このブログコーナー2013年8月16日付でメルク修道院だまし絵のフレスコ画
について書きました。
このメルク修道院はバロックの素晴らしい建造物としても有名ですが、内部見学をすると様々なおもしろい物や貴重な物、歴史的流れ等を見ることができます。
2013年6月17日にこのコーナーで自転車文化について少し書きました。
自転車も生活に密着し、ハイキングと同様、余暇に楽しまれています。
国内にはハイキングコースと同様に様々な自転車コースがあるわけですがその中でウィーンの森にあるHelenentalradweg
(ヘレーネ渓谷サイクリングコース)は地元で有名なサイクリングコースのひとつとなっています。
その名のHelenentalはウィーンの南の森で、地元でも観光でも非常に有名な場所です。
ただ、通常の観光ではウィーンの南の森の見所
ヘルドリッヒスミューレ、マイヤーリンク、バーデン等が一般的)を見学し、このHelenentalを経由してBadenに抜ける時、その逆でBadenからマイヤーリンクに入る時、またはマイヤーリンクからAlland経由でウィーンへ戻る時、もしくはその逆ルートの時にHelenental を通るのが一般的です。
そのHelenentalはシュベヒャート川が流れ、その川に沿って有名なベートーヴェンの散歩道があり、それはハイキングコースとしても人気があります。
そのベートーヴェンの散歩道の川を挟んで反対側にHelenentalradwegが通っています。
ウィーンの街には至る所に
マンホールの蓋を見ることができます。
こんな物には普通の人はまず
興味を示さないと思いますし、街を歩いていても目には見えているでしょうが気に留めることはないでしょう。
何気なく街中に当たり前のように溶け込んでしまっていますので、美しい建造物や街の雰囲気に気を取られてしまい、
いちいちマンホールの蓋を観察しよう・・・なんて気もおきませんね。
でもでも・・・
よく見るとマンホールの蓋も様々なデザインがあるんですね。
これは国立オペラ座の正面入り口のマンホールの蓋です。
ちょっと高貴な蓋ではないでしょうか。
ウィーンは街の至る所に緑があります。
街中で緑と言うとたいてい市立公園とか王宮庭園などの
リンク道路沿いか、プラター公園やシェーンブルン宮殿などが思い浮かぶと思います。
その辺ならもう歩きました・・・という観光の皆様で、
ウィーンの森に行く時間もない、でも公園ではなくて静かな緑の雰囲気を味わいたい方にお勧めなのが
Botanischer Garten (ボターニッシャー・ガルテン)・・・植物庭園です。
ウィーンは全ての建築様式が見られます。手っ取り早く色々な様式を見るにはリンク道路を周ると様々な様式の基本を見ることができます。
リンク道路は19世紀後半に作られ、その時代の習慣で色々な様式が登場するわけです。
そんな背景の中である意味では古典建築と現代建築をうまく橋渡しをした建築家が
Otto Wagner(オットー・ヴァーグナー)です。
オットー・ヴァーグナーは1841年のウィーン生まれ、ウィーンで一番古いアカデミーギュムナジウムで学び、ベルリンの建築アカデミー、その後ウィーンのアカデミーで国立オペラ座の建築家シッカルズブルクとニュルのもとで学んでいます。
当時支配していた古典的な保守的な時代から抜け出し、時代にふさわしい新しい素材、例えば鉄骨やガラスなどを用い、機能性を考え、その中に美しさを見出す・・・といった画期的なコンセプトでウィーンを中心に新しい風を吹き込ませました。
こちらは7月、8月が休暇シーズンで地元オーストリアの人は一番地元にいない時期でしょうか。でもそんなオーストリアにはヨーロッパの他の国々からたくさんの方が訪れます。
こちらは9月から新年度が始まり、6月終わりで学校も7~8月は長い休みです。
学校が休みですから、学校に通う子供達がいる親御さん達はこの時期に休暇を楽しみます。オーストリアは美しい国ですが、海がないというのが残念です。
