1月6日の聖三王が過ぎるとウィーンの街は舞踏会が至る所で開かれ、それに伴うカレンダーもあるぐらいです。
舞踏会の中で最も有名なのは国立オペラ座の舞踏会(Opernball・・・オペルンバル)です。
この舞踏会は復活祭がいつ来るかによって開催される日が毎年変動し ます。
謝肉祭の最高点である火曜日(Faschingsdienstag)の前の週の木曜日と決め られていますので、今年は2月28日の木曜日・・・つまり今日ということになります。
去年は2月8日でしたので今年はかなり遅いですね。
今日は知られざる美しい中庭風景シリーズです。
普通に街中を歩いているとあまり気付きませんが、どの建物の中にも中庭があり、外とは全く違う空間を演出しています。
入れそうな所は思い切って立ち入ってみましょう。
きっと多くの発見があります。
前回の知られざる美しい中庭風景64では、ウィーン旧市街とシェーンブルン宮殿を取り上げました。
今回は旧市街です。
オーストリア国家公認ガイドとして年間を通して仕事をしていると、ウィーンの街の様々な姿に出会えます。
重要な観光スポットはある程度決まってますから、シェーンブルン宮殿などは毎日どころか、1日2回行くことも頻繁にあります。
観光ポイントではなくても、ウィーンには星の数ほどホテルやペンションなどがありますから、ホテルからお客様と観光を始めることも多くあります。
そういう意味ではウィーンの色々な場所に行くことになります。
週末はウィーン中心部でも車を駐車できるので、(月~金はショートパーキングエリアがほとんどですから最長で2時間までしか路駐できません)週末の仕事の時はたいてい中心まで車で行きます。
午前中の観光の始まりは7:30~9:30がほとんどですので、それに合わせて動きますから、かなり早い時間帯でも街中を歩くことも多くあります。
私の仕事はバリエーションに富んでいます。
さて、今日はある朝、太陽が出始めた空が印象的だったので、それをちょっとお届けします。
ウィーンの上水道はアルプスの湧水であることは御存知でしたか?
ウィーンから90kmほど離れたアルプスの一角から4本の水道管によって直接ウィーンに水が供給されています。
ちなみにその水源を見学することができます。
ウィーンは家庭の水道をひねるとエビアン水が出て来る街と言ってもいいでしょう。
その質が高い水道水がまた美味しいカフェを生み出すわけですね。
EU諸国の中ではオーストリアの水質はトップクラスです。
ウィーンの街にはその上水道の象徴的なものとして、Hochstrahlbrunnen(ホッホシュトラールブルンネン)があります。
さて今日はそのウィーンの上水道についてちょっとしたデータをお届けしましょう。
冬至から2ヵ月が過ぎて、日が長くなったてきたことを実感します。
春はもうちょっと先ですが、予報では3月6日までは日中の気温がずっと10℃を超え、日によっては15℃を超える日もあるようです。
私のこのホームページに掲載している天気予報からですが、意外と信頼できると思います。
さて、今日はちょっと印象的な朝の太陽をお届けします。
ウィーンはヨーロッパで一番長く続いたハプスブルグ家の居城であり、そのハプスブルグ家の下に歴代神聖ローマ帝国の皇帝や王様の称号が長くあったことから、神聖ローマ帝国の皇帝の居城であったわけですからかつての帝国の都でした。
現在でも荘厳な建造物が多く建ち並び、上品さと優雅さを備えた美しい街です。
ウィーンは街中を歩いているだけで楽しくなります。
街中にはありとあらゆるスタイルの建造物が見られ、飽きることはありません。
そんな建造物の中に入ると、また美しい階段ホール構造があり、知られざる美しい中庭風景のように、外からは想像できない空間に出会えます。
前回からだいぶ時間が経ってしまいましたが、今日は久しぶりに美しい階段ホール構造です。
今日はウィーンのちょっと珍しいアングルシリーズです。
このテーマは基本的に月に1回掲載するようにしています。
前回のウィーンのちょっと珍しいアングル64では、国立オペラ座界隈を話題にしました。
今回もウィーン旧市街界隈からです。
先日2019年2月17日に全日空(ANA)の羽田からウィーンの最初の直行便が到着しました。
去年10月16日付でANA(全日空)が羽田~ウィーン就航を取り上げましたが、それから4ヶ月が経過しました。
あっという間でしたね。ANAとしてウィーンに就航するのは約17年ぶりなので、初めてではないわけですが、羽田からというのがポイント高いですね。
スキーとサッカーはオーストリアでは大変人気があるスポーツです。
サッカーは小さい頃から多くの子供達が練習しています。
スキーは国民的スポーツで、小さい頃からスキーを始める家庭は多いですね。
オーストリアにはヨーロッパアルプスが大きく横たわっています。
