オーストリアはキリスト教ローマカトリックが全体の80%以上と圧倒的にカトリックの国です。
これはハプスブルグ家がカトリックをずっと守って来たことも影響していると思われます。
明日の11月1日はそのカトリックの重要なAllerheiligen(アラーハイリゲン)という祝日で、日本で言うとお盆にあたります。
その前日の今日はハロウィンですが、ここ数年でハロウィン習慣がオーストリアにもかなり広がってきています。
早いものでもう10月も明日で終わりです。
一昨日の日曜日に夏時間から冬時間になり、日本との時差は8時間となりました。
EUでは夏時間を廃止しようという動きがあり、もしかしたら時計の針を動かすのが今回が最後かもしれません。
さて、秋のウィーンも素敵です。
ウィーンは森の都と形容される通り、ヨーロッパの街ではまちの広さに対して緑の比率が最も高い街です。
ウィーンの街を歩けば緑が豊かだなとすぐに感じます。
秋はそんな木々の葉が紅葉するわけですが、こちらは紅葉よりも黄葉が多く、黄色、オレンジ色、茶色などが多く見られます。
今日は私が大好きなBotanischer Garten(ボターニッシャー・ガルテン)の秋の雰囲気を少しお届けします。
日本とオーストリアの時差は8時間で、日本の方が8時間早いわけですが、毎年3月の最終日曜日から10月の最終日曜日までの7ヶ月間は夏時間が採用されていて、時計の針を1時間先に進めるので日本との時差は7時間となります。
昨日の10月28日が今月最後の日曜日でしたので、夜中の3時から2時に時計の針を戻し、冬時間となりました。
実際に夜中の3時に起きて時計を戻す人は少ないと思いますので、前日頃合いを見計らって時間を戻すパターンが一般的かもしれません。
1時間得したことになりますね。
実はこの"1時間の時差"に煩わしさや体調の変化を感じている人が多く、EUでは夏時間の廃止を発表しています。
10月も終わりに近づき、秋が深まって行くと同時に冬の訪れを少しずつ感じます。
ウィーンの街の多くの葉が色づいて、公園などで落ち葉を集めている市の係を毎日のように見ます。
この時期になればもうクリスマスを意識しますね。
市庁舎のクリスマス市も11月16日が初日で、ここのクリスマス市のもう恒例となっているスケートリンクも作られ始めています。
今年もあっという間にクリスマスの時期になりました。
クリスマス時期に活躍する街中のイルミネーションも徐々に取り付けられいて、ちょうどその場所に遭遇しました。
オーストリアは小さい国もかかわらず、旅の全ての魅力を持つ美しい国です。
この国がヨーロッパに与えた、そして残した歴史的、文化的影響は計り知れないものがあります。
ウィーン同様、私はオーストリアが一番素敵な国だと思っています。
その美しく奥が深いオーストリアのことを少しでも知ってもらいたいこと、皆さんと共有したいという気持ちを持ちながらオーストリア国家公認のガイドとして楽しみながらいつも仕事をしています。
そのオーストリアの今日10月26日はNationalfeiertag(ナチィオナルファイエルターク)・・・オーストリア共和国の祝日です。
この日は毎年オーストリア共和国の祝日について話題にしています。
ウィーンは世界で一番住みやすい街に今年も9年連続トップとなりました。
社会福祉、環境、文化、教育など色々な分野から見て、総合点で最も高得点を取った街がウィーンということです。
これは長く生活している私はうなずけます。
教育面でもこちらは伸び伸びしていて、意味のない校則はあまり無いような気がします。
自分の子供が幼稚園に通っている時もそうでしたが、こちらは幼稚園からして伸び伸びしていて、無理に子供達を統率せず、子供達の個性をしっかり見て、社会の決まり、常識などを教えていると思います。
幼稚園と言えば、私は仕事でウィーンの幼稚園を毎年数回は訪れています。
ウィーンに初めて観光で訪れた方はまずシェーンブルン宮殿は行かれるでしょう。
シェーンブルン宮殿はヨーロッパでも重要なバロック建築であり、世界遺産にも登録されています。
ここはオーストリアのひとつの観光スポットとしては最も多くの方が訪れます。
一般団体ツアーでもシェーンブルン宮殿はたいてい観光ポイントに入っています。
