オーストリアでは外に出る人が多いと言うと滑稽ですが、つまり外で余暇を楽しむ人が非常に多いです。ちょっとした散歩からハイキング、本格的な登山、ロッククライミング、
自転車、マウンテンバイク、水遊び、様々なスポーツをする方も多いです。
スポーツと言えばサッカーとスキーは国民的と言ってもいいでしょう。
スキーは御存知の通り、ジャンプやアルペンはしょっちゅうメダルを取りますね。
アトミックやフィッシャーなど有名なスキー板はオーストリアの製品です。
逆にサッカーはここずっとオーストリアはヨーロッパで見れば残念ながら弱国です。
1970年代ぐらいまでは強国であったオーストリアでしたが・・・。
しかし、ここ最近はまたレベルが上がってきています。
Bundesliga(ブンデスリーガ)という日本で言うJ1が10チームあり、オーストリア国内ではファンが多く大変盛り上がっています。
さて前置きが長くなりましたが、サッカーファンであれば誰でも知っているサッカー競技場が国内にいくつもある中でウィーンのErnst Happel Satdionは有名です。

このサッカー競技場・・・こちらでは"Satadion"まだハプスブルグ帝国時代の1915年ぐらいからプラン
されていました。
いくつかの案が募集されれ、その中にはシェーンブルン宮殿の横に作る構想も存在していました。
帝国解体や第一次大戦などで、それどころではなく、その後オーストリア共和国10周年の1928年から工事が始まり、1931年7月11日がオープニングとなりました。
建築家はOtto Ernst Schweizerです。
その後修復は何度も行われ、1992年まは"Praterstadion"という名でしたが、現在では地元では誰でも知っている歴史的で偉大なオーストリアのサッカー選手である
Ernst Happel(1925年~1992年)の名がついています。
ここは記憶に新しい2008年サッカーヨーロッパ選手権の決勝戦が行われた場所で、ドイツとスペインが戦いました。(この内容はおもしろくありませんでしたが・・・)
もちろんそれ以外にも地元では頻繁に使用され、50.000人以上収容できます。
さて、話が長くなりましたがこのサッカー競技場には街中では絶対に見ることができない石のサッカーボールが見られます。


このErnst-Happel-Satdionの脇にある舗装された広場のような通りに、御覧のようにたくさんの石で作られたサッカーボールが並べられています。
この光景は滑稽です。でもこの場所だから許されるもので、なおかつここ雰囲気にピッタリですね。一種のガードレールであり、車の通行を制限する役割を担っています。この石のサッカーボールは直径70cmぐらいとかなり大きいです。