アーチの奥に見える風景 12

前回のアーチの奥に見える風景11では中世の住居塔近くとハイリゲンクロイツホーフの一角を紹介しました。

今回は街の中心ではありません。

 

アーチ構造というよりも建物の入り口が普通の四角い長方形で作られているパターンで奥の方にも同じような長方形の通り抜ける空間が見えています。

建物をこのように通り抜けできるようになっている空間は"Durchhaus"と呼ばれています。

アーチの奥に見える風景4で紹介したように中庭が間にあって、さらに同じようなDurchhausが奥に見えます。

ここはしかも車が通れるようになっています。

地面にタイヤの跡が見られますね。

住居の入口も脇に見られます。

この場所はPraterstraße 66番地でウィーン2区の一角です。

この通りは交通量が非常に多く、地下鉄も下を通っていますが、静かな空間がたくさんあります。

 

こちらもDurchhausの長いパターンで細長い長方形の通路がずっと奥まで続いています。

私が立っている所はいわゆるこの建物の正面玄関ですから、右側にたくさんの呼び鈴が見えますね。

多くの住人が生活をしていて、またいくつかの会社も入っています。

上の写真のように車が入れる空間ではありませんが、自転車が通行した跡が見られます。

1枚目の写真の場所も、この2枚目もそうですが、この奥は行き止まりではなく反対側に通り抜けできるようになっています。

ここも実は上と同じPraterstraßeで、60番地の建物です。

 

 

Praterstraßeはドナウ運河があるSchwedenbrückeからPratersternまでの1kmの通りで、19世紀後半はウィーンでも最もエレガントな通りと言われていました。

現在ではそんなことは全くと言って言いほど感じません。

 

 

 

 

 

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