年間を通して生活の中で一番重要なのはクリスマスです。
宗教的には復活祭ですが、クリスマス習慣を楽しむ期間はクリスマス市が出る時から数えればひと月以上もあるわけです。
市庁舎やシェーンブルン宮殿のクリスマス市は12月26日まではやっていますが、場所的に観光産業もひとつの理由になっています。
しかし、本来の習慣からすれば12月23日までがクリスマスの空気を楽しみ、24日からは今までの盛り上がりが嘘のような静かな街の空気に変わります。
多くは家族とクリスマスを過ごしますので、クリスマスツリーの装飾やプレゼントの演出、食事などの準備に追われます。
うちは昼食後、午後にクリスマスツリーを部屋に入れて家内と子供が装飾を担当し、私はロウソクやイルミネーションを施しました。
今年は特に形のいいツリーを探すことができ、部屋に飾ったら予想以上に綺麗です。
もう何度も書いていますが、クリスマスにプレゼントを持って来るのはサンタクロースではなく、子供のキリスト・・・"Christkind"(クリストキント)が持って来ます。
オーストリアではサンタクロースは絶対に登場しません。
クリスマス市も"Christkindlmarkt"と一般的に言われます。
うちにも夕食後、しばらくしてChristkindが多くのプレゼントをクリスマスツリーの下に置いて行きました。(笑)
さて、オーストリアには"Christkindl"という名の街があることを御存知でしょうか?
地元ではもちろん知られた街で、観光的にもかなり知れ渡ってきています。
そのChristkindlについて2回に渡り少しまとめてみましょう。
昨日の日曜日が、Adventの第4日曜日となり、Adventskranzに4本目のロウソクが灯されました。
クリスマスが年間を通して最も重要なイベントです。
こちらでは今日の午前中にクリスマスツリーを装飾する人が多いと思います。
うちも先日買ったクリスマスツリーを今日まで庭のテラスに立てかけておきましたが、これから部屋に入れてネットを外して飾ります。
ウィーンの街は午後から晩にかけてとても静かになり、多くの人が家で家族とクリスマスを過ごします。
遠くに住んでいる人も実家に戻って来て、家族皆で食事をし、クリスマスを祝う人が多いと思います。
こちらではクリスマスには魚を食べる習慣があります。
魚はイエス・キリストのシンボルのひとつです。
家庭によってそれぞれの習慣があるとは思いますが、食事の前や後にBescherung(ベシェールング)と言われるプレゼント交換をするわけですが、この時に"きよしこの夜"が歌われます。
クリスマスソングとしてクリスマス時期にしょっちゅう流れているイメージがありますが、オーストリアではこのプレゼント交換のこの時、1回だけ、しかも敬虔な気持ちで歌われます。
このきよしこの夜はこの国オーストリアから生まれたことは御存知でしたか?
今年も私のこのサイトの伝統としてこの曲をクリスマス・イヴに取り上げます。
ウィーンは荘厳な建造物が多く建ち並ぶ優雅で上品な街であり、現在でもかつての帝国の都を十分感じさせてくれます。
しかし、ウィーンを離れると長閑な美しい風景が広がっているのがオーストリアです。
オーストリアはヨーロッパアルプスが横たわっている国のひとつで、このアルプスがあるおかげで多くの谷が形成され、そこに美しい街が点在しています。
そのアルプスの中には、多くの川が流れ、氷河から形成された美しい湖が多くあります。
ザルツカンマーグートは私の大好きなアルプスの湖水地帯で、個性ある美しい街が多くあります。
もう何回も書いていますが、個人的にはザルツカンマーグートではSt.Wolfgangが一番好きです。
先日はSchafbergからの眺めを紹介しました。
さて、氷河の湖と言えばザルツカンマーグートだけではなく、クラーゲンフルトにあるWörthersee(ヴェルター湖)もSt.Wolfgangほどではありませんが、大好きですね。(笑)
オーストリアは小さい国ながら絵のような美しい風景が広がっています。
ヨーロッパアルプスが横たわっているという地形の特徴があります。
ウィーンの街を外側から大きく囲むウィーンの森から西へ西へと山の標高がどんどん高くなっていき、自然から生まれた多くの川が無数の谷を形成し、美しい街が広がっています。
ウィーンはかつての帝国の都で、荘厳な建造物が建ち並ぶ優雅さと上品さがある街ですが、ちょっと外に行けば豊かで美しい自然に出会えます。