ここは庭園も広くて色々な観光スポットがあり、シェーンブルン宮殿だけで余裕で1日過ごせます。
一般団体ツアーの場合は、宮殿内部の見学をした後、フリータイムを取るのが普通で、その時にほとんどの皆さんは庭園に行かれるわけですが、団体ツアーの場合は他の観光内容が詰まっているのでせいぜい30分ぐらいしか時間がありません。
庭園に行くと岡の上にはグロリエッテが見えていて、あそこまで行きたいな・・・という気持ちにさせてくれますが、宮殿見学を終わって集合時間まで30分なので、庭園に行けてもグロリエッテまでは全速力で走らない限り、とても行く時間はありません。
ウィーンでおいしいKaffeekonditorei (ケーキ屋さん)と言えば、個人的にはハイナーが一番好きですが、オーバーラーやラントマン、カフェ モーツァルトといった有名店にもよく行きます。
ウィーンでケーキと言えば真っ先にザッハートルテが思い浮かびますが、オリジナルと伝統にこだわるのであればやはりホテルザッハーかデーメルでしょう。
でもザッハートルテがウィーンで一番おいしいケーキというわけではないと思います。
ザッハートルテと並んでウィーンで人気のある定番トルテのひとつとしてはApfelstrudel (アプフェルシュトゥルーデル)も外せません。
場所によって味が結構違うApfelstrudelはいわゆるアップルパイで、日本の団体ツアーの食事のデザートでもよく登場します。
シェーンブルン宮殿のカフェRESIDENZの地下ではApfelstrudel SHOWが定期的に行われているので、これがどのようにしてできるのかを実際に見ることができます。
ここでは特別に予約を入れれば、見るだけでなく、実際に作ることができます。
今日は日本の学生の皆さんがここでApfelstrudelを作った時の模様を少しお伝えします。
早いもので10月も後半です。
ずっといい天気が続いていたウィーンですが、ここ数日ぐらいから午前中は青空が見えていて、午後になってから雲が多く出始めることが多く、また雨も全く降らなかったウィーンです。
昨日は午前中数分しか続かなかった一時的な強い雨が降り、太陽があまり出ない風が冷たい1日でした。
今週末には冬時間に変わり、文字通りの冬の訪れをすぐそこまで感じます。
さて、先週がシルヒャー・シュトゥルムの最後の週で、例外的に水曜日にも屋台が出て、一昨日の土曜日が千秋楽となりました。
ウィーンは日中23℃ぐらいの暖かく青空が広がる日がずっと続いていましたが、数日前から日中に気温が20℃を下回り、午後にかけて雲が多く出て来るようになりました。
また雨が降らず、大地がかなり乾燥しています。
さて、前回のウィーンのちょっと珍しいアングル60では王宮とシュテファン大聖堂を話題にしましたが、今回は街中に1シーンとメルクからです。
ウィーンの街を歩けば自転車に乗っている人が多いな~・・・ということに気付きます。
そう思ってよく見るとリンク道路沿いなどを始め、歩道の横や上などに自転車専用ゾーンが多く設けられていることがわかります。
観光でウィーンの街を歩く時に、信号待ちなどを自転車専用ゾーンですることや、歩道上に設けられた自転車専用ゾーンを横切ることが多く、私も毎回自転車専用ゾーンがあることや自転車文化などの話をしています。
リンク道路上でもかなりの速さで自転車が走り抜けていくことが多いですから、注意が必要です。
もちろん、いざと言う時には彼らは止まってくれますが、自転車ゾーンでは自転車が優先です。
街中を自転車で走り抜けるのもいいですが、ドナウ河沿いや郊外にはもっと自然に触れることができるサイクリングコースがあります。私も時間があれば自転車によく乗っています。
ウィーンは毎日青空が広がるいい天気が続いています。
日中は20℃前後ぐらいと半袖で十分で、爽やかな陽気です。
私のこのホームページには天気予報を貼り付けていますが、ずっと快晴マークでしたが、昨日から晴れマークと一緒に曇りのマークも出始めました。
まだまだ日中は暖かく、日差しも強いので街中の飲料水スタンドで水分補給をする人を多く見られます。
今年も大活躍をした飲料水スタンドも最後の時期になってきました。
