ウィーンによく見られるこの時期の花 102 (シェーンブルン宮殿のサンザシ)

年間を通して頻繁にシェーンブルン宮殿に行く私にとって、やっぱりこの時期になると

この花を紹介したくなります。

マリア・テレジアイエローの宮殿の色とこの花の色、そして優雅なバロック様式との素晴らしいコントラストが見られるからです。

実際にこの時期に来られたお客様からはよく質問されます。


ドイツ語では、Rotdorn

(ロートドルン)、学名で

Crataegus laevigata ‚Paul’s Scarlet‘ + Punicea + Punicea Flore Pleno、

日本語では

セイヨウサンザシとかアカバナサンザシと呼んでいいでしょうか。

 

バラ科のサンザシ属です。

 

セイヨウサンザシはかなり深く根づき、低木もあれば、10mぐらいまでの高い木もあります。

 

ヨーロッパから北アフリカにかけての標高1000mぐらいまでの所に見られ

ローム土壌(粘土質の高い土壌)を好みます。

 

自然の中で多く見られるのはたいていWeißdorn (Crataegus laevigata) 、

ドイツ語でヴァイスドルン・・・白い花のサンザシです。

高くて10mぐらいになり、川沿いなどに多く咲いています。

2013年5月5日に紹介した2枚目の写真を参考にして下さい。

 

 



開花時期は通常5~6月で、一重咲き、八重咲きで、濃いピンク色ですが、桃色、紅色もあります。

 

シェーンブルン宮殿の正面に入ると、すぐに宮殿が目に入りますが、まもなくその両脇にたくさん植えられていることがわかります。

 

このアカバナサンザシはこちらでは観賞用として人気があり、散歩をしていると庭や公園に多く植えられているのがわかります。

 

写真は2枚共2015年5月5日8:45頃に撮影したものです。

 



 

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