そのためこちらでは圧倒的に海に行く人が多いんですね。地中海には魅力的な島がたくさんあり、ウィーンからどこも2時間強で飛んでいくことができます。
先日ある新聞記事にそんな休暇に飛行機で行く時に、「やめてくれよ!」と思うことが掲載されていました。
この記事は Chckfellix が700人のお客さんにとったアンケートの結果です。
「ウィーンのちょっと珍しいアングル」では、一般観光の皆さんを始め、地元の方も気づくことがなく、まず入ることがない場所から見える新鮮な光景を紹介します。
7月26日に中央墓地について少し書きました。
中央墓地への行き方の質問がよくあります。
中心からオーソドックスな行き方は路面電車71番で乗換なしで行けます。
71番は現在リンク道路のBörseから中央墓地を結んでいる便利な路線で、オペラ座から1本で行けるわけです。
中央墓地の第2門(Zentralfriedhof 2.Tor)で降りるのが定番です。
そこからの入口を入って徒歩3分で有名な名誉区です。
もうひとつの方法は、地下鉄3号線(U3)で終点のSimmeringまで行き、
そこから路面電車71番もしくは路面電車6番に乗り変えて、中央墓地第2門までです。
この方法ですと、ウィーンのシュテファン大聖堂からでも行き易いですね。
毎日多く歩いている仕事をしている私ですが、プライベートでもよく散歩やハイキングを楽しんでます。
先日家のそばを散歩している時に
クリが植えられているのを見つけました・・・というかしょっちゅう歩いてる場所ではあるのですが、あまり気づいてなかったのかもしれません。
こちらではよくクリが植えられているのを見たことがあります。
こちらでドイツ語でEdelkastanie
(エーデルカスターニエ)、
ラテン語でCastanea sativa、
日本ではヨーロッパグリとか
セイヨウグリとも呼ばれ、ブナ科で
落葉性です。
もちろん春に花を咲かせるこちらのいわゆるマロニエとは違います。
マロニエの実を包むとげはとても荒いですが、こちらは密集したとげとげです。
国立オペラ座から近い所のカフェといえば、オペラ座自らカフェがありますが、カフェ モーツァルトが知られています。
でもそこから少しだけ歩いていくとモーツァルト像で有名なBurggarten (王宮庭園)にPalmenhaus という地元でよく知られているカフェがあります。
私も空き時間がある時によく行くお勧めスポットのひとつです。
リンク道路側からこの庭園を見ると、ト音記号で有名なモーツァルト像が目立ち、向かって左側には王宮の新王宮の荘厳な建造物が見られますが、このカフェは全くと言っていいほど見ることができません。
それはリンクから見れば一番奥に位置している上に、庭園の豊かな緑が茂っているため見えないのです。
8月15日にオーストリアワインについて少し書きました。
オーストリアワインの真髄は瓶詰されたワインですが、飲まれている量から言えば新酒のワイン「ホイリゲ」が圧倒的に多いです。
ちなみに瓶詰されたオーストリアワインはとても奥が深いのでまたこのコーナーで
いつか時間がある時に書きたいと思います。
ホイリゲは必ずガイドブックに紹介されているウィーンやその周辺にあるこちらの文化のひとつで自家製ワインを飲ませる店・・・日本的に言えば居酒屋です。
でも居酒屋とは雰囲気は全然違います。
何と言ってもワインを「ジョッキで飲む!」
これが習慣です。
(ホイリゲ以外では通常ワインはグラスで飲みます)
この可愛らしいジョッキは、1/4 (アイン フィアテル)リットル・・・
つまり250ml です。 単純に250mlのホイリゲを飲む場合と、それを炭酸で割って飲むGespritzt(ゲシュプリッツトゥ)もとても好まれています。
8月中旬から下旬、遅くても9月初旬までに収穫が終わり、すぐにプレスして発酵してワインになります。
習慣から言えばホイリゲは11月11日の聖マルティンの日から解禁になって、翌年の終わりまで「ホイリゲ」として提供されます。