オーストリアを満喫するには車で移動することをお勧めします。
今日はその豊かで美しい風景のひとつである、個人的に大好きなザルツカンマーグートからの風景をお届けします。
今日11月11日は"Martinstag"・・・聖マルティヌス(マルティン)の日です。
この日は冬の始まりの日、農民が1年を締めくくる日でもあります。
新酒のワインであるホイリゲも今日から解禁ということになります。
ワインと言えばヴァッハウ渓谷のをすぐに思い浮かべますが、今年はヴァッハウ渓谷の話題がとても少なかったような気がします。
ヴァッハウ渓谷は全長2.800km以上あるドナウ河の最も美しい所で、船下りの名所で、世界遺産にも登録されています。
ドナウ河沿いにはぶどう畑と共に歴史ある古い街が多く点在し、長閑な美しい風景が広がっています。
ウィーンから行く場合はたいてい午前中はメルク修道院を見学、お昼を食べてからデュルンシュタインまで船下り、そしてデュルンシュタインを少し散策してウィーンに戻るのが一般的です。
今日はこのデュルンシュタインから見たドナウ河の風景をお届けします。
ウィーンは色々な場所で秋を感じることができますが、木々などの黄葉や落ち葉などは見ると秋であることを実感します。
リンク道路の並木、公園や街路樹の木々などは季節を象徴している色です。
秋のウィーンの街も素敵です。
先日シェーンブルン宮殿の秋の並木道をちょっと話題にしましたが、今日はウィーン郊外にある葡萄畑の秋をお届けします。
ウィーンに初めて観光で訪れた方はまずシェーンブルン宮殿は行かれるでしょう。
シェーンブルン宮殿はヨーロッパでも重要なバロック建築であり、世界遺産にも登録されています。
ここはオーストリアのひとつの観光スポットとしては最も多くの方が訪れます。
一般団体ツアーでもシェーンブルン宮殿はたいてい観光ポイントに入っています。
ここは庭園も広くて色々な観光スポットがあり、シェーンブルン宮殿だけで余裕で1日過ごせます。
一般団体ツアーの場合は、宮殿内部の見学をした後、フリータイムを取るのが普通で、その時にほとんどの皆さんは庭園に行かれるわけですが、団体ツアーの場合は他の観光内容が詰まっているのでせいぜい30分ぐらいしか時間がありません。
庭園に行くと岡の上にはグロリエッテが見えていて、あそこまで行きたいな・・・という気持ちにさせてくれますが、宮殿見学を終わって集合時間まで30分なので、庭園に行けてもグロリエッテまでは全速力で走らない限り、とても行く時間はありません。
オーストリアは84.000km²で北海道よりもちょっと広いぐらいの現在では小さな国ですが、この国がヨーロッパに与えた歴史的、文化的影響は計り知れないものがあります。
オーストリアはウィーンを含めて9つの州で成り立ち、それぞれが個性あり、美しい風景が広がっています。
ヨーロッパアルプスが大きく横たわっているという地形の特徴があり、国土の63%が山岳地帯です。
ウィーンはかつての帝国の都ですから、荘厳な建造物が多く建ち並ぶ街なので、アルプスのアの字も見られないようですが、ちょっと外に行けばオーストリアらしい豊かな自然と美しい風景が広がっています。
ウィーンの街を大きく外側から囲んでいるウィーンの森は、そのアルプスの一番東側になります。
さて、今日はそのアルプスのよく知られた街ハイリゲンブルートの有名な風景をお届けします。
オーストリアは84.000km²と北海道よりもちょっと広いぐらいの小さな国でありながら、旅の様々な魅力を持っています。
アルプスがあるおかげで変化に富んだ地形、そこを流れる川、氷河から形成された美しい湖、無数の美しい街が国内に点在しています。
オーストリアは本当に美しい国です。
一番のお勧めは時間をかけて車でオーストリア周遊をするのがいいでしょう。
私の仕事はオーストリア国家公認ガイドですので、年間を通して数え切れない多くの皆様にウィーンを始め、いろいろな所を御案内しています。
仕事柄当然、同じ場所に何度も行くことになりますが、それでもあ~、やっぱりここは美しくて素敵だな~という気持ちになります。
そんな場所のひとつがザルツカンマーグートなのですが、ここは氷河で形成された美しい大小70以上の湖が点在し、湖畔に美しい街が多くある景勝地です。
個人的にザルツカンマーグートはどこも大好きですが、St.Wolfgangは特にお気に入りです。
ここに来たら白馬亭に泊まりたいです。
