この時期のシェーンブルン宮殿

先日はオーストリアのGesundheitsministerium (日本では厚生労働省にあたり、ウィーンの日本大使館はオーストリア連邦保健省と表現していますが直訳すれば健康省です)が感染状況を知らせるページがオンライン上に公開されたことを話題にしました。

 

こちらでも新たな感染者が増えないよう、できる限りの対策を行っています。

ウィルス自体が広がるのではなく、人間が広げているので個人レベルで意識してしっかり注意すれば自分だけでなく、他の人も守ることができるわけですね。

 

オーストリア政府では、食料品店、薬局、医療機関、銀行、郵便など必要最低限の営業以外を停止させ、学校も休校、公園も閉鎖、イベント、演奏会、博物館などもクローズ、家族以外の見知らぬ人との接触をしない、5人以上で集まらない、不必要な遠出はしないなど、その効果が表れ始めていると言われていました。

しかし全体の5%程度はまだまだそれを守らず甘く考えている人がいるという指摘もされています。

外出禁止になったわけではないので、自然の中を散策する人や自転車に乗る人が多くいます。

うちはウィーンでも郊外に住んでいるので自然がすぐそばにありますが、集合住宅が立ち並ぶ地域に住んでいる人はより外に出たい気持ちも強くなると思います。

 


 

こちらはこの時期のシェーンブルン宮殿で先週の模様です。

この日は義理の母に届け物があって、この界隈を走りました。

車を停めて宮殿の正門まで行ってみました。

当たり前ですが完全に閉まっていて宮殿どころか庭園に入ることすらできません。

いつも挨拶をする守衛さんもいませんでした。

ここの普段の混雑状況とは別世界です。

でもふと思ったのですが、シェーンブルン宮殿には何百という一般人が住んでいますが、公園、庭園もクローズしていますからもちろん住人でも限られた所しか歩けないことになりますね。

 

右上の写真は宮殿前の大通りです。

ここだって本来は多くの交通量がありますが、平日でも閑散としていました。

多くの人が自他待機、ホームワークをしているからでしょう。

それでも外の空気を吸おうと、何人かの地元の人に出会いました。

庭園を散策できなくてもこの周りを歩いている人もそれなりにいました。

 

本来であればシェーンブルン宮殿の復活祭市が3月28日から始まるはずでしたが、今年は中止となってしまい非常に残念です。

皆さんも健康に気を付けて下さい。

 

 

 

 

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