オーストリアはウィーンを始め9つの州があり、それぞれ個性がありますが共通しているのは歴史を感じる美しさがあることです。
さらにヨーロッパアルプスが大きく横たわっている地形の特徴があり、美しく豊かな風景が広がっています。
オーストリアは車で走って休暇をしたい国として、だいぶ前に話題にしていますが、実際その通りだと思います。
さて、オーストリアをしっかり見るのであれば車は必需品ということになりますが、自転車だってとても人気があります。
自転車文化はヨーロッパ文化のひとつと言ってもいいでしょう。
ウィーンだって自転車を利用している人が多くいますし、自転車でオーストリアで休暇を楽しむ人も多いです。
特にドナウ河の最も美しいヴァッハウ渓谷はヨーロッパで最も人気あるサイクリングルートのひとつですし、オーストリアにはEuro Vero(ユーロ ヴェロ)も通っています。
ウィーンの街で自転車と言えばシェアリングのCITYBIKE(シティバイク)は地元の皆さんから観光の皆さんまで広く利用されています。
ウィーンの自転車シェアリングについて少しまとめていますが、ウィーン以外でも自転車シェアリングはあります。
早いもので7月ももうすぐ終わりです。
日本では夏休みに入ったばかりだと思いますが、こちらの夏休みは7月~8月で、しかも年度末になります。
こちらは日本のように4月からではなく、9月から新年度が始まります。
この時期多くの地元の人は子供達の夏休みに合わせてバケーションに出かけます。
仕事上で多くの知り合いがいますが、あ、この人も今休暇を楽しんでいるんだなということがそこらじゅうで聞かれます。
休暇がなければ、仕事もやっていられない・・・と言ったら極端かもしれませんが、こちらでは法的にも堂々と休暇を取ることができますから日本の状況からすると羨ましい限りです。
さて、今日はこの時期の特徴的な花を紹介します。
今年のウィーンは春がとても短かったような印象を受けます。
4月後半から暑い日が多くなり、いきなり夏になったようです。
雨も少なめで乾燥していますが、去年と比べると明らかに湿気を多く感じます。
日中の気温が30℃を超えた日は昨日までで12日、35℃を超えた日はまだありませんが、日差しがかなり強いですから、太陽の下にいると体感的により暑く感じます。
暑い中での徒歩観光は体力をより消耗しますね。
こちらは水分補給することが大事ということを頻繁に耳にします。
それを表すかのように街中には飲料水スタンドが数か所に立っていて、大活躍をしています。
ウィーンの旧市街は迷うぐらい歩くことをお勧めします。
ローマ時代、中世、近世、近代、現代と様々な時代を感じ、迷路のようになっています。
むしろ迷った方がおもしろいでしょう。
それだけでもおもしろいですが、それぞれの建物の中庭は外からは見ることができない、全く別の空間があります。
中庭空間はウィーンの伝統あるカフェハウスに入った時と同じように時間の流れ方が違っています。
さて、前回の知られざる美しい中庭風景57ではアイゼンシュタットのハイドンハウスとルストを取り上げましたたが、今日もルストからです。
もう何回も書いていますが今年は春がとても短く、4月下旬から夏がいきなり始まったような気がします。
日中の気温が30℃を超えた日はこれまでに10日間ぐらいしかありませんが、27℃~30℃弱という日が多く、雨もまた少なく大地は乾燥しています。
その割には湿気が多い日がかなりあり、大気が不安定になることがよくあります。
青空が広がっていても、突然雲が多くなり、風も強く吹き始め、すぐに雨粒が多くなってきます。
こちらではGewitter(ゲヴィッター)と呼ばれ、雷を伴う一時的な強い雨です。
そう言えば去年も7月10日付で昨日の観光中の豪雨というタイトルで突然来た大雨を話題にしたことがありましたが、昨日観光中に豪雨に遭遇しました。
