早いもので9月ももう最後の日となりました。
朝6時15分を過ぎてもまだ暗いので、日照時間が短くなってきていることがわかります。
毎年この時期になると街中のカフェでは栗のケーキが登場します。
季節を感じますね~!
中でも特に人気があるのは個人的に大好きなこの栗のケーキです。
毎年このケーキを個人的好みで話題にして申し訳ありませんが、季節を感じるものとして
今年も登場させたいと思います。
昨日ウィーンでは月食を早朝に見ることができました。
雲もそれなりに出ていましたが、天気もよく青空が一日中広がっていました。
昨日も仕事の始まりがシェーンブルン宮殿からだったので、地下鉄から降りて宮殿の正門に向かって秋の青空を見ながら歩いていました。
シェーンブルン宮殿の横にはマロニエが植えられているのですが、その中のひとつがこの時期にもかかわらず咲いていました。
それを見て、そう言えば去年もそうだったたなぁ~と思いだしました。
ウィーン、Niederösterreich、Burgenlandでは9月7日に学校が始まりました。
こちらは新年度は9月からですね。
小学校に初めて通う子供達は9月7日が入学式でした。
オーストリア全体では825.000人以上の義務教育である6歳~15歳の子供達がいますが、
その中で約350.000人が9月7日から学校が始まっています。
義務教育年齢の子供達が地域によってどのくらいの割合なのかを少し見てみましょう。
※2015年9月5日の新聞STANDARDより
オーストリア国家公認ガイドとして私が仕事で皆様に御案内する場所は圧倒的にウィーン市内が多いです。
ウィーン市内と言っても、ウィーンはかなり広い街で、しかもヨーロッパ文化が凝縮したとても奥が深い街ですから、見所も中心だけではなく外側にもたくさん点在しています。
ウィーン以外にも周辺のウィーンの森やヴァッハウ渓谷、ザルツブルク、グラーツ、ブルゲンラントなどにもよく行きます。
オーストリアでウィーンの次に見たい都市と言えばザルツブルクになるのでしょうか。
ウィーンからも日帰りで行くこともあり、ザルツブルクからウィーンへ、逆にウィーンから
ザルツブルクへ行くツアーも多いです。
ウィーンからツアーで日帰りでザルツブルクに行く場合はたいてい専用バスで移動します。
ウィーン~ザルツブルクは片道300kmありますので、往復600km、場合によっては
ザルツカンマーグートも経由することもあるのでかなりきつい日帰りです。
可能ではありますが・・・。
でもたまに電車でウィーン~ザルツブルクを日帰りすることもあります。
以前はウィーン~ザルツブルク間は片道3時間10分ぐらいかかっていたのが、オーストリア国鉄(ÖBB) からの railjet(レールジェット)の登場により2時間22分となりました。
今日はそのrailjetでザルツブルクに行った時のちょっとした様子についてです。
このウィーンのちょっと珍しいアングルシリーズもだいぶ定着してきました。
前回のウィーンのちょっと珍しいアングル23ではシュテファン大聖堂内部を上の方から見た
光景を紹介しました。
今回はちょっとウィーン中心部から離れています。
朝夕と日中の気温の差が大きくなってきて、秋らしくなってきたウィーンです。
街中の街路樹やシェーンブルン宮殿の木々などを見ても秋を感じます。
しかしまだまだカフェやレストランもテラスが出ていて外でお茶をしたり食事をしたりする人が多いです。
今年の夏は大変暑かったので、いつもよりも忙しかったアイスサロンにもまだまだたくさんの人が座っています。
そのアイスに代わるものとして焼き栗があり、街中に焼き栗スタンドが出始めました。
昨日9月22日は"Rasen am Ring 2015" (ラーゼン・アム・リンク)という毎年この日恒例のイヴェントがありました。
一昨年2013年9月22日のRasen am Ringを、去年の2014年9月22日のRasen am Ring
もテーマにしたのでもう一年経ってしまったのか・・・という感じです。
最近ウィーンの住居の値段が賃貸でも持ち家でも高くなっている話をよく聞きます。
ウィーン全体的に土地の値段も高くなっています。
ウィーンは23区で成り立っていますが、場所によっては土地の値段がかなり違います。
1区の旧市街地は他の区と比べると群を抜いて高いです。