昨日はSchloss Orthからドナウ河について書きました。
そことは場所は全然違いますが、同じドナウ河で私の大好きな場所のひとつにヴァッハウ渓谷があります。
ウィーンの街にはヨーロッパで2番目に長いドナウ河が流れています。
でもウィーンを流れるドナウ河は中心地に流れ込むドナウ運河、本流、新ドナウ、旧ドナウの4本もあります。
もともとウィーンのドナウ河は網の目のように流れていて、昔から雨が降ったり、雪解け水が流れ込むとすぐに水が溢れ、水害が多くありました。
そこで河川工事が行われ、現在のウィーンに見られる姿になったわけです。
ウィーンに来て、ドナウ運河を見る方は多いでしょうが、本流を見に行く方は残念ながら意外と少ないようです。
本流は中心からかなり離れた所を流れているのが理由でしょうか。
でも是非時間があればウィーンのドナウ河を近くで見て下さい。
河川工事が施されているとはいえ、かなりの幅の広さに驚くはずです。
全長2.800km以上もあるドナウ河の最も美しい所は幸いにしてオーストリアにあるヴァッハウ渓谷ですが、それ以外にももちろんウィーンの街を始め、ドナウ河が見られる所は数多くあります。
先日Nationalpark Donau-Auenを紹介しましたが、ここはウィーンからも手軽に行ける楽しいスポットです。
ここから2.7km移動するだけでドナウ河沿いに行けます。
ウィーンは森の都とも言われ、ヨーロッパの街の中で街の広さに対して緑の比率が最も高い街です。
ウィーンを歩かれたらここは緑が多い街だな・・・ということがおわかりになると思います。
中心のリンク道路沿いだけでも5つも公園があり、それ以外にも多くの公園や庭園、街路樹地帯など、そしてその豊かな緑をもっと外側から囲んでいるウィーンの森があります。
ウィーンの街中の緑の多くはウィーン市の管轄ですが、それだけではなく国が管理している公園も多くあります。
国が管理している場合はBundesugarten(ブンデスガルテン)と言われ、公園ではなく"庭園"と言った方がいいでしょう。
皆さんが観光で行かれる多くの公園が実はBundesgartenだったのです。
オーストリアは昔からヨーロッパの他の国と比べると、文化的水準が高い国で、その首都ウィーンにはかつての帝国の都・・・神聖ローマ帝国の皇帝の居城が長らく存在していました。
宮廷の中心であったウィーンには様々な物が集まり、多くの分野が発展していきました。
ウィーンはヨーロッパ文化が凝縮した街となったわけです。
そんなウィーンの街にも当然、現在の人々の暮らしが存在し、昔と今が交差しています。
さて、今日はオーストリアの郊外にある地元で有名な遊園地を話題にしましょう。
オーストリアは84.000km²と北海道よりちょっと広いぐらいの小さな国ですが、この国がヨーロッパに与えた、残した歴史的、文化的影響というのは計り知れないものがあります。
ウィーンを含めた9つの州、それぞれ個性があり、そしてアルプスが大きく国内に横たわっているという豊かな地形の特徴があります。
氷河から形成された美しい湖やアルプスを流れる非常に水質のいい川、無数の谷が存在し、そこに美しい街が点在しています。
ウィーンを流れる川と言えば真っ先にドナウ河を思い浮かべます。
今日はドナウ川沿いの国立公園Donau-Auen schloss ORTHをちょっと紹介します。
もう何回も書いていますが、今年は4月の終わりぐらいから夏が突然やって来たようで、春が短かったような気がします。
日中の気温が27℃~30℃弱の日が多く、雨も少なく大地はかなり乾燥していて、農作物にも悪影響がでています。
今年に限っては日中の気温が初めて30℃を超えたのは6月5日ですが、その後7月下旬までは何回か30℃を超えましたが、そこまで暑さは感じませんでした。
しかし、7月27日からは30℃以上の日が毎日2週間以上も続き、本当の夏の暑さがやって来ました。
午前中はまだ何とかなりますが、午後特に15:00以降は一番日差しが強くなり、観光もきついです。
先日Hochstrahlbrunnenで涼むことをお勧めしましたが、今日話題にする郊外にあるここも暑い時のお勧めの場所です。
ウィーンでの伝統のひとつにSpanische Hofreitschule (スペイン乗馬学校)があります。
白馬のエリート達が優雅に伝統的で高度な古典馬術を披露してくれるわけですが、日本でもかなり知られていて、2015年に無形文化遺産にも登録されました。
