたい350年ぐらいに亡くなったとされている聖人です。

 

貧しい人達を憐み、助けて、財産を全て貧者に与えたとも言われています。

 

 

<ニコラウスのエピソード>

 

 

よくある有名な彼のエピソードは、年頃3人の娘を持った、貧しい父親の話です。

お金がなかったので、嫁がすこともできなかた・・・そこで娘たちが体を売ってお金を作ろうとした時に、ニコラウスが3日3晩現れ、その家の窓から、もしくは煙突から金貨を投げ込んだとされています。

その金貨がそこにぶら下げられていた靴下の中(もしくは置いてあった靴)に投げ込まれた・・・ということです。

 

サンタクロースからのプレゼントがどこに入るかという、小さい頃によく聞いた話に何か思い当りませんか?!

 

もうひとつのエピソードは、航海中嵐によって難破しそうになった船の上で、船乗り達がニコラウスの名前を呼んだら海の上にニコラウスが現れて、命を救った・・・ということです。

 

 

 

 

 

 

<ニコラウスがサンタクロースへ変化していく>

 

小アジアでは6世紀にすでにニコラウスのお祭りの習慣がありました。

現在でも彼のとても傷んだ棺がMyraの教会の下にあり、特に東方正教会の重要な巡礼教会としても知られています。

1087年にそこからおそらく海賊達によって、ニコラウスの骨が盗まれ、イタリアのBari (バーリ)に持たらされ、そこにニコラウスの教会が作られました。 現在でもそこは有名な巡礼教会です。

その後、ヨーロッパでもニコラウス崇拝がとてもポピュラーになったわけです。

 

やがて新大陸のアメリカが発見され、そこに17世紀にオランダ人達が移民していき、その時にこのニコラウス習慣をアメリカに持って行きました。

St.Nikolaus はドイツ語では、ザンクト・ニコラウス、英語でセント・ニコラウス・・・オランダ語ではSinterklaas・・・これがアメリカから"サンタクロース"というカタカナ書きで日本に入って来たわけです。

 

日本はアメリカナイズされているので、クリスマスもアメリカ的にサンタクロースがプレゼントを持って来るわけですが、こちらオーストリアではサンタクロースがプレゼントを持って来ることはあり得ません。

 

12月6日は良い子にしている子供達にはニコラウスがやって来る・・・こちらでは"ニコロ"とも愛称で呼ばれています。悪い子供にはKramps (クランプス)・・・鬼が来ることになっていて、その日は昨日の12月5日です。

 

 

 

 

<こちらの子供達のニコラウス習慣>

 

 

自分の靴をきれいに磨いておいて、12月6日ニコラウスの日の前日の12月5日夜寝る前に、自分の部屋の窓に置いておきます。

そこでニコラウスが良い子の所に現れて、その磨かれた靴の中に、食べ物を入れるという習慣があります。

その食べ物は落花生、みかん、リンゴ、チョコレートなどで、この冬に食べ物がある・・・という象徴なんですね。

実際に靴を磨いている子供達はそんなに多くないかもしれませんが、この12月6日に食べ物やちょっとした小さな贈り物をもらうことは現在でもとてもポピュラーな習慣です。

 

今日の12月6日は地元ではNikolo(ニコロ)と呼ばれ、この時期の大事な習慣として生活に浸透しています。

 

ちなみにこちらがKrampsです。

アドヴェント時期が近づくにつれて、街中ではニコロとKrampsが多く売られています。

今日ここに掲載した2枚の写真はハイナーで売られているニコロとKrampsです。

 

今日の12月6日はニコラウスの日、彼はもう今日仕事をしたので、だからクリスマスにはもう登場しません。

それでは誰がクリスマスにプレゼントを持って来るのでしょうか?

 

 

それはChristkind(クリストキント)・・・子供のキリストがクリスマスにプレゼントを持って来ます。

オーストリアではサンタクロースではなく、Christkindがプレゼントを持ってきます。

そもそもクリスマスはキリストが生まれたことを祝うわけですから、プレゼントを持って来るのはChristkindとなっています。

 

 

 

 

 

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シェーンブルン宮殿のクリスマス市(2017年)

12月に入ってクリスマスがもっと身近になってきました。

12月3日の日曜日がアドヴェントの第1日曜日となり、うちも夕食の時にアドヴェントクランツに最初のロウソクを灯しました。

アドヴェント時期の観光もウィーンの街中を歩くだけで何かこうワクワクしてきて楽しいですね。

お客様が違うので同じ場所を何十回と御案内することになり、クリスマス時期の習慣について何度も色々な御案内をするわけですが、クリスマスのこの時期はこの時だけしか話題にならないことが多いですので楽しく仕事をしています。

 

何十回同じ所へ行く・・・ということであれば真っ先にシェーンブルン宮殿でしょうか。

ここは午前、午後と1日2回、それぞれ別のお客様と来ることがしょっちゅうです。

このシェーンブルン宮殿のクリスマス市はここを訪れる観光客だけでなく、地元ではとても人気があり、ウィーンだけでなくオーストリアの地方からも多くの地元人や学校単位で多くの子供達が訪れています。

 


 

シェーンブルン宮殿のクリスマス市は今年11月18日が初日となりました。

2015年のシェーンブルン宮殿のクリスマス市は暗くなってからライトアップやイルミネーションで演出された光景でしたが、今年は昼間のクリスマス市です。

クリスマスツリーが宮殿前庭中央に立てられて、それを囲むように楕円形的に屋台が並びます。

写真は午前中10:30頃で、オープンしてまもなくの光景です。

それでも結構人出があります。

青空を背景にした宮殿のマリア・テレジアイエローは素敵です。

 


 

歴史的建造物を背景に開かれているクリスマス市は地元では人気があります。

観光客が多く集まる重要なスポットですが、地元の人は歴史的背景を詳しく知らなくても、(もしくはもう忘れてしまっている)ウィーンにこの建物があるというちょっとした誇りを持っているように感じられます。

最もウィーンの街は歴史的建造物が多く建ち並んでいるので、ウィーンのどこのクリスマス市も街並みや建造物とうまく共存しています。

クリスマス市を見ても正直な所、買いたい物があるか・・・と言うとそうではないかもしれません。

その時に偶然何かいい物が見つかれば・・・みたいな感覚です。

一番大事なことはこのクリスマスの雰囲気を味わうことでしょう。

それぞれのクリスマス市にはそれぞれの空気があり、しかし"クリスマス"という共通のテーマがあるわけです。

旅も終盤になったツアーのお客様からよく、もうクリスマス市は色々な所で見て来たので・・・とか売られている物も似通っているので・・・という声を聞きます。

確かにそうかもしれません。

しかし、その場所に行ってこのクリスマスの時期の、その場所のクリスマス市の空気を感じるのがいいわけです。

 

シェーンブルン宮殿は今年も他とは違う白黒のプンシュカップです。

 

 

 

 

 

 

