今日は2013年最後の日、大晦日ですね。
ウィーンの街中は、クリスマスは終わりましたが、まだまだクリスマスツリーや
イルミネーションはそのまま残され、大晦日のカウントダウン(Silvesterpfad)の準備が色々な所で見られます。
それと同時に年末年始をウィーンで過ごそうという観光の皆さんも多く、街は活気に溢れています。
ただクリスマス休暇を取っている人も多いので、街中の交通量は少なくなっています。
クリスマスが過ぎるとすぐウィーンの街の至る所に、ぶた、てんとう虫などを売る屋台が待ってましたと言わんばかりに立ち始めます。
最近Wienerlinien(ウィーン市交通局)では、「Rücksicht hat Vorrang」を掲げている啓発広告をよく見かけます。
Rücksicht は配慮で、Vorrang は優先・・・つまり他のお客さんへの配慮が優先ですよ・・・なんて意味でしょうか。
シュテファン大聖堂は、7月1日の「シュテファン大聖堂の屋根」や、10月19日の「プンメリン」など、このコーナーでもよく登場しています。
シュテファン大聖堂はウィーンのシンボルのひとつですし、
1147年からずっと歴史を見つめてきましたからとても奥深く、様々な物を見ることができます。
今日12月26日はクリスマス休日の2日目です。
こちらオーストリアではStefanitag(シュテファニーターク)と呼ばれています。
これは12月26日は聖シュテファヌスの日であることから来ています。
シュテファヌスはキリスト教の最初の殉教者で石を投げられて殉教した聖人です。
このコーナーでもよく出て来る、ウィーンのシュテファン大聖堂は、このシュテファヌスに捧げられているわけです。
先週の12月の22日の日曜日が、アドヴェントの第4日曜日でした。
そこでAdventkranzには4本のロウソクが灯されました。
今日は12月24日クリスマスイヴです。
ザルツブルクから車で20kmぐらい走った所にOberndorf (オーベルンドルフ)という人口5600人程の小さい街があります。
この街こそ世界的に知られた「きよしこの夜」が初めて歌われた場所なんですね。
このコーナーでは色々なクリスマス市について書きましたが、今日12月23日はいくつかの例外を除いてクリスマス市の千秋楽です。
ウィーンの真ん中に立つシュテファン大聖堂前のシュテファン広場でもChristkindlmarktが出ています。
ここは地下鉄の駅も目の前で、ケルントナー通り、グラーベンもそばにあることから
行き交人々がとても多いいので、クリスマス市という雰囲気ではなく、街中のちょっとしたスタンド的な雰囲気です。
観光では日本の皆様にとってあまり一般的ではないかもしれませんが、Schloss Hof のChristkindlmarktは地元でもとても有名です。
Schloss Hofは、ウィーンから車で約60km、スロヴァキアの国境に近いMarchfeldの一角にあります。
ここは12,13世紀にすでにVeste Hof と言われ、
Eckartsauerの所有でした。
オスマントルコの2回目のウィーン包囲で地位と名声を築いたプリンツ・オイゲンが、(ウィーンのベルヴェデーレ宮殿で有名)1725年にこの一帯を入手し、ルーカス・フォン・ヒルデブラントによってバロック宮殿に改築させました。
美術史博物館と自然史博物館の間にはマリア・テレジアの像があるマリア・テレジア広場があります。
そのマリア・テレジア像の反対側の通りには、横長の建物のMuseumsQuartier (MQ)・・・博物館地区があります。
これは1725年馬小屋として建てられたバロック建築です。
1922年からは見本市会場として使われ、2001年にこの建物を残し、その中庭空間を大きく改築し、博物館地区としてモダンなスポットに生まれ変わりました。
レオポルド美術館、現代美術館、建築博物館、子供博物館、Kunsthalleなどや、おもしろい店やレストランなどが多く入っています。
この時期私も日本からのお客様とも、また個人的にもクリスマス市によく行きます。
どこでも売ってる物が似通っていて・・・結局は飽きてしまう・・・なんていう意見もあると思いますが、それぞれのクリスマス市にはそれぞれの雰囲気があるので、
実際に何かを買う・・・と言うよりもその雰囲気を楽しみに行くんですね。
