今日のウィーンはおそらく今年一番の朝の冷え込みで、私がいる地域では朝7:00の時点でマイナス8.8℃でした。
昨日降った雪が解けずに氷のように残っています。
一昨日がアドヴェントの第3日曜日でした。
今年はコロナ規制がないので2019年以前と同様にクリスマス時期のウィーンはけっこう混んでいます。
日本を含めたアジアからの旅行者はまだまだ少ないですが、オーストリア周辺からは多くの観光客が来ています。
特にクリスマス時期の週末はかなり混雑していて、コロナ以前から行われていた土曜日の観光バスの旧市街周辺規制が導入されています。
今年は一番最初ウィーンStammersdorfのクリスマス市、そしてシェーンブルン宮殿のクリスマス市、シュピッテルベルクのクリスマス市と話題にしましたが今日はMQのクリスマス市をお届けします。
MQのクリスマス市は毎年ウィーンで一番最初にオープンするクリスマス市で、今年は11月10日が初日でした。
美術史博物館と自然史博物館の間にはマリア・テレジアの像があるマリア・テレジア広場があり、そのマリア・テレジア像の反対側の通りには、横長の建物があります。
これがMQで正確にはMuseumsQuartier という博物館地区があります。
これは1725年馬小屋として建てられたバロック建築です。
1922年からは見本市会場として使われ、2001年にこの建物を残し、その中庭空間を大きく改築し、博物館地区としてモダンなスポットに生まれ変わりました。
ここにはレオポルド美術館、現代美術館、建築博物館、子供博物館、Kunsthalleなどや、おもしろい店やレストランなどが多く入っています。
MQの細長い建物にはいくつか入口があり、建物の中を通り抜けていくと中庭空間があります。
この博物館地区は、バロック様式や歴史主義、現代建築があり、洗練された中庭空間です。
クリスマス市といってもここは他のクリスマス市とは全く違う、モダンな屋台がいくつか並んでいます。
この中庭に入っ瞬間にちょっと幻想的な気分になります。
レオポルド美術館や現代美術館といったモダンなアートが多く展示されている博物館もあることからそれに合わせた演出ということでしょうか。
MQ Libelleもライトアップしていますね。
MQのクリスマス市は12月23日までで16:00~23:00、土日祝日は14:00からです。
この時期ウィーンにいらっしゃる方はちょっと覗いてみ下さい。