一般観光で彼らのパフォーマンスを見ることはほとんどありませんが、旧市街を歩いているときなどは彼らの住まいを頻繁に通りますので、私もよく話題にしています。
エリート白馬達はウィーンの王宮に住まいがあり、彼らのその住まいはウィーンで重要な美しいルネッサンス建築でもあります。
スペイン乗馬学校の白馬達をしっかり見られるのは一般的に朝の練習、パフォーマンス、ガイドツアーです。
それ以外では、王宮の住まいを通る時にちょっと遠くに眺められます。
彼らの住まいの道一つ挟んで隣接しているやはり王宮一角にバロック様式の立派な乗馬ホールがあり、そこで朝の練習やパフォーマンスが行われます。
その際に彼らは騎手や係に誘導されて乗馬ホールに入りますが、その時に近くで見ることができます。
ウィーンはかつての帝国の都・・・荘厳な建造物が建ち並び、豊かな緑に囲まれた上品で洗練された美しい街です。
街中を歩くだけで充分楽しめますね。
ウィーンに来てシェーンブルン宮殿やベルヴェデーレ宮殿、シュテファン大聖堂を見ない人はいないでしょう。
私の仕事はオーストリア国家公認ガイドですから、毎日色々な場所を御案内するわけですが、観光スポットが中心です。
しかし、ウィーンを始め、オーストリアにはガイドブックに載っていない、しかし地元ではよく知られているスポットが多くあります。
そのような場所は観光ではまず訪れることがなく、しかし歴史的、自然的に重要で興味深い所が多いんですね。
ということは地元人だけが訪れる所です。
アメジストの世界などはそのいい例です。
今日はまたちょっとおもしろい場所を紹介します。
オーストリアはヨーロッパアルプスが大きく横たわっているという地形の特徴があり、その中を多くの川が流れ、その多くがヨーロッパで2番目に長い、オーストリアを西から東に流れるドナウ河がに注がれています。
オーストリアの国歌が"Land der Berge, Land am Strome" ・・・山岳の国、大河の国という名前であることは御存知でしたか?
かつての帝国時代にはアドリア海のヴェネツィアやクロアチアはオーストリアに属していたので、オーストリアには海軍が存在していましたが、現在では海はありませんので、海軍もありません。
氷河から形成された美しい湖はたくさんありますので、水は豊富です。
その氷河から形成された美しい湖水地帯であるザルツカンマーグートは私も大好きです。
そこには世界遺産のひとつであるハルシュタットがあり、現在でも世界最古の岩塩抗が機能していて、塩の採掘が行われています。
アルプスの中に塩の塊があるのは、ここが3億年前には海の中であったからです。
アルプス山脈が現在の姿に形成される前の話です。
オーストリアには、それを教えてくれるところがたくさんあります。
今日のテーマにする場所もそのひとつです。
15日間連続で日中の気温が30℃を超えたウィーンで本当に暑かったのですが、昨日の夜から気温が下がり、今日は朝16℃と久しぶりに涼しくなりました。
まだまだ休暇シーズン、ウィーンの街中は開放的な空気が漂い、多くの観光客が歩いています。
さて、暑い時にはドナウ河で泳いだりプールに行ったりするのもいいですが、自然の森も結構涼しいです。
森と言えばウィーンの森でしょうか。
ウィーンの街を3方向から囲む広大なウィーンの森は東京23区の倍以上の広さがあり、ヨーロッパアルプスの一番東側になります。
その一角にはうちがよく行くお気に入りのHagenbachklamm(ハーゲンバッハクラム)があります。
ウィーンの街も奥が深く、様々な角度から楽しむことができますが、ウィーンの外側・・・オーストリアの郊外には地元だけで知られている面白いスポットがたくさんあります。
うちは自然が好きなので、よくおにぎりを持ってハイキング(散策)に出かけますが、面白い所がたくさんあります。
家の近所は別として、郊外に行くにはやっぱり車があれば便利で手軽に自然を楽しめます。
今日は地元で知られたOase am Teich(オアーゼ・アム・タイヒ)をちょっと紹介します。
毎日30℃を超えているウィーンで、暑い日が続いています。
しかし日本と違い湿気が少ないですから、日陰に行くとかなりの気温の差を感じます。
それでもこちらは日差しが日本よりも強いですから、20℃ぐらいでも太陽の下にいるとかなり暑く感じます。
15:00~16:30ぐらいが一番日差しが強くなるでしょうか。
30℃を超えている時の徒歩観光はそれなりに体力を消耗しますね。