アルペンスキー発祥とも言われ、日本にスキーを最初に広げたのはこのオーストリアのレルヒ少佐であり、またアトミック、フィッシャー、ブリザード、ヘッドなどの有名なスキー製品もオーストリアの企業です。
ウィーンはかつての帝国の都・・・荘厳な建造物が多く建ち並ぶ優雅な街ですので、ウィーンにいる限りとてもアルプスが広がっている国とは思えませんが、ちょっと郊外に足を延ばせば、美しい雄大なアルプスに出会えます。
私も個人的にスキーは大好きですが、忙しくて残念ながらそんなに頻繁には行けません。
本格的に大きなスキー場はSalzburg、Tirol、Vorarlberg州にたくさんありますが、ウィーンからだと宿泊をしないときついですね。
昔、強行日帰りでチロルのスキー場に行ったことがありましたが・・・。(笑)
ウィーンからでも手軽に日帰りで行けるスキー場はいくつかあります。
今日はそのひとつをちょっと紹介します。
夜のウィーンの街も素敵です。
荘厳な建造物や重要な記念像などがライトアップされます。
昼間の街並みとはかなり違う印象を受けます。
決して派手なライトアップはせず、白の光を下から照らし出すようにしているので、上から見てもそんなに目立ちませんが、近くで見るとより存在感が増します。
前回の美しいライトアップ12では、王宮庭園のモーツァルト像を話題にしましたが、今回はヨハン・シュトラウスです。
ウィーンは"森の都"と形容されていますが、ウィーンはヨーロッパの街の中で、街の広さに対して緑の比率が最も高いです。
ウィーンの中心のリンク道路沿いだけでも6つの公園があり、それ以外にも様々な公園、庭園、並木、街路樹が多く見られます。
ウィーンの街を歩けば、この街は緑が豊かだな~ときっと思われるでしょう。
しかし、その広大な緑を囲むもっと大きな緑がウィーンの森です。
今日はウィーンの街にはどのぐらい多くの街路樹が植えられているのかを簡単にまとめてみます。
もう何年も前に「ヨーロッパから見た日本という国」というタイトルで、日本語ということを考えてみました。
言葉とはその国の人々の考え方、精神構造、つまり民族性を反映する重要な要素のひとつだと思います。
そういう意味で私達日本の国は、グローバルで見た場合、いい意味でも、悪い意味でも非常に特殊な国であります。
断っておきますが、決して日本を批判しているわけではありません。
私はオーストリアが大好きでもう30年近く住んでいて、ウィーン以外には住む所は考えられない程、ウィーンが自分に合っています。
しかし、自分は日本人であり、そのプライドもあり、オーストリアの国籍を取得するつもりは全くありません。
ウィーンの街を歩けば多くの路面電車が走っていることがわかります。
実際は路面電車だけでなく、地下鉄、路線バス。、国鉄もウィーン市内の公共交通機関として利用されていて、ウィーンは世界で5本指に入る公共交通機関の営業距離数を持っています。
ウィーンの中心部を歩くだけで、あの路面電車に乗ってみたいな~・・・という気持ちになりますね。
個人で旅行されている方は、必ずと言っていい程地下鉄、路面電車には乗るでしょう。
移動には便利ですし、時間も節約できます。
しかし、団体ツアーの場合は専用バスがありますので、リンク道路もバスで走ることがほとんどですから、午後フリータイムがあっても公共交通機関を利用する機会はほとんどないのが現状です。
それでも団体ツアーのお客様からは路面電車に乗ってみたいんですど・・・という質問はよくあり、乗り換えしてリンク道路一周することはよく御案内しています。
ツアーによっては観光中に路面電車に"体験乗車"ということで数駅乗車することもよくあります。
さて、このタイトルの通り路面電車を貸し切るツアーも実はよくあります。
昨日の2月14日はバレンタインデーでした。
私が小学校の頃からこの習慣はかなり広がっていましたが、女の子が男の子にチョコレートを贈る=好きな気持ちを告白する・・・というのが一般的だと思います。
こちらでもバレンタインデーの習慣はありますが、女性からではなく、男性から女性にというのが一般的です。
先日ウィーンフィルニューイヤーコンサート2020年の正規価格を話題にしましたが、個人的に意外だったのですが大好評でした。
ウィーンフィルニューイヤーコンサートは3回あり、12月30日、大晦日、そして1月1日の3日間、同じプログラムで同じ顔ぶれで演奏します。
1月1日だけは世界中に生中継され、チケットはここで紹介した通りかなり高くなります。
この3日間、全てウィーンフィルが自らチケットを販売します。
インターネット上で、ウィーンフィルが専用のサイトを公開し、会員登録をすればどなたでも申し込むことができるようになっています。
今日はそのニューイヤーコンサートの12月30日、12月31日の正規価格を掲載します。
