誰もいないベルヴェデーレ宮殿

オーストリア公認ガイドとして年間を通して仕事をしていると、様々な場所から観光が始まります。個人旅行のお客様の場合、多くはホテルから出発しますが、団体ツアーの場合は限られた時間で多くの観光箇所を訪れるため、シェーンブルン宮殿で皆さんとお会いすることが一番多いです。ホテルからシェーンブルン宮殿に移動するまでの時間が節約できるわけです。時としてマリア・テレジア広場や市立公園ベルヴェデーレ宮殿などから始まることも多いです。ある晴れた日の朝、ベルヴェデーレ宮殿から始まることがありました。この日は博物館の開館時間前に入場するという企画だったので、ベルヴェデーレ宮殿に朝向かいました。ベルヴェデーレ宮殿は上下宮から成り立ちオーストリアギャラリーという重要な美術館になっていて、クリムトの接吻が見られることで知られています。ここは一般入場は今年7月より09:00からとなっています。開館前に一般の皆さんがいない館内でゆっくり絵画を鑑賞するということもよくあります。こんなことも団体ツアーならではの特権ですね。この日は中心から路面電車でベルヴェデーレ宮殿に来ましたが、庭園にはいつもの賑やかさはなく、誰もいませんでした。

 


 

上の2枚の写真はベルヴェデーレ宮殿の上宮で、ここを入場観光することがクリムト生誕150周年の2012年以来からものすごく多くなっています。ただでさえシェーンブルン宮殿の入場観光がありますから行程が非常にきつくなっているわけです。普段ここにはたくさんの人がいて、中心に向かっての美しい眺めを楽しんでいるのですがこの時には誰もいない状況でした。階段にはいつも多くの人が座っているのですが誰もいません。

 


 

左上の写真は反対側から撮影してみました。奥の門からは多くの観光客が入って来るのが通常ですが誰もいませんでした。ジョギングをしている地元の人すら見かけませんでした。

右側の写真は正面側の方で、ここにも誰もいません。

 

誰もいないシュテファン広場誰もいないシェーンブルン宮殿などを以前話題にしましたが、普段はたくさんの人がいるはずの所に誰もいないのはちょっと不思議な気持ちにさせてくれます。

 

 

 

 

 

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