ウィーンはヨーロッパの街では車の所持率がかなり高いと言われています。
街中を歩けば至る所に路上駐車が見られます。
お客様からも「ものすごい路駐の状況ですね」とか「こちらは路駐が許可されているのですか」という質問がよくあります。
ウィーンの生活に慣れてしまうと当たり前ですが、日本で路駐をすればすぐにレッカー移動でしょう。
どの建物の中にもたいてい中庭空間が存在しますが、中庭はまず公の駐車場になっていることはほとんどありませんから、路駐が基本となっています。
住人が月極で使える専用の地下ガレージなどがある集合住宅もありますが、路駐が圧倒的に多いでしょう。
こちらでの路駐はウィーン市がしっかり定めていて、堂々と路駐することができますが、無料ではなく、しっかりお金が取られます。
今年のウィーンの夏は日中の気温が30℃を超えた日はまだ7日しかありませんが、4月下旬ぐらいから突然夏が訪れたような気がします。
27℃~30℃弱ぐらいになる日が多く、春がすぐ終わってしまった感じです。
日本の猛暑とは違いますが、こちらは日差しが強いですから、20℃ぐらいの気温でも直射日光の下にいるとかなり暑く感じます。
湿気が少なく、梅雨がないのが有難いですね。
日陰に行くとかなり気温の差を感じます。
さて、前回アメリカノウゼンカズラを話題にしましたが、この時期この花は色々な所に見られますが、このアメリカノウゼンカズラとこの時期に咲いているの?・・・と思われる花のコラボレーションです。
オーストリア国家公認ガイドとして年間をと通して仕事をしていると、オーストリアの様々な場所に行きます。
でもウィーンを御案内することが圧倒的に多いです。
ウィーンと一言でいってもとても数日で見切れる街ではありません。
ここはかつての帝国の都であり、ヨーロッパ文化が凝縮した街と私はよく表現していますが、様々なものがリンクしています。
オーストリアのひとつの観光スポットとして、最も多くの方が訪れるのはシェーンブルン宮殿です。
ウィーンに始めてきてここに来ない方はほとんどいないでしょう。
団体ツアーのほとんどはシェーンブルン宮殿の観光が含まれていますし、個人のお客様と宮殿内部だけで2時間ぐらいかけてゆっくり観光することもあります。
私にとってシェーンブルン宮殿は言ってみれば自分の庭のようで、ここの係やお土産屋さんの店員、カフェで働く人、守衛さん、庭園で働く人の多くとは顔見知りです。
そのシェーンブルン宮殿は残念ながら宮殿内部は写真撮影が禁止されています。
私のこのホームページには、写真が撮れる所だけを掲載しています。
そのシェーンブルン宮殿の大広間で堂々と写真を撮れる時がありましたので、今日はシェーンブルン宮殿の大広間の雰囲気をお伝えします。
ウィーンは100年以上も続いている伝統カフェが多くあります。
"カフェハウス文化"は無形文化遺産にもなっていて、ウィーンの重要な一面で、生活に密着しています。
伝統カフェに入ると、時間の流れ方が違いますね。
ウィーンの伝統カフェに入ってくつろぐのも、ウィーンの観光では外せません。
そう、カフェでゆっくりするのも観光です。
個人的にも仕事でもよくカフェに行きます。
団体ツアーに皆様と観光中にカフェに行くことはオプショナルツアー以外ではまずありませんが、個人のお客様と街中を観光する時にはたいていカフェに入ります。
あらかじめ特定のカフェを決めて入る場合や、その場の雰囲気で近い所に入る場合など様々です。
カフェの入るとスイーツも見逃せません。
それぞれのカフェには独自のスイーツが提供されていて、様々な種類があります。
今日は個人的にこの時期毎年楽しみにしているハイナーのトルテを紹介しましょう。
ウィーンを始めオーストリアには訪れる価値がある地元で有名なスポットがたくさんあります。
