昨日こちらの新聞に興味深い記事が出てました。
「オーストリアの100ユーロが、
他の国ではどのくらいの価値になるのか」
という統計です。
この統計は、STATISTIK AUSTRIAという国の機関の情報です。
下の表はユーロ圏が半分ですが、それ以外の地域も入っています。
ユーロ圏以外の国はユーロ換算して書かれています。
これは国際為替レートからではありません。
物価水準、人件費等から割り出された数値です。物価水準の目安になりますね。
これはドイツ語でLauch
(ラウフ)、ラテン語でAllium、日本語ではアリウムとも言われているZierpflanze
(ツィアープフランツェ) です。
一言でアリウムといっても、このように紫で丸いボールのような形をしたものはたくさんの種類があります。
Zierpflanze はいわゆる草花、
もしくは園芸植物であり、花、葉、実などを鑑賞するために栽培される草本で、こちらでは様々な園芸植物があります。
このアリウムはこちらでは公園や民家の庭、集合住宅の公共通りのわきなどによく植えられています。遠くから見てもハッキリ見分けられ、30cm~1mぐらいの高さになり、花の直径が5cm~20cmぐらいのものもあり、たいていまとまって植えられています。
ドイツ語でLauch はネギです。茎を見ると長ネギのようです。
ウィーンではというより、ヨーロッパでは昼間でもかなり多くの車がライトをつけて走っています。
特に高速道路はたいていの車がライトをつけて走っています。
こちらではライトをつけて走った方が安全につながる・・・と認識されています。
走っている本人には一見あまり意味がないように思えますが、ライトがついてる車を見ることによって注意を促せる・・・という考え方です。
オーストリアは何年も前に昼間でもライトをつけて走ることが法律化されました。
この時は真昼間でも街中で皆さんがライトをつけて走っていましたが、1年経ってから撤回されましたので現在では義務ではありません。
それでも習慣的に、(実際に法律化されたからではなくて)ライトをつけて走っている人は多いです。
特に曇りや雨の時には皆さん積極的にライトをつけて走っています。
実際に運転していると対向車のライト、ルームミラーから見える後続車のライトがとてもよく目立ちます。
ウィーンのカフェについて以前も少し触れましたが、ウィーンは100年以上営業している「伝統カフェ」がいくつもあります。
そんな伝統カフェのメニューにも、ウィンナーコーヒーという名称はなく、また単純に「コーヒー」という名称も見当たりません。
もちろん世界の色々な方が単純に「コーヒー」と注文するので、
ボーイさんは「どんなカフェがいいですか」と聞き返し、カフェの種類を色々と説明してくれる所もあります。
メランジェ(Melange)が地元では一番飲まれています。
コーヒーとミルクが1対1で、ミルクが泡立ててあるものです。
ウィーンでは旧市街から外側まで色々な所で石畳を見ることができます。
石畳のように道路舗装のようなものは、紀元前4000年頃メソポタミアでも確認されています。
またエジプト人なども物資を運び易くする為に使っていました。
古代ローマ時代に飛躍的に進歩したわけです。
近代的なアスファルトなどが登場する以前からヨーロッパでは石による道路舗装が行われていました。
ウィーンでは皇帝フェルディナント1世時代の16世紀ぐらいから本格的な道路舗装が行われたようです。
この写真は家のそばで、昔からのワイン製造農家がウィーンでは一番多く集まっている一角の路地で、たまたま石畳をこれからはめ込むという状態に通りかかりました。
これらの石はだいたい花崗岩が使われています。
よく家の周りを散歩するのですが、その時に道端で咲いていた、
ユリノキ(百合の木)です。
この木は市立公園にも植えられています。
ドイツ語ではTulpenbaum
(トゥルペンバウム)、ラテン語でLiriodendron tulipiferaです。
原産は北アメリカで
ヨーロッパでは公園や庭園にもよく見られます。
40mぐらいまで高くなるものもあり、日本では明治時代初期に入って来たそうです。
黄色のチューリップを思い起こさせる花が特徴で、比較的湿気があり、
水がよく抜ける地面が適しているそうです。見た感じは一瞬エキゾチックな雰囲気です。
この時期にかなり咲き始めているのがケシです。ケシも種類が多いのですが、これはこちらで定番のケシで日本ではヒナゲシ、ドイツ語では、Mohn(モーン),
ラテン語ではPapaver rhoeas
です。
ウィーンでは郊外の自然の野原とか、高速道路沿いなどに多く見られ、まとまって生えてる場合や、一本だけポツンと生えている場合と様々です。花の色は、紅、ピンク、白などがあり花径は、平均的に5~6cmです。
原産は南ヨーロッパで、日本では桃山時代に入って来たそうです。
ケシは催眠作用があるため昔は幼児を寝かしつけるのに使ったといいます。
「ウィーンによく見られるこの時期の花」として何気なく書き始めたのですが、結構好評を頂きましたので、特徴的な花が見られる限り、不定期に続けて行きたいと思います。
第7弾はニワトコです。ドイツ語で、Holunder (ホルンダー)、
ラテン語では、Sambucus nigra です。
