ウィーンによく見られるこの時期の花 233(フジとアメリカノウゼンカズラのコラボ)

今年のウィーンの夏は日中の気温が30℃を超えた日はまだ7日しかありませんが、4月下旬ぐらいから突然夏が訪れたような気がします。

27℃~30℃弱ぐらいになる日が多く、春がすぐ終わってしまった感じです。

日本の猛暑とは違いますが、こちらは日差しが強いですから、20℃ぐらいの気温でも直射日光の下にいるとかなり暑く感じます。

湿気が少なく、梅雨がないのが有難いですね。

日陰に行くとかなり気温の差を感じます。

 

さて、前回アメリカノウゼンカズラを話題にしましたが、この時期この花は色々な所に見られますが、このアメリカノウゼンカズラとこの時期に咲いているの?・・・と思われる花のコラボレーションです。

 

 

こちらは建物の壁に緑が豊かに茂っているように見えます。

ここに2つの花が見られますがわかりますか?

手前の赤い花はアメリカノウゼンカズラでこちらは分かり易いですが、もう一つは右側の窓の下辺りに見られる薄紫のフジです。

この時期にフジが咲くの?と思われるかもしれませんが、フジは1年に2回咲きます。

最初は4月中旬~5月、2回目は7~8月です。

春に咲くフジは本来の開花時期で、多くの花が咲きますが、この時期に咲くフジはとても少なく、限られています。

 


 

ここで咲いている2つの花です。

フジはドイツ語で、Blauregen (ブラウレーゲン)とか、Glyzinie (グリツィーニエ)、

学名ではWisteria sinensisもしくはWisteria floribundaで、マメ科のフジ属、つる性の落葉樹です。

 

原産は東アジア(中国)ですが、 Wisteria floribundaは日本固有のものだそうです。

ぶどうのようにぶら下がっていて、紫や明るい紫、ちょっと青っぽい紫色です。

長さは20cm~80cmぐらいで、高さは10mを超えるものもあります。

 

 

 

こちらは全体の雰囲気です。

美しい中庭空間にある黄色の2階建ての建物の1階と2階の間に豊かに生育しています。

本来は別の時期にそれぞれが開花することを考えて植えられたと思いますが、フジの特性からこの時期に咲くものあります。

写真だと雰囲気が伝わりませんが、ここにはしばらくたたずんでいたくなります。

 

2018年7月17日12:20頃、ウィーン19区のBezirksmuseumで撮影しました。

 

 

 

 

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