ウィーンによく見られるこの時期の花 291(ヤブイチゲとキバナイチゲ)

本来であれば先週末から学校はOsterferien(復活祭休暇)が始まり、多くの地元の皆さんが家族連れで旅行に出かけているはずです。

でも今年は新型コロナウィルスとの戦いです。

シェーンブルン宮殿の復活祭市も中止、それどころかシェーンブルン宮殿自体もクローズしていますからね。

新型コロナウィルスの拡大防止策のため良識ある人は自宅でくつろいでいます

外出禁止になったわけではありませんから、5人以下で家族とであれば散歩をしたり、自転車に乗ることもできます。

オーストリアではイタリアの二の舞にならぬよう、なるべく早めに対策が施され、その効果は明らかにあると言われています。

いわゆるまさに今の日本のように感染者が急増するという典型的なグラフの流れにならないようにということですね。

 

そんなこととは無関係な自然の花をお届けします。

 

こちらはドイツ語ではBuschwindrößchen

(ブッシュヴィントレースヒェン)、

学名ではAnemone nemorosa,

日本語ではヤブイチゲとか学名通りのアネモネ・ネモロサと呼ばれています。

 

キンポウゲ科のイチリン草属で多年草です。

ドイツ語の Windrößchenは"風の小さい(可愛らしい)バラ"という直訳ですが、和名ではヤブイチゲというあまり可愛らしくない名前がついています。

よく見ると紫の花も少し見られますが、これはユキワリソウです。

 

 

 

 

開花時期は2月~4月、花の色は白、高さは5cm~20cmぐらいまで、花弁は6~8枚です。

葉は手の平の形のように広がり、ギザギザの特徴的な形をしています。

原産はヨーロッパ、アジア北東部です。

 

学名の"アネモネ"と言うと春に咲く球根や秋植えが知られているようですが、それとは別種です。

アネモネは150種類があり、例えばそのひとつにハナアネモネがあります。

草地や林や森の中に多く生育、自生していて密集して咲いていることが多いです。

 

写真は2枚共2020年3月20日15:50頃 Hagenbachklammで撮影しました。

 


 

こちらはドイツ語でGelbes Windröschen(ゲルべス・ヴィントレースヒェン)、

学名でAnemone ranunculoides、日本語ではキバナイチゲです。

 

キンポウゲ科のイチリンソウ属で多年草です。

gelbはドイツ語では黄色という意味です。

原産はヨーロッパです。

上で紹介したヤブイチゲの黄色バージョンです。

 

開花時期は3月~5月、花の色は濃い黄色、高さは10cm~20cmです。

花が咲いた後に葉が登場します。

葉の先がのこぎりのようにギザギザになっていて、葉は花の下の周りにスカートを広げたように円形になっています。

 

こちらは2020年3月24日15:20頃の撮影で、うちの庭に咲いているものです。

 

 

 

 

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