ニワトコはヨーロッパ広域に見られ、標高1200mぐらいまで、3m~7mぐらいの高さになります。白い花が咲き終わると、黒っぽい実がなります。
ニワトコはヨーロッパでは重要な花のひとつで、新石器時代から人々はニワトコの実を集めていました。
また薬用植物としても知られ、乾いた花と実が呼吸気管系や熱に効くとされています。
またゲルマン民族からの習慣で、いわゆる悪霊を遠ざける意味もあり、
聖なる木としての意味もあります。
そのためか、かなりの民家の庭に植えられています。
もちろん街中の公園や大通り沿いなどにも見られます。
ウィーンによく見られるこの時期の花シリーズ第6弾は、ドイツ語でPfingstrose(プフィングストローゼ)、ラテン語でPaeonia suffruticosa、
日本語ではボタンです。
公園にも見られますが、普通の家の庭に特に多く見られます。
原産は中国で、当初は薬草として栽培されていたそうで、日本には奈良時代に入って来たようです。
以前このブログコーナーの 1月15日 「ウィーンの週末」で書きましたが、
こちらはまだまだ日曜、祝祭日はお店がほぼお休みです。
しかし、スーパーは意外と開いてるところがあるので、ウィーン観光で役立ちそうな情報でも書きましたが、ここにもまとめておきます。
この11カ所のうち、8か所はウィーン市で。3か所はウィーン国際空港です。
つい最近ウィーンの新聞で読んだ興味深い記事です。
車を使って休暇をするAuto-Urlaub(アウト・ウアラウプ)は人気がありますが、
地元オーストリア人が車を走らせて休暇をしたい国の統計です。
この統計はオーストリアのARBÖ (Auto-,Motor-,und Radfahrerbund Österreichs)
が行ったアンケートによるものです。
2013年 5月17日~5月20日まで、
Wiener Zitrustage (ヴィーナー ツィトルスターゲ、ウィーン柑橘類の日)という
柑橘類(オレンジやレモン)の見本市のようなものがシェーンブルン宮殿のオランジェリーで開かれています。
今年が13回目です。
国立オペラ座界隈の地下コンコースや、地下鉄の駅には
いくつものエスカレーターがあります。
何も気にしなければ、そのまま上り下りしてしまいそうですが、習慣では右側に立ち、
左側は空けておきます。
地下鉄の長いエスカレーターなどでもそうで、ほとんどの人が右側に立ち、左側は急ぐ人が歩いて行きます。
東京と逆ということになりますね。
ウィーンでも多く見られる花のひとつに、Rhododendoron
ロードデンドロン、(Rhododendoron ponticum),
日本ではシャクナゲがあります。
市立公園をリンクからシュトラウス像に向かって入っていくと
すぐに目立つ鮮やかな花が咲いています。シェーンブルン宮殿のオランジェリー庭園にもたくさん見られます。
今年の3月はおかしな天候で、
3月半ばから3週間ぐらい春から冬に逆戻りしたため、その時期の花の開花もずれ込みました。
でも5月も中旬になり、いつもの花がちゃんともうこの時期に咲いています。
これは、Robinie ロビーニエ、
(ラテン語 Robinia pseudoacacia)、
日本では、ニセアカシアです。
原産は北米で、日本には、明治5年に来たそうです。
ヨーロッパには多くあり、街路樹や公園に植えられ、25mぐらいまでの高さになるものもあります。ここちいい香りがします。
白い花のかたまりがいくつも見えるのが特徴で、花の後に、5つぶほどの豆が入った15cmぐらいの長さの鞘(さや)がぶらさがっているのが見えます。
4月終わりから5月上旬にかけて、シェーンブルン宮殿の正面
入り口から宮殿を見て、庭園左右に植えられている花は、
Rotdorn (Crataegus laevigata ‚Paul’s Scarlet‘ + Punicea + Punicea Flore Pleno) 、ドイツ語では、ロートドルン・・・日本語ではサンザシ(山査子)です。
とても美しいピンク色の花を咲かせ、マリアテレジアイエローとのコントラストも
印象的です。毎年この時期には、たくさんのお客様から「あの花はなんですか?」
という御質問があります。
注意して見ていると、公園や一般家庭の庭にもよく植えられています。
このGoldregen (Labumum anagyroides),ドイツ語で、
ゴルトレーゲン、日本では
キングサリ(キバナフジ)と呼ばれ、やはりこの時期ウィーンの街中や、ウィーンの森などに多く見られます。
原産はヨーロッパ南部と言われ、3~7mぐらいの高さになり、花が咲いていれば遠くからでもハッキリわかります。
この時期ウィーンに多く見られる花のひとつに、Rosskastanie (いわゆるマロニエ、
ラテン語では、
Aesculus hippocastanum) があり、ウィーンの街の街路樹ベスト3のひとつとです。
リンク道路周辺、シェーンブルン宮殿等に
多く見られます。
通常は、二等辺三角形状で、それぞれの三角形にいくつもの白い花が咲き、25mぐらいまでの高さになるのもあります。
1570年頃、コンスタンティノープル
(現トルコのイスタンブール)からウィーンにもたらされたとされています。