その多くは観光のガイドブックなどでは紹介されていません・・・ということはそのような場所は地元の人だけが訪れるわけですから、一般観光場所とは空気が違いますね。
オーストリアは昔から芸術や文化の水準が高かったので、それが現在でも博物館や観光スポットなどにもセンスの良さや配慮を感じることができます。
その地元で有名なスポットのひとつであるうちのお気に入りのAmethyst Welt MAISSAUに今年も行ってきました。
日本は大変な猛暑ですね。
湿気が多くあって、35℃~40℃というのは耐え難いものがありますが、こちらはそこまで気温が高くなることは普通はありません。
数年前に国立オペラ座前で39℃ぐらいになったことがありますが、湿気が少ない分、同じ気温でもかなり日本とはかなり違います。
日差しが日本よりも強いので、また別の暑さを感じます。
今年は30℃を超えた日が7日だけですが、4月下旬からずっと夏のような陽気です。
さて、前回のウィーンのちょっと珍しいアングル57ではヴォティーフ教会を話題ににしましたが、今回はウィーンと郊外からです。
7月も3分の2が過ぎました。
ウィーンは休暇シーズンですから、地元の人の多くがバカンスに出かけています。
ということは、ウィーンは地元の人が一番少なくなる時でしょうか。
逆に世界から多くの方がウィーンに訪れます。
毎日観光していると、街中を始め、シェーンブルン宮殿やベルヴェデーレ宮殿では国際色豊かであることがわかります。
仕事中にはオーストリア国家公認ガイドのロゴを付けているので、そのせいか、一般の旅行者が入場場所はどこですかとか、この教会はどこにありますかとか色々なことを聞かれます。
先日は地元オーストリアの人の若い女性がCafé Bräunerhof(カフェ ブロイナーホーフ)はどう行けばいいでしょうかと聞かれました。
地元の人でもウィーンに住んでいなければ、細かい所はわかりませんね。
さて、世界から多くの観光客がウィーンに来るのはありがたいのですが、芝生に立ち入りしたりとか、レンタサイクルで庭園を走ったりなどマナーの悪さが目立っています。
これは私もシェーンブルン宮殿などでもよく目にしました。
実際に丁寧に注意をすることもよくあります。
旅行者の皆さんは悪気がないですから、すぐに理解してくれます。
そんなことをたまに思い出しながら仕事をしていたら、ベルヴェデーレ宮殿の入口に突然禁止標識が立てられました。
7月も早いもので中旬を過ぎました。
この時期は休暇シーズンで、多くの地元の方が休暇に出かけています。
ウィーンには地元の人が一番少ない時期になるでしょうか。
街中を歩けば、ヨーロッパを始め、世界の色々な国から観光でウィーンに来ている人をたくさん見かけます。
もちろん、日本からも多くの方がウィーンを訪れます。
休暇はドイツ語ではUralub(ウアラウプ)と言いますが、学校などのお休みの場合はFerien(フェーリエン)と呼ばれています。
今年は30℃を超えた日が7日ぐらいしかありませんが、4月下旬から一挙に夏が来た感じで、雨が少なく暑い日が多いです。
こちらは日差しは日本よりも強いですが、湿気が少ないので、クーラーがなければやっていられない日本の不快な暑さとは違い、日陰に行くと気温がぐっと下がり、風が通り抜けると心地いい気持ち良さです。
限られた花が咲くこの時期ですが、今日のこの花もとてもポピュラーです。
レストラン、カフェ、ホテルなどでトイレに行く機会が多いわけですが、こちらには個性的なトイレが意外と多くあります。
以前にもここで紹介したオペラ座そばの名物トイレやえっ!!・・・と思う「名物トイレ」などのようなおもしろいトイレやフンデルトヴァッサーのトイレも個性的ですね。
そう言えば日本で見たちょっと笑えるトイレの注意書きもおもしろいものがありましたが、こちらでも似たようなものを見ました。
