ウィーンの街中にはクリスマスツリーとして飾られるもみの木を売る業者がこの時こそが主役と言わんばかりに活躍しています。
もみの木が売られ始めるとクリスマスはもう目と鼻の先と言う空気が流れます。
ひと月以上も続くクリスマスシーズンですが、徐々にクリスマスの空気自体も変わって行きます。
今年のクリスマスはコロナ規制がないため、2019年以前同様いつもの場所にクリスマス市がオープンし、連日賑わいを見せています。
今年は一番最初にウィーンStammersdorfのクリスマス市、そしてシェーンブルン宮殿のクリスマス市、Spittelberg(シュピッテルベルク)のクリスマス市、MQのクリスマス市を掲載しました。
今日はまた別の場所のクリスマス市をお届けします。
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ミヒャエル広場はコールマルクトの延長上にあり、Herrengasseと交差したローマ時代から存在している歴史的にとても重要な場所で、ミヒャエル教会、ロースハウスなど見どころも多くある美しい広場です。
ここの王宮のライトアップもとても印象的で、その前に小さな屋台がたくさん並んでいます。
屋台の色は白を基調としていて、ハプスブルグ帝国時代のワッペンがそれぞれの屋台に見られます。
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ここのクリスマス市は "k.u.k. Weihnachtsmarkt am Michaelerplatz"という名称で、王宮のミヒャエル宮を背景に、かなりこじんまりしていますが、この美しい広場の美しい景観に溶け込んでいます。
"k.k"という名前が示す通り、かつての帝国時代を思い起こさせる演出となっています。
"k.u.k."というロゴはマリア・テレジアが最初に用いたものですが、フランツ・ヨーゼフ1世もこの称号を用いて、かつての帝国時代の面影を偲ばせます。
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ここは王宮という重要な観光ポイント、歩行者天国のコールマルクトがあることから必然的に観光客が多く通り抜ける所で、私も頻繁に御案内しています。
その割には他のクリスマス市と比べてここは空いていることが多いです。
このように重要な建造物の前や、美しい建物に囲まれた広場などに多くのクリスマス市が出ています。