8月の始めにオーストリアでの持ち家の割合を紹介しましたが、ウィーンで持ち家に住んでいる人は20.8%とかなり少ないわけです。
さて、今回はウィーン23区それぞれの持ち家の値段を比較してみたいと思います。
これはHaus(一戸建て)ではなく、Wohnungen (いわゆるアパート)の持ち家で
Eigentumswohnungenとこちらでは呼んでいます。
2010年と2015年の比較で、単位は1m²あたりの販売価格です。
※immowelt.atより
難民問題でもウィーンも生活や観光には全く問題ありません、ウィーン西駅の難民状況、
難民問題 その後と状況をお知らせしてますが、難民問題はかなり流動的になっています。
つい先日はWaldviertelpur 2015、収穫感謝祭、Streetlife Fetival 2015といった地元のイヴェントを紹介しましたが、昨日9月19日の土曜日も"TAG DES SPORTS" というイヴェントがありました。
本当にこの時期ウィーンはイヴェントが多いです。
数日前に難民問題でもウィーンの生活や観光には全く影響はありませんという報告と、
ウィーン西駅の難民状況についてお知らせしました。
実際ウィーンの街は言葉通りいつもと変わらず至って平和で、これは全く変わっていませんのであまり難民問題をテーマにしたくはありません。
しかし・・・
私のこのホームページにもそのことについての質問が寄せられていること、私はオーストリア国家公認ガイドとして仕事をしていて、実際に平和なウィーンの街並を毎日御案内していて何の問題もないこと、そして日本からのお客様に何の心配もなくウィーンで観光を楽しんで頂きたいことから適度に近況をお知らせしたいと思っています。
ウィーンの真ん中に建つシュテファン大聖堂はウィーンのひとつのシンボルであり、
歴史的にもとても重要です。
場所的にもケルントナー通りとグラーベンという重要な歩行者天国のほぼ交差した所に位置しているため観光の皆さんの目印にもなり、旧市街を歩けば何度となく通るでしょう。
このシュテファン大聖堂は1147年からずっとこの場所で歴史を見つめてきましたし、
大聖堂自身にも様々な重要なものが目白押しです。
このコーナーでも知らない間にシュテファン大聖堂の色々な物について書きました。
今日ここで紹介する物もそのシュテファン大聖堂にあって、しかし知られていない
ちょっと重要な物です。
シュテファン大聖堂の有名な説教壇、当時のステンドグラス、記念プレート、
涙を流す聖母マリア、プンメリン、ローマ時代の墓石、モーツァルト最後のお別れの場所なども是非御覧下さい。
ウィーンで"カフェハウス"と言えば、100年以上も営業している伝統的なカフェハウスを
まず思い浮かべると思います。ウィーンには様々な伝統名物カフェがあります。
しかし、今日話題にするカフェは"カフェ"という感覚では最初にはおそらくすぐには思いつかないカフェです。
それは美術史博物館のカフェ・レストランです。
数日前に難民問題をテーマにし、ウィーンの街は生活や観光に全く影響がないことについて
報告しました。
一昨日の9月13日に仕事でザルツブルクに行きましたが、バスではなく国鉄を使って往復しました。
ウィーンから電車でザルツブルクに行く場合はWien Westbahhof (ウィーン西駅)を
使うのが主流で、ザルツブルク方面ということは当然そのすぐ先にはドイツがあります。
シリアなどから入って来た難民はハンガリーのブダペスト経由でウィーンへ、そしてオーストリアを通過してほとんどがドイツやスカンジナビアを目指しています。
そのため、ウィーンの西駅にも必然的に多くの難民がいるわけですね。
国鉄は通常通り動いているのか、特に私が乗る電車にも影響がないかどうか事前にちゃんと聞いた所、"全く難民の影響はなく通常通り走っている"とÖBB (オーストリア連邦鉄道)は答えました。
実際に朝、西駅に行ってみると・・・
ウィーンはヨーロッパでも車の所持率が結構高い街で、そこらじゅうに路駐を見ることができます。お客様からもよくこの路駐についての質問を受けます。
日本ではこの路駐状態は考えられないですものね。
ウィーンは公共交通機関がとても発達していますから、ウィーンに住んでいれば"車"は必ずしも必要はないでしょう。
しかし、オーストリアは郊外に美しい風景が広がってますから、当然ドライブしたいと思いますし、車があれば何かと便利です。