さて、街中の飲料水スタンドは地元を始め、観光の皆さんにも多く利用されていますが、今日紹介するここの飲料水スタンドはほぼ地元人だけで使われているでしょうか。
ウィーンに観光で訪れて滞在中にザルツブルクに行って来る方は多いです。
ザルツブルクはモーツァルトが生まれた街であり、宗教的にも歴史ある魅力的な街です。
ウィーン~ザルツブルク間は片道300kmありますので、それなりに時間がかかります。
団体ツアーの場合は、以前はウィーンからザルツブルク日帰り観光がよくありましたが、最近は旅の行程がきつくなっているツアーが多いですから、ウィーン滞在の後、ザルツブルクに移動してチェスキークルムロフに行ったり、またはその逆ルートが多くあります。
私も年間を通してザルツブルクに行くことはよくあります。
ウィーンからの日帰り、ウィーンから移動してザルツブルクの案内をしてお別れ、ザルツブルクから始まる場合など色々なケースがあります。
ザルツブルクから始まる場合は、個人的にザルツブルクに移動することが多いわけですがその際にはÖBBのrailjetかwestbahnを利用することになります。
飛行機でも移動したことがありますが、飛行時間は短くても、空港での待ち時間や移動時間を考えると鉄道の方がずっと早いです。
westbahnは2017年12月よりウィーン中心部に乗り入れているので、非常に便利になり、値段もÖBBと比べるとかなり安いので年々利用客が増えています。
最近では今年8月の半ば頃にwestbahnでザルツブルクに行きました。
ウィーンに来たら是非、100年以上も続いている伝統あるカフェにも足を運びたいです。
すでに御存知の方も多いと思いますが、ANA全日空が、来年2019年2月17日より羽田~ウィーンを就航することが昨日発表されました。
深夜に羽田を出発して、早朝ウィーンに到着するということです。
ANAとしてウィーンに就航するのは約17年ぶりなので、初めてではないわけです。
ヨーロッパは歴史を感じる石の文化で、ウィーンはかつての帝国の都...荘厳な建造物が多く立ち並ぶ美しく、そして上品な街です。
朝は冷え込んでいるものの、日中は青空が広がるいい天気が続いているウィーンです。
気温も23℃ぐらいで十分半袖で過ごせます。
仕事も気持ちよくできますね~。
多くの人がこのいい陽気を外で楽しんでいて、街中には開放感がそこら中に漂っています。
さて、今週はシルヒャー・シュトゥルムの屋台が4週目となり、青空の下、多くの人で賑わっています。
ウィーンの夜の街並みもお勧めです。
多くの建物や記念像などがライトアップされます。
昼間見る荘厳な建造物もライトアップされてちょっと幻想的な雰囲気さえ醸し出します。
中世を偲ばせる路地にも街灯がともされて、タイムスリップしたような感覚になります。
今日はライトアップシリーズです。
前回の美しいライトアップ11では、国会議事堂を話題にしました。
オーストリアは84.000km²で北海道よりもちょっと広いぐらいの現在では小さな国ですが、この国がヨーロッパに与えた歴史的、文化的影響は計り知れないものがあります。
オーストリアはウィーンを含めて9つの州で成り立ち、それぞれが個性あり、美しい風景が広がっています。
ヨーロッパアルプスが大きく横たわっているという地形の特徴があり、国土の63%が山岳地帯です。
ウィーンはかつての帝国の都ですから、荘厳な建造物が多く建ち並ぶ街なので、アルプスのアの字も見られないようですが、ちょっと外に行けばオーストリアらしい豊かな自然と美しい風景が広がっています。
ウィーンの街を大きく外側から囲んでいるウィーンの森は、そのアルプスの一番東側になります。
さて、今日はそのアルプスのよく知られた街ハイリゲンブルートの有名な風景をお届けします。
先月9月25日は今年一番の寒さとなり、朝1.8℃まで下がり、まるで冬が来たようでしたが、それから気温がまた上昇し、ここ何日も日中23℃ぐらいの青空が広がるいい天気が続いています。
天気予報によれば今週末から来週にかけてずっと晴れマークです。
ウィーンも広い街なので、場所によっては気温も数度違うことがよくありますが、私が住んでいる地域は緑が多いですから、旧市街よりも1~2℃違うこともあります。