地元の皆さんもそう思ってますし、私も実際にそう思います。
そこで何かいいものを見つけたら買う・・・そんな感じです。
このコーナーでも今月12月は、クリスマス関係やクリスマス市について多く紹介していますが、今日はマリア・テレジア広場のChristkindlmarktです。
モーツァルトが生まれた街として知られるザルツブルクのクリスマス市は素敵です。
写真で見られるように「Salzburger CHRISTKINDL-MARKT」という名称です。
ザルツブルクの大聖堂の形がイメージされていますね。
街中ではクリスマスツリーを売る業者が色々な所に見られます。
こちらでは必ず本物のもみの木を毎年買って飾ります。
よくあるおもちゃのツリーを飾る習慣は家庭ではまずありません。
もみの木はTannenbaum(タンネンバウム)とドイツ語で呼ばれますが、特にこのクリスマスツリーのもみの木は、ここオーストリアではChristbaum(クリストバウム)と呼ばれています。
40cmぐらいから2mぐらいまでの様々なもみの木が、街中のちょっとした一角(例えば地下鉄駅のそばや、スーパーの敷地、広場等)で売られていて、値段も異なっています。
まっすぐで、とても葉が密集していて、形がいいもみの木は値段も高いです。
平均的に20~60ユーロぐらいのもみの木が売られています。
つい先日「街中のイルミネーション」というタイトルで、グラーベンとコールマルクトの
イルミネーションを紹介しました。
今回は、その3大歩行者天国の「ケルントナー通り」です。
たいていのガイドブックではウィーン一番の目抜き通りとして書かれています。
こちらの感覚では、「男性が白髪を染める・・・」ということはとても変とされています。
逆に女性が髪の毛を別の色に染めることは、こちらでは全く普通とされています。
実際街中を歩けば、女性で髪の毛を染めている人の方がむしろ多いくらいです。
最初はあまり気づかないかもしれませんが、見慣れて来ると、あっ、この人は染めているんだな・・・ということがすぐにわかります。
よくあるパターンが、金髪(blond・・・ブロンド)に染めている女性です。
金髪にも、明るい金髪、暗い金髪、茶色に近い金髪など段階があります。
本来金髪ではない女性が、バリバリの金髪に染めている場合に限り、あまり中身のない人が多い・・・という話はよく聞きます。
日本の男性の場合、白髪が増えて来ると、当たり前のように白髪を染めます。
まぁ~確かに若く見えるのかもしれませんね。
こちらでは逆に、染めるとその生え際の本来の地毛とのギャップが見えるのがまず滑稽で
あること・・・(女性の場合にはなぜかそんなに気にならないようです)
また、白髪が増えて来ると、男性はより知性的に見えるそうです。
そう考えると、確かにこちらの男性で白髪の髪の毛を染めている人はほとんど見たことがありません。
実際に髪の毛を染める、染めないなんてどうでもいいことなのですが、この辺りにもメンタリティーの違いがあるんですね。
ウィーンの街には絵になるアーチ構造がたくさんあります。
このコーナーでも8月3日に「アーチ構造」というタイトルで市庁舎と国立オペラ座のアーチを紹介しています。
今回はミノリーテン教会とウィーン大学です。
このアドヴェントの時期、ウィーンの街の至る所で通りのイルミネーションを見ることができます。
毎年クリスマスの時期になる少し前に大きなクレーンなどが導入されて
大掛かりなイルミネーションを取り付けています。
今日はウィーンの有名な歩行者天国のイルミネーションです。
ウィーンには多くの場所にChristkindlmarkt (クリスマス市)が出ているわけですが、
それぞれのクリスマス市にはそれぞれの雰囲気があります。
その中で、地元でとても人気のある「Spittelberg」(シュピッテルベルク)の
クリスマス市について少し書きたいと思います。
オーストリア国鉄(ÖBB)が、2014年1月1日から2%~10%の値上げを行います。
犬や自転車も2014年1月から料金がかかり、普通運賃の10%です。
乗車券は2日間有効で、キャンセルも無料です。
以下ウィーンを始め、オーストリアでの主な区間の運賃と値上がり率です。
今日12月8日は、
「Maria Empfängnis」
(マリアエンプフェングニス)
