難民問題でもウィーンの生活や観光には全く影響ありません

皆さんも御存知の通りEUの難民問題は大きく取り上げられています。

シリアからの難民が一番多く、自由を求めて多くの人がドイツを目指しています。

難民がEUを目指すルートは大きく2つあって、バルカンルートでEUに来るパターンと地中海を船で横断してイタリアに来るルートが一般的です。

地中海ルートはニュースでも御存知だと思いますが、コストは安めだそうですが、安全性に

疑問があります。

バルカンルートはコストが高いようですが、海よりは安全性があるようです。

しかし、基本的に闇入国ということでは一緒ですが、爆弾が飛び交う日常生活から逃れたいと思うのは当然のことです。

同じ人間として同情せざる負えません。

今年に入ってから約38万人の難民がすでにEUに流入していますが、まだ続くでしょう。


ハンガリーの首都ブダペストに難民が多く到着しましたが、ブダペスト~ウィーン間の電車がしばらく運休したことで、ブダペスト駅に難民が溢れました。

その後オーストリアは数日前に一時的に難民を受け入れて、ウィーンに来させ、たいていの

難民がそのままドイツのミュンヘンへ抜けて行きました。


ドイツは難民ウェルカム政策を打ち出しているので、ほとんどの難民がドイツを目指しているわけです。

EUでもこの難民対策が行われ、一案として難民をEUそれぞれの国に分配する比率が昨日の新聞にも掲載されていました。これは来週月曜日にブリュッセルで議論されます。




それが決まった場合は・・・

ドイツに全体の25%に当たる40.206人、フランスに全体の19%に当たる30.783人、

スペインに12%に当たる19.219人、ポーランドに7.5%に当たる11.946人など割り当てられるかもしれません。

オーストリアの受け持ちは全体の3.03%で4.853人となっています。

国土面積や人口の比率などを考慮しているようです。


さて、オーストリアに旅行しようと思っている方、ウィーンに旅行しようと思っている方は

日本のテレビなどのマスメディアの影響もあって不安がよぎっているかもしれません。

私は国家ガイドとして毎日仕事をしていますが、観光には何の影響もありませんし、生活していても難民のなの字も見えません。

ウィーンの街は変わりなく至って平和ですよ!


もちろんニュースや新聞では大きく取り扱われていますが、難民の収容施設がしっかりあるので、彼らが何かすることはできないわけですし、国を追われてEUやドイツに行きたい彼らには犯罪などの考えすらありません。


一昨日御案内したツアーのお客様はブダペストからウィーンに移動されてきました。

旅の予定では電車でブダペストからウィーンに来られるはずでしたが、ブダペスト駅は混乱が予想されるだろうということからバスでウィーンに来られました。

何の問題もなくスムーズにハンガリー国境を通過し、オーストリアに来られました。


このようにブダペスト駅にはまだまだ難民が多いでしょうから、ちょっとした障害はでるかもしれませんが、それ以外観光される場合は治安的に通常通り全く問題ありません。







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