ヨーロッパでもインフルエンザが流行っている

日本でインフルエンザの流行が過去患者数が過去10年で最大となり、2019年1月21日~1月27日(2019年第4週)の推定患者数は約228万人に上っているようです。

インフルエンザはインフルエンザウイルスを病原体とする急性の呼吸器感染症で、一般的に例年11月下旬から12月上旬にかけて始まり,1月下旬から2月上旬にピークを迎え,3月頃まで続きます。

こちらヨーロッパでもインフルエンザは蔓延していて、このまま行けばオーストリアでも55万人が感染するのではないか・・・と1月29日の新聞に掲載されていました。

インフルエンザはドイツ語では"Grippe"(グリッペ)と呼ばれています。

今日はこのインフルエンザの話題をお届けしましょう。

1月の4週目はオーストリアでは5万人がインフルエンザでベットに横になっていると報道され、その数は日ごとに増えているようです。

ケルンテン州では去年よりもすでに多い患者数として社会保険庁が発表されています。

このペースで行けば前述したようにオーストリアでは55万人がインフルエンザに感染すると見込まれ、その内約1.000人が死亡するだろうと言われています。

この現象はオーストリアだけではなく、他のヨーロッパ諸国でも同じで、ドイツではすでの20人が死亡し、イギリスでは26人が死亡しています。

ウィーンの学校でも、オーストリア政府から感染を抑えるために具合が悪い子供達を無理に登校させないように・・・との呼びかけもされています。

 

インフルエンザにかからないように予防接種があるわけですが、このインフルエンザの予防接種を受けている人がヨーロッパレベルで見るとオーストリアでは以外と少ないようです。

オーストリアは医療レベルが高い国ですが、インフルエンザの予防接種に関しては全体でたった6%しか受けていないということです。

他のヨーロッパ諸国はどうかというと・・・

 

右の表はヨーロッパ諸国でのインフルエンザの予防接種を受けている人の割合です。

イギリスは10人に7人の割合で予防接種を受けていて、他の国よりもはるかに比率が高いですね。

2位がスペインの56%、3位がアイルランドの54%となっています。

それから見るとオーストリアの6%は非常に少ない割合ですね。

これはウィーンで長く生活をして、近所付き合いをしている私は理解できることで、インフルエンザに限られることではありませんが、このような予防接種に慎重になっている親御さんが多くいます。

イギリス 71%
スペイン 56%
アイルランド 54%
イタリア 50%
フランス 50%
スウェーデン 49%
フィンランド 47%
デンマーク 41%
ルクセンブルク 38%
ドイツ 35%

絶対にうちの子には予防接種はさせない・・・という家庭も意外と多くあります。

もしかしたら私が住んでいるウィーンのこの界隈だけのことかもしれませんが・・・いや、そうではないと思います。

 

私はお陰様で元気に仕事をしていますが、仕事でよく行くシェーンブルン宮殿とか、美術史博物館の係がインフルエンザで休んでいる・・・ということをよく聞きます。

 

皆さんも気を付けて下さいね。

 

 

 

 

 

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