という休日です。
マリアは、イエス・キリストの母として、絶大な人気があり、教会、
絵画、街中と至る所で見ることができます。
マリア信仰は、かなり後から来たものです。
もともとユダヤ教の極端な
男性中心主義と女性蔑視の習慣からマリア崇拝が生まれたと言っても
いいぐらいです。
イヴはアダムの脇腹の骨から
創造させられたことや、
ユダヤ・キリスト教が父神「ヤハヴェ」を全能の父・・・という発想でとらえたこと・・・などからもわかります。
もともとは古来の地母神の習慣があり、それを父神に入れ替えて、でも現実世界では、
男性と女性、雄と雌・・・があって中庸がとれるわけで、そこからマリア信仰というものが生まれて来たわけです。
オーストリアの歴史の中では、「オスマントルコの包囲」は有名で、1529年と1683年と
大きく2回ありました。
2回ともウィーンは包囲はされましたが、奇跡的に落ちることはありませんでした。
特に2回目の1683年は、ベルヴェデーレ宮殿を建築させることになる、プリンツ・オイゲンが大活躍をしてくれました。
ウィーンの街中には、その時にトルコ軍から撃ち込まれた大砲の弾(Türkenkugel---テュルケンクーゲルとこちらでは呼ばれています)を数か所で見ることができます。
今日12月6日は「聖ニコラウスの日」というこのクリスマスの時期のとても重要な日です。
ニコラウスは小アジア(現在のトルコ)のMyra の司教であり、だいたい350年ぐらいに亡くなったとされている聖人です。
貧しい人達を憐み、助けて、財産を全て貧者に与えたとも言われています。
よくある有名な彼のエピソードは、年頃3人の娘を持った、貧しい父親の話です。
お金がなかったので、嫁がすこともできなかった・・・そこで娘たちが体を売ってお金を作ろうとした時に、ニコラウスが3日3晩現れ、その家の窓から、もしくは煙突から金貨を投げ込んだとされています。
その金貨がそこにぶら下げられていた靴下の中(もしくは置いてあった靴)に投げ込まれた・・・ということです。
何か思い当りますね!
もうひとつのエピソードは、航海中嵐によって難破しそうになった船の上で、船乗り達がニコラウスの名前を呼んだら海の上にニコラウスが現れて、命を救った・・・ということです。
今回はウィーンのちょっと珍しいアングル第5弾です。
前回第4弾は11月1日でした。
やっぱり基本は、普段見られる当たり前の場所に、当たり前のように見られる物が、
別の角度から見えた時の新鮮さがいいですね。
ウィーンにはこのアドヴェントの時期にたくさんのクリスマス市(Christkindlmarkt)が
出てますが、シェーンブルン宮殿も地元では人気のあるクリスマス市のひとつです。
平日は意外と訪れる方は少ないですが、週末は観光の皆さんに増して
地元の家族連れの皆さんが多く訪れます。
先日の新聞記事からで、ウィーンの住宅価格の傾向が発表されていました。
これはEigentumswohnungenのデータで、庭がある一戸建ての家ではありません。
日本的には持ち家のマンションやアパートです。
以下ウィーン23区の2012年から2013年までの1m²の値段と上昇率です。
※immowelt.at より
ウィーンの画家として名高いHundert Wasser (フンデルト・ヴァッサー)が手掛けた
フンデルトヴァッサーハウスは観光ポイントとしても人気があります。
フンデルト・ヴァッサーのことを知っているウィーンに来られる観光の皆様は、
たいていフンデルト・ヴァッサーハウスというウィーンにある市営住宅をおそらく最初に
見るでしょう。
もちろんそちらは有名ですが、今日はフンデルトヴァッサーハウスではなく、彼が手掛けた教会について書きたいと思います。
先月11月18日付で、ウィーンのクリスマス市のオープン時間を紹介しました。
こちらではクリスマス市のことをChristkindlmarkt(クリストキンドルマルクト)と多くの人が呼んでいます。
今日12月1日は ADVENT (アドヴェント)の第1日曜日です。
ウィーンにいくつもあるChristkindlmarktの中でも市庁舎広場が一番大きくて、華やかでイルミネーションも素敵です。
屋台の大きさも他のChristkindlmarktとは違って大きいです。
でも一番物価が高いクリスマス市かもしれません。