「ホイリゲ」とはドイツ語でheuer (ホイヤー)、heurig (ホイリヒ)「今年、今年の」という意味があり、新種のワインの名称でもあり、それを飲ませるお店もホイリゲと言います。
ウィーンの旧市街はとても歴史があり、ローマ時代から現在に至るまで様々な発見があります。ウィーンに来られるたいていの皆様は、ケルントナー通りがまず基本となるでしょう。これは国立オペラ座とシュテファン大聖堂を結んでいることもあり、また歩行者天国としては一番長いことも理由のひとつです。
その次にグラーベン、そしてコールマルクトと3つの歩行者天国を一筆書きで歩くことができます。ホームページでも紹介していますが、3つの歩行者天国ではグラーベンが一番美しいでしょうか。
でもそんな繁華街から少しでも外れると人通りが少なくなり、
ウィーンらしい路地によく出会います。
ウィーンはヨーロッパ文化が凝縮した街・・・と私はよく表現していますが、建築、音楽、絵画、キリスト教、
歴史・・・ありとあらゆる分野を楽しむことができます。
その「絵画」の中でウィーンは7つの大きな美術館がある中で、真っ先に訪れたい美術史博物館があります。
正式にはKunsthistorisches Museum (地元ではKHMとも略して呼ばれています)...
直訳すれば芸術史博物館です。
ここは絵画の他に工芸品などのコレクションもとても充実しているので
芸術史博物館という名称になっています。
でもあまりにもここの絵画コーナーが有名なので、一般的に美術史博物館とか
美術史美術館、または単純に美術館などと呼ばれています。
ウィーンのリンク道路時代の重要な建築のひとつとして、ゴットフリート・セムパーと
カール・フォン・ハーゼンナウワーによって初めから美術館を意図として作られ、1891年一般公開されています。つまり昔からあった宮殿を使って、何とか美術館にしているわけではありません。例えばフィレンツェのウフィツ美術館はメディチ家のオフィスがあったので、オフィス・・・ウフィツ美術館といいますがそういう形ではありません。
基本はハプスブルグ家のコレクションですが、ここは15世紀~18世紀の期間の作品しかありません。ハプスブルグ家は完成品にしか興味がなかったので、中途半端な未熟的な作品は目もくれませんでした。
この美術館はいい意味でとてもかたよった美術館ですが、しかし逆から見れば
これだけ充実した美術館はヨーロッパにはありません。
よくヨーロッパ3大美術館と言われますが、もちろんルーヴルのような大きさはありませんが、集められている作品の内容がとても素晴らしいのです。
観光ポイントとしてもとても人気があり、多い時には週4回ぐらい、
1日で午前、午後と2回行くこともめずらしくありません。
ウィーンの有名な国立オペラ座は
リンク道路最初の大建造物として
プランされ、シッカルズブルクと
ニュルという二人の建築家によって
ルネッサンス様式で1868年の明治維新の時に完成し、次の年の1969年 モーツァルトのドン・ジョバンニでこけら落としが行われました。
リンク道路はウィーンの有名な環状道路で19世紀後半、様々な意見が交わされて、昔の城壁(実際には居城としての街の城壁)がフランツ・ヨーゼフ1世の時代に取り壊され、その外側に環状道路の建設をし、その周りには様々な様式で色々な建造物が
建てられているウィーン名所のひとつと言える環状道路です。
先日ウィーンの森の一角を散策していたら、野生のシクラメンが咲いているのを見つけました。
ドイツ語ではAlpenveilchen
(アルペンファイルヒェン)やZyklamen(ツィクラメン)と呼ばれ、ラテン語ではCyclamenです。
シクラメンというと鉢に入ってる大きな花弁を持つ40cmぐらいのシクラメンが定番かもしれません。
この種類の原産は地中海沿岸のトルコ、イスラエル界隈(小アジア)だとされていて、
赤、白、紫、ピンクなどがあり、日本でも定番です。
Cyclamen はギリシャ語の「cyklos(円)」からきているそうです。
