ウィーンの街を歩けば多くの路面電車が走っていることがわかります。
実際は路面電車だけでなく、地下鉄、路線バス。、国鉄もウィーン市内の公共交通機関として利用されていて、ウィーンは世界で5本指に入る公共交通機関の営業距離数を持っています。
ウィーンの中心部を歩くだけで、あの路面電車に乗ってみたいな~・・・という気持ちになりますね。
個人で旅行されている方は、必ずと言っていい程地下鉄、路面電車には乗るでしょう。
移動には便利ですし、時間も節約できます。
しかし、団体ツアーの場合は専用バスがありますので、リンク道路もバスで走ることがほとんどですから、午後フリータイムがあっても公共交通機関を利用する機会はほとんどないのが現状です。
それでも団体ツアーのお客様からは路面電車に乗ってみたいんですど・・・という質問はよくあり、乗り換えしてリンク道路一周することはよく御案内しています。
ツアーによっては観光中に路面電車に"体験乗車"ということで数駅乗車することもよくあります。
さて、このタイトルの通り路面電車を貸し切るツアーも実はよくあります。
団体ツアーでの路面電車の貸し切りの場合、出発場所はたいていKarlsplatzのオットーヴァーグナーパヴィリオンの前からです。
ここですと路面電車は通常の幹線を妨害することなく待機することができます。
今回来たのはローフロアータイプではない、ウィーンらしい路面電車が私達を待っていました。
こちらの方が座ると目線が高くなるので観光ではローフロアータイプよりいいでしょう。
この日は青空が広がるいい天気で、ウィーンの街もより美しく見えます。
皆さんの服装からお気付きだと思いますが、今の冬の時期ではなく、8月半ばの暑い時です。(笑)
Karlsplatzから出発し、Schwarzenberg広場経由でリンク道路に入り、まるまる一周しました。
ウィーンのリンク道路は建築の見本市とも言われるぐらい、荘厳な建造物が色々な様式で立ち並んでいますので、非常に重要です。
この時はリンク道路を一周以上して、モーツァルト像がある王宮庭園で降りました。
今回は男性の運転士さんでしたが、やはり親切で走っている最中にも気軽に色々と話をしてくれました。
普段路面電車に乗ってる時には運転士と話すことはまずありませんが、この貸し切りの時は色々な裏話が聞けて面白いです。
左上の写真は運転席から奥に国会議事堂が見えていますね。
もちろん、お客様にはしっかり御案内していますよ。
路面電車貸し切りは団体ツアーならではの特権です。
ウィーンの街には路面電車がとてもよく似合っていて、街の風景になっていることがわかります。