ヨーロッパは鉄道がとても発達しているので、電車で6時間ぐらいまでの距離であれば
鉄道を利用する人が非常に多いです。
このオーストリアには鉄鋼業という大事な産業があり、そこからヨーロッパ大陸では
おそらく一番最初に”鉄道”という形で線路が引かれました。
ウィーンから鉄道に乗ろうと思うと、現時点では西駅が一番ポピュラーで、西側の主要都市
に行くことができます。来年から本格的にHauptbahnhof (中央駅)が機能すれば、
そちらにも多くの電車が来ることになります。
オーストリアはÖBB(Österreichischen Bundesbahnen・・・オーストリア連邦鉄道)といういわゆる国鉄がオーストリア主要都市を始め、周辺国との提携でヨーロッパ主要都市に簡単にアクセスできます。
ヨーロッパ主要都市を結ぶEC (ユーロシィティー)もたくさん走ってますが、
ここ6年前ぐらいから導入されている"railjet"(レールジェット)は快適です。
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railjetはオーストリアの高速国際特急列車で、2008年からオーストリア国内を始め,
ヨーロッパのオーストリア周辺
都市を結んでいます。
最高速度230km/hで走りますが、試験走行では275km/hを記録しています。
客車と機関車が同じデザインで
車両全体の統一感があり、前後で同じようなデザインに見えます。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=437x1024:format=jpg/path/s4e142077b197ce48/image/i1f00447632b92e51/version/1467703033/image.jpg)
"railjet" と小文字で書かれ、ワインレッドが基調となり、3色の異なるグレーも使われ、
窓の下には明るい赤が引かれています。
線路幅はこちらで定番の1435mm,
全編成の長さ205m、
Siemensの製造です。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=366x10000:format=jpg/path/s4e142077b197ce48/image/id2b80280d3376aaf/version/1467703019/image.jpg)
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=366x10000:format=jpg/path/s4e142077b197ce48/image/ifd007787e9f004d6/version/1467703016/image.jpg)
車内はグレーをベースにしたモダンなイメージです。
クラスはオープンサロンとドアのないコンパートメントを組み合わせた
セミコンパートメントのbusiness(写真右),オープンサロンの1等座席のfirst(写真左),
オープンサロンの2等座席のeconomyの3クラスがあります。
ウィーンの西駅から、現時点でブレゲンツ(インスブルック、ザルツブルク方面)、
ミュンヘン、チューリッヒに1日15本、またウィーン~グラーツが1日13本、
ウィーン~クラーゲンフルト(フィラッハ行き)、ウィーン~ブダペストも走っています。
ウィーン~ザルツブルクはICだと2時間52分、westbahn だと2時間30分かかりますが、
railjetは2時間22分です。