ウィーン旧市街のリンク道路から内側の街並みはまだ城壁があった頃と比べても基本的には変わっていません。
19世紀半ばの1858年から城壁の取り壊しが始まり、リンク道路は1865年に完成し、その両側には様色々な建築様式で様々な建物が立ち並んで行きました。
リンク道路界隈だけを観察すれば大きな都市改革があったことがわかりますが、リンクの内側は中世からの地図を見ても現在の街並みと簡単に比較することができます。
ウィーンの当時の写真は1857年頃から存在していますので、現在より160年遡って当時の模様を知ることができます。
110年以上前に活躍していたウィーン郊外の蒸気機関車や最初は蒸気機関車だったStadtbahn(シュタットバーン)などを話題にしていますが、今日は古き良きひとコマの第3弾です。
ウィーンの街を高い所から見ようと思うと色々な可能性があります。
街中で一番手っ取り早いのはシュテファン大聖堂の塔に上ることでしょう。
ここは螺旋階段で上る南塔やエレベーターで上る北塔から見る街の眺めもとても素晴らしいです。
プラター公園の大観覧車からの眺めも人気があります。
シェーンブルン宮殿のグロリエッテからも時間があればいいでしょう。
個人的には水族館(Haus des Meeres)からの眺めも大好きです。
時間があればウィーンの北の森に位置するカーレンベルクからの眺めも外せません。
このコーナーではカーレンベルクに関しては何回か話題にしていますが、ウィーンの森では観光の皆様が一番行き易い所で、公共交通機関でアクセスできます。
休暇シーズンのウィーンはいつもとちょっと空気が違います。
多くの地元の人は色々な所にバカンスに出かけますので、この時期のウィーンは地元の人が一番少なくなる時でしょう。
しかし、ヨーロッパや世界、もちろん日本からも多くの観光客の皆さんがウィーンを訪れています。
街中を観光していると、色々な国の人が見られますね。
国立オペラ座や楽友協会の演奏会は休暇シーズンですからお休みになり、また9月から新年度が始まります。
さて、いわゆる音楽の都ウィーンも休暇シーズンとなるわけですが、そんな時期でも歴代の名演奏を無料で楽しめる市庁舎のフィルムフェスティバルもお勧めです。
オーストリアは魚料理も意外と多く食べられています。
現在のオーストリアには海こそありませんが氷河から形成された湖やアルプスを流れる川、ドナウ河やNeusiedler See(ノイジードラー湖)など水はとても豊富です。
やはり淡水魚系の魚を多く食べることができます。
以前もここで話題にしたSaiblingも人気がありますが、今日はそれよりも定番な鱒料理を紹介します。
今年は雨がとても少なく、かなり乾燥しています。
街中の公園や街路樹に見られる芝生や草は、茶色っぽい所が多くあります。
30℃を超えた日はまだ数えるぐらいしかありませんが、暑い日が多く、4月下旬ぐらいからずっと夏のような気がします。
さて、前回はルスティフィナというちょっと特徴的な花を話題にしましたが、今日のこの花もウィーンの街中では多く見られます。
ウィーンはかつての帝国の都であり、神聖ローマ帝国の皇帝の居城がハプスブルグ家と共に長く存在した街ですので、"宮廷文化"の影響から様々なものが集まって来ました。
もちろん"音楽の都"となったのもそこからです。
宮廷文化が栄えた街はたいてい食事はおいしいですね。
それでもヨーロッパの街には様々なレストランがあるので、数日の滞在の中で数回しか食事をせず、たまたま外れのレストランで食事をしたからと言って、それイコールその国の食事が全て悪いかというとそんあことはないと思います。
ウィーンだって評判がよく、常に地元の人でいっぱいになるレストランもあれば、そうでないレストランもたくさんあります。
私は仕事上、昼食は毎日のように外食することになります。
