聖ニコラウスとサンタクロース

今日12月6日は「聖ニコラウスの日」というこのクリスマスの時期のとても重要な日です。

 

ニコラウスは小アジア(現在のトルコ)のMyra の司教であり、だいたい350年ぐらいに亡くなったとされている聖人です。

 

貧しい人達を憐み、助けて、財産を全て貧者に与えたとも言われています。

 

よくある有名な彼のエピソードは、年頃3人の娘を持った、貧しい父親の話です。

お金がなかったので、嫁がすこともできなかった・・・そこで娘たちが体を売ってお金を作ろうとした時に、ニコラウスが3日3晩現れ、その家の窓から、もしくは煙突から金貨を投げ込んだとされています。

その金貨がそこにぶら下げられていた靴下の中(もしくは置いてあった靴)に投げ込まれた・・・ということです。

 

何か思い当りますね!

 

もうひとつのエピソードは、航海中嵐によって難破しそうになった船の上で、船乗り達がニコラウスの名前を呼んだら海の上にニコラウスが現れて、命を救った・・・ということです。

 

 

小アジアでは6世紀にすでにニコラウスのお祭りの習慣がありました。

現在でも彼のとても傷んだ棺がMyraの教会の下にあり、特に東方正教会の重要な巡礼教会としても知られています。

 

1087年にそこからおそらく海賊達によって、ニコラウスの骨が盗まれ、イタリアのBari (バーリ)に持たらされ、そこにニコラウスの教会が作られました。

現在でもそこは有名な巡礼教会です。

 

その後、ヨーロッパでもニコラウス崇拝がとてもポピュラーになったわけです。

 

やがて新大陸のアメリカが発見され、そこに17世紀にオランダ人達が移民していき、その時にこのニコラウス習慣をアメリカに持って行きました。

 

St.Nikolaus はドイツ語では、ザンクト・ニコラウス、英語でセント・ニコラウス・・・オランダ語ではSinterklaas・・・これがアメリカからサンタクロースというカタカナ書きで、私達日本に入って来たわけです。

 

日本はかなりアメリカナイズされているので、クリスマスもアメリカ的にサンタクロースがプレゼントを持って来るわけです。

 

つい先日「クリスマスの習慣 ADVENTKRANZ」でも書きましたが、

こちらではサンタクロースがプレゼントを持って来ることは絶対にありません。

Christkind(子供のイエス)が持ってきます。

 

そのニコラウスのエピソードからおそらく転じて、こちらでは子供達が自分の靴をきれいに磨いておいて、12月6日ニコラウスの日の前日の12月5日夜寝る前に、窓に置いておきます。

そこでニコラウスが良い子の所に現れて、その磨かれた靴の中に、食べ物を入れるという習慣があります。

 

その食べ物は、落花生、みかん、リンゴなどで、この冬に食べ物がある・・・という象徴なんですね。

 

実際に靴を磨いている子供達は少ないかもしれませんが、この12月6日に食べ物やちょっとした小さな贈り物をもらうことは現在のとてもポピュラーな習慣です。

 

 

ちなみに良い子にしていなかった悪い子供達には、ニコラウスではなくてKrampus (鬼) が来る・・・ということになっていて、これが前日の12月5日です。

 

クリスマスのこのADVENTの時期には、ここで紹介した写真のように、司教さんであるニコラウスのチョコレートがたくさん売られています。

 

2枚目の写真は、「Nikolo&Krampus」とあり、両方のセットです。

 

この12月6日は特にNikolo(ニコロ)と呼ばれ生活に浸透しています。

 

 

 

サンタクロースは、聖人ニコラウスから時と共に変化していたったものでした。

 

 

 

 

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