ヨーロッパには17世紀頃入り、品種改良されて日本には明治時代末期に
入って来たそうです。
しかしここで紹介するシクラメン(Cyclamen purpurascens)は、
ヨーロッパだけに見られる品種のシクラメンです。
こちらでこの野生のシクラメンはとても知られています。
10cmぐらいの高さで、花の色はピンクに近い薄紫しかありません。
ウィーンの森などを始め自然の中によくこの時期に見られます。
これが咲き始めるともうすぐ夏が終わりです・・・という自然の知らせです。
バロックの重要な建築のひとつに
メルク修道院があります。
ドナウ川の最も美しいと言われる、ヴァッハウ渓谷の船下りの起点としても知られ、ウィーンからも日帰りの
ツアーがよく出ています。
この断崖に立つメルク修道院は、
もともとハプスブルグ家の前の時代、バーベンベルク王朝時代(976~1246の270年間)の最初の居城が置かれた場所です。
その君主の1人レオポルド2世が1089年、ベネディクト派に提供し修道院として
現在に至っています。18世紀、ヤコブ・プランタウアーによって
このバロック様式に大改築されています。
遠くからでも目立ち、まるで修道院が街を支配している印象を受けます。
オーストリアはとても奥が深い国、その首都ウィーンはヨーロッパ文化が凝縮した街ですから様々なテーマがあります。
ありとあらゆるものをできるだけたくさん御紹介したいのですが、毎日仕事で忙しくて、(当たり前なのですが・・・)このブログコーナーではあまり深く、詳しく書いている時間が残念ながらありません。
でも思い立った時に短くても時間を見つけて色々なことを書いています。
今日はオーストリアのワインについて少しだけ紹介します。
オーストリアワインと一言で言ってもとても奥が深いんですね。
日本でヨーロッパワインと言えば、ドイツ、フランス、イタリア・・・などが一般的でしょうか。でもこの国オーストリアは生産量からすればヨーロッパでは3本指に入るとさえ言われるワイン王国です。
オーストリア国内には44.912haの広大なぶどう畑が存在し、9つ全ての州でワイン生産が行われていますが、主に17の生産地域に分かれています。
州としては、ウィーン、低部オーストリア州、ブルゲンラント州、シュタイヤーマルク州の4州が基本で、アルプスの標高が高くない地域を除いてワイン産業が営まれています。
オーストリアで最も観光で賑わっている観光場所がシェーンブルン宮殿です。
ウィーンに来たら絶対に外せないスポットですね!
今日はウィーンに来た時にシェーンブルン宮殿に行く方のための内容です。
マリア・テレジアイエローが素敵なこのバロック様式の宮殿は、もともと16世紀の半ば、ハプスブルグ家の宮廷の狩猟の土地として入手され、バロック時代17世紀終わりから18世紀初頭にこの宮殿に改築され、更にマリア・テレジアが手を加え、1749年にこの姿になり現在に至ります。
ウィーンの街に緑が多いことを度々書いていますが、リンク道路沿いの公園の中で一番大きなStadtpark(シュタットパルク・・・市立公園)には花時計が
あります。
この公園はガイドブックでも有名なヨハン・シュトラウスの像を始め、シューベルトやブルックナー、フランツ・レハールなど有名人の銅像が多くあり、同時に色々な花が植えられていて、ウィーン市MA42の管轄です。
広さは65.000m²もあり、中にはウィーン川が流れています。
この花時計は、クアサロンというルネッサンス様式の宮殿のような建物をバックに、この公園の花道的な所に作られ、「Unsere Gärten」・・・(私達の庭という直訳)というロゴと蝶のシンボルが見えます。
6月18日にこのブログコーナーでウィーンで人気のあるアイスの種類について書きました。街中ではアイスサロンと言われるいわゆるアイス屋さんがたくさん
あります。
この暑い時期、アイス屋さんの前を通ると、地元の皆さんから観光の皆さんまで、ありとあらゆる人がアイスを食べています。