私の仕事はオーストリア国家公認ガイドですので、年間を通してオーストリアの色々な場所を御案内していますが、もちろんウィーンで仕事をすることがもっとも多いです。
ウィーンはヨーロッパ文化が凝縮したとても奥深い街ですから、様々な観光のスタイルがあり、毎日同じ案内をしているわけではありません。
それでも年間を通してシェーンブルン宮殿は毎日のように、それどころか1日午前、午後と2回行くことも頻繁にあります。
ここはいつ来ても混んでいますね。
時として大混雑になることもあります。
でもオープン前に行くともちろん誰もいません。
いつもこのコーナーを訪れて頂いている皆様、本当にありがとうざいます。
元々このコーナーは自分のために覚え書きとして始めたもので、それをブログ的に公開した所、徐々に徐々に、そしてある時から急速にアクセスが多くなり、こんなサイトでも毎日安定して多くの方に訪れて頂くようになりました。
オーストリア国家公認ガイドとして、ウィーンを中心として毎日色々な所を御案内する中で、自分なりの倉庫を作ることが目的でした。
その目的は3つあり・・・
ウィーンはかつての帝国の都であり、宮廷の大元があった街ですから食事もおいしいです。
ハプスブルグ帝国時代からの多民族国家的な空気が今でも感じるので、伝統的なウィーン料理を始め、国際色豊かな食事が楽しめます。
ウィーンには星の数ほどレストランやカフェがありますが、オーストリアはヨーロッパでは物価は高い方であり、食料品や人件費もヨーロッパでは2番目に高いということなので、レストランで座って食事をするとそれなりに高くつきます。
観光で食事も重要視される方もいらっしゃるでしょうし、逆に食事にはあまりお金をかけずにという方も多いでしょうから、これは価値観の問題ですね。
私はせっかくの限られた滞在であれば、食事にもそれなりに気を使いたいと思っています。
いずれにしてもウィーンでの食事の可能性は無限に存在します。
レストランで食事となるとそれなりに時間もかかるでしょうし、15時ぐらいには一度閉めて、18時ぐらいからオープンする所も多いです。
中途半端な時間にお腹が空いたらカフェでもいいでしょう。
カフェでは料理も通しで提供されていることが多く、軽食もあります。
朝食をしっかり食べる方はカフェで軽い昼食もいいでしょう。
ウィーンの街は国連の3番目の都市であり、オーストリアは永世中立国ですから、ヨーロッパの街では治安が最もいい国のひとつと言われています。
実際に25年以上生活していて、仕事でもプライベートでも何かあったことは一度もありません。
しかし、EUが大きくなり、その関係でまだまだ物価水準が低い国からもこちらに来やすくなったことや、制限を伴った難民受け入れなど、ウィーンの街も人口が増加傾向にあり、治安面などの心配をする方が増えていることは事実です。
ウィーンは415km²、人口187万、ヨーロッパでは大都市ですので、犯罪が全くないかと言えばそれは嘘になります。
2018年5月より、ウィーンは社会民主党であるMichael Ludwig(ミヒャエル・ルードヴィッヒ)さんが新しい市長さんとして頑張っています。
この新しい市長さんに真っ先に取り組んで欲しいことは何か・・・という世論調査の結果を少し見てみましょう。
ウィーンはまた日中23℃ぐらいと暖かく、青空が広がる日が続いています。
個人的には半袖で十分で、気持ちよく仕事をしています。
青空が広がると街もより美しく見えて、開放的な気持ちになります。
中心を歩けば多くの人がカフェやレストランにテラスに座っています。
さて、今週3週目を迎えたシルヒャー・シュトゥルムを昨日は団体ツアーの皆様と飲みました。
ウィーン美術史博物館は絵画の質から言ってヨーロッパ3大美術館のひとつに数えられています。
14世紀~18世紀の絵画が主流です。
つまりゴシック~ルネッサンス~バロックというように絵画がいかに発展していったかということを系統立てて見ることができます。
ブリューゲルやルーベンスは世界最大のコレクション、ラファエロ、ティツィアーノ、ティントレット、ヴェロネーゼ、カラバッチョ、ベラスケス、フェルメール、レンブラント、デューラー、クラナハ、ホルバイン、ウェイデン、メムリンク・・・などなど重要な画家が目白押しです。
仕事でも頻繁に訪れるこの美術史博物館で先日10月2日からブリューゲル展が始まっています。
