今日は6月30日で明日から7月に入りますから早いもので1年の半分が過ぎました。
今年は30℃を超えた日が6月23日でしたから通常よりも遅かったです。
その後、24日、25日も日中30℃を超えるとても暑い日でしたが、25日の夜中、実際には26日の1:00頃にものすごい量の雷を伴った雨(こちらではGewitter)が降ってきて、かなり気温が下がり、27日の月曜日は20℃にも達しませんで場所によっては強い雨が降りました。
しかし、また28日より暑い日が始まっています。
このようなジグザグ的気温はこちらではよくあることです。
雲の動き方がかなり複雑で、ウィーンも広い街なので同じウィーンにいても場所によって天気が違うことが年間を通してよくあります。
例えば中心は強い雨が降っていても、外側の方では晴れているなんてこともあります。
ウィーンの街はアルプス山脈の一番東に位置していて、オーストリアはアルプスを横たえて持っている国ですから地形的に雲の動きにも影響を与えます。
6月のある日、シェーンブルン宮殿から仕事を始める時に地下鉄から降りて宮殿に向かう途中に見たウィーンのその場所からの空はあまりにも違いがあって思わず立ち止まってしまいました。
ウィーンの街には3年前の2013年から街中の特定の場所には4月頃から飲料水スタンドが設置されています。
王宮の英雄広場、グラーベン、市立公園前などで見ることができます。
飲料水スタンドのそばを偶然通りかかる地元の人や観光客が水を飲んでいる光景をよく見かけます。
ウィーンの上水道はアルプス山脈の湧水が使われいてることを御存知でしたか?
そんなことからコーヒーもおいしいわけで、カフェ文化もウィーンの重要な一面です。
ウィーンは今年になって初めて日中30℃を超えました。
例年と比べると遅いと思いますが、冬が寒くなく、夏もそこまで暑くなく・・・というのが今年の気温の傾向のような気がします。
学校も年度末に近づき、まもなく休暇シーズンに入ります。
こちらは日差しが強いので太陽の下にいるとかなり暑く感じますから、半袖で日中過ごせるぐらいの陽気になれば"夏"と言ってもいいでしょうか。
そういう意味ではこちらは夏が長いのではないかと思います。
この時期に咲く花がかなり限られてきていますが、逆に特徴的でもあるわけで、今日はそのひとつです。
知られざる美しい中庭風景と言うタイトルでは基本的に毎月一回どこかの中庭風景について書いています。
外からは全くわからない隠れた美しい空間に入った時には一瞬時が止まります。
前回の知られざる美しい中庭風景 32ではウィーン旧市街のルネッサンスの中庭とウィーン大学のやはり美しいルネッサンス様式の中庭を紹介しました。
今回は旧市街地からひとつと外側からひとつ取り上げます。
ちょっと時間が経ってしまいましたが、今年の春に久しぶりにモーツァルトのお墓に行きました。
前回ここに来たのはまだ寒かったのでたぶん3~4ヶ月ぶりではなかったかた思います。
ウィーンでお墓と言えばたいてい中央墓地が最初に挙がります。
ここはたくさんの作曲家が眠っていますので音楽に興味がある方にとってはとても重要な場所です。
また中央墓地は映画「第三の男」のラストシーンに登場する並木道があることでも有名です。
モーツァルトのお墓は聖マルクス霊園にあり、中央墓地よりも中心からは近いですが、かなり行きにくい場所にあります。
朝は何かと忙しいものです。
しかし1日の始まりとして朝食は重要で、特に私は話すのが仕事ですから朝何も食べずに仕事を始めるとお腹が空いてきて結構きついですし、頭の回転も遅くなり、集中力も衰えてきます。
こちらの人は朝は食べずにコーヒーだけ飲む人も多いような気がします。
また、地下鉄の中でパンをかじっている人もよく見かけます。
私個人的には、仕事に行く前の朝のひと時はちょっと重要です。
その後1日中話をするわけですから、逆に静かな時間は貴重です。
よく仕事前に外で軽く朝食をとっていくことがあります。
以前ここにも話題にしたアンカーやマックなどにはよく行きますし、変わった所ではゴルフ場で朝食をしたこともあります。
もちろん街中の多くのカフェでは朝食も提供してますからバリエーションは豊富です。
今日は有名なカフェGriensteidl (グリーンシュタイドゥル)の朝食です。
ウィーンは手軽に楽しめるスポットがたくさんあります。
その中でうちのお気に入りのスポットのひとつであるヒルシュシュテッテンの花壇庭園があります。