私は日本では車に乗ってましたがウィーンに住み始めの頃は、数年車なしの生活をしていましたが、全く不便さは感じませんでした。
しかし、今は車なしでの生活は考えられなくなってしまいました。
やっぱり家族と色々な場所に気軽に出かけたいですからね。
ヨーロッパは陸続きですし、オーストリアは8か国に囲まれている内陸国ですから、車でも簡単に他の国に入れます。
陸続きとは言え、それぞれの国は法定速度が違っていたりするので、外国を走る時は
少し慎重になりますね。
さて、今日はオーストリア周辺の国の交通違反をした時の罰金がどのくらいなのかという
ちょっと変わったデータを見てみましょう。
※Verkehrsclub Österreich より
この時期ウィーンはイヴェントが多くあります。
ついこの前は収穫感謝祭やWaldviertelpur 2015またなどを話題にしましたが、昨日から
今日にかけて行われているStreetlife Fetival 2015も好評のようです。
これは以前5月の終わりに紹介したWiener Stadtfestという街祭りとは違います。
ウィーンにはおいしいケーキが食べられるカフェがたくさんあります。
個人的にはハイナーやオーバーラー、ラントマンのケーキが好きですが、伝統や知名度からすればデーメルとホテルザッハーの2軒が真っ先に挙げられるでしょうか。
ウィーンで一番有名なケーキと言えばやっぱりザッハーとたいていの人が答えるでしょう。
ザッハートルテが別にウィーンで一番おいしいケーキではないにもかかわらずです。
ここでもオリジナルザッハートルテというタイトルでホテルザッハーのザッハートルテについて書いていますが、今回はデーメルのザッハートルテについて少し触れたいと思います。
皆さんも御存知の通りEUの難民問題は大きく取り上げられています。
シリアからの難民が一番多く、自由を求めて多くの人がドイツを目指しています。
難民がEUを目指すルートは大きく2つあって、バルカンルートでEUに来るパターンと地中海を船で横断してイタリアに来るルートが一般的です。
地中海ルートはニュースでも御存知だと思いますが、コストは安めだそうですが、安全性に
疑問があります。
バルカンルートはコストが高いようですが、海よりは安全性があるようです。
しかし、基本的に闇入国ということでは一緒ですが、爆弾が飛び交う日常生活から逃れたいと思うのは当然のことです。
同じ人間として同情せざる負えません。
今年に入ってから約38万人の難民がすでにEUに流入していますが、まだ続くでしょう。
ハンガリーの首都ブダペストに難民が多く到着しましたが、ブダペスト~ウィーン間の電車がしばらく運休したことで、ブダペスト駅に難民が溢れました。
その後オーストリアは数日前に一時的に難民を受け入れて、ウィーンに来させ、たいていの
難民がそのままドイツのミュンヘンへ抜けて行きました。
ドイツは難民ウェルカム政策を打ち出しているので、ほとんどの難民がドイツを目指しているわけです。
EUでもこの難民対策が行われ、一案として難民をEUそれぞれの国に分配する比率が昨日の新聞にも掲載されていました。これは来週月曜日にブリュッセルで議論されます。
ウィーンは7月の1週目から年度末のバカンスシーズンが始まり、(いわゆる夏休み)地元の方がそれぞれバカンスを楽しみます。
学校も休みですから、親御さんたちは子供達に合わせて休暇を取るわけですね。
9月から新年度が始まります。
学校も今週9月7日の月曜日から始まり、通常の生活が戻って来ました。
さて、そんな時期を象徴するかのようにこの時期にたくさん見られる黄色い花について少し書きたいと思います。
オーストリアでは外に出る人が多いと言うと滑稽ですが、つまり外で余暇を楽しむ人が非常に多いです。ちょっとした散歩からハイキング、本格的な登山、ロッククライミング、
自転車、マウンテンバイク、水遊び、様々なスポーツをする方も多いです。
スポーツと言えばサッカーとスキーは国民的と言ってもいいでしょう。
スキーは御存知の通り、ジャンプやアルペンはしょっちゅうメダルを取りますね。
アトミックやフィッシャーなど有名なスキー板はオーストリアの製品です。
逆にサッカーはここずっとオーストリアはヨーロッパで見れば残念ながら弱国です。