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ADVENTKRANZにロウソクを灯そう

一昨日、昨日はマイナスの朝となったウィーンで、今年の冬一番の寒さとなりました。

11月29日の夜、ウィーンは初雪となりましたが、その時はすぐ止みました。

しかし、その夜から翌日にかけて水分を含んだウィーンらしくない雪が降り続いたので11月30日の朝は真っ白となりましたが、午後には雪もかなり解けていました。

 

アドヴェントの時期には毎年マイナスになる日があり、それが11月の時かもしれませんし、12月初旬に来ることもあります。

ここ数年はたいていクリスマス当日は+6℃~+10℃ぐらいの気温となっています。

 

さて、今日12月3日がアドヴェントの第1日曜日となります。

こちらではアドヴェントの第1日曜日にADVENTKARNZ(アドヴェントクランツ)にロウソクを灯します。

 

 

ADVENTKRANZ(アドヴェントクランツ)とは一般的にもみの木の葉をこのように円形にし、そこに4本のロウソクが立っているというものです。

 

アドヴェント第1日曜日にロウソクを1本灯します。

今日うちでも1本目を灯します。

次に来週アドヴェントの第2日曜日に2本目を灯しますが、この時にすでに灯した1本目も同時に灯します。

アドヴェントの第3日曜日に3本目を灯し、すでに灯した2本も同時に灯します。

そしてアドヴェントの第4日曜日に4本目を灯し、すでに灯した3本も同時に灯します。

つまり4本全部灯されて、その週にクリスマスがやって来る・・・というわけです。

今年は12月24日がアドヴェントの第4日曜日となりますね。

 

4本のロウソクを同時に灯さなければならないため、ロウソクを灯し切らないようにする必要があります。

 

 

 

<ADVENTKRANZはどのように生まれたか?>

 

もともとADVENTKRANZは、1839年、プロテスタントの神学者で教育者のJohann Hinrich Wichern (1808–1881) によって導入されました。

 

その理由は、とても貧しい子供達がAdventの時期にしょっちゅう「いつクリスマスが来るの?」と聞いてきました。

そこで彼は、20本の赤い小さいロウソクと、4本の白い大きなロウソクでこの現在のADVENTKRANZの形をしたカレンダーを作ったのです。
毎日赤い小さなロウソクが1本ずつ灯され、日曜日ごとに大きな白のロウソクが灯されました。

 

これによって子供たちがクリスマスまでの日数を数えることができたのです。

カトリックにこのADVENTKRANZが登場するのは1925年ということです。

 

 


ADVENTKRANZは街中の色々な所で見られます。

オーソドックスな形は上の写真のように円形ですが、ロウソクが横1列に4本並んでいるものや、4つのロウソクの大きさが初めから違っているものなどそれなりにバリエーションがあります。

クリスマスがいつ来るのかわくわくしながら待つこちらの子供達は文字通りアドヴェントカレンダーをもらう習慣もあります。

カレンダーと言っても紙をめくっていくものではなく、12月1日から12月24日までの数字がランダムに配置され、該当の日の数字をやぶると中からチョコレートなどが出て来るというものです。

うちの場合は何年もレゴのアドヴェントカレンダーを子供にプレゼントしました。

毎日違った形ができるブロックが中から登場するというものです。

おもちゃ屋さんに行くと、趣向を凝らした子供向けのユニークなアドヴェントカレンダーがたくさん売られています。

 

 

 

 

 

 

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市庁舎のクリスマス市(2017年)

年間を通して生活の中で一番重要なのはクリスマスですね。

クリスマス時期のウィーンの街はとても素敵です。

今年は12月24日がアドヴェントの第4日曜日となるため、クリスマスのこの時期がちょっと短いのが残念です。

 

このコーナー今年最初のクリスマス市はSchloss Hofのクリスマス市でしたが、ここはウィーンではありませんでした。

ウィーンのクリスマス市の中で最も華やかなのはやっぱり市庁舎のクリスマス市です。

今日は市庁舎のクリスマス市の雰囲気をお伝えします。

 


 

今年で32回目を迎えた市庁舎のクリスマス市は11月17日が初日となりました。

去年は11月11日が初日でした。

フランドル風ゴシック様式の立派な市庁舎の素敵なライトアップを背景に、夢のようなイルミネーションが施されています。

正面から見ると今年は去年と同じスタイルですが、市庁舎公園などには新しいイルミネーションが多く見られます。

写真は11月19日16:45ぐらいで、空がまだ完全に暗くなっていません。

 


 

去年大好評だったスケートリンクも今年も初日にオープンし、3.000m²のスケートリンクには子供から大人まで多くの人が滑っています。

御存知だと思いますが、通常この市庁舎前のスケートリンクはクリスマス市が終わり、カウントダウンも終わって年が明けた1月後半からオープンしていましたが、去年2016年からはクリスマス市と同時にスケートリンクの一部もオープンしました。

 

右の写真は市庁舎を背にして、ブルク劇場方面を見ています。

とても混雑していますね。

 


 

ここは地元人から観光客まで多くの人が集まり、クリスマスの空気を楽しんでいます。

どこのクリスマス市もそうですが、たいていはプンシュスタンドが混み合います。

花よりだんご・・・ですね。

屋台の数は154です。

実際に多くの屋台が出ていても、欲しい物がそうそう多くあるわけではありません。

しかし、このような美しい歴史的建造物を背景にした空間に足を運んで、ウィーンの街に流れるクリスマスの空気を楽しむわけですね。

 


 

ウィーンのChristkindlmarktは歴史があって700年以上前に遡ります。

ハプスブルグ家のアルブレヒト1世が1296年に、ウィーンの商人達に"12月市"を開くように特権を与えたことから来ています。

 

 

今年の市庁舎前に立てられたクリスマスツリーは25m、樹齢70年、Vorarlbergから運ばれたものです。

ウィーンの市庁舎前広場に立てられるクリスマスツリーは毎年オーストリアの色々な州から運ばれます。

 

この時期ウィーンに来たら是非ここには足を運んで下さい。

 

 

 

 

 

 

 

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ADVENT・・・アドヴェント(2017年)

早いもので今日から12月です。

今年もあと残す所1ヶ月となりました。

ウィーンは一昨日の夜、雪が降り、これが今年の冬の初雪となりましたが、その時は水っぽかったのですぐに解けてしまいました。

しかし、その日の夜遅くからまた雪が降り始め、昨日の朝も雪が止むことはなく、外が真っ白となりました。

12月に入るといよいよクリスマスが近く感じられ、アドヴェント習慣が強く意識されます。

今年もアドヴェントについて少しまとめましょう。

 

ADVENT (アドヴェント)はクリスマスがあとどのくらいしたら来るんだろう・・・とわくわくしながら待つ時期のことです。

日本語でアドヴェントでもいいと思いますが、待降節とか降臨節とも呼ばれています。

 

