ウィーンによく見られるこの時期の花 368 (クロッカス・トムマシニアヌス)

ウィーンの冬はここ何年もかなり暖かくなっていると思います。

数十年前の統計を見るとマイナス20℃とかにもなっていましたが、地球温暖化の影響で日中マイナスにも行かなくなりました。

今年の冬は1月12日だけが日中マイナスであって、あとはずっとプラスです。

以前はよく日中プラスになると暖かく感じるなと思っていましたが、最近は2~4℃ぐらいだとかなり寒く感じるようになりました。

でも自然を見ていると春が近づいていることがわかります。

 

さて、今年はキバナセツブンソウニオイガマズミマツユキソウターキッシュヘーゼルを話題にしましたが、今日のこの花も現在多く見られる典型的なこの時期の花です。

 

こちらはドイツ語ではKrokus、

学名ではCrocus、

日本語ではクロッカスです。

 

クロッカスは秋咲きと春咲きがあり、秋に咲くクロッカス・スぺキオススを話題にしたことがありましたが、こちらは春咲きですが、実際は2月初めに咲いているので、こちらではまだ冬です。

厳密には春になる前ですから、ドイツ語ではVorfrühlingです。

アヤメ科のクロッカス属で、多年草です。

 

こちらはおそらくドイツ語でElfen-Krokus、学名ではCrocus tommasinianusだと思います。

(自信はありませんが・・・)

 

 

開花時期は2月~3月で、高さは7cm~17cm、花の色は薄紫で、花弁の外側はもっと色が薄く、線が入っていません。

原産は南ハンガリー、クロアチア、ボスニア、セルビア、ブルガリア界隈で、標高1.500mぐらいまでの夏は緑になり、日陰が多い落葉樹林地帯に多く見られます。

 

クロッカスと言えば球根を思い浮かべますが、これは野生で生育していて、年々増えているような気がします。

もっとも最初は人為的に球根が植えられたかもしれませんが、土や環境が適しているとどんどん増えていきます。

これから咲こうとしているクロッカスがたくさんあります。

 

写真は2枚共2022年2月24日12:50頃、サレジオ修道会の前庭で撮影しました。

 

 

 

 

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