ヒルシュシュテッテンの花壇庭園復活祭市や春のヒルシュシュテッテン花壇庭園などを話題にしていますが、
6月の始めにもここに出かけてきました。
6月10日から始まったフランスで開催されているサッカーの2016年EM(ヨーロッパ選手権)で、昨日オーストリアはアイスランドに2-1で負けて敗退することになりました。
今回のEM出場権はオーストリアが予選を勝ち抜いて自ら勝ち取った出場権だけに地元では期待が大きかったと思います。
オーストリアはグループFに入り、初戦がハンガリー、第2戦がポルトガル、そして昨日がアイスランドでした。
今年になって珍しいことにまだ30℃を超えていませんが、今週はついに日中30℃を超える予報になっています。
日中は暑く、日差しが強い日が多くなってきました。
昨日が夏至でしたが、これから日が短くなっていくことを考えるとちょっと寂しいです。
ヨーロッパの街並みはいい天気の時、特に空が青空の時にはより美しく見えます。
逆に曇りや雨だったりすると石造りの建物が暗い空と同化して街も暗く見えてしまうことも欠点です。
ウィーンに来る団体ツアーではシェーンブルン宮殿が観光場所に含まれていないことは年間を通してほとんどありません。
そのため頻繁にシェーンブルン宮殿を御案内するわけですが、先日このシェーンブルン宮殿の色と青空がとても印象的だったので今日はそれを紹介します。
このタイトルもお馴染みになりました。
普段見慣れている風景でも様々な角度から見ると全く別のものに見えて新鮮さを感じます。
前回のウィーンのちょっと珍しいアングル32ではシェーンブルン宮殿の皇太子庭園とベルヴェデーレ宮殿の下からの眺めを紹介しましたが今回はウィーンのリンク道路からひとつとウィーンの森からひとつ取り上げます。
ウィーンの街は415km²もありかなり広い街であることがわかり路面電車、地下鉄、路線バス、国鉄が隅々まで網羅していて市民の重要な足となっています。
ウィーンのたいていの場所であれば公共交通機関を使用してアクセスが可能です。
1回券(初乗り券)は2.20ユーロですが、年間定期が一番割引率が高く、1日1ユーロという計算になっています。
つまり365ユーロです。
ヨーロッパの他の都市の年間定期と比較してみたいと思います。
年間を通して仕事をしているとお客様から様々な質問を受けます。
その中で街中に咲いている植物の質問をされる方がかなり多いんですね。
ウィーンの緯度は日本よりも高いですから見られる花や木々なども同じものもあれば違っているものもたくさんあるわけです。
また家内も植物に詳しいこともあり、このコーナーに花のテーマも設けています。
個人的に四季を感じるひとつのものとしていいのかなと思っています。
ウィーンによく見られるこの時期の花として最近セイヨウバイカウツギやハシドイなどの白い花を話題にしましたが、もひとつ日本原産の白い花を取り上げたいと思います。
私はオーストリア国家公認ガイドとして年間を通して日本のあらゆる地域からウィーンやオーストリアにいらっしゃる方々、海外に住んでいてウィーンやオーストリアに来られる方々にオーストリアやウィーンの魅力や奥深さを御案内しています。
一言でウィーンを観光すると言っても様々なバリエーションがあります。
団体ツアーの場合はほぼ観光場所が決まっているのでそれに合わせて御案内しますが、このホームページからご縁があって個人旅行の皆様を御案内する場合はお客様の御希望の場所を観光します。
もちろん、ウィーンが初めての方も多くいらっしゃいますので"お任せで"お願いしますということもよくあります。
観光のスタートもお客様の状況によって違うので、ホテルから始めることもあれば、国立オペラ座やシェーンブルン宮殿、またはレストランなどから始めることも多いです。
ウィーンには星の数ほどたくさんのホテルがありますから、ホテル出発の場合だって色々な場所から始めるわけですね。
例えばホテルインターコンチネンタルやヒルトンホテルに宿泊されるお客様も多く、この2つはリンク道路にも近く、市立公園が目の前にあることから場所もいいわけです。
私はこの2つのホテルから観光が始まる場合は必ずと言って言い程市立公園を散歩しながらホテルに行きます。
仕事に行くわけですから日本的には"出勤"ですが、私が日本で仕事をしていた頃の出勤とは比較にならない心休まる出勤だと思っています。