ADVENTはラテン語のadventusから来ていて、「到着/到来」を意味します。

もともとAdventus Domini(ドイツ語でAnkunft des Herren)で直訳すると主の到着、そこから人間世界へのキリストの到来・・・という意味です。ちなみにこのアドヴェントはローマカトリックの習慣で、正教会にはそこまで普及していません。

 

 

アドヴェントはクリスマスイヴから遡って約4週間の期間で、厳密には、クリスマスイヴ前に一番近い日曜日から遡って4回の日曜日を数えます。

 

もし12月24日がたまたま日曜日であればそのイヴの日が4回目の日曜日となります。

今年はまさにその12月24日がアドヴェントの4回目の日曜日となりますね。

 

アドヴェントの第1日曜日は一番早くて11月27日、一番遅くて12月3日となります。

 

今年の場合は12月3日がアドヴェントの第1日曜日となります。

去年2016年は11月27日がアドヴェントの第1日曜日となったので、一番早いアドヴェント、逆に今年は12月3日が第1日曜日であるために一番遅いアドヴェントということになります。

それに合わせてクリスマス市がオープンしますから、例えば去年の市庁舎のクリスマス市は11月11日が初日となったので、今年よりも6日も早かったわけですね・・・ということはクリスマス市を楽しむ時間が今年は1週間程短いということになるわけです。

 

"アドヴェント"は古代ローマでは皇帝や王様の到着を意味していたようですが、宗教的にも神が神殿に到着するということで用いられ、後のキリスト教がその習慣をキリスト到着として担って行きました。

この形となるのは1038年、皇帝コンラート2世の時代から、そして1570年にローマ教皇ピウス5世が定めたようです。

 

ローマカトリックやプロテスタントではこのアドヴェントの第1日曜日から新しい年が始まりますので、教会的には"元旦"ということになりとても重要な日です。

アドヴェント時期のウィーンの街も素敵です。

 

 

 

 

 

 

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"クリスマス"について

ヨーロッパ文化はキリスト教なくしては語れません。

絵画、建築、音楽などはキリスト教と密接な関係があり、現在の私達の生活や習慣にも大きな影響を与えています。

キリスト教のことが少しでも見えてくると、ウィーンの街はもっと楽しくなります。

そのキリストが誕生したことを祝うのがクリスマスであり、年間を通して生活の中ではクリスマスが一番重要です。(宗教的には復活祭が一番重要ですが)

クリスマス時期のウィーンの街はまた素敵です。

今日はそのクリスマスの習慣について少しまとめておきます。

 

現在世界の多くの国が、12月25日の「クリスマス」を祝います。

 

ドイツ語ではWeihnachten (ヴァイナハテン)と呼ばれています。

このクリスマスというのはどこから生まれたのでしょうか?

 

313年にキリスト教を公認したコンスタンティヌス帝の時代、おそらく325年のニケーアの公会議で、もしくは336年12月25日にローマ帝国でキリスト降誕祭が行われているのはほぼ確実とされていることもあり・・・あるいは354年とも?・・・いずれにしても325年~354年にイエスの生まれた日が12月25日に定められたようです。

聖書の中にはイエスがいつ生まれたかというハッキリした記述はありません。

 

当時ローマ帝国は多神教で、キリスト教はそのひとつであったわけです。

キリスト教は様々な異教に出会い、その祝祭日をキリストの誕生日にせざるおえなかったわけです。

 

言い方を変えれば、当時ローマ帝国で普及していた太陽神側にもいい顔をし、自ら認めたキリスト教側にもいい顔をして・・・というように帝国をまとめるための苦肉の政策のようにも見えます。

 

以下3つの大きなお祭りがクリスマスのベースとなっています。

 

 

①その多神教の中での太陽神ミュトラスを信仰するミトラ教はとても重要で、

 太陽神の誕生を祝う冬至祭が12月25日であったこと。

 

 

②農耕の神サトゥルヌスを崇め、豊穣を祈願するお祭りのサトゥルナーリア祭、

 これは紀元前217年頃からあったとされています。

 

 

③北欧のユールの祭りからも影響を受けています。

   北欧においてもケルト、ゲルマンが信仰していた神々やその風習が取り入れられ、

   収穫の感謝と太陽の復活を祝う冬至のお祭りがありました。

 

 

これらの習慣が現在私達の時代のクリスマスのベースになっていたわけです。

人間が今まで築き上げた歴史の長さから比べれば、私達はそのほんの一部分しか生きられないわけですから、この現在のクリスマスの習慣が何百年後かには変わっているかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

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Schloss Hof のクリスマス市(2017年)

ウィーンの街中にクリスマス市がオープンし始めました

これからクリスマスまでは、文字通りクリスマス一色といった街の空気になります。

年間を通して生活の中ではクリスマスが一番重要です。(宗教的には復活祭ですが)

よりクリスマスの雰囲気を長く楽しめる・・・クリスマスのデコレーション、イルミネーション、グッズ、プンシュの香りなどなど観光をしていてもこの時期はまた別の空気ですね。

 

今年最初のクリスマス市として登場するのはウィーンではなく、Shcloss Hofです。

Schloss Hofのクリスマス市は地元ではとても有名です。

 


 

Schloss Hofは、ウィーン中心部から車で約60km、スロヴァキアの国境に近いMarchfeldの一角にあります。

ここは12,13世紀にすでにVeste Hof と言われ、1507年まで、マルヒ河の洗い越しとしてEckartsauerの所有でした。

その後所有者が何度か変わります。

 

この辺りは水害が多くあったことから1620年にHofbergに移されました。そこからこの宮殿の現在の名称が生まれます。

1725年にプリンツ・オイゲンがここを入手し、ベルヴェデーレ宮殿を建築したルーカス・フォン・ヒルデブラントにより、夏の離宮を意図とした現在のバロック様式の宮殿に改築されました。

1736年にオイゲン公が亡くなってから、彼の姪であるAnnna Viktoriaがこの宮殿を相続しましたが1755年にマリア・テレジアが入手し、その後ヨーゼフ2世が宮殿の2階部分を増築させました。

フランツ・ヨーゼフ1世の時代1898年にはここは軍の養成場所となってます。

 

現在はシェーンブルン宮殿やウィーンの王宮と同じImperial Austriaの管轄で、一般公開されていてい当時のたくさんのオリジナルの調度品などが残されています。

入口から中に入るとクリスマスのデコレーションがイルミネーションで灯され、多くの屋台が並び、バロックの宮殿が美しくライトアップされています。

うちは16:30頃に到着したので、上の写真に見られるように空がまだ気持ち明るいです。

 

 


 

全体の敷地面積が50ha以上もあり、Schloss Hofのメイン宮殿、美しいバロック庭園、Meierhof があります。

Meierhof は当時プリンツ・オイゲンが宮殿の敷地に同時に所有していた居住空間、馬小屋、農業場、工房として使われた場所です。

この敷地全体がWeihnachtsdorfになっているわけです。

 

