![シェーンブルン宮殿のサンザシ](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=451x1024:format=jpg/path/s4e142077b197ce48/image/iec34385badfe508e/version/1661928967/%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%B3%E5%AE%AE%E6%AE%BF%E3%81%AE%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%B6%E3%82%B7.jpg)
4月終わりから5月上旬にかけて、シェーンブルン宮殿の正面
入り口から宮殿を見て、庭園左右に植えられている花は、
Rotdorn (Crataegus laevigata ‚Paul’s Scarlet‘ + Punicea + Punicea Flore Pleno) 、ドイツ語では、ロートドルン・・・日本語ではサンザシ(山査子)です。
とても美しいピンク色の花を咲かせ、マリアテレジアイエローとのコントラストも
印象的です。毎年この時期には、たくさんのお客様から「あの花はなんですか?」
という御質問があります。
注意して見ていると、公園や一般家庭の庭にもよく植えられています。
![自然の中で多く見られるサンザシ](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=434x1024:format=jpg/path/s4e142077b197ce48/image/i0ba384514e38acfd/version/1661928994/%E8%87%AA%E7%84%B6%E3%81%AE%E4%B8%AD%E3%81%A7%E5%A4%9A%E3%81%8F%E8%A6%8B%E3%82%89%E3%82%8C%E3%82%8B%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%B6%E3%82%B7.jpg)
自然の中で見られるのはたいていWeißdorn
(Crataegus laevigata) 、
ドイツ語でヴァイスドルン・・・
白い花のサンザシです。
高くて10mぐらいになり、
川沿いなどに多く咲いています。
8月ぐらいから赤い実がなります。赤のサンザシは多くは
庭に植えられ庭の美しさを演出するのですが、
それ以外、赤も白も、野生の鳥や自然界の小さな生き物などに、特に冬場に食糧を提供するという重要な役割を持っています。