水分補給は非常に重要です。
街中に出されている飲料水スタンドの行列もこのぐらい暑いと途切れることがありません。
さて、この暑さを和らげるために、私はここ数日ある場所にちょっと足を延ばしています。
オーストリア国家公認ガイドとして年間をと通して仕事をしていると、オーストリアの様々な場所に行きます。
でもウィーンを御案内することが圧倒的に多いです。
ウィーンと一言でいってもとても数日で見切れる街ではありません。
ここはかつての帝国の都であり、ヨーロッパ文化が凝縮した街と私はよく表現していますが、様々なものがリンクしています。
オーストリアのひとつの観光スポットとして、最も多くの方が訪れるのはシェーンブルン宮殿です。
ウィーンに始めてきてここに来ない方はほとんどいないでしょう。
団体ツアーのほとんどはシェーンブルン宮殿の観光が含まれていますし、個人のお客様と宮殿内部だけで2時間ぐらいかけてゆっくり観光することもあります。
私にとってシェーンブルン宮殿は言ってみれば自分の庭のようで、ここの係やお土産屋さんの店員、カフェで働く人、守衛さん、庭園で働く人の多くとは顔見知りです。
そのシェーンブルン宮殿は残念ながら宮殿内部は写真撮影が禁止されています。
私のこのホームページには、写真が撮れる所だけを掲載しています。
そのシェーンブルン宮殿の大広間で堂々と写真を撮れる時がありましたので、今日はシェーンブルン宮殿の大広間の雰囲気をお伝えします。
ウィーンを始めオーストリアには訪れる価値がある地元で有名なスポットがたくさんあります。
その多くは観光のガイドブックなどでは紹介されていません・・・ということはそのような場所は地元の人だけが訪れるわけですから、一般観光場所とは空気が違いますね。
オーストリアは昔から芸術や文化の水準が高かったので、それが現在でも博物館や観光スポットなどにもセンスの良さや配慮を感じることができます。
その地元で有名なスポットのひとつであるうちのお気に入りのAmethyst Welt MAISSAUに今年も行ってきました。
ウィーンの街を高い所から見ようと思うと色々な可能性があります。
街中で一番手っ取り早いのはシュテファン大聖堂の塔に上ることでしょう。
ここは螺旋階段で上る南塔やエレベーターで上る北塔から見る街の眺めもとても素晴らしいです。
プラター公園の大観覧車からの眺めも人気があります。
シェーンブルン宮殿のグロリエッテからも時間があればいいでしょう。
個人的には水族館(Haus des Meeres)からの眺めも大好きです。
時間があればウィーンの北の森に位置するカーレンベルクからの眺めも外せません。
このコーナーではカーレンベルクに関しては何回か話題にしていますが、ウィーンの森では観光の皆様が一番行き易い所で、公共交通機関でアクセスできます。
休暇シーズンのウィーンはいつもとちょっと空気が違います。
多くの地元の人は色々な所にバカンスに出かけますので、この時期のウィーンは地元の人が一番少なくなる時でしょう。
しかし、ヨーロッパや世界、もちろん日本からも多くの観光客の皆さんがウィーンを訪れています。
街中を観光していると、色々な国の人が見られますね。
国立オペラ座や楽友協会の演奏会は休暇シーズンですからお休みになり、また9月から新年度が始まります。
さて、いわゆる音楽の都ウィーンも休暇シーズンとなるわけですが、そんな時期でも歴代の名演奏を無料で楽しめる市庁舎のフィルムフェスティバルもお勧めです。
ウィーンはかつての帝国の都・・・ヨーロッパで一番長く続いたハプスブルグ家の居城があり、そのハプスブルグ家の下に歴代神聖ローマ帝国の皇帝やローマ王の称号があったので、皇帝の居城として栄えてきました。
他のヨーロッパの街とは根本的に歴史的立場が違っているウィーンの街です。
宮廷のおおもとがこのウィーンにあったことから、ここには様々なものが集まり、色々な分野がそれぞれ洗練され、リンクしていくことになります。
ウィーンはヨーロッパ文化が凝縮した街です。
ウィーンにはそういう意味では色々な分野で、様々な博物館が存在します。
シェーンブルン宮殿や王宮といった宮殿見学、美術史博物館やベルヴェデーレ宮殿のオーストリアギャラリー、シュテファン大聖堂やリンク道路沿いの荘厳な建造物、モーツァルトやベートーヴェンなどの音楽関係などは外せませんね。