左上の写真は宮殿の中庭空間で、ここにも多くの屋台が並び賑わっています。

ここから美しい庭園に出ることができます。

右の写真は庭園から見たライトアップされた宮殿で、とても幻想的ですね。

庭園には屋台は並んでいませんが、ここを散策している人が多くいます。

 


 

こちらはMeierhof側で、建物の中にも多くの店が出されています。

また、ここで飼育されている多くの馬やロバも見られ、いくつもの工房が出されていて体験博物館的です。

子供のためのアトラクションもあります。

 

もちろんここでもプンシュを飲みました。

これは"Zirbenpunsch"というものです。

 

このSchloss Hofのクリスマス市は大人6ユーロ、子供3ユーロの入場料がかかります。

クリスマス市ではなくてもここを見学するには入場料がかかるからですが、クリスマス市の場合はかなり安くなっています。

それを払ってでもここに来る価値はあります。

駐車場の規模からもわかりますが、とにかく地元オーストリアを始め、隣のスロヴァキアからも多くの人が訪れます。

うちも毎年ここに来るのが家族での伝統となっています。

 

ひとつ残念なのはこのクリスマス市は週末しか開かれていません。18. & 19.11. | 25. & 26.11. | 2. & 3.12. | 8.- 10.12. | 16. & 17.12. 2017の11日間だけです。

今年うちは11月18日の初日に行きました。

 

 

 

 

 

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今年最初のプンシュ(2017年)

昨日11月17日から市庁舎、シュテファン大聖堂前、Am Hof広場、ミヒャエル広場、カールス広場などのクリスマス市がオープンしました。

ちなみにシェーンブルン宮殿は今日からです。

今年はアドヴェントの第1日曜日が12月3日となりますので、去年よりも遅いスタートとなりました。

しかも、アドヴェントの第4日曜日がクリスマス・イヴということになりますから少し短めのクリスマス時期ということになりますからちょっと残念です。

クリスマス市に関しては、例年通りまたこのコーナーで随時お伝えしていきますが、今日は今年最初のプンシュです。

このクリスマスの時期に多くの人が湯気を出しながら飲んでいるのを見ると、多くの方がGlühwein (グリューヴァイン・・・いわゆるホットワイン)だと思われるかもしれませんが、そうではなく "PUNSCH"(プンシュ)です。

Glühweinは冬の時期に好まれて飲まれますが、クリスマス時期は絶対プンシュです。

 

今年最初のプンシュは去年と同じシュテファン大聖堂前のクリスマス市で飲みました。

シュテファン大聖堂のクリスマス市初日に今年最初のプンシュを飲んだことになります。

昨日午前中は団体ツアーの皆様、午後は個人のお客様に御案内した後、ここで少し息抜きをしました。

今年飲んだ最初のプンシュは定番なオレンジプンシュです。

初日ということでこの時間は結構混んでいました。

 

Punschには様々な種類がありますが、グリューワインと違い、多くはラム酒が入っています。

アルコール度は平均的に7.5%です。

口当たりがいいのですが、空きっ腹に飲むとそれなりに熱くなります。

 

 

 

どこのクリスマス市でもプンシュは必ず提供されていて、最初はカップ代込みでお金を払います。

飲んだ後、そのままカップを持ち帰ることができますが、同じクリスマス市内でプンシュが売られている屋台でカップを返せばカップ代のお金が戻ってきます。

今年のシュテファン大聖堂前のクリスマス市で提供されるプンシュカップは例年通り靴型ですが、去年とはちょっとデザインが違います。

プンシュも年々値段が数十セント上がっていますが、今年はこのオレンジプンシュが4ユーロですから去年よりも30セント高いです。

カップ代も4ユーロですから、1杯飲むのに8ユーロも払うことになります。

物価水準に合わせているのかもしれませんが、決して安くないですね。

 

でもクリスマス時期はプンシュです。

 

 

 

 

 

 

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シェーンブルン宮殿もクリスマス市の準備

秋が深くなり冬が近づくこの時期は季節の行事が無い時です。

ウィーンを観光する皆様にとっては日が短いので早く暗くなりますが、街並みは美しいですし、オペラや演奏会も通常通りやってますし、博物館やカフェなどももちろんオープンしていますから観光には何の支障もありません。

しかし、この天気が不安定な時にどんよりとした空気を吹き飛ばすようかのに街中はクリスマスグッズが売られ始め、デコレーションなどが飾られます。

実際には10月半ばぐらいからクリスマス関係の物は売られています。

この前にはIKEAのクリスマス市を話題にしました。

年間を通して生活の中ではクリスマスが一番重要ですから、そのクリスマスの雰囲気を長く楽しもうということや経済的効果もあってクリスマス市は11月半ばぐらいからは出始めます。

クリスマスが始まるまでのウィーンの街の雰囲気は素敵です。

色々な場所にクリスマス市が出ますので、普段の街並みとはちょっと違います。

グラーベンやケルントナー通りといった歩行者天国にもまだ灯されませんがクリスマスのイルミネーションが取り付けられています。

 

地元や観光客で毎年人気のあるシェーンブルン宮殿もクリスマス市の準備が始まっています。

 

 

こちらは11月4日の11:30頃です。

この日はベルヴェデーレ宮殿から始まって、その後シェーンブルン宮殿に来たのでいつもより遅い入場でした。

グランドツアーを終えて宮殿から出て来るとクリスマス市の屋台の土台がすでにお荒れていて、たたまれたような屋台がそれぞれの場所に積み上げられています。

シェーンブルン宮殿には屋台の準備が始まる前にクリスマスツリーが立てられました。

今年のシェーンブルン宮殿のツリーは27m、ザルツブルク州からのものです。

 

多くの地元の人はこのシェーンブルン宮殿の庭園を頻繁に訪れます。

これを見ればもうすぐクリスマス市が始まるんだな・・・というちょっとワクワク気持ちになると思いますが、この時だけしかシェーンブルン宮殿を見ない方にとってはここのクリスマス市が見られたらな~・・・という思いになりますね。

 

シェーンブルン宮殿のクリスマス市は今年11月18日が初日です。

 

 

 

 

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一足早いクリスマス市

早いもので10月ももう終わりですね。

明日29日の日曜日から冬時間になり、日本との時差は7時間から8時間になりますから1時間得することになります。

夜中の3時を2時に戻すわけですね。

私の場合は1時間差の感覚に早く慣れたいので、仕事から帰って来た夕方に家の時計を一斉に1時間戻してしまいます。

実際には今日の夕方から・・・と私は思っています。

 

さて、街中のイルミネーションも準備され、クリスマスの雰囲気が徐々に漂うウィーンの街ですが、

先一昨日IKEAに買い物に行ったのですが、そこではもう"クリスマス市"がありました。

 


 

