メルク修道院だまし絵のフレスコ画

バロックの重要な建築のひとつに

メルク修道院があります。

ドナウ川の最も美しいと言われる、ヴァッハウ渓谷の船下りの起点としても知られ、ウィーンからも日帰りの

ツアーがよく出ています。

 

この断崖に立つメルク修道院は、

もともとハプスブルグ家の前の時代、バーベンベルク王朝時代(976~1246の270年間)の最初の居城が置かれた場所です。


その君主の1人レオポルド2世が1089年、ベネディクト派に提供し修道院として

現在に至っています。18世紀、ヤコブ・プランタウアーによって

このバロック様式に大改築されています。

 

遠くからでも目立ち、まるで修道院が街を支配している印象を受けます。

 

プランタウアーは両回廊をバルコニーで結ぶという天才的なアイデアでこの地形を克服しています。ここからのメルクの街並みと、ドナウ川の眺めは必見です。

 

さてこの重要なメルク修道院にはとてもたくさんの見どころがありますが、そのひとつ「Marmorsaal (大理石の間)」には、パウル・トローガーと

ゲターノ・ファンティが手掛けた素晴らしい天井フレスコ画があります。

 

ヘラクレスを登場させ、力の強さを象徴したこのフレスコ画はこの時代によくある

いわゆるだまし絵になっています。

 

 

 

この「大理石の間」の天井に描かれたフレスコ画は、見る角度によってフレスコ画の

中の建造物が御覧のように何メートルも垂直にそびえているように見えます。

 

とても1.7mの高さには思えません。

フレスコ画を描く限られた狭い天井空間の一番上の部分を利用し、ななめに建造物を描いているのです。もちろん、見る場所によって、斜めに描かれていることはその場所にいて、

時間が経てば見えてきます。

 

フレスコ画自体が描くのにとても大変な熟練作業ですし、

しかも下から見上げた時にこのように見える・・・ということをちゃんと計算して

描いているわけですからこれは職人技としか言いようがありません。

 

バロック時代にはこのようなだまし絵が流行りました。

 

このようなだまし絵は実は色々な所で見ることができます。

 

 

 

 

 

 

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