その中でも地元ウィーンで有名なアイスサロンは何軒かありますが、最近Tuchlauben のアイスサロンのいわゆる支店がオペラ座の横の,リンク道路と
ケルントナー通りの角にオープンしています。
ウィーンにはもっと古いアイスサロンはありますが、Tuchlaubenのアイスサロンは、文字通りTuchlaubenと言う旧市街地の一角の通りの名前で、そこの15番地にある約50年前の1962年、イタリアのトレント(ドイツ語ではTrient)出身のPerizzolo一族によって創業というアイスサロンです。
これは今月8月6日の新聞記事でどの航空会社が一番時間に正確であるか・・・どの空港が一番時間に正確であるか・・・という「Flight Stats」からの統計です。
こう毎日暑いとどうしても涼しい場所を求める傾向になってしまいます。
ウィーンは森の都とも言われ街中も緑がとても多いですが、ウィーン市郊外からその外側にかけて有名なウィーンの森が広がっていますし、何と言ってもヨーロッパアルプスが横たわっているという地形の特徴がこのオーストリアにはあります。
大きな街を離れるとのどかな風景と豊かな自然が広がります。
そんなオーストリアは国内に48箇所のNaturpark (自然公園)があります。
VNÖ (Verband der Naturparke Österreichs) ---オーストリア自然公園連盟が中心になって管理しています。
先月7月30日のこのコーナーで「花のねこ」について書いた時に、ガーデンショップのPRASKACも紹介しました。
そのPRASKACの駐車場近くのちょっとした庭園にエーデルワイスが植えられていました。
ドイツ語でEdelweiß,
ラテン語でLeontopodium alpinumです。
エーデルワイスに属する(Leontopodium)ものはかなりの種類があるようですが、この写真のエーデルワイスはおそらく一番知られているものでしょうか。
毎日30℃を超える暑い日が続いていることで、雨が降らないため大地が乾燥状態になっています。一昨日8月4日の夜、ウィーンは雷を伴った雨(こちらではGwitter)がやっと来ましたが、それもその時だけで次の日からは再び30℃以上です。
そのため、農作物にかなりの影響が出ているということです。
猛暑で雨が少ないこともあり、日ごとに農作物がいたみ、収穫がかなり下回って大変だ・・・とこちらの農協が悲鳴をあげています。
特に野菜、果物、パン、肉などが去年と比べるとかなり高くなっています。
どのくらい高くなっているか・・・というデータが新聞に掲載されていました。
ウィーンはずっと日中30℃を超える暑い日が続いています。
猛暑7月の27日は夜22時でも30℃以上の気温がありました。
街中では噴水のそばで水しぶきを
楽しむ方が多く見られます。
少しでも涼しい風景を・・・
何て思っていたら
KRIMMLER WASSERFÄLLE
(クリムルの滝)を思い出しました。
残念ながらウィーンからこれからすぐ行こう・・・という近場ではなく、
ウィーンから車で約450km離れた有名なゲルロス街道沿いにあります。
ゲルロス街道はオーストリア国道165号線で、
ザルツブルク州OberpinzgauのMitterstill~チロル州のツィラータールまでの
61kmの有名な景勝ルートです。
クリムルの滝はザルツブルク州の終わりに近い、Krimmlの街にあり、ここから先のGerlospass(ゲルロス峠)は有料道路になります。
ウィーンはバロックの都とも言われ、バロック様式の建物が本当に多い街です。
シェーンブルン宮殿、ベルヴェデーレ宮殿、カールス教会・・・きりがありません。
しかし・・・
その前の時代ルネッサンス様式は逆にとても少ないんですね。
でもこれはオーストリアだから
ルネッサンスが少ないというわけではなく、ウィーンや周辺にルネッサンス様式が少ないということですね。
ルネッサンスはイタリアのフィレンツェから15世紀初頭に始まりました。