ウィーンに初めて観光に来られて、シェーンブルン宮殿を訪れない方はまずいないでしょう。
シェーンブルン宮殿はヨーロッパで重要なバロック建築であり、世界遺産にも登録されています。
団体ツアーの場合は必ずと言っていい程シェーンブルン宮殿の観光が含まれていますし、個人のお客様ともシェーンブルン宮殿の中だけを2時間以上かけて見ることもあります。
そういう意味ではシェーンブルン宮殿は私にとっては仕事場のひとつですので、ここの係とも皆顔見知りです。
そのシェーンブルン宮殿では毎年2回の避難訓練があり、ここを案内するオーストリア国家公認ガイドは必ず1回参加する義務があります。
今年1月9日に避難訓練がありました。
去年10月2日から開催されたブリューゲル(父)特別展は前売り予約券も早くから完売し、その時期にウィーンに来られて美術史博物館に入ってもブリューゲル展に行けなかった方が続出するほどの大盛況で幕を閉じました。
人生最初で最後と美術史博物館が自ら宣伝していたこのブリューゲル展の準備も6年越しに及ぶものでしたが、後片付けにもそれなりに時間がかかりました。
その後、何回も美術史博物館に行きましたが、館内はそんな大展示会があったような空気はもうなく、本来の美術史博物館に戻っていますが、肝心な絵画方がまだまだ移動中で、何も絵が展示されていない空間がいくつかありました。
ちょっと面白かったのでその様子をお届けします。
ウィーンフィルのニューイヤーコンサートは世界的に有名で、日本からもニューイヤーコンサートが含まれたツアーが毎年多くあり、私も毎年ニュイヤーコンサートを楽しまれるお客様を御案内しています。
今年のウィーンフィルニューイヤーコンサートの覚え書きはこちらからどうぞ。
ニューイヤーコンサートのチケットは入手困難であることは知られています。
値段も通常の演奏会よりも遥かに高い金額になります。
日本からのニューイヤーコンサートが確約されている高額なツアーは別として、正規ルートでチケットを入手しようとすると、これはお金があるからといって手に入るものではありません。
今日はウィーンフィルニューイヤーコンサート2020年の正規料金について話題にしましょう。
早いもので2月も半ばに入りました。
冬至が過ぎて日が徐々に長くなっていることをはっきり感じます。
青空が広がり気温がそこそこ高い時には春がもうそこまで近づいている気がします。
実際ここ数日は日中の気温が10℃前後、朝の冷え込みも感じません。
さて、ウィーンは今日Semesterferienの最後の日で、明日からまた学校が始まります。
こちらは前期と後期の2学期制で、Semesterferienはその間の約1週間のお休みです。
この期間には多くの方が家族連れで、スキーや休暇に出かけます。
スキーと言えばオーストリアでは国民的スポーツですね。
今日はスキーではなく、同じ"ス"から始まってもスケートの話題をお届けします。
最近はとにかくエコノミーなツアーが多く、詰め込み観光が目立ちます。
クリスマス時期には盛沢山の忙しい観光が毎日当たり前のようにありました。
日本からの団体ツアーではほぼ100%観光内容が事前に決まっていて、お客様の旅のしおりにもどこを観光するかしっかり書かれています。
自転車もヨーロッパ文化のひとつでしょう。
Euro Vero(ユーロヴェロ)というヨーロッパ縦断のサイクリングコースを見てもわかります。
ウィーンの街も多くの人が自転車で走っています。
ウィーンはリンク道路沿いを始め、郊外まで自転車専用ゾーンが多く設けられています。
一般道路にも多くの自転車ゾーンが設けられ、それ以外にもドナウ河やドナウ運河沿いなどにもサイクリングコースがあり、自転車レースをするような本格的な方から、その辺に買い物に行くような実用的な自転車に乗っている人や子供達まで多くの人が走っています。
うちの子供もそうでしたが、こちらでは3歳で自転車に(もちろん補助なし)乗り始める家庭が非常に多いです。
実際に誰かに支えてもらって練習することはあまりなく、小さい頃からLaufradと呼ばれる、ペダルがなく、両足を地面につけて走る自転車がとても普及しているので、歩き始めてからしばらくすると散歩にこれを利用するわけですね。
これでバランス感覚が養われ、慣れると子供は足を地面から離して走れるようになるので、それができたらもう普通の自転車にすぐに乗れてしまうわけです。
観光でウィーンを訪れる日本からの方は公共交通機関が発達していることもあり、街中で自転車に乗ろう・・・という考えにはあまり至らないと思いますが、ヨーロッパからの観光客は自転車に乗る人も多いです。
Citybike(シティーバイク)は手軽でお勧めなレンタサイクルです。
街中でこれだけ自転車が普及していることもあり、特定の場所に自転車の空気入れが設置されていることを御存知でしたか?