IKEAは御存知の通りスウェーデンで設立された家具、インテリアの店で、生活をする上で必要な全ての物が売ってます。

自分で手軽に組み立てられて、質も悪くない気が利く商品が多くあるのでうちもよく利用します。

ウィーンにはIKEA Wien NordとVösendorfの2軒がありますが、VösendorfはSCSにあって実際にはウィーン市内ではありません。

うちはWien Nordによく行きます。

この日は地下に置く棚を買いに行ったのですが、最近ここのIKEAは大きく模様替えをしました。

でも自分で棚から持って来る倉庫スペースとレジの辺りは変わっていません。

この倉庫スペースの前に上の写真に見られるようにクリスマスに関する物がずらりと並んでいます。

左上の写真はこのコーナーの入口ですが、"Weihnachtsmarkt"(クリスマス市)と書かれています。

まだクリスマスまで2ヵ月もあるのですがこの中にいるとその辺でプンシュでも売っているような雰囲気です。

 


 

クリスマスの様々なデコレーションが売られています。

ちょっと早いような気もしますが、11月半ばには市庁舎のクリスマス市も始まるわけですし、経済的な効果があるでしょうし、冬に向かって天候がちょっと不安定なこの時期にクリスマスの空気がそれを忘れさせてくれるのは大いにいいと思います。

 

IKEAに買い物に来た人は必ずと言っていい程この空間を抜けてレジに進みます。

実際にもう買っている人もいました。

こちらでは毎年クリスマスツリーを飾る習慣があり(本当のもみの木を飾ります)、部屋などにもデコレーションを施しますから、その場であっ、これは買っておこう・・・というのがあればすぐに買った方がいいです。

時間に追われていると忘れてしまい、気が付くとクリスマスがもうすぐそこ、足りない物を買おうと思ってもクリスマスが来る頃には欲しかった物が品薄になってしまうことがよくあります。

 

今日から寒くなっていくようですが、ウィーンはクリスマスに向けて街が盛り上がって来ます。

 

 

 

 

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イルミネーションが取り外されている光景

朝がマイナスであることが多く、昨日も日中は-1℃~-2℃ぐらいとプラスにはなりませんでした。

昨日も午前中は30名様以上の団体ツアーの皆様と市内観光で、午後はオプショナルツアーの徒歩観光でした。

午前中はかなり早くシェーンブルン宮殿に入場しましたが、意外と多くの人がいましたし、大型グループもいくつか見かけました。その後は旧市街を少し歩き、シュテファン大聖堂で午前中の観光が終わり、オプショナルツアーの皆様と昼食のレストランへと行きました。昼ぐらいのシュテファン大聖堂界隈はその時は風も強くて結構寒く感じましたね。昼食後はカプツィーナー教会と行程の地下墓地や王宮を見学しました。

さて、昨日の午前中皆様と旧市街を歩いている時にクリスマス時期を盛り上げたイルミネーションの取り外しが行われていました。

国立オペラ座から王宮のアウグスティーナ教会横を通ってミヒャエル広場からコールマルクトを通ってグラーベンに入りました。

 

 


 

グラーベンの脇にあるペータース教会を過ぎてすぐに上の写真に見られるようにクリスマスのイルミネーションの取り外しがちょうど行われていました。クリスマス時期を盛り上げてくれたイルミネーションもまた来年のクリスマスまで(実際には今年の12月まで)しまわれます。

数人の係が仕事をしていますが、下に降ろされたイルミネーションはかなり大きかったことがわかりますね。

右の写真はグラーベンの真ん中でクレーン車が活躍しています。係がクレーン車に乗っているのが見えます。

こちらではカレンダーのクリスマスが過ぎてもクリスマスツリーは聖三王の日までは飾っておく習慣です。

クリスマスツリーも一緒に年を越して新年を迎えるわけですね。そのためクリスマスのイルミネーションもまだ飾られているわけです。

毎年この時期に街中のイルミネーションが取り外されます。

これが街中から外されるとクリスマスの習慣が本当に終わったんだな・・・という感じになります。

 

クリスマス時期のイルミネーションも見て下さい。

 

 

 

 

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ミノリーテン教会のWeihnachtskrippe(2017年)

先日1月6日は"Heilige Drei Könige"で、ベツレヘムからの星に導かれて3人の学者がイエスを拝みにやって来るという有名な話からの祝日でした。この日まではクリスマスの習慣があり、たいていの家庭ではクリスマスツリーがそれまでは飾られています。

このシーンを表したジオラマが"Weihnachtskrippe"(ヴァイナハツクリッペ)で、アドヴェント時期から教会や

クリスマス市、家庭などに多く見られ、クリスマスツリーと一緒に飾ります。

ウィーンの旧市街一角にあるミノリーテン教会のWeihnachtskrippeはよく知られていて、毎年必ず飾られます。

 

この教会の中に入って主祭壇を正面に見て右側に見入ってしまう大きなWeihnachtskrippeがあります。

このWeihnachtskrippeはとても手が込んでいて、登場人物が一部動く演出もされていて、見るものを別世界に誘い込みます。ベツレヘムの生活風景が演出されていて、イエスとマリアは一番左側にいます。

水も流されていて、そのせせらぎの音が心地良さと敬虔さを与えてくれます。

今年は"Opferlicht"がこの前には置かれていませんが、代わりに天使が真ん中に立っています。かなり大きなジオラマなので、それぞれの場所では個別の生活風景の空気が感じられます。

 

 


 

ミノリーテン教会は個人的に好きなゴシック様式の教会で、王宮のそばにあっても閑静な広場の一角にあります。

ここのゴシック様式のアーチも素敵で中世の面影があります。

またこの教会にはレオナルド・ダ・ヴィンチの最後の晩餐のモザイクがあることでも知られています。

この時期ウィーンを旅行されている方は是非、この教会を訪れてみて下さい。

 

 

 

 

 

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クリスマスのイルミネーション 5(2016年)

今日は昨日の夜からの雪で真っ白になりました。雪は今でも降っています。

クリスマスが終わっても1月6日まではクリスマスツリーを飾っておく習慣があります。この日はキリスト教では重要な"聖三王"の日であるからです。この日まではイエスが生まれた物語が続いていますのでカレンダーではクリスマスが過ぎても、年末、年始はクリスマスツリーを始め、街中のクリスマスデコレーションやイルミネーションなどももちろんそのままです。

これは年間で生活の中では一番重要なクリスマスのまさにエピローグです。

街中のクリスマスイルミネーションシリーズは好評だったのでもうちょっとだけ続けます。

前回のクリスマスイルミネーション4では音符のイルミネーションでした。

 

こちらは前回の1枚目の写真に見られるイルミネーションと同じ円柱形で似ていますがもちろん違います。

こちらは前回のイルミネーションよりも円柱形が細長くなく、しかも円柱形イルミネーションの中に5つの星が別の色で光っているのがわかります。この通りの真ん中には暗い空に灯される本来の街灯が光りを放っています。手前の方に駐車している車が見えていますがその奥は歩行者ゾーンとなっています。