ウィーンは、15世紀からオスマントルコの脅威にさらされ、それが続いていました。
やっと17世紀後半の1683年歴史で有名なオスマントルコの包囲からプリンツ・オイゲンの活躍もありトルコの脅威がなくなりました。
ウィーン、オーストリアの手軽なお土産として、モーツァルトチョコレートがあります。ウィーンの街中を始め、オーストリアのありとあらゆるお土産屋さん、スーパー等で
必ずと言っていいほど目にします。
漠然とモーツァルトチョコレートといっても種類が多いのですが、
モーツァルトの顔が書いてある、ボール型のチョコが定番です。
これは、「MOZART KUGELN・・・モーツァルト クーゲルン」と呼ばれています。
このボール型のモーツァルトクーゲルンも種類が豊富で色々な会社がモーツァルトクーゲルンを製造しています。
基本は丸いチョコレートの中にMARZIPAN(日本ではマジパンとして知られている)が入っています。
マジパンはアーモンドと砂糖を混ぜてローラーでペースト状にしたものです。
様々なモーツァルトクーゲルンがある中で、オリジナルはこの写真に見られる、
ザルツブルクの「Fürst」(フュルスト)でしか買えない、銀の包み紙に青いモーツァルトがデザインされているもの・・・これだけです。
ÖBB(オーストリア国鉄)に乗る時には、絶対に事前に乗車券を買いましょう。
ウィーン市内であれば、地下鉄、路面電車等の券を持っていれば問題なくオーストリア国鉄にも乗れますが、ウィーン市の公共交通機関のチケットを所持せず、乗車券が全くない状態でÖBBに乗る場合です。
以前はチケットを事前に購入していなくても、車内で車掌さんから買えましたが、
2010年12月12日からは、事前に乗車券を持たず乗車し、車内で検札に遭遇した時には多額の手数料が取られます。
その時にすぐ現金で支払えば
65ユーロ!!
振込用紙をもらう場合は
後日 95ユーロ!!
という高額な手数料を請求されます。
例外はチケット券売機がない駅と係りがいる窓口がない駅で乗車する場合に限っては、
乗車後車内ですぐに乗車券を車掌さんから買わなければなりません。
これはすでに2年半経ってますのでほぼ地元では浸透していますが、
意外と落とし穴ですね。
ヨーロッパには絵になるアーチ構造を持った建築物がたくさんあります。
アーチはすでにメソポタミア、
古代エジプト、バビロン、
古代ギリシャ、アッシリアなどで
知られていました。しかしそれほど
多用されていたわけではなく、主に
地下排水路など、地下構造物に
利用されていました。
その後憧れを持ってギリシャを吸収した古代ローマ時代に大きな発展をしました。
ローマ人はその前のエトルリア人がらアーチを学んだとされ、それを発展させ地上の建造物で多用していくようになりました。
上の写真はウィーンの市庁舎です。1884年完成のリンク道路上の重要な建築のひとつで、ゴシック様式のアーチを見ることができます。
こちらはドイツ語でJapanischer Schnurbaum (ヤパーニシャー・シュヌーアバウム)、
ラテン語ではSophora japonica,
日本ではエンジュで、
マメ科 マメ亜科 クララ属です。
高さは25mぐらいの落葉高木で、
黄緑っぽい白い花で、幹も短め、
7枚~17枚の楕円形の先が尖った葉が
特徴で、葉と花の部分は25cmぐらいになります。
もう早いもので今日から8月です。
毎年ウィーンは30℃を超える暑い日が何日もあるのですが今年は30℃を超えた日が
6月の中旬と結構遅かったんですね。
その後、気温が12℃まで下がったりと・・・よくあることで気温の落差があります。
7月に入って晴れの日が多く続きました。
その先月7月は記録的な猛暑でした。
特に7月28日(日)はウィーンは38.6℃、Waidhofen/Ybbsでは39.2℃
を記録しました。
夜も熱帯夜で、22時の時点でも30℃はあったのでとても寝苦しかったです。
しかし、最高気温の更新はなかったようです。
以下7月28日にオーストリアで最も暑かった街ベスト10です。