冬の時期でも霧が

ヨーロッパの街は青空が広がればより美しく見えますが、逆に曇りや雨の時には石造りの建物と空の色が同化して街が暗く、寂しそうに見えます。

ウィーンの街もそうですね。

青空が広がった時とそうでない時では大きな違いを感じます。

気持ちもまた違いますね。

私のように毎日お客様に御案内していると全ての天候状況の中で観光するわけで、団体ツアーの場合は行程を変えることが出来ませんから、雨でも強風でも徒歩観光をします。

天気が悪い時に仕事をすると、その時のお客様に青空が広がったウィーンの街をお見せできなくてとても残念に思いますね。

さて、今日は霧が立ち込めたウィーンの街の一角をお届けします。

 

ウィーンに霧がよく発生する時期は晩秋に多いです。

だいたい毎年秋から冬に変わって行く時に、霧が多く立ち込めます。

朝起きると近くでも視界が悪いことがよくありますね。

地球温暖化のせいでしょうか、冬も以前と比べるとかなり暖かい日が多くなりましたので、冬でも霧が出る日があります。

 

こちらは今年1月27日7:50ぐらい、ウィーン中央駅付近の大通りGürtel(ギュルテル)です。

Gürtelは「Linienwall」(リーニエンヴァル)と呼ばれた中心から離れた所に建設された2つ目の城壁が取り壊された後に作られた環状的道路です。

この道路は片側3~4車線の外回り、内回りとある両車線通行で、平日は交通量が非常に多いです。

霧が濃いのでライトを点灯させているように見えますが、(もちろんこのぐらい霧が発生すれば当然ですが)こちらは天気のいい昼間でもライトを点灯させて走る習慣となっています。

通常よりも速度をセーブしながら走っています。

 

 

こちらはほぼ同じ時間帯のバロック様式の重要なベルヴェデーレ宮殿です。

写真はベルヴェデーレ宮殿として真っ先に登場する上宮を正面から見ています。

この正門から上宮までは220m程の距離がありますが、宮殿がかなり霧に包まれていることがわかります。

このベルヴェデーレ宮殿はウィーンの旧市街に向かっての眺めがとても印象的なのですが、これぐらいの距離でも宮殿が霧に隠れているということは、うしろに行っても美しい眺めは全く期待できないことになります。

この時のお客様にはその眺めをお見せできなくて、本当に残念でした・・・。

 

 

 

にほんブログ村に登録させて頂いております。

是非下記バナークリックをお願い致します。

とても励みになります! (^▽^)


にほんブログ村 海外生活ブログ オーストリア情報へ
にほんブログ村