この通りはウィーン中心部のKrugerstraßeです。この通りの名前がどこから来ているかは分かっていませんが、この通りの10番地はモーツァルトの奥さんであったコンスタンツェが1791年~1799年まで、また13番地はベートーヴェンが1825年の4月~10月住んでいた記録があります。

 

 

こちらはWollzeileというよく知られたウィーン中心部の一角です。こちらのイルミネーションは何本も細長く垂れ下がったように幅広く設置されています。

それがいくつも連なっていてずっと奥まで続いていることがわかります。右側に有名なカフェDIGLAS (ディグラス)がありますね。中心を背にしてStubentor方面を見ています。この通りは両側にたくさんの店が並んでいるので、ショーウィンドゥの明るさから通り自体がかなり明るく感じます。

一箇所だけ見ているとあまりぱっとしないイルミネーションのような気がしますが、それらがいくつも連なっているので全体的に統一性があって素敵な感じがします。

 

 

 

 

 

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"Heilige Drei Könige" (聖三王)の祝日(2017年)

今日1月6日は"Heilige Drei Könige" (ハイリゲ・ドライ・ケーニゲ)というキリスト教の祭日です。

日本では"祭日"という表現はもう存在せず、現在では全て"祝日"と表現しますが、聖三王のこの日はキリスト教の宗教儀礼上の休日なので祭日と呼んでもでもいいのかなと思います。

heilig・・・聖なる、drei・・・3、Könige・・・王様達という日本語訳ですから"聖三王"となりますが、よく習慣的に東方三博士、東方三賢者とも言われています。

 

イエス・キリストが誕生したのでイエス・キリストを拝むために東から星に導かれて三学者(三賢者、三博士)がやって来る・・・というよく知られた話です。

そのためクリスマス習慣はこの日までは続くわけで、クリスマスツリーやイルミネーションなどもカレンダーでのクリスマスが終わっても、年を越して今日までは飾っておく習慣になっています。

 

新約聖書のマタイ書では「イエス・キリストが生まれ、ベツレヘムからの星に導かれて東からやって来る学者」としか書かれていません。
つまり人数なども書かれていないわけです。

 

しかしすでに3世紀ぐらいから「人数」と「王様」で登場していたようで、6世紀初頭にはそれぞれの名前も与えられたようです。

右の写真はアウグスティーナ教会です。

 

 

 

それぞれの名前と彼らがイエスに捧げる物は以下の通りです。この3人は大陸の象徴でもあります。

 

 

カスパール (アジアを象徴)

 

没薬を渡し、将来の受難の死を意味する老人の姿で登場

 

 

 

メルキオール (ヨーロッパを象徴)

 

黄金を渡し、王権を意味し、青年の姿で登場

 

 

 

バルタザール (アフリカを象徴)

 

乳香を渡し、神性を象徴し、普通は黒人で壮年の姿で登場

 

 

 

これは12世紀のヨーロッパでは、ヨーロッパとアジアとアフリカの3大陸だけだと信じられていたことも関係があると思います。この東から来た三学者は、ヘロデ大王のもとへ行き「ユダヤ人の王としてお生まれになった方」について尋ねます。

ヘロデ大王が「幼子を見つけたらここに連れて来るように・・・」と言いましたが、3人は王の所へは戻らず、

そのまま帰って行きました。

 

クリスマスの時期には上の写真で見られるように、イエスを拝みに来るシーンを演出したWeihnachtskrippe (ヴァイナハツクリッペ)というものが多く見られます。

Weihnachtskrippeはクリスマスツリーと一緒に飾る習慣があります。

 

 

 

 

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クリスマスのイルミネーション 4 (2016年)

カレンダーではクリスマスが終わっても、実際にはクリスマスの空気はまだまだ残されています。実際にクリスマスツリーだってまだ飾られていますし、街中のイルミネーションだってそのままです。イエス・キリストが生まれた後、東から三聖王(三賢者、三博士)がイエスを拝みにやって来ます。これが1月6日ですから少なくともそれまではクリスマスの空気が続いています。

さて、前回のクリスマスのイルミネーション3 (2016年)も好評を頂いたので今日はクリスマスのイルミネーション4です。

 

ここはグラーベンからコールマルクトが始まる所から右に行ったTuchlaubenです。この地域は数年前からウィーン旧市街の新たなショッピング地区として高級店が並ぶようになりました。

右側に高級時計が多く扱われているWAGNER、左側にはヴィトンが見えていますね。ここはグラーベンのような華やかさはない少し閑静なしかし洗練された空気が感じられる通りで、ここには円柱形のイルミネーションが施されています。

反対側のコールマルクトに設置されている銀河のようなイルミネーションとはちょっと対照的です。

このTuchkaubenは幅が狭い通りですから、横長ではなく縦長を意識したイルミネーションです。

 

 

こちらはTuchlaubenよりももっと閑静な美しい通りのひとつであるAnnagasseです。

ここには美しい天井フレスコ画が見られるアンナ教会があります。

ここのイルミネーションは楽譜になっていて、それがいくつも灯されているのが見えます。

五線紙の上にあるト音記号や音符がおもしろいですね。

この奥にはHaus der Musik(音楽の家)という有名な博物館やこの界隈にはウィーン市立音楽大学やウィーン国立音大などもあるのでその環境に相応しいイルミネーションと言えますね。

ここは前述したTuchlaubenよりも細く、石畳がよく似合う通りです。

 

 

 

 

 

 

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クリスマスのイルミネーション 3(2016年)

一昨日の12月24日がクリスマス・イヴ、昨日の25日がクリスマス、そして今日12月26日は第2クリスマスクリスマスの日と呼ばれるお休みです。でもウィーンでは今日のこの日を"Stephanitag"(シュテファニーターク)と呼ばれ、今日12月26日が聖シュテファヌス(シュテファン)の日です。聖シュテファヌスはキリスト教の最初の殉教者で、イエスが亡くなった後まもなくの36年/40年に石打ちの刑で亡くなりました。ウィーンにはシンボルのひとつであるシュテファン大聖堂がありますね。

 

カレンダーではクリスマスの最後の日ですが、街中では今日が終わってもクリスマスの雰囲気は翌年までそのまま残されます。クリスマス市はもちろん終わりましたが、街中のイルミネーションはまだまだ見られます。

この時期に街中を歩く時の楽しみのひとつに主要な通りに飾られているそのイルミネーションがあります。昼間の明るい時には街の美しさを壊してしまうような飾りなのですが、薄暗くなってから灯されるこのイルミネーションは素晴らしい演出をしてくれます。ウィーンの街は毎年同じ場所に、同じお決まりのイルミネーションが施されています。先日のクリスマスのイルミネーション2が思いのほか好評でしたので、その続編です。

 

こちらはウィーンのどこだかすぐに気づく方は多いと思います。

赤の丸いイルミネーションとそのわきには渦巻き模様のイルミネーションが設置されていますね。昼間見るとこの大きな丸はかなり濃い赤で、まるでくす玉のように見えます。実際にこれが初めて設置された時には大晦日のカウントダウンの直後、新年を迎える時にくす玉のように割れると思っていた地元の人が多かったです。渦巻き模様は明らかにウィーンの世紀末時代の画家"クリムト"を意識しているように思われます。