団体ツアーの場合は食事の内容も事前に決められていますから、かなりの割合でウィーンの名物料理であるウィーンナーシュニッツェルを食べることになります。
でも毎日シュニッツェルを食べるわけにはいきませんから、たいていのレストランでは好きなものを選んで別のものを食べています。
仕事でよく行くレストランはこちらから頼む前に「今日は~ですか?」と言ってくれます。
地元では誰でも知っていて、でも観光的にはあまり有名ではないEiernockerl(アイヤーノッケルル)はよく食べます。
昨日は本当に蒸し暑い日でした。
午前中は団体ツアーの皆さんと少し長めの観光でした。
シェーンブルン宮殿のグランドツアー+秘密の部屋を御案内して、その後はベルヴェデーレ宮殿でクリムトの世界を見て、国立オペラ座前で終了という内容でした。
天気予報では雨が降るだろうということでしたが、意外と早くやって来ました。
観光の始めにも今日は午後におそらく雨が降って来ると思いますよ・・・と言いました。
それまでこのツアーの皆様は雨に会わなかったようです。
国立オペラ座前で皆さんとお別れして、私は路面電車でリンク道路を走り、Schottentorまで行って、そそこから37番の路面電車でベートーヴェンのエロイカハウス界隈に行きました。
路面電車に乗ってからすぐに窓ガラスにぽつりと雨粒が来ました。
シューベルトの生家を過ぎると、徐々に雨が強くなっていき、ギュルテルを通り過ぎた頃にはかなり強い雨となっていました。
そこから数駅行った所で降りたのですが、あまりに激しい雨で、降りたらすぐ路面電車の停留所の小さなスペースに入りました。
そこには3人地元の人が雨宿りをしていました。
ウィーンは土地の値段が徐々に高騰しています。
まだ土地が多くある外側の区では多くの集合住宅が建設されています。
持ち家として売られるもの、賃貸として、また最初は家賃のように払って10年後に購入できるようになるスタイルなどがあります。
持ち家の方が理想でしょうが、月々の支払は自由に決められても、最初にまとまったお金が必要であることや土地が高いこともあり、ウィーンでは庭があるような持ち家に住んでいる人の割合は20%ぐらいに過ぎません。
賃貸だって何十年も同じ所に住んでいる人は別として、年々相場が上がっていますから、お手頃な住居を見つけるのが非常に難しくなっています。
さて2016年9月6日付でオーストリアの住宅価格について触れましたが、現在ではどのくらいまで高騰しているのでしょうか?
今回は持ち家の場合での1m²の価格をウィーンそれぞれの区で比較して見ます。
ウィーンの国立オペラ座は重要な歴史的建造物であると同時に、ウィーンの中心部の位置関係を把握する上で観光の目安にもなる建物です。
ここでオペラを鑑賞するのもウィーンの楽しみのひとつです。
それとは別にここはガイドツアーの枠で見学することができ、音楽に興味あ方はもちろん、無い方も内部見学することをお勧めします。
国立オペラ座は年間を通して300回近く上演され、毎日ステージを変えているという凄まじい運営状況です。
ここはガイドの説明があった方が断然おもしろいです。
さて、この国立オペラ座の舞台裏事情として過去すでに何回か書いていますが、今日はそのシリーズの5回目です。
国立オペラ座の舞台裏事情1、国立オペラ座の舞台裏事情2、国立オペラ座の舞台裏事情3、国立オペラ座の舞台裏事情4も御覧下さい。
ウィーンはかつての帝国の都・・・ヨーロッパで一番長く続いたハプスブルグ家の居城があり、そのハプスブルグ家の下に歴代神聖ローマ帝国の皇帝やローマ王の称号があったので、皇帝の居城として栄えてきました。
他のヨーロッパの街とは根本的に歴史的立場が違っているウィーンの街です。
宮廷のおおもとがこのウィーンにあったことから、ここには様々なものが集まり、色々な分野がそれぞれ洗練され、リンクしていくことになります。