家族といるのが一番幸せ?
恋人と一緒にいるのが幸せ?
好きなことができることが幸せ?
お金がいっぱいあることが幸せ?
社会で自分が貢献できることが幸せ?
幸せの価値観は人によって違います。
今日はオーストリアでのPartnerschaft・・・夫婦関係、恋人関係などいわゆる特定のパートナーがいる場合のちょっとした傾向を見てみましょう。
日本でインフルエンザの流行が過去患者数が過去10年で最大となり、2019年1月21日~1月27日(2019年第4週)の推定患者数は約228万人に上っているようです。
インフルエンザはインフルエンザウイルスを病原体とする急性の呼吸器感染症で、一般的に例年11月下旬から12月上旬にかけて始まり,1月下旬から2月上旬にピークを迎え,3月頃まで続きます。
こちらヨーロッパでもインフルエンザは蔓延していて、このまま行けばオーストリアでも55万人が感染するのではないか・・・と1月29日の新聞に掲載されていました。
インフルエンザはドイツ語では"Grippe"(グリッペ)と呼ばれています。
今日はこのインフルエンザの話題をお届けしましょう。
オーストリアの法律では、仕事としてガイドができるのは国家試験をクリアーし、国家資格を持った、オーストリア政府から公認されているライセンスガイドでなければいけません。
ちょっと時間が経ってしまいましたが、去年12月のある日に観光中、ウィーンのど真ん中にあるシュテファン大聖堂で見た虹をお届します。
去年11月の終わりから日中も2℃前後とかなり気温が下がりましたが、12月に入ってからは少し暖かくはなりましたが、天気が不安定でした。
青空が見えていると思ったら突然雨が降ってきたり、雹が降ったこともありました。
また北風が強い日が多く、体感的には7℃前後でも寒く感じました。
ヨーロッパの建造物の多くにアーチ構造が見られます。
アーチ構造は非常に古く、紀元前5000年頃古代メソポタミアから、そして古代ローマ、ヨーロッパ中世のロマネスク、ゴシック、近世のルネッサンス、バロック、以降色々な時代に登場してきます。
ウィーンの街も歩けば建物に色々なアーチが使われていることがわかります。
このテーマは気が向いた時に不定期で話題にしていますが、前回からまた時間が経ってしまいました。
昨年より地下鉄4号線 (U4) の線路工事などが頻繁に行われていて、運休する区間や通過する駅があります。
今年も1月12日(土)0:30~2019年1月13日終電まで、地下鉄4号線(U4)の線路工事のため、Margaretengürtel ~ Landstraße間が不通となり、代替えバスが登場しています。
地下鉄4号線は今から約120年前のオットー・ヴァーグナーによるStadtbahn(シュタットバーン)を利用したものですから、線路のモダン化や駅舎の修復などが必要不可欠となっているわけです。
さて、今回の地下鉄4号線の工事ではPilgrammgasse駅が2月3日より全面的に通過します。
早いもので今日から2月ですね。
ウィーンは冬らしい陽気ですが、昨日は東京の方が気温が低かったですね。
この冬の時期は緑が少ないですから、ちょっと緑が見たくなったので今日は緑を話題にしましょう。
ウィーンは森の都とも形容され、ヨーロッパの街の中で、街の広さに対して緑の比率が最も高い街と言われています。
ウィーンの街を歩けば、この街は緑が豊かだな~と誰もが思うでしょう。
でもウィーンの街を外から囲むウィーンの森はもっと広大で、東京23区の倍以上もあり、重要な観光スポットにもなっています。
ウィーンの街中で、ウィーンの森を除き、最も大きな緑はプラター公園でしょうか。
ここには直線約4.5kmの並木道が存在します。