1970年代ぐらいまでは強国であったオーストリアでしたが・・・。
しかし、ここ最近はまたレベルが上がってきています。
ウィーンは荘厳な建造物がたくさん見られ、かつての帝国の都が今でも十分感じられる美しい街ですが、夜も重要な建造物がライトアップされていますので昼間とは違った雰囲気を
感じることができます。
その中で意外とシェーンブルン宮殿のライトアップは見ない方が多いです。
シェーンブルン宮殿はオーストリアではひとつの観光ポイントとしては年間を通して最も
多くの方が訪れる場所ですが、たいていの観光の皆さんはシェーンブルン宮殿見学ができる昼間に訪れますね。
そのため、夜ここに改めて来る・・・という考えにはならないようです。
ウィーン、Niederösterreich、Burgenlandでは今日から学校が始まります。
いわゆる入学式も今日で、新しく学校に入る子供達は"Schultüte"(シュールテューテ)という三角錐の大きなもの(これはソフトクリームのコーンの形をしたもの)を持って初めての学校に行きます。
この中には学校に入るお祝いとして、両親や御祖父さん御婆さんからもらったたくさんのプレゼントが入っています。
今日は親御さんや祖父母の皆さんが子供達といっしょに学校に行って、子供達をお祝いするという大事な日です。
ヨーロッパの歴史ある街はたいてい国鉄の大きな駅は街の中心の外側にあります。
日本は駅が中心であることがほとんどですね。
ここウィーンも今日テーマにするウィーン中央駅を始め、西駅、プラターシュテルン駅、フランツ・ヨーゼフ駅、ウィーン・ミッテ駅と5つの代表的な駅があります。
その中でも圧倒的に重要性がある駅は中央駅と西駅でしょうか。
7月、8月は休暇シーズンであり、また年度末でもあります。
そのため国立オペラ座や楽友協会などでの通常の演奏会はお休みということになります。
9月から新しいシーズン(2015/2016)が始まります。
それに伴って、国立オペラ座観劇の料金が少し引き上げられましたので、新料金をここに
掲載したいと思います。
ウィーンの国立オペラ座は今日9月4日が初日で、演目はヴェルディのリゴレットです。
去年の国立オペラ座でのチケットの値段(2014/2015)はこちらから
ウィーンはバロックの都ともよく形容されるように、ヨーロッパでも重要なバロック建築が
多く見られるわけですが、バロック以外に様々な、全ての建築様式を見ることができます。
ロマネスク、ゴシック、ルネッサンス、バロック・・・このような言葉はヨーロッパでは
たいてい聞かれることで、時代の物差しであり、絵画、建築、音楽、キリスト教、工芸品、
生活習慣などに見られる重要な様式です。
この流れや特徴が少しでもわかるとヨーロッパの街はもっとおもしろく見えてきます。
その様々な様式の中で"ユーゲントシュティール"もが多く見られます。
ユーゲントシュティールは19世紀終わりから第一次世界大戦が終わるまでの非常に短い時間でしたが、集中的に多くの物が見られます。
このコーナーでも
マジョリカハウス、カールボロメウス教会、アム・シュタインホーフ教会、Hohe Brücke,
シュトゥルードゥルホーフシュティーゲ, アンカー時計、オットー・ヴァーグナーの駅舎、
などについて書きました。
今日はそのユーゲントシュティールのひとつで、ウィーン旧市街の一角にあるよく知られた
エンゲル薬局について少し書きたいと思います。
ウィーンには地元の企業を始め、様々な外資系企業があり、また国連都市ということもあって各国の政府関係者、報道関係と色々な人が駐在しています。
かつては日本の企業も多くウィーンにはありましたが、日本経済の影響からかなりの企業が
撤退しました。
日本から駐在する場合は、それだけ余計な費用がかかるわけですからね。
さて、地元オーストリアでの重要企業の今年度のトップ10が今年7月に発表されたので、
どんな企業が名を連ねているか見てみましょう。
※eurobrand より
(1EUR=¥100 で計算しています)
ウィーンは個性あって地元の人達で賑わう人気あるレストランがたくさんあります。
その中で今日テーマにするこの場所のスペアリブは大好きで、個人的にもよく行きます。
2年以上前にも"おすすめ!ウィーンでおいしいスペアリブ!"というタイトルでこのレストランのスペアリブを紹介していますが、つい先日も食べに行きました。