今日11月11日は"Martinstag"・・・聖マルティヌス(マルティン)の日です。
この日は冬の始まりの日、農民が1年を締めくくる日でもあります。
新酒のワインであるホイリゲも今日から解禁ということになります。
ワインと言えばヴァッハウ渓谷のをすぐに思い浮かべますが、今年はヴァッハウ渓谷の話題がとても少なかったような気がします。
ヴァッハウ渓谷は全長2.800km以上あるドナウ河の最も美しい所で、船下りの名所で、世界遺産にも登録されています。
ドナウ河沿いにはぶどう畑と共に歴史ある古い街が多く点在し、長閑な美しい風景が広がっています。
ウィーンから行く場合はたいてい午前中はメルク修道院を見学、お昼を食べてからデュルンシュタインまで船下り、そしてデュルンシュタインを少し散策してウィーンに戻るのが一般的です。
今日はこのデュルンシュタインから見たドナウ河の風景をお届けします。
デュルンシュタインはドナウ河沿いにある人口900人弱のおとぎ話に出て来るようなとても可愛らしい小さな街で、少し高い所に位置しています。
右の風景は非常に知られたデュルンシュタインの街で、ここのシンボル的存在である当時の聖堂参事会修道会の教会の塔と廃墟のお城が見えます。
このアングルは船がここに停まる時に見える眺めで、船からしかこの角度では見ることができません。
この街のメイン通りはドナウ河の水準よりも少し高い所にあり、通常は下船した後少し上に登ってメイン通りを散策し、バスの駐車場に向かいます。
ドナウ河沿いにはプロムナードがあり、気持ちよく散策することができます。
こちらはドナウ河沿いのプロムナードからちょっと降りた所で、ドナウ河の川が流れている水準に立って向こう岸に向かって眺めています。
こから見るとかなりの川幅で、また水量もとても多いことがわかります。
その気になればここからドナウ河に入って泳ぐこともでき、夏の暑い時には泳いでいる人をよく見かけます。
ヴァッハウ渓谷ではデュルンシュタインが非常に有名ですが、それ以外にもここは長居したくなる古い街が多く点在しています。
先日ヴァッハウ渓谷のSpitzの街とそこからのドナウ河を話題にしましたが、ヴァッハウ渓谷は車や自転車で移動することをお勧めします。
船からでは街の様子はわかりませんかね。
昨日は秋のぶどう畑とウィーンの街でしたね。