ウィーンによく見られるこの時期の花 260(ニセアカシア)

ウィーンは先週の木曜日の午後からまた青空が戻ってきました。

それまでは1週間以上曇りや雨で、日中の気温も10℃に達しない日もあり、過去28年間で最も寒いこの時期となりました。

青空が出てるとは言え、雲もそれなりに多くなることもあり、快晴とは言えません。

しかし、また天気が崩れて今は雨が降っています・・・。

ウィーンは日中の気温が25℃前後で青空が広がり、豊かな緑の街中を適度の風が吹き抜けるのがウィーンらしいです。

 

さて、前回はコルクウィッチアを話題ににしましたが、今日の花もウィーンの至る所に見られます。

 

これはドイツ語で

Gewöhnliche Robinie

(ゲヴェーンリヒェ・ロビーニエ)、

学名でRobinia pseudoacacia

日本語ではニセアカシアです。

ハリエンジュとも呼ばれているでしょうか。

 

マメ科のハリエンジュ属で、落葉高木です。

原産は北アメリカ東部で、日本には明治5年に渡来しました。

ヨーロッパを始め、色々な所に移植されて野生化しているものも多く見られます。

 

右のニセアカシアは2019年5月14日14:20頃、Botanischer Gartenで撮影しました。

 


高さは25mぐらいになり、開花時期は5月~6月です。

白い花がとにかくたくさんぶら下がっていて、フジのように見えます。

最もフジは紫ですが、前々回に話題にしたキバナフジは黄色ですが、共にこのニセアカシアと同じマメ科ですね。

ウィーンの街中の公園に必ずと言っていい程植えられていますし、街路樹としても多くの場所で見られます。

 

右の写真は2019年5月18日 6:50頃、カールス教会界隈で撮影しました。

 

 

 

 

 

花全体の大きさは15cm~20cmぐらいでしょうか。

ひとつの花は2cmぐらいでいい香りを放ちます。

葉は3cmぐらいの大きさで、楕円形をしていて、鳥の羽のように左右にいくつも並んでいるので、花が咲いてなくてもそれとわかります。

花が咲いた後に、5つぶほどの豆が入った5cm~15cmぐらいの長さの鞘(さや)がぶらさがります。

 

ニセアカシアはウィーンを始め、オーストリアの色々な所で見ることができ、街路樹として植えられていたり、山地で野生化しているものもたくさんあります。

 

こちらも2019年5月18日6:50頃、カールス教会界隈での撮影です。

 

 

 

 

 

 

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