そのような一般的な博物館とはちょっと違う、ある意味ではウィーンらしくない、しかしとても面白いお勧めしたい"TiME TRAVEL" を今日は紹介します。
いゃ~、昨日の日本対ベルギー戦・・・本当に残念でした。
最初2-0で日本が有利で、これはいけるんじゃないか・・・という希望がありました。
その後、ベルギーのラッキーなヘディングシュートから始まって、その後1点を取られ同点に追いつかれ、そしてロストタイムのまさかのダメ押しの1点・・・3-2・・・全てが終わった瞬間でした。
昨日うちは夕食を食べながらLIVE中継にかじりついていました。
個人的には最初から本田選手に出場して欲しかったですね。
彼が後半で入って来て、その後のフリーキックは得点につながりませんでしたが、彼の長所が出る素晴らしいキックでした。
個人的に、本田選手のフリーキックの正確さはヨーロッパでも引けを取らないと思います。
さて、ウィーンの街を歩くと緑がとても多いことに気づきます。
中心のリンク道路沿いだけでも6つも公園があり、リンク道路にも多くの並木が見られます。
ウィーンの街は"森の都"とも形容され、ヨーロッパの街の中で、街の広さに対して緑の比率が最も高いと言われています。
その緑豊かなウィーンの街を取り囲むかのようにもっと大きな緑であるウィーンの森が広がっているわけです。
ちなみにウィーンの森はヨーロッパアルプスの東側の一番端になります。
さて、今日はウィーンの街にあり観光ではあまり有名ではありませんが、地元ではよく知られている大きな公園について書きたいと思います。
ウィーンに来てシェーンブルン宮殿を見ない人は何回も来ている人以外ではまずいないでしょう。
一般団体ツアーでは必ずと言っていいほどシェーンブルン宮殿の観光が入っています。
シェーンブルン宮殿は全ての部屋を見るグランドツアー、前半を見るインペリアルツアー、そして後半の部屋を見るハイライトツアーがあります。
ハイライトツアーは一般販売されていませんので、私のような国家ガイドと見学するか、地元のシェーンブルン宮殿と契約している旅行会社経由のツアーで見学することになります。
年間を通して仕事をしていると、圧倒的にハイライトツアーの方が多いですね。
シェーンブルン宮殿は宮殿内部はもちろんですが、庭園だって素敵です。
地元の人の多くは庭園を訪れます。
シェーンブルン宮殿の庭園は広大で、美しい泉、ローマの廃墟、日本庭園、世界最古の動物園など多くの見所があり、散策、ジョギング、ノルディックウォーキングなどをしている地元の人に出会います。
さて、シェーンブルン宮殿の庭園言えばグロリエッテがシンボル的存在です。
グロリエッテは宮殿からも見える丘の上の建てられた堂々とした建造物です。
下から見るとあそこへ行ってみたいな~・・・と誰もが思うでしょう。
昨日からかなり涼しくなり、街中では上着を着ている人が多いです。
10℃~15℃ぐらい気温が下がりました。
さて、ウィーンの街を高い所から見るにはプラター公園の大観覧車やカーレンベルクなのがすぐに思い浮かびます。個人的にはHaus des Meeresからの眺めは素晴らしいと思います。
一番手っ取り早いのはシュテファン大聖堂の塔に上ることだと思います。
シュテファン大聖堂はウィーンの中心にありますので、移動にも時間がかかりません。
シュテファン大聖堂には大聖堂のシンボル的な南の塔とその反対側にある北の塔と両方上ることができます。
約137mある南の塔は螺旋階段で、未完成の北の塔はエレベーターで上ることができます。
どちらも眺めは素晴らしく、両方お勧めです。
巨大な屋根がせり立っているので、同じ眺めでは南塔と北塔では違っています。
体力を使わないことを考えればエレベーターの方が楽でしょうか。
団体ツアーではエレベーターで上ることがほとんどです。
北塔に上るエレベーターはシュテファン大聖堂の中に入り、一番左の側廊を奥に進んでいくと、左側に小さな空間があり、そこに係がいます。
このエレベーターは2016年に新しくなりました。
ウィーンは"バロックの都"ともよく形容され、ヨーロッパで重要なバロック建築が多くあります。
特にシェーンブルン宮殿とベルヴェデーレ宮殿はウィーンの2大バロックの宮殿として重要な観光スポットとなっています。
バロック宮殿には庭園がつきもので、庭園にはBrunnen(ブルンネン)と呼ばれる泉が多く作られています。
シェーンブルン宮殿の美しい泉、ベルヴェデーレ宮殿のKaskadenbrunnenなどは以前もこのコーナーで話題にしています。
