ウィーンはおいしいケーキが食べられる地元で有名なKaffeekonditorei (ケーキ屋さん)がたくさんあります。
個人的にはハイナーが一番好きですが、オーバーラーやラントマン、カフェ モーツァルトといった有名店にもよく行きます。
ウィーンと言えばザッハートルテが一番知られていると思います。
どこでも食べられるザッハートルテはやっぱりホテルザッハーかデーメルでしょう。
でもザッハートルテがウィーンで一番おいしいケーキというわけではありません。
ザッハートルテと並んでウィーンで人気のある定番トルテのひとつとしてはApfelstrudel (アプフェルシュトゥルーデル)も外せません。
場所によって味が結構違うApfelstrudelはいわゆるアップルパイで、日本の団体ツアーの食事のデザートでもよく登場します。
このApfelstrudelがどのように作られるか手軽に見ることができます。
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"Strudelshow"と名付けられたこのユニークなShowはシェーンブルン宮殿の一角にあるカフェResidenzの地下で見ることができます。
このShowは毎11:00~16:00,基本的には毎時行われます。
1回のShowは約20分で、ドイツ語と英語で行われます。
アプフェルシュトゥルーデル(アップルパイ)をどのように、そしておいしく作るのかという実演が見られます。
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材料はあらかじめ用意されていて前に並べられていて、簡単な皆さんへの挨拶があった後、材料を紹介することから始まります。
置かれているのは生地、ひまわりの種からのオイル、リンゴの中身、シナモンと砂糖を混ぜたもの、乾しぶどう、バターと卵を混ぜたものです。
生地をどのように広げていくかということを説明しながら、このかたまりの生地を伸ばしていき、途中ピザを作る時のようなパフォーマンスも見せてくれます。
写真の彼女はひじを使っていますね。
ある程度大きくなった生地を特殊な回転する台の上でさらに弾力性を保ちながら薄くしていきます。
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どのくらい生地に弾力性があるかを見せてくれます。
また同時に生地がどのくらい薄くなっているかということも重要です。
ウィーンのApfelstrudelの生地は、生地の下に新聞を置いて、新聞の字が生地を通しても読めなければいけない・・・とよく言われます。
ここではまさにそのぐらに薄さであることを見せてくれます。
左の写真ではここのパンフレットを皆さんに見せています。
その後、右の写真のように中身を一番端っこ手前に細長く壁のように置きます。
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そのまま布をうまく使って中身を生地に巻いていきます。
最後に生地の上にバターを塗りますが、これが焼きあがった時に綺麗な色と香りを演出してくれます。
200℃のオーブンに入れて約20分です。
でも部屋には香りが充満するので、経験から時間を計る必要はなくなるということです。
ちなみにここで実際に作られたApfelstrudelは上にあるカフェResidenzで売られます。
アップルパイ生地の始まりはおそらくアラビアで、そこからエジプト、パレスチナ、トルコまでもたらされ、そこでのレシピが、コンスタンティノープルが占領され、1453年東ローマ帝国が崩壊した後、バルカン経由でウィーンに入って来たとされています。