日本からのお客様にウィーンのカフェを飲んで頂く時に、やはりメランジェ、
アインシュペンナーを最初にお勧めしています。
先日5月28日に「ウィーンナーコーヒーはありません」というタイトルでメランジェと
アインシュペンナーに触れました。
ここではもう少し突っ込んでメランジェを含めて
3つのカフェを比較してみたいと思います。
![カプチーノ](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=403x1024:format=jpg/path/s4e142077b197ce48/image/i6c2190428e05c418/version/1471707466/%E3%82%AB%E3%83%97%E3%83%81%E3%83%BC%E3%83%8E.jpg)
こちらは日本でもポピュラーなカプチーノです。
実際にはカフェによって多少の違いがあると思いますが、カプチーノは、いわゆるエスプレッソ(ウィーンではMokkaとかScwarzer)に熱い泡立てたミルクをカップいっぱいに注いで、チョコレートパウダーがのっています。
![メランジュ](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=389x1024:format=jpg/path/s4e142077b197ce48/image/id18c5ac09915a575/version/1471707472/%E3%83%A1%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%A5.jpg)
こちらは再びメランジェです。
メランジェはコーヒー
(たいていエスプレッソ)
に熱いミルクをエスプレッソと同量に注ぎ
(1対1でミルクは泡立てない)、
最後にふわっと泡立てたミルクをのせるものです。
![フランツィスカーナー](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=421x1024:format=jpg/path/s4e142077b197ce48/image/i8add172a743d3c02/version/1471707478/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%84%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%BC.jpg)
こちらはフランツィスカーナー
です。
メランジェに泡立てたミルクではなく、生クリームがのせてあり、チョコレートパウダーがかけてあります。
日本でいうウィーンナーコーヒーにはこれが一番近いでしょうか。
カフェの種類が多いウィーンですが、それぞれにちゃんと違いがあるんですね。
ちなみに、ウィーンではカプチーノではなく、カプツィーナー(Kapuziner)というカフェが最初に登場しました。ウィーンに1599年に入って来たカプツィーノ修道会から名前が付けられたカフェです。これがイタリアに渡って、カプチーノになり、それがウィーンに入って来た・・・とされています。
なのでウィーンにはカプツィーナーとカプチーノの2つのカフェが存在し、
2つとも別物です。