ある天気のいい朝の日、観光を始める前に市立公園を歩いて行きましたので、その時の雰囲気を少しここで紹介します。
オーストリアはかつての帝国時代、多民族国家であり、ウィーンの街はその帝国の都でしたから、その名残が今でも見られ、多くの外国人が住んでいます。
私も日本人ですからその外国人の中に入りますが、ウィーンの街に日本人は他のヨーロッパの大きな街と比べればそんなに多くは住んでいません。
在留届を出している日本人は1200~1300人弱ぐらいでしょうか。
それでも日本文化を紹介する小規模なイヴェントが年間を通してよく行われていて、地元の人も楽しみにしています。
4月の紹介した桜の森祭りなどはそのひとつです。
先日、やはり毎年恒例となっているJapanisches Fmilienfestが行われました。
日中の日差しが強いウィーンです。
夏至に向けて日が長くなり、地元の人達は一日を有意義に過ごしています。
先日は梅の花に似たセイヨウバイカウツギという白い花を紹介しましたが、今回は背丈がある白い花です。
ウィーンで観光案内をしていると、日本のお客様からよくウィーンのドナウ河はどこにありますか、とかドナウ河を見に行きたいんですが・・・という質問をよく受けます。
ドナウの本流は街の中心を流れていないので、通常のツアーでは市内観光でウィーンのドナウ河本流を見ることはあまりありません。
逆に街の中心に流れるドナウ運河はよくリンク道路の一環で通ります。
そのドナウ運河はどこから始まっているのでしょうか?
ウィーンのドナウ河は河川工事のおかげでかなりスケールが大きく街を流れています。
ウィーンのドナウ河は大きく分けて4つあり、本流、新ドナウ、旧ドナウ、運河です。
秋のドナウ河、春のドナウ河、ウィーンのドナウ河にある閘門 1,
ウィーンのドナウ河にある閘門 2、ウィーンのドナウ河にある閘門 3、
ヨハン・シュトラウスの"美しき青きドナウ" なども参照して下さい。
私が子供の頃には日射病という言葉はよく聞きましたが、熱中症という言葉は存在していなかったような気がします。
日射病は強い直射日光に長時間当たることで発生する病気で、熱中症は、高温や多湿の環境下で起こる身体の障害の総称ということです。
こちらは日差しが日本よりもかなり強いです。
気温が20℃そこそこでも直射日光の下だとかなり暑く感じます。
こちらでは健康の時でも水分は1日2Lはを摂るべきと言われています。
暑い、寒いに関わらず、水分を摂ることは重要ですね。
ウィーンはアルプスの良質な湧水を上水道としているとても贅沢な街です。
そのおいしい水を地元だけではなく、観光で訪れる方などにも提供しようということから2013年から特定のスポットにシーズン中飲料水スタンドが設置されています。
この飲料水スタンドについてはすでに何回か話題にしていますが、今年からシェーンブルン宮殿にも飲料水スタンドがあります。
夏の暑い時にはグラーベンの飲料水スタンドにもよく行列ができています。
今日はカールス教会前にある飲料水スタンドを見てみましょう。
ウィーンの中心部はケルントナー通り、グラーベン、コールマルクトの3つの歩行者天国があり、地元の人から観光客までいつも賑わっています。
そのケルントナー通りとグラーベンの交差地点に立てばシュテファン大聖堂が見えます。
その角には歴史的に有名なシュトック・イム・アイゼンがあります。
実はあまり知られていないのですが、ここにはStepahnsplatzとStock-Im-Eisen-Platzの2つの広場がくっついているのです。
ここはいつ来てもたくさんの人が歩いていたり、石のベンチに座っている人が多く見られるわけですが、ある朝、この界隈を歩いたらシュテファン大聖堂の周りにはまだ誰もいませんでした。
ウィーンの旧市街はウィーン歴史地区として丸ごと世界遺産に登録されていて大変奥が深い部分です。
本当はこの旧市街地をゆっくり気の向くままに歩いて頂きたいですね。
様々な発見があります。
その旧市街地の一角にFleischmarktという通りがあり、そこにはウィーン最古のレストランであるグリーヒェンバイスルがあります。
この界隈はGriechenviertel (グリーヒェンフィアテル)と言われ、「ギリシャ人街」的な意味でしょうか。
この地域には17世紀中頃からオリエント貿易を営むギリシャ人の商人が多く住み始めたことからGriechenviertelと呼ばれました。
