ウィーンによく見られるこの時期の花 154 (ハシドイ)

日中の日差しが強いウィーンです。

夏至に向けて日が長くなり、地元の人達は一日を有意義に過ごしています。

先日は梅の花に似たセイヨウバイカウツギという白い花を紹介しましたが、今回は背丈がある白い花です。

こちらはドイツ語で

Amur-Flieder

(アムーア・フリーダー)、

学名ではSyringa reticulata

日本語ではハシドイです。

モクセイ科、ハシドイ属で落葉性高木です。

これに関しては厳密に学名では

Syringa reticulata var.amurensisです。

"Syringa"と言うと色が綺麗な

ライラック (ムラサキハシドイ)

・・・Syringa vulgarisを思い浮かべます。

実際にライラックと同属ですが、ライラックよりも遥かに高く10m以上になります。

日本を始め、韓国、中国、モンゴルやロシアの東などに自生しています。

学名からすればマンシュウハシドイと言っていいでしょうか。

 

開花時期は6月~7月で、真っ白な白い花をたくさんつけます。

花径は5mmぐらいと細かく、全体的には円錐形のような形になるので遠くから見ると大きなライラックが

咲いているように見えます。

時間が経つと花は黄色味を帯びるので白と黄色の2色が混在しているように見えます。

葉は卵の形をしていて、向かい合って生えています。

 

 

実際ライラックのようなハッキリした三角錐ではありませんが、花はライラックに非常によく似ています。

花はライラック同様に香りを放ちます。

日本では北海道、本州、四国、九州と自然の中で見られるようですが、このタイプとは少し違っているかもしれません。

こちらでは観賞用として植えられています。

 

写真は2016年6月3日 11:30頃Botanischer Gartenで撮影しました。

 

 

 

 

 

 

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