シェーンブルン宮殿の美しい泉に行く方はあまりいらっしゃらないと思いますが、逆にシェーンブルン宮殿のネプチューンの泉は誰もが目にするものではないでしょうか。
今年の春は日中25℃~30℃と暑い日が多く、雨も少なめでかなり乾燥しています。
春と書きましたが、実際は夏の陽気です。
強い日差しの中で毎日のように観光していると、すぐに日に焼けてしまい、私ももう4月後半には結構黒くなってしまいました。
観光では色々な所に行きますが、プライベートでも時間があればうちは色々な所に出かけます。
オーストリアはウィーンを始め、豊かな自然が広がっているので、手軽にアウトドアを楽しめます。
こちらは冬でも天気が良ければなるべく外に出よう・・・という意識がありますね。
さて、先日5月10日のキリスト昇天の祝日にうちのお気に入りのスポットであるBlockheide(ブロックハイデ)におにぎりを持って行って来ました。
オーストリアは永世中立国であり、民主主義の共和国です。
第2次世界大戦後、アメリカ、イギリス、フランス、旧ソ連の4ヵ国の共同統治を受け、その時に旧ソ連勢力が優勢だったので旧東ヨーロッパ同様、共産圏の中に入る可能性が大でしたが、有能な政治家がいたおかげで、共産党を極力排除し、民主主義の内閣を構築し、1955年5月15日 ベルヴェデーレ宮殿で国家条約を結ぶことができ、西側に留まることができたという大変に大きなドラマがありました。
このような背景から、オーストリアは1955年の暮れ(12月14日)には国連に加盟し、1957年には国際原子力機関をウィーンに呼んでいて、1967年には国際連合工業開発機構(UNIDO)がウィーンに本部が置かれました。
オーストリアは永世中立国でもスイス型とは違い、EUにも加盟していますし、通貨もユーロが当初から導入され、8か国に囲まれていての永世中立国ですので柔軟性を持っています。
そんな永世中立国オーストリアの首都ウィーンに国連を置こう・・・というのはごく自然な考え方だったと言えます。
オーストリア政府は1979年に国連都市を建設しました。
ウィーンはニューヨーク、ジュネーブに次いで3番目の国連都市となったわけです。
国連都市はドイツ語でInternationales Zentrum Wien、Vereinte Nationen、
英語でVienna International Centre、 英語の旧称United Nations Organization、
国際連合ウィーン事務局としてUnited Nations Office at Vienna・・・そこから"UNO CITY"と言われることが多いです。
ウィーンではドナウ河を渡った22区の一角にUNO CITYがあります。
2012年がクリムト生誕150周年記念の年で、クリムトに関係する場所では多くの特別展示がありました。
日本でも年々クリムトファン、もしくはクリムトはどんな絵を描いたのか興味を持つ方が増えていることを実感します。
クリムトと言えば真っ先にベルヴェデーレ宮殿の上宮でしょう。
ここにはクリムトの代表作である接吻を始め、肖像画、風景画が多く見られます。
ベルヴェデーレ宮殿と言えば、観光では写真ストップが当たり前で、入場することはそう多くはありませんでしたが、2012年以降からは頻繁に入場観光するようになって、きつい観光時間でも"接吻"だけは見るということが多くなっています。
そんなクリムトの今年2018年は没後100年であり、それに合わせた特別企画として美術史博物館のクリムトを2回にわたって話題にしたいと思います。
今年は4月1日が復活祭でした。
復活祭は春の訪れを祝う空気を強く感じるため、カレンダー的には区切りがよかった気がします。
それ以降は日中の気温も上がり始め、4月8日は今年初めて日中の気温が20℃を超えました。
一挙に春らしくなり、太陽の下にいると半袖でもちょうどいいぐらいの暖かさです。
実際に街中では半袖で歩いている人を多く見ます。
新緑が出始めた頃のウィーンの街はまた素敵です。
外をただ歩くだけで楽しいですね。
先日雪化粧のハイリゲンクロイツ修道院を話題にしましたが、今年の冬で一番寒かった時でした。
寒かったと言っても、日中の気温が連続でマイナスとなったのは6日間だけでした。
しかし日中-5℃前後でしたので、それまで暖かっただけに余計に寒く感じました。
この寒い6日間で2回ウィーンの森に行きましたが、雪のウィーンの森も悪くないです。