ここはシュテファン大聖堂からは国立オペラ座とは反対方面であるRotenturmstraßeで、ウィーンのイルミネーションの中でもちょっと特殊な雰囲気です。

 

 

 

こちらはいかにもウィーンらしい・・・というかかつての帝国の都を思わせるイルミネーションですね。ヨーロッパで一番長く続いたハプスブルグ家に詳しい方はこのイルミネーションを見た瞬間にすぐオーストリア帝国の帝冠(ルドルフ2世の帝冠)であることがわかります。そのヨーロッパで一番長く続いたハプスブルグ家の下に歴代神聖ローマ帝国の皇帝や王様の称号があったので、このウィーンという街は皇帝の居城として永く君臨してきたわけです。この通りはグラーベンを横切ってペータース教会に通じているHabsbrugergasse(ハプスブルグガーガッセ)です。まさにハプスブルグ家の名前がそのまま通りに名前になっています。

 

ペータース教会を背にしてこの通りを眺めています。

ずっと奥には王宮のスペイン乗馬学校の乗馬ホールがあります。写真ではウィーンの街中を多く走っている馬車がこちらへ向かって来ますね。いかにもウィーンらしい光景です。

 

 

 

 

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クリスマス・イヴはこのように過ごす(2016年)

昨日12月24日はクリスマス・イヴで、年間を通して一番大事な行事でしょうか。宗教的には復活祭が一番重要ですが、生活の中ではクリスマスです。今年はシュテファン大聖堂のクリスマス市市庁舎のクリスマス市が11月11日と去年よりも2日早く始まり、長いアドヴェントでしたが、振り返るとあっという間に過ぎてしまいました。毎日仕事をしていると時の経つのが早いです。今年も日本からの多くのお客様にこちらのクリスマスの様々な習慣を御案内しました。こちらがクリスマスの雰囲気で盛り上がるのは12月23日までです。24日からは今までのクリスマスの雰囲気がまるでうそのように街が静かになります。24日は午前中だけ仕事をする人もいたり、商店街なども14:00ぐらいまで営業していることもありますが、多くの人は24日の午前中にクリスマスツリーを部屋に飾り、装飾をし、夕方から夜にかけてのクリスマスを祝う準備をします。多くのレストランもクローズとなります。

こちらは家族とクリスマスを過ごす・・・というのが一般的です。

ただ今年は市庁舎のクリスマス市は26日まで、シェーンブルン宮殿も例年通り26日までとなっています。

でもこれはこの時期観光でウィーンに来られた方のためのサービス的なイメージです。

 

昨日の午後14:00頃のウィーンの街中はそれでもかなり混んでいましたが、いつもとは違い観光客が多く目立ちました。街中の店はほとんどクローズしていましたので、シュテファン大聖堂のクリスマス市などは逆に混雑していました。

うちは毎年24日の昼過ぎぐらいからクリスマスツリーを飾りますが、今年はちょっとしたハプニングがあったために夕方18:00過ぎから飾り始めました。こんなに遅くにクリスマスツリーを飾ったのは今年初めてです。

 

12月24日のクリスマス・イヴはこちらでは一般的にどのように祝われるのでしょう?

 

 

12月24日は地元ではたいてい家族と共に過ごすクリスマスで、遠くに住んでいる人もこの時期には帰ってきて、家族皆でクリスマスを過ごします。

 

皆さんが家庭でいわゆるクリスマスパーティーを行いますが、実際には"クリスマスパーティー"などという名称はほとんど聞かれません。アドヴェント最中に会社などで開かれる時はクリスマスパーティーという人もいますが、クリスマス・イヴの時にはこの表現は普通は使われません。

家族皆が集まり会話をしながら、プンシュを飲み、夕食をし、そしてプレゼント交換を楽しむわけです。

家族がそれぞれ持ち寄ったプレゼントは、クリスマスツリーの下に置くという習慣になっています。

 

そのためツリーの下にはたくさんのプレゼントが、Christkindによってもたらされたというわけです。

そうです・・・こちらではサンタクロースなんか登場しません。"Christkind"がやって来ます。

小さい子供がいる家庭ではChristkindが実際にプレゼントを持って来るということを信じさせて、夢を持たせて演出します。子供達は時が来るのをそわそわして待つわけです。早くプレゼントをもらいたいですからね。

 

夕食は何を食べるかというと・・・

魚を食べる習慣が現在でも多く見られます。その中でも鯉なども多く食べられ、また鱒やカマスなどを食べる人も多いでしょうか。フライで食べる人もいれば、ソテーにして食べる人もいると思います。

これは「魚」がキリストのシンボルとして古来から使われてきた・・・ということも理由のひとつです。

 

ちなみにチキンを食べることは外から住み着いた人は別として地元人であればまずないでしょう。

当時アメリカに移民したオランダ人達は、慣れない土地で、今までのように家畜を飼うことは最初は難しかったようです。そこでチキンを食べることから、始まったとされています。

 

夕食が終わると、いよいよBescherung(ベシェールング)といわれるプレゼント交換です。

 

この時に歌われるものが、昨日紹介した「きよしこの夜」です。

この曲は地元の人にとっては、特別な曲であり、一般的なクリスマスソングとしては区別されていて、クリスマス時期にひっきりなし聞かれるわけではありません。

この曲はこのプレゼント交換の前だけにこの歌を歌う地元の人が多いと思います。

できればギターの伴奏で歌うべきとされています。

それはオリジナルがギターの伴奏で演奏されたからですね。

この曲が歌われる時はかなり敬虔な雰囲気になりますね。実際には冗談を言い合うような雰囲気ではなく、かなりセレモニー的な空気になります。

 

歌い終わって、皆さんと「Frohe Weihnachten!」(フローエ・ヴァイナハテン・・・クリスマスおめでとう)と言いながら、共に抱き合います。

その後、お互いにプレゼントをその場で開いて皆さんで楽しむわけです。

 

その後は年間と通してこの時だけは夜の教会のミサに行く人も多いと思います。

これは日本で言う初詣のような感覚に近いですね。

今日の12月25日、明日の26日はお休みです。

 

私は今まで多くのオーストリアの家庭のクリスマス・イヴを経験しました。それぞれの家庭の習慣によりますが、多くはこのような流れでクリスマス・イヴが過ぎていきます。
うちも家族と毎年このようにクリスマス・イヴを過ごしています。

 

 

 

 

 

 

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「きよしこの夜」はオーストリアから生まれました

今日12月24日はクリスマスイヴです。今年はクリスマス市が11月11日とかなり早く始まり、当初はアドヴェントの雰囲気を長く楽しめるんだな・・・と思っていましたが今振り返るとあっという間でした。