ウィーンはヨーロッパ文化が凝縮した街です。
ウィーンにはそういう意味では色々な分野で、様々な博物館が存在します。
シェーンブルン宮殿や王宮といった宮殿見学、美術史博物館やベルヴェデーレ宮殿のオーストリアギャラリー、シュテファン大聖堂やリンク道路沿いの荘厳な建造物、モーツァルトやベートーヴェンなどの音楽関係などは外せませんね。
そのような一般的な博物館とはちょっと違う、ある意味ではウィーンらしくない、しかしとても面白いお勧めしたい"TiME TRAVEL" を今日は紹介します。
ウィーンは休暇シーズンに突入しました。
こちらは9月から新年度が始まりますので、6月29日の金曜日が学校最後の日で、子供達は成績表をもらって、楽しみにしていたFerien(フェーリエン)という2ヵ月の休みです。
この時期は親御さんも休みをとってバカンスを楽しみます。
ウィーンは年間を通して、地元の人が一番少なくなる時期でしょうか。
逆にヨーロッパから、世界から多くの人がウィーンを訪れますし、もちろん日本からも多くの方がウィーンに来てくれます。
お陰様でいつも忙しいです!
シェーンブルン宮殿も行く度に感じますが、本当に混雑しています。
さて、この時期限られた花しか咲いていませんが、今日は特徴的でポピュラーな花を紹介します。
ウィーンの中心部だけを見ればかつての帝国の都を感じる荘厳な建造物が多く建ち並んでいますが、オーストリアは郊外に長閑な美しい風景が広がっています。
ヨーロッパアプルプスが国内に大きく横たわっているという地形の特徴があります。
そのアルプスの北斜面に位置する大小70以上の美しい湖が点在するザルツカンマーグートは私も大好きな所で仕事でも個人的にもよく行きます。
ザルツカンマーグートはオーストリア3州にまたがる広大な地域で、魅力的な湖や美しい湖畔の街が多くあります。
日本の団体ツアーで最も多く訪れるのは現在ではハルシュタットでしょうか。
でもここに宿泊することはほとんどなく、昼食に寄ったり、移動の途中に散策をするというのが一般的ですからせいぜい2時間ぐらいの滞在でしょうか。
ここは岩塩抗
私個人的にはハルシュタットもいいですがSt.Wolfgangがお気に入りです。
ここはWolfgangsee(ヴィルフガング湖)に面していて、St.Gilgenの方からBad Ischl方面に行く時に湖の反対側に回りこんでしかアクセスできない場所にあります。
St.Wolfgangと言えば白亜の教会と白馬亭(Weißes Rössl)のコラボが印象的な街です。
仕事でもプライベートでもこのSt.Wofgangの色々なホテルやペンションなどに数え切れな程宿泊していますが、ここはやっぱり白馬亭に泊まりたいです。
白馬亭はWolfgang湖の目前に位置していて、湖側の部屋のバルコニーからのんびり景色を眺めるだけで幸せな気持ちになります。
この白馬亭は部屋だけでなくレストランやリラックスできるSPAも湖に面しています。
今日はこのレストランについてちょっと書きましょう。
ウィーンで有名な作曲家の足跡をたどろうと思うと時間がいくらあっても足りないでしょう。
かつての帝国の都、宮廷文化が栄えたウィーンには様々な人が集まってくることになり、音楽家もその中に入ります。
ウィーンは"音楽の都"ともよく形容されていますね。
作曲家としてとにかく足跡が多いのはベートーヴェンで、彼は80回近くの引っ越しをしたこともあり、
ウィーンの中心部から郊外までベートーヴェンの跡が点在しています。
ウィーンでベートーヴェンの博物館としては、ハイリゲンシュタットの遺書の家、パスクヴァラティハウス、EROICAHAUS(エロイカハウス)の3つが挙げられます。