旅の日程が決まっているお客様からすれば、青空で緑豊かな方がウィーンの森らしいとは思いますが、雪化粧の森の中をバスで走って行くのも情緒があります。
さて、ウィーンの森観光では、見所が点在している南方面に行くことが圧倒的に多いですが、こちらに来たらマイヤーリンクは外せません。
悲劇のマイヤーリンクと言われた歴史上有名な事件が起きた場所だからです。
今日はここの雪化粧を少し紹介します。
ウィーンの墓地と言えば真っ先に中央墓地が挙げられます。
ここは多くの有名な音楽家が眠っていることや映画「第三の男」のラストシーンの並木道があることで知られ、重要な観光スポットとなっています。
私も年間を通してここにはよく来ます。
中央墓地があまりにも有名なので、観光レベルで見ればウィーンにはこれしか墓地がないような印象を受けますがウィーンも外側に行けばそれぞれの地域に多くの墓地が存在しています。
今日はそんな墓地をひとつ話題にしてみます。
ウィーンの国立オペラ座はウィーンの観光の基本となる場所のひとつで、フリータイム後の集合場所にも多く利用されます。
特に団体ツアーでフリータイムがある場合は必ず国立オペラ座の場所を覚えて頂きます。
この国立オペラ座ではガイドツアーが多く提供され、日本語のガイドツアーに入る方も多いです。
国立オペラ座はガイドツアーのみで見学することができますので、個人で勝手に入ることはできませんが、私のような国家公認ガイドとであればガイドツアーとは別に内部見学ができます。
年間を通して私はお客様に国立オペラ座内部をよく御案内しています。
国立オペラ座にはガイドツアーの時だけしか見ることができない場所があります。
先月1月14日は今年になって初めて雪景色となったウィーンの街です。
この日はベルヴェデーレ宮殿から始まりましたので、雪化粧のベルベデーレ宮殿を掲載しました。
その時にここからの有名な美しい眺めも掲載しましたが、視界が悪く、美しい眺めどころか下宮も満足に見えない状況だったので、今日は視界がいい時の美しい眺めを掲載します。
オーストリアは北海道よりもちょっと大きいぐらいの小さな国にもかかわらず、国内には絵に描いたような美しい風景が広がっています。
ウィーンはかつての帝国の都ですから荘厳な建造物が立ち並ぶ上品さと優雅さを感じる街ですが、ちょっと外に出るとオーストリアの長閑な美しい自然に出会えます。
「オーストリアのどこが一番好きですか?」と聞かれたら正直答えるのには困ってしまいます。
さて、私が個人的に大好きなザルツカンマーグートはアルプス山脈の北斜面にあたり、大小70以上の氷河から形成された美しい湖が点在し、美しい街が多くあります。
ここは年間を通してよく行きますが、プライベートで長く滞在したい所です。
中でもWolfgangsee(ヴォルフガング湖)にあるSt.Wolfgangは大好きで、ここには有名なホテル「白馬亭」やミヒャエル・パッヒャーの傑作祭壇、シャフベルク鉄道などがあります。
この白馬亭も個人的にはお気に入りで、仕事でもプライベートでも泊まることがよくあります。
白馬亭に泊まると必ず行くのがSPA im Seeで湖のプールや室内プール、サウナなどリラックスできる空間があります。
ここにはWolfgang湖にプールが作られていて、この美しい景色を楽しみながら泳いだり、またジャグジーに入ったり、そして実際にWolfgang湖で泳ぐこともできます。
今年の1月は去年と比べるとかなり暖かいです。
去年のは1月4日が0℃で1月では一番気温が高く、後は全日マイナスで、早朝マイナス15℃の時もありました。
クリスマス時期も+10℃前後でしたし、1月に入ってもそこまで寒くなる日はまだありません。
風が強く吹くことが多いので、街中を観光していると体感的には気温よりも寒く感じることがありますが・・・。
さて、去年と比べると暖かい1月ですが、先日今年初めて雪景色となりました。
その時の様子を少しお届けします。
年間を通してウィーンの中央墓地はよく訪れます。
ここは有名な音楽家が多く眠っていることから、音楽がテーマになるのが一般的です。
音楽が好きな方、専門的に学んでいる方と来ることが必然的に多くなります。
しかし、ここは音楽とは関係ないことで来ることもよくあります。
それは映画「第三の男」のラストシーンの並木道を見たい方が多くいらっしゃいます。
今日は年末にこの並木道を訪れた時の冬の様子をちょっとお届けします。