シェーンブルン宮殿のクリスマス市は毎年12月26日までで、今年から市庁舎のクリスマス市も12月26日まで開かれるようにはなりましたが、基本的にクリスマスの雰囲気で盛り上がるのは12月23日まででしょう。

今日の午前中にクリスマスツリーの飾り付けをする人が多く、午後からは街がとても静かになります。

街中を歩く人が少なくなり、交通量がぐっと減り、お店もいつもよりも早く閉店し、皆がクリスマスイヴに吸い込まれていくような感じです。

こちらは家族とクリスマスを祝うのが一般的です。

地元の人が家族と祝う今日のクリスマスイヴで必ず歌われる歌があります。

毎年12月24日はこの歌をテーマにしていますが、今年も私のこのサイトの伝統としてこの歌を取り上げます。

 

ザルツブルク中心から車で約20kmぐらい走った所にOberndorf(オーベルンドルフ)という人口5600人程の小さい街があります。

その街の一角に、この写真に見られるStille Nacht Kapelle(シュティレ・ナハト・カペレ・・・きよしこの夜礼拝堂)が立っています。

ここにはもともと聖ニコラウス教会が建っていました。

当時そのニコラウス教会で、1818年、ここの教会のオルガンの状態がとても悪く、弾ける状態ではなかったようです。

その年のクリスマスの12月24日にはそのオルガンをミサで使うことができませんでした。

そこでこの教会のヨーゼフ・モール神父が詩を書き、フランツ・グルーバー先生がその詩に曲をつけ、ここの壊れたオルガンの代わりにギターで伴奏されてその時歌われた曲・・・それが「きよしこの夜」(Stille Nacht) だったのです。

 

モール神父とグルーバー先生によって"きよしこの夜"が作られて歌われた当時のニコラウス教会は、19世紀終わりのザルツァッハ川の何回かの水害によって傷んでしまったため、最終的に1913年に取り壊されることになります。

 

その取り壊しから20年以上経った後の1937年8月15日、当時のニコラウス教会と同じこの場所にこの写真に見られるように現在の礼拝堂が奉納されました。

 

ちなみに現在でもこのOberndorfにはこのきよしこの夜記念礼拝堂から1km離れた所に新しいニコラウス教会が立っていて活躍しています。この新しいニコラウス教会は1906年に建築が始まり、1910年に完成しています。

 

 


 

上の2枚の写真は礼拝堂内部に見られるステンドグラスです。

左側がヨーゼフ・モール神父で、神父の下には当時のニコラウス教会も描かれています。

モール神父は詩人ではありませんでしたが、きよしこの夜の詩は、1816年にすでに書かれていたということです。

 

右側はグルーバー先生でギターを持って演奏していて、その下にはやはりニコラウス教会が描かれています。

彼ももちろん知られた作曲家ではありませんでした。

 

こちらは礼拝堂の主祭壇です。

この中はシンプルな小さな礼拝堂で、記念館的な雰囲気が感じられますが、現在でも宗教的に使われています。

 

"きよしこの夜"は、1818年・・・今から200年近く前にここで歌われ、その後「Stille Nacht! Heilige Nacht!」と呼ばれ、チロルの有名なツィラータールを経由し、ヨーロッパ全土に、そしてアメリカに・・・やがて日本にまでと、世界中に知られるようになったのです。

この曲なしのクリスマスは考えられませんね。

 

こちらではプレゼント交換をする前に必ずと言っていいほどこの曲が歌われます。

 

「きよしこの夜」は全世界330の言語で現在でも歌われ、親しまれています。

 

 

 

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Freyungのクリスマス市(2016年)

クリスマスがあと何日したら来るんだろう・・・とわくわくしながら待つこのAdventももう今日で終わりです。

明日が早いものでクリスイヴです。

市庁舎シュテファン大聖堂のクリスマス市が去年よりも早い11月11日に始まった時にはクリスマスはまだまだ先だな・・・という気持ちでした。毎日のようにウィーンのクリスマスの雰囲気をお客様に御案内していましたが、クリスマスが終わることを考えるとちょっと寂しくなります。

ウィーンの地元らしい昔の雰囲気が見られるシュピッテルベルクのクリスマス市は有名ですが、今日話題にするクリスマス市も地元らしいと思います。

 


 

こちらはFreyungのクリスマス市です。"Altwiener Christkindlmarkt"(アルトヴィーナー・クリストキンドルマルクト)という名称でFreyungという旧市街地の広場で開かれています。

このFreyung (フライウング)はハプスブルグ家の前のバーベンベルク王朝時代にウィーンに宮廷を移したハインリヒ2世が、アイルランドからベネディクト会の修道士をここに呼んだ1155年から存続している歴史あるショッテン修道会と付属教会がある美しい広場です。

ここはかつては "Gegend bei den Schotten" (ショッテン修道会わきの地域)と呼ばれていました。

ドイツ語で現在のスコットランドはSchottlandと呼ばれていますが、Schotten は当時はアイルランドを意味していました。

Freyungという名は、このショッテン修道会に属したこの場所は、街からの行政が及ばない治外法権的な場所だったようで、ここに来れば自由になれる・・・ということから由来しています。

1710年からこの場所は「Freyung」と名付けられました。

 


 

このFreyungは二等辺三角形的な広場で、クリスマス市はその一角の前述したショッテン教会前にあります。

その狭い空間に2本の通りがあり、その通りに仕切られて小さな屋台が並んでいる閉ざされた空間です。

私が仕事が終わってここを訪れた時にはちょうど舞台で楽隊が演奏を始める所でしたのでたくさんの人が集まっていました。クリスマスらしい素敵な響きがこの空間にこだましました。

 


 

どのクリスマス市もそうですがプンシュスタンドにはたくさんの人が集まっています。クリスマス時期はやっぱりプンシュですね。

この時も年配の方、仕事帰りの人達、友達同士などたくさんの地元の人で賑わっていました。

 

このFreyungは歴史的な美しい建物に囲まれ、その建物のライトアップも素晴らしい演出をしてくれます。

このようなこじんまりしたクリスマス市の方がより"地元"を感じます。

 

 

 

 

 

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クリスマスツリーを買いました(2016年)

もうクリスマスまで秒読みです。クリスマスツリーが街中に売られ始めるとクリスマスがぐっと近くに感じます。

日本ではちゃんとしたもみの木を飾る習慣はないですから、街中などを徒歩観光すると日本からのお客様は新鮮な光景を目にすることができます。でもこちらでは毎年定番なこの時期の光景です。それぞれのクリスマス市には必ずもみの木が飾られていますね。家庭では市庁舎に飾られているような大きなもみの木(実際にはそれだけ背丈が高いものはもみの木ではなくてヨーロッパトウヒですが)ではありませんが、それでも人間の背丈よりも高いもみの木を買う人も多くいます。うちも毎年もみの木を買いますが、2m30cmぐらいのもみの木を毎年飾っています。 暗くなってしまうとモミの木が見分けにくくなるので明るいうちに買いたいですね。でも毎