この中で圧倒的に多く訪れるのは遺書の家で、去年11月25日にリニューアルオープンし、とても充実した博物館に生まれ変わりました。
それに合わせて、パスクヴァラティーハウスの展示内容も以前と比べるとかなり充実しました。
いゃ~、昨日の日本対ベルギー戦・・・本当に残念でした。
最初2-0で日本が有利で、これはいけるんじゃないか・・・という希望がありました。
その後、ベルギーのラッキーなヘディングシュートから始まって、その後1点を取られ同点に追いつかれ、そしてロストタイムのまさかのダメ押しの1点・・・3-2・・・全てが終わった瞬間でした。
昨日うちは夕食を食べながらLIVE中継にかじりついていました。
個人的には最初から本田選手に出場して欲しかったですね。
彼が後半で入って来て、その後のフリーキックは得点につながりませんでしたが、彼の長所が出る素晴らしいキックでした。
個人的に、本田選手のフリーキックの正確さはヨーロッパでも引けを取らないと思います。
さて、ウィーンの街を歩くと緑がとても多いことに気づきます。
中心のリンク道路沿いだけでも6つも公園があり、リンク道路にも多くの並木が見られます。
ウィーンの街は"森の都"とも形容され、ヨーロッパの街の中で、街の広さに対して緑の比率が最も高いと言われています。
その緑豊かなウィーンの街を取り囲むかのようにもっと大きな緑であるウィーンの森が広がっているわけです。
ちなみにウィーンの森はヨーロッパアルプスの東側の一番端になります。
さて、今日はウィーンの街にあり観光ではあまり有名ではありませんが、地元ではよく知られている大きな公園について書きたいと思います。
オーストリアで国家公認ガイドとして仕事をしているとウィーンだけではなく色々な所に行きます。
ドナウ河の最も美しいヴァッハウ渓谷やザルツブルクなどは年間を通してよく行きます。
ウィーンからヴァッハウ渓谷に行く場合はウィーンからの日帰り観光が多いですが、私がメルクでお迎えしてそこから観光が始まる場合や、逆にメルクでお別れすることもあります。
ザルツブルクの場合もウィーンからの日帰り観光、宿泊を伴って私がザルツブルクで終わったり、逆にザルツブルクから始まることもあります。
ウィーン~ザルツブルクの日帰り観光はきついですね。
可能ですがお勧めしません。
片道300kmはありますから、観光バスだと休憩を含めて片道4時間はかかります。
つまりウィーン~ザルツブルク~ウィーン移動距離600kmで8時間もかかるわけですから、実際にザルツブルクでの観光時間は限られてきますね。
鉄道で移動できればかなりの時間を節約することができます。
ÖBBかwestbahnを使うことになります。
westbahnは値段が安く、2時間32分でウィーン中央駅~ザルツブルクを結んでいます。
ÖBBの場合はrailjetですね。
今日から7月です。
早いもので2018年も半分過ぎました。
さて、ウィーンに来たら伝統があるカフェハウスにも是非足を延ばして頂きたいと思います。
ウィーンのカフェハウス文化は無形文化遺産にもなっていて、100年以上も営業しているカフェハウスがたくさんあります。
伝統カフェハウス以外でも有名なスタバを始め多くの店がありますが、やっぱり名前が知られたカフェハウスに行くのがいいでしょう。
ウィーンの街はヨーロッパ文化が凝縮したとても奥が深い街で見所も星の数ほど多く、時間がいくらあっても足りないと思いますが、カフェに入って伝統カフェの空気を感じながらちょっと落ち着くことも観光では外せませんね。
ウィーンのカフェハウスに行けば単純に"コーヒー"という名称は存在しませんので、カフェのスタイルによって独自の名称がつけられていますから、注文する時もその名称で注文します。
地元で一番好まれているのはMelange (メランジェ)ですね。
今日はCafe FrauenhuberのMelangeを見てみましょう。