市庁舎のクリスマス市(2021年)

早いものでアドヴェントの第3日曜日がもうすぐやってきます。

ウィーンはコロナ禍2回目のクリスマスシーズンを迎えました。

 

去年2020年は11月始めからロックダウンが始まったため、クリスマス市は全面的にクローズとなり、ロックダウンがクリスマス前に一時的に解除されたとはいえ、クリスマスの空気をあまり感じることができませんでした。

しかし今年は11月22日にロックダウンに突入したので、それまではクリスマス市を短期間でしたが楽しむことができました。

中でもSpittelberg(シュピッテルベルク)のクリスマス市を今年最初に掲載し、そこからも11月16日にライブツアーVol.57をお届けし、ロックダウンが始まる前に市庁舎のクリスマス市もライブツアーVol.59でお届しました。

今回のロックダウンが予定通り解除されるので、12月12日からはまた街中に活気が戻って来るのではないかと思います。

クリスマス市も再び楽しむことができるでしょう。

今日はロックダウンになる前に行った市庁舎のクリスマス市をお届けします。

 


 

去年がクローズだった市庁舎のクリスマス市は今年で35回目を迎え、11月12日が初日となりました。

フランドル風ゴシック様式の立派な市庁舎の素敵なライトアップを背景に、夢のようなイルミネーションが施されています。

コロナ対策としてこの領域に入るためには2G規則が適用されました。

入口は5か所あり、そこで2Gであることを証明します。

この日は11月20日で土曜日だったということ、またその2日後にはロックダウンが始まることが分かっていたのでかなりの人出でした。

マスクを着用している人はほとんどいなかったですね。

ここに来てる人は皆2G規則だから大丈夫だろうと多くの人が思っていたでしょう。

 

毎年恒例の"Frohe Weinachten" が見られます。

このロゴを見たのは2年ぶりです!

これはクリスマスおめでとう・・・ということですね。

こちらではクリスマス市のことを"Christkindlmarkt"と言います。

クリスマスプレゼントを持って来るのはChristkind・・・子供のキリストだからです。

オーストリアではサンタクロースがプレゼントを持って来ることはありません!

だってクリスマスはイエス・キリストが生まれたことを祝うわけですから、プレゼントを持ってくるのはChristkindです。

 

 


 

本来であれば地元人から観光客まで多くの人が集まり、連日賑わっているはずですが、今年は観光客はほとんどいません。

それでも去年と比べて今年はクリスマス市がオープンしたのですから、かなりの進歩です。

 

どこのクリスマス市もそうですが、たいていはプンシュスタンドが混み合います。

花よりだんご・・・ですね。

屋台の数は150です。

実際に多くの屋台が出ていても、欲しい物がそうそう多くあるわけではありません。

しかし、このような美しい歴史的建造物を背景にした空間に足を運んで、ウィーンの街に流れるクリスマスの空気を楽しむわけですね。

今年は特に2年ぶりです!

 


 

大好評のスケートリンクは今年はありませんでした。

2016年からはスケートリンクもクリスマス市初日にオープンし、3.000m²のスケートリンクには子供から大人まで多くの人が滑ることができるのですが・・・残念です。

それでも市庁舎に公園に見られるイルミネーションには目を奪われます。


 ウィーンのChristkindlmarktは歴史があって700年以上前に遡ります。

ハプスブルグ家のアルブレヒト1世が1296年に、ウィーンの商人達に"12月市"を開くように特権を与えたことから来ています。

 

 

今年の市庁舎前に立てられたクリスマスツリーは30m、樹齢130年、Burgenland州から運ばれたものです。

ウィーンの市庁舎前広場に立てられるクリスマスツリーは毎年オーストリアの色々な州から運ばれます。

クリスマス市は来週からまたオープンすると思うので、2週間弱は楽しめますね。

 

 

 

 

 

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