ここにはウィーンで有名なギリシャ正教会が建っていますが、実はそのそばにもうひとつのギリシャ正教会が目立たないように建っています。
ウィーンは今年になって30℃を超えた日はまだありませんが、日中太陽の下にいると日差しが強いのでかなり暑く感じます。
観光バスで前席のガイド席に座っていると日差しが直接当たるので後部座席に避難したくなります。
咲いている花も少しずつ限られてきましたが、前回はヤブウツギという濃いピンク色の花を紹介しましたが今日は白い花です。
ウィーンにはおいしいケーキが食べられるカフェ・コンディトライ(お茶ができるいわゆるケーキ屋さん)がたくさんあります。
そのため、ちょっとメランジェを飲みに行こうと思っても、おいしそうにケーキが並んでる
ウィンドウを見ると、ついついケーキも注文してまうことがよくあります。
もう何回も書いてますが地元で定評があるのはやっぱりハイナーやオーバーラーが真っ先に挙がってくると思いますが、それ以外でもケーキがおいしい所はいくつもあります。
ちょっと前に今ちょっとはまっているケーキとしてErdbeeromeletteを紹介しましたが、これはイチゴですから時期ものなので、今日は年間を通してどこでも食べられる定番なケーキについて少し書きましょう。
ウィーンは生活のクオリティーが高いことを実感できることが日常でもよく見られます。
ウィーンの街の大きさが415km²とかなり広い街ですが、かつての帝国の都を偲ばせる荘厳な街並みとそれに調和する豊かな緑・・・街中を歩くだけでも十分楽しく、ちょうどいい人間サイズの大きさであり、心地いいです。
東京の新宿や池袋などたくさんの人で駅を歩くだけで疲れてしまい目まぐるしい印象です。
ウィーンに来られた方は、旧市街などは多くの人が歩いているにもかかわらずのんびりした空気を感じるはずです。
生活のリズムが違い、ベンチなどでくつろいでいる人を見かけ忙しさは感じません。
私も仕事と仕事の合間はいつもウィーンの街の空気を楽しんでいます。
春になるとイヴェントや花などがテーマになることが多く、今日のこのタイトルも2月以来少し御無沙汰していまいました。
前回のアーチの奥に見える風景12ではプラター通りの一角を話題にしました。
今回もプラター通り界隈を一箇所と旧市街の一角からの光景です。
ヨーロッパで一番長く続いたハプスブルグ王朝の居城があった街がウィーンであり、しかも
そのハプスブルグ家から神聖ローマ帝国の皇帝やローマ王が大変多く登場していますので、
このウィーンの街は皇帝の居城であったわけで、ヨーロッパの他の街とは歴史的な立場というものが全く違っています。
ウィーンの王宮にある宝物館に行くとその辺の流れがよく理解できるものがたくさん展示されています。
すでにこのコーナーでもオーストリア帝国帝冠や神聖ローマ帝国の帝冠、2680カラットのエメラルド、無敵の力を持つ聖槍、黄金の水差しと水盤などをすでに紹介しています。
今日はそこからまたひとつ取り上げようと思います。
ちょっと前になってしまいましたが今年の2月の半ばにまたまた路面電車チャーターの
ツアーがありました。
年間通して仕事をしていると観光中に路面電車の乗ることをひとつのアトラクションにしているツアーがたくさんあります。
でも多くは一般の人と一緒に通常に走っている路面電車に乗車するわけですが、ツアーによっては貸し切りするパターンもあります。
その時はウィーン市交通局としっかり待ち合わせ場所と時間を打ち合わせしていなければなりません。
今回もお馴染みKarlsplatzのオットーヴァーグナーパビリオンの前からのスタートでした。
ウィーンのカフェハウス文化は無形文化遺産にも登録されていて、非常に奥が深いものとなっています。
街中には100年以上も営業している伝統的カフェハウスがたくさんあります。
当然、カフェの種類もたくさんあるわけで、そもそも伝統的なカフェハウスに入っても
"コーヒー"という名称はまず使われていませんのでメランジェやアインシュペンナーのようにちゃんとした名称で注文する必要があります。
カプチーノもポピュラーで有名ですが、地元で一番飲まれているコーヒーはやっぱりメランジェでしょうね。
このカプチーノを生んだそのおおもとである"Kapuziner"というコーヒーはどこでも飲めるものではありません。
以前ドロテウムのカフェにあるKapzinerを紹介しましたが、今日は有名なカフェのひとつであるSperl(シュペルル)のKapuzinerです。