ウィーンによく見られるこの時期の花 95  (ラムソン)

去年4月30日付のウィーンによく見られるこの時期の花57で花が咲いているラムソンを

紹介していますが、今年はちょうど食べごろの花が咲く前のラムソンを紹介します。

このラムソンはこの時期ウィーンの森などのちょっとした茂みに無数に見られます。


遠くから見るとただの草が一面に生えているようにしか見えませんが、これがラムソンです。

 

ドイツ語ではBärlauch(ベアラウホ)、

学名ではAllium ursinumです。

 

ヒガンバナ科、ネギ属の多年草です。

密集して生育していて、周辺にはすぐそれとわかるニンニクのような強い香りを放ちます。

 

 


 

右上の写真を見ると密集していることがよくわかります。

高さ20~50cm、開花時期は4~6月で、1~2cmぐらいの白い花を垂直に咲かせます。

 

葉はスズランに似ていて、濃い緑で、薄くまっすぐです。

葉をちぎってみるとすぐにニンニクの香りが漂います。

 

ラムソンは中石器時代からすでに葉の重要性を知って、人類が使っていたことがわかっていています。

 

この時期にはBärlauchcreamsuppe(ラムソンのクリームスープ)がよく登場します。

ラムソンは花を咲かせてしまったら葉を食べるのにはもう遅いので、かなり早い時期から

葉を摘んでる地元の人を多く見かけます。

ウィーンの森、川沿い、緑豊かな水郷、茂み、落葉樹林地帯などに多く見られます。

 

去年はシェーンブルン宮殿の庭園に咲いているラムソンでしたが、今回はウィーンの森の

Hagenbachklammです。

 

2015年4月6日16:25頃の撮影です。

 

 

 

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