ブリューゲルは画家の家系で、ここではもちろん一番知られたブリューゲル(父)です。
美術史博物館のホームページでは、ブリューゲル(父)全体で、絵画約40点、60のデッサン、80のグラフィックが世界で知られているということになっていますが、その内約半分が今回見られます。
ウィーンの美術史博物館はブリューゲル(父)の作品を世界で最も多く所有していて(12~13点)、さらに世界の色々な美術館からの契約を取り付けて、全体の3/4(約30点)の絵画が展示されています。
今日はその様子をちょっとお届けします。
オーストリアは84.000km²と北海道よりもちょっと広いぐらいの小さな国でありながら、旅の様々な魅力を持っています。
アルプスがあるおかげで変化に富んだ地形、そこを流れる川、氷河から形成された美しい湖、無数の美しい街が国内に点在しています。
オーストリアは本当に美しい国です。
一番のお勧めは時間をかけて車でオーストリア周遊をするのがいいでしょう。
私の仕事はオーストリア国家公認ガイドですので、年間を通して数え切れない多くの皆様にウィーンを始め、いろいろな所を御案内しています。
仕事柄当然、同じ場所に何度も行くことになりますが、それでもあ~、やっぱりここは美しくて素敵だな~という気持ちになります。
そんな場所のひとつがザルツカンマーグートなのですが、ここは氷河で形成された美しい大小70以上の湖が点在し、湖畔に美しい街が多くある景勝地です。
個人的にザルツカンマーグートはどこも大好きですが、St.Wolfgangは特にお気に入りです。
ここに来たら白馬亭に泊まりたいです。
ウィーンの街を流れる川と言えば、真っ先に思い浮かぶのはドナウ河でしょう。
ドナウ河はウィーンの街を運河を含めて大きく4本に分かれて流れています。
ドナウの本流見るためには中心からから地下鉄に乗ってかなり離れる必要があります。
街の中心近くを流れるウィーン川はもっと手軽に見ることができます。
ウィーン川は国立オペラ座のすぐそばを流れているにもかかわらず、ほとんどの人がその意識がないのはこの界隈は地下を流れていて、ウィーン川の真上は毎日多くの車が行き来する交通量が多い道路となっていることがその理由でしょう。
でも有名なヨハン・シュトラウスの像が立っている市立公園に行けば、ウィーン川を見下ろすことができます。
通常は川底がはっきり見えていて、水量も決して多くありませんが、今年の8月終わりにかなりの量の雨が降り、ウィーン川にしては水位が結構高いなと思いました。
ウィーンやオーストリアの郊外にはユニークでクリエイティブな発想を感じられる物がよくあります。その物の本来の使い方を常識的に考えるため、あっ、こういう使用法もあるのか・・・とその場で初めて気づかされるわけですね。
先日、公園に置かれているグランドピアノを話題にしましたがそれもその一例です。
さて、今日はそのような物をひとつ紹介しましょう。
ウィーンはヨーロッパで一番長く続いたハプスブルグ王朝の居城であり、そのハプスブルグ家のもとに歴代神聖ローマ帝国の皇帝やローマ王、ドイツ王の称号が長らくあったのでかつての帝国の都です。
今でもウィーンの待ちを歩けば十分すぎるほどその面影を偲ぶことができます。
ウィーンはとても奥が深い街です。
そのウィーンのひとつの文化としてカフェハウス文化があり、100年以上も続く伝統カフェハウスが多く存在しています。
ウィーンの観光中にはスタバなどではなく、是非とも伝統カフェに足を運んで少しくつろぐ時間を作って頂きたいです。
伝統カフェにいること自体が観光していることになりますからね。
伝統カフェにはそれぞれの特徴があり、それぞれの空気が流れていますが、"ウィーンのカフェ文化"が見えてくるとどこも共通性があることがわかります。
私も個人的にカフェにはよく行きます。
1人で行くこともあれば、添乗員さんや個人のお客様と行くことも多いですね。
ウィーンには色々なカフェがありますが、私がウィーンで一番好きなカフェはやっぱりSperlです。
昨日はSchloss Orthからドナウ河について書きました。
そことは場所は全然違いますが、同じドナウ河で私の大好きな場所のひとつにヴァッハウ渓谷があります。